JP5771181B2 - 複数の成分を含むガスを分析するために測定空気チャンバ内に設けられたセンサチップ - Google Patents

複数の成分を含むガスを分析するために測定空気チャンバ内に設けられたセンサチップ Download PDF

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Description

本発明は、超音波を用いる多成分ガス分析に関し、より具体的には前記分析をシングルチップを用いる多成分ガス分析に関する。
呼吸における呼気の分析は、現在の病院設備における重要なモニタ手段である。フロー又は容積などの流体力学的性質の分析を通じて、肺機能についての情報が抽出され得る。肺はガス成分が血液及び空気の間で交換される場所であり、主な空気成分であるO、CO及びHOなどが吸気及び呼気間で異なることは、動脈血中でのガスを指示するものである。また麻酔薬の血中拡散は呼吸分析を通じて追跡され得る。さらに、NOなどのトレースマーカは、肺又は気道内の病変に関連付けされ得る。
呼気中のCO測定はカプノグラフとして知られている。二酸化炭素は好気的代謝を通じて体内で生成される。その後血流により心臓に運ばれその後肺に運ばれ排気される。患者が人工呼吸器を使用する場合、COはさらに前記人工呼吸器の呼吸通路に沿って運ばれる。該途中又は人工呼吸器でCOの濃度(レベル)が測定される。COは除去され、Oが患者の人工呼吸器システムの循環に供給される。血液は心臓により鼓動され、従って酸素を体内に輸送する。該循環は、体内細胞がCOを生成しその後血流により輸送され持続される。
カプノグラフ測定は、非常時及び手術処置の際に特に重要であり、また長期間の呼吸補助のために重要である。
器官内チューブ又はラリンゲアルマスクの位置を正しく同定することが必要とされる。間違った位置を検出することができない場合、非常に深刻な又は致命的状況となり得る。
ASA(アメリカ麻酔科医協会)は、一般的麻酔薬を受けるすべての患者にカプノグラフ分析を推薦している。またより一般的に、循環呼吸通路が施されている患者の連続的モニタ及びチューブ又はマスクの正しい位置の同定のためにカプノグラフ分析を推薦している。
呼気中のCOの濃度は低酸素症、即ち血流中の不十分な酸素状態の診断の助けとなる指標であり、従って、前記医学対象者が非可逆的脳損傷を受ける前に対策を迅速にとることが可能となる。低酸素症は例えば、意識はあるが鎮静状態にある患者が過鎮静となり無意識状態に陥り、その結果呼吸閉塞となる場合に起こり得る。かかる状況で、該状況を回復させるための時間が短い場合、低酸素症(パルスオキシメトリを通じて検出可能)はかなり後に起こる一方で呼吸閉塞はカプノグラフを介して早い段階に検出され得る。
カプノグラフが例えば、循環不全例えば心停止も検出することが可能である。血液が肺に運ばれない場合、呼気中のCOの濃度は下がる。これはカプノグラフを通じて早い段階で検出され、従って蘇生が開始され得る。
COはまた、血液のpHレベルの主要因である。身体はpHレベルにより呼吸速度を制御している。
空気の他の主成分は酸素、水蒸気及び窒素である。酸素濃度は二酸化炭素濃度と同様に医学的重要性を持つが、導入(すなわち吸気)側で適切にモニタされ得る。ある場合、例えば喘息患者にとっては、水蒸気濃度がまた医学的重要性を持つ。
他の呼気中に含まれるガス成分にはアルコールが含まれ、これは液体物質を通じて摂取されたものである。さらに麻酔蒸気が含まれ、これは外科手術準備のため又は前記処置の間に低濃度で供給される麻酔物である。
カプノグラフは2つの異なる測定構成のいずれかで実施され得る。即ち、主流構成又は側流構成かである。主流構成では、ガスセンサ装置患者の気道内へ向けられチューブ上に設けられている。これは全フローを測定し迅速な応答を持つ。しかしこの構成は、気管内チューブを患者に設ける必要がある。側流構成は、小さなチューブを用いて、患者の気道からの空気の一部を一定の速度で抽出するものである。該空気はサンプルラインを介してセンサが設けられているオフサイドモジュールへ運ばれる。ガス輸送のために側流構成は主流構成に比べて緩慢な応答を持つが、患者の鼻及び口の出口にチューブを正しく配置させることにより、側流構成はより非侵襲性技術となる。しかし非常に低容量のサンプルラインを導入することから、側流構成に伴う時間的分解能は低く価値が小さい。
超音波を用いるガスの最初の分析は1920年代に戻る。その頃には石英超音波トランスデューサ及び安定周波数の両方が利用可能となっていた。
CO検出(カプノグラフ)検出に一般的に用いられる検出技術は、4.3ナノメータ(nm)(即ち、COによる吸収波長)での非分散赤外線吸収(NDIR)である。(60〜100ms)時間分解能及び特性要求を満たす唯一の技術として認められている。化学的検出はまた可能であり、一般的により安価である。しかし典型的により時間のかかる方法であり、時間分解性の要求は満たさない。
超音波を用いる困難は、ガス状媒体へ超音波の動きを移動させる固体の可能性にある。この移動は一般的に、エネルギ的には非常に非効率的である。というのは前記超音波トランスデューサ及びガス状媒体との間のインピーダンス不整合のためである。
圧電トランスデューサが通常超音波を送信し、かつ受信するために使用されるが、媒体がガス状である場合この困難に直面する。
容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ(cMUT)は流体媒体とよりよいインピーダンス整合性を与える。
