JP5798028B2 - ユーザ端末、及び基地局並びに通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。
ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)は、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)の標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて仕様が作成されている。W−CDMAは、ユーエムティーエス(UMTS: Universal Mobile Telecommunications System)とも呼ばれる。LTEは、W−CDMAの拡張技術であるHSPA(High Speed Packet Access)から更に発展した標準規格である。LTEでは、下りリンクにおいて100Mbps以上、上りリンクにおいて50Mbps以上の高速通信が実現され、遅延の改善や周波数の利用効率向上などが図られる。
LTEに従って無線通信を行うシステム(以下、「LTEシステム」という)が導入されることにより、既存の無線通信システムとLTEとが混在する。既存のシステムには、第3世代無線通信システム(以下、「3Gシステム」という)が含まれる。
セル再選択手順と、ハンドオーバ手順に利用される、測定されたセルに対するセル品質順位付け基準について知られている。セル品質順位付け基準は、測定されたセルがサービングセルであるときと、測定されたセルが隣接セルであるときとで異なる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−082979号公報
LTEシステムでは3Gシステムと同じ周波数帯域が使用される。また、LTEシステムでは、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzの帯域幅が選択できる。
図1は、複数のシステムにおける周波数帯の利用例を示す。図1において、下図はサービングセルにおける周波数帯の利用例を示し、上図は隣接セルにおける周波数帯の利用例を示す。
サービングセルでは、隣接セルの利用例と同様に、周波数帯f0、周波数帯f1、周波数帯f2は3Gシステムにより運用しており、周波数帯f3はLTEシステムにより運用していた。周波数帯f0、周波数帯f1、周波数帯f2、周波数帯f3は、5MHzであってもよい。また、隣接セルに周波数f0、周波数f1は5MHzのシステムを導入し、周波数f2及び周波数f3を使用してLTEシステムの10MHzを導入した場合を考える。
ユーザ端末は、LTEシステムの基地局からの下りリンクの信号の通信品質の測定を実施する。具体的には、ユーザ端末は、割り当てられた周波数帯域の中心周波数を含み、且つ少なくとも6リソースブロック(RB: Resource Block)で、LTEシステムの基地局からの下りリンクの信号の通信品質の測定を実施する。ユーザ端末の測定周波数帯域幅は、少なくとも6RBで測定すると規定されているためである。6RBは、1.08MHzに相当する。
図1に示される周波数帯の利用例において、周波数帯f2と周波数帯f3において、LTEシステムにより通信を実施するユーザ端末は、周波数帯f2と周波数帯f3の中心周波数を含む6RBで、通信品質の測定を実施する。つまり、周波数帯f2と周波数帯f3の通信品質として、中心周波数を含む6RBの通信品質が測定される。
周波数帯f0、周波数帯f1は、サービングセルと、隣接セルで同様のシステムが運用されているため、セル間干渉は均一となる。
しかし、周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域では、サービングセルでは5MHzのLTEシステムが運用され、隣接セルでは、3Gシステムと、LTEシステムとが運用されているため、セル間干渉は不均一となる。
周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域の中心周波数を含む6RBで測定された通信品質は、実際の通信品質よりもよい値となることが多い。従って、周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域で通信を実施するユーザ端末が、周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域の中心周波数を含む6RBで測定された通信品質を利用して、セル移行を行った場合には、失敗する可能性が高い。具体的には、周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域で通信を実施するユーザ端末が、周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域の中心周波数を含む6RBで測定されたRSRQ(Reference Signal Received Quality)を利用して、セル移行を行った場合には、失敗する可能性が高い。ここで、セル移行には、セルリセレクションや、ハンドオーバが含まれる。
RSRQを利用してセル移行を行った場合に生じると想定される影響を低減するために、以下の対策が考えられる。
セル移行に利用する指標としてRSRQの代わりに、RSRP(Reference Signal Received Power)を利用することが考えられる。しかし、RSRPに基づいてハンドオーバを実施するか否かを判定するようにした場合、干渉が多いエリアでは、他セル干渉が不明となる。このため、ユーザ端末は、ハンドオーバしたにも関わらず、無線品質が悪く、結果としてハンドオーバに失敗することが想定される。
また、5MHzで運用されているセルを10MHzで運用するセルに切替えるようにすることが考えられる。しかし、全てのエリアを10MHzで運用するセルに切替えるには時間を要する。また、国境付近でのオペレータの違いにより、運用しているLTEシステムの帯域幅の違いにより10MHzで運用するセルと、5MHzで運用されているセルとが混在する可能性があるが、すべてのセルにおいて10MHzのLTEシステムを導入するには時間を要する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、環境に応じて、無線品質評価を行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のユーザ端末は、
ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部と、
下りリンクの信号に基づいて、前記記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置を特定し、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標を算出するセル移行指標算出部と、
該セル移行算出部により算出されたセル移行指標を利用して、セル移行制御を行うセル移行制御部と
を有する、ユーザ端末として達成される。
前記記憶部には、前記周波数配置として、前記周辺セルの第1の通信システム及び第2の通信システムのうちの少なくとも一方における周波数帯と、前記ユーザ端末により利用される前記第2の通信システムにおける周波数帯との関係が格納される、ように構成してもよい。
前記周辺セルの第1の通信システム、第2の通信システムにより利用される周波数帯域幅は、前記ユーザ端末により利用される前記第2の通信システムにより利用される周波数帯域幅とは異なっていてもよい。
前記記憶部には、前記セル移行指標算出式として、前記ユーザ端末が通信を行うセルからの下りリンクの信号の受信電力を含む算出式と、前記周辺セルからの干渉電力を含む算出式とが含まれる、ように構成してもよい。
前記セル移行制御部は、アイドルモードであるか否かに応じて、セルリセレクションを行うか否か、メジャメントレポートを送信するかを判定する、ように構成してもよい。
前記セル移行制御部は、アイドルモードである場合、セルリセレクションを行うか否かを判定し、アイドルモードでない場合、メジャメントレポートを送信すると判定する、ように構成してもよい。
前記セル移行制御部は、メジャメントレポートを送信すると判定した場合、前記セル移行指標を含むメジャメントレポートを送信する制御を行う、ように構成してもよい。
本発明の基地局は、
ユーザ端末からのメジャメントレポートに基づいて、該ユーザ端末をハンドオーバさせるか否かを判定するハンドオーバ制御部と、
該ハンドオーバ制御部により前記ユーザ端末をハンドオーバさせると判定された場合、前記ユーザ端末に、ハンドオーバを指示するための情報を送信する無線通信部と
を有し、
前記メジャメントレポートは、ユーザ端末により下りリンクの信号に基づいて、ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置が特定され、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標が算出され、該セル移行指標に基づいて作成されたものである、基地局として達成される。
また、上記ユーザ端末が実行する通信制御方法、上記ユーザ端末が実行するプログラムとして構成することもできる。
また、上記基地局が実行する通信制御方法、上記基地局が実行するプログラムとして構成することもできる。
開示された実施例によれば、環境に応じて、無線品質評価を行うことができる技術を提供することが可能となる。
複数のシステムにおける周波数帯の利用例を示す図である。 無線通信システムの一実施例を示す図である。 ユーザ端末の一実施例を示す図である。 複数のシステムにおける周波数帯の利用例の詳細(その1)を示す図である。 複数のシステムにおける周波数帯の利用例の詳細(その2)を示す図である。 複数のシステムにおける周波数帯の利用例の詳細(その3)を示す図である。 複数のシステムにおける周波数帯の利用例の詳細(その4)を示す図である。 複数のシステムにおける周波数帯の利用例の詳細(その5)を示す図である。 RSRP、RSRQを示す図である。 RSSI、RSCPを示す図である。 ユーザ端末の一実施例を示す機能ブロック図である。 基地局の一実施例を示す図である。 基地局の一実施例を示す機能ブロック図である。 ユーザ端末の動作の一実施例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<無線通信システム>
図2は、無線通信システムの一実施例を示す。
無線通信システムが適用される環境は、複数の無線通信システムが混在する。複数の無線通信システムには、異なる移動通信方式で無線通信を行うものが含まれる。移動通信方式は、無線アクセス技術(RAT: Radio Access Technology)と呼ばれることもある。3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準仕様に規定されているRATには、LTE(Long Term Evolution)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、GSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)が含まれる。UMTSは第3世代通信方式であり、GSMは第2世代通信方式である。
無線通信システムが適用される環境の一実施例では、UMTSに従って無線通信を行うシステム(以下、「第1のシステム」という)と、LTEに従って無線通信を実行するシステム(以下、「第2のシステム」という)とが含まれる。他のシステムが含まれる場合でも同様である。
第1のシステムは、ユーザ端末(UE: User Equipment)100と、第1の基地局(BS: Base Station)300、及び300と、無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)400とを含む。
第1の基地局300、及び300は、無線ネットワーク制御装置400と接続される。無線ネットワーク制御装置400は、コアネットワーク700と接続される。
第1の基地局300はセル350をカバーし、第1の基地局300はセル350をカバーする。第1の基地局300、及び300は、図1に示したように、周波数帯f0、周波数帯f1、周波数帯f2、周波数帯f3のいずれかの帯域で、ユーザ端末100との間で無線通信を行う。つまり、第1の基地局300、及び300は、5MHzの帯域を利用して、ユーザ端末100との間で無線通信を行う。
ユーザ端末100は、セル350において第1の基地局300と、セル350において第1の基地局300と、UMTS方式により無線通信を行う。
