JP5789408B2 - 多光軸光電センサ - Google Patents

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Description

本発明は、投光素子及び受光素子を備える多光軸光電センサに関するものである。
従来、多光軸光電センサは、複数の投光素子が一列に配置される投光器と、前記投光素子に対応する複数の受光素子が一列に配置される受光器とを備えて構成される。
また、多光軸光電センサでは、該センサ設置時に投光器の各投光素子と、受光器の受光素子とが対向配置されるように光軸調整を行う必要がある。
例えば特許文献1の多光軸光電センサでは、各受光素子で得られた受光量のうちの最小値を検出する最小受光量検出手段と、この検出手段により検出された受光量の最小値を示す情報をバーグラフで段階的に表示する表示手段とを備えている。これにより、各受光素子の中で最も受光量の少ない受光素子の受光量を、バーグラフで段階的に光軸調整を行う作業者に対して報知することができ、前記作業者は多光軸光電センサの各投光素子及び各受光素子の光軸がどの程度一致しているのかを認識することが可能となる。
また、特許文献2の多光軸光電センサでは、投光器の各投光素子及び受光器の各受光素子の光軸が全て一致した状態からのずれ方向を報知するずれ方向報知手段を備えているため、光軸調整時に投光器及び受光器の少なくとも一方を動かす際の指標とすることができるようになっている。これにより、容易に投光器及び受光器の少なくとも一方を動かす方向が分かるため光軸調整を行うことが可能となっている。
特開2002−124168号公報 特許第3318534号公報
ところで、上記のような多光軸光電センサでは、受光素子の受光量をバーグラフで段階的に表示したり、各受光素子及び各投光素子の少なくとも素子配置方向におけるずれ方向を報知したりすることができるようになっている。
しかしながら、多光軸光電センサが例えば洗車機等の移動体等に設置といった使用環境等の要因で光軸が徐々にずれる虞がある。このため、光軸調整の際にはより高精度に光軸調整の調整を行うことができる多光軸光電センサの開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、投光器と受光器との少なくとも素子配置方向における光軸調整作業をより高精度に行うことが可能な多光軸光電センサを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一列状に配置される複数の投光素子と、該複数の投光素子を順次点灯させるように制御する投光制御手段とを有する投光器と、前記複数の投光素子に対応して一列状に配置され、各投光素子からの光を受光する複数の受光素子を有する受光器とを備えた多光軸光電センサであって、前記複数の投光素子の内の少なくとも1つを光軸調整用投光素子とし、前記光軸調整用投光素子と正対する受光素子とこの正対する受光素子に対して隣接する少なくとも1つの受光素子とがそれぞれ前記光軸調整用投光素子からの光を受光した受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、複数の投光素子の内の少なくとも1つを光軸調整用投光素子とし、光軸調整用投光素子と正対する受光素子とこの正対する受光素子に対して隣接する少なくとも1つの受光素子とがそれぞれ光軸調整用投光素子からの光を受光した受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備える。このような構成とすることで、位置の異なる複数(少なくとも2つ)の受光素子で光軸調整用投光素子からの光を受光して、その際の受光量を数値情報として個々に数値出力手段で出力することが可能となる。このため、例えば多光軸光電センサ自身の表示部等でその数値情報を数値表示することや、多光軸光電センサをシステムの一部として組み込む他の機器の表示部等でその数値情報を数値表示することができる。このように、光軸調整用投光素子からの光を該投光素子と正対する受光素子及び隣接する少なくとも1つの受光素子、つまり複数の受光素子で受光して各受光素子毎の受光量を個々に数値表示することで、投光器及び受光器が相対的に素子配列方向にずれた状態であっても、ずれ方向を認識することができる。また、光軸調整用投光素子からの光の受光量を正対する受光素子と隣接する受光素子を用いて数値表示して、受光量の程度をより詳細に知ることができるためより高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、前記数値出力手段からの前記数値情報を表示する数値表示手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、数値出力手段からの数値情報を表示する数値表示手段を備えるため、数値出力手段からの数値情報を数値表示手段にて表示して、高精度に光軸調整を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、前記光軸調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用投光素子と、他方側に位置する第2の調整用投光素子とで構成されることをその要旨とする。
この発明では、光軸調整用投光素子は、複数の投光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用投光素子と、他方側に位置する第2の調整用投光素子とで構成される。ここで例えば投光器及び受光器の光軸調整作業には、素子配置方向への相対的なずれ以外にも相対的に回転したことによるずれや相対的に傾いたことによるずれがある。このため、前述したように素子の配置方向の中央より一方側と他方側とにそれぞれ調整用投光素子を設定することで、回転方向へのずれや傾いたことによるずれを検出することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の多光軸光電センサにおいて、前記第1の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の一方側に隣接する受光素子であり、前記第2の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の他方側に隣接する受光素子であることをその要旨とする。
この発明では、第1の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、複数の受光素子の配置方向の一方側に隣接する受光素子であり、第2の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、複数の受光素子の配置方向の他方側に隣接する受光素子である。このような構成とすることで第1及び第2の調整用投光素子と正対するそれぞれの受光素子と隣接する受光素子の隣接方向が、前記各調整用投光素子と正対する受光素子を基準として前記配置方向中央側若しくは前記配置方向から離間する方向側(端部側)とすることとなる。これにより、例えば投光器及び受光器が相対的に素子の配置方向にずれると各調整等投光素子と正対する受光素子と隣接する各受光素子の一方の受光量が高くなり、他方の受光量が低くなるため、投光器及び受光器の相対的な位置ずれの方向を示すことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の多光軸光電センサにおいて、前記第1の調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の一端部の投光素子であり、前記第2の調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の他端部の投光素子であることをその要旨とする。
この発明では、第1の調整用投光素子は、複数の投光素子の配置方向の一端部の投光素子であり、第2の調整用投光素子は、複数の投光素子の配置方向の他端部の投光素子である。ここで、投光器及び受光器の光軸調整を行う場合、それぞれが素子の配置方向に長尺であるため、投光器及び受光器のそれぞれの一方の端部の光軸を合わせた状態で他方の端部の光軸を調整することがある。このため、各調整用投光素子を素子の配置方向の端部に設定して、配置方向の端部での各調整用投光素子と正対する受光素子での受光量を数値表示手段で表示することで、より高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
