JP5777527B2 - 蒸留助剤の使用下でのイオン性液体の蒸留 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、1バールにて200℃より低い融点を有する塩(イオン性液体)を含有する混合物の蒸留法において、該混合物が付加的に有機化合物(以下、蒸留助剤と呼ぶ)を含有し、該蒸留助剤がイオン性ではなく、5000より小さい分子量を有し、かつ該混合物中に含有されるイオン性液体と比較して少なくとも5℃高い沸点を有することを特徴とする方法に関する。
200℃より低い融点を有する、殊に100℃より低い融点を有する塩は、イオン性液体と呼ばれる。特に関心が向けられるのは、既に室温で液状であるイオン性液体である。このようなイオン性液体は、長い間、蒸留可能ではないと見なされてきた。それというのも、該イオンは、結局は蒸気圧を持たないと考えられてきたからである。
2006年2月に、Martyn J.Earle,Jose M.S.S.Esperanca他は、Nature誌(第439巻、2006年)の第831頁〜第834頁中で、球管装置中での揮発性イオン性液体の蒸留に関する記事を発表している。しかしながら、ハロゲン化物、スルフェート又はカルボキシレートを有するイオン性液体は分解するため、蒸留することはできなった。
WO2005/068404は、イオン性液体、それにハロゲン化物及びアセテートをアニオンとして有するイオン性液体の蒸留を記載する。その際に重要なことは、イオン性液体が平衡反応に基づき中性化合物としても存在しえ、すなわち、塩として存在しないことである。蒸留によって、これらの中性化合物は取り除かれる。平衡反応を常に新しく成立させることによって、全イオン性液体は中性化合物の形態で蒸留される。窒素含有の複素環系をカチオンとして、かつ例えばハロゲン化物もしくはカルボキシレートをアニオンとして有するイオン性液体では、該環系の少なくとも1個の窒素原子が有機基によって置換されておらず、そうして該アニオンとの平衡反応に利用できる場合に、相応する平衡状態の形成が生じうるに過ぎない。相応して、WO2005/068404の実施例においては1−エチルイミダゾール又は1−メチルイミダゾールの塩化物のみが蒸留される。
Douglas R.MacFarlane,Jennifer M.Pringle他、Chem.Commun(2006年)、第1905頁〜第1917頁から、イオン性液体の蒸留が公知である。この場合、蒸留能は、イオン性液体のカチオン及びアニオンが中性の酸及び塩基として存在する平衡反応に基づいている。前述のように、中性化合物は平衡状態から除かれる。このようにして、複素環系の窒素原子がプロトン化された形態で存在するイミダゾリウム−アセテートを蒸留することができる。(該記事の第4表中のHMIM−アセテート)。
イオン性液体は、その使用に際して、一般的に消費されるのではなく、汚染されるだけである。それらは高価な材料であるため、使用に際して得られた混合物からイオン性液体を後処理及び分離するために特に効果的かつ適切な方法が必要とされている。セルロースの溶解にイオン性液体が使用される場合、例えば、リグニン又はセルロース誘導体を含有する混合物が生じる。その上また、イオン性液体の低コストの製造法が公知であるが、この場合、しかし、難揮発性の副生成物が生じ、得られた反応生成物は、これらの副生成物に基づき変色を示し、かつ一般的には黒色を呈する。このような製造法は、WO2005/021484(Carbonate法)又はWO91/14678(Arduengo法)に記載されている。この場合も、製造に際して得られた混合物からイオン性液体を後処理及び分離するために特に効果的かつ適切な方法が必要とされている。
優先日に未公開である先行特許出願DE102007041416.3からは、分子蒸留によるイオン性液体の分離法が既に記載されている。
それゆえ本発明の課題は、イオン性液体もしくは製造及び/又は使用に際して得られた混合物を精製又は後処理するための簡単かつ効果的な方法を提供することである。
それに応じて、冒頭で定義された方法が見出された。
イオン性液体について
