JP5762023B2 - デシカント空調システム - Google Patents
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Description
上記のヒートポンプに類似する技術としては、以下のものがある。
すなわち、本発明に係るデシカント空調システムは、周囲から熱を回収する熱源体を有し、前記熱源体が回収した熱を受ける第一熱媒体が循環する熱源系統と、前記熱源体が回収した熱の供給対象となる熱供給体を有し、前記熱供給体に熱を供給する第二熱媒体が循環する熱供給系統と、前記第一熱媒体と前記第二熱媒体とが導入され、前記熱源体が回収した熱を、前記第一熱媒体から前記第二熱媒体に移動させるメインヒートポンプと、を備え、前記熱源系統は、前記メインヒートポンプに導入される前記第一熱媒体を加熱する加熱装置を有し、前記熱源系統は、前記熱源体と前記メインヒートポンプとの間で前記第一熱媒体を循環させており、前記加熱装置は、前記熱源体に導入される前記第一熱媒体を加熱するサブヒートポンプであるヒートポンプシステムと、外部から流入した外気を空調対象に給気する給気流路と、前記空調対象から流入した還気を外部に排気する排気流路と、前記給気流路を通過する前記外気から水分を吸着すると共に、前記排気流路を通過する前記還気に前記吸着した水分を脱着するデシカント部と、前記給気流路のうち前記デシカント部と前記外部との間に設けられ、前記外気を冷却する第一冷却部と、前記排気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、少なくとも前記デシカント部が前記水分を脱着する再生温度まで前記還気を加熱する第一加熱部と、前記給気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、前記外気を加熱する第二加熱部と、を備えるデシカント空調システムであって、前記熱源体は、前記第一冷却部を備え、前記熱供給体は、前記第一加熱部を備え、前記サブヒートポンプは、前記第一冷却部に切替接続可能であり、前記メインヒートポンプから独立して前記第一熱媒体を循環させ、前記メインヒートポンプと共に前記第一冷却部を介して前記外気を冷却させることを特徴とする。
このようにすれば、冷熱負荷が、デシカント部を再生するための温熱負荷を上回る環境に対応して、空調を行うことができる。
また、サブヒートポンプを有するので、第一熱媒体と第二熱媒体との温度差を比較的に細かく調整することが可能となる。
このようにすれば、冷熱負荷とデシカント部を再生するための温熱負荷が0となる一方で、暖房用の温熱負荷が生じる環境に対応して、空調を行うことができる。
また、サブヒートポンプを有するので、第一熱媒体と第二熱媒体との温度差を比較的に細かく調整することが可能となる。
また、前記熱源系統は、前記熱源体から前記メインヒートポンプに向けて前記第一熱媒体が流れる高温流路と、前記メインヒートポンプから前記熱源体に向けて前記第一熱媒体が流れる低温流路と、前記低温流路に接続され、前記低温流路から前記第一熱媒体を分流させて前記サブヒートポンプに導入する分岐低温流路と、前記高温流路に接続され、前記サブヒートポンプで加熱された前記第一熱媒体を、前記高温流路を流れる前記第一熱媒体に合流させる分岐高温流路と、を含んでもよい。
このようにすれば、メインヒートポンプに流入する第一熱媒体に対して、サブヒートポンプで加熱した第一熱媒体を直接合流させることができるので、第一熱媒体の温度制御が比較的に容易となる。また、既存の設備に本発明を容易に適用することができる。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態に係るデシカント空調システムS1の概略構成図である。デシカント空調システムS1は、超乾燥空気(例えば露点温度が−45℃程度)を半導体や食品等の製造ライン(空調対象)に供給するものであり、図1に示すように、給気流路1と、排気流路2と、デシカント(デシカント部)3と、ヒートポンプシステムH1とを備えている。
