JP5804855B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来、水道など外部の水源から供給される水を、給水弁および注水部材を介して槽内へ供給する構成の洗濯機がある。このような構成の洗濯機は、注水部材の内部に、予め仕上げ剤などの補助剤を投入しておくことで、注水部材の内部を通る水に補助剤を溶かし、これにより、補助剤が溶け込んだ水を槽内へ注水することができる。この給水弁および注水部材は、例えば引用文献1に記載のように、水槽および回転槽の回転軸が上下方向へ延びるいわゆる縦軸型の洗濯機においては、外箱の上部に装着されたトップカバー後部の内側に平面的に収納配置されている。
特開2011−104150号公報
しかし、近年、洗濯機は、付加機能として乾燥機能などを備えるものが増えている。このような構成において、温風を供給する温風供給装置は、例えば給水弁や注水部材の周辺に配置されることが多い。そのため、給水弁や注水部材などを配置する空間が制約され、その結果、洗濯機全体としてのさらなる小型化が困難であった。
そこで、給水弁および注水部材を効率良く配置し、全体として小型化が可能な洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に設けられる槽と、前記槽の上に設けられ、内部に給水経路を有し、外部の水源から供給される水を前記給水経路を通して前記槽内へ注水する注水部材と、前記注水部材の上にあり且つ前記注水部材に対して水平方向に重なる位置に設けられ、前記水源と前記注水部材との間の経路を開閉可能に接続する給水弁と、を備える。前記注水部材は、前記給水弁の下にあって前記給水弁から漏れた水を受ける受部と、前記受部にあって前記受部が受けた水を前記受部の外方へ導く導水経路と、前記受部の下にあり且つ前記受部に対して水平方向に重ならない位置にあって、前記導水経路に導かれた水を前記槽内へ導く導出部と、を有している。
一実施形態による洗濯機の外観を示す斜視図 洗濯機の外蓋および後カバーを除いた状態で示す平面図 給水装置周辺の構成を示す斜視図 給水装置を示す斜視図 注水ケースを示す斜視図 給水装置の投入ケースを除いた状態で示す正面図 図6のA−A線に沿う横断平面図 図6のB−B線に沿う横断平面図 図6のC−C線に沿う縦断側面図
以下、一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、洗濯機10は、トップカバー11、外箱12、水槽13、および回転槽14を備えている。洗濯機10は、回転槽14の回転軸が地面に対して重力方向へ延びるいわゆる縦軸型であり、乾燥機能を備えた全自動洗濯機である。トップカバー11は、枠体111、外蓋112、後カバー113、および操作パネル114などから構成されている。以下、重力方向を基準に上下を定め、また操作パネル114側を洗濯機10の前方として説明する。
トップカバー11は、全体として上面が前方へ向かって下降傾斜する形状に形成されている。具体的には、枠体111は、例えば合成樹脂製であり、全体として上下方向に連通する矩形の筒状に形成され、上側部分が前方へ向かって下降傾斜している。外蓋112は、合成樹脂製であり、矩形の板状に形成されて枠体111の上側を覆っている。この外蓋112は、後端部分を支点にして枠体111に対し回動可能であるとともに、中心部分で前後に分割されて、この中心部分を支点に折れ曲がる二つ折れ式である。これにより、外蓋112は、枠体111の上下方向の連通部分の上側、すなわち枠体111の開口を開閉する。
また、後カバー113は、例えば合成樹脂製などで構成されている。この後カバー113は、左右方向に長い矩形の板状に形成された上面部と、この上面部と同様に板状に形成されて上面部の後端部に直角に設けられた背面部と、を一体にして構成されている。この後カバー113は、枠体111の上側であって外蓋112の後方に固定され、外蓋112とともに枠体111の上側を覆い、さらに枠体111の後側を覆っている。
操作パネル114は、左右方向に長い矩形の板状に形成され、外蓋112に対して後カバー113とは反対側に設けられている。これら外蓋112、後カバー113、および操作パネル114は、トップカバー11の上面を構成している。操作パネル114は、詳細は図示しないが、操作部や表示部などを有し、洗濯機10の作動全般を司る図示しない制御装置に接続されている。使用者は操作パネル114の操作部を操作して、例えば洗い運転や乾燥運転などの運転モードを選択する。そして、その選択結果や運転状態などは表示部に表示される。
