JP5815908B1 - グラブバケット - Google Patents

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Abstract

【課題】水底面の荒掘作業と、荒掘後の凹凸部を平坦に均す均し作業とを1個のグラブバケットのみで行うことができ、また、荒掘作業から、凹凸部を平坦に均す均し作業に至る一連の作業を、短時間で能率よく行えるグラブバケットを提供する。【解決手段】上フレーム1、下フレーム2、バケットシェル4、およびロッド5などを備え、各バケットシェル4が、底壁17、前壁18、および後壁19を有するグラブバケットを対象とする。閉じ状態における各バケットシェル4の底壁17の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具Sを装着する。一対のバケットシェル4が閉じた状態において、均し具Sと一対の底壁17の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均す。これによれば、均し具Sがバケットシェル4の開閉動作の邪魔になることなく、水底面の荒掘作業を行える。また、均し具Sと一対の底壁17とで水底面を押圧して、荒掘後の水底面を均すことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、海底に堆積した泥土を浚渫する際に用いるグラブバケットに関し、なかでも、荒掘後の水底面を平坦に均すための均し具を備えているグラブバケットに関する。
この種のグラブバケットは、例えば特許文献1に開示されている。係る特許文献1では、左右一対のシェル(バケットシェル)と、これらシェルがヒンジで回動可能に軸支される下部フレームと、下部フレームの上方に位置して支持ロープが連結される上部フレームと、上部フレームとシェルとの間に設けられた左右一対のタイロッドなどで仕上掘削用グラブバケットを構成している。各シェルは、底面が略平板面に形成された底板と、一対のシェルの対向部分を除く底板の外周縁に設けられる囲い部を備えている。両シェルを閉じた状態にしたとき、各シェルの底板の底面が合わせて1つの略平坦面となるように形成されている。
特開2012−92560号公報
特許文献1の仕上掘削用グラブバケットでは、両シェルが開いた状態から、グラブバケットを上下操作しながらシェルを閉じ操作して、その爪部が水平に移動する水平掘削を行うことにより、荒掘後の水底面の凸状部分の泥土を掴んで削り、または近傍の凹部に泥土を移動させて、水底面を略平坦状に均すことができる。また、両シェルを閉じた状態にして水底に向かって降下させることにより、荒掘後の水底面の凸状部分を両シェルの底板で下方に押圧して、水底面を略平坦状に均すことができる。
しかし、仕上掘削の前工程として別途用意した粗掘用グラブバケットで粗掘作業(浚渫作業)を行う必要があるが、作業船が1隻の場合、粗掘作業後に粗掘用グラブバケットを仕上掘削用グラブバケットに交換する必要がある。このグラブバケットの交換作業は、グラブバケットを吊持する支持ロープ、および一対のシェルを開閉操作する開閉ロープを、粗掘用グラブバケットから仕上掘削用グラブバケットへと換装する必要があり、手間と時間がかかる。また、限られた作業船上に、2個のグラブバケットを保管するスペースを必要とし、この点でも不利がある。作業船を2隻用意すればこれらの不利を解消できるが、その分浚渫、あるいは掘削の作業コストが高くつく。
また、上記後者の均し作業のとき、堆積物が軟質な泥土などである場合には、特に問題は生じない。しかし、特許文献1の仕上掘削用グラブバケットでは、シェルで直接水底面を押圧するので、例えば軟質な泥土中に硬質の岩石が介在している場合、あるいは金属製の投棄物が介在している場合には、シェルが変形するおそれがある。底板が変形するとシェルに歪が生じて、両シェルを閉じた状態にしたとき、両シェルの対向部分に隙間ができ泥土を確実に掴むことができない。また、下部フレームとシェルの回動中心軸が非平行となり、両シェルをスムーズに開閉することができない。従って、両シェルを適正に開閉することができず、上記前者の均し作業を行うことができなくなる。なお、歪の生じたシェルの修理には、グラブバケットを分解したうえで、シェルを矯正、あるいは交換する必要があり、手間と時間がかかる。
本発明の目的は、水底面の荒掘作業と、荒掘後の凹凸部を平坦に均す均し作業とを1個のグラブバケットのみで行うことができるグラブバケットを提供することにある。
本発明の目的は、水底面の荒掘作業から、荒掘後の凹凸部を平坦に均す均し作業に至る一連の作業を、短時間で能率よく行えるグラブバケットを提供することにある。
