JP5757678B2 - エンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば変位センサに用いられるエンコーダに関する。
エンコーダは、それぞれ位相の異なる複数の周期信号を発生する。これらエンコーダの出力は、サイクルを計数するための処理回路に供給することにより、被測定物の進行方向、位置、変位、変位速度などを測定することができる。
図6は従来のエンコーダの構成図を示す。光源101には、所定の電流を印加するための抵抗102が直列に接続されている。この光源101から出射される光は、周期的な光学パターンを有するスケール103に照射される。このスケール103は、光源101に対して相対的に移動する。このスケール103に光源101から出射された光が照射されることにより、スケール103から反射光、回折光、散乱光、透過光などが生じる。これら反射光、回折光、散乱光、透過光などは、2つの受光素子104A、104Bに入射する。これら受光素子104A,104Bは、スケール103の移動量を検出するためにスケール103からの反射光、回折光、散乱光、透過光などの強度変化に応じた各光信号を出力する。なお、これら受光素子104Aと104Bとは、互いに位相が180度異なるに対応する各位置にそれぞれ配置されている。
これら受光素子104A、104Bにより発生する各光電流のうち一方の受光素子104Aにより発生する光電流は、抵抗105Aと演算増幅器106Aとから成る電流/電圧変換手段に入力されて電圧信号VPAに変換される。他方の受光素子104Bにより発生する光電流は、抵抗105Bと演算増幅器106Bとから成る電流/電圧変換手段に入力されて電圧信号VPABに変換される。
これら電圧信号VPA、VPABには、それぞれスケール103からの強度変化の成分である交流成分以外に、一定の強度の光成分である直流成分と各電圧信号VPA、VPABの両者に等しく乗っているノイズが含まれる。
このノイズを除去するために上記各電流/電圧変換手段の後段に減算手段107が接続されている。この減算手段107は、ノイズを除去するために、抵抗108により現れる基準電圧VREFと、各電流/電圧変換手段から出力される各電圧信号VPAB、VPAとによりVREF−(VPAB−VPA)なる演算を行う。これにより、スケール103からの強度変化のみを信号成分とする周期信号が得られる。なお、基準電圧VREFは、各演算増幅器106A、106B及び減算手段107に供給され、周期信号の基準としている。
エンコーダは、上記のような信号処理を行い、複数の周期信号を得て、エンコーダ信号としている。
特開平6−26817号公報
従来のエンコーダは、各受光素子104A、104Bから出力される各光信号を処理するために、上記説明の通り図6に示す処理回路をエンコーダヘッドに搭載したり、専用の回路を利用して構成している。
しかしながら、例えば人間の手と同サイズのロボットの手の関節を構成しようとする場合、指1本に3個程度のエンコーダが必要となる。このため、多関節のロボットを構成すると、当該ロボットの手の関節の数が増加し、エンコーダを搭載する個数が増加する。このため、多数のエンコーダを多関節のロボットに搭載するには、サイズや、自由度の点で搭載することが困難であった。
又、多数のエンコーダへの配線数を考えると、全てのエンコーダを動作・検出するのに電源・GND、及び信号線2本として、全てのエンコーダの電源・GNDが同一の配線で供給できたとしても、5本の指の関節全てに搭載すると信号線が30本以上必要となる。これらの信号線を引き回すのは、容易ではない。
本発明の目的は、多数個で使うために自由度が高くかつ小型のエンコーダを提供することにある。
本発明の主要な局面に係るエンコーダは、1又は複数のスケールとの間の相対変位を検出し、前記相対変位に伴って変化する電気信号を出力する1又は複数のエンコーダヘッドと、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される電気信号を処理する1つの信号処理部と、前記1又は複数のエンコーダヘッドと前記信号処理部との間のうち前記1又は複数のエンコーダヘッド側に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される前記相対変位に伴って変化する電気信号のうち同種類の位相情報を有する前記電気信号を同属化し、前記相対変位に伴って変化する電気信号として前記信号処理部に出力する接続部とを具備する。
本発明の主要な局面に係るエンコーダは、1又は複数のスケールと、前記1又は複数のスケールとの間の相対変位を検出し、前記相対変位に伴って変化する電気信号を出力する1又は複数のエンコーダヘッドと、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される電気信号を処理する1つの信号処理部とを備え、前記1又は複数のエンコーダヘッドは、光を放射する光源と、前記光源から放射された前記光を前記1又は複数のスケールに照射したときの透過、反射又は干渉のいずれかによって発生したパターンを検出する光検出器とから成り、前記1又は複数のエンコーダヘッドの後段側に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッド中の1つの前記電気信号を出力させる出力制御部と、前記1又は複数のエンコーダヘッドの後段でかつ前記信号処理部の前段に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される前記相対変位に伴って変化する電気信号のうち同種類の位相情報を有する前記電気信号を同属化し、前記相対変位に伴って変化する電気信号として前記信号処理部に出力する接続部とを有し、前記信号処理部は、前記1又は複数のエンコーダヘッドからの前記電気信号を処理して1つ分のエンコーダヘッドの信号として出力する。
本発明によれば、多数個で使うために自由度が高くかつ小型のエンコーダを提供できる。
本発明に係るエンコーダの第1の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るエンコーダの第2の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るエンコーダの第3の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るエンコーダの第4の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るエンコーダの第5の実施の形態を示す構成図。 従来のエンコーダを示す構成図。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はエンコーダの構成図を示す。このエンコーダは、所定周期のパターンが形成された例えば2つのスケール1a、1bと、例えば2つのエンコーダヘッド2a、2bとを有する。このうちスケール1aとエンコーダヘッド2aとが対峙し、スケール1bとエンコーダヘッド2bとが対峙する。これにより、スケール1aとエンコーダヘッド2aとの位置が相対変位し、スケール1bとエンコーダヘッド2bとの位置が相対変位する。
各エンコーダヘッド2a、2bは、それぞれ光源(可干渉光源を含む)3a、3bと、光検出器(PD)4a、4bとを搭載する。各光源3a、3bは、それぞれ可干渉光源を含む。これら光源3a、3bは、例えばLEDから成る。
これら光源3a、3bから出射される各光は、それぞれ各スケール1a、1bに照射されて反射、回折、散乱を起こし、再び各エンコーダヘッド2a、2bに入射する。これら再度入射した各光は、それぞれ各スケール1a、1bと各エンコーダヘッド2a、2bとの相対変位量に伴って光量が変化する。各光検出器4a、4bは、それぞれ再度入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各電流信号IP1、IP2として出力する。
しかるに、各エンコーダヘッド2a、2bは、それぞれ各スケール1a、1bと各エンコーダヘッド2a、2bとの相対変位に伴って変化する各電流信号IP1、IP2をそれぞれ出力する。なお、各電流信号IP1、IP2は、各エンコーダヘッド2a、2bのそれぞれに対して1つ以上の位相情報を有する。
各エンコーダヘッド2a、2bにおける各光検出器4a、4bの各出力端子は、それぞれ接続部5に接続されている。この接続部5は、各エンコーダヘッド2a、2bにおける各光検出器4a、4bの各出力端子と信号処理回路6とを接続する。この接続部5は、各エンコーダヘッド2a、2bと信号処理回路6との間のうち各エンコーダヘッド2a、2b側に位置し、各エンコーダヘッド2a、2bから出力される電気信号を同属化する。すなわち、当該接続部5は、各エンコーダヘッド2a、2bから出力された各位相情報を有する各電流信号IP1、IP2を直列化して1つの出力ラインK上で出力する。この出力ラインKから出力された各電流信号IP1、IP2は、信号処理回路6に入力する。
信号処理回路6は、接続部5を通して入力された各電流信号IP1、IP2を処理する信号処理部7と、複数、例えば2つのエンコーダヘッド2a、2bのうち1つのエンコーダヘッド2a又は2bからの電流信号IP1、IP2を選択出力又は指示する出力制御部8と、各光源3a、3bを駆動するLEDドライバーなどから成る。なお、信号処理回路6は、複数、例えば2つのエンコーダヘッド2a、2bのうちいずれか一方又は両方の電流信号IP1、IP2を1つの出力端子9から出力する。又、この信号処理回路6は、複数、例えば2つのエンコーダヘッド2a、2bからの各電流信号IP1、IP2を交互に出力してもよい。
次に、上記の如く構成されたエンコーダの動作について説明する。
スケール1aとエンコーダヘッド2aとの位置が相対変位すると共に、スケール1bとエンコーダヘッド2bとの位置が相対変位しているときに、光源3a、3bからそれぞれ光が出射されると、これら光は、それぞれ各スケール1a、1bに照射されて反射、回折、散乱を起こし、再び各エンコーダヘッド2a、2bに入射する。これら再度入射した各光は、それぞれ各スケール1a、1bと各エンコーダヘッド2a、2bとの相対変位量に伴って光量が変化する。各光検出器4a、4bは、それぞれ再度入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IP1、IP2として出力する。
これら電流信号IP1、IP2は、接続部5を通ることにより直列化されて1つの出力ラインK上に出力され、信号処理回路6に入力する。この信号処理回路6は、信号処理部7によって接続部5を通して入力された各電流信号IP1、IP2を処理する。
このように上記第1の実施の形態であれば、各エンコーダヘッド2a、2bから出力された各位相情報を有する各電流信号IP1、IP2を直列化して1つの出力ラインK上で出力する接続部5を設けたので、接続部5と信号処理回路6との間の配線数を少なくすることができ、配線の取り回しの自由度も確保できる。特に、各エンコーダヘッド2a、2bと接続部5との間の距離を短く設定することにより接続部5と信号処理回路6との間の配線の取り回しの自由度が高まる。
各エンコーダヘッド2a、2bは、使用する部品が各光源3a、3bと、各光検出器4a、4bとから成る数少ない部品点数で済み、かつ広い面積を有する回路が無いので、非常に小型化することができ、これと共に、形状やサイズを自由に構成することができ、設計の自由度が確保でき、狭い箇所で複数個のエンコーダが必要な場合に好適である。