図2には、1台のユーザ端末が描かれているが、2台以上であってもよい。また、図2には、無線ネットワーク制御装置400に2台の第1の基地局300、及び300が接続されているが、1台でもよいし、3台以上でもよい。また、図2には、1台の無線ネットワーク制御装置400が描かれているが、2台以上であってもよい。
第2のシステムは、ユーザ端末100と、第2の基地局500と、アクセスゲートウェイ600とを含む。
第2の基地局500はアクセスゲートウェイ600と接続される。アクセスゲートウェイ600は、コアネットワーク700と接続される。アクセスゲートウェイ600が、コアネットワーク700に含まれてもよい。第2の基地局500は、セル550をカバーする。第2の基地局500は、図1に示したように、周波数帯f0、周波数帯f1、周波数帯f2、周波数帯f3のいずれかの帯域、又は複数の帯域で、ユーザ端末100との間で無線通信を行う。第2の基地局500の一実施例では、5MHz、又は10MHzの帯域で、ユーザ端末100との間で無線通信を行う場合について説明するが、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzのいずれかを選択することができる。
ユーザ装置100はセル550において第2の基地局500とLTE方式により無線通信を行う。
アクセスゲートウェイ600は、モビリティマネジメントエンティティ/サービングゲートウェイ(MME/SGW: Mobility Management Entity/Serving Gateway)と呼ばれることもある。図2には、アクセスゲートウェイ600に1台の第2の基地局500が接続されているが、2台以上でもよい。また、図2には、1台のアクセスゲートウェイ600が描かれているが、2台以上であってもよい。
第2の基地局500と通信を行うことができるユーザ端末100は、第1の基地局300、及び300とも通信を行うことができるものであってもよい。この場合、ユーザ端末100は、デュアルモード端末と呼ばれることもある。ユーザ端末100の一実施例では、第1のシステムと、第2のシステムとの両方で、無線通信を行うことができる場合について説明する。
<ユーザ端末100>
図3は、ユーザ端末100の一実施例を示す。
ユーザ端末100は、第2の基地局500と無線通信を行うことができる。また、ユーザ端末100は、第1の基地局300、300と無線通信を行うことができるものであってもよい。第1の基地局300、300と無線通信を行うことができるものである場合、ユーザ端末100は、デュアルモード端末と呼ばれてもよい。デュアルモード端末は、例えばLTE方式と、例えばUMTS方式により通信を行うことができる。ユーザ端末100の一実施例では、第1の基地局300、300と、第2の基地局500と接続可能である。
ユーザ端末100は、サービングセルからの下りリンクの信号と、該サービングセル以外の周辺セルからの下りリンクの信号とを測定する。周辺セルには、サービングセルに隣接する隣接セルが含まれる。ユーザ端末100は、サービングセルからの下りリンクの信号と、隣接セルからの下りリンクの信号とを測定するようにしてもよい。以下、一例として、ユーザ端末100が、サービングセルからの下りリンクの信号と、隣接セルからの下りリンクの信号とを測定する場合について説明する。第1の基地局300、及び300からの下りリンクの信号にはパイロット信号(CPICH: Common Pilot CHannel)が含まれ、第2の基地局500からの下りリンクの信号にはリファレンスシグナル(RS: Reference Signal)が含まれる。
ユーザ端末100は、全体に拡散された第1の基地局300、及び300からの下りリンクの信号を逆拡散した上で、通信品質の測定を実施する。また、ユーザ端末100は、割り当てられた周波数帯域の中心周波数を含み、且つ少なくとも6リソースブロックで、第2の基地局500からの下りリンクの信号の通信品質の測定を実施する。
ユーザ端末100は、サービングセルからの下りリンクの信号の測定結果と、隣接セルからの下りリンクの信号の測定結果とに基づいて、サービングセル、隣接セルの周波数配置を特定する。また、ユーザ端末100は、サービングセルからの報知情報と、隣接セルからの報知情報とに基づいて、サービングセル、隣接セルの周波数配置を特定するようにしてもよい。
ユーザ端末100の一実施例では、特定した周波数配置に基づいて、セル移行の際に使用する指標(以下、「セル移行指標」という)を求める。ユーザ端末100は、セル移行を行うか否かを判定する際に、周波数配置に基づいて求めたセル移行指標を利用する。
図4−図8は、周波数配置の例を示す。
<周波数配置(その1)>
図4は、隣接セルで、第1のシステムが運用されている場合の周波数の配置例(その1)を示す。
例えば、図1に示される周波数利用例において、サービングセルにおいて、第2のシステムにより周波数帯f1と周波数帯f2とを加えた周波数帯域が使用され、且つ隣接セルにおいて、第1のシステムにより周波数帯f1と、周波数帯f2とが使用される。図4に示される例では、第1のシステムの帯域幅は3.84MHzにより表され、第2のシステムの帯域幅は9MHzにより表される。
<周波数配置(その2)>
図5は、隣接セルで、第1のシステムと、第2のシステムとが運用されている場合の周波数の配置例(その2)を示す。
例えば、図1に示される周波数利用例において、サービングセルにおいて、第2のシステムにより周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域が使用され、且つ隣接セルにおいて、第1のシステムにより周波数帯f2が使用され、第2のシステムにより周波数帯f3が使用される。図5に示される例では、第1のシステムの帯域幅は3.84MHzにより表され、第2のシステムの帯域幅は9MHzと、4.5MHzとにより表される。
<周波数配置(その3)>
図6は、隣接セルで、第1のシステムが運用されている場合の周波数の配置例(その3)を示す。
例えば、図1に示される周波数利用例において、サービングセルにおいて、第2のシステムにより周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域が使用され、且つ隣接セルにおいて、第1のシステムにより周波数帯f2が使用される。図6に示される例では、第1のシステムの帯域幅は3.84MHzにより表され、第2のシステムの帯域幅は9MHzにより表される。
<周波数配置(その4)>
図7は、隣接セルで、第1のシステムが運用されている場合の周波数の配置例(その4)を示す。
