JP5819017B1 - 通信システム及び接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、携帯端末2の利用者が容易に無線LAN15へ接続できるようにする通信システム1等を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る接続方法は、第2サーバ4が、携帯端末2から無線LAN15への接続を要求された場合に、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法を送信し、第1サーバ3が、携帯端末2からアクセス方法による通信を受信した場合に、携帯端末が携帯電話網にローミングされていることを条件に、携帯端末2の識別情報を第2サーバ4に送信し、第2サーバ4が、第1サーバ3から携帯端末2の識別情報を受信した場合に、携帯端末2による無線LAN15への接続を許可するためのパスワードを有効化することを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び接続方法に関する。
近年、携帯電話網、無線LAN(Local Area Network)等、複数の種類の通信ネットワークへの接続機能を有する携帯端末が普及しつつある。例えば、このような携帯端末を利用する外国人が訪日し、日本を観光する場合、その外国人観光客は、日本の観光に関する情報を、高額な通信料金を支払う必要がある携帯電話網を使用せずに、無料の無線LANを用いて取得することができる。
例えば、非特許文献1〜2には、無料の無線LANに接続するためのアプリケーションを外国人観光客の携帯端末にダウンロードさせて本人認証することにより、その携帯端末を無線LANに接続可能にする方式が提案されている。
"Japan Connected Free Wi-Fi"、[online]、[平成27年3月18日検索]、インターネット<URL:http://www.ntt-bp.net/jcfw/ja.html> "TRAVEL JAPAN Wi-Fi"、[online]、[平成27年3月18日検索]、インターネット<URL:http://wi2.co.jp/tjw/english.html>
しかしながら、無料の無線LANに接続するためのアプリケーションをダウンロードして本人認証するためには複雑な操作が必要となり、外国人観光客は、無料の無線LANに接続するために多大な労力及び時間を必要とする場合があった。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、携帯端末の利用者が容易に無線LANへ接続できるようにする通信システム及び接続方法を提供することを目的とする。
本発明に係る接続方法は、携帯電話網と通信可能な第1サーバと、無線LANと通信可能であり且つ第1サーバと通信可能な第2サーバを有する通信システムにおける携帯端末による無線LANへの接続方法であって、第2サーバが、携帯端末から無線LANへの接続を要求された場合に、携帯端末に対して第1サーバへのアクセス方法を送信し、第1サーバが、携帯端末からアクセス方法による通信を受信した場合に、携帯端末が携帯電話網にローミングされていることを条件に、携帯端末の識別情報を第2サーバに送信し、第2サーバが、第1サーバから携帯端末の識別情報を受信した場合に、携帯端末による無線LANへの接続を許可するためのパスワードを有効化することを含む。
また、本発明に係る接続方法において、パスワードの有効化は、第2サーバが第1サーバを介してパスワードを携帯端末に送信することであることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、パスワードの有効化は、第2サーバが携帯端末にアクセス方法とともに送信したパスワードを有効化することであることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、アクセス方法は、携帯端末から第1サーバへの所定の電話番号による発信であることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、無線LANは複数存在し、複数の無線LAN毎に所定の電話番号が設定されていることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、アクセス方法は、携帯端末から第1サーバに対応した所定のURLへのアクセスであることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、無線LANは複数存在し、複数の無線LAN毎に所定のURLが設定されていることが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、アクセス方法による通信は、携帯端末が携帯電話網にローミングされている場合に限り、携帯端末から第1サーバに中継され、第1サーバは、携帯端末からアクセス方法による通信を受信した場合に、条件が満たされているとみなすことが好ましい。
また、本発明に係る接続方法において、通信システムは、携帯電話網にローミングされている携帯端末の識別情報を記憶する第3サーバをさらに有し、第1サーバが、携帯端末の識別情報が携帯電話網にローミングされている携帯端末の識別情報として第3サーバに記憶されているか否かによって、条件が満たされているか否かを判定することが好ましい。
本発明に係る通信システムは、携帯電話網と通信可能な第1サーバと、無線LANと通信可能であり且つ第1サーバと通信可能な第2サーバを有する通信システムであって、第2サーバは、携帯端末から無線LANへの接続を要求された場合に、携帯端末に対して第1サーバへのアクセス方法を携帯端末に送信する第2送信部と、第1サーバから携帯端末の識別情報を受信した場合に、携帯端末による無線LANへの接続を許可するためのパスワードを有効化する第2制御部と、を備え、第1サーバは、携帯端末からアクセス方法による通信を受信した場合に、携帯端末が携帯電話網にローミングされていることを条件に、携帯端末の識別情報を第2サーバに送信する第1送信部とを備える。
本発明に係る通信システム及び接続方法によれば、携帯端末の利用者は、容易に無線LANへ接続できるようになる。
また、携帯端末から第1サーバへのアクセス方法を所定の電話番号による発信とすることにより、発信者番号通知で通知される電話番号は詐称されえず、発信者本人のトレーサビリティが確保されるため、本人認証のセキュリティ性を保証することができる。
通信システム1の概略を説明するための模式図である。 通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。 第1サーバ3の概略構成の一例を示す図である。 (a)は第2サーバ4の概略構成の一例を示す図であり、(b)は認証情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 (a)は第3サーバ5の概略構成の一例を示す図であり、(b)はローミング管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 他の通信システム1の概略を説明するための模式図である。 他の通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 さらに他の通信システム1の概略を説明するための模式図である。 さらに他の通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 (a)〜(c)は、携帯端末2に表示される画面の一例を示す図である。 (a)、(b)は、携帯端末2に表示される画面の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、携帯端末2に表示される画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的な範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。通信システム1は、携帯端末2と、第1サーバ3と、第2サーバ4と、第3サーバ5と、認証サーバ6とを有する。
第1サーバ3は、携帯端末2と通話を行う音声自動応答サーバである。第2サーバ4は、携帯端末2のWiFi(Wireless Fidelity)等の無線LAN15の使用を管理するフロントエンドサーバであり、第1サーバ3と通信可能である。第3サーバ5は、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号を記憶するHLR(Home Location Register)であり、携帯電話網14内に配置される。交換機7は、多対多の電気通信において、伝送路間の接続を切り替え、通信回線を構成する通信機器であり、携帯電話網14内に配置される。認証サーバ6は、携帯端末2が無線LANへ接続するためのID及びパスワードを管理するサーバであり、無線LAN15内に配置される。