Bilkent大学での研究は、空中での応用のためにcMUTを流体媒体中で用いてなされた。Selim Oleum等による「Stagger tuned cMUT array for wideband airborne application」、2006 IEEE Ultrasonics Symposium、pg.2377を参照すること。彼等は、cMUTの中心周波数がその半径サイズに依存し、異なるサイズのcMUTを平行に接続する場合には空気中では60%のバンド幅が可能である、ということを見出した。また異なるセル半径を持つより多くのトランスデューサエレメントを用いることで、さらにバンド幅が増加することを見出した。しかし該研究はどの程度用いるかについては言及されていない。
分子性ガスの場合、超音波に伴う併進エネルギはまた分子の回転及び振動エネルギレベルへ伝達され得る。時定数の関与があり、このことは、周波数依存音波吸収及び速度での緩和プロセスを通じて生じる。回転及び振動構造は分子に依存し、かつその移動メカニズムは衝突に関与する種に依存することから、スペクトル的非古典的音波特性の測定は、異なるガス間を区別可能とする。特にCOは標準的圧力及び温度において音速及び音吸収について興味ある特徴を有する。
空気超音波トランスデューサは通常固定周波数でのみ操作される。従って、ガスのスペクトル的性能を異なる周波数で研究することを望む場合には、種々の超音波トランスデューサを実施するか、ガス内の圧力を等温的に変更しなければならない(理論的見地から、等温圧力及び周波数依存性は同一である)。多重トランスデューサによる方法は実行することが難しい。というのは標準的トランスデューサを用いる場合費用とともに嵩張るシステムとなるからである。等圧変更方法は一般的に実験室のみで利用可能である。
多周波数cMUT装置をガス分析のために使用することで、単一で安価、かつ小型の装置を実施可能にする。
本発明により見出されたように、ガス濃度を超音波を用いて分析することを提案されたけれど、単一の周波数を用いることは大きな問題がある。ひとつの単一の周波数では、ひとつだけの飛行時間(タイムオブフライト、Time−Of−Flight)及びひとつだけの吸収係数を測定することができる。このことは、ガスの自由度の少なくとも2つを固定する。空気は4つの主成分を含む:N、O、HO及びCOである。これらと圧力、温度及びフローを組み合わせると7つのパラメータとなる。
最新のガス単一周波数分析装置は追加のセンサ(分配された)を持ち、フロー、湿度及び温度を相殺させている。これらは該装置を高価に、複雑に、故障し易く、修理し難いものにしている。
さらに、超音波測定は容積の測定が必須ではある一方、温度及び湿度センサはしばしば表面測定に実施される。このことは該装置をカプノグラフへの応用に不適当なものとする。
本発明者が見出したように、小型のオンチップ超音波トランスデューサはカプノグラフのためには使用できない。というのは、乱流及びそれに続く長伝播長を避けるために大きなサイズの超音波チャンバを必要とするからである。
主な2つの理由は、小型トランスデューサは、(1)大きな通路での減衰を解消するための十分なパワーを生成することができない、及び(2)平行な音波を生成して該反射がセンサに集中することを困難とさせることができない、ということである。
カプノグラフのためにUS(超音波)を用いることの利益(例えば光学的検出より経済的方法)にも拘わらず、新たな問題が起こる:即ち乱流ガス流が前記音波の伝播を強く阻害するということである。最新の光学又は電気化学に基づくカプノグラフ気道システムにおいては、3/4インチ(1.905cm)直径のパイプ中のフローは乱流であるが、これは測定自体の問題ではない。
この気道システムを超音波に基づくカプノグラフセンサに適合させてもシグナルは不安定となり、過剰な平均化が要求される。このことは結局、診断的見地からは比較的迅速な応答が要求される装置の応答時間を遅くする。
乱流は通路を乱し、同様に試験下でのガスを通じる音波の効果的速度を乱す。従って、既定の通路に沿っての音速測定及び音吸収測定にノイズが導入される恐れがある。特に測定時間か短く十分な平均化がなされない場合にそうである。
通常、長い均一なチューブ又はチャンネル内では、レイノルズ数が2400よりも大きい場合に乱流が生じることが予想される。レイノルズ数は、流体力学における粘性力に対する慣性力の比の尺度である。
レイノルズ数は次にように定義されている:
Figure 0005771181
ここで、u=フローの通常速度[m/s]、D=チューブの通常の直径[m]、μ=空気の粘性=1.846x10−5[kg/ms]、ρ=空気密度=1.2[kg/m]、η=空気の動力学的粘性=1.511x10−5[m/s]である。
すべてのパラメータは温度及び湿度依存である。層流領域、従って乱流ではない領域のためには、レイノルズ数は2400より下であるべきである。
(長方形ダクトの場合には、レイノルズ数は当業者には知られている方法で定義されている。)
さらにインタフェースで、狭窄、拡張、屈曲又は変形がインピーダンス変化を生じ、従って乱流を生じさせる可能性がある。さらに、速いフロー変化(呼吸による)が、制御されない乱流を生じさせて強くシグナルを減衰させることもあり得る。
該問題を観点にいれて:標準のRespironics(TM)NDIR系主流カプノグラフシステムにおいて、D=1cmの測定容積中でピークフローfmax=3リッタ/sが、空気速度u=4f/πD=38m/sを生成する。この値はカテゴリ1のハリケーンに匹敵する。その結果、レイノルズ数はRe=uD/η=25000であり、該フローは強い乱流である。該カテゴリ1ハリケーンのピークフローの医学的関連性は明らかである。カプノグラフセンサは、ピークを含むフロー波形を測定することを目的とする。
層流を維持するための最小のチューブ直径Dminはレイノルズ数の式Dmin=4fmax/ηπRe=10.5cmを、ピークフローf=3リッタ/秒として再度用いることで見出される:
結果として、少なくとも検出チャンバは相当大きくなければならず、さらにパワーを要するものである。これは小型のオンチップ超音波装置の使用を妨げる。さらに、小型のセンサ装置の適用を不可能とする。