本発明によるイオン性液体は、常圧(1バール)で200℃より低い、殊に100℃より低い、好ましくは75℃より低い融点を有する、少なくとも1種のカチオンと少なくとも1種のアニオンとからなる塩である。極めて有利には、室温(21℃)及び常圧(1バール)で液状の塩である。
イオン性液体のカチオンは、本発明によれば、環系の成分として少なくとも1個の窒素原子を有する複素環系である。該環系の全ての窒素原子は、有機基を置換基として持つ。それゆえ、これらの窒素原子のプロトン化は可能ではない。置換基(もしくは複数の窒素原子の場合の置換基)は、好ましくは、1〜20個のC原子、殊に1〜10個のC原子を含有する有機基である。特に有利には、それは更なるヘテロ原子を有さない炭化水素基、例えば、飽和又は不飽和の脂肪族基、芳香族基、又は芳香族成分のみならず脂肪族成分も有する炭化水素基である。極めて有利には、それはC1〜C10アルキル基、C1〜C10アルケニル基、例えばアリル基、フェニル基又はベンジル基である。
特別な実施形態では、それはC1〜C10アルキル基、殊にC1〜C4アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基又はn−デシル基である。
好ましくは、それは芳香族複素環系である。
カチオンは、好ましくは、イミダゾリウム、ピラゾリウム又はピリジニウムの誘導体である。
特に有利には、カチオンは(環系中に2個の窒素原子と相応して2個の前出の置換基を有する)イミダゾリウムの誘導体である。
イオン性液体のアニオンは、好ましくは、少なくとも1個のカルボキシレート基(略称カルボキシレート)又は少なくとも1個のホスフェート基(略称ホスフェート)を有する化合物である。
ホスフェートとして、PO4 3-又はホスフェート基を有する有機化合物、殊にジアルキルホスフェートが挙げられる。特に有利なホスフェートは、C1〜C4ジアルキルホスフェート、例えばジメチルホスフェート及び殊にジエチルホスフェートである。
有利なアニオンはカルボキシレートである。
カルボキシレートとして、1個〜3個の、好ましくは1個又は2個の、特に有利には1個のカルボキシレート基を含有する、1〜20個のC原子、好ましくは1〜10個のC原子を有する有機化合物が挙げられる。
それは脂肪族化合物のみならず芳香族化合物であってもよく、この場合、芳香族化合物とは、芳香族基を含有する化合物と解される。脂肪族又は芳香族の化合物は、場合により更なる官能基、例えばヒドロキシル基、カルボニル基又はエーテル基を含有するか、又はその他のヘテロ原子、殊にハロゲン、例えばフッ素、塩素又は臭素、好ましくはフッ素を置換基として含有してよい。
極めて有利なのは、カルボキシレート基の酸素原子以外には、更なる官能基又はヘテロ原子を含有しない脂肪族又は芳香族の化合物である。
2個のカルボキシレート基を有する化合物として挙げられるのは、例えば、フタル酸のアニオン、イソフタル酸のアニオン、C2〜C6ジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸又はアジピン酸のアニオンである。
1個のカルボキシレート基を有する化合物として記載されるのは、芳香族、脂肪族の飽和又は不飽和のC1〜C20カルボン酸、殊にアルカンカルボン酸、アルケンカルボン酸、アルキンカルボン酸、アルカジエンカルボン酸、アルカトリエンカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸又はケトカルボン酸のアニオンである。適したアルカンカルボン酸、アルケンカルボン酸及びアルカジエンカルボン酸は、脂肪酸としても公知である。
極めて有利なカルボキシレートは、C1〜C10アルカンカルボン酸、殊にC1〜C6アルカンカルボン酸のアニオン、極めて有利には酢酸のアニオン(アセテート)及びプロピオン酸のアニオン(プロピオネート)である。
それに従って、イオン性液体は、特に有利には、式I
Figure 0005777527
[式中、
R1及びR3は、互いに無関係に、C原子1〜20個を有する同じ有機基を表し、
R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表し、
Xはアニオンを表し、かつ
nは1、2又は3を表す]のイミダゾリウム塩である。