まず、携帯端末2は、第2サーバ4に無線LAN15への接続を要求する接続要求を送信する。第2サーバ4は、携帯端末2から無線LAN15への接続を要求された場合、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法を送信する(1)。第1実施形態では、第1サーバ3へのアクセス方法は、携帯端末2から第1サーバ3への所定の電話番号による発信である。所定の電話番号は、例えば無線LAN15への接続を要求するための特番である。特番とは、通常の電話番号とは用途が異なる特殊番号(例えば*1234)の電話番号である。なお、所定の電話番号は、例えばフリーダイヤル(登録商標)又はナビダイヤル(登録商標)でもよい。次に、携帯端末2は、第2サーバ4から受信した、第1サーバ3へのアクセス方法による通信、すなわち、第1サーバ3への特番による発信を行う(2)。
次に、交換機7は、携帯端末2から特番による発信を受けた場合、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かの判定を要求する判定要求を第3サーバ5に送信する。第3サーバ5は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを示す判定結果を交換機7に送信する(3)。交換機7は、第3サーバ5から受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを判定する。交換機7は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていると判定された場合、携帯端末2からの特番による発信を第1サーバ3に中継する(4)。第1サーバ3は、交換機7により中継された特番による発信を受けた場合、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているという条件が満たされているとみなし、携帯端末2の電話番号とともにパスワード生成要求を第2サーバ4に送信する(5)。このように、第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされていることを条件に、携帯端末2の電話番号とともにパスワード生成要求を第2サーバ4に送信する。
次に、第2サーバ4は、第1サーバ3から携帯端末2の電話番号及びパスワード生成要求を受信した場合、携帯端末2の電話番号に対応するパスワードを生成し、生成したパスワードを第1サーバ3に送信する(6)。
次に、第1サーバ3は、第2サーバ4から受信したパスワードを、交換機7を介して携帯端末2に音声で通知する(7)。このように、第1実施形態では、第2サーバ4は、無線LAN15への接続を許可するためのパスワードを、第1サーバ3を介して携帯端末2に送信することにより、携帯端末2による無線LAN15への接続を許可するためのパスワードを有効化する。
次に、携帯端末2は、携帯端末2の電話番号及び受信したパスワードとともに無線LAN15へのログイン要求を第2サーバ4に送信する(8)。
次に、第2サーバ4は、ログイン要求を受信した場合、電話番号及びパスワードを用いて携帯端末2を認証し、認証に成功した場合、その電話番号及びパスワードを認証サーバ6に登録する(9)。これにより、以後、携帯端末2は、認証サーバ6に登録された電話番号及びパスワードを用いて、無線LAN15に接続することができる。
上述のとおり、通信システム1は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていることを条件に、携帯端末2による無線LAN15への接続を許可する。携帯電話網14に国際ローミングしている携帯端末2は、第2サーバ4から通知された特番による発信を行うだけで、容易に無線LANを使用できるようになる。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明及び本明細書の開示範囲に含まれる。
図2は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
通信システム1は、携帯端末2と、第1サーバ3と、第2サーバ4とを有する。さらに、通信システム1は、携帯電話網14と、無線LAN15と、インターネット16と、第1通信ネットワーク17と、第2通信ネットワーク18と、第3通信ネットワーク19とを有する。携帯電話網14は、第3サーバ5と、交換機7と、第1ゲートウェイ9と、基地局12とを有する。無線LAN15は、認証サーバ6と、アクセスポイントコントローラ8と、第2ゲートウェイ10と、第3ゲートウェイ11と、アクセスポイント13とを有する。第1通信ネットワークは、通信を中継するネットワークであり、例えば電話回線網である。また、第2通信ネットワーク18及び第3通信ネットワーク19は、通信を中継するネットワークであり、例えばインターネット、イントラネット又は専用線等である。
第1サーバ3は、第1通信ネットワーク17を介して携帯電話網14と接続され、さらに、第1ゲートウェイ9及び交換機7を介して第3サーバ5に接続される。携帯端末2は、基地局12、交換機7、第1ゲートウェイ9及び第1通信ネットワーク17を介して第1サーバ3と接続される。
また、第2サーバ4は、第3通信ネットワーク19を介して無線LAN15と接続され、さらに、第2ゲートウェイ10及びアクセスポイントコントローラ8を介して認証サーバ6に接続される。アクセスポイント13は、携帯端末2と無線LAN通信方式に従った無線通信を行う。アクセスポイントコントローラ8は、アクセスポイント13を管理する。携帯端末2は、アクセスポイント13、アクセスポイントコントローラ8、第2ゲートウェイ10及び第3通信ネットワーク19を介して第2サーバ4と接続される。さらに、無線LAN15は、第3ゲートウェイ11を介してインターネット16と接続される。また、第1サーバ3は、第2通信ネットワーク18を介して第2サーバ4と接続される。
認証サーバ6は、例えば、Radiusサーバである。携帯端末2は、認証サーバ6に登録された識別情報及びパスワードを用いることにより、無線LAN15、第3ゲートウェイ11を介して、インターネット16に接続することができる。
図3は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2は、携帯電話通信機能及び無線LAN通信機能を有する通信装置であり、例えば、携帯電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、タブレットPC(Personal Computer)等である。携帯端末2は、無線LAN通信部21と、携帯電話通信部22と、端末記憶部23と、操作部24と、表示部25と、端末制御部27とを有する。
無線LAN通信部21は、主に、2.4GHz帯、5GHz帯等を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、アクセスポイント13との間でIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11規格の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。そして、無線LAN通信部21は、アクセスポイント13から受信したデータを端末制御部27に与える。また、無線LAN通信部21は、端末制御部27から与えられたデータを、アクセスポイント13に送信する。
携帯電話通信部22は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末2を携帯電話網14に接続する。携帯電話通信部22は、基地局12により割り当てられるチャネルを介して、基地局12との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局12との間で通信を行う。そして、携帯電話通信部22は、基地局12から受信したデータを端末制御部27に与える。また、携帯電話通信部22は、端末制御部27から供給されたデータを基地局12に送信する。
端末記憶部23は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。端末記憶部23は、端末制御部27での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部23にインストールされてもよい。
また、端末記憶部23は、データとして、アクセスポイント13のESSID(Extended Service Set Identifier)、携帯端末2の識別情報、画像データ等を記憶する。携帯端末2の識別情報は、例えば、携帯端末2の電話番号、端末毎に割り当てられた端末ID、SIM(Subscriber Identity Module)カードID等である。さらに、端末記憶部23は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部24は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。利用者は、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部24は、利用者により操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、利用者の指示として、端末制御部27に入力される。
