JP5763328B2 - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排気ガス浄化装置に係り、特にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)のPM再生における異常を検出可能な排気ガス浄化装置に関する。
内燃機関の排気系統には排気ガスを浄化するために排気ガス浄化装置が設けられているが、排気ガス浄化装置に関する様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質(パティキュレートマター:PM)を捕集するDPFにおいて、捕集されて堆積したPMを燃焼消失させてDPFを再生する装置が記載されている。
また、特許文献2には、排気ガス中の有害成分を除去する排気浄化触媒と内燃機関の始動時に排気浄化触媒を加熱する電気ヒータとを備えた触媒コンバータの異常検出装置が記載されている。排気浄化触媒は、排気浄化能力を発揮するためにはその温度が活性温度以上の温度に高められる必要があるため、内燃機関の始動後直ちに活性温度に到達するように電気ヒータで加熱される。特許文献2における触媒コンバータの異常検出装置では、2系統からなる内燃機関の排気経路のそれぞれに設けられた触媒コンバータの排気浄化触媒を加熱した際、加熱中での排気浄化触媒同士の温度差が所定値以上となった場合に触媒コンバータに異常が発生したと判断している。
特開2005−226531号公報 特開平7−71235号公報
特許文献1のDPFを再生する装置に対して異常の発生の有無を判定する場合、特許文献2のように2つの装置におけるパラメータの差とパラメータの差の閾値とを比較することによって判定する方が、1つの装置に対して1つのパラメータとその閾値と比較することによって判定するより、異常の検出精度が向上する。しかしながら、1つのパラメータを使用した異常の判定では、実際には異常でない場合も異常と判定される範疇に含まれることがあるため、異常の検出精度がなお低いという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、DPFのPM再生における異常の検出精度を向上する排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る排気ガス浄化装置は、同じ気筒数を有する複数の気筒群が排気ガスの流量が同等となる異なる排気通路にそれぞれ接続され、且つ複数の気筒群へ供給される空気の流量が同等となる吸気通路に接続されてなる内燃機関の排気ガス浄化装置において、排気通路にそれぞれ設けられ、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する複数の粒子状物質捕集手段と、各粒子状物質捕集手段を再生させるために各粒子状物質捕集手段の上流に燃料を供給する複数の燃料供給手段と、各粒子状物質捕集手段の温度を検出する複数の温度検出手段と、粒子状物質捕集手段のいずれかへの粒子状物質の堆積量が再生開始閾値に達したことが検出された場合に、各粒子状物質捕集手段に燃料を供給して、各粒子状物質捕集手段に堆積した粒子状物質を燃焼させることにより、各粒子状物質捕集手段を再生する再生時に、各温度検出手段が検出する温度が所定の目標温度となるように各燃料供給手段の燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段と、各粒子状物質捕集手段の同時の再生開始から各粒子状物質捕集手段の粒子状物質の堆積量が再生完了閾値に達した再生完了までの再生時間をそれぞれ測定する再生時間測定手段と、再生時間測定手段によって測定された粒子状物質捕集手段の一つの再生時間を第一の再生時間とし、再生時間測定手段によって測定された粒子状物質捕集手段の他の一つの再生時間を第二の再生時間とし、第一の再生時間と第二の再生時間とを比較した再生時間の比較値を検出する再生時間比較手段と、各粒子状物質捕集手段が目標温度である場合に各燃料供給手段が供給する目標燃料供給量に対して燃料供給量調節手段により増減された燃料供給量の補正量において、粒子状物質捕集手段の一つの粒子状物質の堆積量または粒子状物質捕集手段の他の一つの粒子状物質の堆積量が所定量となった時点で、粒子状物質捕集手段の一つに対応する燃料供給手段の第一の燃料補正量の換算値と粒子状物質捕集手段の他の一つに対応する燃料供給手段の第二の燃料補正量の換算値とを比較した燃料補正量の比較値を検出する燃料補正量比較手段と、再生時間の比較値と燃料補正量の比較値とを用いて粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定する異常判定手段とを備え、第一の燃料補正量の換算値及び第二の燃料補正量の換算値はそれぞれ、第一の再生時間及び第二の再生時間に対し相関し且つ相反する動きをするように変化する関係を有する
上記排気ガス浄化装置は、二つの粒子状物質捕集手段と、二つの粒子状物質捕集手段のそれぞれに対応して設けられる二つの燃料供給手段とを備え、燃料補正量比較手段は、一方の燃料供給手段の燃料補正量を第一の燃料補正量とし、他方の燃料供給手段の燃料補正量を第二の燃料補正量とし、再生時間比較手段は、一方の燃料供給手段に対応する粒子状物質捕集手段の再生時間を第一の再生時間とし、他方の燃料供給手段に対応する粒子状物質捕集手段の再生時間を第二の再生時間とし、異常判定手段は、再生時間の比較値と燃料補正量の比較値とを同時に用いて粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定してもよい。
異常判定手段は、再生時間同士の差を再生時間の比較値とし、燃料補正量同士の差を燃料補正量の比較値とし、両比較値を変数とするマップを有し、マップは正常領域と異常領域とが予め設定され、異常判定手段は、異常領域に両比較値を検出した場合に粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定し、異常領域は、再生時間の比較値と燃料補正量の比較値の少なくとも一方を個々に用いて異常判定をする場合に設定される異常領域よりも広い領域を有してもよい。
燃料補正量は、目標燃料供給量に対する燃料供給量調節手段により調節された燃料供給量の割合を示す燃料補正係数であってもよい。
この発明に係る排気ガス浄化装置によれば、2つのパラメータを使用して異常の有無を判定することによってDPFのPM再生における異常の検出精度を向上させることが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置及びその周辺の構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る排気ガス浄化装置においてPM再生の異常判定に用いるPM再生異常判定マップを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置及びその周辺の構成を示す模式図である。 実施の形態2に係る排気ガス浄化装置においてPM再生の異常判定に用いるPM再生異常判定マップを示す図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101及びその周辺の構成を説明する。なお、以下の実施形態において、ディーゼルエンジンを搭載する車両に排気ガス浄化装置101を使用した場合の例について説明する。
