JP5801347B2 - コネクタ装置及びそれを備える電子機器 - Google Patents

コネクタ装置及びそれを備える電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、トレイに搭載したカードと接続するコネクタ装置と、それを備える電子機器に関する。
この種のコネクタ装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。図42に示されるように、特許文献1においては、電気的接続機能を有するコネクタ主部に対してトレイが収容された際に、トレイの一部とコネクタ主部の一部とが係合して、収容状態が維持される。図43に示されるように、特許文献2においては、電気的接続機能を有するコネクタ主部に対してトレイが収容された際に、トレイの被ロック部に対してロック部が係合して、収容状態が維持される。
特許第3213872号公報 特開2008−108695号公報
特許文献1記載のコネクタ装置と特許文献2記載のコネクタ装置のいずれを電子機器のケース内に取り付けた場合も、トレイの位置はコネクタ主部の位置によって決まってしまう。一方、各部材の製造公差や組立公差によりコネクタ主部の位置とケースとの相対位置を制御することは困難である。そのため、ケースとトレイの相対位置も制御することができず、コネクタ主部にトレイが収容された状態であってもケースからトレイが突出してしまったりするといった状態が生じていた。
そこで、本発明は、電子機器のケース内に取り付けた場合に、ケースとトレイとの相対位置を制御し易い構造を備えるコネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタ装置として、
電子機器のケース内に取り付けられるコネクタ装置であって、
電気的接続機能を有するコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
前記トレイには、被ロック部が形成されており、
前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
前記コネクタ装置が前記ケース内に取り付けられると、前記押付部材が前記被押付部を前記ケースに押し付けて、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められる
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第2のコネクタ装置として、第1のコネクタ装置であって、
前記コネクタ装置は、前記コネクタ装置に収容された前記トレイを前記排出方向に向けて押圧するイジェクト機構を更に備えており、
前記ロック部が前記被ロック部にロックしているとき、前記イジェクト機構は前記押付部材としても機能し、前記トレイを介して前記ロック部材の前記被押付部を前記排出方向に向けて押圧している
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第3のコネクタ装置として、第2のコネクタ装置であって、
前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第4のコネクタ装置として、第3のコネクタ装置であって、
前記ロック解除機構の前記弾性部材もまた、前記イジェクト機構とは別個に、前記押付部材として機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧している
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第5のコネクタ装置として、第3又は第4のコネクタ装置であって、
前記イジェクト機構は、前記ロック解除機構の前記弾性部材よりも押圧力の強い弾性部材を有している
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第6のコネクタ装置として、第1のコネクタ装置であって、
前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
前記弾性部材は、前記押付部材としても機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧しているものであり、
前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第7のコネクタ装置として、第3乃至第6のいずれかのコネクタ装置であって、
前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第8のコネクタ装置として、第1乃至第7のいずれかのコネクタ装置であって、
前記ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第1突当部を有しており、
前記被ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第2突当部を有しており、
前記第2突当部が前記排出方向において前記第1突当部と突き当たり前記ロックを行う
コネクタ装置を提供する。
また、本発明は、第9のコネクタ装置として、第1乃至第8のいずれかのコネクタ装置であって、
前記ロック部材は、前記挿入方向に向かって延びるアームと、前記直交する方向において前記アームと対向するバネ部と、前記アームと前記バネ部とを連結する連結部とを有しており、
前記ロック部は、前記アームに支持されており、
前記バネ部が弾性変形すると、前記アームの向きが変わり、それによって前記ロック部が移動する
コネクタ装置を提供する。
更に、本発明は、第1の電子機器として、
第1乃至第7のいずれかのコネクタ装置と、ケースと、ドア部材とを備える電子機器であって、
前記コネクタ主部は、前記ケース内に固定されており、
前記ドア部材は、前記挿入方向における前記トレイとの位置関係を固定された状態で前記トレイに取り付けられており、
前記被押付部は、前記ケース内に押し当てられており、
前記トレイが前記ロック位置にあるとき、前記ドア部材の前記ケースに対する相対位置は、前記被押付部の前記ケースに対する押し付けによって決まっている
電子機器を提供する。
また、本発明は、第2の電子機器として、第1の電子機器であって、
前記ドア部材は、前記トレイが前記ロック位置にあるときに前記ケースの外表面と前記ドア部材の外表面とが同一平面上にあるように、前記トレイに取り付けられている
電子機器を提供する。
更に、本発明は、第3の電子機器として、第1又は第2の電子機器であって、
前記ドア部材は、前記挿入方向と直交する面内において移動可能となるように前記トレイに取り付けられている
電子機器を提供する。
コネクタ装置を電子機器のケース内に取り付けた際にケースに押し付けられる被押付部をロック部材に設けて、ロック部材とケースとの相対位置を調整可能としたことにより、ロック位置にあるトレイとケースとの相対位置を調整することができる。