例えば、図1に示される周波数利用例において、サービングセルにおいて、第2のシステムにより周波数帯f1と周波数帯f2とを加えた帯域が使用され、且つ隣接セルにおいて、第1のシステムにより周波数帯f2が使用される。図7に示される例では、第1のシステムの帯域幅は3.84MHzにより表され、第2のシステムの帯域幅は9MHzにより表される。
<周波数配置(その5)>
図8は、隣接セルで、第2のシステムが運用されている場合の周波数の配置例(その5)を示す。
例えば、図1に示される周波数利用例において、サービングセルにおいて、第2のシステムにより周波数帯f2と周波数帯f3とを加えた帯域が使用され、且つ第2のシステムにより周波数帯f3が使用される。図8に示される例では、第2のシステムの帯域幅は、4.5MHzにより表される。
ユーザ端末100は、無線通信部102と、ベースバンド制御装置104と、記憶部106とを有する。
無線通信部102は、第1の基地局300、第1の基地局300、又は第2の基地局500との間で無線信号の送受信を行う。第1の基地局300、及び300からの下りリンクの無線信号には報知情報、パイロット信号が含まれ、第2の基地局500からの下りリンクの無線信号には報知情報、リファレンスシグナルが含まれる。無線通信部102は、第1の基地局300、第1の基地局300、又は第2の基地局500からの受信信号をベースバンド制御装置104へ入力する。
ベースバンド制御装置104は、記憶部106に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。ベースバンド制御装置104は、無線通信部102と接続される。ベースバンド制御装置104は、無線通信部102からの受信信号に基づいて、上述した<周波数配置(その1)>−<周波数配置(その5)>から、該当する周波数配置を特定する。
ベースバンド制御装置104は、<周波数配置(その1)>−<周波数配置(その5)>から特定した周波数配置に応じて、セル移行の際に利用するセル移行指標を算出する。セル移行指標を算出する際に、<周波数配置(その1)>−<周波数配置(その5)>から特定した周波数配置に応じて、セル移行指標を算出する際に利用する算出式(以下、「セル移行指標算出式」という)を使用する。ベースバンド制御装置104は、セル移行を行うか否かを判定する際に、セル移行指標を使用する。
記憶部106は、ベースバンド制御装置104と接続される。記憶部106には、アプリケーションと、オペレーションシステム(OS: Operating System)とが格納される。アプリケーションは、ユーザがユーザ端末100で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、ユーザ端末100において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
また、記憶部106には、セル移行指標算出式が格納される。具体的には、記憶部106には、<周波数配置(その1)>−<周波数配置(その5)>に対応して、セル移行指標算出式が格納される。
<セル移行算出式(その1)>
記憶部106には、<周波数配置(その1)>に対応するセル移行算出式として、式(1)、式(2)が格納される。<周波数配置(その1)>は、隣接セルに第1のシステムが存在する場合に該当する。式(1)は、隣接セルの構成に応じて、受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、受信電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。式(2)は、隣接セルの構成に応じて、干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、干渉電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。
Figure 0005798028
式(1)において、Powerserving(サービング基地局からの下りリンクの信号の受信電力)、UMTSinterference1(第1のシステムからの干渉電力)、Noise(ノイズ)は、以下に示される式により算出される。
Powerserving(dBm)=10log(RSRPserving×サブキャリア数)
UMTSinterference1(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)
RSRPservingはサービング基地局に対応するRSRPである。TOTALTransmitPowerは総送信電力である。CPICHTransmitPowerはパイロットチャネルの送信電力である。RSCP(Received Signal Code Power)は希望波受信電力である。
Noise(dBm)=−174+10log(15000×Servingサブキャリア数)
ここで、自然界に存在するノイズは真値計算で−174dBmである。Noiseは、−174dBmと、サブキャリアの帯域幅と無線通信に利用するサブキャリア数とを乗算したものの対数とを加算することにより求めることができる。
サブキャリア数については、利用されている帯域が5MHzの場合は300サブキャリアであり、10MHzの場合は450サブキャリアであり、15MHzの場合は600サブキャリアであり、20MHzの場合は750サブキャリアである。
Figure 0005798028
Noise(dBm)=−174+10log(15000)
UMTSinterference2(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)−10log(256)
<セル移行算出式(その2)>
記憶部106には、<周波数配置(その2)>に対応するセル移行算出式として、式(3)、式(4)が格納される。<周波数配置(その2)>は、隣接セルに第1のシステムと、第2のシステムとが存在する場合に該当する。式(3)は、隣接セルの構成に応じて、受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、受信電力から、隣接セルに応じた受信電力と隣接セルに応じた干渉電力との平均と、ノイズとが減算される。式(4)は、隣接セルの構成に応じて、干渉電力に基づいて算出されたセル移行指標算出式である。干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、干渉電力から、隣接セルに応じた受信電力と隣接セルに応じた干渉電力との平均と、ノイズとが減算される。
