JP5757892B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に設けられる電気接続箱に係り、特に、リレーやヒューズ等の電気部品がモジュール化された電気部品モジュールが箱本体に取り付けられるようになっている電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等においては、バッテリからの電源をヘッドランプ等の各負荷に効率良く分配するために、ジャンクションボックス等の電気接続箱が用いられている。特に近年では、特開平9−149527号公報(特許文献1)に記載のように、配線を簡略化するために、ヘッドランプ等のような殆ど全ての車種が備える負荷に接続するリレーやヒューズ等をプリント基板に集約する等してモジュール化した電気部品モジュールを用意して、該電気部品モジュールを複数の車種の電気接続箱に共通して取付可能とされたものがある。
ところで、このような電気接続箱においては、電気部品モジュールと箱本体を電気的に接続するために、箱本体側にコネクタなどの本体側接続部が設けられて、電気部品モジュールに設けられた相手側コネクタ等のモジュール側接続部と接続されるようになっている。
ところが、従来の電気接続箱においては、本体側接続部として、箱本体と別体形成されたコネクタが箱本体にロック固定されていた。それ故、コネクタに位置ずれが生じると、電気部品モジュールを固定するために箱本体に設けられた本体側ロック部とコネクタとの間に大きな公差を生じるおそれがあり、本体側ロック部によって位置決め固定される電気部品モジュールが、本体側のコネクタと安定的に接続できなくなるおそれがあった。
そこで、特許文献1においては、本体側接続部としてのコネクタ形状を箱本体に一体形成することにより、本体側ロック部とコネクタとの公差の縮小を図る電気接続箱が提案されている。しかし、電気部品モジュールと箱本体は提供元が異なる場合があり、そのような場合には、電気部品モジュールと箱本体の寸法精度を一元に管理することが出来ず、接続が困難になる場合があった。特に、電気部品モジュールが多数の車種に共通して用いられる場合には、全ての車種の箱本体と電気部品モジュールとの接続を管理しなければならず、非常に手間を要するものであった。
特開平9−149527号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、電気部品がモジュール化された電気部品モジュールが箱本体に取り付けられる電気接続箱において、箱本体側に設けられた本体側接続部と電気部品モジュールに設けられたモジュール側接続部との接続信頼性をより容易且つ高度に確保することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、箱本体と、該箱本体に取り付けられる電気部品モジュールとを備え、前記箱本体側に設けられた本体側ロック部を介して前記電気部品モジュールが前記箱本体に取り付けられると共に、該箱本体側に設けられた本体側接続部に、前記電気部品モジュールに設けられたモジュール側接続部が接続される電気接続箱において、前記本体側ロック部を構成する第一ロック部と、前記本体側接続部を構成するコネクタ部とが一体形成されていると共に、前記箱本体に固定される第二ロック部が設けられたモジュールホルダを備え、前記電気部品モジュールが前記第一ロック部を介して前記モジュールホルダに取り付けられて、前記コネクタ部に前記モジュール側接続部が接続されると共に、前記電気部品モジュールが取り付けられた前記モジュールホルダが、前記第二ロック部を介して前記箱本体に取り付けられるようになっていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた電気接続箱においては、箱本体と別体のモジュールホルダを設け、該モジュールホルダに電気部品モジュールを固定する第一ロック部と、電気部品モジュールのモジュール側接続部に接続するコネクタ部とを一体形成した。そして、モジュールホルダを箱本体に組み付けることによって、第一ロック部で本体側ロック部を構成すると共に、コネクタ部で本体側接続部を構成するようにした。これにより、本体側ロック部と本体側接続部とがモジュールホルダに寸法精度良く一体形成されており、電気部品モジュールをモジュールホルダに組み付けることによって、本体側ロック部で固定される電気部品モジュールを、本体側接続部に精度良く位置決めして、安定的に接続することが出来る。