本発明の実施の形態によるコネクタ装置を示す断面図である。ロック部材のロック部は、トレイの被ロック部内に位置している。 図1のコネクタ装置を示す他の断面図である。ロック部材のロック部は、トレイの被ロック部外に位置している。 図1のコネクタ装置を示す分解斜視図である。 図1のコネクタ装置の一部を拡大して示す断面図である。 図1のコネクタ装置が組み込まれた電子機器を示す斜視図である。トレイは電子機器のケース内に収容されている。 図5の電子機器を示す他の斜視図である。操作部材を用いてトレイが部分的に排出されている。 図3のコネクタ装置に含まれるコネクタ主部を示す斜視図である。カバーは省略されている。 図3のコネクタ装置に含まれるロック部材を示す上面図である。 図8のロック部材を示す斜視図である。 図8のロック部材を示す他の斜視図である。 コネクタ主部とロック部材とケースとの関係を示す図である。 コネクタ主部とロック部材とケースとの関係を示す図である。 図11の関係をXIII--XIII線に沿って示す断面図である。 図12の関係をXIV--XIV線に沿って示す断面図である。 図3のコネクタ装置に含まれる解除部材を示す上面図である。 図15の解除部材を示す斜視図である。 図15の解除部材を示す他の斜視図である。 ロック部材と解除部材との関係を示す側面図である。 図18の関係をXIX--XIX線に沿って示す断面図である。 図19に対応する断面図である。解除部材はピン(操作部材)により操作されている。 図3のコネクタ装置に含まれるイジェクトバーを示す上面図である。 図1のコネクタ装置を示す側断面図である。図には、プリワーニングスイッチとその近傍が含まれている。プリワーニングスイッチの状態はオフである。 図22に対応する側断面図である。プリワーニングスイッチの状態はオンである。 図1のコネクタ装置に含まれるトレイを示す上面図である。トレイには、ドア部材が取り付けられている。 図24のトレイ及びドア部材を示す分解斜視図である。 図24のトレイ及びドア部材を示す上面図である。トレイには、カードが収容されている。 図24のトレイ及びドア部材を示す正面図である。トレイはドア部材の背後に隠れている。 図24のトレイ及びドア部材をXXVIII--XXVIII線に沿って示す断面図である。 図27のトレイ及びドア部材をXXIX--XXIX線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための図である。図示されたトレイはケース内に未だ収容されていない。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。トレイがケース内に部分的に収容されている。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。ロック部材のロック部はトレイの被ロック部をロックしている。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。操作部材の操作によりロックが解除されている。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。ロックの解除によりイジェクトバーが移動開始している。 図1のコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。イジェクトバーがトレイを排出している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための図である。図30の状態に対応している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。図31の状態に対応している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。図32の状態に対応している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。図33の状態に対応している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。図34の状態に対応している。 変形例によるコネクタ装置の動作を説明するための他の図である。図35の状態に対応している。 特許文献1のコネクタ装置を示す図である。 特許文献2のコネクタ装置を示す図である。
図1、図2、図5、図6、図11及び図12から理解されるように、本発明の実施の形態によるコネクタ装置20は、電子機器1のケース10内において回路基板7に搭載固定されるものである。回路基板7は、ケース10に固定されている。従って、コネクタ装置20のケース10内における位置も固定されている。但し、コネクタ装置20とケース10との位置関係は、各部材の製造バラつき及び組立バラつきの範囲内でバラついている。
図3を参照すると、本実施の形態によるコネクタ装置20は、電気的接続機能を有するコネクタ主部100と、ロック部材200と、イジェクト機構300と、ロック解除機構400と、カード5(図26参照)を収容するためのトレイ600とを備えている。更に、トレイ600には、キャップ700を用いてドア部材800が取り付けられる。
図1及び図2に示されるように、トレイ600は、挿入方向(−Y方向)に沿ってコネクタ主部100に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものである。トレイ600の構造については後で詳述するが、少なくとも被ロック部620を有している。
図1に示されるように、ロック部材200は、トレイ600がコネクタ主部100に収容された状態をロックするためのものである。詳しくは、ロック部材200は、挿入方向と直交する横方向(X方向)に移動可能なロック部212を少なくとも有しており、トレイ600がコネクタ主部100に収容された際に、被ロック部620にロックする。これにより、トレイ600は、ロック位置を超えて挿入方向の逆方向である排出方向(+Y方向)に移動することができなくなり、収容状態が維持される。イジェクト機構300は、コネクタ主部100に収容されたトレイ600を排出方向(+Y方向)に向けて押圧するものである。ロック解除機構400は、操作されると、ロック部材200のロック部212を横方向に移動させてロック部212によるロックを解除するものである。
図1に示されるように、ドア部材800の外表面800Sは、コネクタ装置20を電子機器1のケース10内に組み込み且つトレイ600をコネクタ主部100に収容した状態において、電子機器1外部に露出している。詳しくは、本実施の形態によるドア部材800の外表面800Sは、以下に詳述する構造によって、ケース10の外表面10Sと同一平面を形成している。
ここで、ケース10のうち、コネクタ装置20と特に関係のある部位について、図1、図2、図22及び図23を用いて、説明する。ケース10には、トレイ600をコネクタ主部100に収容する際に、ドア部材800を収容するためのドア収容部12が形成されている。また、ドア収容部12とケース10内部とを連通する孔部14が設けられている。ドア収容部12の内側に位置する部位(本実施の形態においては内壁面)は、後述するように、トレイ600及びドア部材800のケース10に対する位置を決める際に基準となる基準部16として機能する。
図3を再び参照して、コネクタ主部100は、ハウジング110と、カバー120と、複数のコンタクト150とを備えている。本実施の形態によるハウジング110は、薄型化と強度確保のために、薄肉の絶縁体に対して金属の補強部材を組み込んでなるものである。但し、本発明はこれに限定されるわけではなく、ハウジング110は、絶縁体のみからなるものであってもよい。カバー120は、金属製のものであり、ハウジング110と組み合わせられて、主収容部130と副収容部140とを形成する。主収容部130は、トレイ600を収容するスペースであり、副収容部140は、ロック部材200、イジェクト機構300及びロック解除機構400を収容するスペースである。本実施の形態において、主収容部130と副収容部140とは、横方向(X方向:挿入方向と直交する方向)において並んでいる。コンタクト150は、ハウジング110に保持され、主収容部130内に位置している。
図7に示されるように、ハウジング110には、検知スイッチ160とプリワーニングスイッチ500とが組み込まれている。
