JP5783357B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5783357B2
JP5783357B2 JP2011078181A JP2011078181A JP5783357B2 JP 5783357 B2 JP5783357 B2 JP 5783357B2 JP 2011078181 A JP2011078181 A JP 2011078181A JP 2011078181 A JP2011078181 A JP 2011078181A JP 5783357 B2 JP5783357 B2 JP 5783357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning member
unit
recording apparatus
recording unit
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011078181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012210781A (ja
Inventor
弘良 高野
弘良 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mimaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mimaki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mimaki Engineering Co Ltd filed Critical Mimaki Engineering Co Ltd
Priority to JP2011078181A priority Critical patent/JP5783357B2/ja
Publication of JP2012210781A publication Critical patent/JP2012210781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5783357B2 publication Critical patent/JP5783357B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、例えば紫外線硬化インクなどのインク滴を吐出する吐出ヘッドと、吐出ヘッドから媒体(メディア)に吐出された紫外線硬化インクに対して紫外線を照射する紫外線ランプとを備えている。このインクジェットプリンタでは、インクヘッドから媒体に吐出された紫外線硬化インクを紫外線ランプによって紫外線を照射することで硬化させて記録を行っている。
Y軸ユニットは、装置本体の媒体を支持するステージ部の長手方向に設けられた走査ガイドに沿って副走査方向(X軸方向)に移動可能に設けられている。また、吐出ヘッドはキャリッジに搭載され、キャリッジはY軸ユニットのY軸方向支持部材(Yバー)に設けられた走査ガイドに沿って主走査方向(Y軸方向)に往復動可能に設けられている。また、Y軸ユニットは、吐出ヘッドが1ライン記録する毎に副走査方向に所定量移動し、主走査方向へのキャリッジの移動とY軸ユニットの副走査方向への移動を交互にくりかえしながら対向するステージ部に吸着保持された媒体に対して記録が行われる。ステージ部に副走査方向(X軸方向)に沿って設けられたリニアスケールを、記録ユニット(例えばキャリッジが主走査方向に移動するものの場合)に設けられたX軸リニアセンサ(光センサ)によって読み取って、モータ駆動によるY軸ユニットの副走査方向への移動量が制御される。
スケールと光センサを用いた位置検出機構の構成を特開2002−361901号公報の図6を参照して以下に例示する。光センサ31は、発光ダイオード31aとフォトトランジスタ31bが透明の樹脂シートからなるリニア円コーダ用スケール21を介して対向配置されている。光センサ31はスケール21に断続して形成された黒色ストライプ21aによって得られる光の断続状態をオンオフ信号に変換して、キャリッジの走査方向の位置が検出される。光センサ31を保持するホルダ32a,32bには清掃手段(ウレタン樹脂)33,34が発光ダイオード31aとフォトトランジスタ31bの両側に配置され、スケール21を挟みこむように対向して設けられている。このウレタン樹脂33,34は、スケール21に常時摺接しておりキャリッジが走査するとスケール21上を摺動する。これにより吐出ヘッドのノズルを清掃するワイピング動作若しくはインク滴を空吐出させるフラッシング動作などにより、飛散したインクがスケール21に付着したとしても即座に清掃できるので、光センサ31による吐出ヘッドの走査方向の位置検出に支障をきたさないようになっている(特許文献1、図6参照)。
特開2002−361901号公報
しかしながら、上述した清掃手段(ウレタン樹脂)33,34は、ホルダ32a,32bに直接固定されてしかもスケール21に常時摺接しているため、清掃手段33,34のみを交換する場合にホルダ32a,32bから取り外し難いという問題がある。これに対して、清掃手段33,34をホルダ32a,32bごと交換するとすれば、発光ダイオード31aやフォトセンサ31bも一緒に交換することとなるため、メンテナンスコストが高くなる。また、仮に、清掃手段33,34のみをホルダ32a,32bから取り外せるとしても、光センサ31を構成する発光ダイオード31aやフォトセンサ31bの両側に配置されるため光センサ31が位置ずれしやすいという問題もある。
