JP5766274B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波領域におけるノイズの影響を低減することの可能な画像処理装置に関するものである。
従来、被写体の高周波領域に発生する偽色を抑圧する方法として、色補間の対象となる着目画素の周囲の画素を用いて着目画素の色補間を行っていた。
図16に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタが配置されたベイヤー配列の画素から出力された画像信号に対して色補間を行う処理の例を説明する。
この図16では、Rフィルタの水平方向であってBフィルタの垂直方向に位置するGフィルタをG1フィルタ、Rフィルタの垂直方向であってBフィルタの水平方向に位置するGフィルタをG2フィルタとする。また、G1、G2、RおよびBフィルタのそれぞれに対応する画素から出力される信号をG1sig、G2sig、RsigおよびBsigとする。
この画像処理装置は、画像信号をG1sigで構成された画像信号、G2sigで構成された画像信号、Rsigで構成された画像信号、および、Bsigで構成された画像信号に分離し、それぞれの色の画像信号で全ての画素が信号を有するように補間処理を行う。
そして、画像処理装置は、色補間の対象である着目画素の上下に隣接する画素のG1sigまたはG2sigの値の相関度と、左右に隣接する画素のG1sigまたはG2sigの値の相関度を求める。そして、画像処理装置は、水平方向の相関度のほうが垂直方向の相関度よりも高い場合には、Rsig−G1sigの値を色差信号R−Gとし、Bsig−G2sigの値を色差信号B−Gとする。反対に、垂直方向の相関度のほうが水平方向の相関度よりも高い場合には、Rsig−G2sigの値を色差信号R−Gとし、Bsig−G1sigの値を色差信号B−Gとする(特許文献1を参照)。
あるいは、画像処理装置は、Rsig−G1sigの値とRsig−G2sigの値の差分に応じた重み付け係数を用いて、Rsig−G1sigの値とRsig−G2sigの値を加算平均した値を色差信号R−Gとする。同様に、Bsig−G1sigの値とBsig−G2sigの値の差分に応じた重み付け係数を用いて、Bsig−G1sigの値とBsig−G2sigの値を加算平均した値を色差信号B−Gとする(特許文献2を参照)。
このように、色補間に用いる画素を適応的に選択して色差信号を生成することで、偽色を減らす処理が行われていた。
また、輝度信号を生成する際も同様に、着目画素の水平方向および垂直方向に位置する画素の相関に応じて、補間に用いる画素を適応的に選択して画像信号を生成することで、モアレを抑圧し画像全体で違和感がないように処理が行われていた(特許文献3を参照)。
特開2002−300590号公報 特開平08−023541号公報 特開2007−336384号公報
しかし、上記のような処理であっても、ナイキスト周波数付近の画像信号や折り返しノイズが含まれる画像信号が含まれる領域に対しては、水平方向と垂直方向の相関度を正しく得ることができず、偽色やモアレが残存してしまうことがあった。そのため、偽色やモアレをさらに低減させるための改良の余地が残されていると考えられる。
上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、前記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有する特徴とする画像処理装置とするものである。
同様に上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出手段と、前記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置とするものである。
同様に上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、前記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置とするものである。
同様に上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出手段と、前記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置とするものである。
同様に上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、前記複数の画像信号における前記判別手段による判別の結果に応じて、いずれかの画像信号を選択する、もしくは、いずれかの画像信号の重み付けを他の画像信号の重み付けよりも大きくして前記複数の画像信号を合成することによって、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置とするものである。
本発明によれば、高周波領域に発生する偽色やモアレの抑圧効果を向上させることが可能となる画像処理装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 ベイヤー配列で構成された撮像素子のうち、3×3の画素からなる一部の領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態における色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。 色補間回路300による処理を説明するための図である。 デジタルフィルタの一例を示す図である。 LPF301〜LPF304、LPF351〜LPF353の周波数特性の一例を示す図である。 グラデーションを有する縦縞の被写体を示す図である。 図7の被写体を撮影して得られた画像信号におけるG1sigとG2sigの値を示す図である。 CZP(円形ゾーンプレート)を示す図である。 CZPの中心部から水平に延びた軸上に位置する補間後のG1sigとG2sigの値を示す図である。 本発明の第1の実施形態における選択回路320による色差信号の選択処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における選択回路320による色差信号の選択処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における合成回路380による色差信号の合成処理を示すフローチャートである。 ベイヤー配列を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