例えば多関節のロボットを構成すると、当該ロボットの手の関節の数が増加し、エンコーダを搭載する個数が増加するが、上記のようにエンコーダを小型化し、形状やサイズを自由に構成することができるので、多関節のロボットに多数のエンコーダを搭載することが可能である。
配線面から見た場合、各エンコーダヘッド2a、2bから出力される各電流信号IP1、IP2を接続部5により直列化して出力することができるので、例えば多関節のロボットにおける配線の取り回しの自由度も確保できる。
更に、複数のエンコーダを接続した信号処理回路6は、入出力線が複数のエンコーダがあったとしても最低限1つのエンコーダ分程度、例えば1つの出力ライン系Kがあればよく、エンコーダの設計自由度がより効果的に確保できる。
図1に示すエンコーダの構成は、必要最低限の構成要件を記載しているのみであり、必要な任意の構成を加えても同様の効果が得られることに変わりは無い。例えば、前記エンコーダヘッド2a、2bは、光源3a、3bと光検出器4a、4bのみ記載したが、光検出器4a、4bの出力する信号を増幅する回路や、また光源の干渉性を良くするスリットなどが構成されても良い。また、図1では、エンコーダを反射型で記載したが、個々のエンコーダヘッドにより透過型にしても良い。更に、エンコーダがリニア型でも、ロータリー型でも良い。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2はエンコーダの構成図を示す。このエンコーダは、3つのエンコーダヘッドを有する。第1のスケール11aと第1のエンコーダヘッド12aとが対峙して設けられ、第2のスケール11bと第2のエンコーダヘッド12bとが対峙して設けられ、第3のスケール11cと第3のエンコーダヘッド12cとが対峙して設けられている。これにより、第1のスケール11aと第1のエンコーダヘッド12aとの位置が相対変位し、第2のスケール11bと第2のエンコーダヘッド12bとの位置が相対変位し、第3のスケール11cと第3のエンコーダヘッド12cとの位置が相対変位する。
第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cは、それぞれ光源13a、13b、13cを有する。これら光源13a、13b、13cは、それぞれ可干渉光源、干渉を促すスリットなどを含む。又、これら光源13a、13b、13cは、例えばLEDから成る。
又、第1のエンコーダヘッド12aは、4つの光検出器(PD)14a1、14a2、14a3、14a4を有する。第2のエンコーダヘッド12bは、4つの光検出器(PD)14b1、14b2、14b3、14b4を有する。第3のエンコーダヘッド12cは、4つの光検出器(PD)14c1、14c2、14c3、14c4を有する。
第1のエンコーダヘッド12aの各光検出器14a1、14a2、14a3、14a4は、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器14a1、14a2、14a3、14a4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPa11、IPa12、IPa13、IPa14を出力する。
第2のエンコーダヘッド12bの各光検出器14b1、14b2、14b3、14b4も、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器14b1、14b2、14b3、14b4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPb11、IPb12、IPb13、IPb14を出力する。
第3のエンコーダヘッド12cの各光検出器14c1、14c2、14c3、14c4も、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器14b1、14b2、14b3、14b4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPc11、IPc12、IPc13、IPc14を出力する。
なお、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a〜12cの各光検出器(PD)14a1、14a2、…、14c4は、それぞれ各1つのエンコーダヘッド中において、同位相の光検出器(PD)を複数設け、これら光検出器(PD)の出力端子を互いに接続してもよい。
例えば、第1のエンコーダヘッド12aの4つの光検出器(PD)14a1、14a2、14a3、14a4は、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号を出力するものとなっている。そこで、例えば位相0°に対応する光検出器(PD)14a1は、1つに限らず、複数設け、これら光検出器(PD)14a1の各出力端子を互いに接続してもよい。これにより、位相0°に対応する複数の光検出器(PD)14a1から出力される各電流信号は、互いに合成されて電流信号IPa11となる。
同様に、例えば位相90°、180°、270°に対応する光検出器(PD)14a2、14a3、14a4も1つに限らず、複数設け、これら光検出器(PD)14a2、14a3、14a4の各出力端子を互いに接続してもよい。さらに、第2、第3のエンコーダヘッド12b、12cの各光検出器(PD)14b1、14b2、…、14c4も、それぞれ同位相0°、90°、180°、270°の光検出器(PD)を複数設け、同位相0°、90°、180°、270°同士の各光検出器(PD)の出力端子を互いに接続してもよい。
接続部15が第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cと信号処理部16と間に接続されている。この接続部15は、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの後段で、かつ信号処理回路16の前段に位置し、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cから出力される各電流信号を同属化する。
この接続部15は、N個のエンコーダヘッド、ここでは3つの第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの出力ラインを1乃至N−1箇所、ここでは2箇所で結線する。
この接続部15は、3つの第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12c別の各光検出器14a1、14a2、…、14c4の各出力端子のうち同種類の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号を出力する各出力端子をそれぞれ共通接続し、各光検出器14a1、14a2、…、14c4からそれぞれ出力される各電流信号IPa11、IPa12、…、IPc14のうち同種類の位相情報を有する各電流信号を同属化する。
すなわち、当該接続部15は、第1のエンコーダヘッド12aから出力された各位相情報を有する各電流信号IPa11、IPa12、IPa13、IPa14と、第2のエンコーダヘッド12bから出力された各位相情報を有する各電流信号IPb11、IPb12、IPb13、IPb14と、第3のエンコーダヘッド12cから出力された各位相情報を有する各電流信号IPc11、IPc12、IPc13、IPc14とのうち同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号同士に分けてそれぞれ別々の出力ライン系Kを通して出力する。この出力ライン系Kは、例えば各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインを有する。
ここでは、接続部15は、位相0°の位相情報を有する各電流信号IPa11、IPb11、IPc11を第1の信号IP11として出力し、同様に、位相90°の位相情報を有する各電流信号IPa12、IPb12、IPc12を第2の信号IP12として出力し、位相180°の位相情報を有する各電流信号IPa13、IPb13、IPc13を第3の信号IP13として出力し、位相270°の位相情報を有する各電流信号IPa14、IPb14、IPc14を第4の信号IP14として出力する。
しかるに、接続部15の出力は、
第1の信号IP11=IPa11+IPb11+IPc11 …(1)
第2の信号IP12=IPa12+IPb12+IPc12 …(2)
第3の信号IP13=IPa13+IPb13+IPc13 …(3)
第4の信号IP14=IPa14+IPb14+IPc14 …(4)
である。
信号処理回路16は、出力制御部18による各光源13a、13b、13cの点灯制御により、接続部15を通して送られてくる各位相情報毎の第1、第2、…、第4の信号IP11、IP12、IP13、IP14を入力し、これら第1、第2、…、第4の信号IP11、IP12、IP13、IP14に対して電流/電圧(I/V)変換と、DC信号成分の減算と、所定のゲインの処理とを施して、同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°同士で接続されている3つのエンコーダヘッド12a、12b、12cのうち1つ分のエンコーダヘッドの信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力端子から出力する。この信号処理回路16は、信号処理部17と、出力制御部18と、LEDドライバー19となどから成る。
具体的に、信号処理部17は、第1乃至第4の信号IP11、IP12、IP13、IP14の各ライン上にそれぞれ接続された各I/V変換器17−1〜17−4と、これらI/V変換器17−1〜17−4のうち各I/V変換器17−1、17−2の出力端子に接続された第1のDC減算・ゲイン回路17−5と、各I/V変換器17−3、17−4の出力端子に接続された第2のDC減算・ゲイン回路17−6と、2値化/逓倍処理部17−7と、パラレルーシリアル信号変換回路17−8とを有する。
I/V変換器17−1は、第1の信号IP11を電流/電圧変換する。I/V変換器17−2は、第2の信号IP12を電流/電圧変換する。I/V変換器17−3は第3の信号IP13を電流/電圧変換する。I/V変換器17−4は、第4の信号IP14を電流/電圧変換する。
第1のDC減算・ゲイン回路17−5は、各I/V変換器17−1、17−2の各出力に対してDC信号成分の減算と所定のゲインの処理とを施す。第2のDC減算・ゲイン回路17−6は、各I/V変換器17−3、17−4の各出力に対してDC信号成分の減算と所定のゲインの処理とを施す。
2値化/逓倍処理部17−7は、第1及び第2のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6からそれぞれ出力されるエンコーダアナログ信号、すなわちA相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号に対して所定の閾値レベルで2値化信号に変換したり、更に位相の分割を行い高分解能の信号とする逓倍処理を行い、エンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を出力する。なお、2値化/逓倍処理部17−7は、カウンタ17−9を含んでも良い。このカウンタ17−9は、生成したエンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を利用して各エンコーダヘッド用にカウントする。
