JP5772685B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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本発明は車両用ドア構造に関する。
車両のドアにおいて、ドアのインナパネル(ドアインナパネル)のボルト穴の下部にはドアウェザーストリップを取付るための穴(穴部)が存在する。このため、塗装工程においてロックリインフォース(ドアロックリインフォースメント)とインナパネルの間に溜まった塗装液が、当該穴を通じてインナパネルの外側(車室内側)へ流れ出る場合がある。このように、インナパネルの外側に塗装液が流れ出た場合、当該塗装液の液だれによって塗装ムラが生じてしまう。このため、手直しが行われるが、これによって作業工数が増加してしまう。
特開平5−229343号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、塗装液のドアインナパネルの車室内側への液だれを抑制又は防止することができる車両用ドア構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両用ドア構造は、サイドドアの内板を構成すると共に、車体側部側に設けられたストライカが挿入される開口部が形成され車両前後方向の後部に位置する後壁部と、前記後壁部の車両幅方向の外側端部に形成され車両後方側へ向かって屈曲するフランジ部と、を備えたドアインナパネルと、前記ドアインナパネルにおけるドアロック配設部位に設けられ、前記後壁部及び前記フランジ部と重なるように形成されたドアロックリインフォースメントと、前記ドアロックリインフォースメントに形成されると共に、車両幅方向に沿って設けられ車両幅方向の中央部から両端側へ向かうにつれて車両下方へ傾斜するように形成された横溝部を備えた溝部と、前記溝部内に設けられ、前記ドアロックリインフォースメントと前記ドアインナパネルとの隙間をシールし、前記開口部の上方側に位置して少なくとも前記後壁部上を車両幅方向に沿って設けられると共に、長手方向の一端部が前記フランジ部まで延びているシール部材と、を有している。
請求項1記載の本発明の車両用ドア構造では、サイドドアの内板を構成するドアインナパネルは、車両前後方向の後部に後壁部を備えており、当該後壁部には車体側部側に設けられたストライカが挿入される開口部が形成されている。また、後壁部の車両幅方向の外側端部には、車両後方側へ向かって屈曲するフランジ部が形成されている。そして、ドアインナパネルにおけるドアロック配設部位には、ドアロックリインフォースメントが設けられており、当該ドアロックリインフォースメントはドアインナパネルの後壁部及びフランジ部と重なるように形成されている。
上述のように、ドアインナパネルの後壁部には、車体側部側に設けられたストライカが挿入される開口部が形成されているが、これ以外にも、他の部材を取り付けるための穴部等が形成されている。一般的に、塗装工程では、車両は塗装槽内へ浸漬されて電着塗装されるが、この際にドアインナパネルとドアロックリインフォースメントとの間の隙間に浸入した塗装液は、乾燥工程へ移動する間に自重により落下するようになっている。しかし、この隙間が狭くて塗装液が隙間に保水されて残った場合、ドアインナパネルの後壁部に形成された開口部及び穴部等を通じて当該塗装液がドアインナパネルの外側(車室内側)へ流れ出す可能性がある。
このため、本発明では、ドアロックリインフォースメントに溝部が形成されている。この溝部は、車両幅方向に沿って設けられた横溝部を備えており、当該横溝部は、車両幅方向の中央部から両端側へ向かうにつれて車両下方へ傾斜するように形成されている。そして、本発明では、溝部内にシール部材を設けてドアインナパネルとドアロックリインフォースメントとの隙間をシールしている。シール部材はドアインナパネルの後壁部に形成された開口部の上方側に少なくとも当該後壁部上を車両幅方向に沿って設けられると共に、シール部材の長手方向の一端部はドアインナパネルのフランジ部まで延びている。
塗装液は自重により下方へ向かって流れるため、塗装工程において、ドアインナパネルとドアロックリインフォースメントとの間の隙間に浸入した塗装液は、シール部材に当接すると、当該シール部材を伝ってドアインナパネルのフランジ部側を流れることになる。したがって、ドアインナパネルの後壁部に形成された開口部及び穴部へ塗装液が流れ込まないようにすることができる。