図7に示されるように、検知スイッチ160は、スイッチ部162とスイッチ部164とからなるものであり、主収容部130内に位置している。本実施の形態による検知スイッチ160は、ノーマルクローズのものであり、初期状態においてスイッチ部162とスイッチ部164とが接触している。図1及び図2から理解されるように、トレイ600がコネクタ主部100に収容されると、トレイ600又はカード5によりスイッチ部162が押圧され、スイッチ部162とスイッチ部164とが非接触となる。これによって、トレイ600又はカード5が挿入されたことを検知することができる。
図7に示されるように、プリワーニングスイッチ500は、スイッチ部502とスイッチ部504とからなるものであり、副収容部140内に位置している。本実施の形態によるプリワーニングスイッチ500は、ノーマルオープンのものであり、初期状態においてスイッチ部502とスイッチ部504とが非接触となるように配置されている。このプリワーニングスイッチ500は、図22及び図23を用いて後述するように、ロック解除機構400が操作されたことを検知し、トレイ600が排出されることをトレイ600が排出される前に把握するためのものである。
更に、図7に示されるように、ハウジング110の副収容部140に相当するスペースには、位置規制部112、バネ受部116、位置規制部114及び位置規制部118が設けられている。このうち、位置規制部112,114及び118は、ロック部材200の位置を規制するためのものである。具体的には、位置規制部112は、挿入方向(−Y方向)を向いている。一方、位置規制部114及び位置規制部118は、排出方向(+Y方向)を向いている。バネ受部116は、イジェクト機構300を部分的に位置決めするためのものである。
図8乃至図10に示されるように、ロック部材200は、一枚の金属板を打ち抜き且つ折り曲げて形成されたものであり、アーム210と、バネ部220と、連結部230と、第2変換部240と、被押付部250とを有している。
アーム210は、比較的高い剛性を有し弾性変形し難いように形成されている。アーム210の挿入方向の先端には、上述したロック部212が形成されている。ロック部212の先端(−Y側)には、挿入方向と直交する面を有する第1突当部214が設けられている。本実施の形態による第1突当部214は、挿入方向(−Y方向)を向いている。ロック部212の後端(+Y側)には、挿入方向と斜交する面を有するトレイ誘い部216が設けられている。
図1と図8乃至図10から理解されるように、アーム210は、ロック部212がトレイ600の被ロック部620にロックしている状態において挿入方向(−Y方向)に沿って延びている。
バネ部220は、アーム210と比較して弾性変形し易いように形成されている。バネ部220の先端(−Y側端部)の下側(−Z側)には、位置規制部222が形成されている。位置規制部222は、排出方向(+Y方向)側を向いている。
連結部230は、アーム210とバネ部220とを連結している。連結部230のバネ部220の起点近傍には、位置規制部232が形成されている。位置規制部232は、挿入方向(−Y方向)を向いている。
第2変換部240は、連結部230の挿入方向の先端近傍に設けられている。本実施の形態においては、挿入方向において、第2変換部240とロック部212とは互いに近い位置に設けられている。そのため、第2変換部240が横方向(X方向)に移動すると、ロック部212も殆ど同じ距離だけ横方向に移動する。第2変換部240は、挿入方向及び横方向の双方と斜交する面を有している。詳しくは、第2変換部240は、+X側且つ+Y側に向いた面を有している。
被押付部250は、排出方向(+Y方向)と直交する板状の形状を有している。図8乃至図10に示されるように、本実施の形態による被押付部250は、アーム210の後端(+Y側端部)から横方向(具体的には−X方向)に延びている。被押付部250の挿入方向(−Y方向)側の面は、第2被押圧部252として機能し、その下部は位置規制部254として機能する。即ち、位置規制部254は、挿入方向(−Y方向)を向いている。
図11乃至図14に示されるように、ロック部材200は、挿入方向(Y方向)に沿って移動可能な状態で、ハウジング110に保持される。ここで、ロック部材200の位置のうち、挿入方向において最も奥の位置(即ち、最も−Y側の位置)を第1位置とし、挿入方向において最も手前の位置(即ち、最も+Y側の位置)を第2位置とする。即ち、本実施の形態によるロック部材200は、挿入方向に沿って第1位置と第2位置との間で移動可能である。図11及び図13から理解されるように、本実施の形態による第1位置は、ロック部材200の位置規制部232及び位置規制部254がハウジング110の位置規制部114及び位置規制部118に夫々突き当たることにより決められている。一方、図12及び図14に示されるように、本実施の形態による第2位置は、ロック部材200の位置規制部222がハウジング110の位置規制部112に突き当たることにより決められている。
図3に示されるように、イジェクト機構300は、絶縁体からなるイジェクトバー310とスプリングからなる弾性部材320とを備えており、ロック解除機構400は、金属製の解除部材410とスプリングからなる弾性部材430とを備えている。
図15乃至図17に示されるように、解除部材410は、一枚の金属板を打ち抜き且つ折り曲げて形成されたものであり、バネ受部412と、第1被押圧部414と、第1変換部416と、***作部418と、第2押圧部420と、スイッチ操作部422とを有している。バネ受部412は、弾性部材430の一端に挿入され、弾性部材430からの力を受けるためのものである。第1被押圧部414は、後述するようにイジェクトバー310から押圧される部位であり、挿入方向(−Y方向)を向いている。本実施の形態においては、解除部材410が弾性部材430から排出方向(+Y方向)に向かう力を受けるため、第1被押圧部414を省略することも可能である。
第1変換部416は、挿入方向及び横方向の双方と斜交する面を有している。詳しくは、第1変換部416は、−X側且つ−Y側に向いた面を有している。
***作部418は、排出方向(+Y方向)に向いた面を有しており、第2押圧部420は、排出方向(+Y方向)に向いた縁を有している。図15に最も良く示されるように、本実施の形態において、***作部418は、解除部材410の材料の板厚分だけ、第2押圧部420よりも排出方向側(+Y側)に位置している。
図17及び図18に示されるように、スイッチ操作部422は、解除部材410の下部(−Z側)に形成されている。スイッチ操作部422の先端(−Y側端部)は、挿入方向(−Y方向)及び上下方向(Z方向)の双方と斜交する面を有しており、その面の排出方向側(+Y側)には、下側(−Z側)に向いた面が形成されている。
図18乃至図20に示されるように、ロック部材200と解除部材410とは組み合わせられる。詳しくは、解除部材410の第1変換部416と第2押圧部420が、横方向においてロック部材200のアーム210とバネ部220の間に位置している。また、解除部材410の第2押圧部420は、ロック部材200の被押付部250よりも挿入方向の奥側(−Y側)に位置している。更に、バネ部220は、横方向において、解除部材410の第1変換部416とスイッチ操作部422の間に位置している。