撮像部101は、図示しない撮影レンズ、撮像素子及びその駆動回路からなり、撮影レンズにより結像する光学像を撮像素子により電気信号に変換する。この撮像素子はCCDやCMOSセンサで構成されており、図16に示すベイヤー配列の画素の集合で構成されているものとする。
撮像部101から出力されるアナログ信号は、A/D変換器102によってデジタル信号に変換される。A/D変換器102によってデジタル信号に変換された画像信号は、ホワイトバランス(WB)回路103で公知のホワイトバランス調整が行われる。
ホワイトバランス回路103から出力された画像信号は、色差信号生成回路104、相関度検出回路110、および、輝度信号生成回路111に入力される。相関度検出回路110は、画像信号から画素あるいは領域ごとに垂直方向と水平方向の信号の相関度を検出する。ホワイトバランス回路103から出力した画像信号は、相関度検出回路110の出力、輝度信号生成回路111、輝度ガンマ回路112によって、輝度信号処理が行われ、画素あるいは領域ごとに輝度信号Yが出力される。
また、色差信号生成回路104は、入力された画像信号から画素あるいは領域ごとに色差信号R−GとB−Gを生成し、出力する。色差信号生成回路104から出力された信号は、色変換マトリックス回路105で色差信号R−G、B−GがR−Y、B−Yに変換される。その後、色抑圧回路106によって高輝度および低輝度の色差ゲインが抑圧される。色抑圧回路106の出力信号は、公知の色ガンマ回路107、彩度ゲインを調整する公知のクロマニー(Chroma knee)回路108を通り、画素あるいは領域ごとに色差信号UVが出力される。
ここで、輝度信号生成回路111で行われる輝度補間処理について説明する。図2は図16に示すベイヤー配列で構成された撮像素子のうち、3×3の画素からなる一部の領域を示すものである。この輝度補間処理ではG1フィルタに対応する画素から出力される信号G1sigと、G2フィルタに対応する画素から出力される信号G2sigを区別せず、ともにGsigとして扱う。
輝度信号生成回路111は、まず、Gフィルタ(G1フィルタ、G2フィルタ)以外に対応する全ての画素、すなわちRフィルタとBフィルタに対応する画素について、Gsigを補間する。例えば、図2のP1〜P9は画素を識別するための符号であり、R、G1、G2、Bは画素P1〜P9がそれぞれ対応する色フィルタを示す。P5(Rsig)とは画素P5におけるRsigの値を示し、P5(Gsig)とは画素P5におけるGsigの値を示し、P5(Bsig)とは画素P5におけるBsigの値を示すものとする。
Bフィルタに対応する画素P5にGsigを補間する場合、上下および左右の信号の相関度を検出し、相関度の高い方向を判別する。すなわち、補間対象の画素の上下に位置する画素の信号の差の絶対値、および、補間対象の画素の左右に位置する画素の信号の差の絶対値を求める。
そしてHdiffとVdiffの差をとったものを補間方向判別信号MatSwとする。
このMatSWが負であれば水平方向の相関が強いことになり、水平方向の画素信号から補間する。すなわち、画素P4のGsigと画素P6のGsigとの平均値を画素P5のGsigとする。逆に、その差が正であれば垂直方向の画素信号から補間する。すなわち、画素P2のGsigと画素P8のGsigとの平均値を画素P5のGsigとする。同様の方法で、全てのRフィルタとBフィルタに対応した画素についてもGsigの補間を行う。
次に、補間したGsigを用いて、全てのGフィルタとBフィルタに対応した画素についてRsigの補間を行う。Gフィルタに対応した画素(P2、P4、P6、P8)については、左右または上下に位置するRフィルタに対応する画素のRsig、およびそれらの画素に対して補間で求められたGsigを用いて、Rsigの補間を行う。また、Bフィルタに対応した画素については、その画素の周囲に位置するRフィルタに対応する画素のRsig、およびそれらの画素に対して補間で求められたGsigを用いて、以下の式に示すように補間を行う。
また、同様にして、全てのGフィルタとRフィルタに対応した画素についてBsigの補間も行うことができる。これにより同一画素についてRsig、Gsig、およびBsigを得る。更に、各画素において下記式(7)の演算を行うことで、輝度信号Yを求められる。
なお、この式(7)の各項の係数は、適宜変更することが可能である。
次に、色差信号生成回路104で行われる色補間処理について説明する。図3は色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。この色差信号生成回路104は、色補間回路300、350、ローパスフィルタ(LPF)301〜304、351〜353、色差信号算出回路311〜314、選択回路320、および、偽色判別回路360を有している。
ホワイトバランス回路103から出力された画像信号は、色補間回路300に入力される。図4は色補間回路300による補間処理を説明するための図である。色補間回路300は、図4に示すように、ベイヤー配列で入力された画像信号を、R、G1、G2、および、Bフィルタの色ごとに対応する信号からなる画像信号に分解する。この際、分解した色フィルタに対応していない画素に対しては、信号の値として0を挿入する。
その後、色補間回路500は、公知のデジタルフィルタを用いてLPFによる補間処理が行われ、全ての画素において信号を有するR、G1、G2、および、Bの各色の画像信号を出力する。
色補間回路300から出力された各色の画像信号は、遮断周波数の異なるLPF301〜304に入力される。図6(a)はLPF301〜304の周波数特性の一例を示す。LPF301が図6(a)の周波数特性601、LPF302が図6(a)の周波数特性602、LPF303が図6(a)の周波数特性603、LPF304が図6(a)の周波数特性604を有する。この図6(a)からわかるように、LPF301、LPF302、LPF303、LPF304の順で遮断周波数が高くなる。すなわち、LPF301から出力される画像信号S01、LPF302から出力される画像信号S02、LPF303から出力される画像信号S03、LPF304から出力される画像信号S04の順で、より高い周波数成分が画像に含まれる。これら画像信号S01〜S04のそれぞれが、周波数成分が制限されたR、G1、G2、および、Bの各色の画像信号を有している。
画像信号S01は色差信号算出回路311に、画像信号S02は色差信号算出回路312に、画像信号S03は色差信号算出回路313に、画像信号S04は色差信号算出回路314にそれぞれ入力される。色差信号算出回路311〜314は、画像信号S01〜S04に対して上述した方法で色差信号を求める。