請求項6に記載の発明は、一列状に配置される複数の投光素子と、該複数の投光素子を順次点灯させるように制御する投光制御手段とを有する投光器と、前記複数の投光素子に対応して一列状に配置され、各投光素子からの光を受光する複数の受光素子を有する受光器とを備えた多光軸光電センサにおいて、前記複数の受光素子の内の少なくとも1つの光軸調整用受光素子とし、前記光軸調整用受光素子と正対する投光素子からの光と、この正対する投光素子に隣接する少なくとも1つの投光素子からの光とを前記光軸調整用受光素子で受光してそれぞれの受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、複数の受光素子の内の少なくとも1つの光軸調整用受光素子とし、光軸調整用受光素子と正対する投光素子からの光と、この正対する投光素子に隣接する少なくとも1つの投光素子からの光とを光軸調整用受光素子で受光してそれぞれの受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備える。このような構成とすることで、位置の異なる複数(少なくとも2つ)の受光素子で光軸調整用投光素子からの光を受光して、その際の受光量を数値情報として個々に数値出力手段で出力することが可能となる。このため、例えば多光軸光電センサ自身の表示部等でその数値情報を数値表示することや、多光軸光電センサをシステムの一部として組み込む他の機器の表示部等でその数値情報を数値表示することができる。このように、光軸調整用受光素子にて該光軸調整用受光素子と正対する投光素子及び正対する投光素子と隣接する少なくとも1つの投光素子からの光を受光、つまり複数の投光素子からの光を個別に受光して各投光素子から投光される光の受光量を個々に数値表示することで、投光器及び受光器が相対的に素子配列方向にずれた状態であっても、ずれ方向を認識することができる。また、光軸調整用受光素子にて得られた光の受光量を数値表示手段で数値表示して、受光量の程度をより詳細に知ることができるためより高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の多光軸光電センサにおいて、前記数値出力手段からの前記数値情報を表示する数値表示手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、数値出力手段からの数値情報を表示する数値表示手段を備えるため、数値出力手段からの数値情報を数値表示手段にて表示して、高精度に光軸調整を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の多光軸光電センサにおいて、前記光軸調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用受光素子と、他方側に位置する第2の調整用受光素子とで構成されることをその要旨とする。
この発明では、光軸調整用受光素子は、複数の受光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用受光素子と、他方側に位置する第2の調整用受光素子とで構成される。ここで例えば投光器及び受光器の光軸調整作業には、素子配置方向への相対的なずれ以外にも相対的に回転したことによるずれや相対的に傾いたことによるずれがある。このため、前述したように素子の配置方向の中央より一方側と他方側とにそれぞれ調整用受光素子を設定することで、回転方向へのずれや傾いたことによるずれを検出することが可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の多光軸光電センサにおいて、前記第1の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の一方側に隣接する投光素子であり、前記第2の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の他方側に隣接する投光素子であることをその要旨とする。
この発明では、第1の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、複数の投光素子の配置方向の一方側に隣接する投光素子であり、第2の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、複数の投光素子の配置方向の他方側に隣接する投光素子である。このような構成とすることで第1及び第2の調整用受光素子と正対するそれぞれの投光素子と隣接する投光素子の隣接方向が、前記各調整用受光素子と正対する投光素子を基準として前記配置方向中央側若しくは前記配置方向から離間する方向側(端部側)とすることとなる。これにより、例えば投光器及び受光器が相対的に素子の配置方向にずれると各調整等受光素子と正対する投光素子と隣接する各投光素子の一方からの光の前記受光素子に到達する到達量が高くなり、他方の投光素子からの光の前記受光素子に到達する到達量が低くなる。この結果、投光素子の到達量が高い場合では調整用受光素子における受光量が高くなり、投光素子の到達量が低い場合では調整用受光素子における受光量が低くなるため、投光器及び受光器の相対的な位置ずれの方向を示すことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項6又は7に記載の多光軸光電センサにおいて、前記第1の調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の一端部の受光素子であり、前記第2の調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の他端部の受光素子であることをその要旨とする。
この発明では、第1の調整用受光素子は、複数の受光素子の配置方向の一端部の受光素子であり、第2の調整用受光素子は、複数の受光素子の配置方向の他端部の受光素子である。ここで、投光器及び受光器の光軸調整を行う場合、それぞれが素子の配置方向に長尺であるため、投光器及び受光器のそれぞれの一方の端部の光軸を合わせた状態で他方の端部の光軸を調整することがある。このため、各調整用受光素子を素子の配置方向の端部に設定して、配置方向の端部での各調整用受光素子での受光量を数値表示手段で表示することで、より高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、投光器と受光器との少なくとも素子配置方向における光軸調整作業をより高精度に行うことが可能な多光軸光電センサを提供することができる。
第1及び第2実施形態における多光軸光電センサの概略構成図である。 同上における多光軸光電センサの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。 別例における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。 別例における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。 別例における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。 別例における多光軸光電センサの制御例(動作例)について説明するためのタイミングチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の多光軸光電センサ10は、例えば洗車機に備えられて車両の形状判別に用いられるものであり、投光器11及び受光器21を備えている。投光器11及び受光器21は、互いに対向配置されるとともに同期線L1を介して接続されている。
投光器11は、1つのケーシングに複数個(本実施形態では16個)の投光素子12a〜12pが設けられており、各投光素子12a〜12pの投光部位が前記ケーシングから露出している。投光素子12a〜12pは、発光ダイオード(LED)で構成されている。また投光素子12a〜12pは、前記投光器11の長手方向(上下方向)に略等間隔で一列状に設けられている。