外箱12は、鋼板などによって、上側が開口した矩形の箱体に形成されている。トップカバー11は、外箱12の上側に設けられ、外箱12の上側の開口を覆っている。この場合、トップカバー11および外箱12は、洗濯機10の外殻を構成している。外箱12の内部には、槽として水槽13および回転槽14が設けられている。水槽13は、中心軸が上下方向へ延びる円筒状に形成されて、外箱12の内部に収容されている。水槽13の上面には、図3に示す水槽カバー15が設けられている。
水槽カバー15には、図3に示すように開口部151が形成されており、さらに図2に示すように、この開口部151を開閉する内蓋152が設けられている。また、水槽カバー15には、図3に示すように、開口部151の後方において、給気口16、排気口17、および注水口18が設けられている。給気口16、排気口17、および注水口18は、水槽カバー15を貫いて水槽13の内部に連通している。そして、この水槽13は、詳細は図示しないが、外箱12の四隅から垂れ下がる防振装置に吊り下げられている。これにより、水槽13は外箱12に対して弾性的に支持されている。
回転槽14は、上側が開口した円筒状に形成されて、水槽13の内部に収容されている。回転槽14は、上下方向へ延びる回転軸を水槽13の中心軸と一致させて、この回転軸を中心に水槽13に対して相対的に回転する。この場合、詳細は図示しないが、回転槽14の底部付近には、撹拌羽根いわゆるパルセータが回転槽14に対して相対回転可能に設けられている。このパルセータは、回転されることにより回転槽14内の洗濯水に水流を起こし、これにより回転槽14内に収容された洗濯物が洗濯される。
水槽13の下面外側には、パルセータおよび回転槽14を回転駆動する駆動装置が設けられている。駆動装置は、モータやクラッチなどで構成されている。この駆動装置は、洗濯、すすぎ運転時には、回転槽14に対して図示しないパルセータを相対的に回転させて、回転槽14内部の洗濯水に水流を起こす。また、脱水運転時には、回転槽14および図示しないパルセータを一体的に一方向へ高速回転させて、これにより洗濯物を遠心脱水する。この場合、モータは、例えばその回転力を回転槽14およびパルセータに対して直接伝達する、いわゆるダイレクトドライブモータでもよいし、また、例えばブラシレスモータと減速機とを組み合わせたものでもよい。
この構成において、洗濯物は、外蓋112および内蓋152を開放した状態で、枠体111の内側、水槽カバー15の開口部151、および回転槽14の開口を通して出し入れされる。また、回転槽14は、詳細は図示しないが、円筒状の筒状部分の全域に複数の孔が形成されている。この複数の孔は、洗濯運転時および脱水運転時には水が出入りする通水孔として機能し、乾燥運転時には空気が出入りする通風孔として機能する。
また、洗濯機10は、温風供給装置19および給水装置20を備えている。これら温風供給装置19および給水装置20は、トップカバー11の後部である後カバー113の内側において、左右に並べて配置されている。この場合、温風供給装置19は、図2に示すように、後カバー113の右側部分に位置してトップカバー11の内部に設けられている。温風供給装置19は、詳細は図示しないが、給気口16および排気口17に接続されて、これにより、温風供給装置19と、水槽13および回転槽14とを循環する風路が形成されている。この温風供給装置19は、内部に図示しない送風機やヒータなどを有しており、これにより、水槽13および回転槽14内へ洗濯物の乾燥用の温風を供給する。
給水装置20は、図2および図3に示すように、後カバー113の左側部分に位置してトップカバー11の内部に設けられている。この給水装置20は、図4に示すように、主に、注水部材としての注水ケース21、給水弁22、ポンプ装置23などから構成されている。具体的には、注水ケース21は、図5に示すケース本体24、覆い部材25、および図3に示す投入ケース26などから構成されている。これらケース本体24、覆い部材25、および投入ケース26は、合成樹脂などで構成されている。ケース本体24は、全体として上側が開口した箱状に形成されている。覆い部材25は、ケース本体24の上側に設けられ、ケース本体24の上側の開口を覆っている。この場合、ケース本体24と覆い部材25とは、水密に構成されている。
