JP5791119B2 - 認証用撮像装置及び認証用撮像方法 - Google Patents

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本発明は、手を撮像し得られる生体特徴に基づいて個人認証を行う認証用撮像装置に関する。
指の撮像画像を用いて個人を認証する生体特徴認証技術は、指紋等の表皮の紋様や血管のパターンを、予め登録された情報と照合する方式として知られている。また、手のひらを用いて個人を認証する生体特徴認証技術についても、掌紋等の表皮の紋様や手のひら部の血管パターンを予め登録された情報と照合する方式が知られており、例えば、銀行の自動預払預貯金機(ATM)のような機器に、上記のように指または手のひらの生体特徴を用いて個人認証を行う技術が導入されている。
その一方で、ATMのように多人数によって使用される機器では、他人の触ったものを触らなければならない生体認証方式、つまり、接触型の機器を用いて生体特徴の撮像及び入力を行う手法は、利用者に嫌がられる傾向にある。
これに対して、非接触型の生体特徴撮像装置の関連技術として指の指紋を生体特徴として利用する手法が開示されている(特許文献1)。
また、指の血管を生体特徴として利用する手法(特許文献2)や、手のひらの血管を生体特徴として使用した手法(特許文献3)が開示されている。
特開2003−085538公報 特開平07−021373公報 特開2006−107401公報
しかしながら、上記関連技術では、それぞれ異なった光学系と撮像部が利用されているため、例えば指紋と掌紋のように、複数の生体特徴認証技術に対応するためには別々に複数の入力装置及び撮像装置を利用する必要が生じ、認証装置の小型化及び低価格化を行うことができないという不都合がある。
また、指の認証では、指紋と指の血管パターンとが別々に撮像され、手のひらの認証では掌紋と血管パターンとが別々に認証されるため、外乱光、あるいは皮膚の荒れや利用者の血圧状態など、それぞれにとっての悪条件によっては、個人認証の精度が下がってしまうという不都合があった。
更に、銀行の自動預払預貯金機(ATM)などの市場では、指と手のひらの2つの生体特徴認証技術が銀行によって別々に搭載されており、多数の銀行に対応する必要のあるATMでは、両方の生体特徴撮像(入力)装置が必要であるという状態になり、その普及を妨げているという不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、より精度の高い個人認証判定を行う認証用撮像装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る認証用撮像装置は、手のひら又は指における生体情報を撮像し認証判定を行う認証用撮像装置において、前記手のひらを撮像可能にガイドする掌ガイドと、前記指を撮像可能にガイドする指ガイドであって、前記掌ガイドの設置側に当該指の先端部が載置される指ガイドと、前記手のひらと指とを撮像する単一の撮像部とを備え、前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域と前記撮像部との距離は、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域と前記撮像部との距離より長いことを特徴とする。
また、本発明に係る認証用撮像方法は、手のひら又は指における生体情報を撮像し認証判定を行う認証用撮像方法において、掌ガイドが手のひらを撮像可能にガイドし、指ガイドが、前記掌ガイドの設置側に指の先端部が載置された状態で、当該指を撮像可能にガイドし、単一の撮像部が前記手のひらと指とを撮像し、前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域と前記撮像部との距離は、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域と前記撮像部との距離より長いことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、指の撮影領域をガイドする指ガイドと手のひらの撮影領域をガイドする掌ガイドと、前記指及び手のひらの撮影領域を撮像し認証を行う単一の撮像部と、を備えた構成とすることにより、指及び手のひらの生体特徴を同一の撮像部で撮影することができ、これにより、指及び掌の撮影画像品質が共通化されるため、個人認証判定の精度を向上させることができる。