図3から理解されるように、解除部材410は、弾性部材430により排出方向(+Y方向)に向けて押圧されている。そのため、図19に示される状態においては、解除部材410の第2押圧部420によりロック部材200の第2被押圧部252が排出方向(+Y方向)に向けて押圧されている。それによって、図1、図4並びに図11乃至図14に示されるように、ケース10内においてコネクタ主部100が回路基板7に搭載固定された際、ハウジング110に保持されたロック部材200の被押付部250は、ケース10内に設けられた基準部16に押し付けられる。即ち、弾性部材430は、被押付部250を基準部16に対して押し付ける押付部材として機能している。被押付部250が基準部16に押し付けられることにより、ロック部材200とケース10との相対位置を決めることができる。
なお、被押付部250が基準部16に押し付けられている状態において、ロック部材200は上述した第1位置と第2位置との間(両位置を含む)に位置している。そのため、押付部材として機能する弾性部材430は、ロック部材200が第2位置に向かうように解除部材410を介してロック部材200に対して力を加え続けている。
上述したように、コネクタ主部100に収容されたトレイ600の被ロック部620に対してロック部212がロックしてトレイ600がロック位置にあるとき、ロック部材200とトレイ600との相対位置関係は固定される。また、被押付部250が基準部16に押し付けられているとき、ロック部材200とケース10との相対位置関係を決めることができる。そのため、トレイ600のケース10に対する相対位置は、ロック部材200をケース10に押し付けることにより、調整することができ、製造バラつきや組立バラつきなどを吸収することができる。
被押付部250が基準部16に押し付けられているとき、図19に示されるように、第1変換部416は、挿入方向において第2変換部240と被押付部250との間に位置している。また、第1変換部416と第2変換部240とは挿入方向において対向している。更に、バネ部220は、横方向において、解除部材410のスイッチ操作部422の側面(詳しくは、+X側面)の内側に位置している。
図20に示されるように、ピン(操作部材)900を用いて***作部418を挿入方向に沿って押圧(操作)すると、第1変換部416が第2変換部240に突き当たり、ピン900の挿入力が横方向の外側(−X方向)に向かう力に変換されて第2変換部240に加えられる。これにより、バネ部220は、スイッチ操作部422の側面に押し付けられて弾性変形し、それによって、アーム210の向きが変ってアーム210が横方向の外側に開き、ロック部212も横方向の外側に移動する。この間、ロック部材200は、第1変換部416と第2変換部240との間の摩擦に起因して、解除部材410を介して弾性部材430(図3参照)によって排出方向に押圧され続けている。そのため、図2に示されるように、ロック部材200の被押付部250はケース10の基準部16に押し付けられたままである。
図21を参照すると、イジェクトバー310は、トレイ受部312と、バネ受部314と、第1押圧部316とを有している。図11及び図12と図21とから理解されるように、トレイ受部312は、主収容部130内に突出しており、図2に示されるように、トレイ600がコネクタ主部100に収容される際にトレイ600と直接接触する部分である。詳しくは、トレイ600の挿入時にはトレイ受部312はトレイ600により挿入方向に沿って押圧され、トレイ600の排出時にはトレイ受部312はトレイ600を排出方向に沿って押圧する。バネ受部314は、弾性部材320の一端に挿入される。弾性部材320の他端にはハウジング110のバネ受部116が挿入されているので、弾性部材320は、ハウジング110とイジェクトバー310とに挟まれることになり、イジェクトバー310は、弾性部材320から排出方向に向かう力を受けることになる。イジェクトバー310は、この力を利用して上述したようにトレイ600の排出を行う。本実施の形態において、弾性部材320はトレイ600の排出を行うものであるため、ロック解除機構400の弾性部材430より押圧力を強くするように設計されている。このように弾性部材320の押圧力を強くしてトレイ600の排出を確実に行うための押圧力を確保したとしても、トレイ600の排出操作に要する力は、主として、ロック部212を移動させるために解除部材410を弾性部材430に抗って操作する際の力であり、弾性部材320の押圧力の影響をさほど受けない。従って、本実施の形態によれば、排出操作に要する力を低減させつつ、確実にトレイ600の排出を行うための押圧力を確保することができる。但し、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、弾性部材320と弾性部材430とが同一の押圧力を有していてもよい。
コネクタ主部100にトレイ600が収容されている状態において、イジェクトバー310がトレイ600を排出方向に向けて押圧し続けていることから、トレイ600の被ロック部620はロック部材200のロック部212に押し付けられ続けており、そのため、トレイ600は上述したロック位置に維持されることとなる。このとき、ロック部材200は、イジェクト機構300のイジェクトバー310及びトレイ600を介して弾性部材320から排出方向に向かう力を受けており、それによって、被押付部250は基準部16に押し付けられている。即ち、本実施の形態においては、イジェクト機構300も被押付部250は基準部16に押し付ける押付部材として機能している。
更に、第1押圧部316は、排出方向を向いており、弾性部材320の力を利用して、解除部材410の第1被押圧部414を排出方向に向けて押圧する。このように、第1押圧部316と第1被押圧部414とが接触している間、本実施の形態による解除部材410は弾性部材430のみならず弾性部材320からも排出方向に向かう力を受けている。
図22及び図23に示されるように、本実施の形態によるプリワーニングスイッチ500は、ピン(操作部材)900自体ではなく、解除部材410のスイッチ操作部422により操作するように構成されている。ピン900により操作する場合、ピン900の角度やピン900のサイズ・形状によってスイッチ動作が影響を受ける可能性があるが、本実施の形態のように挿入方向(−Y方向)に移動する解除部材410のスイッチ操作部422を利用してプリワーニングスイッチ500のスイッチ部502とスイッチ部504とを高さ方向(上下方向:Z方向)において接触させて検知する構成とすると、上述したような問題が生じず、従ってスイッチの信頼性を向上させることができる。
図24乃至図29に示されるように、トレイ600には、キャップ700を利用してドア部材800が取り付けられている。
トレイ600は、主部としてカード収容部610を有している。カード収容部610の排出方向側端部(+Y側端部)近傍には、収容したカード5(図26参照)の脱落を防止するための脱落防止部612,614が設けられている。トレイ600の側部(詳しくは−X側の側部)には、上述した被ロック部620が形成されている。本実施の形態による被ロック部620は、トレイ600の側部から、横方向の内側(詳しくは+X側)に凹んでいる。被ロック部620の挿入方向(−Y方向)の端部を形成している縁は排出方向(+Y方向)を向いており、ロック部材200のロック部212が被ロック部620にロックした際に、第1突当部214が突き当たる第2突当部622として機能する。本実施の形態においては、第1突当部214が挿入方向と直交する面を有しており、第2突当部622が挿入方向と直交する縁を有しており、それらが挿入方向において互いに突き当たるように配置されていることに加えて、第1突当部214の第2突当部622に対する突き当てを比較的剛性の高いアーム210によりバックアップしていることから、電子機器1の落下の際に衝撃でロックが外れてしまうといった事態を避けることができる。