また、注水ケース21は、その一部つまり左後部が窪んだ形状に形成されている。この場合、注水ケース21の左後部の窪み部分は、ケース本体24の構成要素の一部である、受部241、後壁部242、および右壁部243によって形成されている。受部241は、左右方向に長い矩形に形成されて、注水ケース21の上側の壁を構成する覆い部材25よりも低い位置に設けられている。また、後壁部242は、受部241の前側の縁部に沿って設けられ、ケース本体24の後側面の一部を構成している。右壁部243は受部241の右側の縁部に沿って設けられている。つまり、後壁部242および右壁部243は、受部241の隣接する二つの縁部すなわち前側および右側の二つの縁部を囲んでいる。
注水ケース21は、ケース本体24に一体に形成された導水壁244および導水溝245を有している。導水壁244は、受部241の外側つまり後側に設けられている。この導水壁244は、受部241の後側の縁部に沿って左右方向へ延び、さらに、受部241の左側の縁部の後部まで延びている。この場合、受部241と導水壁244との間には、これら受部241および導水壁244によって、受部241の上面よりも低い溝形状の第一導水経路27が形成されている。また、導水溝245は、受部241において、前後方向の中央部分を半円形状に窪ませて形成されている。この導水溝245は、受部241の左側の縁部から、左右方向のほぼ中央部分まで延びている。この場合、導水溝245によって、第二導水経路28が形成されている。
さらに、注水ケース21は、二個の連通孔246を有している。二個の連通孔246は、ケース本体24の受部241において、導水溝245に対して前後方向の両側に形成されている。そして、二個の連通孔246は、導水溝245に対して平行であって左右方向へ延びる矩形状に形成され、受部241を貫いている。これにより、注水ケース21は、二個の連通孔246によって、その外部と内部とが連通されている。
また、注水ケース21は、第一接続部29および第二接続部30を有している。これら第一接続部29および第二接続部30は、円筒形に形成されて、右壁部243を貫いている。このため、第一接続部29および第二接続部30は、注水ケース21の外部と内部とを連通している。この場合、第一接続部29および第二接続部30は、ケース本体24における右壁部243に一体に形成されている。
また、注水ケース21は、第三接続部31、呼び水ホース接続部32、および図6に示す吐出口33を有している。図5に示すように、第三接続部31は、注水ケース21の左側部分、つまりケース本体24の左側面を構成する左壁部249の上部に設けられている。この第三接続部31は、円筒形に形成されて、左壁部249を貫いている。このため、第三接続部31は、注水ケース21の内部と外部とを連通している。この場合、第三接続部31は、ケース本体24の左壁部249に一体に形成されている。
呼び水ホース接続部32は、注水ケース21の右側部分において、覆い部材25の上側に設けられている。この場合、呼び水ホース接続部32は、覆い部材25の上側面から上方へ突出し、さらにそこから円筒形の部材が前方へ突出して構成されている。この呼び水ホース接続部32は、注水ケース21の内部と外部とを連通している。この場合、呼び水ホース接続部32は、覆い部材25に一体に形成されている。
そして、吐出口33は、図6に示すように、注水ケース21の前面部分、つまりケース本体24の前面右側の下部に設けられている。吐出口33は、円筒形に形成され、ケース本体24を貫いている。このため、吐出口33は、ケース本体24の外部と内部とを連通している。そして、吐出口33は、図9に示すように、注水ホース34を介して、注水口18に接続されている。これにより、注水ケース21の内部と水槽13の内部とは、注水ホース34を介して接続されている。