R1及びR3は、好ましくは、互いに無関係に、C原子1〜10個を含有する有機基を表す。特に有利には、それは更なるヘテロ原子を有さない炭化水素基、例えば、飽和又は不飽和の脂肪族基、芳香族基、又は芳香族成分のみならず脂肪族成分も有する炭化水素基である。極めて有利には、それはC1〜C10アルキル基、C1〜C10アルケニル基、例えばアリル基、フェニル基、ベンジル基である。殊に、それはC1〜C8アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基又はオクチル基である。
R2、R4及びR5は、好ましくは、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜10個を含有する有機基を表す。特に有利には、R2、R4及びR5は、H原子、又は更なるヘテロ原子を有さない炭化水素基、例えば、脂肪族基、芳香族基、又は芳香族成分のみならず脂肪族成分も有する炭化水素基である。極めて有利には、それはH原子又はC1〜C10アルキル基、フェニル基又はベンジル基である。殊に、それはH原子又はC1〜C4アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基又はn−ブチル基である。
特別な実施形態では、R2はH原子を表さず、必然的にC原子1〜20個を有する前出の有機基、殊にC1〜C4アルキル基を表す。
nは、好ましくは1を表す。
Xは、好ましくはカルボキシレート又はホスフェート、特に有利にはアセテート又はプロピオネートを表す。
本発明による方法のために殊に適したイオン性液体として、1,3−ジアルキルイミダゾリウム及び1,2,3−トリアルキルイミダゾリウムカチオン(その際、アルキル=C1〜C8)とアセテートアニオン又はプロピオネートアニオン、好ましくはアセテートアニオンを有するイオン性液体が挙げられる。
極めて有利なのは、1−メチル−3−エチルイミダゾリウム、1,3−ジエチルイミダゾリウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−メチル−3−ブチルイミダゾリウム及び1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジオクチルイミダゾリウムのプロピオネート及び殊にアセテートである;特に有利なものとして、前出のイミダゾリウムカチオンのホスフェートも、例えばジオクチルイミダゾリウム−ホスフェートも挙げられる。
混合物について
蒸留される混合物は、イオン性液体を任意の量で含有し、例えば、10〜95質量%がイオン性液体から成る。
好ましくは、混合物中でのイオン性液体の含有率は、しかしながら、混合物全体に対して、少なくとも5質量%、特に有利には少なくとも10質量%、極めて有利には少なくとも20質量%である;方法は、少なくとも30質量%もしくは40質量%の含有率のイオン性液体を有する混合物にも殊に適している。
イオン性液体の含有率は、一般的に、95質量%を上回らず、通常は90質量%を上回らないか、もしくは80質量%を上回らない。
イオン性液体は、完全に又は部分的に解離した形態で又は解離していない形態で(カチオン/アニオン−対形成)存在してよい。方法の実施のために、液相中でイオン性液体のアニオンとカチオンの対形成が生じるか否か、又はイオン性液体が、例えば水又はその他の親水性溶媒もしくはプロトン性溶媒の存在にて完全に又は部分的に解離した形態で存在するか否かは重要ではない。
本発明による方法のために、例えば、イオン性液体の製造プロセス又は使用によって不純物及び副生成物を含有する混合物が適している。
殊に該混合物は、不純物として、200℃より高い沸点(1バール)を有する成分、例えば塩、天然又は合成のオリゴマー又は高分子化合物、例えばリグニン、ヘミセルロース又はオリゴ糖を含有する。
製造プロセスからの混合物
イオン性液体には種々の製造法がある。これらの方法において、通常、イオン性液体に加えて、不所望の副生成物、出発生成物及びその他の不純物を含有する混合物が得られる。
本発明による方法のために適した混合物は、例えば、α−ジカルボニル化合物、アミノ化合物、カルボニル化合物、アンモニア及びカーボネート化合物から選択される出発化合物の一段反応又は多段反応によるイミダゾリウム塩の製造に際して得られる混合物である。