図1を参照すると、ディーゼルエンジン本体1は、いわゆるV型エンジン構造を有しており、2つに分けられた第一気筒群1a及び第二気筒群1bを有している。第一気筒群1a及び第二気筒群1bはそれぞれ、複数の気筒1aa及び1baを同じ数だけ含んでおり、気筒1aa及び1baはそれぞれ、一列に配置されている。
第一気筒群1aの気筒1aaには、それぞれの図示しない吸入ポートを介して第一吸気マニフォールド(インテークマニフォールド)2aが接続されており、第一吸気マニフォールド2aは吸入された吸入空気を各気筒1aaに分配するものである。さらに、気筒1aaには、それぞれの図示しない排気ポートを介して第一排気マニフォールド(エキゾーストマニフォールド)3aが接続されており、第一排気マニフォールド3aは、各気筒1aaの排気ポートから排出される排気ガスを1つに集約するものである。
また、第一気筒群1aと同様にして、第二気筒群1bの気筒1baには、それぞれの図示しない吸入ポートを介して第二吸気マニフォールド2bが接続されており、さらに、それぞれの図示しない排気ポートを介して第二排気マニフォールド3bが接続されている。
第一吸気マニフォールド2aには、第一吸気管4aが接続されている。第一吸気管4aの上流側端部には図示しないエアクリーナが取り付けられ、さらに、第一吸気管4aの途中には、第一吸気管4aを流通する吸入空気の流量(吸入空気量)を測定するエアフロメータ5aが設けられている。そして、エアフロメータ5aは、車両の制御装置であるECU50に電気的に接続されており、測定した第一吸気管4aを流通する吸入空気量を電気信号に変換してECU50に送る。
また、エアクリーナ、第一吸気管4a及び第一吸気マニフォールド2aは、第一気筒群1aの各気筒1aaに吸入空気を供給するための第一吸気系統10aを構成している。
また、第二吸気マニフォールド2bには、第二吸気管4bが接続されている。第二吸気管4bの上流側端部には図示しないエアクリーナが取り付けられ、さらに、第二吸気管4bの途中には、第二吸気管4bを流通する吸入空気量を測定するエアフロメータ5bが設けられている。そして、エアフロメータ5bは、ECU50に電気的に接続されており、測定した第二吸気管4bを流通する吸入空気量を電気信号に変換してECU50に送る。
また、エアクリーナ、第二吸気管4b及び第二吸気マニフォールド2bは、第二気筒群1bの各気筒1baに吸入空気を供給するための第二吸気系統10bを構成している。そして、第二吸気系統10bは、第一吸気系統10aとは別個になった吸気系統を形成している。さらに、第一吸気系統10a及び第二吸気系統10bは、それぞれを流通可能な空気の流量が同等となるように構成されている。
また、第一排気マニフォールド3aには、第一排気管6aが接続されている。第一排気管6aの下流側端部には第一消音器(マフラー)7aが接続されている。また、第一排気管6aは、第一排気マニフォールド3aから第一消音器7aに向かって順次並ぶ、第一管路部6a1、第二管路部6a2及び第三管路部6a3によって構成されている。
第一管路部6a1及び第二管路部6a2の間には、酸化触媒が担持された第一酸化触媒13aが設けられ、第二管路部6a2及び第三管路部6a3の間には、排気ガスに含まれる粒子状物質(パティキュレートマター:PM)を捕捉するための第一ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)14aが設けられている。これにより、第一管路部6a1によって第一排気マニフォールド3aが第一酸化触媒13aに連通し、第二管路部6a2によって第一酸化触媒13aが第一DPF14aに連通し、第三管路部6a3によって第一DPF14aが第一消音器7aに連通する。
ここで、第一DPF14aは、粒子状物質捕集手段を構成している。
また、第一管路部6a1における第一酸化触媒13aの上流側近傍には、燃料(軽油)を第一管路部6a1内に噴射可能な第一燃料噴射弁12aが設けられている。第一燃料噴射弁12aは、燃料管12a1を介して図示しない燃料供給ポンプと接続されており、開放されることによって燃料を噴射し、閉鎖されることによって燃料の噴射を停止することができる。第一燃料噴射弁12aは、ECU50と電気的に接続され、ECU50によってその開放及び閉鎖動作が制御される。
ここで、第一燃料噴射弁12aは、燃料供給手段を構成している。
さらに、第二管路部6a2における第一DPF14aの上流側近傍には、第二管路部6a2の内部の温度を測定する第一上流温度センサ15aが設けられ、第三管路部6a3における第一DPF14aの下流側近傍には、第三管路部6a3の内部の温度を測定する第一下流温度センサ16aが設けられている。第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16aはそれぞれ、ECU50と電気的に接続され、測定した温度を電気信号に変換してECU50に送る。
また、第一排気マニフォールド3a、第一排気管6a、第一酸化触媒13a、第一DPF14a及び第一消音器7aは、第一気筒群1aの各気筒1aaの排気ガスを車両の外部に排出するための第一排気系統20aを構成している。
ここで、第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16aは、温度検出手段を構成している。
また、第二気筒群1bには、第一気筒群1aの第一排気系統20aと同様にして、第二排気系統20bが接続されている。
第二排気系統20bにおいて、第二排気マニフォールド3bには、第一管路部6b1、第二管路部6b2及び第三管路部6b3によって構成される第二排気管6bが接続されている。そして、第二排気管6bの下流側端部には第二消音器7bが接続されている。
さらに、第一管路部6b1及び第二管路部6b2の間には、酸化触媒が担持された第二酸化触媒13bが設けられ、第二管路部6b2及び第三管路部6b3の間には、第二ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)14bが設けられている。これにより、第一管路部6b1によって第二排気マニフォールド3bが第二酸化触媒13bに連通し、第二管路部6b2によって第二酸化触媒13bが第二DPF14bに連通し、第三管路部6b3によって第二DPF14bが第二消音器7bに連通する。