本発明による認証用撮像装置の実施形態1を示す概略構成斜視図である。 図2は、図1の内部構成を示す図で、図2(A)は撮像部を含む縦断面図、図2(B)は図2(A)のA−Aに沿った断面図である。 図1に開示した認証用撮像装置の内部構成を示す概略ブロック図である。 図1に開示した認証用撮像装置における指撮影時の側面図である。 図1に開示した認証用撮像装置における手のひら撮影時の側面図である。 本発明による認証用撮像装置の実施形態2における配置関係を示す図で、図6(A)は撮像部を含む縦断面図、図6(B)は図2(A)のA−Aに沿った断面図である。
[実施形態1]
ここでは、まず、本発明の実施形態の基本的構成内容について説明する。
本実施形態の生体特徴撮像装置(以下「撮像装置」という)は、図1に示すように、撮像装置の内部に設けられたカメラ等の撮像部104を設け、この撮像部104に対して指の指紋及び指血管パターンの撮像領域を撮影に適した位置に導く指先ガイド102及び指根ガイド103と、手のひらの掌紋及び掌血管パターンを撮影に適した位置に導く掌ガイド101とが撮像装置の上部に設けられた構成となっている。
ここで、指の撮影を行うにあたっては、上記指先ガイド102に利用者の指の先端が置かれると共に、指根ガイド103には当該指の根元(指根部)が置かれることにより、利用者の指が撮像部104に対して適切な位置に導かれ、撮影される。
また、掌ガイド101は、利用者の指根部が置かれることにより、撮像部104に対して利用者の手のひらを撮像に適した位置に導く。
なお、掌ガイド101によりガイドされた手のひらの撮像領域の位置は、指先ガイド102及び指根ガイド103によりガイドされた指の撮像領域の位置より撮像部104から遠ざかる側に設定される。つまり、ガイドされた指の位置は、ガイドされた手のひらの位置と撮像部104との間に位置する。
これにより、ガイドされた掌撮像領域の位置は、指撮影領域の位置に比べて撮像部104との距離が大きくなるため、指の撮像領域より広い範囲の掌の範囲を撮影することが可能となる。このため、掌画像による生体認証を行うときの認証精度を向上させることができる。
また、ガイドされた指及び掌の撮像領域の位置が、上下に重なる位置に設定されるので、撮像装置の専有面積を小さく設定することができる。このため、この撮像装置の設置にかかるコスト及びスペースを抑制することができる。
掌ガイド101は、凹部201,202,203を有し、手のひらの掌紋及び掌血管を撮像部104で撮像する場合、図4に示すように、この凹部に利用者の手の中心3本の指(人差し指,中指,薬指)の根元部が乗せられることにより、手のひらの撮影領域は、撮像可能な位置にガイドされる。
指先ガイド102及び指根ガイド103は、利用者の指の指紋及び血管パターンを撮像部104により撮像する場合に、図5に示すように、指の先端が指先ガイド102に、そして同じ指の根元が指根ガイド103に置かれることにより、指の撮影領域が撮像可能な位置にガイドされる。
ここで、上記撮像装置の撮像部104を含む縦断面図を図2(A)に、また、図2(A)におけるA−Aに沿った断面図を図2(B)に示す。
ここで、指紋掌紋用光源208は、面状光源で、図2(A)及び(B)に示すように、装置指先側(前面側)片面に配置され、指紋あるいは掌紋を撮像する場合に点灯され、指の指紋部または手のひらの掌紋部を照射する。
指紋掌紋用光源208は、皮膚表面の凹凸である指紋及び掌紋を撮像するために、なるべく皮膚表面の凹凸による影ができた方が望ましいため、一方向から照射を行う。
なお、指紋掌紋用光源208は、血管が写りにくい短い波長の光源が望ましい。また、外乱光の除去の効果を考えると、指紋掌紋用光源208は、血管用光源209と同じ近赤外の波長帯であってもよい。指紋掌紋用光源208及び血管用光源209が同じ波長帯であった場合でも、専用の指紋掌紋用光源が一方向から照射を行う配置とすることにより、十分なコントラストが得られ、更には、撮像された画像に対する画像処理を行うことにより指紋掌紋の識別を妨げる外光の影響を十分に抑制することができる。
血管用光源209は、線状光源で装置左右両側面内側にそれぞれ配置され、指の血管あるいは手のひらの血管を撮像する場合に、ガイドされた指及び手のひらに対して近赤外光の照射を行う。