パラレルーシリアル信号変換回路17−8は、生成したエンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)等を1本の信号出力とするためのもので、エンコーダアナログ信号とエンコーダデジタル信号とカウンタ信号とをシリアル信号に変換する。
出力制御部18には、出力信号選択端子が接続されている。この出力信号選択端子は、当該エンコーダを利用している装置の制御部から発せられる命令、すなわちどのエンコーダの信号を出力するか、どのタイミングで出力するかの命令を受けるための端子である。しかるに、出力制御部18は、当該エンコーダを利用している装置の制御部からの命令を受け、各光源13a、13b、13cのうち点灯するのを1つの光源13a、13b又は13cとし、かつ点灯している1つの光源13a、13b又は13cに該当する1つの第1、第2、第3又は第4の信号IP11、IP12、IP13又はIP14のみを信号処理回路16に送るように制御する。
具体的に、出力制御部18は、処理制御部18−1と、スイッチ(SW)18−2とを有する。スイッチ(SW)18−2には、各第1のエンコーダヘッド12a、12b、12cの各光源13a、13b、13cを駆動するためのLEDドライバー19が接続されている。
スイッチ(SW)18−2は、LEDドライバー19と第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの各光源13a、13b、13cのうちいずれか1つの光源13a、13b又は13cとの間の接続を行う。このスイッチ(SW)18−2は、各光源13a、13b、13cと接続される各端子T1、T2、T3を有する。このうち端子T1は光源13aに接続され、端子T2は光源13bに接続され、端子T3は光源13cに接続されている。各端子T1、T2、T3のうちいずれか1端子が接続されてLEDドライバー19と光源13a、13b、13cとの間のうちいずれか1つが接続されることにより光源13a、13b、13cは、それぞれ点灯駆動する。なお、LEDドライバー19は、光源13a、13b、13cに電流を流して所定の強度で当該光源13a、13b、13cを点灯させる。
処理制御部18−1は、スイッチ(SW)18−2の各端子T1、T2、T3を一定期間毎に繰り返し順次閉じる制御を行い、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの各光源13a、13b、13cのうちいずれか1つの光源13a、13b、13cを繰り返し順次点灯駆動する。
しかるに、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、2cのうち光源13a、13b、13cが点灯しているのは1つのみとなり、複数のエンコーダが第1乃至第3のスケール11a、11b、11cとの間の相対的な変移を検出していても、信号処理回路16に入力するのは、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cのうちの一つの第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b又は12cからの上記式(1)〜(4)に示す第1、第2、第3又は第4の信号IP11、IP12、IP13又はIP14となる。
なお、具体的には、処理制御部18−1によって第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの各光源13a、13b、13cのうちいずれか1つの光源13a、13b、13cを繰り返し順次点灯駆動することにより、例えば上記式(1)に示す第1の信号IP11であれば、各電流信号IPa11、IPb11、IPc11が時分割に接続部15を通って信号処理回路16に送られる。又、上記式(2)に示す第2の信号IP12であれば、各電流信号IPa12、IPb12、IPc12が時分割に接続部15を通って信号処理回路16に送られ、上記式(3)に示す第2の信号IP13であれば、各電流信号IPa13、IPb13、IPc13が時分割に接続部15を通って信号処理回路16に送られ、上記式(4)に示す第2の信号IP14であれば、各電流信号IPa14、IPb14、IPc14が時分割に接続部15を通って信号処理回路16に送られる。
次に、上記の如く構成されたエンコーダの動作について説明する。
第1乃至第3のスケール11a、11b、11cと第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cとの位置がそれぞれ相対変位しているとき、処理制御部18−1は、スイッチ(SW)18−2の各端子T1、T2、T3を一定期間毎に繰り返し順次閉じる制御を行う。この制御によりスイッチ(SW)18−2は、LEDドライバー19と第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cの各光源13a、13b、13cのうちいずれか1つの光源13a、13b又は13cとの間を一定期間毎に繰り返し順次閉じる。これにより、光源13a、13b、13cは、それぞれ一定期間毎に順次繰り返し点灯駆動する。
光源13a、13b、13cから一定期間毎に順次繰り返し光が出射されると、これら光は、それぞれ第1乃至第3のスケール11a、11b、11cに照射されて反射、回折、散乱を起こし、再び第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cに入射する。これら再度入射した各光は、それぞれ第1乃至第3のスケール11a、11b、11cと第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cとの相対変位量に伴って光量が変化する。
第1のエンコーダヘッド12aの各光検出器(PD)14a1、14a2、14a3、14a4は、それぞれ再度入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPa11、IPa12、IPa13、IPa14を出力する。なお、電流信号IPa11は位相0°の位相情報、電流信号Pa12は位相90°の位相情報、電流信号IPa13は位相180°の位相情報、電流信号IPa14は位相270°の位相情報を含む。
第2のエンコーダヘッド12bの各光検出器(PD)14b1、14b2、14b3、14b4も同様に、それぞれ再度入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPb11、IPb12、IPb13、IPb14を出力する。なお、電流信号IPb11は位相0°の位相情報、電流信号Pb12は位相90°の位相情報、電流信号IPb13は位相180°の位相情報、電流信号IPb14は位相270°の位相情報を含む。
第3のエンコーダヘッド12cの各光検出器(PD)14c1、14c2、14c3、14c4も同様に、それぞれ再度入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報を有する各電流信号IPc11、IPc12、IPc13、IPc14を出力する。なお、電流信号IPc11は位相0°の位相情報、電流信号Pc12は位相90°の位相情報、電流信号IPc13は位相180°の位相情報、電流信号IPc14は位相270°の位相情報を含む。
接続部15は、第1のエンコーダヘッド12aから出力された各位相情報を有する各電流信号IPa11、IPa12、IPa13、IPa14と、第2のエンコーダヘッド12bから出力された各位相情報を有する各電流信号IPb11、IPb12、IPb13、IPb14と、第3のエンコーダヘッド12cから出力された各位相情報を有する各電流信号IPc11、IPc12、IPc13、IPc14とのうち同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号同士に分けてそれぞれ別々のラインで出力する。
例えば、接続部15は、例えば上記式(1)に示すように位相0°の位相情報を有する各電流信号IPa11、IPb11、IPc11を直列化した第1の信号IP11として出力し、次に、上記式(2)に示すように位相90°の位相情報を有する各電流信号IPa12、IPb12、IPc12を直列化した第2の信号IP12として出力し、次に、上記式(3)に示すように位相180°の位相情報を有する各電流信号IPa13、IPb13、IPc13を直列化した第3の信号IP13として出力し、次に、上記式(4)に示すように位相270°の位相情報を有する各電流信号IPa14、IPb14、IPc14を直列化した第4の信号IP14として出力する。
信号処理回路16は、接続部15から送られてくる第1乃至第4の信号IP11、IP12、IP13、IP14を入力し、これら第1乃至第4の信号IP11、IP12、IP13、IP14に対して電流/電圧(I/V)変換と、DC信号成分の減算と、所定のゲインの処理とを施して、同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°同士で接続されている3つのエンコーダヘッド12a、12b、12cのうち1つ分のエンコーダヘッドのエンコーダアナログ信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力端子から出力する。
2値化/逓倍処理部17−7は、第1及び第2のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6からそれぞれ出力されるエンコーダアナログ信号、すなわちA相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号に対して所定の閾値レベルで2値化信号に変換したり、更に位相の分割を行い高分解能の信号とする逓倍処理を行い、エンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を出力する。
なお、2値化/逓倍処理部17−7のカウンタ17−9は、生成したエンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を利用して各エンコーダヘッド用にカウントする。
パラレルーシリアル信号変換回路17−8は、生成したエンコーダデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)等を1本の信号出力とするためのもので、エンコーダアナログ信号とエンコーダデジタル信号とカウンタ信号とをシリアル信号に変換する。
このように上記第2の実施の形態であれば、第1のエンコーダヘッド12aから出力された各位相情報を有する各電流信号IPa11、IPa12、IPa13、IPa14と、第2のエンコーダヘッド12bから出力された各位相情報を有する各電流信号IPb11、IPb12、IPb13、IPb14と、第3のエンコーダヘッド12cから出力された各位相情報を有する各電流信号IPc11、IPc12、IPc13、IPc14とのうち同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号同士に分けてそれぞれ別々の例えば4本の出力ライン系Kを通して直列化して出力する接続部15を第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cと信号処理回路16との間に設けた。これにより、接続部15と信号処理回路16との間の配線数を少なくすることができ、配線の取り回しの自由度も確保できる。特に、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cと接続部15との間の距離を短く設定することにより接続部15と信号処理回路16との間の配線の取り回しの自由度が高まる。例えば、3つのエンコーダヘッド、ここでは第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cを設けた場合、従来であれば、例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を各エンコーダヘッドから信号処理回路16に送るために例えば12本の多数本を有する出力ライン系Kを必要したが、本実施の形態を用いることにより例えば4本の出力ライン系Kで配線数を少なくできる。