本発明の目的は、均し対象の水底面に硬質の岩石が介在している場合であっても、均し具が変形するのを確実に防止でき、従って、水底面の状況に左右されることなく均し作業を的確に行えるグラブバケットを提供することにある。
本発明は、上フレーム1と、下フレーム2と、下フレーム2に設けたシェル軸3で開閉自在に軸支される左右一対のバケットシェル4と、上フレーム1とバケットシェル4とを連結する左右一対のロッド5を備え、各バケットシェル4は、掴み対象を掬い取る底壁17と、底壁17の前後に連続して形成される前壁18、および後壁19を有するグラブバケットを対象とする。閉じ状態における各バケットシェル4の底壁17の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具Sが装着されている。一対のバケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sと一対の底壁17の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均すことを特徴とする。なお、ここでいう「底壁17の掘削背面」とは、泥土の掬い取り時の掻込み口に臨む底壁17の内面の反対側、すなわち底壁17の外面側に臨む部分を意味する。
均し具Sは、押圧板32と、押圧板32の上面に固定される装着体33を備え、バケットシェル4を閉じた状態において、左右の押圧板32は水平姿勢に保持する。装着体33を底壁17の掘削背面に締結して、均し具Sをバケットシェル4に着脱自在に装着する。
各底壁17は、バケットシェル4を閉じた状態において、一対のバケットシェル4の閉合面Pに向かって下り傾斜している。一対のバケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sを、全閉状態における底壁17の外形線と、全開状態における底壁17の外形線と、底壁17の先端部の開閉軌跡Lで囲まれる領域F内に収まる状態で配置する。
押圧板32は、前後方向に長い長方形状に形成する。底壁17と、前壁18、および後壁19の外面に、閉合面Pに沿って連続する板状の掻込み爪23を固定する。バケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sの左右一対の押圧板32を、左右の掻込み爪23を間に挟む状態で水平姿勢に保持する。
装着体33は、複数の内ポスト35および外ポスト36を含む。内ポスト35および外ポスト36がバケットシェル4で受止められた状態で、バケットシェル4の底壁17に設けた第1ブラケット46と第2ブラケット47に、内ポスト35と外ポスト36を締結して、均し具Sをバケットシェル4に装着する。ロッド5の下端側をバケットシェル4のロッドブラケット15に連結する。均し具Sをバケットシェル4に装着した状態において、外ポスト36の上端に設けた受止板44を前記ロッドブラケット15で受け止める。
押圧板32を、同板32の上面に固定した第1補強リブ38と第2補強リブ39で補強する。第1補強リブ38は前後方向に隣接する内ポスト35・35の間に配置されて、押圧板32および内ポスト35に固定する。第2補強リブ39は内ポスト35と外ポスト36の間に配置されて、押圧板32と内外の両ポスト35・36に固定する。
各バケットシェル4は、底壁17、前壁18、および後壁19に連続する蓋壁20を備える。底壁17、前壁18、および後壁19の上縁を蓋壁20で塞いで、一対のバケットシェル4を密閉型のバケットシェルとして構成する。
本発明に係るグラブバケットにおいては、閉じ状態における各バケットシェル4の底壁17の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具Sを装着した。そして、一対のバケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sと一対の底壁17の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均すようにした。このように、均し具Sを底壁17の掘削背面に装着すると、均し具Sがバケットシェル4の開閉動作の邪魔になることなく、水底面の荒掘作業を行うことができる。また、荒掘後は、一対のバケットシェル4を閉じた状態にして、水底面を押圧することにより、均し具Sと底壁17の閉合部分とで、凹凸状の水底面を均すことができる。従って、水底面の荒掘作業と、荒掘後の水底面の凹凸部を平坦に均す均し作業とを1個のグラブバケットのみで行うことができる。また、均し具Sと荒掘用グラブバケットを換装する手間を省いて、荒掘後の均し作業を簡便に、しかも迅速に行うことができるので、荒掘作業から均し作業に至る一連の作業を短時間で能率よく行うことができる。