更に、血管用光源209は、指及び手のひらの血管パターンの撮像を行うのに際し、皮膚表面の凹凸である指紋及び掌紋の影が撮像画像になるべく現れないようにするため、撮像対象の指及び手のひらを挟んだ2方向からの照射を行う。
撮像部104は、指の指紋及び指血管パターン、または手のひらの指紋及び掌血管パターンを撮像しそれぞれの画像データを生成する機能を有する。
ここで、撮像部104は、CCDやCMOSなどのイメージセンサ及び制御系、イメージセンサに指や手のひらの画像を結像するレンズ光学系などで構成されるものとする。
また、撮像部104は、撮影によりイメージセンサに結像した画像を画像データに変換するADコンバータなどを含み構成される。
更に、撮像部104には、指を撮像するための適切な焦点距離やシャッタースピードなどが予め設定された指撮像モードと、同様に手のひらを撮像するための適切な焦点距離やシャッタースピード等が予め設定された掌撮像モードが、予め設定されている。
また、撮像装置は、図3に示すように、撮像部104に接続され、当該撮像部104により生成された画像データを取得する画像処理部204と、予め登録された指紋や掌紋、血管パターンなどの画像特徴データを記憶する照合部205と、撮像部104に接続され当該撮像部104の撮像モード等の制御を行う制御部210とを有した構成となっている。
画像処理部204は、撮像部104から取得した画像データから指紋や掌紋、指及び掌血管の画像特徴を抽出すると共に、抽出された画像特徴データを照合部205に送信する画像特徴抽出機能を有する。
ここで、画像処理部204は、マイクロプロセッサなどで構成され、指の指紋や手のひらの掌紋及び血管画像の画像処理を適切に行う。
照合部205は、前記予め登録された画像特徴データに基づき画像処理部204から送り込まれた画像特徴データを照合する画像データ照合機能を備えている。
制御部210は、図3に示すように、撮像部104に接続され、撮像部104の撮像モードを制御する撮像モード制御機能を備えている。
ここで、制御部210は、画像処理部204から送り込まれた画像データに基づき撮像部104の撮像モードを設定する階調モード設定機能を備えてもよい。
このとき、制御部210は、撮像された画像データを取得すると共に、この画像データ内の予め設定された1または異なる複数の画素の階調を調べ、これにより、結像された画像が指の画像であるか、手のひらの画像であるかを判定する。
例えば、撮像された画像の左右どちらかに偏った部分のいくつかの画素の階調を、撮像された画像データに基づき取得し、それらの階調が全て「黒」を示す場合、取得された画像は画像の中央部のみが結像された指の画像であると判定することができる。
また、設定された画素が全て「白」を示す場合、画像データの画面全体が結像した画像である判定でき、これにより、この画像は、結像領域の広い手のひらであると判定することができる。
上記のようにして撮像対象が、手のひらなのか指なのかを判定すると共に、撮像部104の撮像モードを、撮像対象に適合した撮像モードに設定するようにしてもよい。
また、制御部210は、掌ガイド101及び指先ガイド102に接続され、例えば、掌ガイド101に指根部が載せられた、つまり、掌ガイド101が手のひらをガイドした状態のときに、センサなどを介して、これを検知するガイド検知機能を備え、掌ガイドに手が載せられたことが検知された場合には、撮像対象が手のひらと判定すると共に、撮像部104の撮像モードを撮像対象(手のひら)に適合した撮像モードに設定するようにしてもよい。
また、例えば、指先ガイド102に指先部が載せられた、つまり、指先ガイド102が指をガイドした状態のときに、上記ガイド検知機能によりこれを検知し、撮像対象が指であるという判定行う。ここで撮像部104の撮像モードを撮像対象(手のひら)に適合した撮像モードに設定(変更)するようにしてもよい。
これにより、上記撮像装置は、指紋、掌紋、指血管パターン、及び掌血管パターンを撮像することができ、個人認証にかかるセキュリティを有効に確保することができる。
また、一つの撮像部で指の指紋と血管、手のひらの掌紋と血管の生体特徴を撮像すると共に認証判定することによって、小型で安価な生体特徴撮像装置を提供することができる。
また、複数の異なる生体特徴を同一の撮像部104により撮像することにより、撮像を行う撮像部ごとに異なる画像データの特質や癖などが現れることにより生じる認証判定にかかる影響を抑制することができる。