注水ケース21の後部の窪み部分つまり受部241の上側には、給水弁22が設けられている。つまり、給水弁22は、注水ケース21の上方にあって且つ注水ケース21に対して水平方向に重なる位置に設けられている。給水弁22は、二個の電磁弁を一体に構成したいわゆる二連式の電磁弁である。給水弁22は、図7に示すように二個の出口部すなわち第一出口部221および第二出口部222と、図4に示すように一個の入口部223と、を有している。この給水弁22は、図5に示す注水ケース21に一体に形成された二箇所の取付け部215、216に、ねじをねじ込んで取付けられている。
また、給水弁22は、図7に示すように、第一出口部221および第二出口部222が、それぞれ注水ケース21の第一接続部29および第二接続部30に差し込まれている。これにより、給水弁22と注水ケース21とが接続されている。一方、入口部223は、図1に示すように、トップカバー11の後カバー113から上方へ露出されている。そして、この入口部223は、詳細は図示しないが、給水ホースを介して外部の水源である水道の蛇口に接続される。これにより、給水弁22は、外部の水源と注水ケース21の内部との間の経路を、開閉可能に接続している。
また、図6に示すように、注水ケース21は、ケース本体24の前面側に形成された開口部247を有している。開口部247は、ケース本体24の前壁部248を矩形に貫き、注水ケース21の外部と内部とを連通している。投入ケース26は、詳細は図示しないが、開口部247の内側を通して出し入れ可能に設けられている。この投入ケース26は、詳細は図示しないが、箱状に形成されている。そして、この投入ケース26は、その内部に仕上げ剤などの補助剤が投入されて注水ケース21内へ差し込まれる。これにより、仕上げ剤などの補助剤は、注水ケース21の内部に投入される。
ケース本体24には、ポンプ装置23を載置する載置台37が一体に形成されている。載置台37は、図5に示すように、底壁371、前壁372、左壁373、弾性変形部374、および二個の爪部375などを有して構成されている。底壁371は、前後方向に長い矩形の板状に形成され、ケース本体24の左側にあって受部241よりも低い位置に設けられている。この場合、底壁371は、上側の面がほぼ水平となるように設けられている。また、底壁371は、右前側の角の一部が切欠かれている。
前壁372は、板状に形成されて、底壁371に対して直角に配置され、底壁371の前側の縁部に沿って設けられている。また、左壁373は、板状に形成されて、底壁371に対して直角に配置され、底壁371の右側の縁部に沿って設けられ、前後方向の途中部分まで延びている。この場合、前壁372と左壁373とは繋がっている。また、前壁372は、その右縁部が、ケース本体24の左壁部249に繋がっている。そして、底壁371の右前側の切欠かれた角部と、ケース本体24の左壁部249の下部と、前壁372の右下部と、によって、導出孔211が形成されている。この場合、導出孔211は、受部241の下方にあって且つ受部241に対して水平方向に重ならない位置に形成されている。そして、この導出孔211は、水槽13の上方すなわち水槽カバー15の上方に位置している。
弾性変形部374は、底壁371の後側において左右方向の中央部付近に設けられている。この弾性変形部374は、上下方向に長い矩形の板状に形成されて、底壁371に対して直角に配置されている。この場合、弾性変形部374は、下端部が底壁371に繋がって、前壁372に対して平行に設けられている。この弾性変形部374は、底壁371との接続部分を支点にして、前後方向に弾性変形する。そして、二個の爪部375は、前壁372および弾性変形部374において、対向する位置に設けられている。
ポンプ装置23は、図4に示すように、載置台37の上側に載置されている。この場合、ポンプ装置23は、矩形の板状に形成された基台231に、ポンプ本体232およびタンク233などを取付けて構成されている。このポンプ装置23は、基台231の上側面の前後部分が載置台37の二個の爪部375に係止されている。これにより、ポンプ装置23は、載置台37に取外し可能に固定されている。
ポンプ装置23のタンク233は、呼び水取水口234、風呂水取水口235、および風呂水吐出口236を有している。この場合、図4に示すように、呼び水取水口234は、呼び水ホース35を介して呼び水ホース接続部32に接続されている。また、風呂水吐出口236は、接続ホース36を介して、図5に示す第三接続部31に接続されている。一方、風呂水取水口235は、図1に示すように、トップカバー11の後カバー113から上方へ露出されている。そして、この風呂水取水口235は、詳細は図示しないが、例えば風呂水を利用する際など必要に応じて風呂水ホースが接続される。これにより、風呂水取水口235は、図示しない風呂水ホースを介して浴槽内と接続される。