そして、本体側ロック部と本体側接続部を構成するモジュールホルダが、箱本体に対して別体とされている。これにより、モジュールホルダの寸法精度と電気部品モジュールの寸法精度が確保できれば、モジュールホルダを箱本体に組み付ける第二ロックは高度な精度を確保せずとも、電気部品モジュールと本体側接続部との接続信頼性を確保しつつ、電気部品モジュールを箱本体に組み付けることが出来る。従って、箱本体の提供元が異なる等の理由で箱本体の寸法精度を確保することが困難な場合でも、電気部品モジュールとモジュールホルダとの寸法精度を確保しさえすれば、電気部品モジュールと本体側接続部との接続信頼性を確保することが出来る。その結果、例えば電気部品モジュールが多種の箱本体に共通して組み付けられる場合でも、全ての箱本体との間で寸法精度を高度に管理する必要無しに、本体側接続部との接続信頼性を確保することが出来る。
なお、モジュールホルダは、電気部品モジュールを収容して固定するものでも良いし、非収容状態で固定するものでも良い。また、電気部品モジュールのモジュール側接続部と、モジュールホルダのコネクタ部は、何れが雄コネクタでも雌コネクタでも良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記モジュールホルダが開口部を有する箱体形状とされており、該開口部から前記電気部品モジュールが差し込まれるようになっていると共に、前記モジュールホルダの内面と前記電気部品モジュールの外面との何れか一方に誤結防止リブが設けられている一方、他方に該誤結防止リブと嵌合する誤結防止溝が形成されているものである。
本態様によれば、モジュールホルダが箱体形状とされていることから、電気部品モジュールを差し込むことによって、モジュールホルダに容易に組み付けることが出来る。更に、モジュールホルダと電気部品モジュールに誤結防止リブと誤結防止溝が形成されていることから、電気部品モジュールを誤った方向でモジュールホルダに組み付けることを防止することが出来て、電気部品モジュールとモジュールホルダのコネクタ部とを正しく接続することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記モジュールホルダに貫通孔が形成されている一方、前記電気部品モジュールに外部電気部品が接続される外部接続部が形成されており、前記電気部品モジュールの前記モジュールホルダへの取付状態において、前記外部接続部が前記貫通孔を通じて前記モジュールホルダの外部に露呈されているものである。
本態様によれば、モジュールホルダの貫通孔を通じて、電気部品モジュールの外部接続部に、コネクタ等の外部電気部品を接続することが出来る。これにより、電気部品モジュールに接続される全てのコネクタをモジュールホルダに形成することが不要とされて、接続されるコネクタの変更等の設計変更にも柔軟に対応することが出来る。
本発明においては、本体側ロック部を構成する第一ロック部と、本体側接続部を構成するコネクタ部とが一体形成されたモジュールホルダを設けて、電気部品モジュールをモジュールホルダに組み付けると共に、該モジュールホルダを箱本体に組み付けるようにした。これにより、モジュールホルダの第一ロック部で位置決め固定される電気部品モジュールを、第一ロック部と一体形成されたモジュールホルダのコネクタ部に精度良く位置決めして、高度な信頼性をもって接続することが出来る。そして、モジュールホルダが箱本体と別体とされていることから、箱本体の寸法精度を高度に管理する手間を要することなく、電気部品モジュールとモジュールホルダとの寸法精度を管理するのみで、電気部品モジュールを本体側接続部と安定的に接続することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 電気部品モジュールの側面図。 図2に示した電気部品モジュールの下面図。 モジュールホルダの側面図。 図4に示したモジュールホルダの上面図。 図4に示したモジュールホルダの下面図。 図5におけるVII−VII断面図。 図1に示した電気接続箱の組み付け状態を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、箱本体12に、電気部品モジュール14がモジュールホルダ16を介して組み付けられる構造とされている。
