JP5808011B2 - ショートメッセージサービス用ゲートウエイシステム - Google Patents

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Description

本発明は、各携帯電話サービスを提供するキャリアの携帯電話端末と、ショートメッセージサービスを提供するプロバイダを利用するコンシューマとの間において、ショートメッセージを容易に送受できるようにするためのショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムに関する。
現在、携帯電話サービスを提供する各キャリアが提供する携帯電話端末は一般的にショートメッセージサービス(以下、“SMS(Short Massage Service)”と記載する場合がある。)機能を備えている。ここで、キャリアとは、自社で回線網などの通信設備を備えている第一種電気通信事業者に分類される通信事業者のことであり、NTTやKDDIなどがこれにあたる。また、SMSとは、同一キャリアによるサービス提供下にある携帯電話端末間で、電話番号を宛先として指定してメールを送信するサービスである。たとえば、NTT(docomo)はショートメールという名称のSMSを提供しており、KDDI(au)はCメールという名称のSMSを提供している。SMSのメールで送受信可能な文字は半角で100文字程度であり、メールアドレスを指定して送信する電子メール(Eメール)に比べて少ない。しかし、SMSのメールは、携帯電話の通話回線の制御チャンネルを使用してデータが送信されるものであるので、電子メール(Eメール)に比べてリアルタイム性に優れるとともに、相手がメールを受け取ったことを確認することが可能であるので、多数の国で既に実施されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−34928号公報
しかしながら、日本のショートメッセージサービス(SMS)は、上記した特許文献1にも記載されているように、各キャリア毎で独自の仕様(プロトコル)にて提供されているために、近年までは、個々のキャリアの携帯電話端末間においてのみショートメッセージを送受することが可能であって、他のキャリアの携帯電話端末とはショートメッセージを送受することができなかった。
このように、ショートメッセージサービス(SMS)の仕様(プロトコル)が各キャリア毎で異なることから、コンシューマ(顧客)に対してショートメッセージサービスを提供するショートメッセージサービスプロバイダは、各キャリアに対して、当該キャリアに対応した仕様(プロトコル)のショートメッセージを送信するための固有のゲートウエイを設置しなければならず、全てのキャリアの携帯電話端末とショートメッセージを容易に送受することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ショートメッセージサービスプロバイダが、各キャリアの携帯電話端末とコンシューマとの間において、ショートメッセージを容易に送受することができるようにするためのショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、
携帯電話端末を使用したショートメッセージサービスを提供する複数のキャリアに設置されたショートメッセージサービスサーバと、前記キャリアに属さないコンシューマ端末に対してキャリアの携帯電話端末とのショートメッセージの送受を可能とするサービスを提供する複数のプロバイダのそれぞれに設置されたプロバイダサーバと接続され、前記携帯電話端末と前記コンシューマ端末との間において送受されるショートメッセージを仲介するサーバコンピュータを含むショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記サーバコンピュータは、
各キャリアのショートメッセージサービスサーバを介して当該キャリアの携帯電話端末から送信される当該キャリア独自のキャリアプロトコルによるショートメッセージを、前記プロバイダとの間においてショートメッセージを送受するためのプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換する第1プロトコル変換処理と、前記プロバイダを通じて前記コンシューマ端末から送信されるショートメッセージの送信先となるキャリアを特定し、該特定したキャリアにて使用されている前記キャリアプロトコルに該プロバイダプロトコルのショートメッセージを変換する第2プロトコル変換処理とを実施するプロトコル変換手段と、
発信元携帯電話端末の電話番号と当該電話番号に無関連な仮想電話番号とを対応付けて記憶する仮想電話番号記憶手段と、
を備え
前記サーバコンピュータは、
前記第1プロトコル変換処理において、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる当該キャリアにおける発信元携帯電話端末の電話番号を仮想電話番号に置換し、
前記第2プロトコル変換処理において、前記プロバイダプロトコルのショートメッセージに含まれる仮想電話番号を、該仮想電話番号に対応付けて前記仮想電話番号記憶手段に記憶されている電話番号に置換し、
前記仮想電話番号記憶手段は、同一の電話番号に対して、各プロバイダ毎に個別の仮想電話番号を記憶し、