請求項2記載の本発明の車両用ドア構造は、請求項1に記載の車両用ドア構造において、前記ドアロックリインフォースメントは、前記シール部材の長手方向の一端部からは車両下方へ向かって延長部が延びている。
一般的に、雨天時においてドアインナパネルとドアロックリインフォースメントと隙間に浸入した雨水は、ドアインナパネルに形成された開口部を通じてドアインナパネルの外側へ流れ出す可能性がある。
本発明では、当該開口部の上方側に車両幅方向に沿ってシール部材を設けることで、当該開口部内へ雨水が流れ込まないようにすることができる。しかし、車両が車両幅方向に対して傾斜して停車或いは走行するとき、開口部の車両幅方向外側から当該開口部内へ雨水が流れ込む可能性がある。
このため、請求項2記載の本発明の車両用ドア構造では、シール部材の長手方向の一端部からは車両下方へ向かって延長部が延びている。これにより、車両が車両幅方向に対して傾斜して停車或いは走行する場合でも、当該開口部内へ雨水が流れ込まないようにすることができる。
請求項3記載の本発明の車両用ドア構造は、請求項1又は2に記載の車両用ドア構造において、前記サイドドアと前記車体側部との隙間をシールするドアウェザーストリップを取り付けるための穴部が、前記後壁部における前記開口部の車両幅方向外側でかつ下方に形成されている。
サイドドアと車体側部との間には、隙間をシールするドアウェザーストリップを取り付けられるようになっているが、請求項3記載の本発明の車両用ドア構造では、当該ドアウェザーストリップを取り付けるための穴部が、ドアインナパネルに形成された後壁部における開口部の車両幅方向外側でかつ下方に形成されている。
ドアインナパネルとドアロックリインフォースメントとの間に設けられたシール部材の長手方向の一端部は、ドアインナパネルのフランジ部まで延びている。このため、塗装工程において、ドアインナパネルとドアロックリインフォースメントとの間の隙間に浸入した塗装液は、シール部材に当接すると、当該シール部材を伝ってドアインナパネルのフランジ部側を流れることになる。したがって、ドアインナパネルの後壁部に形成された穴部へ塗装液が流れ込まないようにすることができる。
請求項1記載の本発明の車両用ドア構造は、塗装液のドアインナパネルの車室内側への液だれを抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明の車両用ドア構造は、雨水のドアインナパネルの車室内側への流出を抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明の車両用ドア構造は、塗装液のドアインナパネルの車室内側への液だれを抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両用ドア構造のロックリインフォースメントを示す車両内側斜め後方から見た斜視図である。 図1の2−2線に沿って切断された状態を示す概略断面図である。
本実施の形態に係る車両用ドア構造について、図1及び図2に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、それぞれ本発明が適用された自動車の車体前方向、車体上方向、及び車幅方向外側方向を示している。
(車両用ドア構造の構成)
図示はしないが、一般的に、自動車の車体側部にはドア開口部が形成されており、サイドドアによって当該ドア開口部が開閉可能とされている。ドア開口部の後縁部にはストライカが設けられている。ストライカはU字状に屈曲された丸棒材によって構成されており、サイドドア側に設けられたドアロックに内蔵されたラッチと係合してサイドドアの閉止状態を維持するようになっている。
サイドドアは、当該サイドドアの車外側に配置され外板を構成するドアアウタパネルと、サイドドアの内板を構成するドアインナパネルと、を備えている。ドアアウタパネルの周縁部とドアインナパネルの周縁部とは、互いに結合した状態でドアアウタパネルとドアインナパネルの間には中空部が設けられるようになっており、当該中空部内にはドアガラス及び当該ドアガラスを昇降させるドアガラス昇降装置等が配設可能とされている。
また、ドアインナパネルの自由端側に位置するドアロック配設部位には、図1に示されるドアロックリインフォースメント10が溶接等によって接合されている(後述する)。図1にはドアロックリインフォースメント10を車両内側斜め後方から見た斜視図が示されており、ドアインナパネル20は2点鎖線で図示されている。