M(dBm)=Powerserving−(Ave+Noise) (3)
式(3)において、Powerserving(サービング基地局からの下りリンクの信号の受信電力)、Ave(平均)、Noise(ノイズ)は、以下に示される式により算出される。
Powerserving(dBm)=10log(RSRPserving×サブキャリア数)
RSRPservingはサービング基地局に対応するRSRPである。
Figure 0005798028
Powerneighborは隣接基地局からの下りリンクの信号の受信電力である。UMTSinterference1は第1のシステムからの干渉電力である。
Noise(dBm)=−174+10log(15000×Servingサブキャリア数)
Powerneighbor(dBm)=10log(RSRPneighbor×サブキャリア数)
UMTSinterference1(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)
N(dBm)=RSRPserving−(Ave+Noise) (4)
式(4)において、RSRPserving(サービング基地局に対応するRSRP)、Ave(平均)、Noise(ノイズ)は、以下に示される式により算出される。
Figure 0005798028
RSRPneighborは隣接基地局に対応するRSRPである。UMTSinterference1は第1のシステムからの干渉電力である。
Noise(dBm)=−174+10log(15000)
UMTSinterference2(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)−10log(256)
<セル移行算出式(その3)>
記憶部106には、<周波数配置(その3)>に対応するセル移行算出式として、式(5)、式(6)が格納される。<周波数配置(その3)>は、隣接セルに第1のシステムが存在する場合に該当する。式(5)は、隣接セルの構成に応じて、受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、受信電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。式(6)は、隣接セルの構成に応じて、干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、干渉電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。
Figure 0005798028
式(5)において、Powerserving、UMTSinterference1、Noiseは、以下に示される式により算出される。
Powerserving(dBm)=10log(RSRPserving×サブキャリア数)
UMTSinterference1(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)
Noise(dBm)=−174+10log(15000×Servingサブキャリア数)
サブキャリア数については、利用されている帯域が5MHzの場合は300サブキャリアであり、10MHzの場合は450サブキャリアであり、15MHzの場合は600サブキャリアであり、20MHzの場合は750サブキャリアである。
Figure 0005798028
Noise(dBm)=−174+10log(15000)
UMTSinterference2(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)−10log(256)
<セル移行算出式(その4)>
記憶部106には、<周波数配置(その4)>に対応するセル移行算出式として、式(7)、式(8)が格納される。<周波数配置(その4)>は、隣接セルに第1のシステムが存在する場合に該当する。式(7)は、隣接セルの構成に応じて、受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、受信電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。式(8)は、隣接セルの構成に応じて、干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、干渉電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。
Figure 0005798028
式(7)において、Powerserving、UMTSinterference1、Noiseは、以下に示される式により算出される。
Powerserving(dBm)=10log(RSRPserving×サブキャリア数)
UMTSinterference1(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)
Noise(dBm)=−174+10log(15000×Servingサブキャリア数)
サブキャリア数については、利用されている帯域が5MHzの場合は300サブキャリアであり、10MHzの場合は450サブキャリアであり、15MHzの場合は600サブキャリアであり、20MHzの場合は750サブキャリアである。
Figure 0005798028
Noise(dBm)=−174+10log(15000)
UMTSinterference2(dBm)=TOTALTransmitPower−(CPICHTransmitPower−RSCP)−10log(256)
<セル移行算出式(その5)>
記憶部106には、<周波数配置(その5)>に対応するセル移行算出式として、式(9)、式(10)が格納される。<周波数配置(その5)>は、隣接セルに第2のシステムが存在する場合に該当する。式(9)は、隣接セルの構成に応じて、受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。受信電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、受信電力から、隣接セルに応じた受信電力と、ノイズとが減算される。式(10)は、隣接セルの構成に応じて、干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式である。干渉電力に基づいて算出されるセル移行指標算出式では、干渉電力から、隣接セルに応じた干渉電力と、ノイズとが減算される。