ここで、第二DPF14bは、粒子状物質捕集手段を構成している。
また、第一管路部6b1における第二酸化触媒13bの上流側近傍には、燃料を第一管路部6b1内に噴射可能な第二燃料噴射弁12bが設けられている。第二燃料噴射弁12bは、燃料管12b1を介して図示しない燃料供給ポンプと接続されると共に、ECU50と電気的に接続されており、ECU50によってその開放及び閉鎖動作が制御されて、燃料の噴射及び噴射の停止を行う。
ここで、第二燃料噴射弁12bは、燃料供給手段を構成している。
さらに、第二管路部6b2における第二DPF14bの上流側近傍には、第二管路部6b2の内部の温度を測定する第二上流温度センサ15bが設けられ、第三管路部6b3における第二DPF14bの下流側近傍には、第三管路部6b3の内部の温度を測定する第二下流温度センサ16bが設けられている。第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16bはそれぞれ、ECU50と電気的に接続され、測定した温度を電気信号に変換してECU50に送る。
ここで、第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16bは、温度検出手段を構成している。
よって、第二排気マニフォールド3b、第二排気管6b、第二酸化触媒13b、第二DPF14b及び第二消音器7bから構成される第二排気系統20bは、第一排気系統20aと別個に形成されている。さらに、第一排気系統20a及び第二排気系統20bは、それぞれを流通可能な排気ガスの流量が同等となるように構成されている。
そして、排気ガス浄化装置101は、第一酸化触媒13a、第二酸化触媒13b、第一DPF14a、第二DPF14b、第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16a、第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16b、第一燃料噴射弁12a、第二燃料噴射弁12b、並びにECU50によって構成されている。
次に、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101及びその周辺の動作を説明する。
図1を参照すると、ディーゼルエンジン本体1が稼動することによって、図示しないエアクリーナ、第一吸気管4a及び第一吸気マニフォールド2aを介して、第一気筒群1aの各気筒1aaに外気である吸入空気が吸入されると共に、図示しないエアクリーナ、第二吸気管4b及び第二吸気マニフォールド2bを介して、第二気筒群1bの各気筒1baに吸入空気が吸入される。そして、気筒1aaの内部及び気筒1baの内部の吸入空気は、同じく気筒1aaの内部及び気筒1baの内部に供給される燃料(軽油)と混合されて、自己着火により燃焼する。
気筒1aaで燃焼した吸入空気及び燃料は、排気ガスとして図示しない排気ポートから第一排気マニフォールド3aに排出され、さらに、第一排気マニフォールド3a内の流通過程で1つに集約されて、第一排気管6aに流入する。流入した排気ガスは、第一排気管6aを流通し、その流通過程で第一酸化触媒13a及び第一DPF14aを通過した後、第一消音器7aを経由して、車両の外部に排出される。そして、排気ガスは、第一DPF14aを通過する際、第一DPF14aによって排気ガスに含まれるPMが捕集される。
同様に、気筒1baで燃焼した吸入空気及び燃料は、排気ガスとして第二排気マニフォールド3bに排出された後、第二排気管6b及び第二消音器7bを経由して車両の外部に排出され、第二排気管6bの流通過程で第二酸化触媒13b及び第二DPF14bを通過する。そして、排気ガスは、第二DPF14bを通過する際、第二DPF14bによって排気ガスに含まれるPMが捕集される。
第一DPF14a及び第二DPF14bでは、排気ガス中からPMを捕集することによってPMが堆積されていくが、PMの堆積量が過剰に大きくなるとPMの捕集能力が低下するため、PMの堆積量が所定量に達すると、堆積したPMを燃焼(酸化)させて除去するPM再生が行われる。
また、ECU50は、ディーゼルエンジン本体1の運転状態、エンジン回転数、燃料噴射量、吸入空気量等の車両の運転状態から、第一気筒群1a及び第二気筒群1bにおけるPMの発生量を推定計算し、ディーゼルエンジン本体1の吸入空気量と第一DPF14a及び第二DPF14bの推定温度とからPMの酸化量を推定計算し、PMの発生量とPMの酸化量との差分をディーゼルエンジン本体1の運転時間で積分して、第一DPF14a及び第二DPF14bでのPMの堆積量を算出している。なお、第一DPF14aの推定温度(第一推定温度と呼ぶ)は、第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16aより送られる温度情報から推定計算され、第二DPF14bの推定温度(第二推定温度と呼ぶ)は、第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16bより送られる温度情報から推定計算される。
そして、ECU50は、第一DPF14a又は第二DPF14bのいずれかのPM堆積量が所定量に達すると、第一DPF14a及び第二DPF14b両方のPM再生を同時に開始する。
PM再生を開始する際、ECU50は、ディーゼルエンジン本体1の稼働中に、図示しない燃料供給ポンプを作動させると共に第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bをそれぞれ開放し、第一排気管6aの第一管路部6a1及び第二排気管6bの第一管路部6b1のそれぞれの内部に燃料(軽油)を噴射させる。第一排気管6aの第一管路部6a1及び第二排気管6bの第一管路部6b1に噴射された燃料は、それぞれの内部を流通する排気ガスと共に、第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bにそれぞれ流入する。第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bでは、担持されている酸化触媒の作用と排気ガスの温度の作用とによって、燃料が燃焼し、それにより、排気ガスの温度が上昇する。そして、温度を上昇させた高温の排気ガスは、第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bから第一DPF14a及び第二DPF14bにそれぞれ流入し、堆積しているPMを燃焼させる。