装着体33を底壁17の掘削背面に締結して、均し具Sをバケットシェル4に着脱自在に装着すると、均し作業を伴わない掘削作業などの場合には、均し具Sを分離することにより、グラブバケット全体の重量を軽量化して、バケットシェル4の開閉動作、およびグラブバケットの昇降動作を行う作業船のウインチの負担を軽減できる。また、均し作業中に均し具Sのメンテナンスが必要な場合には、新規の均し具Sに交換することで、均し作業を継続して行うことができる。均し具Sをバケットシェル4から分離した状態でメンテナンスを行えるので、グラブバケットの運用と同時に、均し具Sのメンテナンスを行うことも可能である。加えて、バケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sの左右の押圧板32が水平姿勢に保持されていると、グラブバケットを水底面に向かって降下させるだけで、押圧板32で押圧した部分の水底面を水平状に均すことができ、グラブバケットを水平方向に移動させるなど余分な操作を必要とせず、均し作業を簡便に行うことができる。
均し具Sは底壁17の掘削背面に配置するが、その配置位置に関して、全閉状態、および全閉状態における底壁17の外形線と、底壁17の先端部の開閉軌跡Lで囲まれる領域F内に収まる状態で配置することが好ましい。これは、均し具Sを先の領域F内に収まる状態で配置することにより、水底面の荒掘作業時に均し具Sが泥土に接触するのを確実に防止できるからである。詳しくは、前記領域F内の泥土は、バケットシェル4を全開状態にしたグラブバケットを水底面に着底させ、バケットシェル4を全開状態から全閉状態へと閉じ動作させたときに掬い取られてしまう。従って、均し具Sがバケットシェル4の開閉動作の邪魔になるのを防止しながら、水底面の荒掘作業を行うことができる。また、均し具Sを前記領域F内に配置することにより、泥土との接触による均し具Sの破損を防止できる。ちなみに、均し具Sの一部が先の領域Fの外に突出している場合、例えば均し具Sの一部が開閉軌跡Lよりも下側に突出した場合には、荒掘作業時に均し具Sが水底面の泥土に接触してしまう。そのため、バケットシェル4の閉じ動作に係る抵抗が増加して、作業船のウインチの負荷が増大し作業効率の低下を招く。また、均し具Sが破損するおそれもある。
バケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sの左右一対の押圧板32を、左右の掻込み爪23を間に挟む状態で水平姿勢に保持すると、泥土を掬い取る掻込み爪23の先端部分から押圧板32を遠ざけて、荒掘作業時に押圧板32が泥土に接触するのを確実に防止できる。なお、底壁17はバケットシェル4の閉合面Pに向かって下り傾斜しているので、底壁17の閉合部分、すなわち掻込み爪23の底面が傾斜面になっているが、均し具Sと底壁17の閉合部分が協同して荒掘後の水底面を均す際には、均し跡を概ね水平に均すことができる。
装着体33を複数の内ポスト35および外ポスト36などで構成し、これらの内外ポスト35・36を底壁17に固定した第1、第2のブラケット46・47に締結すると、均し具Sに作用する均し反力を、構造強度が大きなバケットシェル4に負担させることができる。また、外ポスト36の上端の受止板44をロッドブラケット15で受け止めることにより、外ポスト36に作用する均し反力を、構造強度が大きなロッドブラケット15に負担させることができる。従って、均し作業時に均し具Sが受ける水底面からの均し反力を、内外ポスト35・36および受止板44を介して、バケットシェル4で確実に受止めて、水底面の均し作業を的確に行うことができる。また、均し対象の水底面に硬質の岩石などが介在している場合であっても、均し具Sが変形するのを防止でき、水底面の状況に左右されることなく均し作業を的確に行える。加えて、水底面からの均し反力を、内外ポスト35・36および受止板44を介して分散した状態でバケットシェル4に伝えるので、均し具Sの一部に均し反力が集中して変形するのを防止しながら、水底面を確実に均すことができる。
押圧板32および内ポスト35に固定した第1補強リブ38と、押圧板32と内外の両ポスト35・36に固定した第2補強リブ39で押圧板32を補強すると、押圧板32の剛性を向上して、均し具Sに均し反力が作用したときに押圧板32が湾曲状に歪むのを防止できる。また、内ポスト35および外ポスト36を第1補強リブ38と第2補強リブ39で補強して、内外ポスト35・36が座屈変形するのを防止できる。従って、均し具S全体の構造強度を増強でき、均し対象の水底面に硬質の岩石などが介在している場合であっても、均し具が変形するのを確実に防止できる。