一方、信号処理回路16は、第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cから出力ライン系Kを通して時分割に送られてくる例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を順次処理すればよいので、信号処理回路16における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6とは、それぞれ1つのエンコーダヘッド分も設ければよく、信号処理回路16の回路構成を簡単化できる。なお、従来であれば、エンコーダヘッドを設けた個数分だけ信号処理回路16における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6を設ける必要があり、回路構成が複雑化し、かつ大型化する。
第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cは、使用する部品が各光源13a、13b、13cと、各光検出器(PD)14a1、14a2、…、14c4を主とする数少ない部品点数で済み、かつ広い面積を有する回路が無いので、非常に小型化することができ、これと共に、形状やサイズを自由に構成することができ、設計の自由度が確保でき、狭い箇所で複数個のエンコーダが必要な場合に好適である。
配線面から見た場合、接続部15により第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12cを直列に接続するのと同等にできるので、配線の取り回しの自由度も確保できる。
更に、接続部15を設けたので、例えば第1乃至第3のエンコーダヘッド12a、12b、12c等の複数のエンコーダヘッドがあったとしても、信号処理回路16は、入出力線の数を、最低限1つのエンコーダ分程度の本数があればよく、エンコーダの設計自由度がより効果的に確保できている。最も効率よくエンコーダを利用するには、信号処理回路16からの出力を1本の信号出力にて出力することである。
信号処理回路16は、上記図2において1つとしているが、複数の信号処理回路16が必要な場合には、信号処理回路16の機能を一部取り出して共通化して構成すると更に信号出力のための配線が削減でき、好適である。
なお、本実施の形態では、エンコーダが3つの場合で記載したが、エンコーダの数を制限するものではない。又、本実施の形態では、2相のエンコーダ信号を生成する光学式エンコーダにより説明したが、エンコーダから出力する信号を1つとすること、各エンコーダの出力信号を接続して1つとすること、1つ分のエンコーダ信号を入力して信号処理することなどは、相数の異なるエンコーダや、磁気式、容量式のエンコーダに於いても適応することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。第1乃至第3のスケール21a〜21c及び第1乃至第3のエンコーダヘッド22a〜22cは、上記第1の実施の形態における第1乃至第3のスケール11a〜11c及び第1乃至第3のエンコーダヘッド12a〜12cと同一構成であり、符号を相違させたのみである。
図3はエンコーダの構成図を示す。第1のスケール21aと第1のエンコーダヘッド22aとが対峙して設けられ、第2のスケール21bと第2のエンコーダヘッド22bとが対峙して設けられ、第3のスケール21cと第3のエンコーダヘッド22cとが対峙して設けられている。これにより、第1のスケール21aと第1のエンコーダヘッド22aとの位置が相対変位し、第2のスケール21bと第2のエンコーダヘッド22bとが相対変位し、第3のスケール21cと第3のエンコーダヘッド22cとが相対変位する。
第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cには、それぞれ例えばLEDから成る各光源(可干渉光源及び干渉を促すスリットなどを含む)23a、23b、23cが設けられている。これら光源23a、23b、23cは、直列接続されている。
LEDドライバー29は、当該直列接続された各光源23a、23b、23cに電流を流し、当該各光源23a、23b、23cを所定の強度で同時に点灯駆動する。これにより、各光源23a、23b、23cへの配線の数が減少する。電源電圧を低く抑えたい場合、各光源23a、23b、23cをそれぞれのLEDドライバーで駆動してもよい。
第1のエンコーダヘッド22aは、例えば光源23aと、4つの光検出器(PD)24a1、24a2、24a3、24a4と、第1のスイッチSW21aと、第2のスイッチSW22aとにより構成される。
各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4は、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器24a1、24a2、24a3、24a4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24を出力する。
第1のスイッチSW21aと第2のスイッチSW22aとは、3つの光源23a、23b、23cが同時に点灯するので、3つのエンコーダヘッド22a、22b、22cからの全ての電流信号が信号処理回路26に流れ込まないように切り替える。
第1のスイッチSW21aは、各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成された各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24を当該第1のエンコーダヘッド22aから出力する、又は出力しないを切り替える。この第1のスイッチSW21aは、例えば出力ライン系Kにおける各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインに接続される4つのスイッチS11、S12、S13、S14を備える。これらスイッチS11、S12、S13、S14は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第2のスイッチSW22aは、各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4に対応する4つのスイッチA1、B1、AB1、BB1を備える。これらスイッチA1、B1、AB1、BB1は、一端が各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4に接続され、他端がグランド(GND)に共通接続されている。これらスイッチA1、B1、AB1、BB1は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第1のスイッチSW21aの各スイッチS11、S12、S13、S14と第2のスイッチSW22aの各スイッチA1、B1、AB1、BB1とは、排他的にオン(ON)、オフ(OFF)が切り替えられる。例えば、第1のスイッチSW21aの各スイッチS11、S12、S13、S14がオン(ON)の状態に、第2のスイッチSW22aの各スイッチA1、B1、AB1、BB1がオフ(OFF)の状態になると、各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24がそれぞれ第1のスイッチSW21aの各スイッチS11、S12、S13、S14を通して当該第1のエンコーダヘッド22aから出力される。
一方、第1のスイッチSW21aの各スイッチS11、S12、S13、S14がオフ(OFF)の状態に、第2のスイッチSW22aの各スイッチA1、B1、AB1、BB1がオン(ON)の状態になると、各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流がグランド(GND)に流れる。
第2のエンコーダヘッド22bは、例えば光源23bと、4つの光検出器(PD)24b1、24b2、24b3、24b4と、第1のスイッチSW21bと、第2のスイッチSW22bとにより構成される。
各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4は、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器24b1、24b2、24b3、24b4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24を出力する。
第1のスイッチSW21bと第2のスイッチSW22bとは、3つの光源23a、23b、23cが同時に点灯するので、3つのエンコーダヘッド22a、22b、22cからの全ての電流信号が信号処理回路26に流れ込まないように切り替える。
第1のスイッチSW21bは、各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成された各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24を当該第2のエンコーダヘッド22bから出力する、又は出力しないを切り替える。この第1のスイッチSW21bは、例えば出力ライン系Kにおける各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインに接続される4つのスイッチS21、S22、S23、S24を備える。これらスイッチS21、S22、S23、S24は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第2のスイッチSW22bは、各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4に対応する4つのスイッチA2、B2、AB2、BB2を備える。これらスイッチA2、B2、AB2、BB2は、一端が各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4に接続され、他端がグランド(GND)に共通接続されている。これらスイッチA2、B2、AB2、BB2は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第1のスイッチSW21bの各スイッチS21、S22、S23、S24と第2のスイッチSW22bの各スイッチA2、B2、AB2、BB2とは、排他的にオン(ON)、オフ(OFF)が切り替えられる。例えば、第1のスイッチSW21bの各スイッチS21、S22、S23、S24がオン(ON)の状態に、第2のスイッチSW22bの各スイッチA2、B2、AB2、BB2がオフ(OFF)の状態になると、各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24がそれぞれ第1のスイッチSW21bの各スイッチS21、S22、S23、S24を通して当該第2のエンコーダヘッド22bから出力される。
