JP5772710B2 - 接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル - Google Patents
接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル Download PDFInfo
- Publication number
- JP5772710B2 JP5772710B2 JP2012110064A JP2012110064A JP5772710B2 JP 5772710 B2 JP5772710 B2 JP 5772710B2 JP 2012110064 A JP2012110064 A JP 2012110064A JP 2012110064 A JP2012110064 A JP 2012110064A JP 5772710 B2 JP5772710 B2 JP 5772710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal transmission
- main body
- differential signal
- shield
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
前記差動信号伝送用ケーブルは、前記差動信号伝送用ケーブルの幅方向に並ぶ一対の芯線と、前記一対の芯線を被覆する絶縁体と、前記絶縁体を被覆する前記シールドとを備え、
前記本体部は、前記シールドの外周に沿って湾曲する板状の部材からなり、各差動信号伝送用ケーブルの幅方向の中央付近に設けられた複数の開口を備え、
前記接続部材は、前記複数の開口に供給される半田により前記本体部を介して前記シールドと接続され、かつ、前記突起部を介して前記基板と接続されていることを特徴とする接続構造。
[2]前記複数の差動信号伝送用ケーブルは、ドレイン線を有さないことを特徴とする前記[1]に記載の接続構造。
[3]前記複数の差動信号伝送用ケーブルは、前記シールドを被覆するジャケットを備えることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の接続構造。
[4]前記接続部材は、2本以上の前記突起部を備えることを特徴とする前記[1]乃至[3]の何れか1つに記載の接続構造。
[5]前記接続部材は、前記複数の差動信号伝送用ケーブルの本数+1本の前記突起部を備えることを特徴とする前記[1]乃至[4]の何れか1つに記載の接続構造。
[6]前記絶縁体は、前記一対の芯線の並び方向に長い楕円形状を有することを特徴とする前記[1]乃至[5]の何れか1つに記載の接続構造。
[7]前記接続部材は、金属材料からなることを特徴とする前記[1]乃至[5]の何れか1つに記載の接続構造。
[8]前記突起部は、隣り合う突起部の間隔が、前記ケーブルの横幅と同等の間隔となるように前記本体部から突出されたものであることを特徴とする前記[1]乃至[7]の何れか1つに記載の接続構造。
[9]前記突起部は、前記差動信号伝送用ケーブルの端部で露出された芯線と略平行方向に向かって前記本体部に突出形成されたものであることを特徴とする前記[1]乃至[8]の何れか1つに記載の接続構造。
[10]前記突起部は、前記差動信号伝送用ケーブルの端部で露出された芯線と同じ高さになるように前記本体部に突出形成されたものであることを特徴とする前記[1]乃至[9]の何れか1つに記載の接続構造。
[11]前記[1]乃至[10]の何れか1つに記載の接続構造に用いられる前記接続部材を介して前記複数の差動信号伝送用ケーブルを前記基板へ接続する接続方法であって、
前記接続部材の前記本体部を前記複数の差動信号伝送用ケーブルの前記シールドへ載せた後、前記本体部の所定箇所に供給される半田により前記本体部を前記シールドに一括して固定することを特徴とする接続方法。
[12]幅方向に並ぶ一対の芯線と、前記一対の芯線を被覆する絶縁体と、前記絶縁体を被覆するシールドとを備えた複数の差動信号伝送用ケーブルと、
前記複数の差動信号伝送用ケーブルの一端又は両端で露出された前記シールドに載せられる本体部及び前記本体部に突出形成された1本以上の突起部を備える接続部材と、を有する多芯差動信号伝送用ケーブルであって、
前記本体部は、前記シールドの外周に沿って湾曲する板状の部材からなり、各差動信号伝送用ケーブルの幅方向の中央付近に設けられた複数の開口を備え、
前記接続部材は、前記複数の開口に供給される半田により前記本体部を介して前記シールドと接続され、かつ、前記突起部を介して前記基板と接続されていることを特徴とする多芯差動信号伝送用ケーブル。
(接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの一端を示す斜視図である。また、図2は、図1の右図におけるII−II線断面図である。
本発明の第1の実施の形態に係る接続構造の接続手順としては、図1に示される接続部材20の本体部21をシールド13へ載せた後(図1の左図)、本体部21に設けた開口21Aに供給される半田30により本体部21をシールド13に固定する(図1の右図及び図2)。供給される半田30の量は、図2に示されるように、開口21Aから半田が本体部21の表面に適量溢れる程度が好ましい。その後、接続部材20を半田30で固定して接続済みのケーブル10を、突起部22の先端部分を基板と平行にして、半田付け等により基板に接続する。
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)シールドと基板との電気的な接続を容易化し、半田接続作業時の絶縁体の変形及び溶融を防ぎ、伝送特性の劣化を防止できる接続構造、接続方法及び差動信号伝送用ケーブルを提供することができる。
(2)ドレイン線を不要とすることができるため、ドレイン線の引き出しに伴う電気特性劣化(接続部における特性インピーダンスのばらつきやスキュー特性の劣化など)を防止することができる。