なお、PMを燃焼させる際、第一DPF14a及び第二DPF14b内の温度が高い、すなわち流入する排気ガスの温度が高い程、PMを燃焼させて消失させる時間であるPM再生時間が短くなり、第一DPF14a及び第二DPF14b内の温度が低い、すなわち流入する排気ガスの温度が低い程、PM再生時間が長くなる。しかしながら、第一DPF14a及び第二DPF14b内の温度が高温になり過ぎると、内部のフィルタ部材の破損や劣化につながりPM捕集性能及び耐久性が低下する。一方、第一DPF14a及び第二DPF14b内の温度が低くPM再生時間が長くなると、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bから長時間にわたって燃料が噴射されるため、車両の燃費が悪化する。このため、PM捕集性能及び耐久性を保持しつつ、PM再生時間をできるだけ短くする目標再生温度が第一DPF14a及び第二DPF14bに対して予め設定され、この目標再生温度はECU50に記憶されている。
また、ECU50は、PM再生中、第一DPF14aの第一推定温度及び第二DPF14bの第二推定温度を推定計算する。
そして、ECU50は、第一推定温度が目標再生温度となるように、第一燃料噴射弁12aから噴射される燃料の供給量、つまり燃料添加量を調節する。具体的には、ECU50は、第一推定温度が目標再生温度より高い場合、第一燃料噴射弁12aの開度を絞り、燃料添加量を減少させるように調節し、第一推定温度が目標再生温度より低い場合、第一燃料噴射弁12aの開度を拡大し、燃料添加量を増大させるように調節する。同様にして、ECU50は、第二推定温度が目標再生温度となるように、第二燃料噴射弁12bからの燃料添加量を調節する。
ここで、ECU50は、燃料供給量調節手段を構成している。
このとき、第一推定温度及び第二推定温度が目標再生温度である場合の燃料添加量を目標燃料添加量Aa(cc/min)とすると、第一推定温度及び第二推定温度を目標再生温度とするために調節する際の目的とする燃料添加量、すなわち補正燃料添加量Ac(cc/min)は、添加燃料補正係数Cを用いて、Ac=C×Aaで示される。
添加燃料補正係数Cは、第一推定温度又は第二推定温度と目標再生温度との差に相関しており、ECU50は、第一推定温度及び第二推定温度のそれぞれと目標再生温度との差に対する添加燃料補正係数Cの関係を予め記憶している。さらに、ECU50は、第一推定温度及び第二推定温度のそれぞれと目標再生温度との差から添加燃料補正係数Cをそれぞれ算出し、さらには算出した添加燃料補正係数Cから補正燃料添加量Acをそれぞれ算出し、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bのそれぞれを算出した補正燃料添加量Acとなるように調節する。なお、添加燃料補正係数Cは、燃料添加量を減少させるように調節する場合は、その値が1より小さい値となり、燃料添加量を増大させるように調節する場合は、その値1より大きい値となり、燃料添加量が目標燃料添加量のままでよい場合、その値が1となる。
ここで、目標燃料添加量Aa及び添加燃料補正係数Cはそれぞれ、目標燃料供給量及び燃料補正係数を構成し、さらに、添加燃料補正係数Cは、燃料補正量を構成している。
さらに、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM堆積量が所定量となると、PM再生を完了し、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bを閉鎖するように動作させると共に、これらに燃料を供給する燃料供給ポンプを停止する。
このとき、ECU50は、第一DPF14aにおけるPM再生の開始時からPM堆積量が所定量となるまでに要した経過時間(PM再生時間と呼ぶ)と、第二DPF14bにおけるPM再生時間とを測定しており、これらの測定結果を記憶する。さらに、ECU50は、第一DPF14aにおけるPM再生時間と第二DPF14bにおけるPM再生時間との差(PM再生時間差tdと呼ぶ)を算出する。なお、PM再生時間差tdは、第一DPF14aにおけるPM再生時間から第二DPF14bにおけるPM再生時間を減じたものの絶対値とする。
ここで、ECU50は、再生時間測定手段を構成している。さらに、第一DPF14aにおけるPM再生時間は、第一の再生時間を構成し、第二DPF14bにおけるPM再生時間は、第二の再生時間を構成している。そして、第一DPF14aにおけるPM再生時間と第二DPF14bにおけるPM再生時間との差は、再生時間の比較値を構成している。
また、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのいずれかのPM堆積量が所定量となった時点で、第一燃料噴射弁12aにおける補正燃料添加量の添加燃料補正係数と、第二燃料噴射弁12bにおける補正燃料添加量の添加燃料補正係数との差(添加燃料補正係数差Cdと呼ぶ)を算出する。なお、添加燃料補正係数差Cdは、第一燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数から第二燃料噴射弁12bにおける添加燃料補正係数を減じたものの絶対値とする。
ここで、第一燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数は、第一の燃料補正量を構成し、第二燃料噴射弁12bにおける添加燃料補正係数は、第二の燃料補正量を構成している。さらに、第一燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数と第二燃料噴射弁12bにおける添加燃料補正係数との差は、燃料補正量の比較値を構成している。
さらに、PM再生時間差tdには閾値tdαが予め設定されると共に、添加燃料補正係数差Cdには閾値Cdαが予め設定されており、ECU50は、これらの閾値tdα及び閾値Cdαを予め記憶している。そして、ECU50は、PM再生時間差tdが閾値tdα以上となる、及び/又は、添加燃料補正係数差Cdが閾値Cdα以上となる場合に、第一DPF14a又は第二DPF14bのPM再生、すなわちPM再生に関わる装置に異常があると判定する。
ここで、ECU50は、再生時間比較手段、燃料補正量比較手段及び異常判定手段を構成している。
なお、第一DPF14aを含む第一排気系統20a及び第二DPF14bを含む第二排気系統20bはそれぞれ、同様の吸入空気量である第一吸気系統10a及び第二吸気系統10bにそれぞれ接続され且つ互いに同じ気筒数を有する第一気筒群1a及び第二気筒群1bに、接続されている。このため、第一DPF14a及び第二DPF14bに流入する排気ガスの性状は同等であり、第一DPF14a及び第二DPF14bに捕集されて堆積するPMの堆積量も同等である。よって、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生において、PM再生時間同士又は添加燃料補正係数同士に一定以上の差が生じることは、第一DPF14a又は第二DPF14bのPM再生に関わる装置、例えば、第一燃料噴射弁12a、第二燃料噴射弁12b、第一燃料噴射弁12aへの燃料供給系統、第二燃料噴射弁12bへの燃料供給系統、第一酸化触媒13a、第二酸化触媒13b、第一DPF14a、又は第二DPF14bに何らかの異常があると考えることができる。