さらに、上記のBilkent大学の研究では、空中適用についてcMUTを提案し、60%以上のバンド幅を保証したけれども、本発明者は、60%バンド幅周波数範囲はカプノグラフについてはあまりにも小さいことを見出した。本発明者はさらに、カプノグラフに適する周波数範囲例えば0.2から5MHz(これで十分であるが、好ましくは0.05から10MHz)をカバーする十分なバンド幅を持つ超音波トランスデューサを作ることは極めて難しいことを見出した。
本発明のひとつの側面において、シングルチップ他成分ガス分析装置システムが上記の欠点を解消する。
本発明は、多成分ガスを分析する従来技術、例えばカプノグラフの欠点を解消することに向けられる。
これらの問題のひとつ又はそれ以上を解消するために、本発明の実施態様において、センサチップは、複数のコンポーネントを含み、前記コンポーネントは十分大きな周波数範囲で超音波を送受信し、及び前記範囲内で少なくとも2つの応答に基づいて前記複数のガス成分の濃度を測定するためのセルと共に構成される。
ひとつの変更例において、前記セルは前記送信及び受信のための膜を有し、それぞれの膜は、前記濃度の測定を可能とするように異なるサイズを持つ。
ひとつの変更又は補助的変法において、前記膜のバネ定数は膜張力、電場及び空気圧などの要素に依存し、前記トランスデューサにおいてその周波数を変更するために変更可能である。前記バネ定数kは、フックの法則により、式F=−kxに従う。これは当業者に知られたことである。
さらなる変更例又は補充の変法では、前記セルはバイアス電圧を有し、前記セル間において、前記濃度の測定を可能とする前記それぞれの周波数変更を実現させる。
ひとつの具体的には側面において、前記センサチップは、濃度を測定されるべき前記ガスについて、前記セルへのバイアスを変化させて十分広い範囲でセルを順に調節して、前記少なくとも2つの応答の異なるひとつを取得するように構成される。
本発明の実施において、測定空気チャンバはセンサチップを含み、前記センサチップは前記チャンバ内のガス圧を調節するように構成され、前記チャンバは、前記セルに対して前記ガス圧をセルごとに選択的に変更するように空間的に構成され、それにより前記セルの周波数を変更し、少なくともひとつのガス成分の前記濃度の測定を達成する。
本発明の周波数範囲は50kHzから10MHzである。
ひとつの実施態様において、ひとつ又はそれ以上の前記セルは容量性装置として構成され、例えばcMUT(容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ)又はMEMS(マイクロメカニカルシステム)マイクロホンであり得る。
さらなる側面では、前記センサチップは全てのガス成分の濃度を測定するように構成される。
本発明は、呼気中の二酸化炭素の濃度を測定するためのカプノグラフセンサとして実現され得る。
この具体的な変法として、空気フローが排気呼吸であり、前記センサチップがさらに、超音波の飛行時間を決定するように構成され、従って前記少なくともひとつの成分の濃度の測定がオフチップセンサを用いることなく実施され得る。
さらなり側面では、センサチップが超音波を空中に発信し、前記膜を横切るように構成され、前記セルが前記フローの方向へ設けられる。
他の側面では、呼吸通路のためのセンサチップが超音波トランスデューサを含み、前記トランスデューサが、50kHz及び10MHzの間で少なくとも2つの応答を受けるように検査するために構成され、かつ前記呼吸通路の少なくともひとつの空気成分の濃度を測定するために前記応答を組み合わせるように構成される。
上記のひとつの実施態様において、第一の前記トランスデューサがパルスを発信し、前記パルスはその後第二の前記トランスデューサにより検出され、前記第二のトランスデューサが同じくパルスを発信し、前記パルスがその後前記第一のトランスデューサにより検出され、空気フローが前記検出されたパルスの比較に基づき測定可能となる。
又は、トランスデューサが、空気フローの方向に、前記センサチップを横切るように設けられ、迂回する超音波のリターンデータを受け取り、前記センサチップが前記トランスデューサの結果とそれぞれの飛行時間及び/又は強度を比較して空気フローを測定するように構成される。
さらに、少なくともひとつの前記複数の超音波トランスデューサが容量性装置であり、ギャップで分離された一組のプレートを持ち、前記センサチップが前記プレートの容量を測定してそれにより空気圧及び従って空気フローを決定するように構成される。
本発明のひとつの実施態様において、測定可能な空気チャンバは、空気フローに関して呼吸通路と連携して設けられる。前記空気チャンバはセンサチップを含み、前記センサチップは超音波トランスデューサを含み、50KHzから10MHzの間の応答を測定する。前記空気チャンバはまた音響インピーダンスプロフィルを有し、前記チャンバ内の全ての点で、−3及び+3リッター/秒の間の呼吸フローについて、レイノルズ数が2400よりも小さくなる。
対応する実施態様において、前記空気チャンバは全主流フローを測定するように構成され、最小直径が10.5cmに寸法付けされている。
上記変更例において、空気チャンバは最小直径10.5cmに寸法付けされているが、前記空気チャンバの長手方向の端部は直径が1.9cmに縮小されている。
ひとつの変更例として、チャンバは前記空気フローを分離させ、前記センサチップから送信される超音波を反射させるようにアンダーパスを含むように構成され、前記センサチップは前記アンダーパスの下に設けられる。
この変更例として、前記アンダーパスはオンチップルーフとして構成され得る。
実施態様に対応する上の具体的な例では、空気チャンバは、循環のために呼吸通路から空気フローの一部を迂回させて呼吸通路へ戻す。さらに、前記空気チャンバは、前記センサチップが位置する通路へ前記迂回された部分のいくらかを近道(ショートカット)させるように構成される。