表示部25も、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部25は、端末制御部27から供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
音声出力部26は、音声の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、スピーカー等である。音声出力部26は、端末制御部27から供給される音声データに応じた音声等を出力する。
端末制御部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。端末制御部27は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末制御部27は、携帯端末2の各種処理が端末記憶部23に記憶されているプログラム、操作部24の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、無線LAN通信部21、携帯電話通信部22、表示部25等の動作を制御する。端末制御部27は、端末記憶部23に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末制御部27は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
端末制御部27は、処理部271を有する。処理部271は、端末制御部27が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。なお、処理部271は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
図4は、第1サーバ3の概略構成の一例を示す図である。
第1サーバ3は、例えば、携帯端末2と通話を行う音声自動応答サーバである。第1サーバ3は、第1サーバ通信部31と、第1サーバ音声通信部32と、第1サーバ記憶部33と、第1サーバ制御部34とを備える。
第1サーバ通信部31は、第1サーバ3を第2通信ネットワーク18に接続するための通信インターフェース回路を備え、第2通信ネットワーク18との間で通信を行う。第1サーバ通信部31は、例えば、イーサネット(登録商標)等の有線LANのインターフェース回路を有し、第2通信ネットワーク18との間で有線通信を行う。第1サーバ通信部31は、第2サーバ4、第3サーバ5等から受信したデータを、第1サーバ制御部34に供給する。また、第1サーバ通信部31は、第1サーバ制御部34から供給されたデータを第2サーバ4、第3サーバ5等に送信する。
第1サーバ音声通信部32は、第1サーバ3を第1通信ネットワーク17に接続し、電話回線を利用した通信を行うための通信インターフェース回路を有し、第1サーバ3を、第1通信ネットワーク17を介して携帯電話網14に接続する。第1サーバ音声通信部32は、携帯電話網14を介して携帯端末2から受信したデータを、第1サーバ制御部34に供給する。また、第1サーバ音声通信部32は、第1サーバ制御部34から供給されたデータを、携帯電話網14を介して携帯端末2等に送信する。
第1サーバ記憶部33は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。第1サーバ記憶部33は、第1サーバ制御部34での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第1サーバ記憶部33にインストールされてもよい。
また、第1サーバ記憶部33は、データとして、携帯端末2が各無線LAN15の使用を要求する際に発信する、携帯電話網14内の特番を記憶する。さらに、第1サーバ記憶部33は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
第1サーバ制御部34は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第1サーバ制御部34は、第1サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第1サーバ制御部34は、第1サーバ3の各種処理が第1サーバ記憶部33に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、第1サーバ通信部31、第1サーバ音声通信部32等の動作を制御する。第1サーバ制御部34は、第1サーバ記憶部33に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、第1サーバ制御部34は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
第1サーバ制御部34は、第1制御部341及び第1送信部342を有する。第1サーバ制御部34が有するこれらの各部は、第1サーバ制御部34が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、第1サーバ制御部34が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第1サーバ制御部34に実装されてもよい。
図5(a)は、第2サーバ4の概略構成の一例を示す図である。
第2サーバ4は、例えば、携帯端末2の無線LAN15への接続を管理するフロントエンドサーバである。第2サーバ4は、第2サーバ通信部41と、第2サーバ記憶部42と、第2サーバ制御部43とを備える。
第2サーバ通信部41は、第2サーバ4を、第2通信ネットワーク18に接続するための通信インターフェース回路を備え、第2通信ネットワーク18との間で通信を行う。さらに、第2サーバ通信部41は、第2サーバ4を、第3通信ネットワーク19に接続するための通信インターフェース回路を備え、第3通信ネットワーク19との間で通信を行う。第2サーバ通信部41は、携帯端末2等から受信したデータを、第2サーバ制御部43に供給する。また、第2サーバ通信部41は、第2サーバ制御部43から供給されたデータを携帯端末2等に送信する。
第2サーバ記憶部42は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。第2サーバ記憶部42は、第2サーバ制御部43での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第2サーバ記憶部42にインストールされてもよい。
また、第2サーバ記憶部42は、データとして、認証情報テーブル(図5(b))等を記憶する。また、第2サーバ記憶部42は、データとして、無線LAN15への接続を要求するための携帯電話網14内の特番を記憶する。さらに、第2サーバ記憶部42は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図5(b)は、認証情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
認証情報テーブルは、無線LAN15への接続を要求している携帯端末2の国番号、各国内番号及びパスワード等を一時的に記憶する。国番号は、国際電話をかける際に必要となる国を識別するための数字である。また、各国内番号とは各国内で使用される電話番号とする。ここで、利用者が、様々な国出身であることが想定される。したがって、利用者の利用する各国の電話番号が重複せず一意に識別されるために、電話番号は、国番号に各国内番号を付け加えたものとする。なお、電話番号は、これに限定されず、利用者の利用する各国の電話番号が重複せず一意に識別されれば、どのような番号であってもよい。
第2サーバ制御部43は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第2サーバ制御部43は、第2サーバ4の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第2サーバ制御部43は、第2サーバ4の各種処理が第2サーバ記憶部42に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、第2サーバ通信部41等の動作を制御する。第2サーバ制御部43は、第2サーバ記憶部42に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、第2サーバ制御部43は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