図2および図3に、電気部品モジュール14を示す。電気部品モジュール14は、略長手矩形の箱体形状とされている。図示は省略するが、電気部品モジュール14の内部には、リレーやヒューズ等が実装されたプリント基板が収容されている。電気部品モジュール14の上面18には、複数のヒューズ装着部20が並列して形成されている。一方、図3に示すように、電気部品モジュール14の下面22には、モジュール側接続部としての一対の雌コネクタ24,24と、外部接続部としての複数の外部接続雌コネクタ26が形成されている。
雌コネクタ24,24は、下面22の長手方向(図3中、左右方向)の両端に位置して形成されている。雌コネクタ24,24は、下面22に略矩形の開口形状をもって開口する凹状部とされており、それぞれの内部にタブ状の雄端子28,28が設けられている。更に、複数の外部接続雌コネクタ26が、下面22の長手方向で一対の雌コネクタ24,24の間に並列して設けられている。なお、下面22には、これら複数の外部接続雌コネクタ26を囲んで下方(図2中、下方)に突出するフード部30が形成されている。フード部30は、下方(図2中、下方)に向けて拡開する周壁形状とされている。そして、これら一対の雌コネクタ24,24および複数の外部接続雌コネクタ26が、電気部品モジュール14内に設けられたプリント基板と電気的に接続されている。
また、電気部品モジュール14の側面32a〜32dにおいて、長手方向の両端に位置する側面32a,32cには、ロック部34,34が設けられている。ロック部34には、上方(図2中、上方)が自由端とされた可撓片36(図1参照)が形成されており、該可撓片36には係止爪38が形成されている。更に、可撓片36の両側には、可撓片36の延出方向(図2中、上下方向)に延びる案内溝40,40が形成されている。なお、案内溝40は、延出方向で下側(図2中、下側)にのみ開放されている。
さらに、電気部品モジュール14の側面32bには、一対の誤結防止溝42,42が形成されている。これら誤結防止溝42,42は、電気部品モジュール14の長手方向の両端部にそれぞれ位置して、側面32b上に開口すると共に上下方向(図2中、上下方向)に延びる溝形状とされている。なお、誤結防止溝42,42は、延出方向の両側に開口されており、電気部品モジュール14の上面18および下面22に開口されている。
次に、図4〜図7に、モジュールホルダ16を示す。モジュールホルダ16は、合成樹脂からなる一体成形品とされており、底板44の外周部分から周壁46a〜46dが突出された、一方に開口部48を有する略長手矩形の箱体形状とされている。これにより、モジュールホルダ16には、底板44と周壁46a〜46dで囲まれたモジュール収容部50が形成されている。
モジュールホルダ16において、底板44の長手方向の両端部には、一対のコネクタ部としての雄コネクタ52,52が一体形成されている。これら雄コネクタ52,52は、底板44からモジュール収容部50の内方に突出して形成されている。更に、本実施形態における雄コネクタ52,52は、底板44を貫通するように形成されており、底板44からモジュールホルダ16の外方に突出する外方突出部54,54がそれぞれ形成されている。そして、図7に示すように、雄コネクタ52,52内には、前記電気部品モジュール14の雄端子28,28と接続する雌端子56,56がそれぞれ設けられており、雌端子56,56から延出された電線58,58が、外方突出部54,54を通じてモジュールホルダ16の外部に取り出されるようになっている。また、底板44において、一対の雄コネクタ52,52の間には、貫通孔60が貫設されている。
さらに、周壁46a,46cにおける内面には、第一ロック部62,62がそれぞれ一体形成されている。図1から明らかなように、第一ロック部62,62には、周壁46a,46cの開口部48側に位置して、モジュール収容部50の内方に突出する係止突起64が形成されている。また、各第一ロック部62,62には、係止突起64を挟む周壁46b,46dの内面に、モジュール収容部50の内方に突出すると共に電気部品モジュール14の差し込み方向(図1における上下方向)に延びる案内リブ66がそれぞれ形成されている。これにより、モジュールホルダ16には、雄コネクタ52,52と第一ロック部62,62が一体形成されている。
また、周壁46a,46cの外面には、第二ロック部68,68がそれぞれ形成されている。図1から明らかなように、本実施形態における第二ロック部68,68は、前記電気部品モジュール14におけるロック部34と同様の形状を有するものが電気部品モジュール14と反対方向に形成されたものであり、下方(図1中、下方)が自由端とされた可撓片70と、該可撓片70の両側に、案内溝72,72が形成されている。そして、可撓片70には係止爪74が形成されている。また、案内溝72,72は、延出方向で上側(図1中、上側)にのみ開放されている。