受光器21は、1つのケーシングに複数個(本実施形態では16個)の受光素子22a〜22pが設けられており、各受光素子22a〜22pの受光部位と後述する表示部31a〜31cが前記ケーシングから露出している。また受光素子22a〜22pは、フォトダイオード(PD)で構成されている。また受光素子22a〜22pは、前記受光器21の長手方向(上下方向)に略等間隔で一列状に設けられている。
受光器21には複数(本実施形態では3個)の表示部31a〜31cが設けられている。表示部31a〜31cは、それぞれ複数の7セグメントLEDが複数設けられて、各表示部31a〜31c毎に同時に3つの数値が表示可能とされている。この受光器21の表示部31a〜31cは、例えば後述する位置調整モード時に用いられるものでる。
投光器11は、投光素子12a〜12pを所定の順序(本実施形態では下端側から上端側)で順次駆動するための制御信号を生成する。これにより、投光器11の各投光素子12a〜12pから所定の順序で投光がなされる。
受光器21は、受光素子22a〜22pを投光器11の投光素子12a〜12pの投光タイミングと同期して所定の順序で順次選択するための制御信号を生成する。選択された受光素子22a〜22pは投光素子12a〜12pが投光する光を受光する。これにより、投光器11と受光器21との間に下端側からの順次時分割の投光に基づく16本の光軸Lが形成され、検出エリアが設定される。
次に、多光軸光電センサ10の電気的構成について説明する。
図2に示すように、投光器11は、各投光素子12a〜12pに対応する投光回路13a〜13pと、この投光回路13a〜13pを制御する投光側CPU14とを備える。
投光回路13a〜13pは、シフトレジスタを含み、前記投光側CPU14から入力されるクロック信号に基づいて順次に投光素子12a〜12pを駆動する。これにより、各投光素子12a〜12pから順次に光が投光される。
受光器21は、前記受光素子22a〜22pと接続される受光回路23a〜23pと、この受光回路23a〜23pを制御する受光側CPU24と、前記受光素子22a〜22pから出力される受光信号を増幅させる1つの増幅回路25と、前記受光側CPU24と接続される前記表示部31a〜31cとを備えている。
受光回路23a〜23pは、各受光素子22a〜22pに接続されるスイッチ素子及びシフトレジスタ(共に図示略)を含み、このシフトレジスタにて各受光素子22a〜22pに対応するスイッチ素子がオンされるようになっている。ここで、各受光回路23a〜23pの各スイッチ素子は、1つの前記増幅回路25と接続されており、前記スイッチ素子がオンされると受光素子22a〜22pの受光信号が増幅回路25に出力されるようになっている。
増幅回路25は、前記受光側CPU24と接続されて、前記受光素子22a〜22pの受光信号を適宜増幅して受光側CPU24に増幅受光信号を出力する。そして、受光側CPU24は、このCPU24と接続される表示部31a〜31cに前記増幅受光信号が入力されると増幅受光信号(数値情報)を出力し、表示部31a〜31cではその増幅受光信号(数値情報)を数値表示する。
本実施形態では、投光器11の投光側CPU14及び受光器21の受光側CPU24は、投光器11及び受光器21を以下のように制御する。
以下、投光側CPU14及び受光側CPU24の制御と投光器11及び受光器21の動作について、図1〜図3を参照して説明する。図3は位置調整モード時の各投光素子12a〜12pの出力タイミングを決定する出力駆動信号PT1〜PT16及び各受光素子22a〜22pの受光タイミングを決定する受光用駆動信号PR1〜PR16の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
本実施形態の多光軸光電センサ10は、物体の通過(物体の有無)を検出する検出モードと、多光軸光電センサ10の設置時等の投光器11及び受光器21の位置調整を行う位置調整モードとを少なくとも備える。
[検出モード]
本実施形態の多光軸光電センサ10では、モード選択スイッチ(図示略)が使用者によって押圧されて検出モードが選択されると各投光器11及び受光器21は検出モードで動作するようになっている。
まず、投光器11では、その投光側CPU14に前記受光器21の受光側CPU24が出力した同期信号が同期線L1を介して入力される。すると投光側CPU14は、投光回路13a〜13pのシフトレジスタに対してクロック信号を出力する。投光回路13a〜13pのシフトレジスタでは、前記クロック信号に基づいて前記投光素子12a〜12pを駆動させるための出力駆動信号PT1〜PT16が順次Lレベル(ローレベル)からHレベル(ハイレベル)とされる。各出力駆動信号PT1〜PT16がHレベルとされると投光素子12a〜12pが駆動される。従って、出力駆動信号PT1〜PT16が順次Lレベル(ローレベル)からHレベル(ハイレベル)とされることで、投光素子12a〜12pから順次に光が投光される。
一方。受光器21では、受光側CPU24が同期信号を前記同期線L1を介して出力すると、受光回路23a〜23pの各スイッチ素子をオンさせるための受光用駆動信号PR1〜PR16が順次LレベルからHレベルとされる。各受光用駆動信号PR1〜PR16がHレベルとされるとこの信号PR1〜PR16に対応したスイッチ素子がオンされる。これにより、受光素子22a〜22pが受光した受光信号を得ることができる。そして受光素子22a〜22pが受光した光に応じたレベルの受光信号が前記増幅回路25に出力される。そしてこの増幅回路25で前記受光信号が増幅受光信号として受光側CPU24に入力され、受光側CPU24に基づいて検出エリアに物体が存在するか否かを検出する。
[位置調整モード]
また本実施形態の多光軸光電センサ10では、使用者(設置者)によっての投光器11及び受光器21の位置調整する際に、前記モード選択スイッチが押圧されて位置調整モードが選択されると各投光器11及び受光器21は位置調整モードで動作するようになっている。
まず、投光器11では、その投光側CPU14に前記受光器21の受光側CPU24が出力した同期信号が同期線L1を介して入力される。すると、投光側CPU14は、投光回路13b,13i,13oのシフトレジスタに対してクロック信号を出力する。投光回路13b,13i,13oのシフトレジスタでは、図3に示すように前記クロック信号に基づいて投光素子12b,12i,12oを駆動させるための出力駆動信号PT2,PT9,PT15が所定タイミングでLレベルからHレベルとされる。これにより、投光素子12b,12i,12oが駆動されて所定タイミングで光が投光される。なお、本実施形態では、各投光素子12a〜12pの配置方向に対して、中央より一方側(図1中下側)に位置する投光素子12aが第1の調整用投光素子であり、中央より他方側(図1中上側)に位置する投光素子12i,12oが第2の調整用投光素子である。
一方、投光側CPU14によるクロック信号の出力の無い投光回路13a,13c〜13h,13j〜13n,13pのシフトレジスタでは、図3に示すように出力駆動信号PT1,PT3〜PT8,PT10〜PT14,PT16がLレベルのままである。このため、この信号に対応する投光素子12a,12c〜12h,12j〜12n,12pの駆動は停止された状態とされる。
一方、受光器21では、受光側CPU24が同期信号を前記同期線L1を介して投光側CPU14に出力すると、受光回路23a〜23pの各スイッチ素子をオンさせるための受光用駆動信号PR1〜PR16が順次LレベルからHレベルとされる。各受光用駆動信号PR1〜PR16がHレベルとされるとこの信号PR1〜PR16に対応したスイッチ素子がオンされる。このとき、例えば投光器11側の投光素子12b,12i,12oが受光用駆動信号PR1〜PR3,PR8〜PR10,PR14〜PR16がHレベルの時に駆動されているため、前記投光素子12b,12i,12oと正対する受光素子22b,22i,22oで前記投光素子12b,12i,12oの光を受光することができるようになっている。また、投光素子12b,12i,12oと正対する受光素子22b,22i,22oと隣接する受光素子22a,22c,22h,22j,22n,22pにて前記投光素子12b,12i,12oの光を受光することができるようになっている。