また、ECU50は、PM再生時間差tdとその閾値tdαとを比較し且つ添加燃料補正係数差Cdとその閾値Cdαとを比較する際、具体的には、予め記憶している図2に示すマップM1を使用する。
図2を参照すると、PM再生異常判定マップM1が示されており、このマップM1は、PM再生時間差td及び添加燃料補正係数差Cdを変数とし、PM再生時間差tdを横軸にとり、添加燃料補正係数差Cdを縦軸にとる座標系を有している。そして、このマップM1では、縦軸及び横軸の交点を原点として、この原点ではPM再生時間差及び添加燃料補正係数差が0となり、PM再生時間差tdは、紙面上で原点から右方向に正の値をとり、添加燃料補正係数差Cdは、紙面上で原点から上方向に正の値をとる。
そして、マップM1では、横軸とtdαの値で交わり、縦軸とCdαの値で交わる略1/4楕円の形状をした閾値線Lαが設定されている。
ECU50は、算出したPM再生時間差td及び添加燃料補正係数差Cdを座標とする点CtをマップM1上におとしこみ、点Ctが閾値線Lα上にある又は閾値線Lαより外側(つまり、原点と反対側)の領域Aに含まれる場合(例えば、図面上で点Ctaとする)、PM再生に関わる装置に異常があると判定し、点Ctが閾値線Lαより内側(つまり、原点側)の領域Nに含まれる場合(例えば、図面上で点Ctnとする)、PM再生に関わる装置に異常がないと判定する。
ここで、閾値線Lα及び領域Aは、異常領域を構成し、領域Nは、正常領域を構成している。
なお、PM再生時間と添加燃料補正係数とは相関し且つ相反する動きをするように変化する関係となっている。例えば、PM再生時間が長い場合は、添加燃料補正係数が正確に機能せずに小さい値となっており、一方、添加燃料補正係数が大きい場合は、PM再生時間は短くなる。このため、閾値線Lαは、図示のように円若しくは楕円状の形状の一部、又は凸状曲線をなす形状を有し、事前の実験、シミュレーション等によって具体的な形状、閾値tdα、及び閾値Cdαを設定することができる。
上述のようにして、ECU50は、PM再生の際、第一DPF14a及び第二DPF14b間におけるPM再生時間差td及び添加燃料補正係数差Cdを算出し、算出したPM再生時間差td及び添加燃料補正係数差Cdとその閾値tdα及び閾値Cdαとを比較することによって、PM再生に関わる装置における異常を検出する。
上述の説明から、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101は、排気ガスに含まれる粒子状物質(PM)を捕集する第一DPF14a及び第二DPF14bと、第一DPF14a及び第二DPF14bのそれぞれをPM再生させるために第一DPF14a及び第二DPF14bのそれぞれの上流に燃料を供給する第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bとを備え、さらに、第一DPF14aの温度を検出する第一温度センサ15a,16aと、第二DPF14bの温度を検出する第二温度センサ15b,16bと、ECU50とを備える。
ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生時、温度センサ15a,16a,15b,16bが検出する温度による第一推定温度及び第二推定温度が所定の目標再生温度となるように第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bの燃料添加量を調節する燃料供給量調節手段として作用する。さらに、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの再生開始から再生完了までのPM再生時間を測定する再生時間測定手段として作用し、第一の再生時間である測定した第一DPF14aのPM再生時間と第二の再生時間である測定した第二DPF14bのPM再生時間とを比較した再生時間の比較値を検出する再生時間比較手段として作用する。また、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bが目標再生温度である場合に第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bが供給する目標燃料添加量に対して増減した第一燃料噴射弁12aによる燃料添加量の第一の燃料補正量(第一燃料噴射弁12aの添加燃料補正係数C)と第二燃料噴射弁12bによる燃料添加量の第二の燃料補正量(第二燃料噴射弁12bの添加燃料補正係数C)とを比較した燃料補正量の比較値を検出する燃料補正量比較手段として作用する。さらに、ECU50は、上記再生時間の比較値と上記燃料補正量の比較値の少なくとも一方を用いて第一DPF14a又は第二DPF14bのPM再生に異常があると判定する異常判定手段として作用する。
これによって、排気ガス浄化装置101は、2つのパラメータとしてDPFのPM再生時間とPM再生時の燃料補正量(添加燃料補正係数)とを使用し、PM再生時間同士を比較した比較値及び燃料補正量(添加燃料補正係数)同士を比較した比較値の少なくとも一方での異常に基づき、第一DPF14a又は第二DPF14bにおけるPM再生の異常を検出している。よって、排気ガス浄化装置101は、2つのパラメータを使用して異常の有無を判定することによって異常の検出精度を向上させている。
さらに具体的には、排気ガス浄化装置101のECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのそれぞれのPM再生時間同士の差をPM再生時間の比較値とし、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bのそれぞれの燃料補正量(添加燃料補正係数)同士の差を燃料補正量の比較値とする。さらに、ECU50は、PM再生時間の比較値と所定量(閾値tdα)とを比較し、燃料補正量の比較値と所定量(閾値Cdα)とを比較し、PM再生時間の比較値及び燃料補正量の比較値の少なくとも一方が、閾値tdα内の正常領域又は閾値Cdα内の正常領域から外れる場合、第一DPF14a又は第二DPF14bのPM再生に異常があると判定することができる。
ここで、実際のPM再生時間と目標再生温度でPM再生した場合のPM再生時間との関係、及び、燃料噴射弁の実際の燃料補正量(添加燃料補正係数)と目標再生温度でPM再生した場合の燃料補正量(添加燃料補正係数)との関係は、DPF14a及び14bにおける第一推定温度及び第二推定温度のみによって一義的に定まらず、車両の運転状態によって変化する。また、上記の2つの関係は、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bにおける燃料噴射のばらつき、すなわち排気管6a及び6b内に均等に燃料が噴射されないことや、第一燃料噴射弁12a、第二燃料噴射弁12b、第一DPF14a、第二DPF14b等のPM再生に関わる部品の経時劣化によっても、変化する。