トレイ600の排出方向側端部(+Y側端部)には、−Z方向に延びる支持ポスト630が2つ形成されている。一方、キャップ700には、2つの嵌入孔702が形成されている。図25及び図28から理解されるように、支持ポスト630の先端は、キャップ700の嵌入孔702に嵌入され、それによって、支持ポスト630の周りには受容スペース750が形成される。
図25に示されるように、ドア部材800には、2つの被支持部810と、ピン挿入孔820と、誘い部830とが形成されている。図22及び図23に示されるように、ピン挿入孔820は、ピン900を挿入するためのものである。ドア部材800がドア収容部12に収容された際に、ピン挿入孔820はケース10に形成された孔部14と共にピン900を解除部材410の***作部418まで挿入突当可能とするための通路を形成する。図1、図2、図22及び図23に示されるように、誘い部830は、ドア部材800の挿入方向側(−Y側)の面の上下方向端部近傍及び横方向端部近傍に設けられており、挿入方向と斜交する面を有している。かかる誘い部830は、トレイ600がコネクタ主部100に収容される際に、ドア部材800をケース10のドア収容部12内に収まるようにガイドする。
図29に示されるように、被支持部810は、夫々、挿入方向(−Y方向)に向かって張り出した板状の部位である。被支持部810には、水平面(XY平面)内において支持ポスト630よりも大きな面積を有する孔部812が形成されており、その孔部812に対して支持ポスト630が横方向に移動可能な状態で挿入されている。また、上述した受容スペース750の高さ方向(Z方向)のサイズは、被支持部810の厚み(Z方向のサイズ)よりも十分に大きいので、被支持部810は、受容スペース750内において、高さ方向(Z方向:上下方向)にも移動可能である。即ち、ドア部材800は、トレイ600に対して、挿入方向(−Y方向)と直交する面内においては相対移動可能となっている。一方、ドア部材800は、挿入方向(−Y方向)においてはトレイ600に対して相対移動できない。即ち、ドア部材800は、挿入方向におけるトレイ600との位置関係を固定された状態でトレイ600に取り付けられている。前述のように、トレイ600とケース10との位置関係はロック部材200のケース10に対する押し付けにより調整することができる。従って、ドア部材800のケース10に対する位置もロック部材200のケース10に対する押し付けにより調整することができる。
このように、本実施の形態においては、ケース10とケース10内に設けられたコネクタ主部100との相対位置関係におけるバラつきのうち、挿入方向にそったバラつきに関しては上述したようにロック部材200とケース10との位置合わせにより吸収することとし、挿入方向と直交する方向におけるバラつきに関してはトレイ600のドア部材800を支持する支持構造により吸収することとしている。これにより、本実施の形態によれば、トレイ600がロック位置にあるときにケース10の外表面10Sとドア部材800の外表面800Sとが同一平面上にある(同一平面を構成している)。なお、問題となるようなバラつきが挿入方向においてのみ生じると予想される場合には、ドア部材800がトレイ600に対して挿入方向と直交する面内において相対移動できない構造を採用することとしてもよい。
以下、上述したような構造を有する電子機器1におけるトレイ600の収容動作及び排出動作について図30乃至35を参照して説明する。
図30に示されるように、トレイ600がロック部材200のロック部212まで到達していない状態においては、イジェクト機構300と弾性部材430により解除部材410が排出方向に向けて押圧されており、その解除部材410によりロック部材200も排出方向に向けて押圧されている。これにより、ロック部材200の被押付部250はケース10の基準部16に押し付けられている。
図31に示されるように、トレイ600の挿入が進むと、トレイ600によりロック部材200のロック部212が横方向外側(本実施の形態では−X側)に押圧される。
図32に示されるように、トレイ600の挿入が更に進むと、ドア部材800がケース10のドア収容部12に収容されると共に、トレイ600によりイジェクトバー310が挿入方向に押圧され、一方、トレイ600は弾性部材320から排出方向に向かう力を受ける。このとき、ロック部材200のロック部212がトレイ600の被ロック部620にロックし、トレイ600はロック位置に維持される。トレイ600がロック位置にあるときのドア部材800とケース10との位置は、上述したように、ロック部材200の被押付部250をケース10の基準部16に対して押し付けることにより調整されている。従って、本実施の形態においては、ドア部材800の外表面800Sとケース10の外表面10Sとで同一平面を構成することができる。
更に、本実施の形態によるドア部材800は、ZX平面内において移動可能となるようにトレイ600に取り付けられていることから、ZX平面内においてドア部材800がドア収容部12とズレていたとしても相対位置が調整され、ドア部材800がドア収容部12に適切に収容される。加えて、本実施の形態においては、ドア部材800に誘い部830が設けられていることから、ユーザは、ズレをあまり意識することなく、ドア部材800を押圧挿入するだけで、ドア部材800とドア収容部12との相対位置の調整が図られる。
図33に示されるように、ピン900により解除部材410の***作部418を押圧して挿入方向へ移動させると、第1変換部416が第2変換部240に突き当たり、ピン900の挿入の力を横方向の外側(本実施の形態では−X側)に向かう力となってロック部212を横方向外側に移動させる。これによって、被ロック部620に対するロック部212のロックは解除される。
図34に示されるように、ロックが解除されると、イジェクトバー310がトレイ600を排出し始める。但し、図示された時点では、ピン900で解除部材410を挿入方向に押圧しているので、イジェクトバー310が解除部材410に突き当たった時点で排出方向への移動が一時的に止まる。
図35に示されるように、ピン900を抜き去るかピン900に加えていた力を除くと、イジェクトバー310がトレイ600を更に排出させる。これにより、トレイ600を電子機器1外に取り出すことができる。トレイ600を電子機器1外に取り出すと、ロック部材200、イジェクト機構300及びロック解除機構400は、図30に示される状態に戻る。
上述した実施の形態では、ロック解除機構400の弾性部材430とイジェクト機構300を押付部材として利用していたが、弾性部材430を省略し、イジェクト機構300のみを押付部材として利用することとしてもよい。
以下に、イジェクト機構300を押付部材として利用する変形例について、図36乃至図41を用いて説明する。なお、上述した実施の形態では解除部材410に対してバネ受部412が設けられていたがバネ受部412が省略されている点と弾性部材430が設けられていた点を除き、下記変形例は上述した実施の形態と同じである。従って、同様の部材・部位については同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略することとする。
図36に示されるように、トレイ600がロック部材200のロック部212まで到達していない状態においては、イジェクト機構300により解除部材410′が排出方向に向けて押圧されており、その解除部材410′によりロック部材200も排出方向に向けて押圧されている。これにより、ロック部材200の被押付部250はケース10の基準部16に押し付けられている。
図37に示されるように、トレイ600の挿入が進むと、トレイ600によりロック部材200のロック部212が横方向外側(本実施の形態では−X側)に押圧される。