一対のバケットシェル4を密閉型のバケットシェルとして構成すると、バケットシェル4を閉じて泥土を掬い取ったのち、この状態のままグラブバケットを上下動させた場合でも、掬い取った泥土がバケットシェル4外に拡散するのを防止できる。これにより、一対のバケットシェル4内に泥土を掬い取った状態のままで均し作業を行うことができ、荒掘作業と、当該荒掘箇所の均し作業とを連続して行うことができる。従って、一連の荒掘作業をすべて終了させたのち均し作業を行う場合に比べて、荒掘作業から均し作業に至る一連の作業を短時間で能率よく行って、作業時間を大幅に短縮することができる。
本発明に係るグラブバケットの要部の縦断正面図である。 グラブバケットの正面図である。 バケットシェルの側面図である。 均し具の分解斜視図である。 均し具の平面図である。 バケットシェルに掘削爪を装着し、均し具を分離した状態を示す縦断正面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 本発明に係るグラブバケットを用いた浚渫作業工程を示す説明図である。
(実施例) 図1ないし図9は本発明に係るグラブバケットの実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2においてグラブバケットは、上フレーム1と、下フレーム2と、下フレーム2に設けたシェル軸3で開閉自在に軸支される左右一対のバケットシェル4と、上フレーム1とバケットシェル4とを連結する左右一対のロッド5などで構成される。上フレーム1は一対の昇降ロープ6で吊持されており、下フレーム2は一対の開閉ロープ7で吊持されている。昇降ロープ6および開閉ロープ7は、それぞれ図示していない作業船のクレーンブームを介して昇降用のウインチと、開閉用のウインチに巻込まれている。開閉ロープ7は、上フレーム1に設けた上シーブ群9と、下フレーム2に設けた下シーブ群10とに巻掛けられて、動滑車を構成している。
図1および図3に示すように、バケットシェル4は、縦断面が容器状に形成されるシェル本体12と、シェル本体12の内部の前後複数箇所に配置されるシェルフレーム13と、シェル本体12の上面の前後2個所に固定される開閉アーム14と、4対のロッドブラケット15などで構成される。両バケットシェル4・4は、各バケットシェル4に設けた開閉アーム14の上部どうしが先のシェル軸3で下フレーム2に連結されている。
シェル本体12は、バケットシェル4の底部を構成する底壁17と、底壁17の前後に連続して形成される前壁18、および後壁19と、底壁17、前壁18、および後壁19の上縁を塞ぐ蓋壁20を備える。蓋壁20は、底壁17に連続するく字状の隅壁21と、上壁22で構成される。底壁17、前壁18、後壁19、および上壁22の縁部が泥土の掻込み口を構成しており、一対のシェル本体12を閉じた状態においては、先の各壁17・18・19・21の縁部が閉合面Pにおいて接合する。図1に示す両バケットシェル4の閉じ姿勢において、底壁17は外凸状に湾曲しながら閉合面Pに向かって下り傾斜しており、上壁22は直線状に閉合面Pに向かって上り傾斜している。掻込み口近傍のシェル本体12を補強するために、底壁17と、前壁18、および後壁19の上下略中央よりも下側の外面に、閉合面Pに沿って連続する板状の掻込み爪23が固定されている。シェルフレーム13は、底壁17、隅壁21、および上壁22に溶接固定されて、これらの壁17・21・22を内面から支持している。シェルフレーム13の内縁はU状に湾曲させてある(図1参照)。
上記のように、底壁17、前壁18、および後壁19の上縁を蓋壁20で塞ぐことにより、一対のバケットシェル4・4が密閉型のバケットシェルとして構成されている。なお、密閉型のバケットシェルとは、閉合面Pにおいて接合した一対のバケットシェル4・4内の空間を気密状あるいは水密状に厳密に密閉できることを意味するものではなく、バケットシェル4内に掬い取った泥土が、運搬時に閉合面Pから流出するのを規制できる程度の密閉度合を意味する。
図2および図3に示すように、ロッド5は、ロッドフレーム26と、ロッドフレーム26の上端に形成される前後一対の上アーム27と、ロッドフレーム26の下端に形成される4個の下アーム28とで構成される。ロッド5は、上アーム27が上連結ピン29で上フレーム1に連結されており、下アーム28が下連結ピン30でロッドブラケット15に連結されている。
以上のように構成したグラブバケットにおいて、図2に示すように、閉じ状態における各バケットシェル4の底壁17の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具Sが装着されている。図4および図5に示すように均し具Sは、押圧板32と、押圧板32の上面に固定される装着体33を備えており、装着体33をバケットシェル4に締結することにより着脱自在に装着される。押圧板32は、前後方向に長い長方形状に形成されており、一群の水抜き孔34が開口されている。この水抜き孔34により、グラブバケットが水中を上下動する際に、押圧板32に作用する水の抵抗を逃がすようにしている。装着体33は、それぞれ5個の内ポスト35および外ポスト36を備えている。両ポスト35・36は、所定形状に切断加工された角パイプからなり、内ポスト35と外ポスト36は、押圧板32の前後5個所に、左右に対応する状態で固定されている。