Figure 0005798028
式(9)において、Powerserving、Powerneighbor(隣接基地局からの下りリンクの信号の受信電力)、Noiseは、以下に示される式により算出される。
Powerserving(dBm)=10log(RSRPserving×サブキャリア数)
Powerneighbor(dBm)=10log(RSRPneighbor×サブキャリア数)
RSRPservingはサービング基地局に対応するRSRPである。RSRPneighborは隣接基地局に対応するRSRPである。
Noise(dBm)=−174+10log(15000×Servingサブキャリア数)
Figure 0005798028
式(10)において、Noiseは、以下に示される式により算出される。
Noise(dBm)=−174+10log(15000)
サブキャリア数については、利用されている帯域が5MHzの場合は300サブキャリアであり、10MHzの場合は450サブキャリアであり、15MHzの場合は600サブキャリアであり、20MHzの場合は750サブキャリアである。
図9は、リファレンスシグナルを示す。図9において、横軸は周波数である。RSRPは、システム帯域幅全体のRSの1サブキャリアあたりの受信電力である。RSRQは、RSRP×RB(Resource Block)数/RSSIにより表される。
図10は、RSSI、RSCPを示す。
図10には、拡散時の希望波、干渉波、熱雑音と、逆拡散時の希望波、干渉波、熱雑音とが示される。
Ec(mW/Hz)は拡散時の希望波の電力密度であり、lo(mW/Hz)は拡散時の干渉波と熱雑音とを合わせた電力密度であり、No(mW/Hz)は拡散時の希望波と干渉波と熱雑音とを合わせた電力密度である。B(cps)は3.84Mcpsであり、R(sps)は15kspsである。
Es(mW/Hz)は逆拡散時の希望波の電力密度であり、lo´(mW/Hz)は逆拡散時の干渉波と熱雑音とを合わせた電力密度である。
Es(mW/Hz)はEc×B/R(mW/Hz)により表される。RSSI(mW)はNo×B(mW)により表される。RSCP(mW)はEs×R=Ec×B(mW)により表される。ISSI(mW)はlo´×R(mW)により表される。NoiseはNo×R(mW)により表される。
無線通信部102は、セルサーチの際に、第1の基地局300、第1の基地局300、第2の基地局500からの下りリンクの信号の通信品質を測定する。具体的には、無線通信部106は、第2の基地局500からの下りリンクの信号に基づいて、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定してもよい。
<ユーザ端末100の機能>
図11は、ユーザ端末100の機能の一実施例を示す。図11には、記憶部106に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置104の有するCPU(図示無し)により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置104により実行される機能には、セル移行指標算出部112と、セル移行制御部114とが含まれる。
セル移行指標算出部112には、無線通信部102から、サービングセルを表す情報と、隣接セルを表す情報とが入力される。具体的には、サービングセルからの下りリンクの信号の測定結果に基づくサービングセルを表す情報と、隣接セルからの下りリンクの信号の測定結果に基づく隣接セルを表す情報とが入力されてもよい。また、サービングセルからの報知情報に含まれるサービングセルを表す情報と、隣接セルからの報知情報に含まれる隣接セルを表す情報とが入力されてもよい。セル移行指標算出部112は、無線通信部102からのサービングセルを表す情報と、隣接セルを表す情報とに基づいて、上述した<周波数配置(その1)>−<周波数配置(その5)>から該当する周波数配置を特定する。セル移行指標算出部112は、記憶部106に格納された<セル移行算出式(その1)>−<セル移行算出式(その5)>から、特定された周波数配置に対応するセル移行算出式を使用してセル移行指標を算出する。セル移行指標算出部112は、セル移行制御部114へ、セル移行指標を入力する。
セル移行制御部114は、セル移行指標算出部112と接続される。セル移行制御部114は、セル移行指標算出部112からのセル移行指標を利用して、セル移行を行うか否かを判定する。セル移行制御部114は、セル移行を行うと判定した場合、セル移行を行う制御を行う。具体的には、セル移行制御部114は、セルリセレクションを行うか否かを判定する。セル移行制御部114は、セルリセレクションを行うと判定した場合、セルリセレクションを実行するための制御を行う。
また、セル移行制御部114は、第1の基地局300、第1の基地局300、又は第2の基地局500からのハンドオーバの指示に従って、ハンドオーバを実行するための制御を行う。具体的には、セル移行制御部114は、第1の基地局300、第1の基地局300、又は第2の基地局500へ、メジャメントレポートを送信する制御を行う。該メジャメントレポートに、セル移行指標が含まれてもよい。また、該メジャメントレポートに、セル移行指標に基づいて算出された新たな指標が含まれてもよい。
<第2の基地局500>
図12は、第2の基地局500の一実施例を示す。
第2の基地局500は、アクセスゲートウェイ600と接続される。第2の基地局500は、通信部502と、無線通信部504と、ベースバンド制御装置506と、記憶部508とを有する。
通信部502は、アクセスゲートウェイ600と接続される。通信部502は、アクセスゲートウェイ600との間で信号の送受信を行う。アクセスゲートウェイ600からの信号には、第2の基地局500以外の基地局から、S1インターフェースを介して受信する情報が含まれてもよい。また、通信部502は、S1インターフェースを介して、アクセスゲートウェイ600へ信号を送信するようにしてもよい。
無線通信部504は、配下のユーザ端末へ、ベースバンド制御装置506からのリファレンスシグナルと、ハンドオーバを指示する情報とを送信する。無線通信部504は、配下のユーザ端末へ、ベースバンド制御装置506からの報知情報を送信するようにしてもよい。また、無線通信部504は、ユーザ端末100からのメジャメントレポートを受信する。
