JP5805139B2 - 切換え装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用電装設備などに使用される2連式の切換え装置に係り、特に防塵性を高めた構造の切換え装置に関する。
車載用パワーウインドウ装置の駆動スイッチやその他の車載用電装設備のスイッチ部に2連式の切換え装置が使用されている。
特許文献1に記載されている切換え装置は、ケースに2つの接点収納空間が形成されている。それぞれの接点収納空間には、底部に固定された固定接点部材と、可動接点となる導体板と、駆動体の摺動作動部と、前記摺動作動部を可動接点に押し付ける板ばね部材とが収納されている。
ケースでは、それぞれの接点収納空間の内側の仕切り壁の間にスリットが形成され、仕切り壁には、接点収納空間と前記スリットとを連通させる凹部が形成されている。それぞれの駆動体には、前記摺動作動部とともに被押圧部が形成されている。駆動体の一部が前記凹部の内部に位置し、被押圧部が前記スリット内に位置している。
特許文献1では、板ばね材料で形成されたカバー部材がケースの上に装着され、2つの接点収納空間と、隣り合う接点収納空間の間に形成されたスリットとが、1つのカバー部材で覆われている。前記スリットには、2つの駆動体のそれぞれに形成された前記被押圧部が位置しており、2つの被押圧部が、前記カバー部材に形成された窓孔から上方へ突出している。
特許文献1に記載された切換え装置を使用する電装設備では、操作つまみの作用端部がカバー部材の上方に突出している2つの被押圧部の間に介在している。操作つまみが一方の側へ倒されると、一方の駆動体が回動させられて、一方の接点収納空間内の固定接点部と導体板との接触が切換えられ、操作つまみが他方の側へ倒されると、他方の駆動体が回動させられて、他方の接点収納空間内の固定接点部と導体板との接触が切換えられる。
特開2005−123135号公報
特許文献1に記載された切換え装置では、ケースに形成されたそれぞれの接点収納空間とスリットとが凹部を介して連通している。凹部には駆動体が回動自在で且つ上下に移動自在に支持されているため、凹部の内縁部と駆動体との間に大きな隙間が形成されており、それぞれの接点収納部の密閉が十分ではない。
また、特許文献1に記載されたものは、1つの板ばね部材が、2つの接点収納空間とスリットとにまたがって設けられている。そのため、仕切り壁に板ばね部材を通過させる切欠き部を形成することが必要であり、これによっても接点収納空間の密閉性が十分ではない。
さらに、スリットの上方では、カバー部材に窓孔が形成され、駆動体の被押圧部が窓孔から上方へ突出しているが、駆動体が回動するために、窓孔と被押圧部との間に大きな隙間を形成することが必要となっている。
その結果、車室内のゴミや埃さらには水分が、カバー部材の窓孔からスリット内に入りやすく、さらに凹部を介してスリット内から接点収納部の内部にゴミなどが入り込みやすくなっており、接点の切換えの信頼性を低下させる課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、2つの収納空間内の密閉性を高めて、収納空間の内部での接点の切換え動作の信頼性を高めることができる切換え装置を提供することを目的としている。
本発明は、固定接点と前記固定接点に選択的に接触する可動接点ならびに前記可動接点を動作させる切換え部材とが収納されたケースと、前記ケースを塞ぐ蓋体とが設けられた切換え装置において、
前記ケースに、底部から立ち上がって互いに対向する2つの内壁部と、それぞれの内壁部の外側に対向して前記底部から立ち上がる2つの外壁部と、それぞれの内壁部とそれぞれの外壁部の両端部どうしを連結して前記底部から立ち上がる側壁部とが一体に形成されて、前記内壁部と前記外壁部と前記側壁部ならびに前記底部とで囲まれて上方に開口部を有する2つの収納室と、2つの前記内壁部との間に位置する操作空間とが構成され、それぞれの前記収納室に前記固定接点と前記可動接点とが収納されており、
それぞれの前記収納室には、前記内壁部を貫通して上向きに開放された内側凹部が設けられ、
それぞれの前記切換え部材は、前記外壁部に支持される先部支持部と、前記内側凹部に支持される基部支持部と、前記収納室の内部に位置して前記可動接点を動作させる駆動部と、前記基部支持部と一体に形成されて前記操作空間内で移動する操作部とを有し、
それぞれの前記収納室に、前記駆動部を前記可動接点に押し付けて、前記操作部を初期姿勢へ付勢するばね部材が収納されており、