装着体33は、押圧板32の側縁を保護するためのコ字状のバンパー体37を備えており、バンパー体37は、閉合面P側の辺部を除く押圧板32の周縁に溶接固定されている。バンパー体37は所定長さに切断された丸パイプからなるバンパー本体部37aと、バンパー本体部37aの前後端に固定したバンパー側枠部37bを備えており、押圧板32から食み出るバンパー本体部37aの食み出し量は、丸パイプの直径寸法の略半分である。また、押圧板32から食み出るバンパー側枠部37bの断面は、四半円弧状になっている。先の外ポスト36はバンパー本体部37aに溶接固定されており、バンパー体37を介して押圧板32の上面に固定されている。このように、バンパー体37を設けると、バンパー体37が固定された押圧板32の周縁を補強して、押圧板32の構造強度を増強できる。また、押圧板32の側縁に他物が接触するのをバンパー体37で阻止して、押圧板32が変形するのを防止できる。
図4に示すように、押圧板32は、同板32の上面に固定した第1補強リブ38と第2補強リブ39で補強されている。第1補強リブ38は帯板状に形成されており、前後方向に隣接する内ポスト35・35の間に配置されて、押圧板32および内ポスト35に溶接固定されている。また、第2補強リブ39は正面視がL字状に形成されており、内ポスト35と外ポスト36の間に配置されて、押圧板32、内外の両ポスト35・36、およびバンパー本体部37aに溶接固定されている。
上記のように、第1補強リブ38と第2補強リブ39で押圧板32を補強すると、押圧板32の剛性を向上して、均し具Sに均し反力が作用したときに押圧板32が湾曲状に歪むのを防止できる。また、内ポスト35、および外ポスト36が座屈変形するのを防止できる。従って、均し具S全体の構造強度を増強でき、均し対象の水底面に硬質の岩石が介在している場合であっても、均し具が変形するのを確実に防止できる。
また、押圧板32は、同板32の上面に固定した第3補強リブ40と第4補強リブ41でも補強されている。第3補強リブ40は帯板状に形成されており、隣り合う第2補強リブ39・39の間において、第1補強リブ38とバンパー本体部37aとの間に配置されて、押圧板32、第1補強リブ38、およびバンパー本体部37aに溶接固定されている。第4補強リブ41は三角板状に形成されており、内ポスト35および第3補強リブ40に対応して配置されて、押圧板32と内ポスト35、または押圧板32と第1補強リブ38に溶接固定されている。このように、第3補強リブ40と第4補強リブ41でも押圧板32を補強したので、さらに押圧板32の剛性を向上して均し具S全体の構造強度を増強できる。隣り合う外ポスト36・36の上端部どうしは、それぞれ角パイプからなる横桟42で連結されており、外ポスト36が前後方向に座屈変形するのを防止している。
図4に示すように、内ポスト35および外ポスト36の上端のそれぞれには、受止板43・44が固定されている。装着状態における均し具Sは、内ポスト35の受止板43が底壁17の外面で受止められ、外ポスト36の受止板44がロッドブラケット15で受け止められている。なお、5個の外ポスト36のうち前後中央位置の外ポスト36は、対応する位置にロッドブラケット15がないため、受止板44は省略されている。均し具Sは、内ポスト35および外ポスト36を、底壁17に設けた第1ブラケット46、および前後一対の第2ブラケット47に締結することにより、バケットシェル4に装着されている。
内ポスト35には、前後一対の第1連結片48が固定されている。図7に示すように、内ポスト35は、一対の第1連結片48の間に第1ブラケット46が位置する状態で、両者46・48に挿通したボルト50とナット51で底壁17に締結固定される。また、外ポスト36には、第2連結片49が固定されている。図8に示すように、前後一対の第2ブラケット47の間に第2連結片49が位置する状態で、両者47・49に挿通したボルト50とナット51で底壁17に締結固定される。これにより、図6に示すように均し具Sは、ボルト50およびナット51を締結し、あるいは締結を解除することにより、バケットシェル4に対して着脱できる。均し具Sをバケットシェル4に装着し、一対のバケットシェル4を閉じた状態においては、図1に示すように左右の押圧板32が水平姿勢に保持される。図5に示すように、均し具Sの前後方向の寸法は、掻込み爪23を含むバケットシェル4のそれと略同一に設定されている。