前記第1プロトコル変換処理または前記第2プロトコル変換処理において、各プロバイダに対応した仮想電話番号を使用して変換を実施する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、キャリアの携帯電話端末から送信される各キャリアプロトコルによるショートメッセージがプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換されて送信されるとともに、プロバイダを通じてコンシューマ端末から送信されるプロバイダプロトコルのショートメッセージが各キャリアプロトコルによるショートメッセージに変換されて送信されるようになるので、プロバイダは、各キャリアのキャリアプロトコルのショートメッセージに対応したゲートウエイを独自に設置することなく、本発明のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムに接続するだけで、各キャリアの携帯電話端末とショートメッセージを容易に送受することができる。
この特徴によれば、発信元携帯電話端末の電話番号をプロバイダや該プロバイダのコンシューマに把握されることなくショートメッセージを仲介することができるようになるため、例えば、ナンバーポータビリティにより電話番号の重要性が増大する中、例えば、日本国内の規制が及ばない海外のプロバイダによってこれら電話番号が取得されて、これらの電話番号が不正に使用されてしまうこと等を防止しつつ、コンシューマ側からもショートメッセージを送信(返信)することができる。
また、この特徴によれば、各プロバイダ毎に個別の仮想電話番号を記憶して使用するので、例え各プロバイダや各プロバイダのコンシューマから仮想電話番号が流出したとしても、これら各プロバイダにおいて使用している仮想電話番号を無効とし、その他のプロバイダにおいて使用している仮想電話番号は、そのまま使用できるので、これら仮想電話番号が流出に伴う被害を低減することができる。
本発明の手段1のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、
携帯電話端末を使用したショートメッセージサービスを提供する複数のキャリアに設置されたショートメッセージサービスサーバと、前記キャリアに属さないコンシューマ端末に対して各キャリアの携帯電話端末とのショートメッセージの送受を可能とするサービスを提供する複数のプロバイダのそれぞれに設置されたプロバイダサーバと接続され、前記携帯電話端末と前記コンシューマ端末との間において送受されるショートメッセージを仲介するサーバコンピュータを含むショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記サーバコンピュータは、
各キャリアのショートメッセージサービスサーバを介して当該キャリアの携帯電話端末から送信される当該キャリア独自のキャリアプロトコルによるショートメッセージを、前記プロバイダとの間においてショートメッセージを送受するためのプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換する第1プロトコル変換処理と、前記プロバイダを通じて前記コンシューマ端末から送信されるショートメッセージの送信先となるキャリアを特定し、該特定したキャリアにて使用されている前記キャリアプロトコルに該プロバイダプロトコルのショートメッセージを変換する第2プロトコル変換処理とを実施するプロトコル変換手段と、
発信元携帯電話端末の電話番号と当該電話番号に無関連な仮想電話番号とを対応付けて記憶する仮想電話番号記憶手段と、
を備え、
前記サーバコンピュータは、
前記第1プロトコル変換処理において、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる発信元携帯電話端末の電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号が前記仮想電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されていないときには該電話番号と仮想電話番号とを対応付けて前記仮想電話番号記憶手段に記憶するとともに、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる当該キャリアにおける発信元携帯電話端末の電話番号を仮想電話番号に置換し、
前記第2プロトコル変換処理において、前記プロバイダプロトコルのショートメッセージに含まれる仮想電話番号が、前記仮想電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されていないときにはエラーメッセージを返信し、記憶されているときには該仮想電話番号に対応付けて前記仮想電話番号記憶手段に記憶されている電話番号に置換する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、キャリアの携帯電話端末から送信される各キャリアプロトコルによるショートメッセージがプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換されて送信されるとともに、プロバイダを通じてコンシューマ端末から送信されるプロバイダプロトコルのショートメッセージが各キャリアプロトコルによるショートメッセージに変換されて送信されるようになるので、プロバイダは、各キャリアのキャリアプロトコルのショートメッセージに対応したゲートウエイを独自に設置することなく、本発明のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムに接続するだけで、各キャリアの携帯電話端末とショートメッセージを容易に送受することができる。
この特徴によれば、発信元携帯電話端末の電話番号をプロバイダや該プロバイダのコンシューマに把握されることなくショートメッセージを仲介することができるようになるため、例えば、ナンバーポータビリティにより電話番号の重要性が増大する中、例えば、日本国内の規制が及ばない海外のプロバイダによってこれら電話番号が取得されて、これらの電話番号が不正に使用されてしまうこと等を防止しつつ、コンシューマ側からもショートメッセージを送信(返信)することができる。