(3)本体部に設けた開口において、少量の半田を点付けするだけで本体部をシールドに接続できるため、半田接続作業時の絶縁体の変形及び溶融を防ぐ効果が高い。
(4)接続部材に突起部を設けているため、シールドと基板との接続容易性はドレイン線を有する場合と同等である。
(5)半田を点付けする所定箇所を任意に決めることができ、伝送特性劣化への影響が小さい箇所で半田付けできるため、伝送特性の劣化を防ぐ効果が高い。
(接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの構成)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの一端を示す斜視図である。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。ただし、前述の(3)における「開口」は「切り欠き」に読み替える。
(接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの構成)
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの一端(接続前)を示す斜視図である。
本発明の第3の実施の形態に係る接続構造の接続手順としては、図4に示される接続部材220の本体部221を4本のケーブル10のシールド13へ載せた後、本体部21に設けた開口221Aに供給される半田30(4つの開口221Aに一括供給できる糸状(棒状)或いは板状の半田)により本体部221をシールド13にヒータツール40を用いて固定する。その後、接続部材220を半田30で固定して接続済みの4本のケーブル10を、突起部222の先端部分を基板と平行にして、半田付け等により基板に接続する。
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
(2)多数のケーブル10を同時に接続することが可能であり、作業性を向上することができ、かつ整線と一括接続の両方が可能となる。
(接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの構成)
図5は、本発明の第4の実施の形態に係る接続構造に用いる差動信号伝送用ケーブルの一端を示す斜視図である。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果(前述の(3)を除く)を奏する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
11:芯線、12:絶縁体、13:シールド、14:ジャケット
20,120,220,320:接続部材
21,121,221,321:本体部
21A,221A:開口
121A:切り欠き
22,122,222,322:突起部
30:半田、40:ヒータツール
Claims (12)
- 複数の差動信号伝送用ケーブルを、前記ケーブルの端部で露出されたシールドに載せられる本体部及び前記本体部に突出形成された1本以上の突起部を備える接続部材を介して基板に接続させた接続構造であって、
前記差動信号伝送用ケーブルは、前記差動信号伝送用ケーブルの幅方向に並ぶ一対の芯線と、前記一対の芯線を被覆する絶縁体と、前記絶縁体を被覆する前記シールドとを備え、
前記本体部は、前記シールドの外周に沿って湾曲する板状の部材からなり、各差動信号伝送用ケーブルの幅方向の中央付近に設けられた複数の開口を備え、
前記接続部材は、前記複数の開口に供給される半田により前記本体部を介して前記シールドと接続され、かつ、前記突起部を介して前記基板と接続されていることを特徴とする接続構造。 - 前記複数の差動信号伝送用ケーブルは、ドレイン線を有さないことを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
- 前記複数の差動信号伝送用ケーブルは、前記シールドを被覆するジャケットを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続構造。
- 前記接続部材は、2本以上の前記突起部を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記接続部材は、前記複数の差動信号伝送用ケーブルの本数+1本の前記突起部を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記絶縁体は、前記一対の芯線の並び方向に長い楕円形状を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記接続部材は、金属材料からなることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記突起部は、隣り合う突起部の間隔が、前記ケーブルの横幅と同等の間隔となるように前記本体部から突出されたものであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記突起部は、前記差動信号伝送用ケーブルの端部で露出された芯線と略平行方向に向かって前記本体部に突出形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の接続構造。
- 前記突起部は、前記差動信号伝送用ケーブルの端部で露出された芯線と同じ高さになるように前記本体部に突出形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の接続構造。
- 請求項1乃至10の何れか1項に記載の接続構造に用いられる前記接続部材を介して前記複数の差動信号伝送用ケーブルを前記基板へ接続する接続方法であって、
前記接続部材の前記本体部を前記複数の差動信号伝送用ケーブルの前記シールドへ載せた後、前記本体部の所定箇所に供給される半田により前記本体部を前記シールドに一括して固定することを特徴とする接続方法。 - 幅方向に並ぶ一対の芯線と、前記一対の芯線を被覆する絶縁体と、前記絶縁体を被覆するシールドとを備えた複数の差動信号伝送用ケーブルと、
