JP5755285B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のチャンネルを有するコイルを用いて、体動する部位を含むナビゲータ領域から発生するナビゲータ信号を取得する磁気共鳴装置、およびこの磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
ナビゲータエコーを用いた体動補正技術が知られている。体動補正技術は、例えば、呼吸によるアーチファクトを軽減するのに有効である。しかし、肝臓と肺との境界からナビゲータエコーを収集した場合、皮下脂肪などの不要な信号が原因で、体動情報を取得することができないことがある。
この問題に対処するために、複数のチャンネルを有するマルチコイルを用いてナビゲータエコーを収集し、複数のチャンネルの中から、皮下脂肪などの信号の影響を受けにくいチャンネルを選択する技術が知られている(非特許文献1参照)。
非特許文献1では、図25に示すテンプレートTIを用いてチャンネルが選択される。テンプレートTIは、ナビゲータ領域のSI方向の信号値が理想的な値を持つプロファイルである。テンプレートTI(以下、「理想テンプレート」と呼ぶことがある)は、横軸がナビゲータ領域のSI方向の位置iを表しており、縦軸が信号値Wを表している。理想テンプレートTIのSI方向の分解能は「res」で表されている。例えば、res=256の場合、理想テンプレートTIのSI方向の分解能は256ピクセルとなる。理想テンプレートTIは、例えば、複数の健康な人間から得られた複数のプロファイルのデータを参考にして作成することができる。非特許文献1では、図25に示す理想テンプレートTIを用意しておき、理想テンプレートTIと各チャンネルから得られたプロファイルとの相関係数を算出し、相関係数に基づいて、複数のチャンネルの中から、皮下脂肪などの信号の影響を受けにくいチャンネルを選択している。
しかし、非特許文献1の方法では、肺領域の信号が大きい場合、最適なチャンネルを選択することができない場合がある。したがって、肺領域の信号が大きい場合であっても、最適なチャンネルを選択することができる技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、複数のチャンネルを有するコイルを用いて、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から発生するナビゲータ信号を取得する磁気共鳴装置であって、
前記コイルを用いて前記ナビゲータ領域から発生する第1のナビゲータ信号を取得するための第1のナビゲータシーケンスを実行するスキャン手段と、
前記複数のチャンネルの各々が受信した前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記チャンネルごとに、前記第1の部位の位置情報を含む第1のプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
前記第1のプロファイルの信号値と、前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートの信号値に基づいて、前記第1のプロファイルと前記テンプレートとの相関を求める手段と、
前記相関に基づいて、前記複数のチャンネルの中から、前記第1の部位の位置情報を取得するために使用されるチャンネルを選択する選択手段と、
を有し、
前記テンプレートの信号値は、
前記第1の部位の領域において第1の極性の信号値を含んでおり、前記第2の部位の領域において前記第1の極性とは反対の第2の極性の信号値を含んでいる、磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、複数のチャンネルを有するコイルを用いて、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から発生する第1のナビゲータ信号を取得するための第1のナビゲータシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記複数のチャンネルの各々が受信した前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記チャンネルごとに、前記第1の部位の位置情報を含む第1のプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、
前記第1のプロファイルの信号値と、前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートの信号値に基づいて、前記第1のプロファイルと前記テンプレートとの相関を求める処理と、
前記相関に基づいて、前記複数のチャンネルの中から、前記第1の部位の位置情報を取得するために使用されるチャンネルを選択する選択処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムであり、
前記テンプレートの信号値は、
前記第1の部位の領域において第1の極性の信号値を含んでおり、前記第2の部位の領域において前記第1の極性とは反対の第2の極性の信号値を含んでいる、プログラムである。