このデシカント3は、給気流路1においてハニカム状通路を通過する外気A1に含まれる水分を流路表面に吸着し、超乾燥空気(例えば露点温度が−45℃程度)の除湿空気A2とする。そして、ロータ部材が回転することにより、水分を吸着したハニカム状通路を排気流路2に位置させ、ハニカム状通路を通過する還気A4で吸着した水分を脱着する。
この冷水回路27の冷水m1は、第二冷水コイル22が周囲の除湿空気A2から回収した熱を受け取る。
なお、冷水回路27と冷水回路26との重複範囲において、冷水m1がターボ冷凍機23に向かう配管には、冷水m1を圧送するポンプ26aが配設されている。
なお、熱源水回路28には、熱源水m2を圧送するポンプ28cが配設されている。
再生用温水コイル31は、第一冷水コイル21と第二冷水コイル22とが回収した熱の供給対象となるものであって、温水回路32を介して温水ヒートポンプ40に接続されている。この再生用温水コイル31は、温水回路32を介して温水ヒートポンプ40から供給された熱によって、空調対象からデシカント3に流入する還気A4を加熱する。
本実施形態においては、給気A3が超乾燥空気となっており、デシカント3に流入する外気A1と還気A4との相対湿度の差を大きくする必要があることから、デシカント3が吸着した再生温度が比較的に高温(例えば80℃)に設定されている。
なお、温水回路32には、温水m3を圧送するポンプ32aが配設されている。
なお、凝縮器40b及び蒸発器40dは、冷媒−水熱交換器であり、汎用的なプレート式熱交換器や二重管熱交換器などを用いることができる。
以下の説明においては、最初にデシカント空調システムS1の作用を説明した後に、ヒートポンプシステムH1の作用について説明する。
次に、この外気A1がデシカント3を通過すると、外気A1の水分がハニカム状通路の表面に吸着され、絶対湿度が低下する。
そして、給気A3が空調対象に供給される。
次に、還気A4がデシカント3を通過すると、デシカント3の水分を脱着させて、還気A4の絶対湿度が上昇する。
そして、この還気A4が外部に排気される。
まず、第一冷水コイル21及び第二冷水コイル22が外気A1から熱を回収すると、この回収した熱を、冷水回路26,27を循環する冷水m1に受け渡す。
冷水m1は、第一冷水コイル21及び第二冷水コイル22から熱を受け取り、受け取った熱をターボ冷凍機23に受け渡す。冷水m1は、ターボ冷凍機23の入口において温度t11(例えば12℃)となり、ターボ冷凍機23の出口において温度t12(例えば7℃)となる。
一方、還気A4を再生温度(例えば80℃)の温熱負荷に対応して、温水m3の温度は、温水ヒートポンプ40の入口で温度t31(例えば75℃)、温水ヒートポンプ40の出口で温度t32(例えば85℃)である必要がある。
すなわち、熱源水m2の代わりに冷水m1を、第一冷水コイル21と第二冷水コイル22とに循環させる(ターボ冷凍機23の入口で温度t11(例えば12℃)、ターボ冷凍機23の出口で温度t12(例えば7℃))。そして、ターボ冷凍機23は、冷水m1から受け取った熱(第一冷水コイル21が外気A1から回収した熱と第二冷水コイル22が除湿空気A2から回収した熱)に、ターボ冷凍機23の消費動力を加えて、熱源水m2に供給する。そのため、熱源水m2の温度は、温水ヒートポンプ40の入口で温度t22(t22>t11,例えば40℃)となる。
そして、冷水m1で冷熱負荷(外気A1及び除湿空気A2の冷熱負荷)を満たすと共に、熱源水m2で温熱負荷(還気A4の再生温度の温熱負荷)を満たすことが可能となる。よって、還気A4を確実に再生温度にしてデシカント3を再生し、空調対象に給気A3が安定して供給され続ける。
また、密閉式冷却塔24を備えるので、ターボ冷凍機23の排熱の熱量が、熱源水m2を冷却可能な熱量を上回る場合に、余剰分の排熱を除去することが可能となる。
続いて、本発明の第二実施形態について説明する。
図3は本発明の第二実施形態に係るデシカント空調システムS2の概略構成図である。なお、以下の説明及び以下の説明で用いる図面において、上述した実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