さらに、周壁46b,46dの内面には、一対の誤結防止リブ75,75が形成されている。これら誤結防止リブ75,75は、周壁46b,46dからモジュール収容部50の内方に突出すると共に、電気部品モジュール14の差し込み方向(図7中、上下方向)に延出して、底板44から開口部48に亘って形成されている。
一方、図1に示すように、箱本体12には、モジュール取付部76が設けられている。詳細な図示は省略するが、モジュール取付部76には、前記モジュールホルダ16が収容可能な長手矩形の空所が形成されている。そして、モジュール取付部76における長手方向の両端に位置する内面78,78には、箱本体ロック部80,80がそれぞれ形成されている。これら箱本体ロック部80は、前記モジュールホルダ16において電気部品モジュール14のロック部34と係合する第一ロック部62と同様の形状を有するものが電気部品モジュール14と反対方向に形成されたものであり、モジュール取付部76の内方に突出する係止突起82が形成されていると共に、該係止突起82の両側に、モジュールホルダ16の差し込み方向(図1における上下方向)に延びる案内リブ84,84がそれぞれ形成されている。また、モジュール取付部76には、箱本体12の下方(図1中、下方)に開口する差込孔86が形成されている。
そして、図8に示すように、電気部品モジュール14がモジュールホルダ16に差し込まれると共に、電気部品モジュール14が差し込まれたモジュールホルダ16が、箱本体12のモジュール取付部76に差し込まれる。電気部品モジュール14は、モジュールホルダ16の開口部48からモジュール収容部50に差し込まれる。この際、電気部品モジュール14がモジュールホルダ16に対して正規の方向で差し込まれた場合には、図1に示した電気部品モジュール14の誤結防止溝42,42が、モジュールホルダ16の誤結防止リブ75,75と嵌合されて電気部品モジュール14がモジュールホルダ16に対して位置決めされると共に、差し込み方向(図8中、上下方向)に案内されるようになっている。一方、電気部品モジュール14がモジュールホルダ16に対して誤った方向で差し込まれた場合には、誤結防止リブ75,75が電気部品モジュール14に接触することにより、誤方向の差し込みが阻止されるようになっている。また、電気部品モジュール14の各ロック部34,34にそれぞれ設けられた案内溝40,40に、モジュールホルダ16の第一ロック部62,62にそれぞれ設けられた案内リブ66,66が差し込まれて、電気部品モジュール14の係止爪38,38が、モジュールホルダ16の係止突起64,64に対して位置決めされる。そして、電気部品モジュール14が差し込まれることにより、電気部品モジュール14の可撓片36,36が撓まされて、係止爪38,38が係止突起64,64を乗り越えた後に、可撓片36,36が復帰することにより、係止爪38,38が係止突起64,64と係合される。それと共に、モジュールホルダ16の雄コネクタ52,52が電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24にそれぞれ差し込まれて、図2に示した雌コネクタ24,24内の雄端子28,28が、図7に示した雄コネクタ52,52内の雌端子56,56と接続される。このようにして、電気部品モジュール14が、モジュール収容部50への収容状態でモジュールホルダ16に固定される。
さらに、電気部品モジュール14が固定されたモジュールホルダ16は、箱本体12のモジュール取付部76に、モジュール取付部76の差込孔86を通じて下方(図8中、下方)から差し込まれる。なお、モジュールホルダ16の第二ロック部68,68にそれぞれ設けられた案内溝72,72(図1参照)に、モジュール取付部76の箱本体ロック部80,80にそれぞれ設けられた案内リブ84,84が差し込まれることにより、モジュールホルダ16の係止爪74,74が箱本体12の係止突起82,82に対して位置決めされる。そして、モジュールホルダ16が差し込まれることにより、モジュールホルダ16の可撓片70,70が撓まされて、係止爪74,74が係止突起82,82を乗り越えた後に、可撓片70,70が復帰することにより、係止爪74,74が係止突起82,82と係合される。