製造法として、例えば、WO2005/021484に記載されているCarbonate法が挙げられる。
Carbonate法の場合、イミダゾリウム塩は、α−ジカルボニル化合物、カルボニル化合物(一般的にホルムアルデヒド)、アミノ化合物及びアンモニアの第1段階での反応と、反応生成物の第2段階でのカーボネート(一般的にジメチルカーボネート)との引き続く反応によって得られる。第1段階後に得られる混合物は、該混合物を総じて暗色〜黒色に見せる副生成物を含有する。
本発明による方法のために、前出の製造法の第1段階後かあるいは第2段階後に得られる混合物が適している。
イミダゾリウム塩のための更なる製造法は、Arduengo他(WO91/14678、Arduengo法)により記載されていた。この一段法の場合、酸の存在におけるα−ジカルボニル化合物、カルボニル化合物(一般的にホルムアルデヒド)及びアミノ化合物の反応による製造が行われる。ここでも、得られる混合物は、副生成物に基づき暗色〜黒色に着色されている。
本発明による方法のために、この製造法に従って得られる混合物が適している。
使用からの混合物
同様に、本発明による方法のために、イオン性液体の使用に際して得られる混合物が適している。
イオン性液体は、その使用に際して、一般的に消費されるのではなく、汚染されるだけである。
それゆえイオン性液体の使用に際して、イオン性液体と、そのつどの使用からの不純物を含有する混合物が得られる。これらの混合物は、イオン性液体を再び使用できるように、本発明による方法を用いて再び後処理することができる。
イオン性液体は、溶媒として多岐にわたって、他の溶媒中に溶解しないか又は溶解しても些細な量に過ぎない物質のために使用される。イオン性液体は、例えば、セルロース及びセルロースを含有する物質のための溶媒として適している。溶液のそのつどの使用後、例えば溶液からのセルロース繊維の製造後に、イオン性液体と、例えば、なおセルロース、リグニン、ヘミセルロースを含有する混合物が得られる。それゆえ本発明による方法は、セルロース、もしくはセルロースを含有する物質の溶解及び加工後に得られる混合物のために殊に適している。
混合物の概要
本発明によれば、混合物には、イオン性ではなく、5000より小さい分子量を有し、かつ該混合物中に含有されるイオン性液体と比較して少なくとも5℃高い沸点(1バールにて)を有する有機化合物(以下、蒸留助剤と呼ぶ)が加えられる。
分子量は、好ましくは4000g/モルより小さく、殊に3000g/モルより小さく、かつ特に有利には2000g/モルより小さい。分子量は、好ましくは200g/モルより大きく、殊に300g/モルより大きい。前出の分子量は、純粋な化合物の場合、蒸留助剤の実際の分子量であるか、又は混合物の場合には、数平均分子量Mnである。
蒸留助剤は、好ましくは、混合物中に含有されるイオン性液体の沸点より少なくとも10℃、特に有利には少なくとも20℃高い沸点を有する。
蒸留助剤は、有利には、混合物中に存在するイオン性液体と任意の比率で混合可能である。
蒸留助剤は、好ましくは、エーテル基又はヒドロキシル基を有する有機化合物である。特に有利には、それは、場合によりなおヒドロキシル基を含有してよいポリエーテルである。
特別な実施形態では、該化合物は、ポリアルキレングリコール又はそれらのモノエステルあるいはジエステル又はそれらのモノエーテルあるいはジエーテル、例えば、低分子カルボン酸、例えばC1〜C10アルカンカルボン酸とのそれらのモノエステルあるいはジエステル又はC1〜C10アルカノールとのそれらのモノエーテルあるいはジエーテルである。
特に有利には、ポリアルキレングリコール、殊に、式
HO−(R−O−)xOH
[式中、RはC1〜C4アルキレン基を表し、かつxは整数を表す]のポリアルキレングリコールである。
極めて有利には、ポリエチレングリコールである。
このようなポリアルキレングリコール、殊にポリエチレングリコールは、通常、グリコールのアルコキシ化によって製造され、その際、一般的に、異なるアルコキシ化度を有する混合物が得られ、ポリアルキレングリコールついて示される分子量は、それゆえ数平均分子量Mnである。