第1の部位の領域において第1の極性の信号値を含み、第2の部位の領域において第1の極性とは反対の第2の極性の信号値を含むテンプレートを用いることによって、複数のチャンネルの中から、不要な信号の影響を受けにくいチャンネルを選択することができる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 受信コイル4の説明図である。 第1の形態で実行されるスキャンを示す図である。 撮影領域を概略的に示す図である。 プリスキャンAで実行されるシーケンスの説明図である。 時点t1においてナビゲータシーケンスNAVを実行し、時点t1における肝臓のエッジの位置を検出するときのフローを示す図である。 受信コイル4のチャンネルCH1〜CH8ごとに得られたプロファイルF1〜F8を概略的に示す図である。 理想テンプレートTIと各プロファイルF1〜F8との相関係数を求めるときの説明図である。 プロファイルF1と理想テンプレートTIとの相関係数Cor1と、プロファイルF3と理想テンプレートTIとの相関係数Cor3の説明図である。 相関係数Cor1〜Cor8の値の違いを概略的に表した棒グラフを示す図である。 本形態で使用されるテンプレートTを概略的に示す図である。 相関係数Corを算出するときの説明図である。 プロファイルF1とテンプレートTとの相関係数Cor1と、プロファイルF3とテンプレートTとの相関係数Cor3の説明図である。 相関係数Cor1〜Cor8の値の違いを概略的に表した棒グラフを示す図である。 選択されたチャンネルCH3およびCH6を概略的に示す図である。 肝臓のエッジの位置を求めるときの説明図である。 時点t2においてナビゲータシーケンスNAVを実行し、時点t2における肝臓のエッジの位置を検出するときのフローを示す図である。 受信コイル4のチャンネルCH3およびCH6により得られたプロファイルF3およびF6を概略的に示す図である。 加算により得られたプロファイルF36を概略的に示す図である。 トリガレベルTLの一例を示す図である。 本スキャンBの説明図である。 本形態で使用可能な別のテンプレートT′の説明図である。 テンプレートTが好適に使用できる理由の説明図である。 信号値の極性を反転させたときのテンプレートTおよびテンプレートT′を示す図である。 非特許文献1で使用されているテンプレートを概略的に示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体10が収容されるボア21を有している。また、マグネット2には、超伝導コイル、勾配コイル、およびRFコイルなどが内蔵されている。
テーブル3は、被検体10を支持するクレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体10はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体10からの磁気共鳴信号を受信する。
図2は、受信コイル4の説明図である。
受信コイル4は、第1のコイル部41および第2のコイル部42を有している。第1のコイル部41は、被検体から磁気共鳴信号を受信するための4つのチャンネルCH1〜CH4を有しており、第2のコイル部42は、被検体から磁気共鳴信号を受信するための4つのチャンネルCH5〜CH8を有している。したがって、本形態では、受信コイル4は8チャンネルコイルとして構成されている。第1のコイル部41は被検体の腹部側に設置されており、第2のコイル部42は被検体の背中側に設置されている。
図1に戻って説明を続ける。
MR装置100は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、制御部7、操作部8、および表示部9などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイルに電流を供給する。
制御部7は、表示部9に必要な情報を伝送したり、受信コイル4から受け取った信号に基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部7は、プロファイル作成手段71〜位置検出手段74などを有している。
プロファイル作成手段71は、肝臓のエッジの位置情報を含むプロファイルを作成する。
相関係数算出手段72は、テンプレートT(後述する図11参照)とプロファイル作成手段71により作成されたプロファイルとの相関係数を算出する。
選択手段73は、相関係数に基づいて、受信コイル4が有する8チャンネルCH1〜CH8の中から、肝臓のエッジの位置の検出に適したチャンネルを選択する。
位置検出手段74は、プロファイルに基づいて、肝臓のエッジの位置を検出する。
制御部7は、プロファイル作成手段71〜位置検出手段74を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部8は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部7に入力する。表示部9は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
図3は第1の形態で実行されるスキャンを示す図、図4は撮影領域を概略的に示す図である。
第1の形態では、プリスキャンAと、本スキャンBとが実行される。
プリスキャンAは、後述するトリガレベルTL(図20参照)を決定するために実行されるスキャンである。トリガレベルTLについては後述する。
本スキャンBは、肝臓を撮影するためのスキャンである。