[実施形態1の動作説明]
次に、上記のように構成される生体特徴撮像装置の動作について説明する。
先ず、掌ガイド101によりガイドされた手のひらの撮像領域を撮影し(掌撮影工程)、この撮影により得られた手のひらの撮影画像と予め登録された掌画像との照合を行う(掌画像照合工程)。次いで、前記撮像部に予め設定された撮像モードを手のひらの撮影を行う掌撮像モードから指の撮影を行う指撮像モードに変換する(撮像モード変換工程)。次に、指先ガイド102及び指根ガイド103によりガイドされた指の撮像領域を撮影し(指撮影工程)、この撮影により得られた指の撮影画像と予め登録された指画像との照合を行い(指画像照合工程)、前記指画像及び掌画像の照合結果により個人認証判定を行う(認証判定工程)。
ここで、上記掌画像照合工程、掌撮影工程、撮像モード変換工程、指撮影工程、指画像照合工程、及び認証判定工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させる構成としてもよい。
次に、上記実施形態の撮像装置の動作について詳説する。
まず、掌紋及び掌血管パターンの撮影に際して、図4に示すように、手のひらが撮像装置に置かれる。ここで、手のひらは、掌ガイド101によって適切な位置にガイドされる。
ここで、手のひらの掌紋及び血管パターンを撮像する場合に、使用者は、掌ガイド101に予め設定された凹部201,202,203に、手の中心3本(人差し指、中指、薬指)の指根部を置く。
このとき、撮像部104は、掌撮像モードに設定され、ガイドされた手のひらの撮影を行う(掌撮影工程)。
ここにおいて、制御部210(図2)が、掌ガイド101に指根部が置かれたことを検知すると共に、撮像部104を掌撮像モードに設定することにより、撮像部104がガイドされた手のひらの掌紋及び指血管パターンを撮影するようにしてもよい。
また、撮像部104が掌ガイド101にガイドされた手のひらを動画撮影し、制御部210が、撮影された映像内における特定の画素の階調情報を取得すると共に、当該会長情報に基づき当該撮影されている映像が手のひらの画像であることを判定する。これに応じて、制御部210が、撮像部104を指撮像モードに設定し、撮像部104が、ガイドされた手のひらの掌紋及び掌血管パターンを撮影する設定としてもよい。
次いで、撮像部104は、結像した手のひらの掌紋及び掌血管パターン画像を画像処理部204に送出する。
画像処理部204は、撮像部104からの画像データに基づき掌紋及び掌血管パターンの画像特徴を抽出し、この画像特徴データを照合部205に送る。
照合部205は、予め登録された指紋や掌紋、血管パターンなどの画像特徴データとの照合を行う(掌画像照合工程)。
次に、指紋及び指血管パターンの撮影が行われる。
まず、指の指紋及び指血管パターンを撮像部104で撮像するに際して、利用者の指が、図5に示すように、指先ガイド102及び指根ガイド103に置かれる。これにより、上記指先ガイド102及び指根ガイド103に置かれた指は、撮像に適する位置にガイドされる。
ここで、指先ガイド102及び指根ガイド103に指が置かれたことを制御部210が検知すると共に、撮像部104を指撮像モードに変換設定し、撮像部104がガイドされた指の指紋及び指血管パターンを撮影する設定としてもよい。
また、撮像部104が指先ガイド102及び指根ガイド103に置かれた指の映像を撮影するとともに、制御部210が、撮影された映像内の特定の画素の階調に基づいて、当該撮影されている映像は指の画像であることを判定する。次いで、制御部210が、撮像部104を指撮像モードに設定すると共に、撮像部104が、ガイドされた指の指紋及び指血管パターンを撮影する設定としてもよい。
ここで、上記照合部205に送られた手のひらの画像データは、指の画像データに比べて大きいため、照合処理に時間がかかることが生じうる。
そこで、手のひらの掌紋処理中に、指の指紋及び指血管パターンの撮像(指撮像工程)を行う設定としてもよい。これにより、全体としての認証判定にかかる時間を短縮することができる。
次いで、撮像部104は、結像した手のひらの掌紋及び掌血管パターン画像を画像データとして画像処理部204に送出する。画像処理部204は、撮像部104からの画像データに基づき指紋及び指血管パターンの画像特徴を抽出し、この画像特徴データを照合部205に送る。