第2サーバ制御部43は、第2送信部431及び第2制御部432を有する。第2サーバ制御部43が有するこれらの各部は、第2サーバ制御部43が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、第2サーバ制御部43が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第2サーバ制御部43に実装されてもよい。
図6(a)は、第3サーバ5の概略構成の一例を示す図である。
第3サーバ5は、例えば、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末の電話番号を記憶するHLRである。第3サーバ5は、第3サーバ通信部51と、第3サーバ記憶部52と、第3サーバ制御部53とを備える。
第3サーバ通信部51は、第3サーバ5を交換機7に接続するための通信インターフェース回路を備え、交換機7を介して第1サーバ3との間で通信を行う。第3サーバ通信部51は、第1サーバ3等から受信したデータを、第3サーバ制御部53に供給する。また、第3サーバ通信部51は、第3サーバ制御部53から供給されたデータを、第1サーバ3等に送信する。
第3サーバ記憶部52は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。第3サーバ記憶部52は、第3サーバ制御部53での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第3サーバ記憶部52にインストールされてもよい。また、第3サーバ記憶部52は、データとして、ローミング管理テーブル(図6(b))等を記憶する。さらに、第3サーバ記憶部52は、データとして、携帯電話網14の加入者の電話番号等を記憶する。さらに、第3サーバ記憶部52は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図6(b)は、ローミング管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
ローミング管理テーブルは、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末毎に、当該携帯端末の国番号、各国内番号、国際ローミング番号及び国際ローミングフラグ等を記憶する。国際ローミング番号は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされている場合に、携帯電話の着信処理のために一時的に割り当てられる電話番号である。国際ローミングフラグは、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを表すフラグである。すなわち、国際ローミングフラグは、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされている場合に「True」となり、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていない場合に「False」となるフラグである。
第3サーバ制御部53は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第3サーバ制御部53は、第3サーバ5の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第3サーバ制御部53は、第3サーバ5の各種処理が第3サーバ記憶部52に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、第3サーバ通信部51等の動作を制御する。第3サーバ制御部53は、第3サーバ記憶部52に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、第3サーバ制御部53は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
第3サーバ制御部53は、処理部531を有する。処理部531は、第3サーバ制御部53が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。なお、処理部531は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第3サーバ制御部53に実装されてもよい。
処理部531は、第3サーバ通信部51を介して携帯端末2から位置登録要求を受信すると、受信した位置登録要求に含まれる携帯端末2の電話番号を特定し、特定した電話番号が、第3サーバ記憶部52に記憶された加入者の電話番号に含まれるか否かを判定する。処理部531は、特定した電話番号が加入者の電話番号に含まれない場合、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングしていると判定し、ローミング管理テーブルに、携帯端末2の電話番号を登録し、国際ローミング番号を割り当て、国際ローミングフラグとして「True」を記憶する。
図7は、通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部23、第1サーバ記憶部33、第2サーバ記憶部42、及び第3サーバ記憶部52に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末制御部27、第1サーバ制御部34、第2サーバ制御部43、及び第3サーバ制御部53により、携帯端末2、第1サーバ3、第2サーバ4、及び第3サーバ5の各要素と協働して実行される。
まず、携帯端末2の処理部271は、操作部24を用いた利用者による指示に従って、携帯端末2が無線通信可能な無線LAN15に係るESSIDの一覧を示すESSID一覧画面を表示部25に表示する(ステップS100)。処理部271は、無線LAN15に配置された、携帯端末2と無線通信可能な各アクセスポイントが定期的に送信するビーコンフレームを無線LAN通信部21を介して受信し、受信した各ビーコンフレームに含まれる各ESSIDを一覧表示する。
次に、操作部24を用いて利用者により特定のESSIDが選択されると、処理部271は、選択されたESSIDに対応する無線LAN15への接続を要求する接続要求を無線LAN通信部21を介して、選択されたESSIDに対応するアクセスポイント13に送信する(ステップS101)。アクセスポイント13は、携帯端末2から接続要求を受信すると、受信した接続要求を第2サーバ4に転送する。
図12(a)は、ESSID一覧画面の一例を示す図である。
図12(a)に示すESSID一覧画面には、携帯端末2と無線通信可能な無線LAN15のESSIDとして「0000B-FREE」1200及び「0002B」1201が表示されている。利用者により「0000B-FREE」1200が選択されると、処理部271は、選択された「0000B-FREE」1200に対応する無線LAN15への接続を要求する接続要求を送信する。
第2サーバ4の第2送信部431は、第2サーバ通信部41を介して携帯端末2から接続要求を受信した場合、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法を送信する(ステップS102)。第2送信部431は、無線LAN15への接続を要求するための特番を第2サーバ記憶部42から読み出し、携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択すること及び読み出した特番により発信することをアクセス方法として指定する。
携帯端末2の処理部271は、無線LAN通信部21を介して第2サーバ4からアクセス方法を受信した場合、受信したアクセス方法を示すアクセス方法画面を表示部25に表示する(ステップS103)。
図12(b)は、アクセス方法画面の一例を示す図である。
図12(b)に示すアクセス方法画面には、パスワードを取得するための指示1210、携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択する指示1211、及び指定した特番に発信する指示1212が表示されている。これにより、第2サーバ4は、携帯端末2の利用者に、まず携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択し、指定した特番に発信することを指示する。
処理部271は、操作部24を用いた利用者による指示に従って、ローミング先のネットワークを選択するためのネットワーク選択画面を表示する。処理部271は、利用者により操作部24を用いてネットワーク選択画面内で特定のネットワークが選択されると、処理部271は、選択されたネットワークをローミング先のネットワークとして設定する(ステップS104)。
図12(c)は、ネットワーク選択画面の一例を示す図である。
図12(c)に示すネットワーク選択画面には、携帯端末2の事業者が国際ローミングに係る事業提携を行っている事業者の携帯電話網の一覧が選択可能に表示される。利用者により操作部24を用いて、表示された携帯電話網の内の一つにチェックマーク1220が付けられると、その携帯電話網がローミング先のネットワークとして設定される。