つまり、色差信号算出回路311は、相関度検出回路110で求めた着目画素における垂直方向と水平方向の相関度を参照し、色差信号R−GとB−Gを生成する。具体的には、色差信号算出回路311は、相関度検出回路110にて水平方向の相関度のほうが垂直方向の相関度よりも高いと判断された場合には、Rsig−G1sigの値を色差信号R−Gとし、Bsig−G2sigの値を色差信号B−Gとする。反対に、色差信号算出回路311は、相関度検出回路110にて垂直方向の相関度のほうが水平方向の相関度よりも高いと判断された場合には、Rsig−G2sigの値を色差信号R−Gとし、Bsig−G1sigの値を色差信号B−Gとする。
あるいは、色差信号算出回路311は、Rsig−G1sigの値とRsig−G2sigの値の差分に応じた重み付け係数を用いて、Rsig−G1sigの値とRsig−G2sigの値を加算平均した値を色差信号R−Gとする。同様に、Bsig−G1sigの値とBsig−G2sigの値の差分に応じた重み付け係数を用いて、Bsig−G1sigの値とBsig−G2sigの値を加算平均した値を色差信号B−Gとする。
これらの処理を、色差信号算出回路312〜314においても行う。
色差信号算出回路311〜314から求められた色差信号R−GとB−Gは、それぞれ色差信号S11、S12、S13、S14として、後述の選択回路320に入力される。
次に、偽色判別動作について説明する。ホワイトバランス回路103から出力した画像データは、色補間回路350に入力される。色補間回路350は色補間回路300と同様に、全ての画素において信号を有するR、G1、G2、および、Bの各色の画像信号を出力する。
ここで、図16に示すベイヤー配列では、Gフィルタに対応した画素の数は、Rフィルタに対応した画素の数、Bフィルタに対応した画素の数のそれぞれに対して2倍となる。このGフィルタをG1フィルタとG2フィルタに分解することで、R、G1、G2、および、Bフィルタの画素間隔(サンプリング間隔)が等しくなる。よって、このG1およびG2の画像信号を用いて折り返しノイズが発生する領域を検出すれば、RおよびBの画像信号において折り返しノイズが発生する領域を特定することが可能となる。
色補間回路350から出力された各色の画像信号は、遮断周波数の異なるLPF351〜353に入力される。図6(b)はLPF351〜353の周波数特性の一例を示す。LPF351が図6(b)の周波数特性611、LPF352が図6(b)の周波数特性612、LPF353が図6(b)の周波数特性613を有する。この図6(b)からわかるように、LPF351、LPF352、LPF353の順で遮断周波数が高くなる。すなわち、LPF351から出力される画像信号T01、LPF352から出力される画像信号T02、LPF353から出力される画像信号T03の順で、より高い周波数成分が画像に含まれる。なお、本実施形態では、LPF301とLPF351、LPF302とLPF352、LPF303とLPF353の周波数特性がそれぞれ一致するものとする。
LPF351〜353から出力された画像信号T01〜T03は偽色判別回路360に入力される。
ここで、図7および図8を用いて、偽色判別回路360が、偽色信号が発生する領域を判別するための方法について説明する。図7はグラデーションを有する縦縞の被写体であり、図8は図7の被写体を撮影して得られた画像信号におけるG1sigとG2sigの値を示す。
図8(a)〜図8(i)の横軸は、水平方向における画素の位置を示している。図8(a)、図8(d)、図8(g)は、ある行におけるG1フィルタに対応した画素から得られたG1sigと、別の行におけるG2フィルタに対応した画素から得られたG2sigを並べて配置したものである。水平方向および垂直方向において、G1フィルタに対応する画素のサンプリング間隔とG2フィルタに対応する画素のサンプリング間隔は等しく、G1フィルタに対応する画素とG2フィルタに対応する画素の空間的位相はこのサンプリング間隔の半分だけずれている。
図7は縦縞であるので、すべての行に対して等しく被写体像が入射するため、これらG1sigとG2sigを水平方向における画素の位置に応じて並べると、図7に示す被写体のグラデーションを示す画像信号が得られる。ここで、図8(a)では、図Bに示す縦縞の周波数が、G1フィルタおよびG2フィルタのナイキスト周波数よりも十分に低いものとする。図8(d)では、図Bに示す縦縞の周波数が、図Aに示す縦縞の周波数よりも高く、G1フィルタおよびG2フィルタのナイキスト周波数よりもやや低いものとする。また、図8(g)では、図Bに示す縦縞の周波数が、G1フィルタおよびG2フィルタのナイキスト周波数よりも高いものとする。
図8(b)、図8(e)、図8(h)は、それぞれ図8(a)、図8(d)、図8(g)のG1sigのみを抽出し、G1フィルタに対応していない画素に対して、周囲のG1sigを用いてG1sigの補間を行ったものである。図8(c)、図8(f)、図8(i)は、図8(a)、図8(d)、図8(g)のG2sigのみを抽出し、G2フィルタに対応していない画素に対して、周囲のG2sigを用いてG2sigの補間を行ったものである。
これら図8(a)〜図8(i)からわかるように、被写体の空間周波数がG1フィルタおよびG2フィルタのナイキスト周波数よりも十分に低ければ、補間後のG1sigとG2sigの位相のずれは小さくなる。そして、被写体の空間周波数がG1フィルタおよびG2フィルタのナイキスト周波数に近づくほど、補間後のG1sigとG2sigの位相のずれが大きくなり、ナイキスト周波数を超えると、補間後のG1sigとG2sigの位相がほぼ反転した状態となる。つまり、補間後のG1sigとG2sigの位相の差異を検出することで、高周波領域であるか否か、すなわち、偽色が生じる領域であるか否かを判断することが可能となる。
ここで、偽色判別回路360の動作について図9および図10を用いて説明する。
図9はCZP(円形ゾーンプレート)を示す図であり、画像の中心を原点とする同心円が幾重にも並び、中心から外側に向かって空間周波数が高くなる。図10はCZPの中心部から水平に延びた軸上に位置する補間後のG1sigとG2sigの値をプロットしたものである。
図10(a)において、曲線1001は画像信号T01の補間後のG1sigを示し、曲線1002は画像信号T01の補間後のG2sigを示す。図10(b)において、曲線1003は画像信号T02の補間後のG1sigを示し、曲線1004は画像信号T02の補間後のG2sigを示す。図10(c)において、曲線1005は画像信号T03の補間後のG1sigを示し、曲線1006は画像信号T03の補間後のG2sigを示す。なお、F0〜F4はCZPの空間周波数を示しており、画像の中心の空間周波数をF0とし、画像の外側に向かうにつれ、F1、F2、F3、F4の順で徐々に空間周波数が高くなる。
偽色判別回路360は、補間後のG1sigからなる画像信号と補間後のG2sigからなる画像信号の特性の差を利用して、偽色信号が発生する高周波領域であるか否かを判別する。具体的には、補間後のG1sigからなる画像信号と補間後のG2sigからなる画像信号の傾きの位相に着目し、下記の式(8)を満たすときには偽色信号が発生する偽色領域であると判別する。
ここで、ΔG1hは補間後のG1sigからなる画像信号における水平方向の傾き、ΔG2hは補間後のG2sigからなる画像信号における水平方向の傾きを示す。また、ΔG1vは補間後のG1sigからなる画像信号における垂直方向の傾き、ΔG2vは補間後のG2sigからなる画像信号における垂直方向の傾きを示す。例えば、水平方向の傾きは図5(a)、垂直方向は図5(b)にそれぞれ示すような公知のデジタルフィルタで求めることができる。なお、傾きを求めるフィルタはこれに限られるものではない。
なお、画素単位ではなく、複数の画素からなる着目領域の単位で偽色領域を判別するようにしてもよい。着目領域単位で判別する場合には、その領域に含まれる各画素を用いて求めた画像信号の傾きのうち、式(8)を満たすものの割合が閾値以上である場合に、その領域が偽色領域であると判別するようにしてもよい。なお、以降で着目領域と述べた場合には、複数の画素からなる領域と、単一の画素からなる領域の、いずれも含むものとする。
本実施形態では、図10(a)より、画像信号T01においては、図9において空間周波数がF1よりも高くなる領域2〜領域4が偽色領域であると判断することができる。また、図10(b)より、画像信号T02においては、図9において空間周波数がF2よりも高くなる領域3と領域4が偽色領域であると判断することができる。さらに、図10(c)より、画像信号T03においては、図9において空間周波数がF3よりも高くなる領域4が偽色領域であると判断することができる。
選択回路320は、画像信号T01において偽色領域でないと判断された領域1については、画像信号T01と同じ周波数の画像信号から生成された色差信号S11を選択する。また、選択回路320は、画像信号T01において偽色領域であると判断されたが、画像信号T02において偽色領域でないと判断された領域2については、画像信号T02と同じ周波数の画像信号から生成された色差信号S12を選択する。また、選択回路320は、画像信号T02において偽色領域であると判断されたが、画像信号T03において偽色領域でないと判断された領域3については、画像信号T03と同じ周波数の画像信号から生成された色差信号S13を選択する。そして、選択回路320は、画像信号T03において偽色領域であると判断された領域4については、画像信号T03よりも低い周波数の画像信号から生成された色差信号S14を選択する。このようにすることで、選択回路320が、画素ごとに偽色を含まない色差信号を選択することが可能となる。
なお、本実施形態では、LPF301とLPF351、LPF302とLPF352、LPF303とLPF353の周波数特性がそれぞれ一致するものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、画像信号S01のうち、画像信号T01で偽色領域でないと判断された領域において偽色が発生しない確率をより高くするためには、画像信号S01に含まれる周波数の上限を、画像信号T01に含まれる周波数の上限よりも低くすればよい。つまり、LPF351の遮断周波数をLPF301の遮断周波数よりもやや高く設定する。同様に、LPF352の遮断周波数をLPF302の遮断周波数よりも高く、LPF353の遮断周波数をLPF303の遮断周波数よりもやや高く設定する。ただし、このような場合、LPF301とLPF351、LPF302とLPF352、LPF303とLPF353の周波数特性をそれぞれ一致させた場合よりも、色解像度が低下する領域が増加する可能性がある。
反対に、色解像度が低下する領域を減らしたいのであれば、LPF301、LPF302、LPF303の遮断周波数を、対応するLPF351、LPF352、LPF353の遮断周波数よりもやや低く設定すればよい。ただし、この場合は、例えば画像信号S01に画像信号T01よりも高い周波数が含まれる可能性があるので、画像信号T01では偽色領域でないと判断された領域においても、画像信号S01では偽色領域となる可能性が高くなる。
LPF301〜LPF303と、これに対応するLPF351〜LPF353の遮断周波数を一致させるか、あるいは差を設けるかは、どのような画像を生成したいのかによって適応的に変更するようにしてもよい。あるいは、被写体の柄や模様によっては、解像度を低下させることによる影響の程度が異なるため、被写体に応じてこれらのLPFの遮断周波数を適応的に変更するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、色差信号生成回路104は、遮断周波数の異なるLPF301〜304を透過させた複数の画像信号S01〜S04を生成し、これら複数の画像信号S01〜S04から階層的に色差信号S11〜S14生成する。そして、色差信号生成回路104は、同様に遮断周波数の異なるLPF351〜353を通した複数の画像信号T01〜T03を生成し、これら階層の異なる画像信号ごとに偽色領域を検出する。選択回路320は、偽色領域が画像信号T01〜T03のうちのどの解像度の画像信号から検出されたかに応じて、色差信号S11〜S14のいずれかを選択する。そのため、選択回路320は、画素あるいは領域ごとに、偽色とならない範囲で最も周波数の高い階層の画像信号から生成された色差信号を選択することが可能となる。
このようにすることで、偽色が発生する領域のみを、偽色を抑圧するために必要な分だけ色解像度を低下させ、偽色が発生しない領域では色解像度を落とす必要がなくなるため、色解像度の向上と偽色の抑圧を優れたバランスで両立させることができる。
図11は、選択回路320による色差信号の選択処理を示すフローチャートである。選択回路320は、画素あるいは領域単位でこの選択処理を行う。ここでは、選択回路320は画素単位でこの選択処理を行うものとする。
選択回路320は、ステップS1101において、着目画素に対応する画像信号T01の画素が偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか否かを判定する。選択回路320は、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1104に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S11を選択する。
選択回路320は、ステップS1101において、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1102に進む。選択回路320は、ステップS1102において、着目画素に対応する画像信号T02の画素が偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか否かを判定する。選択回路320は、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1105に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S12を選択する。
選択回路320は、ステップS1102において、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1103に進む。選択回路320は、ステップS1103において、着目画素に対応する画像信号T03の画素が偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか否かを判定する。選択回路320は、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1106に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S13を選択する。
選択回路320は、ステップS1103において、着目画素が偽色領域でないと判別されたのであればステップS1107に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S14を選択する。
そして、選択回路320は出力される画像信号のすべての画素に対して色差信号の選択処理を行い、各画素に対して選択した色差信号S11〜S14のいずれかに含まれる色差信号R−G、B−Gを出力する。そして、この出力された色差信号R−G、B−Gが色変換マトリックス回路105に入力され、信号R−Y、B−Yに変換される。
なお、本実施形態では偽色領域であるか否かの判別のために式(8)を使用したが、これに限られるものではない。例えば、ΔG1h、ΔG1v、ΔG2h、および、ΔG2vの値の大きさに着目し、下記の式(9)〜式(12)のいずれかを満たす場合に、偽色領域であると判別するようにしてもよい。また、これらの式中の閾値THを画像信号T01〜T03において互いに異なる値としてもよい。これらの値を調整することで、偽色領域であると判断する基準を変更し、色解像度の向上と偽色の抑圧のバランスを調整することができる。
また、偽色領域であるか否かの判別のために、水平方向の傾きと垂直方向の傾きに着目したが、これに限られるものではなく、斜め方向の傾きに着目してもよい。
また、偽色領域であるか否かの判別のために、補間後のG1sigからなる画像信号における傾きと、補間後のG2sigからなる画像信号における傾きを利用したが、G1sigとG2sigの値の差を利用してもよい。すなわち、G1sigとG2sigの値の差が大きければ、位相が大きくずれていると判別することができる。具体的には、上記式(8)〜式(12)のいずれも満たさずとも、式(13)に示すように、着目画素におけるG1sigとG2sigの差分の絶対値が閾値を超えている場合に、偽色領域であると判別してもよい。
ただし、輝度信号が小さい場合は、G1sigとG2sigの値がともに小さくなるため、輝度信号生成回路111にて生成された対応する画素の輝度信号に応じて、これらの閾値を変更するようにしてもよい。
あるいは、補間後のG1sigからなる画像信号における傾きと、補間後のG2sigからなる画像信号における傾きによる判別に加え、G1sigとG2sigの値の差による判別を組み合わせてもよい。
さらに、これらの判別条件を、画像信号T01〜T03間で異ならせてもよい。
さらに、着目画素だけでなく、周辺領域に位置する画素の偽色領域の判別結果を考慮して、着目画素が偽色領域であるか否かを判別するようにしてもよい。
また、本実施形態では、4階層の画像信号から色差信号を生成し、3階層の画像信号において偽色領域の判別を行ったが、階層の数はこれに限られるものでない。N+1階層の周波数の異なる画像信号から色差信号を生成し、N階層の周波数の異なる画像信号において偽色領域の判別を行うものであればよい。
また、本実施形態では、色補間回路300と色補間回路350を分離して記載しているが、特性が共通するのであれば一つの回路で兼用しても構わない。同様に、LPF301〜303とLPF351〜353についても、特性が共通するのであれば一つの回路で兼用しても構わない。
また、本実施形態では、偽色を抑圧するために、複数階層の周波数の異なる画像信号から生成された色差信号のいずれかを選択する例をあげて説明を行ったが、これに限られるものではない。上記方法と同じ方法によって、N+1階層の周波数の異なる画像信号から輝度信号を生成し、N階層の周波数の異なる画像信号に対し、同じ方法によって偽色領域の代わりにモアレ領域を検出することで、輝度信号によるモアレの抑圧を行うことも可能である。すなわち、本実施形態は、色信号による偽色だけでなく、輝度によるモアレに対しても効果を得ることが可能である。また、画素数を減らすリサイズ処理を行った画像信号を対象として本実施形態の処理を行えば、リサイズ処理によって生じるモアレや偽色の抑圧を行うことも可能である。
このように、本実施形態における画像処理装置は、まず、ベイヤー配列の撮像素子から得られた画像信号から、第1の色フィルタであるG1フィルタの画像信号と、第2の色フィルタであるG2フィルタの画像信号を抽出し、補間する。このG1フィルタとG2フィルタは、互いに同じ周期で画素が配置され、かつ、その空間的位相がずれているため、G1フィルタの補間後の画像信号とG2フィルタの補間後の画像信号は、高周波領域では図8や図10に示すように、その位相が反転する。そのため、画像処理装置は、これらのG1フィルタとG2フィルタの画像信号の傾き、および、G1フィルタとG2フィルタの画像信号の差分の少なくとも一方から、着目領域(着目画素)が高周波領域であるか否かを判別することが可能である。画像処理装置は、着目画素が高周波領域であると判断された場合には、着目画素が高周波領域であると判断されないレベルまで遮断周波数を低くした画像信号から、色差信号や輝度信号などの所定の信号を生成することで、偽色やモアレを抑圧することが可能となる。
また、画像処理装置は、これら色差信号や輝度信号などの所定の信号を生成することは後段の装置に任せ、着目画素が高周波領域であるか否かの判断結果を示すフラグを、画像信号に設定するようにしても構わない。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、選択回路320が色差信号を選択する際に、着目画素がエッジ領域であるか否かという点を判断に加えるという点で第1の実施形態と異なる。第1の実施形態では、選択回路320は、偽色判別回路360によって偽色領域であると判別されると、より低い周波数の画像信号から生成された色差信号を選択するようにしている。その結果、偽色領域であると判別された領域がエッジ領域であると、エッジ領域の色がにじむように見える可能性がある。
本実施形態における画像処理装置の構成は、第1の実施形態における画像処理装置と同様であるため、説明を省略する。本実施形態では、図1の色差信号生成回路104の構成の一部が第1の実施形態と異なる。
図12は本実施形態における色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。本実施形態における色差信号生成回路104は、図3に示す色差信号生成回路の構成に対して、LPF351〜353から出力される画像信号T01〜T03が入力されるエッジ判別回路370が追加されている。このエッジ判別回路370によるエッジ領域の判別結果は選択回路320に入力される。
エッジ判別回路370は、LPF351から出力された画像信号T01に含まれるG1の画像信号およびG2の画像信号から、式(14)を用いて全ての画素におけるGsigを求める。
そして、このGsigからなる画像信号の水平方向と垂直方向の傾きに着目し、下記の式(15)を満たすときにはその着目画素がエッジ領域であると判別し、その判別結果を選択回路320に出力する。
ここで、ΔGhは補間後のGsigからなる画像信号における水平方向の傾き、ΔGvは補間後のG2sigからなる画像信号における水平方向の傾きを示す。これらの傾きは図5(a)、垂直方向は図5(b)にそれぞれ示すような公知のデジタルフィルタで求めることができる。なお、傾きを求めるフィルタはこれに限られるものではない。また、画素単位ではなく、複数の画素からなる領域単位でエッジ領域を判別するようにすてもよい。領域単位で判別する場合には、その領域に含まれる各画素を用いて求めた画像信号の傾きのうち、式(15)を満たすものの割合が閾値以上である場合に、その領域がエッジ領域であると判別するようにしてもよい。
同様に、エッジ判別回路370は、LPF352から出力された画像信号T02、LPF353から出力された画像信号T03に対しても、エッジ領域の判別を行う。
なお、ここではエッジ領域の判別方法として、G1sigとG2sigからGsigを用いる例を説明したが、この方法に限られず、Rsig、Gsig、および、Bsigから式(7)を用いて生成した輝度信号を用いてもよい。
偽色判別回路360は、第1の実施形態と同様の処理にて偽色領域の判別を行い、その判別結果を選択回路320に出力する。
図13は、本実施形態における選択回路320による色差信号の選択処理を示すフローチャートである。選択回路320は、画素あるいは領域単位でこの選択処理を行う。ここでは、選択回路320は画素単位でこの選択処理を行うものとする。
選択回路320は、ステップS1301において、着目画素に対応する画像信号T01の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたか判定する。選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたのであれば、ステップS1304に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S11を選択する。あるいは、選択回路320は、エッジ判別回路370にてエッジ領域であると判別されたのであれば、ステップS1304に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S11を選択する。つまり、選択回路320は、着目画素が偽色領域であると判別されたとしても、エッジ領域であると判別されたならば、エッジ領域の色のにじみを抑制することを優先するために色差信号S11を選択する。
選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたならば、ステップS1302に進む。選択回路320は、ステップS1302において、着目画素に対応する画像信号T02の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたか判定する。選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたのであれば、ステップS1305に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S12を選択する。あるいは、選択回路320は、エッジ判別回路370にてエッジ領域であると判別されたのであれば、ステップS1305に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S12を選択する。つまり、選択回路320は、着目画素が偽色領域であると判別されたとしても、エッジ領域であると判別されたならば、エッジ領域の色のにじみを抑制することを優先するため色差信号S12を選択する。
選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたならば、ステップS1303に進む。選択回路320は、ステップS1303において、着目画素に対応する画像信号T03の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたか判定する。選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたのであれば、ステップS1306に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S13を選択する。あるいは、選択回路320は、エッジ判別回路370にてエッジ領域であると判別されたのであれば、ステップS1306に進み、着目画素の色差信号として、この着目画素に対応する画素の色差信号S13を選択する。つまり、選択回路320は、着目画素が偽色領域であると判別されたとしても、エッジ領域であると判別されたならば、エッジ領域の色のにじみを抑制することを優先するため色差信号S13を選択する。
反対に、選択回路320は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別され、かつ、エッジ判別回路370でエッジ領域でないと判別されたならば、ステップS1307に進み、色差信号S14を選択する。
このように、本実施形態では、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別された場合であっても、その領域がエッジ領域である場合には、エッジ領域でないと判断された場合よりも周波数の高い階層の画像信号から生成された色差信号を選択する。
このようにすることで、第1の実施形態の構成で得られた効果に加え、エッジ領域で色がにじんだように見えることを抑制することも可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、色差信号生成回路104が色差信号S11〜S14のいずれか1つを出力するのではなく、これらの色差信号S11〜S14を合成した色差信号を出力するという点で第1の実施形態と異なる。
本実施形態における画像処理装置の構成は、第1の実施形態における画像処理装置と同様であるため、説明を省略する。本実施形態では、図1の色差信号生成回路104の構成の一部が第1の実施形態と異なる。
図14は本実施形態における色差信号生成回路104の構成を示すブロック図である。本実施形態における色差信号生成回路104は、図3に示す選択回路320の代わりに合成回路380を有している。
図15は、本実施形態における合成回路380による色差信号の合成処理を示すフローチャートである。合成回路380は、画素あるいは領域単位でこの選択処理を行う。ここでは、合成回路380は画素単位でこの選択処理を行うものとする。この合成回路380は、画像信号T01〜T03のどれで偽色領域が検出されたかに応じて、色差信号S11〜S14の重み付けを変更して、これら色差信号S11〜S14を合成して出力する。
合成回路380は、ステップS1501において、着目画素に対応する画像信号T01の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか判定する。合成回路380は、偽色判別回路360にて偽色領域でないと判別されたのであれば、ステップS1504に進み、この着目画素に対応する画素の色差信号S11の重み付けを、別の色差信号の重み付けと比較して最大となるように設定する。
合成回路380は、ステップS1501において、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたならば、ステップS1502に進む。合成回路380は、ステップS1502において、着目画素に対応する画像信号T02の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか判定する。合成回路380は、偽色判別回路360にて偽色領域でないと判別されたのであれば、ステップS1505に進み、この着目画素に対応する画素の色差信号S12の重み付けを、他の色差信号の重み付けと比較して最大となるように設定する。
合成回路380は、ステップS1502において、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたならば、ステップS1503に進む。合成回路380は、ステップS1503において、着目画素に対応する画像信号T03の画素が、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたか判定する。合成回路380は、偽色判別回路360にて偽色領域でないと判別されたのであれば、ステップS1506に進み、この着目画素に対応する画素の色差信号S13の重み付けを、他の色差信号の重み付けと比較して最大となるように設定する。
反対に、合成回路380は、偽色判別回路360にて偽色領域であると判別されたのであれば、ステップS1507に進み、この着目画素に対応する画素の色差信号S14の重み付けを、他の色差信号の重み付けと比較して最大となるように設定する。
合成回路380は、ステップS1504〜S1507で設定された重み付けにしたがって、色差信号S11〜S14を下記のいずれかの式にしたがって合成する。
合成回路380は、色差信号S11の重み付けが最大に設定されている場合は式(16)を選択する。同様に、合成回路380は、色差信号S12、S13、S14の重み付けが最大に設定されている場合は、それぞれ式(17)、式(18)、式(19)を選択する。そして、合成回路380は、この合成処理にて得られた色差信号R−G、B−Gを色変換マトリックス回路105へ出力する。
なお、第2の実施形態と同様に、着目画素がエッジ領域であるか否かを考慮してもよい。つまり、着目画素が偽色領域と判別された場合であっても、着目画素がエッジ領域であると判別されたのであれば、エッジ領域と判別された画像信号の中で最も遮断周波数の高い画像信号から生成された色差信号の重み付けを最大とすればよい。
なお、合成回路380は、画像信号T01〜T03から検出された偽色度に応じて、色差信号S11〜S14の重み付けを変更するようにしてもよい。偽色度は、補間後のG1sigおよび補間後のG2sigから求めたΔG1h、ΔG1v、ΔG2h、ΔG2v、および、G1sigとG2sigの値の差分から求められる。すなわち、合成回路380は、補間後のG1sigおよび補間後のG2sigの位相のずれが180度に近いと推定されるほど、値が大きくなるように偽色度を設定する。そして、合成回路380は、画像信号T01〜T03の偽色度に応じて、色差信号S11〜S14の重み付けを設定することも可能である。
(他の実施形態)
本発明の目的は次のような方法によっても達成される。即ち、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
更に、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリーに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
101 撮像部
102 A/D変換器
103 ホワイトバランス(WB)回路
104 色差信号作成回路
105 色変換マトリックス回路
106 色抑圧回路
107 色ガンマ回路
108 クロマニー回路
110 相関度検出器
111 輝度信号生成回路
112 輝度ガンマ回路
300、350 色補間回路
301、302、303、304、351、352、353 ローパスフィルタ(LPF)
311、312、313、314 色差信号算出回路
320 選択回路
360 偽色判別回路
370 エッジ判別回路
380 合成回路

Claims (19)

  1. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、
    記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、
    前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出手段と、
    記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、