また受光器21では、光軸調整モード時に、投光素子12bに正対する受光素子22b及び隣接する受光素子22a,22cからの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31aに数値表示される。同様に、投光素子12iに正対する受光素子22i及び隣接する受光素子22h,22jからの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31bに数値表示される。同様に、投光素子12oに正対する受光素子22o及び隣接する受光素子22n,22pからの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31cに数値表示される。
この各表示部31a〜31cによる数値表示の一例として、次の実施例A1,A2について説明する。
(実施例A1:受光器21が投光器11に対して素子の配置方向の一方側(下側)にずれた場合の例)
本実施例A1では、例えば受光素子22b及び隣接する受光素子22a,22cの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量の数値情報が表示部31aに表示される。表示部31aにおける前記受光素子22aに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31aにおける前記受光素子22bに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
また受光素子22i及び隣接する受光素子22h.22jの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量の数値情報も同様に表示部31bに表示される。表示部31bにおける前記受光素子22nに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31cにおける前記受光素子22oに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
さらに受光素子22o及び隣接する受光素子22n.22pの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量の数値情報も同様に表示部31cに表示される。表示部31cにおける前記受光素子22nに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31cにおける前記受光素子22oに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
上述したように各表示部31a〜31cにおいて下側の7セグメントLEDが上側及び中央の7セグメントLEDよりも高い数値が得られることとなる。これは、受光器21が上側にずれることによって、下側の受光素子22a,22h,22nが前記投光素子12b,12i,12oに近接し、中央及び上側の受光素子22b,22c,22i,22j,22o,22pが前記投光素子12b,12i,12oから遠ざかったためである。このように、表示部31a〜31cの各7セグメントLEDに表示されることで、投光器11及び受光器21の素子配置方向への相対的な位置ずれを数値によってより高精度に認識することができるため、光軸調整をより高精度に実施することが可能となる。
(実施例A2:受光器21が投光器11に対して素子の配置方向の他方側(上側)にずれた場合の例)
本実施例A2では、例えば受光素子22b及び隣接する受光素子22a,22cの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31aに表示される。表示部31aにおける前記受光素子22aに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31aにおける前記受光素子22bに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
また受光素子22i及び隣接する受光素子22h.22jの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量も同様に表示部31bに表示される。表示部31bにおける前記受光素子22nに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31cにおける前記受光素子22oに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
さらに受光素子22o及び隣接する受光素子22n.22pの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量も同様に表示部31cに表示される。表示部31cにおける前記受光素子22nに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31cにおける前記受光素子22oに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける受光素子22cに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
上述したように各表示部31a〜31cにおいて上側の7セグメントLEDが下側及び中央の7セグメントLEDよりも高い数値が得られることとなる。これは、受光器21が下側にずれることによって、上側の受光素子22c,22j,22pが前記投光素子12b,12i,12oに近接し、中央及び下側の受光素子22a,22b,22h,22i,22n,22oが前記投光素子12b,12i,12oから遠ざかったためである。このように、表示部31a〜31cの各7セグメントLEDに表示されることで、投光器11及び受光器21の素子配置方向への相対的な位置ずれを数値によってより高精度に認識することができるため、光軸調整をより高精度に実施することが可能となる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)複数の投光素子12a〜12pの内の3つの投光素子12b,12i,12oを光軸調整用投光素子とする。そして、投光素子12b,12i,12oと正対する受光素子22b,22i,22oとこの正対する受光素子22b,22i,22oに対して隣接する受光素子22a,22c,22h,22j,22n,22pとがそれぞれ投光素子12b,12i,12oからの光を受光した受光量を数値情報として出力する受光側CPU24を備える。この受光側CPU24から出力される数値情報を数値表示する表示部31a〜31cを備える。このように、複数の受光素子22a,22b,22c,22h,22i,22j,22n,22o,22pで投光素子12b,12i,12oからの光を受光して数値表示することで、投光器11及び受光器21が相対的に素子配列方向にずれた状態であっても、ずれ方向を認識することができる。また、投光素子12b,12i,12oからの光の受光量を正対する受光素子22b,22i,22oと隣接する受光素子22a,22c,22h,22j,22n,22pを用いて表示部31a〜31cで数値表示して、受光量の程度をより詳細に知ることができるためより高精度に光軸調整を行うことができる。
(2)複数の投光素子12a〜12pの配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用投光素子としての投光素子12bと、他方側に位置する第2の調整用投光素子としての投光素子12i,12oを備える。ここで例えば投光器11及び受光器21の光軸調整作業には、素子の配置方向への相対的なずれ以外に、相対的に回転したことによるずれや相対的に傾いたことによるずれがある。このため、前述したように素子の配置方向の中央より一方側と他方側とにそれぞれ調整用投光素子としての投光素子12b,12i,12oを設定することで、回転方向へのずれや傾いたことによるずれを検出することが可能となる。