他の側面では、空気成分測定チップは、トランスデューサのアレイを含み、これらは超音波を送受信するための柔軟な膜を有し、それぞれの膜がひとつのサイズを有する。前記チップはさらに、トランスデューサ−プレートに基づく容量測定及び/又はオンチップ熱電対又は抵抗エレメントを用いて温度を測定するように設計される。前記チップはさらに、前記トランスデューサ及び/又はサイズが相違する前記膜のバイアス電圧を持つように構成され、十分な範囲の超音波周波数を達成し、及びオフチップセンサを用いる必要なく、空気中の窒素、酸素、水及び二酸化炭素を測定することができる。
本発明のこれらの側面及び他の側面において、オンチップの全てのシリコン超音波トランスデューサの使用により、バンド幅、消費パワー、コスト及び重量の問題を解消することができる。さらに、cMUT技術はCMOS(相補型金属酸化物膜半導体)と整合性を持ち、従ってシグナル生成及びデータ処理のための電子回路と組み合わせることができる。例えば圧力センサを容易に組み込むことができる。また、低コストチップは使い捨てにすることもできるという柔軟性も得られる。
該新規な多成分ガスの超音波に基づく検出の詳細についてはさらに以下、図面を参照にしつつ記載される。
図1は、本発明による、カプノグラフへの光学的及び超音波的適用のひとつの比較を行う概念的図表的ダイヤグラムである。 図2は、本発明による全ての、cMUTの概念的ダイヤグラム、模式的ダイヤグラム及びアレイを説明する。 図3は、本発明による、cMUTカプノグラフセンサの前記プレートの容量へのカプノグラフでの、超音波周波数に対する膜半径及び超音波周波数に対する空気圧の図表的比較の例である。 図4は、本発明による、アップストリーム、ダウンストリーム対称によるフロー測定の例示的概念図である。 図5は、本発明による、音波配置によるフロー測定の例を示すダイヤグラムである。 図6は、本発明による、空気圧を変更するために空気チャンバ断面を制限する具体的例を示す。 図7は、本発明による、オンチップ実行されるオンチップパラメータ測定のためのスマートアルゴリズムの例示的概念ダイヤグラムである。 図8は、本発明による、大きい直径の超音波チャンバの具体的概念を示す模式的ダイヤグラムである。 図9は、本発明による、最適ポート外形の模式的ダイヤグラムである。 図10は、測定チャンバでのアンダーパスの構造的、機能的ダイヤグラムであり、断面及び側面を示す。 図11は、図10の他の側面であり、端部が傾斜付けされチューブ全体の直径が縮小される単部を示す。 図12は、オンチップルーフの側面を示す概念的ダイヤグラムであり、直線的構成及び多重反射的構成を示す。 図13は、センサチップ近傍の乱流を抑制するためのシャントチューブの側面を示し、説明するための模式的ダイヤグラムである。 図14は、本発明による、呼吸通路内に設けられる測定空気チャンバを示す概念的ダイヤグラムである。
図1は、本発明による、カプノグラフへの光学的方法及び超音波的方法を図表的にかつ概念的に比べたものである。
二酸化炭素110はIR(赤外線)光の特定波長4.3nmを吸収する。光吸収の量が吸収された分子の濃度に比例することから、二酸化炭素濃度は、既知標準の吸収と比較することで決定される。濃度は(COの)分圧でmmHg単位で表される。
超音波的方法では、ガス、特にCOは、特徴的な吸収スペクトルを持つ。留意すべきは、空気中のCOは20kHz及び2MHzの間に吸収最大を示すということである。前記吸収スペクトルを記録することにより、即ち前記超音波周波数に対する超音波の吸収係数を記録し、及び音速度を測定することにより、単純なガス混合物の成分及びそれらの濃度を決定することができる。従って、空気中のCOのパーセントを決定することができる。留意すべきは、COパーセントを決定するということは他の空気成分のパーセントも決定することができるということである。特にHOのパーセントである。自由度はガス混合物自体プラス追加のパラメータ、例えば圧力、温度で決められる。本発明によれば、例えばN及びCOの混合物においては、一定湿度、温度及び圧力、2つの成分の濃度が、ほんの2つの超音波応答により決定され得るが、本発明によれば通常は2よりも多い応答が組み合わされる。
図1に示されるように、呼気120(COを含む)フロー130は超音波トランスデューサ140を通過しその後光学COセンサを通過する。(この図は、本発明による新規な超音波トランスデューサは光学センサの必要性を解消する、という点を概念的に示す)。
該グラフは次のことを示す。空気中のCOの濃度150が増加(左から右へ)すると、受信RF(ラジオ周波数)シグナルのエネルギが強度低下する。該減少はより強い減衰によるものであり、多くの数のCO分子が前記超音波を吸収することによる。プロットされたグラフは既知機能を性格に追うものであることから、超音波トランスデューサ140は前記光学センサと信頼性を持って置換され得る。さらに上記説明されたようにより低コストである。
ガス成分分析のために、選択性は数種類の超音波周波数を用いて実施される。例えば20KHzから5MHzの範囲で超音波スペクトルを記録する。この記録は前記ガス混合物に特異的である。
図2は、cMUTの概念的ダイヤグラム、cMUT200の模式的ダイヤグラム及びcMUT200のアレイ205について説明的かつ非制限的例示を示す。cMUTはCMOS製造と整合する低温で製造されることができ、従ってシグナル生成及びデータ処理のための電子回路と組み合わせることができる。