照合部205は、照合データ記憶手段211に予め登録された指紋及び指血管パターンと、送り込まれた画像特徴データとの照合を行うと共に、上記手のひら(掌紋、掌血管パターン)の照合結果と指(指紋、指血管パターン)の照合結果とを会わせて、個人認証判定処理を行う(認証判定工程)。
ここでは、例えば指紋、掌紋、指及び掌血管パターンの全てが照合成功である場合に個人認証が行われる設定としてもよい。
以上説明したように、本発明においては、一つの撮像部で指及び手のひらの生体特徴を撮像することが可能になるので、従来の単一の生体特徴を利用した認証システムより認証精度の高い生体特徴撮像装置を提供することができる。
また、一つの撮像部104で指と手のひらの生体特徴を撮像することができ、このため従来の複数の撮像装置を組み合わせたものより、撮像装置を安価で小型な撮像装置を提供することができる。
[実施形態2]
次に、本発明に係る実施形態2の認証用撮像装置について説明する。ここで、前述した実施形態1と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
この実施形態2は、システムの構成部分は前述した実施形態1(図1)とほぼ同一の構成を備えており、拡散板502、集束レンズ503、及び赤外線透過フィルタ504を新たに備えた点が実施形態1の場合と相違する。
これにより、指の指紋や血管パターン、及び手のひらの掌紋や血管パターンの生体特徴を撮像部104によって、より良好な画質で撮像することができる。
先ず、本実施形態では、図6(A)及び(B)に示すように、集束レンズ503を指紋掌紋用光源208の上部に設ける。これにより、指紋掌紋用光源208からガイドされた指または手のひらに投稿される光を、平行光に近く偏光することができ、このため、集束レンズ503は、皮膚の凹凸である指紋や掌紋の影を出やすくし、より指紋や掌紋のコントラストを増強することができる。
また、血管用光源209それぞれの直上に拡散板502を設置する。これにより、投光される光を拡散し、指または手のひらの血管像を撮像する際に、皮膚の凹凸、つまり指紋や掌紋の影を出にくくし、より詳細な血管のみの画像を撮像することが可能となる。
このように、本実施形態では、指紋や掌紋の撮影時と血管の撮影時とで最適な光源を選択して点灯させ、適切な光の状態を得ることができ、また、より精度の高い生体認証判定を行うことができる。
また、血管用光源209は、血管のヘモグロビンによる吸収によるコントラストの増強、及び汚れや外乱光からの耐性を考慮すると波長850−960nm程度の近赤外に波長特性を持つLEDなどが望ましい。
更に、本実施形態では、この波長を透過し他の波長の外乱光を除去するために赤外線透過フィルタ504を光源の直上に配置してもよい。
また、指紋掌紋用光源208も外乱光を除去することを考えると波長850−960nm程度の近赤外に波長特性を持つLEDなどが望ましい。
更に、赤外線透過フィルタ504が配置されることによって、外乱光の悪影響を抑制することができると共に、撮像装置内部へのほこりなどの落下により撮像部104のレンズ部が汚損するのを抑制することができる。
本発明は、指及び手のひらを用いて行われるパーソナルコンピュータ等の使用に係る個人認証や部屋への入退出にかかる個人認証に適用することが可能である。
101 掌ガイド
102 指先ガイド
103 指根ガイド
104 撮像部
201,202,203 凹部
204 画像処理部
205 照合部
208 指紋掌紋用光源
209 血管用光源
210 制御部
211 照合データ記憶手段
502 拡散板
503 集束レンズ
504 赤外線透過フィルタ

Claims (9)

  1. 手のひら又は指における生体情報を撮像し認証判定を行う認証用撮像装置において、
    前記手のひらを撮像可能にガイドする掌ガイドと、
    前記指を撮像可能にガイドする指ガイドであって、前記掌ガイドの設置側に当該指の先端部が載置される指ガイドと、
    前記手のひらと指とを撮像する単一の撮像部とを備え、
    前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域と前記撮像部との距離は、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域と前記撮像部との距離より長いことを特徴とする認証用撮像装置。