図38に示されるように、トレイ600の挿入が更に進むと、ドア部材800がケース10のドア収容部12に収容されると共に、トレイ600によりイジェクトバー310が挿入方向に押圧され、一方、トレイ600は弾性部材320から排出方向に向かう力を受ける。このとき、ロック部材200のロック部212がトレイ600の被ロック部620にロックし、トレイ600はロック位置に維持される。トレイ600がロック位置にあるときのドア部材800とケース10との位置は、上述したように、ロック部材200の被押付部250をケース10の基準部16に対して押し付けることにより調整されている。従って、本実施の形態においては、ドア部材800の外表面800Sとケース10の外表面10Sとで同一平面を構成することができる。
上述した実施の形態においては、図37の状態から図38の状態に移行する間、解除部材410は弾性部材430により常に排出方向に向けて押圧されていたが、本変形例においては、その押圧がない。そのため、ロック部材200がトレイ600に引き込まれて挿入方向に移動してしまわないように、解除部材410′とロック部材200との間の摩擦力や解除部材410′とハウジング110との摩擦力が大きくなるように設定する必要がある。上述した実施の形態は、そのようなことを考慮する必要がないことから、所望とする動作を実施させるという点において、本変形例よりも信頼性が高いと言える。
図39に示されるように、ピン900により解除部材410′の***作部418を押圧して挿入方向へ移動させると、第1変換部416が第2変換部240に突き当たり、ピン900の挿入の力を横方向の外側(本実施の形態では−X側)に向かう力となってロック部212を横方向外側に移動させる。これによって、被ロック部620に対するロック部212のロックは解除される。
図40に示されるように、ロックが解除されると、イジェクトバー310がトレイ600を排出し始める。但し、図示された時点では、ピン900で解除部材410′を挿入方向に押圧しているので、イジェクトバー310が解除部材410′に突き当たった時点で排出方向への移動が一時的に止まる。
図41に示されるように、ピン900を抜き去るかピン900に加えていた力を除くと、イジェクトバー310がトレイ600を更に排出させる。これにより、トレイ600を電子機器1外に取り出すことができる。トレイ600を電子機器1外に取り出すと、ロック部材200、イジェクト機構300及びロック解除機構400′は、図36に示される状態に戻る。
本発明は、例えば携帯電話のような電子機器に組み込まれるSIM(Subscriber Identity Module)カードのようなICカード用のコネクタ装置に適用可能である。
1 電子機器
5 カード
7 回路基板
10 ケース
10S 外表面
12 ドア収容部
14 孔部
16 基準部
20 コネクタ装置
100 コネクタ主部
110 ハウジング
112 位置規制部
114 位置規制部
116 バネ受部
118 位置規制部
120 カバー
130 主収容部
140 副収容部
150 コンタクト
160 検知スイッチ
162 スイッチ部
164 スイッチ部
200 ロック部材
210 アーム
212 ロック部
214 第1突当部
216 トレイ誘い部
220 バネ部
222 位置規制部
230 連結部
232 位置規制部
240 第2変換部
250 被押付部
252 第2被押圧部
254 位置規制部
300 イジェクト機構(押付部材)
310 イジェクトバー
312 トレイ受部
314 バネ受部
316 第1押圧部
320 弾性部材
400,400′ ロック解除機構
410,410′ 解除部材
412 バネ受部
414 第1被押圧部
416 第1変換部
418 ***作部
420 第2押圧部
422 スイッチ操作部
430 弾性部材(押付部材)
500 プリワーニングスイッチ
502 スイッチ部
504 スイッチ部
600 トレイ
610 カード収容部
612,614 脱落防止部
620 被ロック部
622 第2突当部
630 支持ポスト
700 キャップ
702 嵌入孔
750 受容スペース
800 ドア部材
800S 外表面
810 被支持部
812 孔部
820 ピン挿入孔
830 誘い部
900 ピン(操作部材)

Claims (27)

  1. 電子機器のケース内に取り付けられるコネクタ装置であって、
    電気的接続機能を有するコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
    前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
    前記トレイには、被ロック部が形成されており、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
    前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
    前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
    前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
    前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
    前記コネクタ装置が前記ケース内に取り付けられると、前記押付部材が前記被押付部を前記ケースに押し付けて、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められる
    コネクタ装置であって、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に向かって延びるアームと、前記直交する方向において前記アームと対向するバネ部と、前記アームと前記バネ部とを連結する連結部とを有しており、
    前記ロック部は、前記アームに支持されており、
    前記バネ部が弾性変形すると、前記アームの向きが変わり、それによって前記ロック部が移動する
    コネクタ装置。
  2. 請求項1記載のコネクタ装置であって、
    前記コネクタ装置は、前記コネクタ装置に収容された前記トレイを前記排出方向に向けて押圧するイジェクト機構を更に備えており、
    前記ロック部が前記被ロック部にロックしているとき、前記イジェクト機構は前記押付部材としても機能し、前記トレイを介して前記ロック部材の前記被押付部を前記排出方向に向けて押圧している
    コネクタ装置。
  3. 請求項2記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
    コネクタ装置。
  4. 請求項3記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック解除機構の前記弾性部材もまた、前記イジェクト機構とは別個に、前記押付部材として機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧している
    コネクタ装置。
  5. 請求項3又は請求項4記載のコネクタ装置であって、
    前記イジェクト機構は、前記ロック解除機構の前記弾性部材よりも押圧力の強い弾性部材を有している
    コネクタ装置。
  6. 請求項1記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記弾性部材は、前記押付部材としても機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧しているものであり、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