前記cMUTは、例えば、基板215とシリコン窒化物分離層220の間に埋め込まれるボトム電極210を含む。トップ電極225はシリコン窒化物膜230に埋め込まれている。環状ポスト部231に支持され、柔軟性膜又は超音波境界表面230(半径232、233、234を持つ)及び分離層220がそれらの間にキャビティ235を形成する。前記キャビティ235は真空シールされるかガスを含んでいてよい。半径232、234は種々のサイズで示され、前記3つのcMUT200のそれぞれの中心周波数を変更する。これに代えて、又はこれに加えて、バイアス電圧240を電極210、225間に適用し、cMUTアレイ205のcMUT200間で変更されてそれぞれの中心周波数を変更することができる。応答時間がそれほど重要ではない、カプノグラフ以外の応用においては、単一のトランスデューサが十分な範囲の周波数に順次調節されてもよい。これは、トランスデューサへのバイアス電圧を変更することで可能であり、所与ガスの成分濃度の分析に必要な周波数を提供するものである。
前記cMUTアレイ205は、ASIC(応用特化集積回路)又はSoC(オンチップシステム)上で実施されてよい。ASIC又はSoCは、ボード上にDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を含み、トランスデューサアレイ205に加えて例えば熱電対及びレーダーなどの他のセンサを含む。得られるセンサチップは柔軟性があり、柔軟なホイル上に接着されることができ、その後前記システムリコンが接地される。
図3は、本発明による、cMUT200超音波周波数310を膜サイズ、特に前記半径320との比較の例を示す。さらに、図3では、カプノグラフでの空気圧330と、本発明によるcMUT200カプノグラフセンサのプレート220、230の容量340との関係を例示する。
最も簡単な場合において(低AC駆動電圧、低DCバイアス)、振動の最低モード周波数は:
Figure 0005771181
で現される。ここで、D=Eh/12(1−ν)は曲げ剛性を表す。
非直線性により、共鳴周波数は適用電圧の関数としてシフトする。このことは、トランスデューサを調節するために有利である(ファクタ4が示される)。
cMUTの周波数は次のパラメータで制御される。
a)設計パラメータ:図3に示されるように、R=膜半径332
b)材料パラメータ:h=厚さ;E=ヤング率;V=ポアソン比
ウェハ上で、絶縁層の厚さ及び材料定数は固定される。
cMUT200の半径332は周波数310を制御するために用いられる。従って、単一ダイで周波数310を変更することは可能であり、また目標とする全範囲の周波数をカバーするブロードバンドcMUT200を製造することは可能である。
図3はさらに、カプノグラフセンサcMUT200のプレート220、230の容量340についてカプノグラフの空気圧330の応答をシミュレートしたグラフを示す。空気圧330(ここではバール単位で表される)が増加するとプレート220、230をより近づくように圧縮し、それにより容量(ここではpF(ピコファラッド)で表される)が増加する。
他の容量性装置であって、超音波送受信のために使用可能な装置は、MEMSマイクロホンである。該装置は通常音響(フラット応答が望まれる)のために使用され、15kHzまでの音響周波数で使用される傾向があった。本発明者は、前記MEMSマイクロホンは、約1の低Qファクタで「共鳴モード」操作され、従って大きなバンド幅、例えば約100kHzのバンド幅を達成可能であり、さらにより高い周波数もまた膜パラメータ(直径、厚さ及び効力など)を変更することで達成され、ガス測定を可能とすることを見出した。
図4は、本発明による、アップストリーム−ダウンストリーム対称によるフロー測定の方法を例示したものである。フロー130は気道又は人工呼吸器通路内で生じ得る。人工呼吸器通路はチューブ、マスク又は他の装置であって医学的被検体に付設された人工呼吸器への装置及び人工呼吸器からの装置を含む。
複数の超音波トランスデューサ200をシングルダイ(チップ、柔軟性ホイル)上に組み合わせることで、新規な多成分ガス分析装置システムが、広い範囲の温度、圧力及びフロー状態でガス混合物の濃度150を決定することができる。全ての巨視的パラメータ又はこれらのより大きいサブセットパラメータが、超音波装置のみを含むひとつのシングルチップを用いて測定される。
空気フロー測定は、超音波速度及び/又は吸収はアップストリーム及びダウンストリーム測定で異なるということに基づく。この効果は、ガスフローメータではすでに知られているが、非対称な有効超音波長さが前記フロー430の両方の方向で異なることにより生じる。この方法は2以上の超音波トランスデューサ410、420をフロー430内に設ける必要がある。ひとつのトランスデューサ410がパルス440を送信し、前記第二のトランスデューサ420で検出される。その間に又は続いて第二のパルス450が前記第二のトランスデューサ420から送信され、前記第二のトランスデューサで検出される。その後飛行時間(TOF)又はシグナル強度が比較され得る。
図5は、本発明による音波位置変化によるフロー測定の例を示す。フローは、前記フローのより生じる水平空気速度による前記音波の位置変化を決定することで測定される。
cMUTトランスデューサ505は広がる音波510を生成する。1x1cmフローチャンバ515中の100ml/sでのガスフローで、反射された音波の中心点は、距離Δ=2h(νflow/νnom)=60μm(ミクロン)位置変化する。異なる地点で設けられる多数のトランスデューサ(通常150〜700μm)のアレイ205を用いて前記強度応答を比較することで、前記位置変化が測定され、前記フローを計算することができる。留意すべきは、前記フローは前記音波の中心点の飛行時間に影響しないということである。というのは、パス長さ及び有効音速度は次の式により共に測定されるからである。
Figure 0005771181
トランスデューサのそれぞれにおいて、飛行時間も強度もフロー変動に応じて変動する。
図6は、本発明による、空気圧を変化させるための空気チャンバ断面の制限を具体的に示す。