前記蓋体は2つに分離されて、それぞれの前記蓋体で前記収納室の前記開口部が閉鎖されており、前記蓋体には、前記内壁部の前記操作空間に向く外面に重ねられる挟持片が形成され、この挟持片に形成された切欠き部に前記切換え部材が位置しており、
それぞれの前記切換え部材には、前記基部支持部と前記操作部との間にフランジ部が形成されており、前記内側凹部と前記切欠き部との間に形成される貫通部が前記フランジ部で塞がれていることを特徴とするものである。
本発明の切換え装置は、ケースに2つの収納室が形成され、それぞれの収納室の上部の開口部が個別の蓋体で覆われている。蓋体には挟持片が一体に形成され、この挟持片と内壁部とが重ねられ、内壁部に形成された内側凹部と挟持片に形成された切欠き部との間で、切換え部材を動作させるのに必要な最少限の貫通部が形成されている。そのため、収納室の密閉度を高めることが可能である。
また、切換え部材に貫通部を塞ぐフランジ部が形成されているため、収納室と操作空間との間の遮蔽度を高めることができ、収納室へのゴミや埃などの侵入をさらに防ぎやすくなる。
さらに、本発明は、前記内壁部の前記操作空間に向く外面では、前記内側凹部の両側部に壁面窪み部が形成されて、前記フランジ部が、前記壁面窪み部と、この壁面窪み部を覆う前記挟持片との間に位置していることが好ましい。
上記構造では、内壁部に形成された内側凹部の外側に、フランジ部と挟持片が重ねられ、操作空間から収納室へ3重の迷路が形成されることになるため、さらに操作空間から収納室にゴミや埃などが侵入しにくくなる。
本発明は、前記切換え部材が動作するときに、基部支持部は、前記内側凹部内で、回動し且つ上下に移動するものとして構成できる。
基部支持部が内側凹部内を回動し且つ上下に移動するものでは、基部支持部と内側凹部との間の隙間を大きく形成することが必要であるが、前記フランジ部を設けることによりこの隙間を効果的に塞ぐことが可能になる。
本発明は、前記フランジ部の縁外面に突曲面部が形成されており、前記切換え部材が回動するときに、前記突曲面部が、前記壁面窪み部の縁内面を摺動する。
上記構成では、フランジ部を壁面窪み部内で円滑に回動させることが可能である。
さらに、本発明は、前記縁外面に、前記縁内面と当たることでそれぞれの切換え部材の回動角度を規制する回動規制部が設けられているものとして構成できる。上記回動規制部を設けることで、切換え部材の回動角度を規制することが可能である。
本発明は、前記ばね部材は、板ばね材料で形成されて、前記収納室内に位置する押圧弾性片と、前記押圧弾性片の両端部から上向きに曲げられて、前記蓋体の内面に当接する支持弾性片とが一体に形成されており、
前記押圧弾性片はその中央部よりも一方の側へ離れた部分が、前記切換え部材の前記駆動部に弾圧され、前記収納室の内部には、前記押圧弾性片の中央部よりも他方の側へ離れた部分に下から対向するばね規制部が設けられているものである。
本発明のばね部材は、それぞれの収納室内に収納され、ばね部材が内壁部を貫通していない構造であるため、さらに、収納室の密閉性を高めることができる。しかも、収納室の内部にばね規制部を設けることで、収納室の内部に収納されたばね部材で切換え部材の駆動部を可動接点に対して安定して弾圧させることができる。
本発明の切換え装置は、ケースに形成された2つの収納室の密閉度を高めることができ、接点の接触部にゴミや埃または水分が侵入しにくくなる。
本発明の実施の形態の切換え装置と操作部材とが組み合わされた構造を示す正面図、 本発明の実施の形態の切換え装置の斜視図、 図2に示す切換え装置の分解斜視図、 図2の切換え装置をIV−IV線で切断した断面図、 図2の切換え装置をV−V線で切断した断面図、 図5と同じ断面図での動作説明図、 図2の切換え装置をVII−VII線で切断した断面図、 図7と同じ断面図での動作説明図、 図7と同じ断面図での貫通部の構成を示す断面説明図、
図1に、本発明の実施の形態の切換え装置10と操作部材1とが組み合わされた構造が示されている。操作部材1は、車載用パワーウインドウ装置の開閉操作のためのものである。また切換え装置10は、車載用パワーウインドウ装置以外の各種電装設備の検知スイッチや切換えスイッチとしても使用することが可能である。
図2以下に示す切換え装置10は、X方向が前後方向、Y方向が左右方向、Z方向が上下方向である。
切換え装置10はケース11を有している。ケース11は絶縁性の合成樹脂材料で射出成形されている。
図4と図5に示すように、ケース11は底部12を有している。図3に示すように、ケース11には、底部12から垂直に立ち上がる第1の内壁部13aならびに第2の内壁部13bと、第1の外壁部14aならびに第2の外壁部14b、さらに側壁部15aと側壁部15bが一体に形成されている。