本発明の目的は、上記課題を解決し、記録ユニットに設けられた媒体上の位置を検出する位置検出部の交換を要さず該位置検出部の位置ずれも起こし難く、被検出部をクリーニングするクリーニング部材の交換作業が容易に行えるインクジェット記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るインクジェット記録装置は、以下の構成を備える。即ち、吐出ヘッドを有し、該吐出ヘッドから対向する媒体にインク滴を吐出しながら該媒体に対して相対移動させて記録が行われる記録ユニットを備えたインクジェット記録装置であって、記媒体に対する相対的移動位置を検出する位置検出部が前記記録ユニットに固定され、当該位置検出部の検出面を除いて外側を覆う取付カバーが前記記録ユニットに着脱可能に各々組み付けられ、前記取付カバーには、前記位置検出部によって検出される被検出部に当接するクリーニング部材が組み付けられており、前記記録ユニットと前記媒体との相対移動に伴い前記クリーニング部材が前記被検出部を摺動することによって、該被検出部を前記クリーニング部材によってクリーニングすることを特徴とする。
上記構成によれば、被検出部に当接したまま摺動するクリーニング部材が記録ユニットに着脱自在に支持されているので、媒体に対する記録ユニットの相対的移動位置を検出する位置検出部の交換が不要であり該位置検出部の位置ずれを起こし難く、記録ユニットに設けられたクリーニング部材のみを交換すれば足りるので交換作業が容易に行える。
また、吐出ヘッドのノズルを清掃するワイピング動作若しくはインク滴を空吐出させるフラッシング動作などにより、飛散したインクが被検出部に付着したとしても記録ユニットの移動によりクリーニング部材により即座に拭き取るとことができる。
また、本発明においては、前記記録ユニットは、主走査方向に往復動するキャリッジと、該キャリッジを主走査方向に往復動可能に支持するとともに主走査方向と直交する副走査方向に移動する支持部材と、該支持部材に設けられた前記位置検出部及びクリーニング部材とを具備し、前記支持部材を副走査方向に移動可能に支持するとともに前記媒体を載置するステージ部と、該ステージ部に前記位置検出部に対向配置され、前記クリーニング部材が摺動する前記被検出部が設けられていてもよい。
上記構成によれば、記録ユニットの副走査方向の移動に伴って位置検出部により副走査方向の位置検出が行われるとともに、クリーニング部材による被検出部のクリーニングが行なえる。
また、本発明においては、前記位置検出部であるリニアセンサと、前記被検出部であるリニアスケールが対向配置されており、前記クリーニング部材が前記リニアスケールに付勢状態で常時当接するように組み付けられていることが望ましい。
上記構成によれば、クリーニング部材がリニアスケールに付勢状態で常時当接するように組み付けられているので、記録ユニットを移動させるとクリーニング部材によるリニアスケールのクリーニング動作が確実に行える。よって、リニアセンサによる位置検出が確実かつ高精度で行える。
また、本発明においては、前記クリーニング部材は、前記取付カバーに対して前記被検出部に対して常時当接するように前記位置検出部の移動方向両側に各々組み付けられることが好ましい。
これにより、記録ユニットがいずれの方向に移動しても位置検出部の移動方向手前側に設けられたクリーニング部材によって被検出部をクリーニングすることができる。
また、本発明においては、前記クリーニング部材は弾性材が用いられ、前記被検出部に対して弾性変形させて押し当てられているのが好ましい。
これにより、クリーニング部材に格別な部品を設けなくとも弾性材を弾性変形させるだけでクリーニング部材を常時付勢状態で被検出部に押し当てることができる。
また、本発明においては、前記クリーニング部材は可撓性を有する不織布が用いられ、該不織布が複数枚重ね折りされたまま前記被検出部に対して撓んだ状態で押し当てられて組み付けられていても良い。
これにより、不織布自体の撓みによって被検出部に押し当てられたまま摺動することで簡易な構成で汚れをふき取ることができる。
更に本発明においては、前記記録ユニットを支持する支柱に連結されたスライダーが当該記録ユニットの移動方向に平行に設けられたガイドレールに移動可能に連繋しており、前記スライダーに対して前記取付カバーを介して前記クリーニング部材がその押し当て方向及び摺動方向に位置決めされて着脱自在に組み付けられていてもよい。
これにより、作業者がステージ部の幅より両側に張り出した記録ユニットの直下の空いた作業スペースに入って行うクリーニング部材の交換作業の作業負担を軽減することができる。
本発明によれば、記録ユニットに設けられた媒体上の位置を検出する位置検出部の交換を要さず該位置検出部の位置ずれも起こし難く、被検出部をクリーニングするクリーニング部材の交換作業が容易に行えるインクジェット記録装置を提供することができる。
インクジェット記録装置の外観斜視図である。 Y軸ユニットに備えたYバーとステージ部に備えたガイドレールとの連繋を示す斜視図である。 Yバーの支柱が連結するスライダーとXガイドレールとの連繋構造を示す拡大斜視図である。 クリーニング部材とリニアスケールの当接状態を示す左斜視図である。 クリーニング部材とリニアスケールの当接状態を示す左右側面図である。 支持部材に支持された位置検出部(リニアセンサ)の斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを装着する手順を示す右斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを装着する手順を示す左斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを高さ方向に重ね合わせた状態を示す右斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを高さ方向に重ね合わせた状態を示す左斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを移動方向にスライドさせて位置決めした状態を示す右斜視図である。 