一方、第1のスイッチSW21bの各スイッチS21、S22、S23、S24がオフ(OFF)の状態に、第2のスイッチSW22bの各スイッチA2、B2、AB2、BB2がオン(ON)の状態になると、各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流がグランド(GND)に流れる。
第3のエンコーダヘッド22cは、例えば光源23cと、4つの光検出器(PD)24c1、24c2、24c3、24c4と、第1のスイッチSW21cと、第2のスイッチSW22cとにより構成される。
各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4は、それぞれ位相情報が90度ずつ異なる変位信号を受光するように構成されている。これら光検出器24c1、24c2、24c3、24c4は、それぞれ入射した各光量を検出し、これら光量に比例する電流を生成し、各位相情報例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24を出力する。
第1のスイッチSW21cと第2のスイッチSW22cとは、3つの光源23a、23b、23cが同時に点灯するので、3つのエンコーダヘッド22a、22b、22cからの全ての電流信号が信号処理回路26に流れ込まないように切り替える。
第1のスイッチSW21cは、各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成された各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24を当該第3のエンコーダヘッド22cから出力する、又は出力しないを切り替える。この第1のスイッチSW21cは、例えば出力ライン系Kにおける各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインに接続される4つのスイッチS31、S32、S33、S34を備える。これらスイッチS31、S32、S33、S34は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第2のスイッチSW22cは、各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4に対応する4つのスイッチA3、B3、AB3、BB3を備える。これらスイッチA3、B3、AB3、BB3は、一端が各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4に接続され、他端がグランド(GND)に共通接続されている。これらスイッチA3、B3、AB3、BB3は、同時にオン(ON)、オフ(OFF)する。
第1のスイッチSW21cの各スイッチS31、S32、S33、S34と第2のスイッチSW22cの各スイッチA3、B3、AB3、BB3とは、排他的にオン(ON)、オフ(OFF)が切り替えられる。例えば、第1のスイッチSW21cの各スイッチS31、S32、S33、S34がオン(ON)の状態に、第2のスイッチSW22cの各スイッチA3、B3、AB3、BB3がオフ(OFF)の状態になると、各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24がそれぞれ第1のスイッチSW21cの各スイッチS31、S32、S33、S34を通して当該第3のエンコーダヘッド22cから出力される。
一方、第1のスイッチSW21cの各スイッチS31、S32、S33、S34がオフ(OFF)の状態に、第2のスイッチSW22cの各スイッチA3、B3、AB3、BB3がオン(ON)の状態になると、各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流がグランド(GND)に流れる。
接続部25は、第1のエンコーダヘッド22aから出力された各位相情報、例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24と、第2のエンコーダヘッド22bから出力された各位相情報、例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24と、第3のエンコーダヘッド22cから出力された各位相情報、例えば各位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24とのうち同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号同士に分けてそれぞれ別々の出力ライン系Kを通して時分割に出力する。この出力ライン系Kは、例えば各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインを有する。
この接続部25は、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける同一の位相情報の電流信号を出力する各光検出器、例えば、位相0°の位相情報に対応する各光検出器24a1、24b1、24c1を共通接続し、位相90°の位相情報に対応する各光検出器24a2、24b2、24c2を共通接続し、位相180°の位相情報に対応する各光検出器24a3、24b3、24c3を共通接続し、位相270°の位相情報に対応する各光検出器24a4、24b4、24c4を共通接続する。
しかるに、接続部25は、位相0°の位相情報を有する各電流信号IPa21、IPb21、IPc21を第1の信号IP21として出力し、同様に、位相90°の位相情報を有する各電流信号IPa22、IPb22、IPc22を第2の信号IP22として出力し、位相180°の位相情報を有する各電流信号IPa23、IPb23、IPc23を第3の信号IP23として出力し、位相270°の位相情報を有する各電流信号IPa24、IPb24、IPc24を第4の信号IP24として出力する。
しかるに、接続部25の出力は、
第1の信号IP21=IPa21+IPb21+IPc21 …(5)
第2の信号IP22=IPa22+IPb22+IPc22 …(6)
第3の信号IP23=IPa23+IPb23+IPc23 …(7)
第4の信号IP24=IPa24+IPb24+IPc24 …(8)
である。
信号処理回路26は、接続部25からの第1乃至第4の信号IP21、IP22、IP23、IP24を入力し、これら第1乃至第4の信号IP21、IP22、IP23、IP24に対して電流/電圧(I/V)変換と、DC信号成分の減算と、所定のゲインの処理とを施して、同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°同士で接続されている3つのエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち1つ分のエンコーダヘッドのエンコーダアナログ信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力する。この信号処理回路26は、信号処理部27と、出力制御部28と、LEDドライバー29となどから成る。これら信号処理部27と出力制御部28とLEDドライバー29とは、上記信号処理部17と出力制御部18と、LEDドライバー19と同一である。
出力制御部28は、本エンコーダを利用している装置の制御部からの命令を出力信号選択端子から受け、同時に点灯している3つの光源23a、23b、23c又は23cに対応する第1、第2又は第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち1つのエンコーダヘッド22a、22b又は22cから出力される信号のみを信号処理回路26に順次入力するように制御する。
具体的に、出力制御部28は、処理制御部18−1と、スイッチ(SW)端子設定部18−3とを有する。スイッチ(SW)端子設定部18−3は、処理制御部18−1からの上記命令を受け、この命令に従って第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cと各第2のスイッチSW22a、SW22b、SW22cとをそれぞれオン(ON)、オフ(OFF)となるように設定する。
処理制御部18−1は、スイッチ(SW)端子設定部18−3に対する設定を通して第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cと各第2のスイッチSW22a、SW22b、SW22cとを以下の通りそれぞれオン(ON)、オフ(OFF)制御する。
処理制御部18−1は、第1のエンコーダヘッド22aにおける第1のスイッチSW21aと第2のスイッチSW22aとの互いに交互のオン(ON)、オフ(OFF)の切り替え、第2のエンコーダヘッド22bにおける第1のスイッチSW21bと第2のスイッチSW22bとの互いに交互のオン(ON)、オフ(OFF)の切り替え、第3のエンコーダヘッド22cにおける第1のスイッチSW21cと第2のスイッチSW22cとの互いに交互のオン(ON)、オフ(OFF)の切り替えを行う。
具体的に、処理制御部18−1は、第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオフ(OFF)し、かつ第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオン(ON)する。
処理制御部18−1は、第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオフ(OFF)するとき、第1のエンコーダヘッド22a以外の第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)し、かつ第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオン(ON)する。
これにより、第2のエンコーダヘッド22bにおける各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流すと共に、第3のエンコーダヘッド22cにおける各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流す。
処理制御部18−1は、第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオフ(OFF)し、かつ第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)する。
処理制御部18−1は、第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオフ(OFF)するとき、第2のエンコーダヘッド22a以外の第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオン(ON)し、かつ第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオン(ON)する。
これにより、第1のエンコーダヘッド22aにおける各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流すと共に、第3のエンコーダヘッド22cにおける各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流す。