しかしながら、排気ガス浄化装置101は、第一DPF14a及び第二DPF14b間のPM再生時間の差とその閾値との関係、並びに、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12b間の燃料補正量(添加燃料補正係数)の差とその閾値との関係に基づき、第一DPF14a又は第二DPF14bにおけるPM再生の異常を検出している。従って、排気ガス浄化装置101は、車両の運転状態、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bにおける燃料噴射のばらつき、PM再生に関わる部品の経時劣化等の影響を受けずに、第一DPF14a又は第二DPF14bにおけるPM再生の異常を検出可能であり、検出精度を向上させることを可能にする。
また、ECU50は、PM再生時間同士の差による再生時間の比較値及び燃料補正量(添加燃料補正係数)同士の差による燃料補正量の比較値を変数とするマップM1を有している。マップM1では正常領域(領域N)と異常領域(領域A及び閾値線Lα)とが予め設定されている。ECU50は、異常領域(領域A及び閾値線Lα)に上記両比較値の変数の値の組み合わせが含まれることを検出した場合に第一DPF14a又は第二DPF14bのPM再生に異常があると判定する。なお、マップM1の異常領域(領域A及び閾値線Lα)は、再生時間の比較値と燃料補正量(添加燃料補正係数)の比較値の少なくとも一方を用いて異常判定をする場合に設定される異常領域よりも広い領域を有している。つまり、マップM1では、異常領域(領域A及び閾値線Lα)は、PM再生時間同士の差及び燃料補正量(添加燃料補正係数)同士の差のいずれもが閾値tdα及び閾値Cdαより小さくなる場合を含んでいる。これによって、PM再生時間同士の差と燃料補正量(添加燃料補正係数)同士の差とを個別に判定するのではなく、互いに相関するこれらの変数を互いに関連づけたマップM1を使用してPM再生時間同士の差及び燃料補正量(添加燃料補正係数)同士の差を判断することによって、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生の異常の検出精度をさらに向上させることが可能になる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置201は、実施の形態1のディーゼルエンジン本体1を直列型エンジンとし、この直列型エンジンが1系統のみの吸気系統10a及び排気系統20aを備える構成としたものである。
なお、以下の実施の形態において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
まず、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置201及びその周辺の構成を説明する。
図3を参照すると、直列型エンジン構造を有するディーゼルエンジン本体21は、一列に配置された複数の気筒21aaを有している。
気筒21aaには、それぞれの図示しない吸入ポートを介して吸気マニフォールド2aが接続されており、また、それぞれの図示しない排気ポートを介して排気マニフォールド3aが接続されている。
吸気マニフォールド2aには、上流側端部に図示しないエアクリーナが取り付けられた吸気管4aが接続され、吸気管4aの途中には、ECU50に電気的に接続されたエアフロメータ5aが設けられている。
排気マニフォールド3aには、下流側端部に消音器7aが接続された排気管6aが接続されている。排気管6aは、上流側から第一管路部6a1、第二管路部6a2及び第三管路部6a3によって順次構成され、第一管路部6a1及び第二管路部6a2の間に酸化触媒13aが設けられ、第二管路部6a2及び第三管路部6a3の間にDPF14aが設けられている。
また、第一管路部6a1における酸化触媒13aの上流側近傍には、ECU50と電気的に接続された燃料噴射弁12aが設けられている。
さらに、第二管路部6a2におけるDPF14aの上流側近傍には、ECU50と電気的に接続された上流温度センサ15aが設けられ、第三管路部6a3におけるDPF14aの下流側近傍には、ECU50と電気的に接続された下流温度センサ16aが設けられている。
また、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置201及びその周辺のその他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置201及びその周辺の動作を説明する。
図3を参照すると、ディーゼルエンジン本体21が稼動することによって、図示しないエアクリーナから吸入される吸入空気と燃料とが気筒21aa内で混合されて燃焼し、気筒21aaから排出された排気ガスが排気管6aを流通して車両の外部に排出され、その流通過程で排気ガスに含まれるPMがDPF14aによって捕集される。
ECU50は、ディーゼルエンジン本体21の運転状態、エンジン回転数、燃料噴射量、吸入空気量等の車両の運転状態から、DPF14aのPMの堆積量を算出しているが、DPF14aのPM堆積量が所定量に達すると、燃料噴射弁12aから排気管6aの第一管路部6a1の内部に燃料を噴射させて、DPF14aの再生を開始する。
ECU50は、PM再生中、上流温度センサ15a及び下流温度センサ16aから送られる温度情報からDPF14aの推定温度を算出し、推定温度が目標再生温度となるように、燃料噴射弁12aからの燃料添加量を調節する。
また、ECU50は、PM再生中、DPF14aにおけるPM堆積量を算出し、PM堆積量が所定量となると、燃料噴射弁12aを閉鎖してPM再生を完了する。
このとき、ECU50は、DPF14aにおけるPM再生の開始時からPM再生完了までのPM再生時間を測定しており、さらに、DPF14aでのPM再生時間とPM再生時間の理想値(理想PM再生時間と呼ぶ)との差(PM再生時間差td2と呼ぶ)を算出する。なお、理想PM再生時間は、堆積したPMを目標再生温度で燃焼した場合のPM再生時間であり、PMの堆積量から算出可能なものである。そして、ECU50には、上述で算出したDPF14aのPMの堆積量から、理想PM再生時間を算出できるようにプログラム等によって予め設定されている。また、PM再生時間差td2は、DPF14aでのPM再生時間から理想PM再生時間を減じたものの絶対値とする。
ここで、DPF14aのPM再生時間は、第一の再生時間を構成し、DPF14aの理想PM再生時間は、第二の再生時間を構成している。さらに、DPF14aでのPM再生時間と理想PM再生時間との差は、再生時間の比較値を構成している。