この注水ケース21は、例えば、ねじなどによってトップカバー11の枠体111に取付けられている。つまり、図2および図7に示すように、注水ケース21には、後側部分に取付け部38が設けられ、右側部分に取付け部39が設けられている。また、載置台37には、左後側の角部に取付け部40が設けられている。注水ケース21および載置台37は、これら取付け部38、39、40に、ねじをねじ込んで、枠体111に取付けられている。
次に、注水ケース21の内部について説明する。注水ケース21の内部には、複数の給水経路この場合第一から第三の三つの給水経路が、上下方向に立体的に形成されている。
具体的には、注水ケース21の内部は、図7に示す上層部と、図8に示す下層部との二層で構成されている。この場合、注水ケース21の下層部は、受部241に形成された連通孔246によって外部へ連通している。また、注水ケース21は、図7に示すように、その内部の上層部において、第一隔壁212および第二隔壁213を有している。第一隔壁212は、第一接続部29と第二接続部30との間に設けられている。これにより、第一隔壁212は、注水ケース21の内部の上層部を前後方向に区分している。この場合、注水ケース21の内部の上層部において、第一隔壁212の後方の空間は第一給水経路41を構成している。
また、第二隔壁213は、後壁部242と、注水ケース21の前側面を構成する前壁部248との間において、第一隔壁212から左壁部249に亘って右壁部243および前壁部248に対してほぼ平行に設けられている。これにより、第二隔壁213は、注水ケース21の内部の上層部を、第二隔壁213に対して給水弁22側の空間と、給水弁22とは反対側の空間に区分している。この場合、第二隔壁213に対して給水弁22側の空間は第二給水経路42を構成し、給水弁22とは反対側の空間は第三給水経路43を構成している。
第一給水経路41は、外部の水源例えば水道から供給される水を、直接水槽13内へ注水する経路である。この第一給水経路41は、図7〜図9に矢印D1で示されている。第一給水経路41の入口は、第一接続部29によって構成されている。すなわち、第一給水経路41の入口つまり第一接続部29は、給水弁22の第一出口部221に接続されている。第一出口部221から第一給水経路41内に供給された水は、その大部分が、図9の矢印D1に示すように、第一隔壁212の前側付近で落下し、その後、第一給水経路41の出口411から吐出される。そして、出口411から吐出された水は、吐出口33および注水ホース34を通って水槽13内へ注水される。
また、第一給水経路41の入口付近の上方には呼び水ホース接続部32が設けられている。そのため、第一出口部221から第一給水経路41内に供給された水は、その一部が、図6および図9の矢印Eに示すように、呼び水ホース接続部32から呼び水ホース35へ流れる。そして、呼び水ホース35へ流入した水は、呼び水取水口234およびタンク233を介してポンプ本体232内へ供給される。この場合、呼び水取水口234からポンプ本体232へ供給される水は、ポンプ本体232が風呂水を汲み上げる際の呼び水として機能する。
第二給水経路42は、外部の水源例えば水道から供給される水に、仕上げ剤などを溶かして水槽13内へ注水する経路である。この第二給水経路42は、図7〜図9に矢印D2で示されている。第二給水経路42の入口は、第二接続部30によって構成されている。すなわち、第二給水経路42の入口つまり第二接続部30は、給水弁22の第二出口部222に接続されている。第二出口部222から第二給水経路42内に供給された水は、図7の矢印D2に示すように、第二隔壁213に対して給水弁22側の空間を通り、そして、落下穴214から、この落下穴214の下方に位置する投入ケース26内に落下する。その後、投入ケース26内に落下した水は、詳細は図示しないが、投入ケース26内に予め投入されていた仕上げ剤などの補助剤を溶かした後、図8および図9の矢印D2に示すように、第二給水経路42の出口421から吐出される。そして、出口421から吐出された水は、吐出口33および注水ホース34を通って水槽13内へ注水される。