    コネクタ装置。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタ装置であって、
    前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
    前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
    コネクタ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第1突当部を有しており、
    前記被ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第2突当部を有しており、
    前記第2突当部が前記排出方向において前記第1突当部と突き当たり前記ロックを行う
    コネクタ装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコネクタ装置と、ケースと、ドア部材とを備える電子機器であって、
    前記コネクタ主部は、前記ケース内に固定されており、
    前記ドア部材は、前記挿入方向における前記トレイとの位置関係を固定された状態で前記トレイに取り付けられており、
    前記被押付部は、前記ケース内に押し当てられており、
    前記トレイが前記ロック位置にあるとき、前記ドア部材の前記ケースに対する相対位置は、前記被押付部の前記ケースに対する押し付けによって決まっている
    電子機器。
  10. 請求項9記載の電子機器であって、
    前記ドア部材は、前記トレイが前記ロック位置にあるときに前記ケースの外表面と前記ドア部材の外表面とが同一平面上にあるように、前記トレイに取り付けられている
    電子機器。
  11. 請求項9又は請求項10記載の電子機器であって、
    前記ドア部材は、前記挿入方向と直交する面内において移動可能となるように前記トレイに取り付けられている
    電子機器。
  12. コネクタ装置と、ケースと、ドア部材とを備える電子機器であって、
    前記コネクタ装置は、電子機器のケース内に取り付けられており、且つ、電気的接続機能を有すると共に前記ケース内に固定されたコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
    前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
    前記トレイには、被ロック部が形成されており、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
    前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
    前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
    前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
    前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
    前記ドア部材は、前記挿入方向における前記トレイとの位置関係を固定された状態で前記挿入方向と直交する面内において移動可能となるように前記トレイに取り付けられており、
    前記押付部材が前記被押付部を前記ケース内に押し付け、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められており、
    前記トレイが前記ロック位置にあるとき、前記ドア部材の前記ケースに対する相対位置は、前記被押付部の前記ケースに対する押し付けによって決まっている
    電子機器。
  13. 請求項12記載の電子機器であって、
    前記コネクタ装置は、前記コネクタ装置に収容された前記トレイを前記排出方向に向けて押圧するイジェクト機構を更に備えており、
    前記ロック部が前記被ロック部にロックしているとき、前記イジェクト機構は前記押付部材としても機能し、前記トレイを介して前記ロック部材の前記被押付部を前記排出方向に向けて押圧している
    電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器であって、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
    電子機器。
  15. 請求項14記載の電子機器であって、
    前記ロック解除機構の前記弾性部材もまた、前記イジェクト機構とは別個に、前記押付部材として機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧している
    電子機器。
  16. 請求項14又は請求項15記載の電子機器であって、
    前記イジェクト機構は、前記ロック解除機構の前記弾性部材よりも押圧力の強い弾性部材を有している
    電子機器。
  17. 請求項12記載の電子機器であって、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記弾性部材は、前記押付部材としても機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧しているものであり、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
    電子機器。
  18. 請求項14乃至請求項17のいずれかに記載の電子機器であって、
    前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
    前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
    電子機器。
  19. 請求項12乃至請求項18のいずれかに記載の電子機器であって、
    前記ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第1突当部を有しており、
    前記被ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第2突当部を有しており、
    前記第2突当部が前記排出方向において前記第1突当部と突き当たり前記ロックを行う
    電子機器。
  20. 請求項12乃至請求項19のいずれかに記載の電子機器であって、
    前記ドア部材は、前記トレイが前記ロック位置にあるときに前記ケースの外表面と前記ドア部材の外表面とが同一平面上にあるように、前記トレイに取り付けられている
    電子機器。
  21. 電子機器のケース内に取り付けられるコネクタ装置であって、
    電気的接続機能を有するコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
    前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
    前記トレイには、被ロック部が形成されており、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
    前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
    前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