また、ECU50は、DPF14aのPM再生が完了した時点、すなわち燃料噴射弁12aを閉鎖する直前での、燃料噴射弁12aにおける補正燃料添加量の添加燃料補正係数と、予め記憶している添加燃料補正係数の理想値(理想添加燃料補正係数と呼ぶ)との差(添加燃料補正係数差Cd2と呼ぶ)を算出する。なお、理想添加燃料補正係数は、PMを目標再生温度で燃焼する場合の添加燃料補正係数であり、DPF14aを流通する排気ガスの流量に応じて変化し、この排気ガスの流量、すなわち、エアフロメータ5aが測定した吸入空気量から算出可能なものである。そして、ECU50には、エアフロメータ5aが測定した吸入空気量から、理想添加燃料補正係数を算出できるようにプログラム等によって予め設定されている。例えば、エアフロメータ5aが測定する吸入空気量が一定である場合、理想添加燃料補正係数は1とすることができる。また、添加燃料補正係数差Cd2は、燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数から理想添加燃料補正係数を減じたものの絶対値とする。
ここで、燃料噴射弁12aの添加燃料補正係数は、第一の燃料補正量を構成し、燃料噴射弁12aの理想添加燃料補正係数は、第二の燃料補正量を構成している。さらに、燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数と理想添加燃料補正係数との差は、燃料補正量の比較値を構成している。
さらに、PM再生時間差td2には閾値tdα2が予め設定されると共に、添加燃料補正係数差Cd2には閾値Cdα2が予め設定されており、ECU50は、これらの閾値tdα2及び閾値Cdαを予め記憶している。そして、ECU50は、PM再生時間差td2が閾値tdα2以上となる、及び/又は、添加燃料補正係数差Cd2が閾値Cdα2以上となる場合に、DPF14aのPM再生に関わる装置に異常があると判定する。
また、ECU50は、PM再生時間差td2とその閾値tdα2とを比較し且つ添加燃料補正係数差Cd2とその閾値Cdα2とを比較する際、具体的には、予め記憶している図4に示すマップM2を使用する。
図4を参照すると、図2と同様にして、PM再生異常判定マップM2は、PM再生時間差td2及び添加燃料補正係数差Cd2を変数とし、PM再生時間差td2を横軸にとり、添加燃料補正係数差Cd2を縦軸にとる座標系を有している。
そして、このマップM2では、横軸とtdα2の値で交わり、縦軸とCdα2の値で交わる略1/4楕円の形状をした閾値線L2αが設定されている。
ECU50は、算出したPM再生時間差td2及び添加燃料補正係数差Cd2を座標とする点Ct2をマップM2上におとしこみ、点Ct2が閾値線L2α上にある又は閾値線L2αの外側の領域A2に含まれる場合(例えば、図面上で点Ct2aとする)、PM再生に関わる装置に異常があると判定し、点Ct2が閾値線L2αの内側の領域N2に含まれる場合(例えば、図面上で点Ct2nとする)、PM再生に関わる装置に異常がないと判定する。
なお、閾値線L2αは、PM再生時間と添加燃料補正係数とが相関し且つ相反する動きをするように変化する関係となっているため、図示のように円若しくは楕円状の形状の一部、又は凸状曲線をなす形状を有し、事前の実験、シミュレーション等によって具体的な形状、閾値tdα2、及び閾値Cdα2を設定することができる。
上述のようにして、ECU50は、PM再生の際、DPF14aにおけるPM再生時間差td2及び添加燃料補正係数差Cd2を算出し、算出したPM再生時間差td2及び添加燃料補正係数差Cd2とその閾値tdα2及び閾値Cdα2とを比較することによって、PM再生に関わる装置における異常を検出する。
また、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置201及びその周辺のその他の動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上述の説明から、この実施の形態2における排気ガス浄化装置201は、DPF14aと、DPF14aの上流に燃料を供給する燃料噴射弁12aとを備え、さらに、DPF14aの温度を検出する温度センサ15a,16aと、ECU50とを備える。
ECU50は、DPF14aのPM再生時、温度センサ15a,16aが検出する温度による推定温度が所定の目標再生温度となるように燃料噴射弁12aの燃料添加量を調節し、DPF14aのPM再生時間を測定し、第一の再生時間である測定したPM再生時間と第二の再生時間である理想PM再生時間とを比較した再生時間の比較値を検出し、第一の燃料補正量である調節した燃料添加量の添加燃料補正係数と第二の燃料補正量である理想添加燃料補正係数とを比較した燃料補正量の比較値を検出する。さらに、ECU50は、上記再生時間の比較値と上記燃料補正量の比較値の少なくとも一方を用いてDPF14aのPM再生に異常があると判定する。
これによって、排気ガス浄化装置201は、2つのパラメータとしてDPFのPM再生時間と添加燃料補正係数とを使用し、PM再生時間と理想PM再生時間との比較値、及び添加燃料補正係数と理想添加燃料補正係数との比較値の少なくとも一方での異常に基づき、DPF14aにおけるPM再生の異常を検出している。よって、排気ガス浄化装置201は、2つのパラメータを使用して異常の有無を判定することによって異常の検出精度を向上させている。
また、実施の形態1及び2において、燃料補正量として、目標燃料添加量に対するECU50により調節された燃料添加量(補正燃料添加量)の割合を示す添加燃料補正係数Cを使用していたが、これに限定されるものでない。燃料補正量として、目標燃料添加量に対する補正燃料添加量の増減量をそのまま使用してもよい。
また、実施の形態1において、PM再生完了時に比較する添加燃料補正係数として、第一DPF14a及び第二DPF14bのいずれかのPM堆積量が所定量となった時点での第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bにおける添加燃料補正係数を採用していた。また、実施の形態2において、PM再生完了時に比較する添加燃料補正係数として、DPF14aのPM堆積量が所定量となった時点での燃料噴射弁12aにおける添加燃料補正係数を採用していた。しかしながら、比較する添加燃料補正係数は、上記の場合のものに限定されるものではなく、PM再生中における添加燃料補正係数の最大値又は最小値であってもよく、PM再生中における添加燃料補正係数の平均値であってもよい。