次に、携帯端末2の利用者により操作部24を用いて特番による発信が指示されると、処理部271は、第2サーバ4により指定されたアクセス方法による通信として、携帯電話通信部22を介して第1サーバ3へ特番による発信を行う(ステップS105)。この発信は、ローミング先のネットワークとして設定された携帯電話網14に向けて行われる。
交換機7は、携帯端末2から特番による発信を受けた場合、発信者番号通知により携帯端末2の電話番号を取得する。次に、交換機7は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かの判定を要求する判定要求を第3サーバ5に送信する(ステップS106)。判定要求には、携帯端末2の電話番号が含まれる。
次に、第3サーバ5の処理部531は、第3サーバ通信部51を介して交換機7から判定要求を受信すると、判定要求に含まれる携帯端末2の電話番号を抽出する。処理部531は、ローミング管理テーブルにおいて携帯端末2の電話番号に対応する国際ローミングフラグが「True」であるか否かにより、携帯端末2の電話番号が携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを判定する(ステップS107)。次に、処理部531は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを示す判定結果を第3サーバ通信部51を介して交換機7に送信する(ステップS108)。
交換機7は、第3サーバ5から判定結果を受信すると、受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否か判定する。交換機7は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されている場合、携帯端末2が携帯電話網に国際ローミングされていると判定する。一方、交換機7は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されていない場合、携帯端末2は携帯電話網14の事業者と契約している加入者の携帯端末であり、国際ローミングされていないと判定する。発信者番号通知で通知される電話番号は詐称されえず、発信者本人のトレーサビリティが確保されるため、本人認証のセキュリティ性は保証される。
携帯端末2が国際ローミングされていないと判定された場合、交換機7は、携帯端末2が国際ローミングされていない旨を第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2に音声で通知する。携帯端末2の処理部271は、携帯端末2が国際ローミングされていない旨を携帯電話通信部22を介して交換機7から受信すると、その旨を音声出力部26に音声で出力する。
一方、携帯端末2が国際ローミングされていると判定された場合、交換機7は、携帯端末2からの特番による発信を第1サーバに中継する(ステップS109)。すなわち、携帯端末2が国際ローミングされていると判定された場合に限り、交換機7は、携帯端末2からの特番による発信を第1サーバに中継する。第1サーバ3の第1制御部341は、第1サーバ音声通信部32を介して交換機7により中継された特番による発信を受けた場合、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているという条件が満たされているとみなし、携帯端末2の電話番号とともにパスワード生成要求を第1サーバ通信部31を介して第2サーバ4に送信する(ステップS110)。
第2サーバ4の第2制御部432は、第2サーバ通信部41を介して第1サーバ3から携帯端末2の電話番号及びパスワード生成要求を受信すると、携帯端末2の電話番号に対応するパスワードを生成する(ステップS111)。次に、第2制御部432は、携帯端末2の電話番号及び生成したパスワードを認証情報テーブルに記憶する(ステップS112)。次に、第2制御部432は、生成したパスワードを第2サーバ通信部41を介して第1サーバ3に送信する(ステップS113)。
第1サーバ3の第1送信部342は、第1サーバ通信部31を介して第2サーバ4からパスワードを受信すると、受信したパスワードを、第1サーバ音声通信部32及び交換機7を介して携帯端末2に音声で通知する(ステップS114)。携帯端末2の処理部271は、通知されたパスワードを音声出力部26に音声で出力する。このように、第2サーバ4は、無線LAN15への接続を許可するためのパスワードを第1サーバ3を介して携帯端末2に送信することにより、携帯端末2による無線LAN15への接続を許可するためのパスワードを有効化する。
次に、携帯端末2は、操作部24を用いた利用者による操作に従って、携帯端末2の電話番号及び受信したパスワードとともに無線LAN15へのログイン要求を無線LAN通信部21を介して第2サーバ4に送信する(ステップS115)。
第2サーバ4の第2送信部431は、第2サーバ通信部41を介して携帯端末2から電話番号、パスワード及びログイン要求を受信すると、受信した電話番号及びパスワードと認証情報テーブルに記憶した電話番号及びパスワードとが一致するか否かに基づいて携帯端末2を認証する(ステップS116)。第2制御部432は、携帯端末2の認証に成功すると、認証に成功した電話番号及びパスワードの登録要求を第2サーバ通信部41を介して認証サーバ6に送信する(ステップS117)。また、第2制御部432は、その電話番号及びパスワードを認証情報テーブルから削除する。認証サーバ6は、電話番号及びパスワードの登録要求を第2サーバ4から受信すると、その電話番号及びパスワードを登録し、所定期間(例えば、二週間)有効化する。
認証サーバ6において電話番号及びパスワードが有効化されている間、携帯端末2は、携帯端末2の電話番号及びパスワードを用いて、インターネット16に接続することができる。
以上説明してきたように、通信システム1は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされている場合に無線LAN15への接続を許可するため、携帯電話網14に国際ローミングしている携帯端末2の利用者は、第2サーバ4から通知された特番による発信を行うだけで、容易に無線LAN15を使用できるようになる。
また、無線LAN15への接続を所望する利用者は、携帯電話網14に優先的に国際ローミングを行うため、携帯電話網14の事業者は、国際ローミングの利用者を増大させることが可能となる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。第2実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。
まず、携帯端末2は、第2サーバ4に接続要求を送信し、第2サーバ4からの携帯端末2の電話番号の取得要求に応じて、携帯端末2の電話番号を第2サーバに送信する(1)。第2サーバ4は、受信した電話番号に対応するパスワードを生成し、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法とともに、受信した電話番号及び生成したパスワードを送信する(2)。第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第1サーバ3へのアクセス方法は、携帯端末2から第1サーバ3への特番による発信である。次に、携帯端末2は、第1サーバ3への特番による発信を行う(3)。
次に、交換機7は、携帯端末2から特番による発信を受けた場合、判定要求を第3サーバ5に送信し、第3サーバ5は、判定結果を第1サーバ3に送信する(4)。交換機7は、第3サーバ5から受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを判定する。交換機7は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていると判定された場合、携帯端末2からの特番による発信を第1サーバ3に中継する(5)。
次に、第1サーバ3は、交換機7により中継された特番による発信を受けた場合、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているという条件が満たされているとみなし、携帯端末2の電話番号とともに、その電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ4に送信する(6)。
第2サーバ4は、第1サーバ3から、携帯端末2の電話番号及び照合要求を受信した場合、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号とを照合する。第2サーバ4は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致し、電話番号の照合に成功した場合、その電話番号及び携帯端末2にアクセス方法とともに送信したパスワードを認証サーバ6に登録し、パスワードを有効化する(7)。次に、第2サーバ4は、電話番号の照合結果を第1サーバ3に送信する(8)。