第1の内壁部13aと第2の内壁部13bは前後方向(X方向)に対向し、第1の外壁部14aは第1の内壁部13aの前後方向の外側に対向し、第2の外壁部14bは第2の内壁部13bの前後方向の外側に対向している。側壁部15a,15bは、前記内壁部ならびに外壁部と直交する向きに形成され、左右方向(Y方向)に間隔を空けて対向している。
ケース11には、第1の内壁部13aと第1の外壁部14aならびに側壁部15a,15aとで囲まれて下部が底部12で塞がれた第1の収納室S1が形成されている。また、第2の内壁部13bと第2の外壁部14bならびに側壁部15a,15aとで囲まれて下部が底部12で塞がれた第2の収納室S2が形成されている。第1の収納室S1と第2の収納室S2は、共に上方が解放された開口部となっている。
ケース11には、第1の内壁部13aと第2の内壁部13bとの間に操作空間S3が形成されている。操作空間S3は、左右方向(Y方向)へ細長い空間である。図2と図3に示す実施の形態では、操作空間S3の左右方向の両側部が側壁部15a,15bで塞がれているが、操作空間S3が側壁部15a,15bで塞がれておらず、左右方向(Y方向)に解放されていてもよい。
図2と図3に、底部12の中心から垂直に上下方向(Z方向)に延びるケース中心線O0が示されている。ケース11は、ケース中心線O0を中心として180度回転させた形状と一致する。すなわち、第1の収納室S1と第2の収納室S2の構造と寸法、ならびに操作空間S3の構造と寸法は、ケース中心線O0に対して180度の回転対称である。
図3に示すように、第1の内壁部13aに第1の内側凹部16aが形成され、第1の外壁部14aに第1の外側凹部17aが形成されている。第2の内壁部13bに第2の内側凹部16bが形成され、第2の外壁部14bに第2の外側凹部17bが形成されている。第1の外側凹部17aは、第1の外側支持部として機能し、第2の外側凹部17bは第2の外側支持部として機能する。
第1の内側凹部16aは第1の内壁部13aを前後方向(X方向)に貫通し、第2の内側凹部16bは第2の内壁部13bを前後方向(X方向)に貫通し、第1の内側凹部16aと第2の内側凹部16bは上方に解放されている。第1の外側凹部17aと第2の外側凹部17bは上方に解放されている。図3では、第1の外側凹部17aが第1の外壁部14aを前後方向(X方向)に貫通しているが、第1の外側凹部17aが、第1の外壁部14aを貫通することなく、第1の収納室S1に面する内面に段差を有して上下方向に延びる溝形状であってもよい。これは第2の外側凹部17bにおいても同じである。
図3に示すように、第1の内側凹部16aの幅方向の中心と第1の外側凹部17aの幅方向の中心を結ぶ線が第1の支持基準線O1であり、第2の内側凹部16bの幅方向の中心と第2の外側凹部17bの幅方向の中心とを結ぶ線が第2の支持基準線O2である。第1の支持基準線O1は、ケース中心線O0よりも側壁部15bに近い位置にあり、第2の支持基準線O2は、ケース中心線O0よりも側壁部15aに近い位置にある。
図3に示すように、第2の内壁部13bの操作空間S3に向く外面に、第1の補助凹部18aが形成されている。第1の補助凹部18aは、第2の内壁部13bを前後方向(X方向)へ貫通することなく形成された溝形状で、上方に解放されている。第1の補助凹部18aの幅方向の中心は、第1の支持基準線O1上に位置している。第1の内壁部13aの操作空間S3に向く外面に、第2の補助凹部18bが上方に解放された溝形状として形成されている。第2の補助凹部18bの幅方向の中心は、第2の支持基準線O2上に位置している。
図9は、図2に示すVII−VII線の断面に現れるケース11を示している。図9には、ケース11の底部12と側壁部15a,15bの断面が現れ、第1の内壁部13aの操作空間S3に向く外面が現れている。
図9に示すように、第1の内壁部13aでは、第1の内側凹部16aの幅方向の両側ならびに下側に第1の壁面窪み部19aが形成されている。図3に示すように、第1の壁面窪み部19aは、操作空間S3に向く外面から第1の内壁部の厚さ方向の中間に向かって窪むように形成されている。図3に示すように、第2の内壁部13bの操作空間S3に向く外面にも、第2の内側凹部16bの幅方向の両側ならびに下部にかけて第2の壁面窪み部19bが形成されている。
図9に示すように、第1の壁面窪み部19aには、直近の側壁部15bと平行に延びる垂直縁内面21aと、前記垂直縁内面21aと平行に延びる垂直縁内面22aと、垂直縁内面22aの下側に連続して前記垂直縁内面22aに対して傾斜する傾斜縁内面23aとが形成されている。