図1に示されるように、ドアインナパネル20におけるドアロック配設部位21には、ドアインナパネル本体28の車両前後方向の後部に位置し車両幅方向に沿って設けられた後壁部30と、後壁部30の車両幅方向の外側端部に形成され車両後方側へ向かって屈曲するフランジ部32と、を備えている。後壁部30には、上述のストライカ(図示省略)が挿入される開口部34が車両幅方向に沿って形成されている。
一方、ドアロックリインフォースメント10はドアインナパネル20と重なるように形成されている。具体的には、当該ドアロックリインフォースメント10には、ドアインナパネル20の後壁部30と重なり開口部34と連通する開口部12Aが形成されると共に、ドアロック(図示省略)が取り付けられるドアロック取付壁部12を備えている。このドアロック取付壁部12の車両幅方向内側端部には、車両前後方向の前側へ向かって屈曲しドアインナパネル本体28と重なる内側フランジ部14が形成されている。また、ドアロック取付壁部12の車両幅方向外側端部には、車両前後方向の後側へ向かって屈曲しドアインナパネル20のフランジ部32と重なる外側フランジ部32が設けられている。この外側フランジ部16の後端部からは、車両幅方向の外側へ向かって屈曲する屈曲部18が形成されている。
内側フランジ部14及び屈曲部18は、ドアロックリインフォースメント10の車両幅方向における端部に配置されているが、内側フランジ部14及び屈曲部18には、車両上下方向に沿って所定の間隔で(間隔は一定でなくても良い)、複数の接合座14A、18Aがドアインナパネル20側へ向かってそれぞれ突設されている。これらの接合座14A、18Aの座面がドアインナパネル20に例えばスポット溶接される。なお、ここでは、接合座14Aは円弧状に形成されており、接合座18Aは台形状に形成されているが、この形状に限られるものではない。
一方、開口部12Aの周辺部には、ドアロック取付壁部12、内側フランジ部14及び外側フランジ部16において、ドアインナパネル20側へ向かって突出する突設部22が設けられている。そして、ドアロック取付壁部12には、開口部12Aを挟んでザグリ部12B、12C、12Dが形成されており、当該ザグリ部12B、12C、12Dには、皿ネジ等の締結具(図示省略)の頭部が収容可能とされている。これらの締結具によってドアロック取付壁部12には前述のドアロック(図示省略)が取付けられるようになっている。
また、ドアロック取付壁部12における外側フランジ部16側には、ザグリ部12Bの車両幅方向外側の斜め上方に連通穴12Eが形成されており、ザグリ部12Dの車両幅方向外側の斜め下方に連通穴12Fが形成されている。これらの連通穴12E、12Fはドアインナパネル20に形成された穴部20A、20Bとそれぞれ連通可能とされている。そして、連通穴12Eと穴部20A及び連通穴12Fと穴部20Bとがそれぞれ連通された状態でドアウェザーストリップ36が取付可能とされている。
また、ザグリ部12Bの上方には突設部22において、ドアインナパネル20から離間する方向へ向かって凹む略L字状の溝部23が形成されている。この溝部23は車両幅方向に沿って延在されており、ドアロック取付壁部12(横溝部23A)から内側フランジ部14(横溝部23B)及び外側フランジ部16(横溝部23C)に亘って形成されている。つまり、開口部12A及び連通穴12Fの上方には、横溝部23B、23A、23Cが車両幅方向に沿って連続して設けられている。そして、内側フランジ部14では、開口部12Aの車両前後方向前側において、横溝部23Bと連続して設けられた縦溝部23Dが下方へ向かって屈曲している。
溝部23内にはペースト状のシール部材24が塗布されており、当該シール部材24によってドアロックリインフォースメント10とドアインナパネル20との間の隙間がシールされるようになっている(図2参照)。なお、図2は図1の2−2線に沿って切断された状態の概略断面図が示されている。
ここで、シール部材24は、車両幅方向に沿って延在された横溝部23B、23A、23C内にそれぞれ設けられた横部24A2、横部24A1、横部24A3が車両幅方向に沿って連続して設けられた横部24Aを備えている。そして、当該横部24Aの長手方向の一端部(横部24A3側)には、車両上下方向に沿って延在され縦溝部23D内に設けられた縦部24Bが連続して設けられている。また、横部24Aは車両幅方向の略中央部が一番高くなるように設定され、車両幅方向の両端側へ向かうにつれて車両下方へ若干傾斜するように形成されている。