極めて有利なポリアルキレングリコールもしくはポリエチレングリコールは、例えば、200より大きい数平均分子量、殊に300より大きい数平均分子量を有するものである。特に適しているのは、例えば、400〜1000、殊に400〜800の数平均分子量を有するポリエチレングリコールである。
混合物は、蒸留助剤を、好ましくは0.5〜40質量%の量で、殊に2〜30質量%、特に有利には3〜25質量%の量で含有する。混合物中での蒸留助剤の含有率は、特に有利な実施形態では5〜20質量%もしくは10〜20質量%である。蒸留助剤は、蒸留前の任意の時点で混合物に加えてよい。
本発明による方法に際して使用される混合物は、易揮発性化合物を、好ましくは僅かな量のみで含有する。
易揮発性化合物とは、この場合、常圧(1バール)にて120℃より低い沸点、殊に150℃より低い沸点を有する化合物と解される。
易揮発性化合物の含有率は、混合物に対して、好ましくは0〜10質量%、殊に0〜5質量%、かつ特に有利には0〜2質量%、かつ極めて有利には0〜1質量%である。
易揮発性化合物が最初に混合物中に存在している場合は、該化合物は、混合物中でのその含有率が、最大10質量%、殊に最大5質量%、殊に最大2質量%となるように(上記参照)、好ましくは本発明による方法の実施前に大部分が取り除かれ、特に有利には、該化合物は完全に取り除かれる。
例えばDE10333239の中で、精製されたイミダゾリウム塩の製造のために記載されている強塩基の添加は、この発明の枠内で必要ではない。それゆえ混合物には、相応して、好ましくはこのような強塩基(1バールにて0より小さいpKB、21℃、水中で測定)は加えられないか又はそもそも塩基は加えられない。
蒸留について
蒸留によって、混合物中に含有されたイオン性液体は分離され、ひいては精製されるべきである。
1バールにて200℃より低い融点を有する塩(イオン性液体)を含有する混合物の蒸留のために、蒸留熱が供給される面(蒸発器表面)と、凝縮が行われる面(凝縮器表面)との間隔が、少なくとも1箇所で50cmより小さい蒸留が適しており、その際、蒸発器表面と凝縮器表面自体は、50cmより大きい少なくとも1つの長さ寸法を有する。
前出の蒸留法の本質的な特徴は、該蒸留に際して、蒸留熱が供給される面(蒸発器表面)と、凝縮が行われる面(凝縮器表面)との間隔が、少なくとも1箇所で50cmより小さいことである。
その際、蒸発器表面と凝縮器表面自体は、50cmより大きい少なくとも1つの長さ寸法を有し、すなわち、これらの表面は、面の間隔と比較して大きい。
蒸発器表面と凝縮器表面との僅かな間隔を伴った蒸留法は、分子蒸留として公知である。分子蒸留の場合、蒸発器表面と凝縮器表面との間隔は、一般的に、蒸留される化合物の平均自由行程より小さい。そのために、装置的な形状とプロセスパラメーター(圧力及び温度)が、相応して選択される。
蒸発器表面を基準とした凝縮器表面の装置的な配置は、任意の幾何学的な形状で構成されていてよい。重要なことは、それらが直に向かい合って、その結果、分子が蒸発器表面から凝縮器表面へと妨げられずに達することである。
例えば、双方の面の平行平面配置かあるいは円柱形配置も考慮に入れられ、その際、2つの円柱が互いに組み合わされ、かつ直に向かい合う双方の円柱の表面が、蒸発器表面もしくは凝縮器表面を形成する。
蒸発器表面は、適した方法で、一般的に、裏面の装置によって加熱され、相応して、凝縮器表面も、一般的に、同様に裏面の装置によって冷却される。
蒸発器表面から凝縮器表面までの間隔は、少なくとも1箇所で50cmより小さく、殊に40cmより小さく、特に有利には30cmより小さい。
蒸発器表面から凝縮器表面までの間隔は、殊に、選択された温度と選択された圧力における気相中でのイオン性液体の平均自由行程より小さい。平均自由行程(λM)は、公知の方法に従って測定されることができ、かつ以下の方程式:
λM=const×T/(Pσ2
[式中、記号は次の意味を有する:
T:温度
P:圧力
σ:イオン対(イオン性液体)の衝突断面積は、イオン対の断面積に相当する]がもたらされる。
有利には適した装置は、蒸発器表面の少なくとも10面積%、特に有利には少なくとも20面積%、極めて有利には少なくとも30面積%又はそれどころか少なくとも50面積%が、凝縮器表面からの前出の最小間隔を有するように構成されている。