図5は図2のV−V線の断面図であり、第1の収納室S1の内部構造が示されている。図5には、第1の外壁部14aの第1の収納室S1に向く内面が現れている。第1の外壁部14aの内面には、側壁部15aに近い部分で上下に延びる***部24aが形成され、その上端面が凹曲面形状のばね規制部25aとなっている。図3にも示すように、第1の外壁部14aの内面には、側壁部15bに近い部分で上下に延びる***部26aが形成され、その上端面がばね規制部27aとなっている。***部24aならびにばね規制部25aと***部26aならびにばね規制部27aは、第1の内壁部13aの第1の収納室S1に向く内面にも面対称となるように形成されている。
第2の収納室S2の内部構造と第1の収納室S1の内部構造とは、ケース中心線O0に対して回転対称形状である。したがって、第2の内壁部13bの内面と第2の外壁部14bの内面にも、***部24bとばね規制部25bならびに***部26bとばね規制部27bが形成されている。***部24bとばね規制部25bは、図3に現れているが、***部26bとばね規制部27bは図に現れていない。
図5に示すように、第1の収納室S1では、底部12に3個の固定接点が固定されて設けられている。左右方向(Y方向)の中央にコモン固定接点31aが固定され、側壁部15bに近い側に初期接触固定接点32aが固定され、側壁部15aに近い側に切換え固定接点33aが固定されている。
第2の収納室S2と第1の収納室S1はケース中心線O0を中心とする回転対称形状(回転対称構造)である。よって、図2と図3に示すように、第2の収納部S2では、中央にコモン固定接点31bが、側壁部15aに近い側に初期接触固定接点32bが固定され、側壁部15bに近い側に切換え固定接点32cが固定されている。
図5に示すように、第1の収納室S1に可動接点35が収納されている。可動接点35は銅板などの導電性板材で形成されている。第1の収納室S1に収納されている可動接点35は、初期接触固定接点32aに対向する初期接触片35aと、切換え固定接点33aに対向する切換え接触片35bを有し、その中間に乗り上げ部35cが上向きに突出して形成されている。乗り上げ部35cは、コモン固定接点31aよりも切換え固定接点33aに近い側に形成されている。
第2の収納室S2にも第1の収納室S1と同じ可動接点35が収納されている。第2の収納室S2に収納された可動接点35は、第1の収納室S1に収納された可動接点35と左右方向(Y方向)の向きが逆に配置されている。第2の収納室S2に収納された可動接点35は、初期接触片35aが側壁部15aに向けられ、切換え接触片35bが側壁部15bに向けられている。
図3に示すように、ケース11の第1の収納室S1に第1の切換え部材40aが収納され、第2の収納室S2に第2の切換え部材40bが収納される。第1の切換え部材40aと第2の切換え部材40bは合成樹脂材料で形成されて、同じ構造で同じ寸法を有しているが、ケース11への組み込み姿勢が、ケース中心線O0に対して180度の回転対称である。そこで、以下では、第1の切換え部材40aと第2の切換え部材40bについて、異なる符号を付して説明する。
図3と図4に示すように、第1の切換え部材40aは、前後方向(X方向)の一方に向けられる先部支持部41aと、逆に向けられる補助支持部43aと、中間に位置する基部支持部42aを有している。先部支持部41aと補助支持部43aは断面が円形の短軸形状である。先部支持部41aと基部支持部42aとの間に駆動部44aが下向きに形成されている。
第1の切換え部材40aには、基部支持部42aと補助支持部43aとの間にフランジ部45aと操作部51aが一体に形成されている。図7は、図2のVII−VII線の断面図であり、ここにはフランジ部45aの断面形状が示されている。
フランジ部45aの縁外面には、突曲面部46aと突曲面部47aが設けられている。図7には、先部支持部41aと補助支持部43aの軸中心を結ぶ回動中心線Oaが示されている。一方の突曲面部46aは、回動中心線Oaを中心とする半径R1の軌跡に沿って形成され、他方の突曲面部47aは、回転中心線Oaを中心とする半径R2の規制に沿って形成されている。半径R1は半径R2よりも大きくなっている。
また、フランジ部45aの縁外面では、突曲面部46aの下方の角部に回動規制部48aが形成され、突曲面部47aの下方の角部に回動規制部49aが形成されている。
第1の切換え部材40aの操作部51aは、上方へ突出している。