(3)光軸調整用投光素子としての投光素子12iと受光素子22h〜22jを用いて素子の配置方向略中央における投光素子12iからの光の受光量を表示部31bにて数値表示しているため、より高精度に位置調整を行うことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、第1実施形態の多光軸光電センサと構造(構成)はほぼ同一であり、本実施形態では第1実施形態と同じ構成についてはその説明の一部又は全部を適宜割愛する。
本実施形態の多光軸光電センサ10は第1実施形態と比較して位置調整モード時の制御方法(動作)が異なるため、以下に本実施形態の位置調整モードについて図1、図2及び図4を用いて説明する。
[位置調整モード]
本実施形態の多光軸光電センサ10では、上記第1実施形態同様に、使用者(設置者)によっての投光器11及び受光器21の位置調整する際に、前記モード選択スイッチが押圧されると位置調整モードが選択されると各投光器11及び受光器21は位置調整モードで動作するようになっている。
まず、投光器11では、その投光側CPU14に前記受光器21の受光側CPU24が出力した同期信号が同期線L1を介して入力される。すると、投光側CPU14は、各投光回路13a〜13pのシフトレジスタに対してクロック信号を出力する。投光回路13a〜13pのシフトレジスタでは、図4に示すように前記クロック信号に基づいて各投光素子12a〜12pを駆動させるための出力駆動信号PT1〜PT16が順次LレベルからHレベルとされる。これにより、投光素子12a〜12pが駆動されて順次光が投光される。
一方、受光器21では、受光側CPU24が同期信号を前記同期線L1を介して投光側CPU14に出力すると、受光回路23b,23i,23oの各スイッチ素子をオンさせるための受光用駆動信号PR2,PR9,PR15が所定タイミングでLレベルからHレベルとされる。各受光用駆動信号PR2,PR9,PR15がHレベルとされるとこの信号PR2,PR9,PR15に対応したスイッチ素子がオンされる。このとき、例えば受光器21側の受光素子22b,22i,22oが図4に示すように出力駆動信号PT1〜PT3,PT8〜PT10,PT14〜PT16がHレベルの時に駆動されるため、受光素子22b,22i,22oと正対する投光素子12b,12i,12oからの光を受光素子22b,22i,22oによって受光することができる。また、受光素子22b,22i,22oと正対する投光素子12b,12i,12oと隣接する投光素子12a,12c,12h,12j,12n,12pからの光を前記受光素子22b,22i,22oにて受光することができるようになっている。なお、本実施形態では、各受光素子22a〜22pの配置方向に対して、中央より一方側(図1中下側)に位置する受光素子22aが第1の調整用受光素子であり、中央より他方側(図1中上側)に位置する受光素子22i,22oが第2の調整用受光素子である。
一方、受光側CPU24によるスイッチ素子をオンさせるための受光用駆動信号の出力の無い受光回路23a,23c〜23h,23j〜23n,23pのスイッチ素子では、図4に示すように受光用駆動信号PR1,PR3〜PR8,PR10〜PR14,PR16がLレベルのままである。このため、この信号に対応する受光素子22a,22c〜22h,22j〜22n,22pによる光の受光は開始されないこととなる。
また受光器21では、光軸調整モード時に、投光素子12a,12b,12cからの光を受光する受光素子22bの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31aに数値表示される。同様に、投光素子12a,12b,12cからの光を受光する受光素子22iの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31bに数値表示される。同様に、投光素子12a,12b,12cからの光を受光する受光素子22oの受光信号が増幅回路25にてそれぞれ増幅されてその増幅された増幅受光信号に基づく受光量の数値情報が表示部31cに数値表示される。
この各表示部31a〜31cによる数値表示の一例として、次の実施例B1,B2について説明する。
(実施例B1:受光器21が投光器11に対して素子の配置方向の一方側(下側)にずれた場合の例)
本実施例B1では、例えば投光素子12b及び隣接する投光素子12a,12cにより投光される光を受光する受光素子22bの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31aに表示される。表示部31aにおける前記投光素子12aに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31aにおける前記投光素子12bに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12cに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
また投光素子12i及び隣接する投光素子12h,12jにより投光される光を受光する受光素子22iの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31bに表示される。表示部31bにおける前記投光素子12hに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31bにおける前記投光素子12iに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12jに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
さらに投光素子12o及び隣接する投光素子12n,12pにより投光される光を受光する受光素子22oの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31cに表示される。表示部31cにおける前記投光素子12nに対応する下側の7セグメントLEDでは「130」と表示され、表示部31bにおける前記投光素子12iに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12jに対応する上側の7セグメントLEDでは「200」と表示される。
上述したように各表示部31a〜31cにおいて上側の7セグメントLEDが下側及び中央の7セグメントLEDよりも高い数値が得られることとなる。これは、受光器21が上側にずれることによって、上側の投光素子12c,12j,12pが前記受光素子22b,22i,22oに近接し、中央及び下側の投光素子12a,12b,12h,12i,12n,12oが前記受光素子22b,22i,22oから遠ざかったためである。このように、表示部31a〜31cの各7セグメントLEDに表示されることで、投光器11及び受光器21の素子配置方向への相対的な位置ずれを認識することが可能となる。
(実施例B2:受光器21が投光器11に対して素子の配置方向の他方側(上側)にずれた場合の例)
本実施例B2では、例えば投光素子12b及び隣接する投光素子12a,12cにより投光される光を受光する受光素子22bの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31aに表示される。表示部31aにおける前記投光素子12aに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31aにおける前記投光素子12bに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12cに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
また投光素子12i及び隣接する投光素子12h,12jにより投光される光を受光する受光素子22iの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31bに表示される。表示部31bにおける前記投光素子12hに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31bにおける前記投光素子12iに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12jに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