次に、第1サーバ3は、電話番号の照合結果を、交換機7を介して携帯端末2に音声通知する(9)。第1サーバ3は、電話番号の照合に成功した場合、携帯端末2に送信していたパスワードを有効化した旨を携帯端末2に音声通知する。これにより、以後、携帯端末2は、認証サーバ6に登録された電話番号及びパスワードを用いて、無線LAN15に接続することができる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、携帯電話網に国際ローミングしている携帯端末2は、第2サーバ4から通知された特番に対して通話するだけで、容易に無線LAN15を使用することができるようになる。
図9は、第2実施形態における通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部23、第1サーバ記憶部33、第2サーバ記憶部42、及び第3サーバ記憶部52に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末制御部27、第1サーバ制御部34、第2サーバ制御部43、及び第3サーバ制御部53により、携帯端末2、第1サーバ3、第2サーバ4、及び第3サーバ5の各要素と協働して実行される。
図9のステップS200〜201、S209〜214は、図7のステップS100〜101、S104〜109と同様であるため、説明を省略し、以下では、ステップS202〜S208、S215〜S219について説明する。
第2サーバ4の第2送信部431は、第2サーバ通信部41を介して携帯端末2から接続要求を受信した場合、携帯端末2の電話番号の取得要求を第2サーバ通信部41を介して携帯端末2に送信する(ステップS202)。なお、第2送信部431は、利用者に携帯端末2の電話番号を入力させるための電話番号入力画面を表示するためのデータを、電話番号の取得要求として送信してもよい。
携帯端末2の処理部271は、無線LAN通信部21を介して第2サーバ4から電話番号の取得要求を受信した場合、電話番号入力画面を表示部25に表示する(ステップS203)。操作部24を用いて利用者により電話番号が入力されると、処理部271は、入力された電話番号を、無線LAN通信部21を介して第2サーバ4に送信する(ステップS204)。
図13(a)は、電話番号入力画面の一例を示す図である。
図13(a)では、電話番号入力フォーム1300及びID/パスワード取得ボタン1301が表示されている。操作部24を用いて利用者により、電話番号入力フォーム1300に電話番号が入力され、ID/パスワード取得ボタン1301が押下されると、入力された電話番号が第2サーバ4に送信される。
第2サーバ4の第2制御部432は、第2サーバ通信部41を介して、携帯端末2から電話番号を受信すると、受信した電話番号に対応するパスワードを生成する(ステップS205)。次に、第2制御部432は、電話番号及びパスワードを認証情報テーブルに記憶する(ステップS206)。この電話番号は、携帯端末2の識別情報として用いられる。次に、第2送信部431は、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法とともに、受信した電話番号及び生成したパスワードを送信する(ステップS207)。第1サーバ3へのアクセス方法は、第1実施形態と同様である。
携帯端末2の処理部271は、無線LAN通信部21を介して第2サーバ4からアクセス方法を受信した場合、受信したアクセス方法を示すアクセス方法画面を表示部25に表示する(ステップS208)。
図13(b)は、アクセス方法画面の一例を示す図である。
図13(b)に示すアクセス方法画面には、パスワードを取得するための指示1310、携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択する指示1311、及び指定した特番に発信する指示1312が表示され、さらにID/パスワード1313として第2サーバ4から受信した電話番号及びパスワードが表示されている。これにより、携帯端末2の利用者は、利用可能なID/パスワードを認識することができる。
一方、ステップS215において、第1サーバ3の第1送信部342は、携帯端末2の電話番号とともに、その電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ通信部41を介して第2サーバ4に送信する(ステップS215)。
第2サーバ4の第2制御部432は、第2サーバ通信部41を介して第1サーバ3から電話番号及び照合要求を受信した場合、第1サーバ3から受信した電話番号と認証情報テーブルに記憶しておいた、携帯端末2から受信していた電話番号とを照合する(ステップS216)。
第2制御部432は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致し、電話番号の照合に成功した場合、その電話番号及び携帯端末2にアクセス方法とともに送信したパスワードの登録要求を第2サーバ通信部41を介して認証サーバ6に送信する(ステップS217)。また、第2制御部432は、その電話番号及びパスワードを認証情報テーブルから削除する。認証サーバ6は、電話番号及びパスワードの登録要求を第2サーバ4から受信すると、その電話番号及びパスワードを登録し、所定期間、有効化する。一方、第2制御部432は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致せず、電話番号の照合に失敗した場合、電話番号及びパスワードの登録を行わない。
次に、第2制御部432は、照合結果を第2サーバ通信部41を介して第1サーバ3に送信する(ステップS218)。第2制御部432は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致し、電話番号の照合に成功した場合、照合成功を示す照合結果を第1サーバ3に送信する。一方、第2制御部432は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致せず、電話番号の照合に失敗した場合、照合失敗を示す照合結果を第1サーバ3に送信する。
第1サーバ3の第1送信部342は、照合結果を第1サーバ通信部31を介して第2サーバ4から受信すると、照合結果を第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2に音声で通知する(ステップS219)。第1送信部342は、照合成功を示す照合結果を受信した場合、電話番号及びパスワードを有効化した旨を通知し、携帯端末2の処理部271は、その旨を音声出力部26に音声で出力する。一方、第1送信部342は、照合失敗を示す照合結果を受信した場合、発信した電話番号と入力された電話番号とが一致しない旨を通知し、携帯端末2の処理部271は、その旨を音声出力部26に音声で出力する。
以上説明してきたように、第2サーバ4が携帯端末2にアクセス方法とともにパスワードを送信しておき、後から有効化する場合も、携帯電話網14に国際ローミングしている携帯端末2の利用者は、第2サーバ4から通知された特番による発信を行うだけで、容易に無線LAN15を使用できるようになる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。第3実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。但し、第3実施形態における通信システム1では、第1サーバ3は、ウェブサーバ等の配信サーバである。
まず、携帯端末2は、第2サーバ4に接続要求を送信し、第2サーバ4からの携帯端末2の電話番号の取得要求に応じて、携帯端末2の電話番号を第2サーバに送信する(1)。第2サーバ4は、受信した電話番号に対応するパスワードを生成し、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法とともに、受信した電話番号及び生成したパスワードを送信する(2)。第3実施形態では、第1サーバ3へのアクセス方法は、携帯端末2から第1サーバ3に対応した所定のURLへのアクセスである。次に、携帯端末2は、アクセス方法に指定されたURLへアクセスし、第1サーバ3からの携帯端末2の電話番号の取得要求に応じて、携帯端末2の電話番号を第1サーバ3に送信する(3)。
次に、第1サーバ3は、携帯端末2からURLへのアクセスを受けた場合、判定要求を第3サーバ5に送信し、第3サーバ5は、判定結果を第1サーバ3に送信する(4)。第1サーバ3は、第1サーバ3から受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを判定する。第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていると判定された場合、携帯端末2の電話番号とともに、その電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ4に送信する(5)。このように、第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされていることを条件に、携帯端末2の電話番号とともにその電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ4に送信する。