処理制御部18−1は、第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオフ(OFF)するとき、第3のエンコーダヘッド22c以外の第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオン(ON)し、かつ第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)する。
これにより、第1のエンコーダヘッド22aにおける各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流すと共に、第2のエンコーダヘッド22bにおける各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流す。
又、処理制御部18−1は、本エンコーダを利用している装置の制御部からの命令を出力信号選択端子から受け、例えば第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち1つ分のエンコーダヘッドの信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力させるように2値化/逓倍処理部17−7とパラレルーシリアル信号変換回路17−8とを、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cと各第2のスイッチSW22a、SW22b、SW22cとの各オン(ON)、オフ(OFF)に同期して制御する。
次に、上記の如く構成されたエンコーダの動作について説明する。
第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各光源23a、23b、23cは、直列接続され、同時に点灯している。
この状態で、第1乃至第3のスケール21a、21b、21cと第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cとの位置がそれぞれ相対変位しているとき、処理制御部18−1は、スイッチ(SW)端子設定部18−3に対する設定を通して第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cと各第2のスイッチSW22a、SW22b、SW22cとをそれぞれオン(ON)、オフ(OFF)制御する。
例えば、先ず、処理制御部18−1は、第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオフ(OFF)する。これにより、当該第1のエンコーダヘッド22aにおける各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24がそれぞれ第1のスイッチSW21aの各スイッチS11、S12、S13、S14を通して接続部25に流れる。
この接続部25は、第1のエンコーダヘッド22aから出力された各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24を出力ライン系Kの各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインを通して信号処理回路26に送る。
このとき、処理制御部18−1は、第1のエンコーダヘッド22a以外の第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)し、かつ第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオン(ON)する。
これにより、第2のエンコーダヘッド22bにおける各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れると共に、第3のエンコーダヘッド22cにおける各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れる。
次に、処理制御部18−1は、第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオフ(OFF)する。これにより、当該第2のエンコーダヘッド22bにおける各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24がそれぞれ第1のスイッチSW21bの各スイッチS21、S22、S23、S24を通して接続部25に流れる。
この接続部25は、第2のエンコーダヘッド22bから出力された各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24を出力ライン系Kの各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインを通して信号処理回路26に送る。
このとき、処理制御部18−1は、第2のエンコーダヘッド22a以外の第1のエンコーダヘッド22aの第1のスイッチSW21aにおける各スイッチS11、S12、S13、S14を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22aにおける各スイッチA1、B1、AB1、BB1を同時にオン(ON)し、かつ第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオン(ON)する。
これにより、第1のエンコーダヘッド22aにおける各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れると共に、第3のエンコーダヘッド22cにおける各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れる。
次に、処理制御部18−1は、第3のエンコーダヘッド22cの第1のスイッチSW21cにおける各スイッチS31、S32、S33、S34を同時にオン(ON)すると共に、第2のスイッチSW22cにおける各スイッチA3、B3、AB3、BB3を同時にオフ(OFF)する。これにより、当該第3のエンコーダヘッド22cにおける各光検出器24c1、24c2、24c3、24c4により生成される各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24がそれぞれ第1のスイッチSW21cの各スイッチS31、S32、S33、S34を通して接続部25に流れる。
この接続部25は、第3のエンコーダヘッド22cから出力された各位相0°、90°、180°、270°の位相情報を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24を出力ライン系Kの各位相0°、90°、180°、270°別の4本のラインを通して信号処理回路26に送る。
このとき、処理制御部18−1は、第3のエンコーダヘッド22c以外の第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)し、かつ第2のエンコーダヘッド22bの第1のスイッチSW21bにおける各スイッチS21、S22、S23、S24を同時にオフ(OFF)すると共に、第2のスイッチSW22bにおける各スイッチA2、B2、AB2、BB2を同時にオン(ON)する。
これにより、第1のエンコーダヘッド22aにおける各光検出器24a1、24a2、24a3、24a4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れると共に、第2のエンコーダヘッド22bにおける各光検出器24b1、24b2、24b3、24b4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流は、グランド(GND)に流れる。
以下、上記同様に、処理制御部18−1は、第1、第2、第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cの第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cにおける各スイッチS11、S12、…、S34を順次同時にオン(ON)することを繰り返す。これにより、第1、第2、第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cから信号処理回路26には、接続部25を通して上記式(5)乃至(8)に示す第1乃至第4の信号IP21、IP22、IP23、IP24が送られる。
信号処理回路16は、接続部15から送られてくる第1乃至第4の信号IP21、IP22、IP23、IP24を順次入力し、これら第1乃至第4の信号IP21、IP22、IP23、IP24に対して電流/電圧(I/V)変換と、DC信号成分の減算と、所定のゲインの処理とを施して、同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°同士で接続されている3つのエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち1つ分のエンコーダヘッドの信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力する。
又、信号処理回路16の処理制御部18−1は、本エンコーダを利用している装置の制御部からの命令を出力信号選択端子から受け、例えば第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち1つ分のエンコーダヘッドの信号(A相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号)を出力させるように2値化/逓倍処理部17−7とパラレルーシリアル信号変換回路17−8とを、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各第1のスイッチSW21a、SW21b、SW21cと各第2のスイッチSW22a、SW22b、SW22cとの各オン(ON)、オフ(OFF)に同期して制御する。
すなわち、2値化/逓倍処理部17−7は、第1及び第2のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6からそれぞれ出力されるアナログ信号、すなわちA相アナログ信号、AB相アナログ信号、B相アナログ信号、BB相アナログ信号に対して所定の閾値レベルで2値化信号に変換したり、更に位相の分割を行い高分解能の信号とする逓倍処理を行い、デジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を出力する。
なお、2値化/逓倍処理部17−7のカウンタ17−9は、生成したデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)を利用して各エンコーダヘッド用にカウントする。
パラレルーシリアル信号変換回路17−8は、生成したデジタル信号(A相デジタル信号、AB相デジタル信号、B相デジタル信号、BB相デジタル信号)等を1本の信号出力とするためのもので、アナログ信号とデジタル信号とカウンタ信号とをシリアル信号に変換する。