さらに投光素子12o及び隣接する投光素子12n,12pにより投光される光を受光する受光素子22oの受光信号(増幅受光信号)に基づく受光量が表示部31cに表示される。表示部31cにおける前記投光素子12nに対応する下側の7セグメントLEDでは「200」と表示され、表示部31bにおける前記投光素子12iに対応する中央の7セグメントLEDでは「170」と表示され、表示部31aにおける投光素子12jに対応する上側の7セグメントLEDでは「130」と表示される。
上述したように各表示部31a〜31cにおいて下側の7セグメントLEDが上側及び中央の7セグメントLEDよりも高い数値が得られることとなる。これは、受光器21が下側にずれることによって、下側の投光素子12a,12h,12nが前記受光素子22b,22i,22oに近接し、中央及び上側の投光素子12b,12c,12i,12j,12o,12pが前記受光素子22b,22i,22oから遠ざかったためである。このように、表示部31a〜31cの各7セグメントLEDに表示されることで、投光器11及び受光器21の素子配置方向への相対的な位置ずれを認識することが可能となる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)複数の受光素子22a〜22pの内の3つの受光素子22b,22i,22oを光軸調整用受光素子とし、受光素子22b,22i,22oと正対する投光素子12b,12i,12oからの光と、この正対する投光素子12b,12i,12oに隣接する投光素子12a,12c,12h,12j,12n,12pからの光とを受光素子22b,22i,22oで受光してその受光量を数値情報として出力する受光側CPU24を備える。この受光側CPU24から出力される数値情報を少なくとも数値表示する表示部31a〜31cを備える。このように、複数の投光素子12a,12b,12c,12h,12i,12j,12n,12o,12pからの光を受光素子22b,22i,22oで受光して数値表示することで、投光器11及び受光器21が相対的に素子配列方向にずれた状態であっても、ずれ方向を認識することができる。また、受光素子22b,22i,22oにて得られた光の受光量を表示部31a〜31cで数値表示して、受光量の程度をより詳細に知ることができるためより高精度に光軸調整を行うことができる。
(2)複数の受光素子22a〜22pの配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用受光素子としての受光素子22bと、他方側に位置する第2の調整用受光素子としての受光素子22i,22oを備える。ここで例えば投光器11及び受光器21の光軸調整作業には、素子配置方向への相対的なずれ以外にも相対的に回転したことによるずれや相対的に傾いたことによるずれがある。このため、前述したように素子の配置方向の中央より一方側と他方側とにそれぞれ調整用受光素子として受光素子22b,22i,22oを設定することで、回転方向へのずれや傾いたことによるずれを検出することが可能となる。
(3)光軸調整用受光素子としての受光素子22iと投光素子12h〜12jを用いて素子の配置方向略中央における投光素子12h〜12jからの光の受光量を表示部31bにて数値表示しているため、より高精度に位置調整を行うことができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、光軸調整モードにおいて第1及び第2の調整用投光素子としての投光素子12b,12oに加えて、投光素子12a〜12pの配置方向の略中央である投光素子12iからの光の受光量を表示部31bに表示する構成としたが、この構成を省略してもよい。つまり、第1及び第2の調整用投光素子である投光素子12b,12oからの光を受光する受光素子22b,22oでの受光量を表示部に表示する構成としてもよい。
また、単に、光軸調整モードにおいて前記第1及び第2の調整用投光素子である投光素子12b,12oからの光を受光する受光素子22b,22oでの受光量を表示部31a,31cに数値表示する構成を省略し、例えば投光素子12a〜12pの配置方向の略中央である投光素子12iからの光の受光量を表示部31bに表示する構成としてもよい。
この場合、図5に示すような制御方法が挙げられる。つまり、投光素子12iから投光される光を、該投光素子12iと正対する受光素子22iと、この受光素子22iの素子配置方向両側で隣接する受光素子22h,22jとで受光し、これらの受光素子22h〜22jでの受光量を表示部31bで数値表示する。このような構成とすることで、投光器11及び受光器21の長手方向(各素子の配置方向)の略中央側での長手方向(配置方向)相対的なずれを表示部31bに数値表示することができ、配置方向への相対的なずれを高精度に調整することができる。
・上記第1実施形態では、複数の投光素子12a〜12pの配置方向に対して、中央より一方側に位置する投光素子12bにて第1の調整用投光素子を構成し、中央より他方側に位置する投光素子12oにて第2の調整用投光素子を構成したが、これに限らない。具体的には、複数の投光素子12a〜12pの配置方向の両端部から数えて2番目の投光素子12b,12oを第1及び第2の調整用投光素子として採用したが、例えば複数の投光素子12a〜12pの配置方向の両端部の投光素子12a,12pを第1及び第2の調整用投光素子として採用してもよい。
この場合、図6に示すような制御方法が考えられる。つまり、第1の調整用投光素子としての投光素子12aから投光される光を、この投光素子12aと正対する受光素子22aとこの受光素子22aと素子配置方向の一方側(図1中上側)に隣接する受光素子22bにて計測する。さらに、第2の調整用投光素子としての投光素子12pから投光される光を、この投光素子12pと正対する受光素子22pとこの受光素子22aと素子配置方向の他方側(図1中下側)に隣接する受光素子22oにて計測する。このとき、受光素子22a,22bの受光タイミング(図6において信号PR1,PR2がHレベル)の間は、投光素子12aへの出力駆動信号PT1が少なくともHレベルとされて投光素子12aから光が投光されるようにCPU14及び投光回路13a〜13pにて制御される。またこのとき、受光素子22p,22oの受光タイミング(図6において受光用駆動信号PR15,PR16がHレベル)の間は、投光素子12pへの出力駆動信号PT16が少なくともHレベルとされて投光素子12pから光が投光されるようにCPU24及び受光回路23a〜23pにて制御される。ここで、投光器11及び受光器21の光軸調整を行う場合、それぞれが素子の配置方向に長尺であるため、投光器11及び受光器21のそれぞれの一方の端部の光軸を合わせた状態で他方の端部の光軸を調整することがある。このため、各調整用投光素子を素子の配置方向の端部に設定して、配置方向の端部での各調整用投光素子と正対する受光素子での受光量を数値表示手段で表示することで、より高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
上述したように、第1の調整用投光素子としての投光素子12aと正対する受光素子22aに対して隣接する受光素子は、複数の受光素子22a〜22pの配置方向の一方側(上側)に隣接する受光素子22bとする。そして、第2の調整用投光素子としての投光素子12pと正対する受光素子22pに対して隣接する受光素子は、複数の受光素子22a〜22pの配置方向の他方側に隣接する受光素子22oとする。このような構成とすることで第1及び第2の調整用投光素子である投光素子12a,12pと正対するそれぞれの受光素子22a,22pと隣接する受光素子22b,22oの隣接方向が、前記投光素子12a,12pと正対する受光素子22a,22pを基準として前記配置方向中央側とすることとなる。これにより、例えば投光器11及び受光器21が相対的に素子の配置方向にずれると各投光素子12a,12pと正対する受光素子22a,22pと隣接する各受光素子22b,22oの一方の受光量が高くなり、他方の受光量が低くなるため、投光器11及び受光器21の相対的な位置ずれの方向を示すことができる。