第2サーバ4は、第1サーバ3から、携帯端末2の電話番号及び照合要求を受信した場合、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号とを照合する。第2サーバ4は、第1サーバ3から受信した携帯端末2の電話番号と、携帯端末2から受信していた電話番号が一致し、電話番号の照合に成功した場合、その電話番号及び携帯端末2にアクセス方法とともに送信したパスワードを認証サーバ6に登録し、パスワードを有効化する(6)。次に、第2サーバ4は、電話番号の照合結果を第1サーバ3に送信する(7)。
次に、第1サーバ3は、電話番号の照合結果を携帯端末2に送信する(8)。第1サーバ3は、電話番号の照合に成功した場合、携帯端末2に送信していたパスワードを有効化した旨を携帯端末2に送信する。これにより、以後、携帯端末2は、認証サーバ6に登録された電話番号及びパスワードを用いて、無線LAN15に接続することができる。
第3実施形態では、携帯電話網に国際ローミングしている携帯端末2は、第2サーバ4から通知されたURLにアクセスするだけで、容易に無線LAN15を使用することができるようになる。
上記したように、第3実施形態における通信システム1では、第1サーバ3は、ウェブサーバ等の配信サーバであり、携帯端末2からの所定のURLへのアクセスに応じて各種情報を送信する。なお、第3実施形態では、ウェブサーバ等の配信サーバを第1サーバの一例として説明するが、これに限定されるものではない。また、携帯端末の電話番号を携帯端末の識別情報の一例として説明するが、これに限定されるものではない。携帯端末の識別情報は、携帯端末をユニークに特定する情報であれば、どのような情報でもよく、例えば、携帯端末の識別情報は、端末ID、携帯端末のSIMカードID等でもよい。
また、第2サーバ4は、第2サーバ記憶部42に、データとして、無線LAN15への接続を要求するためのURLを記憶する。このURLは、第1サーバ3に対応しており、第1サーバ3にアクセスするためのアドレスを示している。
図11は、第3実施形態における通信システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部23、第1サーバ記憶部33、第2サーバ記憶部42、及び第3サーバ記憶部52に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末制御部27、第1サーバ制御部34、第2サーバ制御部43、及び第3サーバ制御部53により、携帯端末2、第1サーバ3、第2サーバ4、及び第3サーバ5の各要素と協働して実行される。
図11のステップS300〜S306、S309、S317〜S319は、それぞれ図9のステップS200〜S206、S209、S216〜S217と同様の動作シーケンスであるため、説明を省略し、以下では、ステップS307〜S308、S310〜S316、S320について説明する。
一方、ステップS307において、第2サーバ4の第2送信部431は、携帯端末2に対して第1サーバ3へのアクセス方法とともに、受信した電話番号及び生成したパスワードを送信する(ステップS307)。第2送信部431は、無線LAN15への接続を要求するためのURLを第2サーバ記憶部42から読み出し、携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択すること及び読み出したURLにアクセスすることをアクセス方法として指定する。
携帯端末2の処理部271は、無線LAN通信部21を介して第2サーバ4からアクセス方法を受信した場合、受信したアクセス方法を示すアクセス方法画面を表示部25に表示する(ステップS308)。
図14(a)は、アクセス方法画面の一例を示す図である。
図14(a)に示すアクセス方法画面には、パスワードを取得するための指示1400、携帯電話網14をローミング先のネットワークとして選択する指示1401、及び指定したURLにアクセスする指示1402が表示され、さらにID/パスワード1403として第2サーバ4から受信した電話番号及びパスワードが表示されている。
一方、ステップS310において、携帯端末2の利用者により操作部24を用いて、アクセス方法において指定されたURLへのアクセスが指示されると、処理部271は、第2サーバ4により指定されたアクセス方法による通信として、携帯電話通信部22を介して指定されたURLへのアクセスを行う(ステップS310)。このアクセスは、ローミング先のネットワークとして設定された携帯電話網14に向けて行われる。
第1サーバ3の第1制御部341は、第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2からのURLへのアクセスを受けた場合、携帯端末2の電話番号の取得を要求する電話番号要求を第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2に送信する(ステップS311)。携帯端末2の処理部271は、携帯電話通信部22を介して第1サーバ3から電話番号要求を受信すると、端末記憶部23から携帯端末2の電話番号を読み取り、読み取った電話番号を携帯電話通信部22を介して第1サーバ3に送信する(ステップS312)。
次に、第1サーバ3の第1制御部341は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かの判定を要求する判定要求を第3サーバ5に送信する(ステップS313)。判定要求には、携帯端末2の電話番号が含まれる。
次に、第3サーバ5の処理部531は、第3サーバ通信部51を介して第1サーバ3から判定要求を受信すると、判定要求に含まれる携帯端末2の電話番号を抽出する。処理部531は、ローミング管理テーブルにおいて携帯端末2の電話番号に対応する国際ローミングフラグが「True」であるか否かにより、携帯端末2の電話番号が携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを判定する(ステップS314)。次に、処理部531は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを示す判定結果を第3サーバ通信部51を介して第1サーバ3に送信する(ステップS315)。
第1サーバ3の第1制御部341は、第3サーバ5から判定結果を受信すると、受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否か判定する。第1制御部341は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されている場合、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていると判定する。一方、第1制御部341は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されていない場合、携帯端末2は携帯電話網14の事業者と契約している加入者の携帯端末であり、国際ローミングされていないと判定する。
携帯端末2が国際ローミングされていないと判定された場合、第1制御部341は、携帯端末2が国際ローミングされていない旨を第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2に送信する。携帯端末2の処理部271は、携帯端末2が国際ローミングされていない旨を携帯電話通信部22を介して第1サーバ3から受信すると、その旨(不図示)を表示部25に出力する。
一方、携帯端末2が国際ローミングされていると判定された場合、第1送信部342は、携帯端末2の電話番号とともに、その電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ通信部41を介して第2サーバ4に送信する(ステップS316)。この電話番号は、第2サーバ4によって照合され、認証サーバ6に登録される。
一方、ステップS320において、第1サーバ3の第1送信部342は、照合結果を第1サーバ通信部31を介して第2サーバ4から受信すると、照合結果を第1サーバ音声通信部32を介して携帯端末2に送信する(ステップS320)。携帯端末2の処理部271は、受信した照合結果を示す照合結果画面を表示部25に表示する。
図14(b)は、照合失敗時の照合結果画面の一例を示す図である。
図14(b)に示す照合結果画面には、読み取られた電話番号と入力された電話番号とが一致しなかった旨1410が表示されている。
図14(c)は、照合成功時の照合結果画面の一例を示す図である。
図14(c)に示す照合結果画面には、電話番号及びパスワードを有効化した旨1420が表示されている。