蒸発器表面と凝縮器表面は、例えば、工業規模における装置の場合、それぞれ0.5m2より大きくてよい。
本発明による方法の場合、イオン性液体は混合物から分離され、かつ留出物として凝縮器表面から抜き出される。残留物は蒸発器表面に留まる。適した装置は、例えば、残留物が蒸発器表面から流れ落ち、かつ捕集され、相応してイオン性液体が凝縮器表面から流れ落ち、かつ留出物として得られるように構成されている。
蒸発器の表面温度及び圧力は、好ましくは、蒸発器表面と凝縮器表面との間隔が、分離されるイオン性液体の気相中での自由行程より小さくなるように選択される。
表面温度は、好ましくは110℃〜300℃、特に有利には130℃〜280℃であり、かつ極めて有利には140℃〜260℃である。
蒸発器表面と凝縮器表面との間の領域中での圧力は、好ましくは0.0001〜10ミリバール、有利には0.001〜5ミリバール、特に有利には0.05〜5ミリバールである。
方法は、連続的に又は不連続的に実施することができる。連続的に実施するための相応する装置は公知である。このような装置の場合、混合物は連続的に一定の供給速度で供給され、蒸発器表面は、その時に該供給速度に従って、面及び/又は混合物の滞留時間が所望の分離のために十分であるように設計されていなければならない。
得られた留出物は、例えば、95質量%超、特に有利には97質量%超、極めて有利には99質量%超がイオン性液体から成りうる。殊に、該方法により、99.5質量%超もしくは99.8質量%超がイオン性液体から成る留出物も得られる。
それゆえ本発明による方法を用いて、イオン性液体を任意の混合物から高い純度で取得することができる。蒸留助剤の使用によって、殊に、残留物も蒸留中に液状であり続け、これにより蒸留の良好な実施とイオン性液体の良好な分離が可能になる。残留物は、蒸留の間、装置中で非常に良好に流動性であり、かつ蒸発器表面の上を流れ落ちる。
実施例:
使用したイオン性液体(IL)
略記 化学名
MIM OAc 1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセテート
蒸留用混合物
混合物として、事前に繰り返してセルロース(Tembec Inc社のパルプ、10A型)の溶解及び該セルロースの回収のために10倍量の水で希釈することによって使用したイオン性液体を用いた(WO03/029329を参照されたい)。該イオン性液体を、沈殿毎に、上澄み水溶液から120℃/1ミリバールにて水を留去することによって再取得し、かつ更なる精製なしに再び使用した。分子蒸留の前に、該イオン性液体から、上記した通り低沸点物を除去した。蒸留されるイオン性液体は、セルロースからの副成分(例えばリグニン)約6質量%を含有し、かつ黄褐色に変色している(ガードナー色数16)。
これらの混合物に、表中に示される量のポリエチレングリコール(PEG)を添加し、その際、後置の数は、数平均分子量に相当する(ポリエチレングリコール400:数平均分子量400等)。
蒸留の実施
全ての蒸留試験前に、使用される汚染されたイオン性液体から低沸点物を120℃及び0.1ミリバールで16時間のあいだ攪拌することによって除去し、分子蒸留の間のフォーミング及び飛散を回避する。
蒸留は、分子蒸留を実施するための装置中で行う。イオン性液体を該装置に連続的に供給し、かつ蒸発器表面で蒸発する。
留出物は凝縮器表面を流れ落ち、かつ下方で捕集され、相応して残留物は蒸発器表面を流れ落ち、かつ下方で捕集される。蒸留は連続的に実施した。
約0.01ミリバールの減圧下で実施した。
凝縮器表面の温度は、全ての実施例において25℃であった。
表中には、壁体温度(蒸発器表面の温度)及び供給量がg/h(グラム/時間)で示されている。
蒸留の実施前に、混合物から分離されるべきイオン性液体の蒸留温度を、それがまだ知られていない場合には、測定することが推奨される。
蒸留例
表1には、混合物の組成に関するデータが、表2には、蒸留の実施に関するデータが見られる。
Figure 0005777527
Figure 0005777527

Claims (15)

  1. 1バールにて200℃より低い融点を有するイオン性液体を含有する混合物の蒸留法において、
    該蒸留を、110℃〜300℃の蒸発器の表面温度で分子蒸留法により実施し、