このように上記第3の実施の形態であれば、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cにおける各光源23a、23b、23cが同時に点灯し、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cからの全ての電流信号が信号処理回路26に流れ込まないように第1のスイッチSW21aと第2のスイッチSW22aとをオン(ON)、オフ(OFF)するもので、第1のエンコーダヘッド22aから出力された各位相情報を有する各電流信号IPa21、IPa22、IPa23、IPa24と、第2のエンコーダヘッド22bから出力された各位相情報を有する各電流信号IPb21、IPb22、IPb23、IPb24と、第3のエンコーダヘッド22cから出力された各位相情報を有する各電流信号IPc21、IPc22、IPc23、IPc24とのうち同一の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°を有する各電流信号同士に分けてそれぞれ別々の出力ライン系Kを通して出力する接続部25を設けた。これにより、上記各実施の形態と同様に、接続部25と信号処理回路26との間の配線数を少なくすることができ、配線の取り回しの自由度も確保できる。特に、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cと接続部25との間の距離を短く設定することにより接続部25と信号処理回路26との間の配線の取り回しの自由度が高まる。
第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cは、使用する部品が各光源23a、23b、23cと、各光検出器(PD)24a1、24a2、…、24c4との程度の数少ない部品点数で済み、かつ広い面積を有する回路が無いので、非常に小型化することができ、これと共に、形状やサイズを自由に構成することができ、設計の自由度が確保でき、狭い箇所で複数個のエンコーダが必要な場合に好適である。
第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cは、各光源23a、23b、23cと、各光検出器(PD)24a1、24a2、…、24c4との点数が数少なく、面積を有する回路がないため、非常に小型化することができると共に、形状やサイズを自由に構成することができ、設計の自由度が確保でき、狭い箇所で複数個のエンコーダが必要な場合に好適である。
配線面から見た場合、接続部25により第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cを直列に接続するのと同等にできるので、配線の取り回しの自由度も確保できる。
更に、接続部25を設けたので、例えば第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22c等の複数のエンコーダヘッドがあったとしても、信号処理回路26は、入出力線の数を、最低限1つのエンコーダ分程度の本数があればよく、エンコーダの設計自由度がより効果的に確保できている。最も効率よくエンコーダを利用するには、信号処理回路26からの出力を1つ分のエンコーダヘッドの信号出力にて出力することである。
又、上記第2の実施の形態と同様に、例えば、3つのエンコーダヘッド、ここでは第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cを設けた場合、従来であれば、例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を各エンコーダヘッドから信号処理回路16に送るために例えば12本の出力ライン系Kを必要したが、本実施の形態を用いることにより例えば4本の出力ライン系Kで配線数を少なくできる。
信号処理回路26は、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cから出力ライン系Kを通して送られてくる例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を順次処理すればよいので、信号処理回路26における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6とは、それぞれ1つのエンコーダヘッド分も設ければよく、信号処理回路26の回路構成を簡単化できる。なお、従来であれば、エンコーダヘッドを設けた個数分だけ信号処理回路26における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6を設ける必要があり、回路構成が複雑化し、かつ大型化する。
信号処理回路26は、上記図3において1つとしているが、複数の信号処理回路26が必要な場合には、信号処理回路26の機能を一部取り出して共通化して構成すると更に信号出力のための配線が削減でき、好適である。
又、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cのうち例えば、第1のエンコーダヘッド22aに対して電流信号IPa21、IPa22、IPa23、又はIPa24のいずれか1つを信号処理回路26に送る制御を行うとき、処理制御部18−1は、他の第2のエンコーダヘッド22bに対し、第1のスイッチSW21bの全てのスイッチS21〜S24をオフすると共に、第2のスイッチSW22bの全てのスイッチA2、B2、AB2、BB2をオンし、かつ他の第3のエンコーダヘッド22cに対し、第1のスイッチSW21cの全てのスイッチS31〜S34をオフすると共に、第2のスイッチSW22cの全てのスイッチA3、B3、AB3、BB3をオンするので、第2及び第3のエンコーダヘッド22b、22bの各光検出器24b1、24b2、…、24c4により生成される電流信号、外光や暗電流を起因とする不必要な電流をグランド(GND)に流すことができる。
なお、本実施の形態では、エンコーダヘッドが3つの場合で記載したが、エンコーダヘッドの数を制限するものではない。又、本実施の形態では、2相のエンコーダ信号を生成する光学式エンコーダにより説明したが、エンコーダから出力する信号を1つとすること、各エンコーダの出力信号を接続して1つとすること、1つ分のエンコーダ信号を入力して信号処理することなどは、相数の異なるエンコーダや、磁気式、容量式のエンコーダに於いても適応することができる。
又、上記実施の形態は、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cの3つのエンコーダヘッドを用いているが、N(N=2以上)個の複数のエンコーダヘッドを用いた場合、当該N個のエンコーダヘッドの出力ラインを1乃至N−1個分のうちいずれか1つの個数分の出力ライン数で結線してもよい。例えば、上記各実施の形態のように第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cの3つのエンコーダヘッドを用いた場合、4本の出力ライン系Kの配線数に限らず、8本の出力ライン系Kの配線数にしてもよい。例えば第1及び第2のエンコーダヘッド22a、22bの出力ラインを接続部25により共通接続し、第2のエンコーダヘッド22cの出力ラインを接続部25に介さずに信号処理回路26に直接接続してもよい。この場合、例えば第2のエンコーダヘッド22cの出力を個別に計測したい場合に適用できる。
なお、第1乃至第3のエンコーダヘッド22a、22b、22cは、同一エンコーダヘッド内において、同種類の位相情報、例えば位相0°、90°、180°、270°毎の各電流信号を出力する各光検出器同士を接続し、これら位相毎に1つの光検出器(PD)として構成することも可能である。例えば、第1のエンコーダヘッド22a内において、位相0°に対応する複数の光検出器24a1、24a1、…、24a1を設け、これら光検出器24a1、24a1、…、24a1を接続して1つの光検出器(PD)として構成する等である。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図3と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。第1乃至第3のスケール31a〜32c及び第1乃至第3のエンコーダヘッド32a〜32cは、上記第2の実施の形態における第1乃至第3のスケール21a〜22c及び第1乃至第3のエンコーダヘッド22a〜22cと同一構成であり、符号を相違させたのみである。
図4はエンコーダの構成図を示す。第1のスケール31aと第1のエンコーダヘッド32aとが対峙して設けられ、第2のスケール31bと第2のエンコーダヘッド32bとが対峙して設けられ、第3のスケール31cと第3のエンコーダヘッド32cとが対峙して設けられている。
第1のエンコーダヘッド32aは、例えばLEDから成る光源(可干渉光源及び干渉を促すスリットなどを含む)33aと、4つの光検出器(PD)34a1、34a2、34a3、34a4と、第1のスイッチSW31aと、第2のスイッチSW32aとにより構成される。
第2のエンコーダヘッド32bは、例えばLEDから成る光源(可干渉光源及び干渉を促すスリットなどを含む)33bと、4つの光検出器(PD)34b1、34b2、34b3、34b4と、第1のスイッチSW31bと、第2のスイッチSW32bとにより構成される。
第3のエンコーダヘッド32cは、例えばLEDから成る光源(可干渉光源及び干渉を促すスリットなどを含む)33cと、4つの光検出器(PD)34c1、34c2、34c3、34c4と、第1のスイッチSW31cと、第2のスイッチSW32cとにより構成される。
第1のエンコーダヘッド32aにおける光源33aには、LEDドライバー39aが接続されている。このLEDドライバー39aは、光源33aに電流を供給し、当該光源33aを所定の輝度で点灯させる。このLEDドライバー39aには、輝度設定メモリM3aが接続されている。この輝度設定メモリM3aには、光源33aを所定の輝度で点灯させるための輝度設定値が記憶されている。
第2のエンコーダヘッド32bにおける光源33bには、LEDドライバー39bが接続されている。このLEDドライバー39bは、光源33bに電流を供給し、当該光源33bを所定の輝度で点灯させる。このLEDドライバー39bには、輝度設定メモリM3bが接続されている。この輝度設定メモリM3bには、光源33bを所定の輝度で点灯させるための輝度設定値が記憶されている。
第3のエンコーダヘッド32cにおける光源33cには、LEDドライバー39cが接続されている。このLEDドライバー39cは、光源33cに電流を供給し、当該光源33cを所定の輝度で点灯させる。このLEDドライバー39cには、輝度設定メモリM3cが接続されている。この輝度設定メモリM3cには、光源33cを所定の輝度で点灯させるための輝度設定値が記憶されている。
なお、各輝度設定メモリM3a、M3b、M3cは、例えば不揮発性のメモリや、抵抗によるプルアップ・プルダウンや配線のショートなどの物理的なメモリである。
このように上記第4の実施の形態によれば、上記第1乃至第3の実施の形態と比較してLEDドライバー39a、39b、39cの分だけ各エンコーダヘッド32a、32b、32cの大きさが大きくなるが、各エンコーダヘッド32a、32b、32cが出力するエンコーダ信号の処理と比較すれば面積を小さく押さえることが可能であり、各エンコーダヘッド32a、32b、32cを非常に小型化することができると共に、形状やサイズを自由に構成することができ、設計の自由度が確保でき、狭い箇所で複数個のエンコーダが必要な場合に好適である。
配線面から見た場合、接続部35により各エンコーダヘッド32a、32b、32cを直列に接続することができるので、配線の取り回しの自由度も確保できる。更に、複数のエンコーダを接続した信号処理回路36は、入出力線が複数のエンコーダがあったとしても最低限1つのエンコーダ分程度あればよく、エンコーダの設計自由度がより効果的に確保できている。最も効率よくエンコーダを利用するには、信号処理回路36からの出力を1つ分のエンコーダヘッドの信号出力にて出力することである。