また、仮想電話番号が、仮想電話番号記憶手段に記憶されていないときには、第1プロトコル変換処理においては、仮想電話番号記憶手段に各キャリアの電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号とを記憶させるようにし、一方で、第2プロトコル変換処理においては、エラーメッセージを返信するため、例えば、送信元のコンシューマ端末に対して、送信先の電話番号が間違いである旨等のメッセージを含むエラーSMSを送信することができ、仮想電話番号記憶手段に仮想電話番号が記憶されていない場合の処理を第1プロトコル変換処理と、第2プロトコル変換処理とで異ならせることで各キャリアの携帯電話端末とコンシューマ端末との間でショートメッセージを容易に送受することができるができる。
本発明の手段2のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、
携帯電話端末を使用したショートメッセージサービスを提供する複数のキャリアに設置されたショートメッセージサービスサーバと、前記キャリアに属さないコンシューマ端末に対して各キャリアの携帯電話端末とのショートメッセージの送受を可能とするサービスを提供する複数のプロバイダのそれぞれに設置されたプロバイダサーバと接続され、前記携帯電話端末と前記コンシューマ端末との間において送受されるショートメッセージを仲介するサーバコンピュータを含むショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記サーバコンピュータは、
各キャリアのショートメッセージサービスサーバを介して当該キャリアの携帯電話端末から送信される当該キャリア独自のキャリアプロトコルによるショートメッセージを、前記プロバイダとの間においてショートメッセージを送受するためのプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換する第1プロトコル変換処理と、前記プロバイダを通じて前記コンシューマ端末から送信されるショートメッセージの送信先となるキャリアを特定し、該特定したキャリアにて使用されている前記キャリアプロトコルに該プロバイダプロトコルのショートメッセージを変換する第2プロトコル変換処理とを実施するプロトコル変換手段と、
前記第1プロトコル変換処理において、発信元携帯電話端末の電話番号を、当該電話番号に無関連な仮想電話番号への置換の実施・非実施を前記プロバイダごとに設定可能な設定手段と、
を備え、
前記サーバコンピュータは、
前記第1プロトコル変換処理において、前記設定手段に仮想電話番号への置換を実施すると設定されているプロバイダに対するショートメッセージのプロバイダプロトコルへの変換を行う場合には、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる当該キャリアにおける発信元携帯電話端末の電話番号を仮想電話番号に置換する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、キャリアの携帯電話端末から送信される各キャリアプロトコルによるショートメッセージがプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換されて送信されるとともに、プロバイダを通じてコンシューマ端末から送信されるプロバイダプロトコルのショートメッセージが各キャリアプロトコルによるショートメッセージに変換されて送信されるようになるので、プロバイダは、各キャリアのキャリアプロトコルのショートメッセージに対応したゲートウエイを独自に設置することなく、本発明のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムに接続するだけで、各キャリアの携帯電話端末とショートメッセージを容易に送受することができる。
この特徴によれば、個々のプロバイダ毎に仮想電話番号への置換の実施・非実施を設定できる。また、仮想電話番号への置換を実施する場合には、発信元携帯電話端末の電話番号をプロバイダや該プロバイダのコンシューマに把握されることなくショートメッセージを仲介することができるようになるため、例えば、ナンバーポータビリティにより電話番号の重要性が増大する中、例えば、日本国内の規制が及ばない海外のプロバイダによってこれら電話番号が取得されて、これらの電話番号が不正に使用されてしまうこと等を防止しつつ、コンシューマ側からもショートメッセージを送信(返信)することができる。
本発明の手段3のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、手段2に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記サーバコンピュータは、
発信元携帯電話端末の電話番号と仮想電話番号とを対応付けて記憶する仮想電話番号記憶手段を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、前記仮想電話番号記憶手段に各キャリアの電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号とを記憶しておくことができる。
また、本発明の手段1のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、
前記サーバコンピュータは、