この実施態様は、超音波吸収スペクトルは圧力330の変化により変動するということに基づく。cMUT装置200は、最大効率を維持するためにひとつの単一周波数310について最適化されている。調節は+/−10%の範囲で有効であり、従って20年以上に亘る測定は多重cMUTを要求し、(1)離散周波数310(ハーモニックに関係付けされていない場合もある)の数の制限、(2)チップの異なるサイズ及び(3)異なる駆動ハードウェアなどにつき重大な欠点である。
同じcMUT装置200を用いるため及び異なる周波数310で測定するため、圧力330はガスチューブ515に沿ってその断面A(直径、高さ)を変動させる。ガス圧力330は次の式に従う。
p∝νgas・A、ここでνgasはガス速度である。
追加のポンプ手段(真空)が前記制限によるフロー抵抗を相殺するために使用され得る。
図7は、本発明による、パラメータ測定オンチップのためのオンチップ実行スマートアルゴリズムの概念的ダイヤグラムの例である。
オンチップスマートアルゴリズム700は、オンチップエレメントをモニタし、オンチップエレメントは前記実施に依存して存在する。cMUTトランスデューサ200のひとつが選択的に、真空シールされたキャビティ710又はガス充填キャビティ720と共に形成され得る。前記チップはまた、熱電対(又は抵抗温度測定エレメント)730及び/又はレーダーエレメント740を含んでいてよい。
真空シールキャビティ710の実施態様又はその一部では、圧力330は、cMUTトランスデューサ200のプレート220、230の平均位置の容量測定により測定され得る。標準空気圧力センサにおいてと同様に、cMUTトランスデューサ200のプレート220、230は真空235で分離されている。上部プレート230は、前記真空235及び前記外部圧力330間の圧力差により曲がっており、前記プレート220、230の容量340に影響を与える。1容量340の測定は従って外部圧力330の指示とされ得る。
2つの位置での圧力差を測定することで、この方法はまた前記フロー130を測定するために使用され得る。
温度は、測定を保証するパラメータである。というのは、温度は全体の音速を決めるからである。
ガス充填キャビティ720の実施態様又はその部分について、温度はcMUTトランスデューサ200のプレート220、230の平均的位置(プレート間の体積はガスで充填されている)の容量測定により測定され得る。上部プレートは、温度が上昇しガスが膨張する際に曲げり、プレート220、230の容量340に影響を与える。この容量340の測定は従って、温度の指示となる。
または、オンチップ熱電対(又は抵抗エレメント)730は前記ガス温度の適切な指示を与え得る。
前記スマートアルゴリズム700により決定され得るパラメータの残りは、超音波の吸収及び飛行時間及びそれらの周波数依存性を介して測定され得る。シングルトランスデューサ同様分離された複数のトランスデューサ、例えばレーダー740などもシグナルの送信受信のために使用され得る。水の量はCO吸収最大の周波数シフトから得られる。N対Oの比率は、より高い周波数での吸収から得られる。
図8は、本発明による、大直径超音波チャンバ515の具体的な概念を示す。
カプノグラフにおいては、例えば、小型のオンチップ超音波トランスデューサと整合性があるためには、実施され得るのは、実質的に小型の超音波測定チャンバ515であり、これは前記主流気道フロー130の小さな部分に設けられ、乱流のない超音波測定を実現する。
用語「気道システム」とは、主流又は側流適用の文脈において広く解釈されるべきである。これは、チューブ、マスク及び他の生体の呼吸を案内する手段を含む。用語「呼吸気道」とはここでは同じく、チューブ、マスク及び他の呼吸案内手段を含むものとして定義される。
少なくとも測定する容積内で低レイノルズ数を持つチューブの使用は、安定したフローを保証し、従って前記チューブ内での安定したシグナルを保証する。チューブ内の有用な構成は丸められた開口部を持つものであり、例えばA.M.van de Nieuwendijk及びJ.E.M.Vaelの「Bass−Reflex Port Measurements」、Nat.Lab. Technical Note TN065/97及び「Alles wat ademt−R.de Nijs」EMI1984に記載されている。
留意すべきことは、乱流の発生は、強い非直線性プロセスであり、チューブ内の同じ立体構造が、前記チューブでのフローの方向に依存して異なる程度の乱流を与えることがあるということである。カプノグラフでのフローは2つの方向(吸気及び呼気呼吸)で起こり得る。従って測定は両方の方向のフローについて適切であるような方法で行わなければならない。
構造は、狭窄、屈曲、波打、分割などがある。インピーダンスマッチングは、スタブ手段などにより実施され得るが、これらは周波数/フロー依存性である。滑らかに変更される表面などの非共鳴測定はまた他の選択肢である。
被検体(即ち、ヒト患者又は動物)の呼吸現象による最初の乱流、例えばいびきなどの乱流を低減させる全ての測定が考えられる。例えばダンパ又はアクティブフィードバックが使用可能である。
さらに乱流指示(例えば音波伝播などの)は、前記詳細なガスフロー130を、例えばバルブなどの装置による制御方法で前記チューブの断面を微調節するために使用され得る。
全主流フロー130での測定では、前記チューブの最小直径は増加させなければならない。図8の上部に示されるように、層流を維持するためには1.9cmから少なくとも10.5cmである。結果として、超音波トランスデューサ200の直径は約3mm程度にならなければならない。最小チューブ直径の制限は、少なくともひとつの前記超音波チャンバ515に従う必要がある。
次の変更例では、図8の下に示されるように、11cm測定チャンバが徐々に1.9cm標準気道チューブへ適合されている。
図9は、本発明により、最適化ポート外形の実施型を示す。