又、上記第2の実施の形態と同様に、例えば、3つのエンコーダヘッド、ここでは第1乃至第3のエンコーダヘッド32a、32b、32cを設けた場合、従来であれば、例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を各エンコーダヘッドから信号処理回路36に送るために12本の出力ライン系Kを必要したが、本実施の形態を用いることにより4本の出力ライン系Kで配線数を少なくできる。
信号処理回路36は、第1乃至第3のエンコーダヘッド32a、32b、32cから出力ライン系Kを通して送られてくる例えば各位相0°、90°、180°、270°別の各電流信号を順次処理すればよいので、信号処理回路36における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6とは、それぞれ1つのエンコーダヘッド分も設ければよく、信号処理回路36の回路構成を簡単化できる。なお、従来であれば、エンコーダヘッドを設けた個数分だけ信号処理回路36における各I/V変換器17−1〜17−4と各第1のDC減算・ゲイン回路17−5、17−6を設ける必要があり、回路構成が複雑化し、かつ大型化する。
又、第1乃至第3のエンコーダヘッド32a、33a、34aは、当該エンコーダヘッド32a、33a、34a毎に各LEDドライバー39a、39b、39cを設けたので、各エンコーダヘッド32a、33a、34aから出力される電流信号が適した値となるようにLEDから成る各光源33a、33b、33cに流れるバイアス電流を調整することができ、これにより、バイアス電流を少なくできると共に、LEDから成る各光源33a、33b、33cを直列接続していないので、エンコーダの電源電圧を低く抑えることもできる。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。
図5はエンコーダの構成図を示すもので、同図(a)はスケール41及びエンコーダヘッド42のブロック構成図、同図(b)は光検出器43及び電流増幅部43Iの回路構成図を示す。
エンコーダは、図5(a)に示すようにスケール41とエンコーダヘッド42とから成る。このうちエンコーダヘッド42は、光源44と、光検出器43と、電流増幅部43Iとから成る。光検出器43は、スケール41とエンコーダヘッド42との間の相対変移に応じた電流信号IP41を生成する。電流増幅部43Iは、光検出器43により生成された電流信号IP41をn倍に増幅する。
電流増幅部43Iは、電流取得回路43Vと、カレントミラー回路KMとから成る。電流取得回路43Vは、光検出器43のバイアス電圧を一定にし、光検出器43により検出されたスケール41とエンコーダヘッド42との間の相対変移により変化する電流信号IP41を正確に得る。
カレントミラー回路KMは、電流取得回路43Vにより取得された電流信号IP41をカレントミラーの比nによってn倍に増幅する(n×IP41)。
このような電流増幅部43Iを設ければ、光検出器43により生成された電流信号IP41を増幅することにより、電流信号IP41を大きく変化させることができ、かつ電流信号IP41を安定させることができ、周辺のノイズやクロストークの影響を受けなくなる。
かかる電流増幅部43Iは、上記第1乃至第4の実施の形態における各エンコーダヘッド2a、2b、12a、12b、12c、…、32a、32b、32cに設けることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記第1乃至第5の実施の形態は、エンコーダの数を5個としているが、これに限らず、エンコーダの数に制限は無い。
1a,1b:スケール、2a,2b:エンコーダヘッド、3a,3b:光源、4a,4b:光検出器(PD)、5:接続部、6:信号処理回路、L:出力ライン、7:信号処理部、11a,11b,11c:スケール、12a,12b,12c:エンコーダヘッド、13a,13b,13c:光源、14a1,14a2,14a3,14a4:光検出器(PD)、15:接続部、16:信号処理部、17:信号処理部、18:出力制御部、19:LEDドライバー、17−1〜17−4:I/V変換器、17−5:第1のDC減算・ゲイン回路、17−6:第2のDC減算・ゲイン回路、17−7:2値化/逓倍処理部、17−8:パラレルーシリアル信号変換回路、17−9:カウンタ、18:出力制御部、18−1:処理制御部、18−2:スイッチ(SW)、T1,T2,T3:端子、21a:第1のスケール、22a:第1のエンコーダヘッド、21b:第2のスケール、22b:第2のエンコーダヘッド、21c:第3のスケール、22c:第3のエンコーダヘッド、23a:光源、24a1,24a2,24a3,24a4:光検出器(PD)、SW21a:第1のスイッチ、SW22a:第2のスイッチ、A1,B1,AB1,BB1:スイッチ、23b:光源、24b1,24b2,24b3,24b4:光検出器(PD)、SW21b:第1のスイッチ、SW22b:第2のスイッチ、23c:光源、24c1,24c2,24c3,24c4:光検出器(PD)、SW21c:第1のスイッチ、SW22c:第2のスイッチ、25:接続部、26:信号処理回路、27:信号処理部、28:出力制御部、29:LEDドライバー、18−1:処理制御部、18−3:スイッチ(SW)端子設定部、31a:第1のスケール、32a:第1のエンコーダヘッド、31b:第2のスケール、32b:第2のエンコーダヘッド、31c:第3のスケール、32c:第3のエンコーダヘッド、33a:光源、34a1,34a2,34a3,34a4:光検出器(PD)、SW31a:第1のスイッチ、SW32a:第2のスイッチ、33b:光源、34b1,34b2,34b3,34b4:光検出器(PD)、SW31b:第1のスイッチ、SW32b:第2のスイッチ、32c:第3のエンコーダヘッド、33c:光源、34c1,34c2,34c3,34c4:光検出器(PD)、SW31c:第1のスイッチ、SW32c:第2のスイッチ、31a〜32c:第1乃至第3のスケール、32a〜32c:第1乃至第3のエンコーダヘッド、33a:光源、39a:LEDドライバー、M3a:輝度設定メモリ、33b:光源、39b:LEDドライバー、M3b:輝度設定メモリ、33c:光源、39c:LEDドライバー、M3c:輝度設定メモリ、41:スケール、42:エンコーダヘッド、43:光検出器、43I:電流増幅部、44:光源、43V:電流取得回路、KM:カレントミラー回路。

Claims (12)

  1. 1又は複数のスケールとの間の相対変位を検出し、前記相対変位に伴って変化する電気信号を出力する1又は複数のエンコーダヘッドと、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される電気信号を処理する1つの信号処理部と、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドと前記信号処理部との間のうち前記1又は複数のエンコーダヘッド側に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される前記相対変位に伴って変化する電気信号のうち同種類の位相情報を有する前記電気信号を同属化し、前記相対変位に伴って変化する電気信号として前記信号処理部に出力する接続部と、
    を具備することを特徴とするエンコーダ。
  2. 1又は複数のスケールと、
    前記1又は複数のスケールとの間の相対変位を検出し、前記相対変位に伴って変化する電気信号を出力する1又は複数のエンコーダヘッドと、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される電気信号を処理する1つの信号処理部と、
    を備え、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドは、光を放射する光源と、前記光源から放射された前記光を前記1又は複数のスケールに照射したときの透過、反射又は干渉のいずれかによって発生したパターンを検出する光検出器とから成り、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドの後段側に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッド中の1つの前記電気信号を出力させる出力制御部と、
    前記1又は複数のエンコーダヘッドの後段でかつ前記信号処理部の前段に位置し、前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される前記相対変位に伴って変化する電気信号のうち同種類の位相情報を有する前記電気信号を同属化し、前記相対変位に伴って変化する電気信号として前記信号処理部に出力する接続部と、
    を有し、
    前記信号処理部は、前記1又は複数のエンコーダヘッドからの前記電気信号を処理して1つ分のエンコーダヘッドの信号として出力する、
    ことを特徴とするエンコーダ。
  3. 前記出力制御部は、前記1又は複数のエンコーダヘッド内にて前記電気信号の出力をオン・オフすることを特徴とする請求項2記載のエンコーダ。
  4. 前記出力制御部は、前記1又は複数のエンコーダヘッド内の前記光源をオン・オフすることを特徴とする請求項2記載のエンコーダ。
  5. 前記1又は複数のエンコーダヘッドから出力される前記電気信号は、電流信号であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のエンコーダ。
  6. 前記1又は複数のエンコーダヘッドは、前記電気信号を増幅する電流増幅部を有することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項記載のエンコーダ。
  7. 前記接続部は、N個の前記エンコーダヘッドの出力ラインを1乃至N−1個分のうちいずれか1つの個数分の出力ライン数で結線することを特徴とする請求項1又は2記載のエンコーダ。
  8. 前記複数のエンコーダヘッドは、それぞれ前記光源を1つ設けると共に、前記光検出器を複数設け、
    前記複数の光検出器は、それぞれ異なる種類の各位相情報を有する前記各電気信号を出力し、
    前記接続部は、前記複数のエンコーダヘッドからそれぞれ出力される前記各電気信号のうち同種類の前記位相情報を有する前記各電気信号を同属化する、
    ことを特徴とする請求項2記載のエンコーダ。
  9. 前記接続部は、前記複数のエンコーダヘッド別の前記複数の光検出器の各出力端子のうち同種類の前記位相情報を有する前記各電気信号を出力する前記各出力端子をそれぞれ共通接続し、前記複数の光検出器からそれぞれ出力される前記各電気信号のうち同種類の前記位相情報を有する前記各電気信号を同属化することを特徴とする請求項8記載のエンコーダ。
  10. 前記複数のエンコーダヘッドに有する前記各光源と、これら光源を駆動するドライバーとを直列接続することを特徴とする請求項2記載のエンコーダ。
  11. 前記複数のエンコーダヘッドのそれぞれに前記各光源を駆動するドライバーを設けたことを特徴とする請求項2記載のエンコーダ。
  12. 前記信号処理部は、前記1又は複数のエンコーダヘッドから時分割で送られてくる前記各電気信号を処理して1つ分のエンコーダヘッドの信号として出力することを特徴とする請求項1又は2記載のエンコーダ。
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