支持部材に対して取付カバーを移動方向にスライドさせて位置決めした状態を示す左斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るインクジェット記録装置の実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一部材には同一の符号を付する。なお、以下の説明において、主走査方向はキャリッジが往復動する方向(Y軸ユニットの長手方向)、副走査方向は、主走査方向と直交するステージ部(吸着プレート)の長手方向(Y軸ユニットの移動方向)を各々指し示すものとする。
図1は、インクジェット記録装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、インクジェット記録装置1は、例えばフラットベッド型インクジェットプリンタが用いられる。Y軸ユニット2には、記録ユニットを構成するキャリッジ7(図2参照)及びスライダー11が設けられている。キャリッジ7は主走査方向に往復動するキャリッジ7(図2参照)が設けられている。このキャリッジ7には、対向するステージ部3(装置本体)に吸着支持された印刷対象である媒体に紫外線硬化型のインク滴(以下、「紫外線硬化インク」という)を吐出する吐出ヘッドが搭載されている。また、キャリッジには図示しないが例えばM(マゼンタ),Y(イエロー),C(シアン),K(ブラック)の各色インク滴を吐出する吐出ヘッドが搭載される。Y軸ユニット2は、キャリッジ7が往復動する主走査方向(Y軸方向)と直交する副走査方向(X軸方向)に往復移動可能に設けられている。尚、媒体には、普通紙などの紙類のほかに、PVC(ポリ塩化ビニル),PLA(ポリ乳酸),PP(ポリプロピレン),PET(ポリエチレンテレフタレート),PC(ポリカーボネート),PMMA(ポリメタクリル酸メチル)などの樹脂シート、織布、不織布などの布シート、アルミやステンレスなどの金属シート、或いは複合材料からなる合成シートなどの各種材料が含まれるものとする。
Y軸ユニット2には、キャリッジ7に搭載され吐出ヘッドから吐出直後の紫外線硬化インクに紫外線を照射して一次硬化させる紫外線硬化ランプがキャリッジ7の走査方向両側に各々設けられている。紫外線硬化ランプユニットはLED素子を光源として搭載されており、吐出ヘッドに設けられた各色ヘッドの記録範囲に対応して設けられている。また、Y軸ユニット2のユニットカバー4にも二次硬化用の紫外線硬化ランプが設けられていても良い。
図2において、Y軸ユニット2にはキャリッジ7が主走査方向に移動する際のY軸ガイドレール5が設けられたYバー(Y軸支持部材)6が設けられている。キャリッジ7はY軸直動ガイド8を通じてY軸ガイドレール5と連繋している。キャリッジ7には図示しないサーボモータにより回転駆動する無端状のタイミングベルトの一部が連結されている。このサーボモータを正逆回転駆動することで、キャリッジ7が主走査方向(Y軸方向)へ往復動するようになっている。
図3において、Yバー6の長手方向両側には支柱6aが各々設けられている。各支柱6aはX軸移動機構に連結されている。X軸動機構は、ステージ部3の幅方向両側に設けられたX軸フレーム9上に設けられている。X軸フレーム9上に長手方向(副走査方向)に設けられたX軸ガイドレール10に、スライダー11がX軸直動ガイド12を介してスライド可能に連繋している。このスライダー11に支柱6aが連結されて、Y軸ユニット2が副走査方向(X軸方向)に移動可能に設けられている。スライダー11には図示しないサーボモータにより正逆回転駆動するタイミングベルト13の一部が連結されている。タイミングベルト13は無端状のベルトであり、ステージ部3の長手方向両端に設けられたプーリ14に架設されている。上記サーボモータを所定方向に回転駆動すると、タイミングベルトを通じてスライダー11が所定方向に移動するようになっている。
また、図6に示すようにX軸フレーム9上には長手方向(副走査方向)に沿ってリニアスケール15(被検出部)が設けられている。リニアスケール15には、目視できないが長手方向に連続する凹凸面が形成されている。また、スライダー11(記録ユニット)にはセンサステー16(支持部材)が設けられている。センサステー16には、X軸リニアセンサ17(位置検出部)がリニアスケール15に対向して設けられている。X軸リニアセンサ17は発光部と受光部を備え、対向するリニアスケール15に発光部より照射して得られた反射光を受光部で受光することにより例えば±1.0μmの分解能でスライダー11(記録ユニット)の副走査方向の移動位置を検出することができるようになっている。
図4において、スライダー11に設けられたセンサステー16に対して取付カバー18が上下方向及び移動方向(図4矢印参照)に位置決めされて着脱自在に組み付けられる。取付カバー18にはクリーニング部材19が固定されている。クリーニング部材19は、X軸リニアセンサ17の近傍(移動方向両側)でリニアスケール15に常時当接するように着脱自在に組み付けられている。
以下、クリーニング部材19及びこれが固定される取付カバー18の構成について説明する。図5(a)(b)において、取付カバー18は、センサステー16に上方から重ね合せる重ね合わせ面18aとクリーニング部材19を取付ける取付面18b、これらに直交して組み付けられる補強面18cを備えている。補強面18cはクリーニング部材19の取付面を兼用している(図5(b)参照)。