(車両用ドア構造の作用・効果)
次に、本実施形態に係る車両用ドア構造の作用・効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、ドアロックリインフォースメント10とドアインナパネル20との間には、ドアロックリインフォースメント10とドアインナパネル20との隙間をシールするシール部材24が設けられている。
このシール部材24は、ドアロックリインフォースメント10に形成された開口部12A及びザグリ部12Bの上方に車両幅方向に沿って設けられており、ドアロックリインフォースメント10のドアロック取付壁部12(横溝部23A)から(横溝部23B)及び外側フランジ部16(横溝部23C)に亘って横部24Aが延在されている。そして、内側フランジ部14では、開口部12Aの車両前後方向前側において車両上下方向に沿って延在される縦部24Bが当該横部24Aと連続して設けられている。
なお、シール部材24をドアインナパネル20側から見ると、シール部材24はドアインナパネル20に形成された開口部34の上方に車両幅方向に沿って設けられており、ドアインナパネル本体28から後壁部30及びフランジ部32に亘って横部24Aが延在されている。そして、ドアインナパネル本体28では、開口部34の車両前後方向前側において車両上下方向に沿って延在される縦部24Bが当該横部24Aと連続して設けられていることになる。以下、説明の便宜上、ドアロックリインフォースメント10側から見たシール部材24として説明する。
シール部材24の横部24Aは、ドアロックリインフォースメント10におけるドアロック取付壁部12から内側フランジ部14及び外側フランジ部16に亘って延在されているため、開口部12A及び連通穴12Fの上方には、シール部材24が設けられていることになる。
一般的に、塗装工程では、車両は塗装槽内へ浸漬されて電着塗装されるが、この際にドアインナパネル20とドアロックリインフォースメント10との隙間に浸入した塗装液は、乾燥工程へ移動する間に自重で落下するようになっている。
しかし、例えば、ドアロックなど他の部材との干渉などにより、図2に示されるように、ドアインナパネル20とドアロックリインフォースメント10との間で所定の隙間(隙間t1)が確保されず、隙間t2のように狭くなってしまう場合、塗装液の表面張力により、塗装液が保水された状態でドアインナパネル20とドアロックリインフォースメント10との間に留まってしまう場合がある。このような場合、ドアインナパネル20に形成された穴部20Bを通じて当該塗装液がドアインナパネル20の車室内側へ流れ出す可能性がある。
このため、本実施形態では、図1に示されるように、ドアロックリインフォースメント10における開口部12A及び連通穴12Fの上方に、ドアロック取付壁部12から内側フランジ部14及び外側フランジ部16に亘ってシール部材24を設けている。これにより、ドアロック取付壁部12における外側フランジ部16側において、シール部材24から伝い落ちる塗装液(矢印で示す)は、ドアロックリインフォースメント10の外側フランジ部16を流れる。つまり、当該開口部12A及び連通穴12Fからドアインナパネル20の開口部34及び穴部20Bへ塗装液が流れ込まないようにすることができる。これにより、塗装液のドアインナパネル20の車室内側への液だれを抑制又は防止することができる。
また、シール部材24は車両幅方向に沿って延在される横部24Aと、当該横部24Aの長手方向の端部に設けられ車両上下方向に沿って延在される縦部24Bと、を含んで構成されている。そして、横部24Aは車両幅方向の略中央部が一番高くなるように設定され、車両幅方向の両端側へ向かうにつれて車両下方へ若干傾斜するように形成されている。これにより、塗装液が、横部24Aの上端面に沿って車両幅方向の両側へ向かって案内され乾燥工程へ移動する間に自重により落下するようにしている。
一方、雨天時においてドアインナパネル20とドアロックリインフォースメント10との間に浸入した雨水は、ドアロックリインフォースメント10に形成された開口部12A及びドアインナパネル20に形成された開口部34を通じてドアインナパネル20の車室内側へ流れ出す可能性がある。