前記したNieuwendijk等の研究において、最適化ポート外形は、最大角度6度(ポート外形からポート軸へ測定)とで徐々に両端部に向かって広がるものであり、両方の端部では比較的小さいフィレット半径をもつと結論している。このポート立体形状は、二次ノイズ(ブローノイズ、乱流)を8dB低減する。該ポートは両端が丸められ両端部で徐々に広がっている。
図9はNieuwendijk等の参考文献から引用されたものであり、基本的形状を示す。本発明の内容においてはこの寸法はより小さくなるべきである(例えば:直径1cm、合計3cm長さ、半径0.5cm)。
図10は、測定チャンバ515のアンダーパス1010を示し、断面及び側部が示される。
前記トランスデューササイズをさらにmm範囲にまで減少させるために、前記主流フローの小部分が小型の超音波チャンバへ積極的分離1020により供給される。この考えは図10に示される。
前記超音波チップの上の約1cmの距離で、12cm直径のパイプの壁に、小さな「アンダーパス」が、主流の部分fを分離する。粗い近似(二次フロープロフィルを無視)において、前記フロー間の比は次の式で与えられる。
Figure 0005771181
ここで
Figure 0005771181
及び
Figure 0005771181
実際には主流の部分は超音波チップ1030を横切って「曲げられている」。前記チップ1030を横切る前記低フローにより、実質的な遅れが前記センサ応答の低パスフィルタ作用する。この問題を解消するためにそこで空気は最初にアンダーパ1010に入る、トランスデューサ200の2つの群(前記フローの方向に依存して)が測定に使用される。この群は同じチップ1030上に設けられ得る。
図11は、図10の側面図の、他の実施態様であり、チューブ515が、端部が傾斜付けされ直径が徐々に減少する。
チューブ直径が、徐々に通常の3/4インチチューブから測定チャンバ内での11cmへ適合される。これは、図8の実施態様と関連して説明されたように純粋な層流を実現するためである。
ルーフ1110の機能は次の3つである。(a)前記超音波シグナルの反射板として;(b)前記フロー130を分ける及び(c)高周波数乱流を抑制する。従って主流が完全に層流であることは必要ではない。その結果、測定チューブ直径は、例えば5cmにまで減少させることができる。
図12は、直線にかつ多重反射のために構成されるオンチップルーフ1210、1220の側面図を示す。
さらなる開発において、チップサイズは、MEMS(マイクロメカニカルシステム)技術でオンチップ「ルーフ」1210を実施することで、又はひとつ又はそれ以上のトランスデューサ200上に約100μmの他の1D/2D構造を実施することで、さらに減少させることができる。
前記ルーフは、乱流発生を防止するために流線形外形を持ち得る。
小さな通路長により、観測されるCOシグナルは小さいものであり得る。これは多重反射を実施することで解消され得る。例えば図12の下の側面図で示される隣接するルーフ1220を介して可能である。これは、トランスデューサ200がより小さく(D/λ≒1)なるほど容易となる。
図13は、前記センサチップ1330の近傍での乱流を低減させるための分流チューブの例を示す。
さらなり実施態様において、前記主流130の小部分が「ショートカット」により前記主チューブの部分を短い狭いチューブ1340により分離されている。そこに超音波センサチップ1330が設けられている。
前記フロー間の比率は、2つのチューブ1340、1350の抵抗に影響され、次の式で与えられる。
Figure 0005771181
ここで
Figure 0005771181
及び
Figure 0005771181
である。
両方のパイプ1340、1350での遅れ(空気の通過時間)が等しくなるように設計され、それにより、異なる時間に到達することを防止し、前記応答の低パスフィルタ作用を生じることを防止する。
急な曲がりは、乱流の発生、特に前記超音波パイプの出入り口での発生の危険を減少させるために避けられる。
超音波パイプ1340での低フローによる遅れ、及びシャントパイプ1350内のデッドボリュームによる遅れ(前記センサ応答を低パスフィルタする)を除去するために、トランスデューサ200は図10の実施態様に示されるように前記チップ1330の両方の側部に配置される。
図14は、本発明による、呼吸通路400内に設けられた測定空気チャンバ515を示す概念的ダイヤグラムである。
図14では、患者の呼気呼吸120はET(気管内)チューブのチップへ入る。排気呼吸120は呼吸通路400(患者内の部分と患者の外にある部分)に沿って移動する。最初COを流入する空気から吸収するためにCO吸収剤1410に到達する。人工呼吸器1415により前記空気の流れにOがポンプで投入され、呼吸通路400に沿って患者に戻される。患者内で同様の循環が生じる。肺で血液は新たにOを吸収し、代わりに呼吸通路400にCOを排出する。COを含む空気はその後ETチューブ1405まで移動しCOを吸収剤1410へ戻す。
ETチューブ1405の部分の拡大図が、センサチップ1030上のcMUT200のライン、cMUTアレイ205を示す。超音波及びそのエコーは例えば図5に示される。
この人工呼吸器システムは、酸素に加えて、少量の麻酔薬を手術の間に患者に投与してもよい。
人工呼吸器を付けた患者のカプノグラフにつきここで集中的に説明されたが、新規多成分ガス分析チップはまた他の医学的処置における応用を持つ。例えば、入院患者のための補助なし呼吸のために、患者モニタシステムは提供されるガスセンサを含むことができる。他の応用は、携帯可能な心肺機能蘇生システム(CPR)である。
さらに、医学的処置以外の応用の分野においての実施には、例えばガス成分が同定され、かつ定量化される分野である。例えば建物内及び自動車内の空気品質、排気ガス分析、及び先進的な環境及びグリーンハウス制御の分野が挙げられる。