同様に、第2の切換え部材40bは、先部支持部41b、基部支持部42b、補助支持部43b、駆動部44b、フランジ部45bならびに操作部51bを有している。フランジ部45bには、突曲面部46b,47bと回動規制部48b,49bが設けられている。なお、図3には、補助支持部43bと回動規制部49bが現れていない。
図3に示すように、第1の収納室S1と第2の収納室S2に、同じ構造で同じ寸法のばね部材55が上方から装着される。それぞれのばね部材55は板ばね材料で形成されたものであり、押圧弾性片56と、押圧弾性片56の左右方向の端部から上向きに曲げられた支持弾性片57,57とが一体に形成されている。
図3と図4などに示すように、第1の蓋体60aで、第1の収納室S1の上方の開口部が塞がれ、第2の蓋体60bで、第2の収納室S2の上方の開口部が塞がれる。第1の蓋体60aと第2の蓋体60bは、同じ構造で同じ寸法のものであるが、ケース中心線O0を中心とする回転対称の向きで使用されている。
図3に示すように、第1の蓋体60aと第2の蓋体60bは、板ばね材料を折り曲げて形成されている。それぞれの蓋体60a,60bには、内側挟持片61と外側挟持片62が下向きのほぼ直角に折り曲げられている。内側挟持片61と外側挟持片62は、前後方向(X方向)に間隔を空けて対向している。内側挟持片61には、下向きに解放された第1の切欠き部61aと第2の切欠き部61bが並んで形成されている。
それぞれの蓋体60a,60bには、左右方向(Y方向)で対向する側部挟持片63,63が折り曲げられている。側部挟持片63,63のそれぞれには掛止穴63a,63aが開口している。
図3に示すように、ケース11の側壁部15a,15bの外面に、前記掛止穴63a,63aに対向する掛止突起15c,15cが一体に形成されている。
上記各部材から構成される切換え装置10は、以下のように組み立てられる。
第1の収納室S1と第2の収納室S2に可動接点35,35が挿入された後に、第1の切換え部材40aと第2の切換え部材40bが、ケース11に対して上方から下向きに装着される。図4には、ケース11に第1の切換え部材40aが装着された状態が示されている。
第1の切換え部材40aの先部支持部41aは、第1の外壁部14aに形成された第1の外側凹部17aに上方から挿入され、基部支持部42aが第1の内壁部13aに形成された第1の内側凹部16aに上方から挿入され、補助支持部43aが、第2の内壁部13bに形成された第1の補助凹部18aに上方から挿入される。フランジ部45aは、第1の内壁部13aに形成された第1の壁面窪み部19aの内部に挿入される。
駆動部44aは、第1の収納室S1の内部に挿入され、操作部51aは、ケース11の操作空間S3の内部に位置する。
同様にして、第2の切換え部材40bが、先部支持部41bが第2の外側凹部17bに上方から挿入され、補助支持部43b(図には現れていない)が第2の補助凹部18bに上方から挿入され、基部支持部42bが第2の内側凹部16bに上方から挿入される。フランジ部45bは第2の壁面窪み部19bに上方から挿入される。駆動部44bは第2の収納室S2の内部に収納され、操作部51bは操作空間S3の内部に配置される。
ケース11の第1の収納室S1と第2の収納室S2のそれぞれに、可動接点35と第1の切換え部材40aならびに第2の切換え部材40bが装着された後に、第1の収納室S1と第2の収納室S2にばね部材55,55が挿入される。
そして、第1の収納室S1の上方の開口部に第1の蓋体60aが装着され、第2の収納室S2の上方の開口部に第2の蓋体60bが装着される。
図4に示すように、第1の蓋体60aの内側挟持片61は、ケース11の第1の内壁部13aの操作空間S3に面する外面に弾圧され、外側挟持片62は第1の外壁部14aの外面に弾圧される。図5示すように、側部挟持片63,63が側壁部15a,15bの外面に装着され、側部挟持片63,63のそれぞれに形成された掛止穴63a,63aが、側壁部15a,15bのそれぞれに形成された掛止突起15c,15cに掛止されて、第1の蓋体60aが固定される。
同様に、第2の蓋体60bの内側挟持片61が、第2の内壁部13bの外面に、外側挟持片62が第2の外壁部14bの外面に弾圧される。また、側部挟持片63,63が側壁部15a,15bの外面に弾圧され、掛止穴63a,63aが掛止突起15c,15cに掛止される。
第1の蓋体60aの外側挟持片62によって第1の外壁部14aに形成された第1の外側凹部17aが塞がれる。同様に、ケースの第2の外壁部14bに形成された第2の外側凹部17bも、第2の蓋体60bの外側挟持片62で塞がれる。