前記第1プロトコル変換処理において、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる発信元携帯電話端末の電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号が前記仮想電話番号記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されていないときには該電話番号と仮想電話番号とを対応付けて前記仮想電話番号記憶手段に記憶する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、前記仮想電話番号記憶手段に各キャリアの電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号とを予め記憶しておく必要がなく、前記仮想電話番号記憶手段に記憶されるデータ容量を低減できるばかりか、これら電話番号と仮想電話番号とを記憶する手間を著しく省くこともできる。
本発明の請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記仮想電話番号記憶手段に記憶されている前記電話番号と仮想電話番号のうち、予め設定された消去条件が成立した電話番号と仮想電話番号の記憶を消去する消去手段を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、消去条件が成立した電話番号と仮想電話番号の記憶を消去するので、仮想電話番号記憶手段に記憶されるデータ容量を低減できる。
本発明の請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
前記サーバコンピュータは、
前記消去条件を前記プロバイダ毎に個別に設定可能とされている
ことを特徴としている。
この特徴によれば、各プロバイダによって営業形態等が異なるので、これらプロバイダによって営業形態に応じて消去条件を設定することが可能となるので、無駄に仮想電話番号記憶手段の記憶容量が消費されてしまうことを回避することができる。
本発明のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムが適用された実施例のSMSシステムの構成を示すシステム図である。 (a)は、実施例に用いたゲートウエイデータベースの構成を示す図であり、(b)は、プロバイダA社用のゲートウエイデータベースを示す図であり、(c)は、プロバイダB社用のゲートウエイデータベースを示す図であり、(d)は、消去条件テーブルを示す図である。 実施例に用いたプロトコル変換サーバにて実施されるプロトコル変換処理1の処理内容を示すフロー図である。 実施例に用いたプロトコル変換サーバにて実施されるプロトコル変換処理2の処理内容を示すフロー図である。 実施例のSMSシステムにおけるデータの流れを示す図である。 実施例に用いたデータ管理サーバにて実施されるゲートウエイデータベース更新処理の処理内容を示す図である。
本発明に係るショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。尚、以下の実施例においては、ショートメッセージの呼称としてSMSを使用する。
図1は、本発明のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムを適用した本実施例のショートメッセージシステムの構成を示すシステム図である。ショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムは、SMSゲートウェイサービスセンタに設置された、プロトコル変換サーバ1と、ゲートウエイデータベース(GW−DB)を有するデータ管理サーバ2とから構成されていて、SMSゲートウェイサービスセンタには、携帯電話サービスを提供する第一種通信事業者であるキャリアA社、キャリアB社、キャリアC社が接続されているとともに、いずれのキャリアに属さないコンシューマ端末7に対して各キャリアの携帯電話端末5(5a,5b,5c)とのショートメッセージの送受を可能とするサービスを提供するSMSプロバイダA〜Cが接続されている。
尚、プロトコル変換サーバ1とデータ管理サーバ2とは、相互にデータを授受可能に接続されており、これら2つのサーバが協調してショートメッセージサービス用ゲートウエイの各機能を提供する。
また、図1においては、キャリアとしてキャリアA社、キャリアB社、キャリアC社の3社のみを表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらキャリアは少なくとも2社であれば良い。尚、キャリアとしては、簡易携帯電話(PHS)のサービスを提供するキャリアであっても良い。
また、図1においては、SMSプロバイダA〜Cを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらSMSプロバイダは1社のみであっても良いし、4社以上であっても良い。
各キャリアには、図1に示すように、各キャリアに属する携帯電話端末5(5a,5b,5c)と無線通信を実施する基地局4(4a,4b,4c)を介して、各携帯電話端末5(5a,5b,5c)との間においてSMSの送受を行うSMSサーバ3(3a,3b,3c)が設置されており、同一キャリア内の携帯電話端末5(5a,5b,5c)向けのSMSについては、各キャリアのSMSサーバ3によって振り分けがなされて配信され、他のキャリア向けSMSについては、各キャリアのSMSサーバ3(3a,3b,3c)から送信先のキャリアに対応する図示しないキャリアゲートウエイサーバにて、該送信先のキャリアのSMSプロトコルに変換された後、送信先のキャリアのSMSサーバ3(3a,3b,3c)に送信される。