熱源水回路28は、第一冷水コイル21と温水ヒートポンプ40とを接続しており、具体的にはそれぞれ第一冷水コイル21と温水ヒートポンプ40とを連結する高温管路28aと低温管路28bとを有している。この熱源水回路28は、第一冷水コイル21と温水ヒートポンプ40とを接続して、これら第一冷水コイル21と温水ヒートポンプ40との間において、熱源水m2を循環させる。
この空冷ヒートポンプ61は、それぞれ導入管63aと導出管63bとを介して、第一冷水コイル21に接続されている。空冷ヒートポンプ61は、第一冷水コイル21との間で循環する熱源水m2を冷却する。
温水往ヘッダ72の複数の入口の他の一つには、導出管63bに対して三方弁s1を介して接続された暖房温水往路75aが連結されている。
また、温水往ヘッダ72の出口には、管路76aが連結されている。
この管路76aは、三方弁s3を介して、再生用高温管路31aと暖房用高温管路71aとが連結されている。
この管路76bには、再生用低温管路31bと暖房用低温管路71bとが連結されている。
温水還ヘッダ73の複数の出口の一つには、温水ヒートポンプ40の温水入口との間を接続する再生温水還路74bが配設されている。
温水還ヘッダ73の複数の出口の他の一つには、導入管63aに対して接続された暖房温水還路75bが連結されている。
暖房温水還路75bと低温管路28bとの間には、分岐管62aが配設されている。この分岐管62aは、低温管路28bに対して三方弁s2を介して接続されている。
同様に、三方弁s1,s6を制御することにより、暖房温水往路75aを介して、高温管路28aと導出管63bと分岐管62bとを連通させて、分岐高温流路67bを構成可能である。この分岐高温流路67bは、空冷ヒートポンプ61が加熱した熱源水m2を、高温管路28aを流れる熱源水m2に合流させる。
図7は、デシカント空調システムS2の熱負荷量の年間推移グラフである。
図7に示すように、夏期と冬期との間の中間期においては、外気A1及び除湿空気A2を冷却するための冷熱負荷が、還気A4を再生温度にするための温熱負荷を下回る(但し、除湿空気A2の再熱用・暖房用の温熱負荷は0)。つまり、冷熱負荷と温熱負荷とがアンバランスとなる。
従って、温水ヒートポンプ40に流入する熱源水m2に熱を供給するために、以下の構成をとる。
一方、図4に示すように、熱供給系統70において、再生温水還路74b、温水還ヘッダ73、管路76b、再生用低温管路31bを連通させると共に、再生温水往路74a、温水往ヘッダ72、管路76a、三方弁s3、再生用高温管路31aを連通させる。すなわち、温水ヒートポンプ40と再生用温水コイル31との間で、温水m3を循環させる。
より具体的には、第一冷水コイル21の入口において温度t11(例えば10℃)、出口で温度t12(例えば12℃)となる熱源水m2が、空冷ヒートポンプ61によって加熱された熱源水m2が合流することで、温水ヒートポンプ40の入口で温度t21(>t12,例えば15℃)、温水ヒートポンプ40の出口で温度t22(>t11,例えば10℃)となる。
この場合においては、図5に示すように、熱源系統60において、第一冷水コイル21と温水ヒートポンプ40との間で熱源水m2を循環させるのに加えて、第一冷水コイル21と空冷ヒートポンプ61との間でも熱源水m2を循環させ、空冷ヒートポンプ61において熱源水m2を冷却する。
具体的には、三方弁s1を制御することにより、導出管63bと暖房温水往路75aとの連通を遮断すると共に、三方弁s2を制御することにより、低温管路28bと分岐管62aとの連通を遮断して、空冷ヒートポンプ61を第一冷水コイル21に接続する。
このようにして、空冷ヒートポンプ61で冷却した熱源水m2を第一冷水コイル21に供給する(空冷ヒートポンプ61の出口における冷水温度t41(例えば7℃))。すなわち、空冷ヒートポンプ61で冷却された熱源水m2により、冷熱負荷が温熱負荷を上回った分を除去する。
この場合においては、図6に示すように、温水ヒートポンプ40の稼働を停止し、空冷ヒートポンプ61と暖房用温水コイル71との間で温水m3を循環させる。
具体的には、三方弁s1,s6を制御することにより、導出管63bと暖房温水往路75aとを連通させて温水往ヘッダ72と空冷ヒートポンプ61とを接続する。また、三方弁s2を制御することにより、低温管路28bと分岐管62aとの連通を遮断する。