上記のように、装着体33を複数の内ポスト35および外ポスト36などで構成し、これらの内外ポスト35・36を底壁17に固定した第1、第2のブラケット46・47に締結すると、均し具Sに作用する均し反力を、構造強度が大きなバケットシェル4に負担させることができる。また、外ポスト36の上端の受止板44をロッドブラケット15で受け止めることにより、外ポスト36に作用する均し反力を、構造強度が大きなロッドブラケット15に負担させることができる。従って、均し作業時に均し具Sが受ける水底面からの均し反力を、内外ポスト35・36および受止板44を介して、バケットシェル4で確実に受止めて、水底面の均し作業を的確に行うことができる。また、均し対象の水底面に硬質の岩石などが介在している場合であっても、均し具Sが変形するのを防止でき、水底面の状況に左右されることなく均し作業を的確に行える。加えて、水底面からの均し反力を、内外ポスト35・36および受止板44を介して分散した状態でバケットシェル4に伝えるので、均し具Sの一部に均し反力が集中して変形するのを防止しながら、水底面を確実に均すことができる。
また、均し具Sをバケットシェル4に着脱自在に装着すると、均し作業を伴わない掘削作業などの場合には、均し具Sを分離することにより、グラブバケット全体の重量を軽量化して、バケットシェル4の開閉動作、およびグラブバケットの昇降動作を行う作業船のウインチの負担を軽減できる。また、均し作業中に均し具Sのメンテナンスが必要な場合には、新規の均し具Sに交換することで、均し作業を継続して行うことができる。均し具Sをバケットシェル4から分離した状態でメンテナンスを行えるので、グラブバケットの運用と同時に、均し具Sのメンテナンスを行うこともできる。加えて、バケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sの左右の押圧板32が水平姿勢に保持されるので、グラブバケットを水底面に向かって降下させるだけで、押圧板32で押圧した部分の水底面を水平に均すことができ、グラブバケットを水平方向に移動させるなど余分な操作を必要とせず、均し作業を簡便に行うことができる。
先に説明したように、均し具Sは底壁17の掘削背面に装着されているが、その配置位置は、図2に示すように、一対のバケットシェル4・4を閉じた状態にしたとき、均し具Sが、全閉状態における底壁17の外形線と、全開状態における底壁17の外形線と、底壁17の先端部の開閉軌跡Lで囲まれる領域F内に収まる状態で配置されている。前記領域F内の泥土は、バケットシェル4を全開状態にしたグラブバケットを水底面に着底させ、バケットシェル4を全開状態から全閉状態へと閉じ動作させたときに掬い取られてしまう。そのため、領域F内に収まる状態で均し具Sを配置することにより、荒掘作業時に均し具Sが泥土に接触するのを確実に防止できる。従って、均し具Sがバケットシェル4の開閉動作の邪魔になるのを防止しながら、水底面の荒掘作業を行うことができる。また、泥土との接触による均し具Sの破損を防止できる。
図2に示すように、バケットシェル4を閉じた状態においては、均し具Sの左右一対の押圧板32が、左右の掻込み爪23を間に挟む状態で水平姿勢に保持される。このように、左右一対の押圧板32を、左右の掻込み爪23を間に挟む状態で水平姿勢に保持することにより、泥土を掬い取る掻込み爪23の先端部分から押圧板32を遠ざけて、荒掘作業時に押圧板32が泥土に接触するのを確実に防止できる。閉合面Pどうしが閉合した状態の底壁17部分の掻込み爪23は扁平なV字状になっており、V字の両先端縁と、押圧板32の閉合面P側の長辺部の縁とが近接対向している(図1参照)。これにより、一対のバケットシェル4を閉じた状態において、グラブバケットを水底面に向かって降下させることにより、両押圧板32の底面と両掻込み爪23の底面とで、凹凸状の水底面を押圧できる。従って、均し具Sと掻込み爪23が固定される一対の底壁17の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均すことができる。
ここで、本実施例のグラブバケットを用いた荒掘作業、および均し作業の手順を図9を用いて説明する。まず、一対のバケットシェル4・4を開き姿勢にしてグラブバケットを水上に吊持した状態から、昇降および開閉用ウインチを同期させた状態でブレーキを解除し、両ロープ6・7を繰出してグラブバケットを降下させる。これにより、グラブバケットはバケットシェル4・4が開き姿勢の状態のまま水中へと降下する。降下するグラブバケットが、掘削対象の水底面に着底したとき、両ウインチのブレーキを作動させて両ロープ6・7の繰出しを停止する。これにて、バケットシェル4の掻込み爪23の先端が水底面に食い込んだ状態でグラブバケットが吊持される。(図9(a))。