留意すべきは、上記説明した実施態様は、本発明を制限するものではないということである。当業者であれば、添付の特許請求の範囲の範囲から離れることなく多くの変更・変法例を設計できるであろう。例えば、cMUT及びMEMSマイクロホントランスデューサが議論されてきたが、センサチップにはまた圧電素子系マイクロマシン超音波トランスデューサ(PMUT)が含まれる。特許請求の範囲において、括弧ではさまれた参照番号は前記特許請求の範囲を限定するように解釈されるべきではない。動詞「含む」及びその関連用語は、請求項に記載されたもの以外のエレメント又はステップを排除するものではない。用語「ひとつの」を持つエレメントは、複数の該エレメントを排除するものではない。本発明は、いくつかの区別されるエレメントを含むハードウェアの手段により実施され得るし、コンピュータ読み取り可能な媒体を含む適切にプログラムされた集積回路の手段により実施され得る。ひとつの手段が相互に異なる従属請求項に引用されているという単なる事実が、それらの手段の組み合わせが有利には使用されることができないということを意味するものではない。

Claims (14)

  1. 複数の成分を含むガスを分析するために測定空気チャンバ内に設けられたセンサチップであり、
    前記センサチップが超音波を送受信するための複数のセルを含み、
    前記複数のセルが50kHz及び10MHzの間の周波数範囲にわたり、前記複数のガス成分のうちの少なくとも1つの成分の濃度を、前記周波数範囲内で少なくとも2つの超音波応答に基づいて測定するように作動可能とされ、
    前記測定空気チャンバは、空気チャンバ断面内に寸法的制限を設けて前記測定空気チャンバ内でガス圧力を変動させ、前記寸法的制限がセルに対する前記ガス圧力をセル毎に選択的に変動させ、複数のセルのそれぞれの周波数を変動させて、前記濃度の測定を達成する、センサチップ。
  2. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記複数のセル中でのそれぞれのセルの周波数は、前記周波数範囲内で変動する、センサチップ。
  3. 請求項2に記載のセンサチップであり、前記複数のセルが前記送受信のための膜を有しており、それぞれの膜がサイズを持ち、前記膜サイズ及び/又は前記膜のそれぞれのバネ定数を前記複数のセルで相違させることによってそれぞれの周波数の変動を実現する、センサチップ。
  4. 請求項2に記載のサンサチップであり、前記複数のセルがバイアス電圧を有しており、前記バイアス電圧を前記複数のセルにつき相違させることによってそれぞれの周波数の変動を実現する、センサチップ。
  5. 請求項2に記載のセンサチップであり、測定すべきガス濃度について、前記複数のセルのひとつのセルを十分に広い範囲で、前記セルのバイアス電圧を変動させることで順に調節し、それにより前記少なくとも2つの超音波応答のうちの異なる応答を取得する、センサチップ。
  6. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記周波数範囲が50kHzから10MHzの範囲に拡張される、センサチップ。
  7. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記複数のセルのひとつのセルが容量性装置を含む、センサチップ。
  8. 請求項7に記載のセンサチップであり、前記容量性装置がcMUT(容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ)を含む、センサチップ。
  9. 請求項7に記載のセンサチップであり、前記容量性装置がMEMS(マイクロマシンシステム)マイクロホンを含む、センサチップ。
  10. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記複数のガス成分のそれぞれの濃度を全て測定することを含む、センサチップ。
  11. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記センサチップがさらに呼気中の二酸化炭素濃度を測定するためのカプノグラフセンサとして構成される、センサチップ。
  12. 請求項1に記載のセンサチップであり、前記複数のセルが超音波を前記セルの膜を横切る空気フローに放射し、前記複数のセルが空気フローの方向に配置される、センサチップ。
  13. 請求項12に記載のセンサチップであり、前記空気フローが呼気を含み、かつ前記センサチップはさらに、前記濃度の測定がチップ上以外のセンサを必要とすることなく実施されるように超音波の飛行時間を決定する、センサチップ。
  14. 測定空気チャンバ内に設けられた空気成分測定チップであり、前記チップは:
    超音波を送受信するための柔軟性膜を有する容量性トランスデューサのアレイを含み、それぞれの膜がサイズを有し、
    空気フローの方向に複数の前記トランスデューサを用いて空気フローを測定するためのオンチップアルゴリズム装置を含み、前記オンチップアルゴリズム装置はさらに、トランスデューサプレート上の容量性測定、抵抗エレメント及びオンチップ熱電対のうちの少なくとも1つにより温度を測定し、
    前記トランスデューサのバイアス電圧及び/又は膜サイズを前記トランスデューサの中で相違させて50kHz及び10MHzの間の超音波周波数範囲を達成し、かつチップ上以外のセンサを必要とせずに、空気中の窒素、酸素、水及び二酸化炭素の濃度を測定し、
    測定空気チャンバが、空気チャンバ断面内に寸法的制限を設けて前記測定空気チャンバ内でガス圧力を変動させ、前記寸法的制限がセルに対する前記ガス圧力をセル毎に選択的に変動させ、複数のセルのそれぞれの周波数を変動させて、前記濃度の測定を達成する、
    空気成分測定チップ。
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