尚、各キャリアのSMSサーバ3(3a,3b,3c)には、SMSを配信するためのデータ、具体的には、当該キャリアに属する携帯電話端末5a,5b,5cの携帯電話番号に対応付けて、SIMデータやロケーションデータ等が記憶されたSMS用データベースが記憶されている。
また、該SMS用データベースには、SMSの送信先の電話番号としてコンシューマ端末7の電話番号も記憶されており、該電話番号に対応付けて、当該電話番号向けのSMSの送信先がSMSサービスセンタであることを示すデータ、具体的には、プロトコル変換サーバ1のネットワークアドレス等が記憶されている。
よって、コンシューマ端末7の電話番号宛のSMSは、各キャリアのプロトコルのまま、プロトコル変換サーバ1に対してSMSサーバ3(3a,3b,3c)から送信される。
尚、以下の説明で、キャリアA,B,Cを特定しない場合には、携帯電話端末5a,5b,5cを総称して携帯電話端末5と記載する場合があり、同様に、基地局4a,4b,4cを総称して基地局4と記載する場合や、SMSサーバ3a,3b,3cを総称してSMSサーバ3と記載する場合がある。
また、SMSプロバイダA〜Cには、図1に示すように、プロトコル変換サーバ1とデータ通信可能に接続されたプロバイダサーバ6(6a,6b,6c)が設置されており、該プロバイダサーバ6(6a,6b,6c)は、プロトコル変換サーバ1との間において、所定のプロトコルであるSMPP(Short message peer-to-peer protocol)にてSMSの送受信を行うとともに、各コンシューマ端末7から送信される携帯電話端末5向けのSMSをプロトコル変換サーバ1に送信するとともに、プロトコル変換サーバ1から送信された各コンシューマ端末7向けのSMSを個々のコンシューマ端末7に配信する中継機能を備えている。
本実施例のデータ管理サーバ2が有するゲートウエイデータベース(GW−DB)は、図2(a)に示すように、各プロバイダ毎に個別のデータベースが記憶されている。具体的には、プロバイダA社用ゲートウエイデータベース(GW−DB)、プロバイダB社用ゲートウエイデータベース(GW−DB)、プロバイダC社用ゲートウエイデータベース(GW−DB)が記憶されている。
これらゲートウエイデータベース(GW−DB)の構成は、図2(b)並びに図2(c)に示すように、携帯電話番号に対応付けて、当該携帯電話番号が付与された携帯電話端末5が属するキャリアの種別(キャリアA、キャリアB、キャリアC)と、当該携帯電話番号が置換される仮想携帯電話番号と、該仮想携帯電話番号の登録日時(時分を含む)等のデータが記憶されている。
尚、仮想携帯電話番号は、当該プロバイダのゲートウエイデータベース(GW−DB)において重複しない固有の番号とされていて、携帯電話番号と仮想携帯電話番号とが1対1に対応づけられている。
但し、図2(b)並びに図2(c)において、例えば、「090XXXXxxxx」の携帯電話番号の場合を示すように、同一の携帯電話番号「090XXXXxxxx」に対して、個々のプロバイダ毎に異なる仮想携帯電話番号が記憶されるようになっている。
つまり、各プロバイダ会社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)には、同一の携帯電話番号が記憶される場合があるが、これら同一の携帯電話番号に対応する仮想携帯電話番号が、個々のプロバイダ会社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)で個別に付与されることで、各プロバイダ会社毎に異なる仮想携帯電話番号が付与、記憶されるようになっている。
また、データ管理サーバ2には、図2(d)に示す消去条件テーブルが記憶されていて、各プロバイダ会社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されている仮想携帯電話番号が消去される消去条件が、各プロバイダ会社毎に個別に記憶、設定されている。
これら消去条件としては、具体的には、図2(d)に例示すように、仮想携帯電話番号が記憶(登録)されてからの経過時間に関する条件等を設定すれば良く、プロバイダ会社によっては、記憶(登録)された仮想携帯電話番号を消去せずに使用する場合には、例えばプロバイダC社のように、「消去なし」を記憶するようにすれば良い。
尚、データ管理サーバ2には、各プロバイダ会社に対応付けて、当該プロバイダ会社のSMSサービスを利用している各コンシューマ端末7の電話番号が記憶された図示しないプロバイダテーブルが記憶されており、該プロバイダテーブルに基づいてSMSの送信先のプロバイダが特定される。
次いで、SMSサーバ3からSMSを受信したことに応じてプロトコル変換サーバ1が実施するプロトコル変換処理1について、図3を用いて説明すると、まず、プロトコル変換処理1においてプロトコル変換サーバ1は、受信したSMSの送信元のキャリアと送信先のSMSプロバイダを特定する(ステップS1)。
そして、該受信したSMSから、送信元の携帯電話番号や送信先のコンシューマ端末7の電話番号等を初めとするSMPPに対応する各種データを抽出する(ステップS2)。
ついで、ステップS2において抽出した携帯電話番号が、当該SMSの送信先プロバイダ用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に既に記憶されているか否かを判定する。
具体的には、送信先のプロバイダが、プロバイダA社である場合であれば、プロバイダA社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に、ステップS2において抽出した携帯電話番号が既に記憶されているか否かを判定する。