第三給水経路43は、ポンプ装置23によって汲み上げられた風呂水などを水槽13内へ注水する経路である。この第三給水経路43は、図6〜図9に矢印D3で示されている。第三給水経路43の入口は、第三接続部31によって構成されている。すなわち、第三給水経路43の入口つまり第三接続部31は、接続ホース36を介してポンプ装置23の風呂水吐出口236に接続されている。ポンプ装置23によって汲み上げられて、風呂水吐出口236から第三給水経路43内に供給された風呂水は、図7の矢印D3に示すように、第二隔壁213に対して給水弁22とは反対側の空間を通る。そして、図9の矢印D3に示すように、第一隔壁212付近で落下し、その後、第三給水経路43の出口431から吐出される。そして、出口431から吐出された風呂水は、吐出口33および注水ホース34を通って水槽13内へ注水される。
この構成において、給水弁22と注水ケース21との接続部分、つまり、第一出口部221および第二出口部222と、第一接続部29および第二接続部30との間に、例えば水漏れなどが生じると、その漏れた水は、受部241の上面に落下する。これにより、給水弁22の下方に位置する受部241は、給水弁22から漏れた水を受ける。そして、受部241で受けられた水は、第一導水経路27および第二導水経路28によって、受部241の左縁部から外方へ導かれる。この場合、導水壁244によって形成される第一導水経路27は、給水弁22に対して水平方向の外側に位置している。また、導水溝245によって形成される第二導水経路28は、給水弁22に対して水平方向の内側に位置している。
ここで、給水弁22から漏れた水が少量であれば、その水は、第一導水経路27および第二導水経路28を伝って、受部241の左縁部から載置台37の底壁371の上面へ流れ、導出孔211から水槽カバー15の上面に落下する。この場合、導出孔211は、導出部として機能する。水槽カバー15には、詳細は図示しないが、水槽カバー15を貫いて水槽13の内部に連通する導水孔が形成されている。導出孔211から水槽カバー15の上面に落下した水は、水槽カバー15に設けられた導水孔を通って水槽13内へ落下する。これにより、給水弁22から水が漏れた場合であっても、その水が、受部241の外方へ溢れ出ることを抑制することができる。
また、給水弁22から漏れた水が比較的多い場合、その漏れた水の一部は、前述と同様に第一導水経路27および第二導水経路28を伝い、導出孔211から水槽カバー15の導水孔を通って水槽13内へ落下する。さらに、第一導水経路27および第二導水経路28の許容量を超えた水は、受部241に形成された連通孔246から、注水ケース21の内部へ流れる。この場合、連通孔246は、図8に示す注水ケース21内の下層部つまり第二給水経路42に連通している。そのため、連通孔246から注水ケース21の内部に落下した水は、第二給水経路42を通り、吐出口33および注水ホース34を介して、水槽13内へ流入する。
この構成によれば、給水弁22は、注水ケース21の受部241の上方に設けられている。つまり、給水弁22は、注水ケース21の上方にあって且つ注水ケース21に対して水平方向に重なる位置に設けられている。このように、注水ケース21および給水弁22を、立体的に配置することによって、これら注水ケース21および給水弁22を効率良く配置することができる。これにより、平面方向において、注水ケース21および給水弁22が占める大きさが低減され、その結果、洗濯機10の全体としての小型化を図ることができる。
また、注水ケース21は、導水壁244によって形成されて給水弁22に対して水平方向の外側に位置する第一導水経路27と、導水溝245によって形成されて給水弁22に対して水平方向の内側に位置する第二導水経路28と、を有している。そして、第一導水経路27および第二導水経路28に導かれた水は、導出孔211から水槽カバー15の上面へ落下し、図示しない導水孔から水槽13内へ導かれる。これによれば、給水弁22から漏れた水は、水槽13内へ確実に導かれる。そのため、例えば注水ケース21の周辺に電子部品などが設けられている場合であっても、給水弁22から漏れた水が受部241から外方へ溢れ、その水が注水ケース21周辺の電子部品などに影響を与えることを抑制することができる。