以上のように、電気部品モジュール14のロック部34とモジュールホルダ16の第一ロック部62が係合されることにより、電気部品モジュール14がモジュールホルダ16に固定される。そして、電気部品モジュール14が固定されたモジュールホルダ16の第二ロック部68,68と箱本体12の箱本体ロック部80,80が係合されることにより、モジュールホルダ16が箱本体12に固定される。これにより、電気部品モジュール14が、モジュールホルダ16を介して箱本体12に固定されるようになっている。
モジュールホルダ16への固定状態において、電気部品モジュール14の下面22から突出されたフード部30が、モジュールホルダ16の貫通孔60を通じてモジュールホルダ16の外方に突出される。これにより、フード部30内に設けられた複数の外部接続雌コネクタ26が貫通孔60を通じてモジュールホルダ16の外部に露呈されるようになっており、外部電気部品としての外部雄コネクタ88が、外部接続雌コネクタ26にそれぞれ接続可能とされている。
本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10においては、箱本体12と別体形成されたモジュールホルダ16に、電気部品モジュール14をロックする第一ロック部62,62と、電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24に接続する雄コネクタ52,52とが一体形成されている。これにより、第一ロック部62,62と雄コネクタ52,52とを寸法精度良く形成することが出来、第一ロック部62,62で位置決め固定される電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24を、雄コネクタ52,52に精度良く位置決めすることが出来る。その結果、雌コネクタ24,24と雄コネクタ52,52との接続安定性を高度に確保することが出来る。
そして、モジュールホルダ16を第二ロック部68,68を介して箱本体12に固定することにより、電気部品モジュール14をモジュールホルダ16を介して箱本体12に固定することが出来る。これにより、モジュールホルダ16の第一ロック部62,62によって、電気部品モジュール14を箱本体12に固定する本体側ロック部が構成されていると共に、モジュールホルダ16の雄コネクタ52,52によって、電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24と接続する箱本体12側の本体側接続部が構成されている。
このように、本実施形態においては、箱本体12側の本体側ロック部を構成する第一ロック部62,62と、本体側接続部を構成する雄コネクタ52,52とをモジュールホルダ16に一体形成することによって、電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24と本体側接続部としての雄コネクタ52,52との接続安定性を確保することが出来る。従って、例えば箱本体12の提供元が電気部品モジュール14の提供元と異なる場合でも、電気部品モジュール14とモジュールホルダ16との寸法精度を確保すれば、電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24と箱本体12側の雄コネクタ52,52との接続信頼性を確保することが出来る。その結果、箱本体12と電気部品モジュール14との間で寸法精度を高度に管理することが不要となり、特に電気部品モジュール14が多種類の箱本体12に共通して用いられるような場合には、全ての箱本体12との間で寸法精度を高度に管理する手間を不要とすることが出来て、製造効率の大幅な向上を図ることが出来る。
さらに、電気部品モジュール14に誤結防止溝42,42が形成されていると共に、モジュールホルダ16に誤結防止リブ75,75が形成されている。これにより、電気部品モジュール14が誤った方向でモジュールホルダ16に差し込まれることを阻止することが出来て、電気部品モジュール14の誤組み付けを阻止することが出来る。また、誤結防止溝42,42と誤結防止リブ75,75が相互に嵌合されると共に、電気部品モジュール14のロック部34に設けられた案内溝40,40にモジュールホルダ16の第一ロック部62に設けられた案内リブ66,66が差し込まれることにより、電気部品モジュール14をモジュールホルダ16内で精度良く位置決めすることが出来て、電気部品モジュール14の雌コネクタ24,24とモジュールホルダ16の雄コネクタ52,52とをより安定的に接続することが出来る。