    前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
    前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
    前記コネクタ装置が前記ケース内に取り付けられると、前記押付部材が前記被押付部を前記ケースに押し付けて、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められており、
    前記コネクタ装置は、前記コネクタ装置に収容された前記トレイを前記排出方向に向けて押圧するイジェクト機構を更に備えており、
    前記ロック部が前記被ロック部にロックしているとき、前記イジェクト機構は前記押付部材としても機能し、前記トレイを介して前記ロック部材の前記被押付部を前記排出方向に向けて押圧しており、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除するものであり、
    前記イジェクト機構は、前記ロック解除機構の前記弾性部材よりも押圧力の強い弾性部材を有している
    コネクタ装置。
  22. 請求項21記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック解除機構の前記弾性部材もまた、前記イジェクト機構とは別個に、前記押付部材として機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧している
    コネクタ装置。
  23. 請求項21記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記弾性部材は、前記押付部材としても機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧しているものであり、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除する
    コネクタ装置。
  24. 請求項21乃至請求項23のいずれかに記載のコネクタ装置であって、
    前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
    前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
    コネクタ装置。
  25. 請求項21乃至請求項24のいずれかに記載のコネクタ装置であって、
    前記ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第1突当部を有しており、
    前記被ロック部は、前記排出方向と直交する縁又は面からなる第2突当部を有しており、
    前記第2突当部が前記排出方向において前記第1突当部と突き当たり前記ロックを行う
    コネクタ装置。
  26. 電子機器のケース内に取り付けられるコネクタ装置であって、
    電気的接続機能を有するコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
    前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
    前記トレイには、被ロック部が形成されており、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
    前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
    前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
    前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
    前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
    前記コネクタ装置が前記ケース内に取り付けられると、前記押付部材が前記被押付部を前記ケースに押し付けて、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められており、
    前記コネクタ装置は、前記コネクタ装置に収容された前記トレイを前記排出方向に向けて押圧するイジェクト機構を更に備えており、
    前記ロック部が前記被ロック部にロックしているとき、前記イジェクト機構は前記押付部材としても機能し、前記トレイを介して前記ロック部材の前記被押付部を前記排出方向に向けて押圧しており、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除するものであり、
    前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
    前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
    コネクタ装置。
  27. 電子機器のケース内に取り付けられるコネクタ装置であって、
    電気的接続機能を有するコネクタ主部と、トレイと、ロック部材と、ロック解除機構と、押付部材とを備えており、
    前記トレイは、挿入方向に沿って前記コネクタ主部に少なくとも部分的に挿入され、収容されるものであり、
    前記トレイには、被ロック部が形成されており、
    前記ロック部材は、前記挿入方向に沿って最も奥の位置である第1位置と最も手前の位置である第2位置との間で移動可能となるように、前記コネクタ主部に保持されており、
    前記ロック部材には、ロック部と、被押付部とが設けられており、
    前記ロック部は、前記挿入方向と直交する方向に移動可能なものであり、且つ、前記トレイが前記コネクタ主部に収容された際に、前記被ロック部にロックして、前記トレイがロック位置を超えて前記挿入方向の逆方向である排出方向に移動することを防止するものであり、
    前記ロック解除機構は、操作されると前記ロック部を前記直交する方向に移動させて前記ロックを解除するものであり、
    前記押付部材は、前記ロック部材を前記第2位置に向かわせるように前記ロック部材に対して直接的又は間接的に力を加えるものであり、
    前記コネクタ装置が前記ケース内に取り付けられると、前記押付部材が前記被押付部を前記ケースに押し付けて、それによって、前記ロック位置にある前記トレイの前記ケースに対する相対位置が決められており、
    前記ロック解除機構は、第1変換部及び***作部が設けられた解除部材と、前記解除部材を前記排出方向に向かわせるように押圧する弾性部材とを備えており、
    前記ロック部材には、第2変換部が設けられており、
    前記弾性部材は、前記押付部材としても機能するものであり、前記被押付部が前記排出方向に向かうように前記解除部材を介して前記ロック部材を押圧しているものであり、
    前記解除部材の前記***作部を前記挿入方向に押圧すると、前記第1変換部と前記第2変換部とが互いに当たって押し合うことで、前記挿入方向の押圧を前記直交する方向への力に変換して前記ロック部の前記被ロック部に対する前記ロックを解除するものであり、
    前記コネクタ装置は、前記***作部が押圧されたことを検知するためのプリワーニングスイッチを更に備えており、
    前記解除部材は、前記解除部材の前記***作部が押圧された際に前記プリワーニングスイッチを操作するスイッチ操作部を有している
    コネクタ装置。
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