前記複数の差動信号伝送用ケーブルの一端又は両端で露出された前記シールドに載せられる本体部及び前記本体部に突出形成された1本以上の突起部を備える接続部材と、を有する多芯差動信号伝送用ケーブルであって、
前記本体部は、前記シールドの外周に沿って湾曲する板状の部材からなり、各差動信号伝送用ケーブルの幅方向の中央付近に設けられた複数の開口を備え、
前記接続部材は、前記複数の開口に供給される半田により前記本体部を介して前記シールドと接続され、かつ、前記突起部を介して前記基板と接続されていることを特徴とする多芯差動信号伝送用ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110064A JP5772710B2 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110064A JP5772710B2 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013239271A JP2013239271A (ja) | 2013-11-28 |
JP5772710B2 true JP5772710B2 (ja) | 2015-09-02 |
Family
ID=49764153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012110064A Active JP5772710B2 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5772710B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7261215B6 (ja) * | 2020-12-18 | 2023-05-10 | 矢崎総業株式会社 | 編組接続構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156672U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-18 | 松下電器産業株式会社 | 同軸コ−ド用端末金具 |
EP0971441A1 (en) * | 1998-07-10 | 2000-01-12 | Advantest (Europe) GmbH | Cable adapter |
JP4091376B2 (ja) * | 2002-08-07 | 2008-05-28 | 株式会社フジクラ | 伝送ケーブルおよび伝送ケーブルとコネクタとの接続方法 |
-
2012
- 2012-05-11 JP JP2012110064A patent/JP5772710B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013239271A (ja) | 2013-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107833693B (zh) | 平行对线缆 | |
JP5817674B2 (ja) | ノンドレイン差動信号伝送用ケーブル及びそのグランド接続構造 | |
KR101678234B1 (ko) | 동축 케이블 하네스 | |
US8378217B2 (en) | Differential signal cable, and cable assembly and multi-pair differential signal cable using the same | |
JP5842629B2 (ja) | 差動信号伝送用ケーブル及びその製造方法 | |
US9324479B2 (en) | Differential transmission cable and multipair differential transmission cable | |
TWI383553B (zh) | 同軸電纜線束之連接構造及連接方法 | |
JP2011096574A (ja) | 差動信号伝送用ケーブル | |
TWI400720B (zh) | 同軸纜線線束 | |
JP2017004905A (ja) | 高速伝送用ケーブル及びその製造方法 | |
JP2012009321A (ja) | 差動信号伝送用ケーブル及びその製造方法 | |
KR20090077714A (ko) | 동축 케이블 하네스의 접속 구조체 | |
JP5564288B2 (ja) | コネクタアッセンブリ | |
JP2012243502A (ja) | 差動信号伝送用ケーブル及びそれを用いたハーネス | |
JP4470935B2 (ja) | 多心同軸ケーブルおよびその製造方法 | |
JP5772710B2 (ja) | 接続構造、接続方法及び多芯差動信号伝送用ケーブル | |
JP5479432B2 (ja) | ケーブルアッセンブリ | |
JP2015002136A (ja) | 接続部材および接続部材付きフラットケーブル | |
JP2013045618A (ja) | 多芯ケーブルアセンブリ | |
JP2013239270A (ja) | 接続構造、接続方法及び差動信号伝送用ケーブル | |
JP5928242B2 (ja) | 差動信号伝送用ケーブルおよびその回路基板への接続方法 | |
JP2015046396A (ja) | 差動信号伝送用ケーブル及びそれを用いたハーネス | |
JP2016076398A (ja) | 同軸ケーブル | |
JP2013045616A (ja) | 多芯ケーブルアセンブリ | |
CN107534229A (zh) | 带连接器的多芯线缆及其制造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5772710 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |