JP5765272B2 - トーイングヒッチメンバ及び車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ボート積載車やキャンピングカー等の被牽引車を車両に連結するためのトーイングヒッチメンバ及び車体構造に関する。
ボート積載車やキャンピングカー等の被牽引車を連結して牽引するため、車両後部にトーイングヒッチメンバが設けられた車両がある。例えば、特許文献1に記載のトーイングヒッチメンバでは、車両幅方向に沿ってフレーム部(ヒッチクロスメンバ)が設けられ、当該フレーム部の長手方向の両端部には、車両前後方向に沿って延在されたサイドプレート(ヒッチサイドメンバ)が設けられている。
このサイドプレートの長手方向の略中央部には車両幅方向内側へ向かって屈曲する屈曲部が設けられており、サイドプレートの車両前部側における車両幅方向の長さは、サイドプレートの車両後部側よりも短くなっている。そして、サイドプレートの車両前部側には、リヤサイドメンバの側面に取り付けられる板状の取付部材が取り付けられ、当該取付部材を介して、トーイングヒッチメンバがリヤサイドメンバに固定されるようになっている。
特開2008−143461号公報
しかしながら、この先行技術では、牽引方向(車両前後方向)沿って加減速荷重が入力されると、フレーム部の車両前後方向で変位し、これにより当該フレーム部の車両幅方向で変位する。これによって、サイドプレートが横ぶれを起こす(車両幅方向で変位する)可能性がある。このため、取付部材の板厚を厚くしたり、トーイングヒッチメンバをリヤサイドメンバに固定させるためのボルトの数を多くしたりする必要が生じ、コストアップになってしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、ヒッチサイドメンバの横ぶれの抑制を安価に実現させることができるトーイングヒッチメンバ及び車体構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、車両後部において車両幅方向に沿って配置され、長手方向の両端部に一体に形成されて車両前方側へ向かって膨出する膨出部がそれぞれ形成されたクロスメンバと、左右の前記膨出部の車両幅方向外側にそれぞれ固定され、車両側面視で少なくとも一部が当該膨出部と重なるように車両前後方向に沿って設けられた第1プレートと、前記第1プレートの車両幅方向外側に配置されると共に、車両前後方向に沿って延在され、当該第1プレートに対して直接的又は間接的に固定された左右一対のサイドメンバと、を有している。
請求項1に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバでは、車両幅方向に沿って配置されたクロスメンバの長手方向(車両幅方向)の両端部には、車両前方側へ向かって膨出する膨出部が当該クロスメンバと一体にそれぞれ形成されている。これにより、牽引時において車両前後方向に沿って加減速荷重が入力され、クロスメンバを介してサイドメンバへ荷重が伝達される際に、膨出部において車両前後方向に荷重が分散される。
そして、左右の膨出部の車両幅方向外側には、車両側面視で少なくとも一部が当該膨出部と重なるように車両前後方向に沿って第1プレートがそれぞれ固定されている。これにより、膨出部の外縁部を強化し、クロスメンバの長手方向の両端部において、当該クロスメンバの剛性及び強度を向上させることができる。
また、第1プレートの車両幅方向外側には、左右一対のサイドメンバが車両前後方向に沿って配置され、第1プレートに対して直接的又は間接的に固定されている。つまり、本発明では、クロスメンバとサイドメンバとの固定部において、クロスメンバ側に当該クロスメンバと一体に形成された膨出部が設けられると共に第1プレートが設けられている。これにより、クロスメンバの剛性及び強度を強化することができ、これに伴ってサイドメンバの横ぶれを抑制する(車両幅方向の変位を低減する)ことができる。また、クロスメンバに膨出部を一体形成させることで、別途補強部材をクロスメンバに取り付ける場合と比較して安価に対応することができる。
請求項2に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、請求項1に記載のトーイングヒッチメンバにおいて、前記第1プレートと前記サイドメンバとの間には第2プレートが介在されており、当該第1プレート及びサイドメンバは各々第2プレートに固定されている。
請求項2に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバでは、第1プレートとサイドメンバとの間には第2プレートが介在されている。つまり、サイドメンバは第1プレートに対して間接的にクロスメンバに取り付けられることになる。このように、第1プレートに固定される第2プレートをサイドメンバに固定することで、当該サイドメンバの剛性及び強度を向上させることができる。
請求項3に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、請求項1又は2に記載のトーイングヒッチメンバにおいて、前記サイドメンバに設けられ前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定される第1固定部と前記膨出部とが車両側面視で重なっている。
第1プレートとサイドメンバとが固定される第1固定部及びクロスメンバに形成された膨出部は、クロスメンバ及びサイドメンバにおける他の部分よりも強度が高くなっている。このため、請求項3に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバでは、当該第1固定部と膨出部とが車両側面視で重なるように設定されることで、クロスメンバ及びサイドメンバにおいて、強度が高い箇所で荷重伝達が行われる。これにより、サイドメンバの横ぶれを効果的に抑制することができる、
請求項4に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、請求項1又は2に記載のトーイングヒッチメンバにおいて、前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定されると共に前記サイドメンバに固定された状態で車体側に固定されるブラケットが設けられている。
請求項4に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバでは、第1プレートに固定されるブラケットが設けられており、当該ブラケットがサイドメンバに固定されている。第1プレートにはサイドメンバが固定されるようになっているが、このサイドメンバ及び第1プレートにブラケットが固定されるようにすることで、クロスメンバとサイドメンバとの固定部において、剛性及び強度をさらに強化することができる。
請求項5に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、請求項4に記載のトーイングヒッチメンバにおいて、前記ブラケットに設けられ前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定される第2固定部と前記膨出部とが車両側面視で重なっている。
第1プレートとブラケットが固定される第2固定部及びクロスメンバに形成された膨出部は、サイドメンバ又はクロスメンバにおける他の部分よりも強度が高くなっている。このため、請求項5に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバでは、当該第2固定部と膨出部とが車両側面視で重なるように設定されることで、クロスメンバ及びサイドメンバにおいて、強度が高い箇所で荷重伝達が行われる。これにより、サイドメンバの横ぶれを効果的に抑制することができる、
請求項6に記載の本発明に係る車体構造は、車両後部に設けられたバンパリインフォースメントの車両後部に請求項1〜3の何れか1項に記載のトーイングヒッチメンバが取り付けられている。
請求項6に記載の本発明に係る車体構造では、バンパリインフォースメントの車両後部にトーイングヒッチメンバが取り付けられるため、当該トーイングヒッチメンバを車両後部に取り付ける際にバンパリインフォースメントを取り外す必要がない。
請求項7に記載の本発明に係る車体構造は、車両後部に設けられたバンパリインフォースメントに代えて請求項4又は5に記載のトーイングヒッチメンバが取り付けられている。
請求項7に記載の本発明に係る車体構造では、バンパリインフォースメントに代えてトーイングヒッチメンバが取り付けられるため、車両質量の増加を抑えることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、サイドメンバの横ぶれの抑制を安価に実現させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、サイドメンバの剛性及び強度を向上させ、クロスメンバとサイドメンバとの固定部における剛性及び強度を強化することができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、クロスメンバ及びサイドメンバにおいて、強度が高い箇所で荷重伝達が行われるため、サイドメンバの横ぶれを効果的に抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、クロスメンバとサイドメンバとの固定部における剛性及び強度を強化することができる、という優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係るトーイングヒッチメンバは、クロスメンバ及びサイドメンバにおいて、強度が高い箇所で直線的に荷重伝達が行われるため、サイドメンバの横ぶれをさらに抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項6に記載の本発明に係る車体構造では、トーイングヒッチメンバを車両後部に簡単に取り付けることができる、という優れた効果を有する。
請求項7に記載の本発明に係る車体構造では、トーイングヒッチメンバを車両後部に取り付けたにも拘わらず、車両質量の増加を抑えることができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係るトーイングヒッチメンバが取り付けられた車両を下方から見た斜視図である。 第1実施形態に係るトーイングヒッチメンバを示す斜視図である。 第1実施形態に係るトーイングヒッチメンバを示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係るトーイングヒッチメンバが取り付けられる前の状態を示す図1に対応する斜視図である。 第2実施形態に係るトーイングヒッチメンバが取り付けられた車両を下方から見た斜視図である。 第2実施形態に係るトーイングヒッチメンバを示す斜視図である。 第2実施形態に係るトーイングヒッチメンバを示す分解斜視図である。 バンパリインフォースメント及びクラッシュボックスが取り外される前の状態を示す図5に対応する斜視図である。 バンパリインフォースメント及びクラッシュボックスが取り外された状態を示す図5に対応する斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、図中に適宜記す矢印FRは車両前後方向の前方向を示し、矢印UPは車両上下方向の上方向を示す。また、矢印RHは車幅方向の右側を示している。
<第1実施形態>
(トーイングヒッチメンバの構成)
図1には、本実施形態に係るトーイングヒッチメンバ20が取り付けられた車両10の後部側を車両下方側から見た斜視図が示されており、図4には、当該トーイングヒッチメンバ20が取り付けられる前の状態が示されている。
図4に示されるように、車両10の後部側の車両幅方向の両側には、車両前後方向に沿ってリアフロアサイドメンバ12がそれぞれ延在されている。このリアフロアサイドメンバ12の車両後方側には、連結部14を介して角筒状のクラッシュボックス16が車両前後方向に沿って配設されている。そして、このクラッシュボックス16の車両後端部には、当該クラッシュボックス16を架け渡すようにして、車両幅方向に沿ってリアバンパリインフォースメント18が固定されている。
図1に示されるように、このリアバンパリインフォースメント18の車両後方側にトーイングヒッチメンバ20が取り付けられるようになっている。そして、当該トーイングヒッチメンバ20の車両後方側には、図示しないリアバンパカバーが取り付けられる。
ここで、トーイングヒッチメンバ20は、車両幅方向に沿って配置されるクロスメンバとしてのヒッチクロスメンバ22を備えている。ヒッチクロスメンバ22はリアバンパカバーと対向して配設されるため、リアバンパカバーの形状に沿って車両幅方向において直線状又は曲線状に形成されている。
また、図2にはトーイングヒッチメンバ20を下方側から見た斜視図が示されており、図3には、当該トーイングヒッチメンバ20を下方側から見た分解斜視図が示されている。図2及び図3に示されるヒッチクロスメンバ22は中空状の棒状部材であり、長手方向(車両幅方向)の両端側には、当該長手方向の両端部へ向かうにつれて車両前方側へ膨出する膨出部22Aが形成されている。この膨出部22Aは、例えば、ヒッチクロスメンバ22の長手方向の両端側をプレス加工などにより塑性変形させ、車両前後方向に沿って幅広となるように形成されている。
また、ヒッチクロスメンバ22の長手方向の略中央部には、当該ヒッチクロスメンバ22において、車両前方側に位置する前壁22B及び車両後方側に位置する後壁22Cの下部を挟持するようにして、ヒッチクロスメンバ22の下部には取付台座24が固定されている。この取付台座24には車両後方側へ向かって突出する支持部26が設けられており、当該支持部26の先端部には、車両左側面視で略L字状に屈曲されたフック部28が形成されている。
このフック部28にヒッチボール30が設けられている。ヒッチボール30には図示しないキャンピングカーやボート積載車等の被牽引車の先端部に設けられた連結部が連結可能とされている。この連結部がヒッチボール30に連結された状態で、当該連結部は車両10の上下方向(各図の矢印UP方向及びその反対方向)を軸方向とする軸周りを回動可能に支持される。
一方、ヒッチクロスメンバ22の長手方向の両端部には、車両右側面視で略L字状を成す第1プレートとしてのプレート32が設けられている。このプレート32は、車両上下方向に沿って配置された固定部32Aと、この固定部32Aの下部から車両前後方向に沿って配置された固定部32Bと、を含んで構成されている。
固定部32Aの上部には、取付孔34が複数形成されている。また、固定部32Aはヒッチクロスメンバ22の下壁22Dからはみ出す大きさとなるように設定されている。つまり、固定部32Aは、ヒッチクロスメンバ22の膨出部22Aよりも広い面積となるように形成されている。
そして、プレート32の固定部32A側が当該膨出部22Aと重なるようにして、当該膨出部22Aの形状に沿って膨出部22Aの外縁部がプレート32に溶接固定されている。また、プレート32の固定部32Bには、その先端側には取付孔36が形成されている。
一方、ヒッチクロスメンバ22の車両幅方向外側には、サイドメンバとしてのヒッチサイドメンバ38が車両前後方向に沿って延在されている。このヒッチサイドメンバ38の車両幅方向に沿った断面形状は略逆L字状を成している。そして、ヒッチサイドメンバ38は、車両幅方向内側に配置され車両上下方向に沿って形成された縦壁40と、当該縦壁40の上端部から車両幅方向外側へ向かって張り出す横壁42と、を含んで構成されている。
ヒッチサイドメンバ38において、車両後方側に位置するヒッチサイドメンバ38の一端側には、縦壁40の端部から車両後方側へ向かって延出する取付片44が設けられており、この取付片44には取付孔44A、44Bが形成されている。また、ヒッチサイドメンバ38の一端側には、横壁42の端部から車両後方側へ向かって延出する溶接片46が設けられている。この溶接片46の根元部には、取付片44側から切り欠かれた矩形状の切欠き部48が形成されており、溶接片46の幅寸法が狭くなっている。
横壁42には複数の取付孔42Aが形成されている。また、横壁42の溶接片46側には、車両幅方向外側に位置する側端面から車両上方へ向かって立設する矩形状の固定片50が形成されており、固定片50の中央部には取付孔50Aが形成されている。
一方、図4に示されるように、車両10側において、車両前後方向に沿って延在されたリアフロアサイドメンバ12には、図3に示すヒッチサイドメンバ38の横壁42に形成された取付孔42A及び固定片50に形成された取付孔50Aに対応する取付孔12A、12Bがそれぞれ形成されている。そして、図1に示されるように、ボルト51を介して、ヒッチサイドメンバ38がリアフロアサイドメンバ12に締結固定される。
また、図3に示されるように、縦壁40の車両幅方向内側には、プレート52が取付可能とされている。このプレート52は、プレート32に対して略相似形状を成しており、車両上下方向に沿って配置された固定部52Aと、この固定部52Aの下部から車両前後方向に沿って配置された固定部52Bと、を含んで構成されている。
そして、プレート52の固定部52Bは、プレート32の固定部32Bよりも若干大きくなるように設定されており、固定部52Aの上部には、プレート32の固定部32Aに形成された取付孔34と対応する取付孔54が複数形成されている。また、固定部52Bには、プレート32の固定部32Bに形成された取付孔36と対応する取付孔56が形成されている。
ここで、固定部52Bには、ヒッチサイドメンバ38の縦壁40から延出する取付片44が当接可能とされており、取付片44に形成された取付孔44A、44Bと対応する取付孔56、58がそれぞれ形成されている。そして、ヒッチサイドメンバ38の取付孔44A及びプレート52の取付孔56には、ボルト60(図2参照)が挿通可能とされ、取付孔44B及びプレート52の取付孔58には、ボルト62(図2参照)が挿通可能とされる。これらのボルト60、62がナット59、61(図2参照)にそれぞれ螺合されて、プレート52がヒッチサイドメンバ38に締結固定される。
また、プレート52がヒッチサイドメンバ38に固定された状態では、ヒッチサイドメンバ38の溶接片46において、車両幅方向内側に位置する側端面46Aがプレート52に当接可能となるように設定されている。そして、溶接片46がプレート52に当接した状態で、溶接片46の側端面46A(以下、「溶接部46A」という)がプレート52に溶接固定される。
また、プレート52の取付孔54及びプレート32の取付孔34には、ボルト63(図2参照)が挿通可能とされ、例えば、当該ボルト63がプレート32に設けられた図示しないウェルドナットに螺合される。これにより、プレート32及びプレート52を介して、ヒッチサイドメンバ38がヒッチクロスメンバ22に締結固定される。そして、ヒッチサイドメンバ38がヒッチクロスメンバ22に固定された状態で、溶接部46Aと膨出部22Aとが、車両側面視で重なるように設定しても良い。
(本実施の形態の作用、効果)
次に、本実施の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、トーイングヒッチメンバ20が装着された車両10で、図示しない被牽引車を連結して牽引する際には、当該被牽引車の前端部の車幅方向略中央に設けられた連結部がヒッチボール30に嵌め込まれる。この状態で、車両10が走行すると、被牽引車が車両10に牽引され車両10と共に走行する。
ここで、本実施形態では、リアバンパリインフォースメント18の車両後方側にトーイングヒッチメンバ20が取り付けられるようになっている。つまり、トーイングヒッチメンバ20を車両後部に取り付ける際にリアバンパリインフォースメント18を取り外す必要がなく、トーイングヒッチメンバ20を車両後部に簡単に取り付けることができる。
ところで、一般的に、被牽引車を牽引する際、車両前後方向に沿って加減速荷重が入力されると、ヒッチクロスメンバ22が車両前後方向で変位し、当該ヒッチクロスメンバ22の車両幅方向で変位する。これにより、ヒッチサイドメンバ38が横ぶれを起こす可能性がある。
このため、本実施形態では、ヒッチクロスメンバ22の長手方向の両端側には、当該長手方向の両端部へ向かうにつれて車両前方側へ膨出する膨出部22Aが形成されている。これにより、牽引時において車両前後方向に沿って加減速荷重が入力され、ヒッチクロスメンバ22を介してヒッチサイドメンバ38へ荷重が伝達される際に、膨出部22Aにおける車両前後方向に荷重が分散される。
また、膨出部22Aの車両幅方向外側には、車両側面視で少なくともプレート32の一部が当該膨出部22Aと重なるようにして、当該膨出部22Aの形状に沿って膨出部22Aの外縁部がプレート32に溶接固定されている。これにより、膨出部22Aの外縁部を強化し、ヒッチクロスメンバ22の長手方向の両端部において、当該ヒッチクロスメンバ22の剛性及び強度を向上させることができる。
そして、プレート32の車両幅方向外側には、第2プレートとしてのプレート52が固定されたヒッチサイドメンバ38が車両前後方向に沿って配置されており、プレート52及びプレート32を介して、ヒッチサイドメンバ38がヒッチクロスメンバ22に固定されている。
つまり、本実施形態では、ヒッチクロスメンバ22とヒッチサイドメンバ38との第1固定部としての固定部35において、ヒッチクロスメンバ22側に膨出部22Aが設けられると共にプレート32が設けられている。また、ヒッチサイドメンバ38側にはプレート52が固定されている。そして、このプレート52をプレート32に固定することで、ヒッチクロスメンバ22にヒッチサイドメンバ38が取り付けられる。
これにより、ヒッチクロスメンバ22とヒッチサイドメンバ38との固定部35において、剛性及び強度をさらに強化することができ、これに伴ってヒッチサイドメンバ38の横ぶれを抑制することができる。つまり、トーイングヒッチメンバ20において、被牽引車の牽引に必要な強度を充分に確保することができる。また、ヒッチクロスメンバ22に膨出部22Aを形成させることで、別途補強部材をヒッチクロスメンバ22に取り付ける場合と比較して安価に対応することができる。
また、本実施形態では、プレート52がヒッチサイドメンバ38に固定された状態で、ヒッチサイドメンバ38の溶接片46の溶接部46Aがプレート52に溶接固定されているが、この溶接部46Aと膨出部22Aとが、車両側面視で重なるように設定しても良い。
溶接部46A及び膨出部22Aはヒッチサイドメンバ38又はヒッチクロスメンバ22における他の部分よりも強度が高くなっている。このため、この溶接部46Aと膨出部22Aとが、車両側面視で重なるように設定されることで、ヒッチサイドメンバ38及びヒッチクロスメンバ22において、強度が高い箇所で直線的に荷重伝達が行われることになる。したがって、ヒッチサイドメンバ38の横ぶれを効果的に抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るトーイングヒッチメンバの構成について説明する。なお、第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は省略する。
図1及び図4に示されるように、第1実施形態では、リアバンパリインフォースメント18の車両後方側にトーイングヒッチメンバ20がそのまま取り付けられるようになっている。しかし、本実施形態では、図8及び図9に示されるように、車両11の後部に車両幅方向に沿って配設されたリアバンパリインフォースメント64及びクラッシュボックス66は取り外される。そして、これらに代えて図5に示されるように、トーイングヒッチメンバ68が取り付け可能とされる。これにより、トーイングヒッチメンバ68を車両後部に取り付けたにも拘わらず、車両質量の増加を抑えることができる。
また、第1実施形態では、リアバンパリインフォースメント18の車両後方側にトーイングヒッチメンバ20が取り付けられるため、トーイングヒッチメンバ20は、リアバンパリインフォースメント18との干渉を避ける必要が生じる。しかし、第2実施形態では、リアバンパリインフォースメント64を取り外すため、そのような問題は生じない。
ここで、リアバンパリインフォースメントを取り外すか否かは、一般的に車種によって異なるため、リアバンパリインフォースメントとリアフロアサイドメンバの車両上下方向の位置によってトーイングヒッチメンバの形状も変わる。
例えば、図6及び図7に示されるように、トーイングヒッチメンバ68には、クロスメンバとしてのヒッチクロスメンバ70、第1プレートとしてのプレート72、サイドメンバとしてのヒッチサイドメンバ74、第2プレートとしてのプレート76に加えて、平面視で略L字状を成すブラケット78が備えられている。
図9に示されるように、車両11側にはクラッシュボックス66(図8参照)を取り付けるための取付壁80が設けられている。このため、図5に示されるように、この取付壁80にブラケット78が取付可能となるように当該ブラケット78は形成されている。