一方、管路76a、三方弁s3、暖房用高温管路71aを連通させて温水往ヘッダ72と暖房用温水コイル71とを接続する。
このようにすることで、空冷ヒートポンプ61で加熱された温水m3が暖房用温水コイル71に供給され(空冷ヒートポンプ61の出口における温水温度t42(例えば40℃)、暖房用温水コイル71の入口の温度t51(例えば40℃)、出口の温度t52(例えば30℃))、給気A3に熱を付与して昇温させる。
このようにして、冬季においては、温水ヒートポンプ40を用いることなく、空冷ヒートポンプ61を用いて暖房用の温熱を供給する。
仮に、温熱負荷に対応した熱源水m2の温度が第一冷水コイル21の入口(温水ヒートポンプ40の出口)で10℃、出口(温水ヒートポンプ40の入口)で15℃にならなければいけない場合において、第一冷水コイル21の出口で12℃となったときには、熱源水m2の温度が漸次低下していき、温水ヒートポンプ40が運転できなくなってしまう。
しかしながら、ヒートポンプシステムH2によれば、熱源水m2の温度が、第一冷水コイル21の出口で12℃となったときにおいても、加熱した熱源水m2を合流させることで、温水ヒートポンプ40の入口で15℃に上昇させることができるので、温水ヒートポンプ40を安定して稼働させることができる。
また、デシカント空調システムS2によれば、夏期用のシステム構成と冬期用のシステム構成を切り換えることが可能であるので、一年を通じて変動する冷熱負荷と、デシカント再生用・暖房用の温熱負荷とに対応させて、最適な空調をすることが可能となる。
また、温水ヒートポンプ40に流入する熱源水m2に対して、空冷ヒートポンプ61で加熱した熱源水m2を直接合流させることができるので、熱源水m2の温度制御が比較的に容易となる。また、既存の設備に対しても本発明を容易に適用することができる。
このデシカント空調システムS2Aは、導入管63a及び導出管63bが、それぞれ空冷ヒートポンプ61と温冷兼用コイル(熱源体)79とを接続している。すなわち、デシカント空調システムS2Aは、中間期において、温冷兼用コイル79に温水を供給して給気流路1の外気A1を昇温させ、昇温した外気A1を介して第一冷水コイル21と熱源水m2とを加熱する。一方、夏期においては、温冷兼用コイル79に冷水を供給して外気A1を冷却して、温熱負荷を超えた冷熱負荷を除去する。
この構成においても、上記のデシカント空調システムS2と同様の効果を得ることができる。
続いて、本発明の第三実施形態について説明する。
図9は本発明の第三実施形態に係る排熱利用システムS3の概略構成図である。なお、以下の説明及び以下の説明で用いる図面において、上述した実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
熱供給系統90は、温水コイル31が貯湯タンク91に配設されており、ターボ冷凍機23から供給された熱を、貯湯タンク91に貯留された湯に供給する。
例えば、上述した各実施形態における配管構成は、他の配管構成に代えてもよい。
20…熱源系統
21…第一冷水コイル(熱源体,第一冷却部)
22…第二冷水コイル(熱源体)
23…ターボ冷凍機(冷凍機)
24…密閉式冷却塔(冷却装置)
28a…高温管路
28b…低温管路
30…熱供給系統
31…再生用温水コイル,温水コイル(熱供給体)
40…温水ヒートポンプ(メインヒートポンプ)
60…熱源系統
61…空冷ヒートポンプ(サブヒートポンプ)
67a…分岐低温流路
67b…分岐高温流路
70…熱供給系統
71…暖房用温水コイル(第二加熱部)
79…温冷兼用コイル(熱源体)
A1…外気
A4…還気
H1,H2,H3…ヒートポンプシステム
S1,S2,S2A,S3…デシカント空調システム
m1…冷水(第三熱媒体)
m2…熱源水(第一熱媒体)
m3…温水(第二熱媒体)
Claims (3)
- 周囲から熱を回収する熱源体を有し、前記熱源体が回収した熱を受ける第一熱媒体が循環する熱源系統と、
前記熱源体が回収した熱の供給対象となる熱供給体を有し、前記熱供給体に熱を供給する第二熱媒体が循環する熱供給系統と、
前記第一熱媒体と前記第二熱媒体とが導入され、前記熱源体が回収した熱を、前記第一熱媒体から前記第二熱媒体に移動させるメインヒートポンプと、を備え、