    記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、
    前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出手段と、
    記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別手段と、
    前記複数の画像信号における前記判別手段による判別の結果に応じて、いずれかの画像信号を選択する、もしくは、いずれかの画像信号の重み付けを他の画像信号の重み付けよりも大きくして前記複数の画像信号を合成することによって、前記着目領域の画像信号として出力する処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記画像信号は、複数の色フィルタが所定の配列で配置され、かつ、それぞれの色フィルタに対応した画素が設けられた撮像素子から得られたものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記判別手段は、前記着目領域における、前記複数の色フィルタのうちの第1の色フィルタに対応する画像信号の傾きと第2の色フィルタに対応する画像信号の傾き、および、前記第1の色フィルタに対応する画像信号と前記第2の色フィルタの画像信号の差分、の少なくともいずれかに基づいて、前記着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記判別手段は、前記着目領域における、前記複数の色フィルタのうちの前記第1の色フィルタに対応する画像信号の傾きの符号と前記第2の色フィルタに対応する画像信号の傾きの符号が逆である場合に、前記着目領域が、偽色が発生する領域であると判別することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記判別手段は、前記着目領域における、前記複数の色フィルタのうちの前記第1の色フィルタに対応する画像信号と前記第2の色フィルタに対応する画像信号の差分の絶対値が閾値を超えている場合に、前記着目領域が、偽色が発生する領域であると判別することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像信号を生成した撮像素子は赤、青、および、緑の色フィルタをベイヤー配列で配置したものであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像信号を生成した撮像素子は赤、青、および、緑の色フィルタをベイヤー配列で配置したものであって、
    前記第1の色フィルタは、前記赤の色フィルタの水平方向に配置され、かつ、前記青の色フィルタの垂直方向に配置された第1の緑の色フィルタであり前記第2の色フィルタは、前記赤の色フィルタの垂直方向に配置され、かつ、前記青の色フィルタの水平方向に配置された第2の緑の色フィルタであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記出力手段は、色差信号からなる複数の画像信号を出力することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  13. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力工程と、
    前記出力工程において出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別工程と、
    前記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力工程と、
    前記出力工程において出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別工程と、
    前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出工程と、
    前記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号を、前記着目領域の画像信号として出力する処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力工程と、
    前記出力工程において出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別工程と、
    前記着目領域が偽色が発生する領域であると判別されなかった画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力工程と、
    前記出力工程において出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別工程と、
    前記複数の画像信号の着目領域がエッジ領域であるか否かを判別する検出工程と、
    前記着目領域がエッジ領域であると判別された画像信号、および、前記着目領域が偽色が発生する領域でないと判別された画像信号の少なくともいずれかにあたる画像信号のうち、最も高い周波数成分を含む画像信号の重み付けを前記複数の画像信号のうちの別の画像信号よりも大きくして、前記着目領域における前記複数の画像信号を合成する処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  17. 入力された画像信号から、それぞれの画像信号に含まれる周波数成分の少なくとも一部が異なるように、複数の画像信号を出力する出力工程と、
    前記出力工程において出力された前記複数の画像信号の着目領域が、偽色が発生する領域であるか否かを判別する判別工程と、
    前記複数の画像信号における前記判別工程における判別の結果に応じて、いずれかの画像信号を選択する、もしくは、いずれかの画像信号の重み付けを他の画像信号の重み付けよりも大きくして前記複数の画像信号を合成することによって、前記着目領域の画像信号として出力する処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 請求項13乃至17のいずれかに記載の画像処理方法を画像処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 請求項18記載のプログラムが格納されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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