図5に示すように、第1の収納室S1の開口部に第1の蓋体60aが装着されると、第1の蓋体60aの内面によって、ばね部材55の一対の支持弾性片57,57が下向きに押されて変形させられ、ばね部材55の押圧弾性片56によって、第1の切換え部材40aが下向きに付勢され、駆動部44aが可動接点35に加圧される。
図5に示すように、操作部51aに操作力が与えられていない初期状態では、第1の収納室S1の内部において、第1の切換え部材40aの駆動部44aの下端部が、可動接点35の乗り上げ部35cよりも図示右側に位置している。駆動部44aと可動接点35との接触点P1は、ケース中心線O0よりも図示右側に位置している。
図5に示すように、ばね部材55の図示左側では、ケース11に形成されたばね規制部25aが下側から対向し、ばね部材55の図示右側でも、ばね規制部27aが下側から対向している。ばね部材55は、第1の収納室S1の内部に自由状態で収納されているが、両側にばね規制部25a,27aが対向しているので、ばね部材55の姿勢が極端に倒れることがない。
図5に示すように、駆動部44aと可動接点35との接触点P1が、ケース中心線O0よりも図示右側に偏って位置しているが、ケース中心線O0よりも図示左側では、下側からばね規制部25aが対向しているので、ばね部材55が第1の収納室S1内で反時計方向へ倒れることがなく、駆動部44aに対して常に下向きの付勢力を安定して与えることができる。
第2の収納室S2内においては、駆動部44bと可動接点35との接触点P1が、ケース中心線O0よりも図示左側で側壁部15aに近い側に偏っており、側壁部15bの側で、ばね部材55の下側にばね規制部25bが対向している。
図9は、ケース11に第1の蓋体60aが装着された状態を示す図2のVII−VII線の断面図であり、ケース11の第1の内壁部13aと、第1の蓋体60aの内側挟持片61との組み合わせ構造が、操作空間S3側から示されている。
図9に示すように、ケース11の第1の内壁部13aの操作空間S3に向く外面に、第1の蓋体60aの内側挟持片61が装着されると、第1の内壁部13aに形成された第1の内側凹部16aと、内側挟持片61に形成された第1の切欠き部61aとで囲まれた貫通部65が形成される。図4に示すように、第1の切換え部材40aがケース11に装着されると、基部支持部42aが、貫通部65の内部に位置する。
貫通部65は、第1の内側凹部16aと第1の切欠き部61aとで囲まれた限られた開口面積を有して開口しているので、貫通部65と基部支持部42aとの間の隙間を最少限にでき、操作空間S3から第1の収納室S1にゴミや埃などが入る確率を減少させることができる。
図9に示すように、内側挟持片61の第2の切欠き部61bは、第1の内壁部13aに形成された第2の補助凹部18bに対向しており、第2の切換え部材40bの補助支持部43b(図には現れていない)が、第2の補助凹部18bと第2の切欠き部61bとで囲まれた空間内を動く。
第2の内壁部13bに形成された第2の内側凹部16bならびに第1の補助凹部18aと、第2の蓋体60bの内側挟持片61に形成された第1の切欠き部61aならびに第2の切欠き部61bとの関係も上記と同じである。
図7と図8に示すように、第1の切換え部材40aがケース11に装着されると、第1の切換え部材40aのフランジ部45aが、第1の内壁部13aに形成された第1の壁面窪み部19aに挿入される。さらに、第1の蓋体60aが装着されると、図4に示すように、内側挟持片61が、第1の切換え部材40aのフランジ部45aに対して操作空間S3側から重ねられる。フランジ部45aは、第1の壁面窪み部19aの内壁と内側挟持片61との間に挟まれる。
フランジ部45aが、貫通部65の開口面積よりも大きい面積を有しているため、図7と図8に示すように、第1の内側凹部16aと基部支持部42aとの隙間がフランジ部45aで塞がれ、第1の収納室S1と操作空間S3とが直接に連通するのを防止できる。さらに、図4に示すように、操作空間S3と第1の収納室S1との間では、内側挟持片61とフランジ部45aならびに第1の内壁部13aが3重に重ねられた状態であるため、操作空間S3から第1の収納室S1へのゴミや埃または水分を侵入を効果的に阻止することができる。
図7と図8に示すように、フランジ部45aが第1の壁面窪み部19aの内部に位置すると、フランジ部45aの縁外面の突曲面部46aと回動規制部48aが、第1の壁面窪み部19aの垂直縁内面21aに対向する。また、突曲面部47aが垂直縁内面22aに対向し、回動規制部49aが傾斜縁内面23aに対向する。