なお、上記構成では、投光素子の配置方向の中央より一方側(例えば下側)の第1の調整用投光素子として配置方向一端部の投光素子12a、また他方側(例えば上側)の第2の調整用投光素子として配置方向他端部の投光素子12pを採用したが、端部以外の投光素子を第1及び第2の調整用投光素子として採用してもよい。ここで、このような構成とした場合の各投光素子と正対する受光素子と隣接する受光素子の選択方法について説明する。
例えば投光素子12bを第1の調整用投光素子として採用し、投光素子12oを第2の調整用投光素子として採用した場合に、前記投光素子12bと正対する受光素子は受光素子22bとなり、前記投光素子12oと正対する受光素子は受光素子22oとなる。そして、この受光素子22bと少なくとも一方側に隣接する受光素子は受光素子22a又は受光素子22cとなる。ここで、受光素子22aが受光素子22bと一方側に隣接する受光素子とした場合、第2の調整用投光素子としての投光素子12oと正対する受光素子22oと他方側に隣接する受光素子は受光素子22pに決定される。また、受光素子22cが受光素子22bと一方側に隣接する受光素子とした場合、第2の調整用投光素子としての投光素子12oと正対する受光素子22oと他方側に隣接する受光素子は受光素子22nに決定される。
・上記第2実施形態では、光軸調整モードにおいて第1及び第2の調整用受光素子としての受光素子22b,22oに加えて、受光素子22a〜22pの配置方向の略中央である受光素子22iで受ける光の受光量を表示部31bに表示する構成としたが、この構成を省略してもよい。つまり、第1及び第2の調整用受光素子である受光素子22b,22oで光を受光する受光素子22b,22oでの受光量を表示部31a,31cに表示する構成としてもよい。
また、単に、光軸調整モードにおいて前記第1及び第2の調整用受光素子である受光素子22b,22oが受ける光の受光量を表示部31a,31cに数値表示する構成を省略し、例えば受光素子22a〜22pの配置方向の略中央である受光素子22iでの光の受光量を表示部31bに表示する構成としてもよい。
この場合、図7に示すような制御方法が挙げられる。つまり、受光素子22iと正対する投光素子12iと、この投光素子12iの素子配置方向両側で隣接する投光素子12h,12jにより投光し、各投光素子12h〜12jからの光を受光する受光素子22iの受光量を各投光素子12h〜12j毎に表示部31bで数値表示する。このような構成とすることで、投光器11及び受光器21の長手方向(各素子の配置方向)の略中央側での長手方向(配置方向)相対的なずれを表示部31bに数値表示することができ、配置方向への相対的なずれを高精度に調整することができる。
・上記第2実施形態では、複数の受光素子22a〜12pの配置方向に対して、中央より一方側に位置する受光素子22bにて第1の調整用投光素子を構成し、中央より他方側に位置する受光素子22oにて第2の調整用投光素子を構成したが、これに限らない。具体的には、複数の受光素子22a〜22pの配置方向の両端部から数えて2番目の受光素子22b,22oを第1及び第2の調整用受光素子として採用したが、例えば複数の受光素子22a〜22pの配置方向の両端部の受光素子22a,22pを第1及び第2の調整用投光素子として採用してもよい。
この場合、図8に示すような制御方法が考えられる。つまり、第1の調整用受光素子としての受光素子22aにより、この受光素子22aと正対する投光素子12aからの光とこの投光素子12aと素子配置方向の一方側(図1中上側)に隣接する投光素子12bからの光とを受光する。さらに、第2の調整用受光素子としての受光素子22pにより、この受光素子22pと正対する投光素子12pからの光とこの投光素子12pと素子配置方向の他方側(図1中下側)に隣接する投光素子12bからの光とを受光する。このとき、投光素子12a,12bの投光タイミング(図8において信号PT1,PT2がHレベル)の間は、受光素子22aによる受光動作を開始する受光用駆動信号PR1が少なくともHレベルとされて各受光素子22aによる光の受光が実施されるようにCPU24及び受光回路23a〜23pにて制御される。またこのとき、投光素子12p,12oの投光タイミング(図8において信号PT15,PT16がHレベル)の間は、受光素子22pによる受光動作を開始する受光用駆動信号PR16が少なくともHレベルとされて各受光素子22pによる光の受光が実施されるようにCPU24及び受光回路23a〜23pにて制御される。ここで、投光器11及び受光器21の光軸調整を行う場合、それぞれが素子の配置方向に長尺であるため、投光器11及び受光器21のそれぞれの一方の端部の光軸を合わせた状態で他方の端部の光軸を調整することがある。このため、各調整用投光素子を素子の配置方向の端部に設定して、配置方向の端部での各調整用投光素子と正対する受光素子での受光量を数値表示手段で表示することで、より高精度に光軸調整を行うことが可能となる。
上述したように、例えば第1の調整用受光素子としての受光素子22aと正対する投光素子12aに対して隣接する投光素子は、複数の投光素子12a〜12pの配置方向の一方側に隣接する投光素子12bとする。さらに、第2の調整用受光素子としての受光素子22pと正対する投光素子12pに対して隣接する投光素子は、複数の投光素子12a〜12pの配置方向の他方側に隣接する投光素子12bとする。このような構成とすることで第1及び第2の調整用受光素子である受光素子22a,22pと正対するそれぞれの投光素子12a,12pと隣接する投光素子12b,12oの隣接方向が、前記受光素子22a,22pと正対する投光素子12a,12pを基準として前記配置方向中央側とすることとなる。これにより、例えば投光器11及び受光器21が相対的に素子の配置方向にずれると受光素子22a,22pと正対する投光素子12a,12pと隣接する投光素子12b,12oの一方からの光の、受光素子22a,22pに到達する到達量が高くなり、他方の投光素子12b,12oからの光の受光素子22a,22pに到達する到達量が低くなる。この結果、投光素子12b,12oからの光の到達量が高い場合では調整用受光素子としての受光素子22a,22pにおける受光量が高くなる。そして、投光素子12b,12oからの光の到達量が低い場合では調整用受光素子としての受光素子22a,22pにおける受光量が低くなる。このため、投光器11及び受光器21の相対的な位置ずれの方向を示すことができる。
なお、上記構成では、受光素子の配置方向の中央より一方側(例えば下側)の第1の調整用受光素子として配置方向一端部の受光素子22a、また他方側(例えば上側)の第2の調整用受光素子として配置方向他端部の受光素子22pを採用したが、端部以外の受光素子を第1及び第2の調整用受光素子として採用してもよい。ここで、このような構成とした場合の各受光素子と正対する投光素子と隣接する投光素子の選択方法について説明する。
例えば受光素子22bを第1の調整用受光素子として採用し、受光素子22oを第2の調整用受光素子として採用した場合に、前記受光素子22bと正対する投光素子は投光素子12bとなり、前記受光素子22oと正対する投光素子は受光素子22oとなる。そして、この投光素子12bと少なくとも一方側に隣接する投光素子は投光素子12a又は投光素子12cとなる。ここで、投光素子12aが投光素子12bと一方側に隣接する受光素子とした場合、第2の調整用受光素子としての受光素子22oと正対する投光素子12oと他方側に隣接する投光素子は投光素子12pに決定される。また、投光素子12cが投光素子12bと一方側に隣接する投光素子とした場合、第2の調整用受光素子としての受光素子22oと正対する投光素子12oと他方側に隣接する投光素子は投光素子12nに決定される。
・上記各実施形態では、投光器11を構成する1つのケーシング及び受光器21を構成する1つのケーシングにそれぞれ投光素子12a〜12p及び受光素子22a〜22pを設ける構成としたが、これに限らない。例えば1つのケーシングと該ケーシングに少なくとも1つ以上備えられる投光素子とで構成される投光用ユニットを少なくとも2つ以上備えて投光器11とし、1つのケーシングと該ケーシングに少なくとも1つ以上備えられる受光素子とで構成される受光用ユニットを少なくとも2つ以上設けて受光器21として多光軸光電センサ10を構成してもよい。