このため、ドアロックリインフォースメント10における開口部12Aの上方にシール部材24を設けることで、当該開口部12A内へ雨水が流れ込まないようにすることができるが、車両が車両幅方向に対して傾斜して停車或いは走行するとき、開口部12Aの車両幅方向外側から当該開口部12A内へ雨水が流れ込む可能性がある。
したがって、本実施形態では、シール部材24の端部に縦部24Bが設けられ、車両下方へ向かって屈曲し、開口部12Aの車両幅方向外側の位置まで延びるように設定されている。これにより、車両が車両幅方向に対して傾斜して停車或いは走行する場合でも、当該開口部12A内へ雨水が流れ込まないようにして、ドアインナパネル20に形成された開口部34を通じて当該ドアインナパネル20の車室内側への雨水の流出を抑制又は防止することができる。
ところで、ドアロックリインフォースメント10は、ドアロックが取り付けられるドアロック取付壁部12を備えており、当該ドアロック取付壁部12の車両幅方向内側端部からは車両前後方向の前側へ向かって屈曲する内側フランジ部14が設けられ、ドアロック取付壁部12の車両幅方向外側端部からは車両前後方向の後側へ向かって屈曲する外側フランジ部16が設けられている。
これにより、ドアロックリインフォースメント10自体の強度及び剛性が向上すると共に、ドアロックを取付けた部位の周囲の剛性が向上する。この結果、サイドドア26の閉止時閉時にドアロックの不要な動きを低減することができ、ドアロックを取付けた部位のサイドドア26の開閉に対する耐久性能が向上する。
(実施形態の補足)
なお、ここでは、ドアロックリインフォースメント10の内側フランジ部14に縦部24Bが設けられているが、ドアロックリインフォースメント10の外側フランジ部16にも縦溝23E(仮想線で示す)を設け、当該縦溝23E内にシール部材24を塗布し、延長部に相当する縦部24C(仮想線で示す)を設けるようにしても良い。これにより、シール部材24から伝い落ちる塗装液を当該縦部24Cに沿って外側フランジ部16の下部側へ案内することができる。
また、シール部材24として、ここではペースト状のものを塗布しているが、弾性部材を貼着しても良い。
さらに、ここでは、ドアロックリインフォースメント10側にシール部材24を塗布させたが、ドアインナパネル20とドアロックリインフォースメント10との間にシール部材24が設けられていれば良いため、ドアインナパネル20側にシール部材24を塗布させても良い。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 ドアロックリインフォースメント
20 ドアインナパネル
21 ドアロック配設部位
20B 穴部
23 溝部
23A 横溝部
23B 横溝部
23C 横溝部
24 シール部材
24C 縦部(延長部)
26 サイドドア
30 後壁部
32 フランジ部
34 開口部
36 ドアウェザーストリップ

Claims (3)

  1. サイドドアの内板を構成すると共に、車体側部側に設けられたストライカが挿入される開口部が形成され車両前後方向の後部に位置する後壁部と、前記後壁部の車両幅方向の外側端部に形成され車両後方側へ向かって屈曲するフランジ部と、を備えたドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルにおけるドアロック配設部位に設けられ、前記後壁部及び前記フランジ部と重なるように形成されたドアロックリインフォースメントと、
    前記ドアロックリインフォースメントに形成されると共に、車両幅方向に沿って設けられ車両幅方向の中央部から両端側へ向かうにつれて車両下方へ傾斜するように形成された横溝部を備えた溝部と、
    前記溝部内に設けられ、前記ドアロックリインフォースメントと前記ドアインナパネルとの隙間をシールし、前記開口部の上方側に位置して少なくとも前記後壁部上を車両幅方向に沿って設けられると共に、長手方向の一端部が前記フランジ部まで延びているシール部材と、
    を有する車両用ドア構造。
  2. 前記シール部材の長手方向の一端部からは車両下方へ向かって延長部が延びている請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記サイドドアと前記車体側部との隙間をシールするドアウェザーストリップを取り付けるための穴部が、前記後壁部における前記開口部の車両幅方向外側でかつ下方に形成されている請求項1又は2に記載の車両用ドア構造。
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