    該混合物が付加的に有機化合物(以下、蒸留助剤と呼ぶ)を含有し、該蒸留助剤が、
    − イオン性ではなく、
    400〜1000の数平均分子量を有するポリエチレングリコールから選択され
    該イオン性液体が、式I:
    Figure 0005777527
    [式中、
    R1及びR3は、互いに無関係に、C原子1〜20個を有する有機基を表し、
    R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表し、
    Xはアニオンを表し、少なくとも1個のカルボキシレート基(略称カルボキシレート)又は少なくとも1個のホスフェート基(略称ホスフェート)を有する化合物であり、かつ
    nは1、2又は3を表す]のイミダゾリウム塩である、
    ことを特徴とする方法。
  2. イオン性液体のカチオンがイミダゾリウム−カチオンであることを特徴とする、請求項記載の方法。
  3. R1及びR3が、C1〜C10アルキル基であることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. R2がC原子1〜20個を有する有機基を表すことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. イオン性液体が、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセテートであることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 混合物の10〜95質量%がイオン性液体から成ることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  7. 混合物が、α−ジカルボニル化合物、アミノ化合物、カルボニル化合物、アンモニア及びカーボネート化合物から選択される出発化合物の一段反応又は多段反応によるイオン性液体の製造に際して得られる混合物であることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  8. 混合物が、イオン性液体の使用に際して得られる混合物であることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. 混合物が、不純物として、200℃より高い沸点(1バール)を有する更なる成分を含有することを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. 蒸留助剤が、混合物中に、該混合物全体に対して0.5〜40質量%の量で含有されていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. 蒸留に際して、蒸留熱を供給する面(蒸発器表面)と、凝縮が行われる面(凝縮器表面)との間隔が、少なくとも1箇所で50cmより小さく、その際、蒸発器表面と凝縮器表面自体が、50cmより大きい少なくとも1つの長さ寸法を有することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 混合物中に含有されるイオン性液体より低い沸点を有する化合物を、該混合物中での該化合物の割合が、最大10質量%となるように、蒸留の実施前に分離することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 蒸発器表面の少なくとも10面積%が、凝縮器表面から50cmより小さい間隔を有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 蒸発器表面と凝縮器表面が、それぞれ0.5m2より大きいことを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 得られた留出物の97質量%超がイオン性液体から成ることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
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