また、実施の形態1において、第一吸気系統10a及び第二吸気系統10bが同等の流量を有し、第一排気系統20a及び第二排気系統20bが同等の流量を有していたが、これに限定されるものではない。第一吸気系統10a及び第二吸気系統10b、並びに/又は、第一排気系統20a及び第二排気系統20bが、互いに異なる流量を有していても、一方の流量、PM堆積量、燃料添加量等を補正することによって、実施の形態1と同様にして、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生の異常を検出することができる。
また、実施の形態1及び2の排気ガス浄化装置101及び201は、DPF14a,14bにおけるPM再生の異常の検出にPM再生時間差td,td2及び添加燃料補正係数差Cd,Cd2の両方のパラメータを使用していたが、いずれか一方のみを使用したPM再生の異常検出にも適用することができる。つまり、添加燃料補正係数差Cd,Cd2を0とすることによって、図2のマップM1又は図4のマップM2を使用して、PM再生時間差td,td2のみをパラメータとしたPM再生の異常検出が可能であり、PM再生時間差td,td2を0とすることによって、図2のマップM1又は図4のマップM2を使用して、添加燃料補正係数差Cd,Cd2のみをパラメータとしたPM再生の異常検出が可能である。
実施の形態1の排気ガス浄化装置101において、2つの第一DPF14a及び第二DPF14bの間でのPM再生時間差及び添加燃料補正係数差とそれらの閾値とを比較していたが、3つ以上のDPFの間でPM再生時間差及び添加燃料補正係数差とそれらの閾値とを比較することによって、DPFにおけるPM再生の異常を検出してもよい。
12a 第一燃料噴射弁(燃料供給手段)、12b 第二燃料噴射弁(燃料供給手段)、14a 第一DPF(粒子状物質捕集手段)、14b 第二DPF(粒子状物質捕集手段)、15a 第一上流温度センサ(温度検出手段)、15b 第二上流温度センサ(温度検出手段)、16a 第一下流温度センサ(温度検出手段)、16b 第二下流温度センサ(温度検出手段)、50 ECU(燃料供給量調節手段,再生時間測定手段,再生時間比較手段,燃料補正量比較手段,異常判定手段)、M1,M2 マップ、101,201 排気ガス浄化装置。

Claims (4)

  1. 同じ気筒数を有する複数の気筒群が排気ガスの流量が同等となる異なる排気通路にそれぞれ接続され、且つ前記複数の気筒群へ供給される空気の流量が同等となる吸気通路に接続されてなる内燃機関の排気ガス浄化装置において、
    前記排気通路にそれぞれ設けられ、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する複数の粒子状物質捕集手段と、
    前記各粒子状物質捕集手段を再生させるために前記各粒子状物質捕集手段の上流に燃料を供給する複数の燃料供給手段と、
    前記各粒子状物質捕集手段の温度を検出する複数の温度検出手段と、
    前記粒子状物質捕集手段のいずれかへの粒子状物質の堆積量が再生開始閾値に達したことが検出された場合に、前記各粒子状物質捕集手段に燃料を供給して、前記各粒子状物質捕集手段に堆積した粒子状物質を燃焼させることにより、前記各粒子状物質捕集手段を再生する再生時に、前記各温度検出手段が検出する温度が所定の目標温度となるように前記各燃料供給手段の燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段と、
    前記各粒子状物質捕集手段の同時の再生開始から前記各粒子状物質捕集手段の粒子状物質の堆積量が再生完了閾値に達した再生完了までの再生時間をそれぞれ測定する再生時間測定手段と、
    前記再生時間測定手段によって測定された前記粒子状物質捕集手段の一つの前記再生時間を第一の再生時間とし、前記再生時間測定手段によって測定された前記粒子状物質捕集手段の他の一つの前記再生時間を第二の再生時間とし、前記第一の再生時間と前記第二の再生時間とを比較した前記再生時間の比較値を検出する再生時間比較手段と、
    前記各粒子状物質捕集手段が前記目標温度である場合に前記各燃料供給手段が供給する目標燃料供給量に対して前記燃料供給量調節手段により増減された燃料供給量の補正量において、前記粒子状物質捕集手段の一つの粒子状物質の堆積量または前記粒子状物質捕集手段の他の一つの粒子状物質の堆積量が所定量となった時点で、前記粒子状物質捕集手段の一つに対応する前記燃料供給手段の第一の燃料補正量の換算値と前記粒子状物質捕集手段の他の一つに対応する前記燃料供給手段の第二の燃料補正量の換算値とを比較した燃料補正量の比較値を検出する燃料補正量比較手段と、
    前記再生時間の前記比較値と前記燃料補正量の前記比較値とを用いて前記粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定する異常判定手段と
    を備え
    前記第一の燃料補正量の換算値及び前記第二の燃料補正量の換算値はそれぞれ、前記第一の再生時間及び前記第二の再生時間に対し相関し且つ相反する動きをするように変化する関係を有する、排気ガス浄化装置。
  2. 二つの前記粒子状物質捕集手段と、前記二つの粒子状物質捕集手段のそれぞれに対応して設けられる二つの前記燃料供給手段とを備え、
    前記燃料補正量比較手段は、一方の前記燃料供給手段の前記燃料補正量を前記第一の燃料補正量とし、他方の前記燃料供給手段の前記燃料補正量を前記第二の燃料補正量とし、
    前記再生時間比較手段は、前記一方の燃料供給手段に対応する前記粒子状物質捕集手段の前記再生時間を前記第一の再生時間とし、前記他方の燃料供給手段に対応する前記粒子状物質捕集手段の前記再生時間を前記第二の再生時間とし、
    前記異常判定手段は、前記再生時間の前記比較値と前記燃料補正量の前記比較値とを同時に用いて前記粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定する請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 前記異常判定手段は、前記再生時間同士の差を前記再生時間の前記比較値とし、前記燃料補正量同士の差を前記燃料補正量の前記比較値とし、両比較値を変数とするマップを有し、前記マップは正常領域と異常領域とが予め設定され、
    前記異常判定手段は、前記異常領域に前記両比較値を検出した場合に前記粒子状物質捕集手段の再生に異常があると判定し、
    前記異常領域は、前記再生時間の前記比較値と前記燃料補正量の前記比較値の少なくとも一方を個々に用いて異常判定をする場合に設定される異常領域よりも広い領域を有する請求項2に記載の排気ガス浄化装置。
  4. 前記燃料補正量は、前記目標燃料供給量に対する前記燃料供給量調節手段により調節された燃料供給量の割合を示す燃料補正係数である請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気ガス浄化装置。
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