そして、抽出した携帯電話番号が既に登録されている場合には、ステップS4に進んで、該登録されている携帯電話番号に対応付けて当該ゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されている仮想携帯電話番号を抽出する(ステップS4)。
そして、該抽出した仮想電話番号並びにステップS2にて抽出した各データをSMPPの該当データに当てはめてSMPPデータを生成し(ステップS5)、該生成したSMPPデータをステップS1にて特定したSMSプロバイダに対して送信する(ステップS6)。
一方、抽出した携帯電話番号が、ステップS1で特定した送信先のプロバイダ会社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されていない場合には、ステップS3において「No」と判定されてステップS7に進み、該携帯電話番号に対応付けて、該携帯電話番号に対応する仮想電話番号を記憶する仮想電話番号登録処理を実施する。
この仮想電話番号登録処理においては、まず、当該SMSプロバイダにおいて固有となる仮想電話番号を生成する。これら固有となる仮想電話番号を生成する手法としては、携帯電話番号から、各SMSプロバイダ毎に割り当てられた変換ルールに基づいて生成しても良いし、乱数等を用いて任意の番号を生成して、該生成した番号が既に登録されている仮想電話番号と重複しているかを検索して、重複していない(同一の番号の記憶がない)ことが特定されたものを使用すれば良い。
このようにして生成した仮想電話番号を、送信先のプロバイダ会社用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に携帯電話番号に対応付けて記憶(登録)するとともに、その登録時点の日時データ(時分を含む)やキャリアの種別等の各データを記憶して、ステップS5に進む。
ステップS5では、新たに生成した仮想電話番号並びにステップS2にて抽出した各データをSMPPの該当データに当てはめてSMPPデータを生成した後、該生成したSMPPデータをステップS1にて特定したSMSプロバイダに対して送信する(ステップS6)。
これにより、SMPPデータにおいては、受信したSMSに含まれる携帯電話番号が仮想電話番号に置換されたことになる。
次に、企業サーバ6からSMSを受信したことに応じてプロトコル変換サーバ1が実施するプロトコル変換処理2について、図4を用いて説明すると、まず、プロトコル変換処理2においてプロトコル変換サーバ1は、送信元の企業を特定する(ステップSb1)。
尚、これら企業は、受信したSMSデータの送信元のネットワークアドレス等から特定すれば良い。
そして、受信したSMPPデータから送信先の仮想電話番号を初めとする各データを抽出し(ステップSb2)、抽出した仮想電話番号が、送信元の企業用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されているか否かを判定する。
仮想電話番号が送信元の企業用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されている場合には、ステップSb3で「Yes」と判定されてステップSb4に進み、仮想電話番号に対応するキャリアを特定する。
具体的には、送信元の企業用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に、仮想電話番号に対応付けて記憶されているキャリア種別を抽出して特定すれば良い。
そして、ステップSb2にて抽出した各データを、特定したキャリアのプロトコルに当てはめるとともに、仮想電話番号を、該仮想電話番号に対応付けて記憶されている携帯電話番号に置換して、送信先のキャリアに対応したプロトコルデータを生成した後(Sb5)、該生成したキャリア対応プロトコルデータをステップSb4にて特定したキャリアのSMSサーバ3に対して送信する(ステップSb6)。
尚、ステップSb3において「No」と判定された場合、つまり、仮想電話番号が送信元の企業用のゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されていない場合には、ステップSb7に進んで、送信元のコンシューマ端末7に対して、送信先の電話番号が間違いである旨等のメッセージを含むエラーSMSを送信するエラー返信処理を実施して、当該処理を終了する。
これら、プロトコル変換処理1並びにプロトコル変換処理2をプロトコル変換サーバ1が実施することで、携帯電話端末5からコンシューマ端末7にSMSが送信されるとともに、コンシューマ端末7から携帯電話端末5にSMSが送信される流れについて、図5を用いて説明する。
尚、携帯電話端末5を携行する利用者に対しては、例えば、テレビやラジオや広告等によって、コンシューマ端末7が使用している電話番号(通常の11桁の番号ではなく、特別な3〜4桁等の番号であっても良い)を告知しておく。
携帯電話端末5の利用者が告知されたコンシューマ端末7の電話番号に対してSMSを送信すると、該コンシューマ端末7宛のSMSは、SMSサーバ3により送信先としてプロトコル変換サーバ1(ゲートウエイセンター)が特定されて、該プロトコル変換サーバ1(ゲートウエイセンター)に送信される。
該プロトコル変換サーバ1においては、前述したプロトコル変換処理1が実施されることで、実の携帯電話番号を含むキャリアプロトコルに基づくSMSが、仮想携帯電話番号を含むSMPPに基づくSMSに変換されて企業サーバ6に送信される。
企業サーバ6は、プロトコル変換サーバ1からのSMSの受信に応じて、該受信したSMSの送信先のコンシューマ端末7を特定して、該特定したコンシューマ端末7にプロトコル変換サーバ1から受信したSMSを送信(中継)することで、コンシューマ端末7にSMSが届く。