例えば、図5〜図7に示されるように、ブラケット78の一方側の壁は結合壁78Aとされ、当該結合壁78Aは取付壁80に結合(ボルト締結)される。また、他方の壁は結合壁78Bとされ、第2固定部79として当該結合壁78Bはプレート76に結合(溶接結合)される。
さらに、結合壁78Aと結合壁78Bの上端部同士又は下端部同士を繋ぐようにして、上壁部78C及び下壁部78Dが設けられており、ブラケット78が補強されている。そして、ブラケット78の下壁部78Dは、ヒッチサイドメンバ74の横壁74Aに溶接固定される。なお、これらの部材は互いに固定されれば良いため、固定方法については、特にこれに規定されるものではない。
そして、本実施形態では、ヒッチクロスメンバ70の長手方向の両端側に設けられた膨出部70Aとブラケット78の結合壁78B(第2固定部79)とが、車両側面視で重なるように設定されている。膨出部70Aと第2固定部79はヒッチサイドメンバ74又はヒッチクロスメンバ70における他の部分よりも強度が高くなっている。
このため、ヒッチクロスメンバ70の膨出部70Aとブラケット78の結合壁78Bとが、車両側面視で重なるように設定されることで、ヒッチサイドメンバ74及びヒッチクロスメンバ70において、強度が高い箇所で直線的に荷重伝達が行われることになる。したがって、ヒッチサイドメンバ74の横ぶれを効果的に抑制することができる。
(実施形態の補足)
図3に示されるように、ヒッチクロスメンバ22とヒッチサイドメンバ38との固定部35において、ヒッチクロスメンバ22にはプレート32が固定され、ヒッチサイドメンバ38にはプレート52が固定されているが、プレート52は必ずしも必要ではなく、プレート32に直接ヒッチサイドメンバ38を固定するようにしても追い。
また、ヒッチサイドメンバ38の溶接部46Aとヒッチクロスメンバ22の膨出部22Aとが、車両側面視で重なるように設定した方が好ましいが、車種によっては、溶接部46Aと膨出部22Aとが、車両側面視で重ならない場合もある。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 車両
11 車両
18 リアバンパリインフォースメント(バンパリインフォースメント)
20 トーイングヒッチメンバ
22 ヒッチクロスメンバ(クロスメンバ)
22A 膨出部
32 プレート(第1プレート)
35 固定部(第1固定部)
38 ヒッチサイドメンバ(サイドメンバ)
52 プレート(第2プレート)
64 リアバンパリインフォースメント(バンパリインフォースメント)
68 トーイングヒッチメンバ
70 ヒッチクロスメンバ(クロスメンバ)
70A 膨出部
72 プレート(第1プレート)
74 ヒッチサイドメンバ(サイドメンバ)
74A 横壁
76 プレート(第2プレート)
78 ブラケット
79 第2固定部

Claims (7)

  1. 車両後部において車両幅方向に沿って配置され、長手方向の両端部に一体に形成されて車両前方側へ向かって膨出する膨出部がそれぞれ形成されたクロスメンバと、
    左右の前記膨出部の車両幅方向外側にそれぞれ固定され、車両側面視で少なくとも一部が当該膨出部と重なるように車両前後方向に沿って設けられた第1プレートと、
    前記第1プレートの車両幅方向外側に配置されると共に、車両前後方向に沿って延在され、当該第1プレートに対して直接的又は間接的に固定された左右一対のサイドメンバと、
    を有するトーイングヒッチメンバ。
  2. 前記第1プレートと前記サイドメンバとの間には第2プレートが介在されており、当該第1プレート及びサイドメンバは各々第2プレートに固定されている請求項1に記載のトーイングヒッチメンバ。
  3. 前記サイドメンバに設けられ前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定される第1固定部と前記膨出部とが車両側面視で重なっている請求項1又は2に記載のトーイングヒッチメンバ。
  4. 前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定されると共に前記サイドメンバに固定された状態で車体側に固定されるブラケットが設けられている請求項1又は2に記載のトーイングヒッチメンバ。
  5. 前記ブラケットに設けられ前記第1プレートに対して直接的又は間接的に固定される第2固定部と前記膨出部とが車両側面視で重なっている請求項4に記載のトーイングヒッチメンバ。
  6. 車両後部に設けられたバンパリインフォースメントの車両後部に請求項1〜3の何れか1項に記載のトーイングヒッチメンバが取り付けられている車体構造。
  7. 車両後部に設けられたバンパリインフォースメントに代えて請求項4又は5に記載のトーイングヒッチメンバが取り付けられている車体構造。
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