投光器11を複数の投光ユニットで構成する場合、投光用基本ユニットと、1つ以上の投光用増設ユニットとを備えた構成が考えられる。また受光器21を複数の受光ユニットで構成する場合、受光用基本ユニットと、1つ以上の受光用増設ユニットとを備えた構成が考えられる。そして各基本ユニットに対して増設ユニットを追加することで受光素子の数と投光素子の数を任意に変更することが可能となる。
・上記各実施形態では、数値表示手段としての表示部31a〜31cを受光器21に設ける構成としたが、投光器11に設けてもよい。
また、投光器11及び受光器21とは別体の表示部を設ける構成を採用してもよい。この場合、例えば投光器11及び受光器21の少なくとも一方のCPU14,24からの任意の投光素子からの光を受光する任意の受光素子の受光量の情報(信号)が別体の表示部に出力される構成とすることで、別体の表示部であっても前記受光量の情報を数値表示することが可能である。なお、この別体の表示部は他の機器(例えば洗車機)に備えられるものである場合には、他の機器の動作を制御する制御部に数値情報を出力し、他の機器の表示部に表示する構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、表示部31a〜31cの各7セグメントLEDに受光側CPU24から出力された数値情報を表示(数値表示)する構成としたが、これに加えて数値表示の表示形態を変更する構成を採用してもよい。その一例としては表示する数値情報の内の最大値(上記各実施形態では「200」)の表示態様を連続点灯とし、最大値以外の数値(上記各実施形態では「130」及び「170」)の表示態様を点滅させる構成が考えられる。また、その他の例としては、表示する数値情報の内の最大値の表示態様を緑色表示とし、最大値以外の表示態様を赤色表示とする構成が考えられる。このような構成とすることで、使用者(設置者)に対してその表示内容を目立たせることができる。
・上記各実施形態では、16個の投光素子12a〜12p及び16個の受光素子22a〜22pを設ける構成としたが、この数は適宜変更してもよい。
・上記各実施形態では、多光軸光電センサ10を例えば洗車機に備える構成としたが、これに限らない。例えば、多光軸光電センサ10を一体移動させる機器やその他の機器に多光軸光電センサ10を備える構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、各表示部31a〜31cを位置調整モード時のみに用いる構成としたが、検出モードや他のモードにおいて任意の受光素子の受光量やエラー表示用の数字を表示するものとして利用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記数値表示手段は、数値表示する際の表示態様を変更可能に構成される。
このように、数値表示手段による数値表示の際の表示態様を変更することで、使用者(設置者)に対してその表示内容を目立たせることができる。
10…多光軸光電センサ、11…投光器、12a〜12p…投光素子、12a,12b,12i,12o,12p…光軸調整用投光素子を構成する投光素子、13a〜13p…投光制御手段を構成する投光回路、14…投光制御手段を構成する投光側CPU、21…受光器、22a〜22p…受光素子、22a,22b,22i,22o,22p…光軸調整用受光素子を構成する受光素子、24…数値出力手段としての受光側CPU、31a〜31c…数値表示手段としての表示部。

Claims (10)

  1. 一列状に配置される複数の投光素子と、該複数の投光素子を順次点灯させるように制御する投光制御手段とを有する投光器と、
    前記複数の投光素子に対応して一列状に配置され、各投光素子からの光を受光する複数の受光素子を有する受光器と
    を備えた多光軸光電センサであって、
    前記複数の投光素子の内の少なくとも1つを光軸調整用投光素子とし、
    前記光軸調整用投光素子と正対する受光素子とこの正対する受光素子に対して隣接する少なくとも1つの受光素子とがそれぞれ前記光軸調整用投光素子からの光を受光した受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記数値出力手段からの前記数値情報を表示する数値表示手段を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記光軸調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用投光素子と、他方側に位置する第2の調整用投光素子とで構成されることを特徴とする多光軸光電センサ。
  4. 請求項3に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記第1の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の一方側に隣接する受光素子であり、
    前記第2の調整用投光素子と正対する受光素子に対して隣接する受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の他方側に隣接する受光素子であることを特徴とする多光軸光電センサ。
  5. 請求項3又は4に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記第1の調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の一端部の投光素子であり、
    前記第2の調整用投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の他端部の投光素子であることを特徴とする多光軸光電センサ。
  6. 一列状に配置される複数の投光素子と、該複数の投光素子を順次点灯させるように制御する投光制御手段とを有する投光器と、
    前記複数の投光素子に対応して一列状に配置され、各投光素子からの光を受光する複数の受光素子を有する受光器と
    を備えた多光軸光電センサにおいて、
    前記複数の受光素子の内の少なくとも1つの光軸調整用受光素子とし、
    前記光軸調整用受光素子と正対する投光素子からの光と、この正対する投光素子に隣接する少なくとも1つの投光素子からの光とを前記光軸調整用受光素子で受光してそれぞれの受光量を少なくとも数値情報として出力する数値出力手段を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。
  7. 請求項6に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記数値出力手段からの前記数値情報を表示する数値表示手段を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。
  8. 請求項6又は7に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記光軸調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向に対して、中央より一方側に位置する第1の調整用受光素子と、他方側に位置する第2の調整用受光素子とで構成されることを特徴とする多光軸光電センサ。
  9. 請求項8に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記第1の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の一方側に隣接する投光素子であり、
    前記第2の調整用受光素子と正対する投光素子に対して隣接する投光素子は、前記複数の投光素子の配置方向の他方側に隣接する投光素子であることを特徴とする多光軸光電センサ。
  10. 請求項8又は9に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記第1の調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の一端部の受光素子であり、
    前記第2の調整用受光素子は、前記複数の受光素子の配置方向の他端部の受光素子であることを特徴とする多光軸光電センサ。
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