尚、これらコンシューマ端末7は、携帯電話端末5のように通話機能等を有する必要はなく、SMSを表示可能な表示装置やSMSを入力するための入力装置を備える端末であれば良く、通常のコンピュータ等を好適に使用することができる。
そして、これら携帯電話端末5の利用者からのSMSの受信に応じて、コンシューマがSMSを返信すると、該返信のSMSが企業サーバ6によって中継されてプロトコル変換サーバ1に送信される。
そして、プロトコル変換サーバ1において前述したプロトコル変換処理2が実施されることで、仮想携帯電話番号を含むSMPPに基づくSMSが、実の携帯電話番号を含むキャリアプロトコルに基づくSMSに変換されて、送信先のキャリアに設置されているSMSサーバ3に対して送信される。
SMSサーバ3は、プロトコル変換サーバ1から送信されてきた自身のキャリアプロトコルのSMSの受信に応じて、該SMSに含まれる実の携帯電話番号の携帯電話端末5に対して、該SMSを送信することで、コンシューマからのSMSが携帯電話端末5に届くようになる。
尚、本実施例のデータ管理サーバ2は、所定時間間隔毎に定期的に図6に示すゲートウエイデータベース(GW−DB)更新処理を実施する。
本実施例のゲートウエイデータベース(GW−DB)更新処理においてデータ管理サーバ2は、まず、更新対象のゲートウエイデータベース(GW−DB)に対応する消去条件を特定する(ステップSc1)。
具体的には、更新対象のゲートウエイデータベース(GW−DB)が、プロバイダA社のゲートウエイデータベース(GW−DB)であれば、図2(d)の消去条件テーブルにおいてプロバイダA社に対応して記憶されている消去条件を抽出して特定し、プロバイダB社のゲートウエイデータベース(GW−DB)であれば、図2(d)の消去条件テーブルにおいてプロバイダB社に対応して記憶されている消去条件を抽出して特定し、プロバイダC社のゲートウエイデータベース(GW−DB)であれば、図2(d)の消去条件テーブルにおいてプロバイダC社に対応して記憶されている消去条件を抽出して特定する。
そして、該特定した消去条件を満足する仮想電話番号を、更新対象のゲートウエイデータベース(GW−DB)から全て抽出する(ステップSc2)
次に、消去条件を満足する仮想電話番号が存在するか否か、つまり、抽出した仮想電話番号が有るか否かを判定し、存在する場合には該抽出した仮想電話番号の記憶(登録)を消去する(ステップSc4)一方、抽出した仮想電話番号が無い場合には、ステップSc4を経由することなくステップSc5に進む。
ステップSc5では、全てのゲートウエイデータベース(GW−DB)について当該更新処理を実施したか否かを判定し、実施していなければ、次のゲートウエイデータベース(GW−DB)を更新対象に設定してステップSc1に戻る。
このようにすることで、消去条件を満たした仮想電話番号と当該仮想電話番号に対応する実の携帯電話番号等のデータが、各ゲートウエイデータベース(GW−DB)から消去されるようになるため、ゲートウエイデータベース(GW−DB)の記憶に必要となる記憶容量を低減できるとともに、本実施例では、これら消去条件を個々のプロバイダの営業形態に合わせて各プロバイダ毎に設定できるようになっているので、無駄に仮想電話番号記憶手段となるゲートウエイデータベース(GW−DB)の記憶容量が消費されてしまうことを回避することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの消去条件を、全てのプロバイダで同一としても良い。
尚、これら消去条件を満たしていなくても、各ゲートウエイデータベース(GW−DB)のデータは、例えば、各ゲートウエイデータベース(GW−DB)に対応するプロバイダにおいて仮想電話番号等の情報漏洩が発生した場合等において、該プロバイダに対応するゲートウエイデータベース(GW−DB)のデータを全て消去することで、流出した仮想電話番号の不正利用による迷惑SMSを防止することができる。
以上、本実施例によれば、キャリアの携帯電話端末5から送信される各キャリアプロトコルによるSMSがプロバイダプロトコルとなるSMPPのSMSに変換されて送信されるとともに、プロバイダを通じてコンシューマ端末7から送信されるSMPPのSMSが各キャリアプロトコルによるショートメッセージに変換されて送信されるようになるので、プロバイダは、各キャリアのキャリアプロトコルのショートメッセージに対応したゲートウエイを独自に設置することなく、SMSゲートウェイサービスセンタ(プロトコル変換サーバ1)に接続するだけで、各キャリアの携帯電話端末5とショートメッセージを容易に送受することができる。
また、本実施例によれば、プロトコル変換処理1において、携帯電話番号が仮想携帯電話番号に置換されてSMPPのSMSデータが生成されるので、発信元携帯電話端末5の携帯電話番号をプロバイダや該プロバイダのコンシューマに把握されることなくSMSを仲介することができるようになるため、例えば、ナンバーポータビリティにより電話番号の重要性が増大する中、例えば、日本国内の規制が及ばない海外のプロバイダによってこれら携帯電話番号が取得されて、これらの電話番号が不正に使用されてしまうこと等を防止することができる。
また、本実施例によれば、仮想携帯電話番号と携帯電話番号とが対応付けて記憶され、プロトコル変換処理2において、仮想携帯電話番号が実の携帯電話番号に置換されて送信先のキャリアプロトコルのSMSデータが生成されるので、発信元携帯電話端末5の携帯電話番号をプロバイダや該プロバイダのコンシューマに把握されてしまうことを防止しつつ、コンシューマ側からもSMSを送信(返信)することができる。