第2の切換え部材40bも同様にしてケース11に装着される。第2の切換え部材40bのフランジ部45bと、第2の内壁部13bならびに第2の蓋体60bの内側支持片61との位置関係は、図7,8,9と対称である。
第1の切換え部材40aと第2の切換え部材40bがケース11に装着されると、第1の切換え部材40aの操作部51aと第2の切換え部材40bの操作部51bとが、共に操作空間S3の内部に位置する。図2に示すように、第1の切換え部材40aの操作部51aと第2の切換え部材40bの操作部51bは、操作空間S3の内部で左右方向(Y方向)に並んで位置する。
図1に示すように、車載用パワーウインドウ装置などの電装設備では、切換え装置10のケース11が基台2上に固定され、コモン固定接点31a,31bと初期接触固定接点32a,32bならびに切換え固定接点33a,33bが、基台2上の回路パターンにハンダ付けされて接続される。
操作部材1は支持軸3に回動自在に支持されている。操作部材1の下端部に切換え押圧部4が一体に形成されており、切換え押圧部4が、第1の切換え部材40aの操作部51aと第2の切換え部材40bの操作部51bとの間に介入している。
操作部材1が図1において実線で示す中立姿勢のとき、図5に示すように、ケース11の第1の収納室S1では、第1の切換え部材40aが初期姿勢であり、駆動部44aと可動接点35との接触点P1が、可動接点35の乗り上げ部35cよりも図示右側に位置し、可動接点35の初期接触片35aが第1の初期接触固定接点32aと接触している。第2の収納室S2では、初期姿勢の第2の切換え部材40bの駆動部44bと可動接点35との接触点が、可動接点35の乗り上げ部35cよりも側壁部15aに近い側に位置し、可動接点35の初期接触片35aが第2の初期接触固定接点32bに接触している。
第1の切換え部材40aが初期姿勢のとき、図7に示すように、第1の切換え部材40aのフランジ部45aは、第1の内壁部13aに形成された平面窪み部19a内で中立位置である。第1の切換え部材40aが図7に示す初期姿勢からさらに反時計方向へ回動しようとすると、フランジ部45aの回動規制部48aが、壁面窪み部19aの垂直縁内面21aに当たるため、第1の切換え部材40aが初期姿勢から反時計方向へ不用意に回動するのが規制される。これは、第2の切換え部材40bが初期姿勢にあるときも同じである。
操作部材1が図1においてα1方向へ倒されると、操作部51aが図1において破線で示すようにα2方向へ押され、第1の切換え部材40aが時計方向(α2方向)へ回動させられる。図6に示すように、駆動部44aが可動接点35の乗り上げ部35cに乗り上がり、可動接点35が第1のコモン固定接点31aを支点とし反時計方向へ回動し、可動接点35の切換え接触片35bが第1の切換え固定接点33aに接触させられる。
このとき、駆動部44aがα2方向へ回動しながら乗り上げ部35cに乗り上がるために、第1の切換え部材40aは時計方向へ回動しながら、全体がやや持ち上げられる。その結果、ばね部材55の押圧弾性片56が撓み、押圧弾性片56から駆動部44aに復帰力が与えられる。操作部材1への操作力が解除されると、ばね部材55の弾性力で、図5に示すように駆動部44aが復帰し、第1の切換え部材40aが初期姿勢に復帰する。
図1において、操作部材1が時計方向(β1方向)へ倒されると、操作部51bが押されて、第2の切換え部材40bがβ2方向へ回動させられる。第2の収納室S2内では、可動接点35の切換え接触片35bが、第2の切換え固定接点33bに接触させられる。
図6に示すように、第1の切換え部材40aがα2方向へ回動すると、図8に示すように、フランジ部45aは第1の壁面窪み部19aの内部でα2方向へ回動する。フランジ部45aの突曲面部46aが第1の壁面窪み部19aの垂直縁内面21aを摺動し、突曲面部47aが垂直縁内面22aを摺動することで、フランジ部45aが第1の平面窪み部19aの内部で大きな抵抗を受けることなく回動することができる。
フランジ部45aがα2方向へ回動すると、フランジ部45aの回動規制部49aが傾斜縁内面23aに当たる。これにより、第1の切換え部材40aのα2方向へのそれ以上の回動が規制される。フランジ部45aに回動規制部48a,49aを設けることにより、第1の切換え部材40aの回動角度を規制でき、過剰な角度の回動を防止できるようになる。
図5と図6ならびに図7と図8に示すように、第1の切換え部材40aは回動しながら上下に移動するため、図9に示す貫通部65と第1の切換え部材40aの基部支持部42aとの間には、上下の移動のための隙間が必要である。ただし、フランジ部45aによってその隙間を塞ぐことができるので、第1の収納室S1と操作空間S3との間を閉鎖でき、第1の収納室S1にゴミや埃あるいは水分などが入り込みにくい。