クリーニング部材19は弾性材が用いられ、リニアスケール15に対して弾性変形させて常時付勢状態で押し当てられているのが好ましい。具体的には、クリーニング部材19は可撓性を有する不織布(フエルト材)が用いられ、該不織布が複数枚重ね折りされたまま板金18dと共に取付面18b及び補強面18cにねじ止め固定されている。これにより、取付カバー18をセンサステー16に取り付けると、各クリーニング部材19がリニアスケール15に対して撓んだ状態で押し当てられて組み付けられる。
図7及び図8において、センサステー16の長手方向両端には係止片16aが起立形成されている。また一方側の係止片16aの近傍にはボールラッチ16bが設けられている。係止片16aの起立先端部はストッパーを兼ねて元端部より幅広となるように例えばT字状に形成されている。また、取付カバー18の重ね合わせ面18aには、係止片16aに対応する位置に挿入孔と係止孔が連続した挿入係止孔18eと、ボールラッチ16bの挿入孔と係止孔が連続した挿入係止孔18fが各々形成されている。また、重ね合わせ面18aの中央辺縁部には、取付カバー18を掴んでハンドリングしやすいように把持部18gが起立形成されている。
上述したクリーニング部材19を記録ユニットに組み付ける場合の作業について図7乃至図12を参照して説明する。先ず、図7及び図8に示すように、作業者が取付カバー18の把持部18gを掴んでセンサステー16の上方から補強面18cが外向きになるように重ね合わせ面18aを重ね合わせる。取付カバー18には、予め板金18dとともにクリーニング部材19が固定されている。
図9及び図10に示すように、センサステー16の係止片16aを挿入係止孔18eの大径孔である挿入孔側に挿入し、ボールラッチ16bを挿入係止孔18fの挿入孔に挿入する。そして、図11及び図12に示すように、係止片16a及びボールラッチ16bが挿入孔から係止孔側へ係止するように挿入係止孔18e,18fに挿入したまま、取付カバー18をスライドさせる。これにより、センサステー16に取付カバー18が装着されて上下方向及び移動方向に位置決めされて取り付けられる。このとき、取付カバーに固定されて組み付けられたクリーニング部材19は、リニアスケール15に対して常時撓んだ状態で押し当てられて組み付けられる。
上述した実施形態では、クリーニング部材19を取付カバー18に対してX軸リニアセンサ17の移動方向両側に2か所ずつ設けられているが、1か所であっても良く、また一方側のみに設けられていても良い。また、クリーニング部材19は、不織布に限らず、ウレタンやスポンジなどの弾性を有しかつ吸湿性のある部材であれば他の部材であっても良い。
また、リニアスケール15はステージ部3(装置本体側)に設けられ、X軸リニアセンサ17がスライダー11(記録ユニット)に設けられていたが、これらをY軸ユニット2側に設けることも可能である。例えば、リニアスケール15をYバー6の長手方向に沿って設け、Y軸リニアセンサをキャリッジ7(記録ユニット)に搭載した場合についても適用することができる。
本発明によれば、X軸リニアセンサ17の外装側にリニアスケール15に常時当接するクリーニング部材19が着脱自在に組み付けられているので、記録ユニットの移動位置を検出するX軸リニアセンサ17の交換や位置ずれを起こし難く、クリーニング部材19のみの交換作業が容易に行える。
よって、吐出ヘッドのノズルを清掃するワイピング動作若しくはインク滴を空吐出させるフラッシング動作などにより、飛散したインクがリニアスケール15に付着したとしても記録ユニットの移動によりクリーニング部材19により即座に拭き取るとことができる。
また、クリーニング部材19がリニアスケール15に付勢状態で常時当接するように組み付けられているので、記録ユニットを移動させるとクリーニング部材19によるリニアスケール15のクリーニング動作が確実に行える。よって、X軸リニアセンサ17による記録ユニットの位置検出が確実かつ高精度で行える。
また、クリーニング部材19は取付カバー18に固定されており、当該取付カバー18がX軸リニアセンサ17を支持するセンサステー16に対してクリーニング部材19の押し当て方向及び摺動方向に位置決めされて組み付けられるので、センサステー16と取付カバー18の位置決め精度が維持されれば、クリーニング部材19のリニアスケール15に対する位置決めが行なえるので、クリーニング部材19を交換する際の装着作業が容易に行える。
また、クリーニング部材19は弾性材が用いられ、リニアスケール15に対して弾性変形させて押し当てられているので、クリーニング部材19に格別な部品を設けなくとも弾性材を弾性変形させるだけでクリーニング部材19を常時付勢状態でリニアスケール15に押し当てることができる。
また、クリーニング部材19は可撓性を有する不織布が用いられ、該不織布が複数枚重ね折りされたままリニアスケール15に対して撓んだ状態で押し当てられて組み付けられていると、不織布自体の撓みによってリニアスケール15に押し当てられたまま摺動することで簡易な構成で汚れをふき取ることができる。
更には、Y軸ユニット2の支柱6aを支持するスライダー11が当該Y軸ユニット2の移動方向に平行に設けられたX軸ガイドレール10に連繋しており、スライダー11に設けられたセンサステー16に対して取付カバー18がクリーニング部材19の押し当て方向及び摺動方向に位置決めされて着脱自在に組み付けられているので、作業者がステージ部3の幅より両側に張り出したY軸ユニット2の直下の空いた作業スペースに入って行うクリーニング部材19の交換作業の作業負担を軽減することができる。