次いで、開閉用ウインチを起動して開閉ロープ7を巻上げ操作する。これにより、下フレーム2が上方へ引上げられて、シェル軸3で連結された一対のバケットシェル4・4が閉じられ、先に説明した領域F部分の泥土がバケットシェル4内に掻込まれ、荒掘作業が行われる(図9(b))。このとき、底壁17の先端部の開閉軌跡Lは下凸状であるため、水底面にバケットシェル4の閉合面に向かって上り傾斜する凸部が形成される。
次いで、上記荒掘作業で形成された凸部を平坦状に均すための均し作業を行う。均し作業は、先の状態から昇降および開閉用ウインチを同期させた状態でブレーキを解除して、グラブバケットを水底に向かって降下させる(図9(c))。これにより、左右の押圧板32、および掻込み爪23とで水底面の凸部を押圧し、平坦状に均すことができる。なお、掻込み爪23で押圧した部分は、浅いV字状の凹みができるが、凹み深さは泥土の掘削深さに比べて僅かである。従って、均し跡を概ね水平に均すことができる。均し作業が終了した後は、昇降および開閉用ウインチを起動して両ロープ6・7を同期させた状態で巻上げ(図9(d))、さらにクレーンブームを回転させて土砂運搬船上でグラブバケットを吊持する。最後に開閉用ウインチのブレーキを解除してバケットシェル4を開き、掬い取った泥土を土砂運搬船に積載する。以降、次の掘削対象の位置へとクレーンブームを回転させ、次の荒掘作業に移行する。なお、グラブバケットによる荒掘、および均し作業は、まず荒掘作業をすべて完了させた後に、荒掘作業後の水底面の均し作業を行うようにしてもよい。
本実施例のグラブバケットでは、一対のバケットシェル4を密閉型のバケットシェルとして構成したので、バケットシェル4を閉じて泥土を掬い取ったのち、この状態のままグラブバケットを上下動させたとしても、掬い取った泥土がバケットシェル4の外に拡散するのを防止できる。従って、クレーンブームの位置を固定した状態のままで、荒掘作業と、荒掘後の均し作業とを連続して行うことができる。こうした作業手順によれば、一連の荒掘作業をすべて終了させたのち均し作業を行う場合に比べて、荒掘作業から均し作業に至る一連の作業を短時間で能率よく行って、作業時間を大幅に短縮することができる。
図6に示すように掻込み爪23には、底壁17および掻込み爪23を貫通する状態で、左右方向に3個の連結孔55が形成されている。この連結孔55は、水底面を掘下げる際に使用する掘削爪56を装着するためのものであり、連結孔55および掘削爪56に形成した連結孔55に対応する挿通孔にボルト57を挿通した状態でナット58をねじ込むことにより、バケットシェル4に掘削爪56を装着できる。各バケットシェル4の前後方向に4対の連結孔55が形成されており、掘削爪56を装着しないときには、図1に示すように各連結孔55にはプラグ59が装着してあり、連結孔55に泥土などが侵入して膠着するのを防いでいる。このように、バケットシェル4に掘削爪56を装着できるようにすると、軟質の泥土を荒掘し、あるいは均す作業以外に、硬質の水底面を掘下げる作業を行うことができるので、より汎用性に優れたグラブバケットとすることができる。なお、バケットシェル4に掘削爪56を装着する場合には、他物と接触して破損するのを防ぐため、バケットシェル4から均し具Sを分離することが好ましい。
以上のように、本実施例のグラブバケットにおいては、閉じ状態における各バケットシェル4の底壁17の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具Sを装着し、一対のバケットシェル4を閉じた状態において、均し具Sと一対の底壁17の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均すようにした。こうした均し具Sによれば、均し具Sがバケットシェル4の開閉動作の邪魔になることなく、水底面の荒掘作業を行うことができる。また、荒掘後は、一対のバケットシェル4を閉じた状態にして、水底面を押圧することにより、均し具Sと底壁17の閉合部分とで、凹凸状の水底面を均すことができる。従って、水底面の荒掘作業と、荒掘後の水底面の凹凸部を平坦に均す均し作業とを1個のグラブバケットのみで行うことができる。また、均し具Sと荒掘用グラブバケットを換装する手間を省いて、荒掘後の均し作業を簡便に、しかも迅速に行うことができるので、荒掘作業から均し作業にわたる一連の作業を短時間で能率よく行うことができる。