これは、第2の収納室S2においても同じである。
S1 第1の収納室
S2 第2の収納室
S3 操作空間
1 操作部材
4 切換え押圧部
10 切換え装置
11 ケース
12 底部
13a 第1の内壁部
13b 第2の内壁部
14a 第1の外壁部
14b 第2の外壁部
15a,15b 側壁部
16a 第1の内側凹部
16b 第2の内側凹部
17a 第1の外側凹部
17b 第2の外側凹部
19a 第1の壁面窪み部
19b 第2の壁面窪み部
21a,21b 垂直縁内面
23a 傾斜縁内面
25a,27a ばね規制部
31a,31b コモン固定接点
32a,32b 初期接触固定接点
33a,33b 切換え固定接点
35 可動接点
40a 第1の切換え部材
40b 第2の切換え部材
41a,41b 先部支持部
42a,42b 基部支持部
44a,44b 駆動部
45a,45b フランジ部
46a,46b 突曲面部
48a,49a 回動規制部
51a,51b 操作部
55 ばね部材
56 押圧弾性片
57 支持弾性片
60a 第1の蓋体
60b 第2の蓋体
61 内側挟持片
61a 第1の切欠き部
61b 第2の切欠き部
62 外側挟持片
65 貫通部

Claims (6)

  1. 固定接点と前記固定接点に選択的に接触する可動接点ならびに前記可動接点を動作させる切換え部材とが収納されたケースと、前記ケースを塞ぐ蓋体とが設けられた切換え装置において、
    前記ケースに、底部から立ち上がって互いに対向する2つの内壁部と、それぞれの内壁部の外側に対向して前記底部から立ち上がる2つの外壁部と、それぞれの内壁部とそれぞれの外壁部の両端部どうしを連結して前記底部から立ち上がる側壁部とが一体に形成されて、前記内壁部と前記外壁部と前記側壁部ならびに前記底部とで囲まれて上方に開口部を有する2つの収納室と、2つの前記内壁部との間に位置する操作空間とが構成され、それぞれの前記収納室に前記固定接点と前記可動接点とが収納されており、
    それぞれの前記収納室には、前記内壁部を貫通して上向きに開放された内側凹部が設けられ、
    それぞれの前記切換え部材は、前記外壁部に支持される先部支持部と、前記内側凹部に支持される基部支持部と、前記収納室の内部に位置して前記可動接点を動作させる駆動部と、前記基部支持部と一体に形成されて前記操作空間内で移動する操作部とを有し、
    それぞれの前記収納室に、前記駆動部を前記可動接点に押し付けて、前記操作部を初期姿勢へ付勢するばね部材が収納されており、
    前記蓋体は2つに分離されて、それぞれの前記蓋体で前記収納室の前記開口部が閉鎖されており、前記蓋体には、前記内壁部の前記操作空間に向く外面に重ねられる挟持片が形成され、この挟持片に形成された切欠き部に前記切換え部材が位置しており、
    それぞれの前記切換え部材には、前記基部支持部と前記操作部との間にフランジ部が形成されており、前記内側凹部と前記切欠き部との間に形成される貫通部が前記フランジ部で塞がれていることを特徴とする切換え装置。
  2. 前記内壁部の前記操作空間に向く外面では、前記内側凹部の両側部に壁面窪み部が形成されて、前記フランジ部が、前記壁面窪み部と、この壁面窪み部を覆う前記挟持片との間に位置している請求項1記載の切換え装置。
  3. 前記切換え部材が動作するときに、基部支持部は、前記内側凹部内で、回動し且つ上下に移動する請求項1または2記載の切換え装置。
  4. 前記フランジ部の縁外面に突曲面部が形成されており、前記切換え部材が回動するときに、前記突曲面部が、前記壁面窪み部の縁内面を摺動する請求項2記載の切換え装置。
  5. 前記縁外面に、前記縁内面と当たることでそれぞれの切換え部材の回動角度を規制する回動規制部が設けられている請求項4記載の切換え装置。
  6. 前記ばね部材は、板ばね材料で形成されて、前記収納室内に位置する押圧弾性片と、前記押圧弾性片の両端部から上向きに曲げられて、前記蓋体の内面に当接する支持弾性片とが一体に形成されており、
    前記押圧弾性片はその中央部よりも一方の側へ離れた部分が、前記切換え部材の前記駆動部に弾圧され、前記収納室の内部には、前記押圧弾性片の中央部よりも他方の側へ離れた部分に下から対向するばね規制部が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の切換え装置。
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