ベースバンド制御装置506は、通信部502、無線通信部504と接続される。ベースバンド制御装置506は、記憶部508に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。
ベースバンド制御装置506は、ユーザ端末100からのメジャメントレポートに基づいて、ユーザ端末100をハンドオーバさせるか否かを判断する。該メジャメントレポートに、ユーザ端末100により算出されたセル移行指標が含まれてもよい。また、該メジャメントレポートに、セル移行指標に基づいて算出された新たな指標が含まれてもよい。ハンドオーバさせると判断した場合、ベースバンド制御装置506は、無線通信部504へ、ハンドオーバを指示する情報を入力する。無線通信部504は、ユーザ端末100へ、ハンドオーバ制御装置506からのハンドオーバを指示する情報を送信する。
記憶部508は、ベースバンド制御装置506と接続される。記憶部508には、アプリケーションと、OSとが格納される。アプリケーションは、作業者が第2の基地局500で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、第2の基地局500において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
<第2の基地局500の機能>
図13は、第2の基地局500の機能の一実施例を示す。図13には、記憶部508に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置506により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置506により実行される機能には、ハンドオーバ制御部512が含まれる。
ハンドオーバ制御部512には、無線通信部504からメジャメントレポートが入力される。ハンドオーバ制御部512は、無線通信部504からメジャメントレポートに基づいて、ユーザ端末100をハンドオーバさせるか否かを判断する。ハンドオーバ制御部512は、ユーザ端末100をハンドオーバさせると判定した場合、無線通信部504へ、ハンドオーバを指示するための信号を入力する。
<ユーザ端末100の動作>
図14は、ユーザ端末100の動作の一実施例を示す。
ステップS1402では、無線通信部102は、サービングセルと、隣接セルとを測定する。無線通信部102は、サービングセルと、隣接セルとの間で同期を確立し、サービングセルからの報知情報と、隣接セルからの報知情報とを受信する。また、無線通信部102は、サービングセルからのリファレンスシグナルと、隣接セルからのパイロット信号とを受信する。無線通信部102は、サービングセルからのリファレンスシグナルと、隣接セルからのパイロット信号とを測定する。
ステップS1404では、セル移行指標算出部112は、ステップS1402において測定されたサービングセルと、隣接セルとに基づいて、周波数配置を特定する。セル移行指標算出部112は、サービングセルからの報知情報に含まれるサービングセルのシステムを表す情報、リファレンスシグナルの測定結果と、隣接セルからの報知情報に含まれる隣接セルのシステムを表す情報、パイロット信号の測定結果とに基づいて、周波数配置を特定する。サービングセルのシステムを表す情報には、該サービングセルにより利用されている周波数帯を表す情報が含まれてもよい。隣接セルのシステムを表す情報には、該隣接セルにより利用されている周波数帯を表す情報が含まれてもよい。
ステップS1406では、セル移行指標算出部112は、ステップS1404において特定された周波数配置に従ってセル移行指標を算出する。セル移行指標を算出する際に、サービングセルからリファレンスシグナルの測定結果と、隣接セルからのパイロット信号の測定結果とが利用される。
ステップS1408では、セル移行制御部114は、アイドルモードであるか否かを判定する。
ステップS1410では、ステップS1408においてアイドルモードであると判定した場合、セル移行制御部114は、他セルの閾値と比較する。つまり、セル移行制御部114は、ステップS1406により算出されたセル移行指標と、他セルへ移行する際に利用する閾値とを比較する。具体的には、セル移行制御部114は、セル移行指標が、閾値以上であるか否かが判断される。
ステップS1412では、セル移行制御部114は、他セルの閾値との比較結果に基づいて、セル移行処理を実行する。具体的には、セル移行制御部114は、セルリセレクション処理を実行する。セル移行制御部114は、セル移行指標が閾値未満である場合に、セルリセレクションを実行するようにしてもよい。セル移行指標が閾値未満である場合には、通信品質がよくないと想定されるためである。セル移行制御部114は、セル移行指標が閾値以上である場合に、セルリセレクションを実行しないようにしてもよい。セル移行指標が閾値以上である場合には、通信品質がよいと想定されるためである。
ステップS1414では、ステップS1408においてアイドルモードでないと判定した場合、セル移行制御部114は、メジャメントレポートを送信する制御を行う。セル移行制御部114は、セル移行指標を含むメジャメントレポートを送信する制御を行うようにしてもよい。また、セル移行制御部114は、セル移行指標に基づいて算出された新たな指標を含むメジャメントレポートを送信する制御を行うようにしてもよい。
ステップS1416では、セル移行制御部114は、ネットワークからハンドオーバ指示を受信する。この場合、第2の基地局500は、ユーザ端末100からのメジャメントレポートに基づいて、該ユーザ端末100をハンドオーバさせるか否かを判断する。この場合、第2の基地局500は、ユーザ端末100をハンドオーバさせると判断し、該ユーザ端末100にハンドオーバを指示する情報を送信する。
ステップS1418では、セル移行制御部114は、ハンドオーバ指示に従って、セル移行処理を実行する。具体的には、セル移行制御部114は、ハンドオーバ処理を実行する。