また、本実施例によれば、各ゲートウエイデータベース(GW−DB)への仮想電話番号の登録が、プロトコル変換1において、携帯電話番号の登録が無いことを条件に自動的に実施されるので、本発明の仮想電話番号記憶手段となる各ゲートウエイデータベース(GW−DB)に各キャリアの携帯電話端末5の携帯電話番号と当該電話番号に対応する仮想電話番号とを予め記憶しておく必要がなく、これらゲートウエイデータベース(GW−DB)に記憶されるデータ容量を必要最小限に低減できるばかりか、これら携帯電話番号と仮想電話番号とを記憶する手間も著しく省くこともできる。
また、本実施例によれば、各プロバイダ毎に個別の仮想電話番号を記憶して使用するので、例え各プロバイダや各プロバイダのコンシューマから仮想電話番号が流出したとしても、これら各プロバイダにおいて使用している仮想電話番号を無効と(消去)しても、その他のプロバイダにおいて使用している仮想電話番号は、そのまま使用できるので、これら仮想電話番号が流出に伴う被害を低減することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、全てのSMSについて、プロトコル変換において仮想電話番号への置換を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述した消去条件と同じく、プロバイダA社については仮想電話番号への置換を実施するが、プロバイダB社については仮想電話番号への置換を実施しない等のように、個々のプロバイダ毎に仮想電話番号への置換を実施・非実施を設定できるようにしても良い。
また、前記実施例では、各プロバイダとの間のプロトコルを同一のSMPPとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプロバイダとの間のプロトコルをSMPP以外のプロトコルとしても良いし、更には、特定のプロバイダについては、他のプロバイダとは個別のプロトコルを使用するようにしても良い。
また、前記実施例では、仮想電話番号の流出があった場合に、該流出した仮想電話番号を無効とする方法として、消去することを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら流出した第1の仮想電話番号に対して新たに第2の仮想電話番号を割り当てて、これら第1の仮想電話番号を第2の仮想電話番号に変更して使用することで、第1の仮想電話番号を無効としつつ、第2の仮想電話番号を使用することで、情報の流出があったプロバイダにおいても、継続してサービスを提供できるようにしても良い。
1 プロトコル変換サーバ
2 データ管理サーバ
3 SMSサーバ
4 基地局
5 携帯電話端末
6 プロバイダサーバ
7 コンシューマ端末

Claims (3)

  1. 携帯電話端末を使用したショートメッセージサービスを提供する複数のキャリアに設置されたショートメッセージサービスサーバと、前記キャリアに属さないコンシューマ端末に対して各キャリアの携帯電話端末とのショートメッセージの送受を可能とするサービスを提供する複数のプロバイダのそれぞれに設置されたプロバイダサーバと接続され、前記携帯電話端末と前記コンシューマ端末との間において送受されるショートメッセージを仲介するサーバコンピュータを含むショートメッセージサービス用ゲートウエイシステムであって、
    前記サーバコンピュータは、
    各キャリアのショートメッセージサービスサーバを介して当該キャリアの携帯電話端末から送信される当該キャリア独自のキャリアプロトコルによるショートメッセージを、前記プロバイダとの間においてショートメッセージを送受するためのプロバイダプロトコルのショートメッセージに変換する第1プロトコル変換処理と、前記プロバイダを通じて前記コンシューマ端末から送信されるショートメッセージの送信先となるキャリアを特定し、該特定したキャリアにて使用されている前記キャリアプロトコルに該プロバイダプロトコルのショートメッセージを変換する第2プロトコル変換処理とを実施するプロトコル変換手段と、
    発信元携帯電話端末の電話番号と当該電話番号に無関連な仮想電話番号とを対応付けて記憶する仮想電話番号記憶手段と、
    を備え、
    前記サーバコンピュータは、
    前記第1プロトコル変換処理において、前記キャリアプロトコルのショートメッセージに含まれる当該キャリアにおける発信元携帯電話端末の電話番号を仮想電話番号に置換し、
    前記第2プロトコル変換処理において、前記プロバイダプロトコルのショートメッセージに含まれる仮想電話番号を、該仮想電話番号に対応付けて前記仮想電話番号記憶手段に記憶されている電話番号に置換し、
    前記仮想電話番号記憶手段は、同一の電話番号に対して、各プロバイダ毎に個別の仮想電話番号を記憶し、
    前記第1プロトコル変換処理または前記第2プロトコル変換処理において、各プロバイダに対応した仮想電話番号を使用して変換を実施する
    ことを特徴とするショートメッセージサービス用ゲートウエイシステム。
  2. 前記サーバコンピュータは、
    前記仮想電話番号記憶手段に記憶されている前記電話番号と仮想電話番号のうち、予め設定された消去条件が成立した電話番号と仮想電話番号の記憶を消去する消去手段を備える
    ことを特徴とする請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステム。
  3. 前記サーバコンピュータは、
    前記消去条件を前記プロバイダ毎に個別に設定可能とされている
    ことを特徴とする請求項に記載のショートメッセージサービス用ゲートウエイシステム。
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