尚、上記実施形態では、媒体が固定で記録ユニットが移動するように構成されているが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、記録ユニットが媒体に対して相対的移動する装置構成であればよく、記録ユニットを固定させ媒体を移動するように構成してもよい。例えばYバー6が装置本体に固定されており、この装置本体に2つのローラ間に懸架され、ローラの駆動にともなって回動するベルトを有し、ベルト上に載置された媒体がキャリッジ7の往復動する主走査方向と直交する副走査方向に連続搬送されるインクジェット記録装置であってもよい。
1 インクジェット記録装置 2 Y軸ユニット 3 ステージ部 4 ユニットカバー5 Y軸ガイドレール 6 Yバー 6a 支柱 7 キャリッジ 8 Y軸直動ガイド 9 X軸フレーム 10 X軸ガイドレール 11 スライダー 12 X軸直動ガイド 13 タイミングベルト 14 プーリ 15 リニアスケール 16 センサステー 16a 係止片 16b ボールラッチ 17 X軸リニアセンサ 18 取付カバー 18a 重ね合わせ面 18b 取付面 18c 補強面 18d 板金 18e,18f 挿入係止孔 18g 把持部 19 クリーニング部材

Claims (7)

  1. 吐出ヘッドを有し、該吐出ヘッドから対向する媒体にインク滴を吐出しながら該媒体に対して相対移動させて記録が行われる記録ユニットを備えたインクジェット記録装置であって、
    記媒体に対する相対的移動位置を検出する位置検出部が前記記録ユニットに固定され、当該位置検出部の検出面を除いて外側を覆う取付カバーが前記記録ユニットに着脱可能に各々組み付けられ、
    前記取付カバーには、前記位置検出部によって検出される被検出部に当接するクリーニング部材が組み付けられており、
    前記記録ユニットと前記媒体との相対移動に伴い前記クリーニング部材が前記被検出部を摺動することによって、該被検出部を前記クリーニング部材によってクリーニングすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ユニットは、主走査方向に往復動するキャリッジと、該キャリッジを主走査方向に往復動可能に支持するとともに主走査方向と直交する方向に移動する支持部材と、該支持部材に設けられた前記位置検出部及びクリーニング部材とを具備し、
    前記支持部材を副走査方向に移動可能に支持するとともに前記媒体を載置するステージ部と、該ステージ部に前記位置検出部に対向配置され、前記クリーニング部材が摺動する前記被検出部が設けられている請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記クリーニング部材は、前記取付カバーに対して前記被検出部に常時当接するように前記位置検出部の移動方向両側に各々組み付けられている請求項1又は請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記位置検出部であるリニアセンサと、前記被検出部であるリニアスケールが対向配置されており、前記クリーニング部材が前記リニアスケールに付勢状態で常時当接するように組み付けられている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記クリーニング部材は弾性材が用いられ、前記被検出部に対して弾性変形させて押し当てられている請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記クリーニング部材は可撓性を有する不織布が用いられ、該不織布が複数枚重ね折りされたまま前記被検出部に対して撓んだ状態で押し当てられて組み付けられる請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録ユニットを支持する支柱に連結されたスライダーが当該記録ユニットの移動方向に平行に設けられたガイドレールに移動可能に連繋しており、前記スライダーに対して前記取付カバーを介して前記クリーニング部材がその押し当て方向及び摺動方向に位置決めされて着脱自在に組み付けられている請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
JP2011078181A 2011-03-31 2011-03-31 インクジェット記録装置 Active JP5783357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078181A JP5783357B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078181A JP5783357B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012210781A JP2012210781A (ja) 2012-11-01
JP5783357B2 true JP5783357B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=47265174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011078181A Active JP5783357B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5783357B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6142610B2 (ja) * 2013-03-26 2017-06-07 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6127636B2 (ja) * 2013-03-26 2017-05-17 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6051999B2 (ja) 2013-03-27 2016-12-27 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6036472B2 (ja) 2013-03-27 2016-11-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6167600B2 (ja) * 2013-03-27 2017-07-26 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6520446B2 (ja) 2015-06-18 2019-05-29 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及びスケール部の清掃方法
JP2020131564A (ja) 2019-02-20 2020-08-31 株式会社ミマキエンジニアリング スライド機構およびインクジェットプリンタ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3467594B2 (ja) * 1992-03-16 2003-11-17 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
JPH09189574A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Canon Inc 光学式リニアエンコーダ、及びこれを用いた電子装置、記録装置
JP2008179103A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009208457A (ja) * 2008-02-06 2009-09-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010214608A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2011042088A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Mimaki Engineering Co Ltd プリンタ及びプリンタの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012210781A (ja) 2012-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5783357B2 (ja) インクジェット記録装置
US9079440B1 (en) System for detecting inoperative inkjets in printheads ejecting clear ink using a light transmitting substrate
KR101530017B1 (ko) 화상 형성 장치
US20100231643A1 (en) Image forming apparatus
EP2781360A1 (en) Recording device
JP2007076084A (ja) 印刷装置、および、印刷方法
JP6187290B2 (ja) 印刷装置
JP5240225B2 (ja) 記録装置
JP5929295B2 (ja) 液体噴射装置
US20070097166A1 (en) Position detector and liquid ejecting apparatus incorporating the same
JP2011183619A (ja) ヘッドアレイユニット及び画像形成装置、ヘッド交換方法
US7433090B2 (en) Print/scan assembly and printer apparatus and methods including the same
JP2018094833A (ja) インクジェットプリンタ
US9156269B2 (en) Liquid ejection apparatus
JP2018086811A (ja) 加工装置付き作業台及び加工装置付き作業台の制御方法
US7766446B2 (en) Position detector and liquid ejecting apparatus incorporating the same
JP4911185B2 (ja) 清掃部材および清掃部材を着脱可能な記録装置
JP5817056B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5874535B2 (ja) 記録装置
JP4211705B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2019147290A (ja) インクジェットプリンタ
JP2009248418A (ja) インクジェットプリンタ
US11110710B2 (en) Liquid ejecting device
JP2015030103A (ja) 画像形成装置
KR101164481B1 (ko) 이동식 스케일이 구비된 잉크젯 프린터 및 이를 이용한 인쇄 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5783357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250