上記の実施例では、装着体33は柱状に形成したが、上面が底壁17の外形形状に合致する左右、あるいは前後に長いブロック状に形成してもよい。掻込み爪23の底面が水平になるように形成し、バケットシェル4を閉じた状態にしたとき、掻込み爪23の底面と、左右の押圧板32の底面とを面一状にすることができる。押圧板32は平板状以外に、波板状であってもよい。バケットシェル4は密閉型である必要はなく、シェル上面が開放されているオープン型のバケットシェルであってもよい。この場合には、水中での泥土の拡散を最小限にするため、一連の荒掘作業を完了させたのち均し作業を行うことが好ましい。
1 上フレーム
2 下フレーム
3 シェル軸
4 バケットシェル
5 ロッド
15 ロッドブラケット
17 底壁
18 前壁
19 後壁
20 蓋壁
23 掻込み爪
32 押圧板
33 装着体
35 内ポスト
36 外ポスト
38 第1補強リブ
39 第2補強リブ
44 受止板
46 第1ブラケット
47 第2ブラケット
F 領域
L 底壁の先端部の開閉軌跡
P 閉合面
S 均し具

Claims (7)

  1. 上フレーム(1)と、下フレーム(2)と、下フレーム(2)に設けたシェル軸(3)で開閉自在に軸支される左右一対のバケットシェル(4)と、上フレーム(1)とバケットシェル(4)とを連結する左右一対のロッド(5)を備え、
    各バケットシェル(4)は、掴み対象を掬い取る底壁(17)と、底壁(17)の前後に連続して形成される前壁(18)、および後壁(19)を有するグラブバケットであって、
    閉じ状態における各バケットシェル(4)の底壁(17)の掘削背面のそれぞれに、凹凸状の水底面を均す均し具(S)が装着されており、
    一対のバケットシェル(4)を閉じた状態において、均し具(S)と一対の底壁(17)の閉合部分が協同して、荒掘後の水底面を均すことを特徴とするグラブバケット。
  2. 均し具(S)は、押圧板(32)と、押圧板(32)の上面に固定される装着体(33)を備え、バケットシェル(4)を閉じた状態において、左右の押圧板(32)は水平姿勢に保持されており、
    装着体(33)を底壁(17)の掘削背面に締結して、均し具(S)がバケットシェル(4)に着脱自在に装着されている請求項1に記載のグラブバケット。
  3. 各底壁(17)は、バケットシェル(4)を閉じた状態において、一対のバケットシェル(4)の閉合面(P)に向かって下り傾斜しており、
    一対のバケットシェル(4)を閉じた状態において、均し具(S)が、全閉状態における底壁(17)の外形線と、全開状態における底壁(17)の外形線と、底壁(17)の先端部の開閉軌跡(L)で囲まれる領域(F)内に収まる状態で配置されている請求項1または2に記載のグラブバケット。
  4. 押圧板(32)は、前後方向に長い長方形状に形成されており、
    底壁(17)と、前壁(18)、および後壁(19)の外面に、閉合面(P)に沿って連続する板状の掻込み爪(23)が固定されており、
    バケットシェル(4)を閉じた状態において、均し具(S)の左右一対の押圧板(32)が、左右の掻込み爪(23)を間に挟む状態で水平姿勢に保持されている請求項2または3に記載のグラブバケット。
  5. ロッド(5)の下端側がバケットシェル(4)のロッドブラケット(15)に連結されており、
    装着体(33)は、押圧板(32)に固定した複数の内ポスト(35)および外ポスト(36)を含み、
    内ポスト(35)および外ポスト(36)は、バケットシェル(4)の底壁(17)に設けた第1ブラケット(46)と第2ブラケット(47)に締結されており、
    均し具(S)をバケットシェル(4)に装着した状態において、外ポスト(36)の上端に設けた受止板(44)が前記ロッドブラケット(15)で受け止められている請求項2から4のいずれかひとつに記載のグラブバケット。
  6. 押圧板(32)が、同板(32)の上面に固定した第1補強リブ(38)と第2補強リブ(39)で補強されており、
    第1補強リブ(38)は前後方向に隣接する内ポスト(35・35)の間に配置されて、押圧板(32)および内ポスト(35)に固定されており、
    第2補強リブ(39)は内ポスト(35)と外ポスト(36)の間に配置されて、押圧板(32)と内外の両ポスト(35・36)に固定されている請求項5に記載のグラブバケット。
  7. 各バケットシェル(4)は、底壁(17)、前壁(18)、および後壁(19)に連続する蓋壁(20)を備えており、
    底壁(17)、前壁(18)、および後壁(19)の上縁が蓋壁(20)で塞がれて、一対のバケットシェル(4)が密閉型のバケットシェルとして構成されている請求項1から6のいずれかひとつに記載のグラブバケット。
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