さらに、注水ケース21は、受部241に、第二給水経路42に連通する連通孔246が形成されている。これによれば、給水弁22から漏れた水が比較的多い場合であっても、その漏れた水を、連通孔246から第二給水経路42内へ導くことができる。その結果、例えば注水ケース21の周辺に電子部品などが設けられている場合であっても、給水弁22から漏れた水が受部241から外方へ溢れ、その水が注水ケース21周辺の電子部品などに影響を与えることをより確実に抑制することができる。
なお、注水ケース21の内部に形成される給水経路は、上記した三つの給水経路41、42、43に限られず、四つ以上若しくは二つ以下であってもよい。
また、給水装置20において、ポンプ装置23は、左右逆に配置してもよい。つまり、載置台37およびポンプ装置23は、注水ケース21の右側に設けてもよい。この場合、ケース本体24の左壁部249に、導出孔211に代えて、例えば導出部として樋などを設け、導水経路27、28に導かれた水が樋を伝って水槽カバー15の上面に落下するように構成すればよい。
さらに、取付け部215、216は、注水ケース21の内部と連通していてもよいし、連通していなくてもよい。
また、導出孔211は、ホースなどによって水槽13内に接続してもよい。
そして、温風供給装置19および給水装置20は、左右逆に配置してもよい。つまり、トップカバー11の後カバー113の内部において、温風供給装置19を左側に配置し、給水装置20を右側に配置してもよい。
以上説明した実施形態によれば、給水弁を、注水部材の上であり且つ注水部材に対して水平方向に重なる位置に設けることで、給水弁および注水部材を立体的に効率良く配置することができ、その結果、洗濯機全体としてのさらなる小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、12は外箱、13は水槽(槽)、14は回転槽(槽)、21は注水ケース(注水部材)、22は給水弁、211は導出孔(導出部)、241は受部、244は導水壁、245は導水溝、246は連通孔、27は第一導水経路(導水経路)、28は第二導水経路(導水経路)、41は第一給水経路(給水経路)、42は第二給水経路(給水経路)、43は第三給水経路(給水経路)を示す。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に設けられる槽と、
    前記槽の上に設けられ、内部に給水経路を有し、外部の水源から供給される水を前記給水経路を通して前記槽内へ注水する注水部材と、
    前記注水部材の上にあり且つ前記注水部材に対して水平方向に重なる位置に設けられ、前記水源と前記注水部材との間の経路を開閉可能に接続する給水弁と、を備え、
    前記注水部材は、
    前記給水弁の下にあって前記給水弁から漏れた水を受ける受部と、
    前記受部にあって前記受部が受けた水を前記受部の外方へ導く導水経路と、
    前記受部の下にあり且つ前記受部に対して水平方向に重ならない位置にあって、前記導水経路に導かれた水を前記槽内へ導く導出部と、を有している洗濯機。
  2. 前記注水部材は、前記導水経路として、前記給水弁に対して水平方向の外側に導水壁を有している請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記注水部材は、前記導水経路として、前記給水弁に対して水平方向の内側に導水溝を有している請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 外箱と、
    前記外箱内に設けられる槽と、
    前記槽の上に設けられ、内部に給水経路を有し、外部の水源から供給される水を前記給水経路を通して前記槽内へ注水する注水部材と、
    前記注水部材の上にあり且つ前記注水部材に対して水平方向に重なる位置に設けられ、前記水源と前記注水部材との間の経路を開閉可能に接続する給水弁と、を備え、
    前記注水部材は、
    前記給水弁の下にあって前記給水弁から漏れた水を受ける受部と、
    前記受部にあって前記給水経路に連通する連通孔と、を有している洗濯機。
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