本実施例によれば、隣接セルの周波数配置に応じて、セル移行に利用する指標を算出する際に使用する算出式が用意される。セル移行に利用する指標を算出する際に使用する算出式は、受信電力、干渉電力に基づくものである。該算出式では、測定されている測定値を利用するものであるため、適用が容易である。該算出式は、干渉電力に基づくものであるため、RSRPで問題となる他セル干渉の影響を低減できる。具体的には、RSRPは、割り当てられた帯域の中心周波数を含む6RBで測定されても、割り当てられた帯域の全帯域測定で測定されてもほぼ変わらない値となる。つまり、測定帯域幅に関わらずほぼ一定の値となる。このため、RSRQで問題となる測定帯域幅で他セル干渉が変わることを低減できる。
他セル干渉の影響を低減できるため、一定の場所でのハンドオーバや、セルリセレクションを実現できる。このため、通信品質が悪くなってからハンドオーバが実行されるのを低減できる。つまり、品質が悪くなる前に通信品質が悪化する可能性を示すことができ、ベストセルへのハンドオーバやセルリセレクションを促すことができる。
セル移行に利用する指標を算出する際に使用する算出式が用意されるため、環境に応じた無線品質評価を実現できる。周辺セルに応じた算出式を利用して、セル移行に利用する指標を算出できるため、Inter RAT及びハンドオーバの失敗確率を減少させることができる。
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 ユーザ端末
102 無線通信部
104 ベースバンド制御装置
106 記憶部
112 セル移行指標算出部
114 セル移行制御部
300、300 第1の基地局
350、350 セル
400 無線ネットワーク制御装置
500 第2の基地局
502 通信部
504 無線通信部
506 ベースバンド制御装置
508 記憶部
512 ハンドオーバ制御部
550 セル
600 アクセスゲートウェイ
700 コアネットワーク

Claims (10)

  1. ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部と、
    下りリンクの信号に基づいて、前記記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置を特定し、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標を算出するセル移行指標算出部と、
    該セル移行算出部により算出されたセル移行指標を利用して、セル移行制御を行うセル移行制御部と
    を有する、ユーザ端末。
  2. 前記記憶部には、前記周波数配置として、前記周辺セルの第1の通信システム及び第2の通信システムのうちの少なくとも一方における周波数帯と、前記ユーザ端末により利用される前記第2の通信システムにおける周波数帯との関係が格納される、請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記周辺セルの第1の通信システム、第2の通信システムにより利用される周波数帯域幅は、前記ユーザ端末により利用される前記第2の通信システムにより利用される周波数帯域幅とは異なる、請求項1又は2に記載のユーザ端末。
  4. 前記記憶部には、前記セル移行指標算出式として、前記ユーザ端末が通信を行うセルからの下りリンクの信号の受信電力を含む算出式と、前記周辺セルからの干渉電力を含む算出式とが含まれる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のユーザ端末。
  5. 前記セル移行制御部は、アイドルモードであるか否かに応じて、セルリセレクションを行うか否か、メジャメントレポートを送信するかを判定する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のユーザ端末。
  6. 前記セル移行制御部は、アイドルモードである場合、セルリセレクションを行うか否かを判定し、アイドルモードでない場合、メジャメントレポートを送信すると判定する、請求項5に記載のユーザ端末。
  7. 前記セル移行制御部は、メジャメントレポートを送信すると判定した場合、前記セル移行指標を含むメジャメントレポートを送信する制御を行う、請求項5又は6に記載のユーザ端末。
  8. ユーザ端末からのメジャメントレポートに基づいて、該ユーザ端末をハンドオーバさせるか否かを判定するハンドオーバ制御部と、
    該ハンドオーバ制御部により前記ユーザ端末をハンドオーバさせると判定された場合、前記ユーザ端末に、ハンドオーバを指示するための情報を送信する無線通信部と
    を有し、
    前記メジャメントレポートは、ユーザ端末により下りリンクの信号に基づいて、ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置が特定され、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標が算出され、該移行指標に基づいて作成されたものである、基地局。
  9. 下りリンクの信号に基づいて、ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置を特定し、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標を算出するセル移行指標算出ステップと、
    該セル移行算出ステップにより算出されたセル移行指標を利用して、セル移行制御を行うセル移行制御ステップと
    を有する、ユーザ端末における通信制御方法。
  10. ユーザ端末からのメジャメントレポートに基づいて、該ユーザ端末をハンドオーバさせるか否かを判定するハンドオーバ制御ステップと、
    該ハンドオーバ制御ステップにより前記ユーザ端末をハンドオーバさせると判定された場合、前記ユーザ端末に、ハンドオーバを指示するための情報を送信する無線通信ステップと
    を有し、
    前記メジャメントレポートは、ユーザ端末により下りリンクの信号に基づいて、ユーザ端末により利用される周波数帯と、該ユーザ端末と通信を行うセル以外の周辺セルにより利用される周波数帯との関係を表す周波数配置と、該周波数配置に対応してセル移行を実行するか否かを判定する際に利用するセル移行指標を算出する際に利用するセル移行指標算出式とを格納する記憶部に格納された周波数配置のうち、該当する周波数配置が特定され、該周波数配置に対応するセル移行指標算出式により、セル移行指標が算出され、該セル移行指標に基づいて作成されたものである、基地局における通信制御方法。
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