更にまた、電気部品モジュール14の下面22には複数の外部接続雌コネクタ26が設けられており、これら外部接続雌コネクタ26がモジュールホルダ16の貫通孔60を通じてモジュールホルダ16の外部に露出されている。これにより、電気部品モジュール14を、モジュールホルダ16を介することなく外部雄コネクタ88と直接に接続することが可能とされている。その結果、必ずしも電気部品モジュール14に接続される全てのコネクタ形状をモジュールホルダ16に形成する必要が無く、例えば電気部品モジュール14に接続されるコネクタ数やコネクタ形状が変更される場合には、電気部品モジュール14の外部接続雌コネクタ26の形状のみを変更することによって柔軟に対応することも出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態における電気部品モジュール14側に雄コネクタ形状を、モジュールホルダ16側に雌コネクタ形状を形成しても良い。また、前記実施形態においては、モジュールホルダ16が箱本体12に対して下方(図8中、下方)から差し込まれて組み付けられるようにされていたが、勿論、箱本体12に対して上方(図8中、上方)から差し込まれて組み付けられるようにしても良い。
さらに、モジュールホルダは、必ずしも電気部品モジュールを収容状態で固定するものに限定されず、電気部品モジュールを非収容状態で固定するものでも良い。また、前記実施形態における電気部品モジュール14の外部接続雌コネクタ26は必ずしも必要ではない。更にまた、電気部品モジュールの外部接続部を露呈するモジュールホルダの貫通孔についても必ずしも必要ではないが、例えば電気部品モジュールの側面とこれに対応するモジュールホルダの側面に外部接続部と貫通孔をそれぞれ設けて、電気部品モジュールの外部接続部をモジュールホルダの側面に露呈させる等しても良い。
10:電気接続箱、12:箱本体、14:電気部品モジュール、16:モジュールホルダ、24:雌コネクタ(モジュール側接続部)、26:外部接続雌コネクタ(外部接続部)、28:雄端子、42:誤結防止溝、52:雄コネクタ(コネクタ部、本体側接続部)、56:雌端子、58:電線、60:貫通孔、62:第一ロック部(本体側ロック)、68:第二ロック部、75:誤結防止リブ、88:外部雄コネクタ(外部電気部品)

Claims (3)

  1. 箱本体と、該箱本体に取り付けられる電気部品モジュールとを備え、前記箱本体側に設けられた本体側ロック部を介して前記電気部品モジュールが前記箱本体に取り付けられると共に、該箱本体側に設けられた本体側接続部に、前記電気部品モジュールに設けられたモジュール側接続部が接続される電気接続箱において、
    前記本体側ロック部を構成する第一ロック部と、前記本体側接続部を構成するコネクタ部とが一体形成されていると共に、前記箱本体に固定される第二ロック部が設けられたモジュールホルダを備え、
    前記電気部品モジュールが前記第一ロック部を介して前記モジュールホルダに取り付けられて、前記コネクタ部に前記モジュール側接続部が接続されると共に、
    前記電気部品モジュールが取り付けられた前記モジュールホルダが、前記第二ロック部を介して前記箱本体に取り付けられるようになっている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記モジュールホルダが開口部を有する箱体形状とされており、該開口部から前記電気部品モジュールが差し込まれるようになっていると共に、前記モジュールホルダの内面と前記電気部品モジュールの外面との何れか一方に誤結防止リブが設けられている一方、他方に該誤結防止リブと嵌合する誤結防止溝が形成されている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記モジュールホルダに貫通孔が形成されている一方、前記電気部品モジュールに外部電気部品が接続される外部接続部が形成されており、前記電気部品モジュールの前記モジュールホルダへの取付状態において、前記外部接続部が前記貫通孔を通じて前記モジュールホルダの外部に露呈されている
    請求項1又は2に記載の電気接続箱。
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