前記熱源系統は、前記メインヒートポンプに導入される前記第一熱媒体を加熱する加熱装置を有し、
前記熱源系統は、前記熱源体と前記メインヒートポンプとの間で前記第一熱媒体を循環させており、
前記加熱装置は、前記熱源体に導入される前記第一熱媒体を加熱するサブヒートポンプであるヒートポンプシステムと、
外部から流入した外気を空調対象に給気する給気流路と、
前記空調対象から流入した還気を外部に排気する排気流路と、
前記給気流路を通過する前記外気から水分を吸着すると共に、前記排気流路を通過する前記還気に前記吸着した水分を脱着するデシカント部と、
前記給気流路のうち前記デシカント部と前記外部との間に設けられ、前記外気を冷却する第一冷却部と、
前記排気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、少なくとも前記デシカント部が前記水分を脱着する再生温度まで前記還気を加熱する第一加熱部と、
前記給気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、前記外気を加熱する第二加熱部と、を備えるデシカント空調システムであって、
前記熱源体は、前記第一冷却部を備え、
前記熱供給体は、前記第一加熱部を備え、
前記サブヒートポンプは、前記第一冷却部に切替接続可能であり、前記メインヒートポンプから独立して前記第一熱媒体を循環させ、前記メインヒートポンプと共に前記第一冷却部を介して前記外気を冷却させることを特徴とするデシカント空調システム。 - 周囲から熱を回収する熱源体を有し、前記熱源体が回収した熱を受ける第一熱媒体が循環する熱源系統と、
前記熱源体が回収した熱の供給対象となる熱供給体を有し、前記熱供給体に熱を供給する第二熱媒体が循環する熱供給系統と、
前記第一熱媒体と前記第二熱媒体とが導入され、前記熱源体が回収した熱を、前記第一熱媒体から前記第二熱媒体に移動させるメインヒートポンプと、を備え、
前記熱源系統は、前記メインヒートポンプに導入される前記第一熱媒体を加熱する加熱装置を有し、
前記熱源系統は、前記熱源体と前記メインヒートポンプとの間で前記第一熱媒体を循環させており、
前記加熱装置は、前記熱源体に導入される前記第一熱媒体を加熱するサブヒートポンプであるヒートポンプシステムと、
外部から流入した外気を空調対象に給気する給気流路と、
前記空調対象から流入した還気を外部に排気する排気流路と、
前記給気流路を通過する前記外気から水分を吸着すると共に、前記排気流路を通過する前記還気に前記吸着した水分を脱着するデシカント部と、
前記給気流路のうち前記デシカント部と前記外部との間に設けられ、前記外気を冷却する第一冷却部と、
前記排気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、少なくとも前記デシカント部が前記水分を脱着する再生温度まで前記還気を加熱する第一加熱部と、
前記給気流路のうち前記デシカント部と前記空調対象との間に設けられ、前記外気を加熱する第二加熱部と、を備えるデシカント空調システムであって、
前記熱源体は、前記第一冷却部を備え、
前記熱供給体は、前記第一加熱部を備え、
前記サブヒートポンプは、前記第二加熱部との間で前記第一熱媒体を循環させるように前記第二加熱部に切替接続可能であり、前記メインヒートポンプが停止していることを条件として、加熱した前記第一熱媒体を前記第二加熱部に供給することを特徴とするデシカント空調システム。 - 前記熱源系統は、前記熱源体から前記メインヒートポンプに向けて前記第一熱媒体が流れる高温流路と、
前記メインヒートポンプから前記熱源体に向けて前記第一熱媒体が流れる低温流路と、
前記低温流路に接続され、前記低温流路から前記第一熱媒体を分流させて前記サブヒートポンプに導入する分岐低温流路と、
前記高温流路に接続され、前記サブヒートポンプで加熱された前記第一熱媒体を、前記高温流路を流れる前記第一熱媒体に合流させる分岐高温流路と、
を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデシカント空調システム。
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