  2. 手のひら又は指における生体情報を撮像し認証判定を行う認証用撮像装置において、
    前記手のひらを撮像可能にガイドする掌ガイドと、
    前記指を撮像可能にガイドする指ガイドと、
    前記手のひらと指とを撮像する単一の撮像部と、
    前記掌ガイドがガイドする手のひらを撮影する掌撮像モード及び前記指ガイドがガイドする指を撮影する指撮像モードを切替える撮像モード切替部と、
    撮影画面内の予め設定された領域における階調情報を取得する階調情報取得部を備え、
    前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域と前記撮像部との距離は、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域と前記撮像部との距離より長く、
    前記撮像モード切替部が、前記階調情報に基づいて前記指撮像モードと前記掌撮像モードとを切替えることを特徴とする認証用撮像装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の認証用撮像装置において、
    前記撮像部、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域、前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域の順で、略直線状に並ぶことを特徴とする認証用撮像装置。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれか一つに記載の認証用撮像装置において、
    前記掌ガイドは指を置くための複数の凹部を備えることを特徴とする認証用撮像装置。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか一つに記載の認証用撮像装置において、
    指紋もしくは掌紋を撮像するための光照射を行う第1の光源部、又は指血管もしくは掌血管を撮像するための近赤外光を照射する第2の光源部を備えることを特徴とする認証用撮像装置。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の認証用撮像装置において、
    予め登録された指紋パターン、指血管パターン、掌紋パターン、及び掌血管パターン
    を記憶する生体情報記憶部と、
    前記撮像部により撮像された指紋画像、指血管画像、掌紋画像、及び掌血管画像から
    それぞれの画像特徴を示す指紋パターン、指血管パターン、掌紋パターン、及び掌血管
    パターンを抽出する画像処理部と、
    前記抽出された指紋パターン、指血管パターン、掌紋パターン、及び掌血管パターンと前記予め登録された指紋パターン、指血管パターン、掌紋パターン、及び掌血管パターンとをそれぞれ照合する照合部を備えることを特徴とする認証用撮像装置。
  7. 手のひら又は指における生体情報を撮像し認証判定を行う認証用撮像方法において、
    掌ガイドが手のひらを撮像可能にガイドし、
    指ガイドが、前記掌ガイドの設置側に指の先端部が載置された状態で、当該指を撮像可能にガイドし、
    単一の撮像部が前記手のひらと指とを撮像し、
    前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域と前記撮像部との距離は、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域と前記撮像部との距離より長いことを特徴とする認証用撮像方法。
  8. 前記請求項7に記載の認証用撮像方法において、
    前記撮像部、前記指ガイドがガイドする指の撮影領域、前記掌ガイドがガイドする手のひらの撮影領域の順で、略直線状に並ぶことを特徴とする認証用撮像方法。
  9. 前記請求項に記載の認証用撮像装置を用いた認証用撮像方法において、
    撮影画面内の予め設定された領域における階調情報を取得し、
    前記階調情報に基づいて、前記掌ガイドがガイドする手のひらを撮影する掌撮像モード及び前記指ガイドがガイドする指を撮影する指撮像モードを切替えることを特徴とする認証用撮像方法。
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