以上説明してきたように、第3実施形態では、携帯電話網14に国際ローミングしている携帯端末2の利用者は、第2サーバ4から通知されたURLへアクセスするだけで、容易に無線LAN15を使用できるようになる。
なお、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされていると判定されたときに、第2サーバ4が第1サーバ3を介して携帯端末2にパスワードを送信してもよい。
なお、第1〜第3実施形態では、無線LAN15が一つである例について説明したが、事業者が異なる複数の無線LANが存在し、複数の無線LAN毎に第2サーバ4及び認証サーバ6が配置されてもよい。その場合、第1、第2実施形態において、特番は、複数の無線LAN毎に異なるように設定される。第1サーバ3は、携帯端末から発信された特番に応じた第2サーバ4に携帯端末2の電話番号及びパスワード生成要求を送信する。また、第3実施形態において、URLは、複数の無線LAN毎に異なるように設定される。第1サーバ3は、携帯端末からアクセスされたURLに応じた第2サーバ4に携帯端末2の電話番号及びパスワード生成要求を送信する。これらにより、事業者が異なる複数の無線LANに対して、本発明を適用することが可能となり、各事業者は本発明を利用することができる。
また、認証サーバ6は、無線LAN15内に配置するのではなく、携帯電話網14内に配置してもよい。その場合、認証サーバ6は、第2通信ネットワーク18又は第3通信ネットワーク19と通信可能に配置される。第2サーバ4の第2制御部432は、電話番号及びパスワードの登録要求を第2通信ネットワーク18又は第3通信ネットワーク19を介して携帯電話網14内に配置された認証サーバ6に送信する。これにより、事業者が異なる複数の無線LANが存在する場合でも、各無線LANは、一つの認証サーバ6を共有でき、認証サーバに要するコストを低減することができる。
また、第1〜第3実施形態では、第1サーバ3は、携帯電話網14内に配置されていないものとしたが、携帯電話網14内に配置されてもよい。同様に、第2サーバ4は、無線LAN15内に配置されていないものとしたが、無線LAN15内に配置されてもよい。
また、第1〜第2実施形態では、交換機7が、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているか否かを判定したが、第1サーバ3が、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているか否かを判定してもよい。その場合、第1サーバ3は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かの判定を要求する判定要求を第3サーバ5に送信する。第3サーバ5は、携帯端末2の電話番号が、携帯電話網14に国際ローミングされている携帯端末2の電話番号として第3サーバ5に記憶されているか否かを示す判定結果を第1サーバ3に送信する。第1サーバ3は、第3サーバ5から受信した判定結果に基づいて、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを判定する。
なお、通信システム1において第3サーバ5を省略し、第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを第1サーバ3に記憶された情報に基づいて判定してもよい。その場合、第1サーバ3は、第1サーバ記憶部33に、携帯電話網14の事業者と契約している全ての加入者が利用する携帯端末の電話番号を記憶しておく。第1サーバ3の第1制御部341は、携帯端末2から取得した携帯端末2の電話番号が、第1サーバ記憶部33に記憶された加入者の電話番号に含まれるか否かを判定する。第1制御部341は、携帯端末2の電話番号が加入者の電話番号に含まれない場合、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングしていると判定し、携帯端末2の電話番号が加入者の電話番号に含まれる場合、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングしていないと判定する。
また、第3実施形態では、第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされていない場合でも携帯端末2からのURLへのアクセスを受けたが、第1サーバ3は、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされている場合に限り、携帯端末2からのURLへのアクセスを、中継サーバ(不図示)を介して受けてもよい。その場合、携帯端末2からのURLへのアクセスを受けた中継サーバが、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされているか否かを判定し、携帯端末2が携帯電話網14に国際ローミングされている場合、携帯端末2からのURLへのアクセスを第1サーバ3に中継する。第1サーバ3は、中継サーバにより中継されたURLへのアクセスを受けた場合、携帯端末2が携帯電話網14にローミングされているという条件が満たされているとみなし、携帯端末2の電話番号とともに、その電話番号の照合を要求する照合要求を第2サーバ4に送信する。
また、第1〜第3実施形態では、携帯端末2は、携帯電話網14に国際ローミングされている場合に、無線LAN15を使用可能になるものとしたが、国内ローミング(国内の事業者間のローミング)がされている場合にも、無線LAN15を使用可能になるものとしてもよい。その場合、携帯端末2は、国番号を含まない電話番号によって識別される。
また、端末制御部27、第1サーバ制御部34、第2サーバ制御部43、及び第3サーバ制御部53が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記憶された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 通信システム
2 携帯端末
3 第1サーバ
341 第1制御部
342 第1送信部
4 第2サーバ
431 第2送信部
432 第2制御部
5 第3サーバ

Claims (5)

  1. 携帯電話網と通信可能な第1サーバと、無線LANと通信可能であり且つ前記第1サーバと通信可能な第2サーバを有する通信システムにおける携帯端末による前記無線LANへの接続方法であって、
    前記第2サーバが、前記携帯端末から前記無線LANへの接続を要求された場合に、前記携帯端末に対して前記第1サーバへの所定の電話番号による発信をアクセス方法として送信し、
    前記アクセス方法による前記携帯端末からの発信が、前記携帯端末が前記携帯電話網にローミングされている場合に限って、前記携帯端末から前記第1サーバに中継され、
    前記第1サーバが、前記アクセス方法による前記携帯端末からの発信を受信した場合に、前記携帯端末が前記携帯電話網にローミングされているという条件が満たされているとみなし、前記携帯端末の識別情報を前記第2サーバに送信し、
    前記第2サーバが、前記第1サーバから前記携帯端末の識別情報を受信した場合に、前記携帯端末による前記無線LANへの接続を許可するためのパスワードを有効化する、
    ことを含むことを特徴とする接続方法。
  2. 前記パスワードの有効化は、前記第2サーバが前記第1サーバを介して前記パスワードを前記携帯端末に送信することである、請求項1に記載の接続方法。
  3. 前記パスワードの有効化は、前記第2サーバが前記携帯端末に前記アクセス方法とともに送信した前記パスワードを有効化することである、請求項1に記載の接続方法。
  4. 前記無線LANは複数存在し、前記複数の無線LAN毎に前記所定の電話番号が設定されている、請求項に記載の接続方法。
  5. 携帯電話網と通信可能な第1サーバと、無線LANと通信可能であり且つ前記第1サーバと通信可能な第2サーバを有する通信システムであって、
    前記第2サーバは、
    携帯端末から前記無線LANへの接続を要求された場合に、前記携帯端末に対して前記第1サーバへの所定の電話番号による発信をアクセス方法として前記携帯端末に送信する第2送信部と、
    前記第1サーバから前記携帯端末の識別情報を受信した場合に、前記携帯端末による前記無線LANへの接続を許可するためのパスワードを有効化する第2制御部と、を備え、
    前記第1サーバは、
    前記アクセス方法による前記携帯端末からの発信を受信した場合に、前記携帯端末が前記携帯電話網にローミングされているという条件が満たされているとみなし、前記携帯端末の識別情報を前記第2サーバに送信する第1送信部と、を備え
    前記アクセス方法による前記携帯端末からの発信が、前記携帯端末が前記携帯電話網にローミングされている場合に限って、前記携帯端末から前記第1サーバに中継される、
    ことを特徴とする通信システム。
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