以下に、プリスキャンAおよび本スキャンBについて順に説明する。
図5は、プリスキャンAで実行されるシーケンスの説明図である。
プリスキャンAでは、ナビゲータシーケンスNAVが繰り返し実行される。ナビゲータシーケンスNAVは、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を収集するためのシーケンスである。
プリスキャンAでは、先ず、時点t1においてナビゲータシーケンスNAVを実行し、時点t1における肝臓のエッジの位置を検出する(図6参照)。
図6は、時点t1においてナビゲータシーケンスNAVを実行し、時点t1における肝臓のエッジの位置を検出するときのフローを示す図である。
ステップST1では、時点t1においてナビゲータシーケンスNAVが実行される。ナビゲータシーケンスNAVを実行することにより、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号が取得される。ナビゲータ信号は受信コイル4の各チャンネルCH1〜CH8により受信される。プロファイル作成手段71(図1参照)は、受信コイル4のチャンネルCH1〜CH8ごとに得られたナビゲータ信号を、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号強度を表すプロファイルに変換する。これにより、受信コイル4のチャンネルごとに、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号強度を表すプロファイルが作成される。図7に、受信コイル4のチャンネルCH1〜CH8ごとに得られたプロファイルF1〜F8を概略的に示す。ナビゲータシーケンスNAVは、肝臓が高信号となり肺が低信号となるように設計されている。したがって、プロファイルF1〜F8の信号値が急激に変化する位置を検出することにより、時点t1における肝臓のエッジの位置を検出することが可能となる。例えば、プロファイルF3を参照すると、位置P0において信号値が急激に変化しているので、位置P0を、肝臓のエッジの位置と考えることができる。
しかし、肺側に存在する組織(例えば、脂肪、血液)の信号が原因で、プロファイルの肺側の領域の信号値が大きくなることがある。例えば、プロファイルF1は、プロファイルF3と比較すると、肺の領域の信号値が大きくなっている。このように、肺の領域の信号値が大きくなると、肝臓のエッジの近傍だけでなく、肝臓のエッジから肺側に離れた場所にも、信号値が急激に変化する位置が現れるので、肝臓のエッジの位置を誤検出する原因となる。したがって、チャンネルCH1〜CH8により8個のプロファイルF1〜F8が得られているが、どのチャンネルでも、肝臓のエッジの位置の検出に適したプロファイルが得られるわけではない。
そこで、チャンネルCH1〜CH8の中から、肝臓のエッジの位置の検出に適したプロファイルが得られるチャンネルを選択する必要がある。チャンネルを選択するために、ステップST2に進む。
ステップST2では、チャンネルCH1〜CH8の中から、肝臓のエッジの位置の検出に適したプロファイルが得られるチャンネルを選択する。以下に、本形態においてチャンネルを選択する方法について説明するが、本形態のチャンネル選択方法を説明する前に、比較例として、Brauらにより提案された方法でチャンネルを選択する方法について先に説明する。
Brauらにより提案された方法では、図25に示す理想テンプレートTIを用意しておき、理想テンプレートTIと各プロファイルF1〜F8との相関係数を求める(図8参照)。
図8は、理想テンプレートTIと各プロファイルF1〜F8との相関係数を求めるときの説明図である。
相関係数Corは、以下の式で計算される。
図8では、相関係数を、記号「Cor1」〜「Cor8」で示してある。ここで、プロファイルF1〜F8のうち、肺側の信号値が大きいプロファイルF1と、肺側の信号値が小さいプロファイルF3に着目し、プロファイルF1と理想テンプレートTIとの相関係数Cor1と、プロファイルF3と理想テンプレートTIとの相関係数Cor3について考えてみる。
図9は、プロファイルF1と理想テンプレートTIとの相関係数Cor1と、プロファイルF3と理想テンプレートTIとの相関係数Cor3の説明図である。
図9では、理想テンプレートTIおよびプロファイルF1,F3のSI方向の解像度resが、res=256であるとする。したがって、理想テンプレートTIおよびプロファイルF1,F3のSI方向の範囲は、位置i=1〜256で示されている。
res=256であるので、式(1)の相関係数Corは、位置i=1〜256におけるWの値の和で表される。ここで、位置i=220におけるW220220について考えてみる。
理想テンプレートTIは位置i=220における信号値W220が「0.1」であり、プロファイルF1は、位置i=220における信号値S220が「1」である。したがって、プロファイルF1の場合、位置i=220におけるW220220の値は、W220220=0.1×1=0.1となる。
一方、プロファイルF3は、位置i=220における信号値S220が「0.1」である。したがって、プロファイルF3の場合、位置i=220におけるW220220の値は、W220220=0.1×0.1=0.01となる。
したがって、プロファイルF1により得られるW220220の値は、プロファイルF3により得られるW220220の値よりも大きいことがわかる。
上記の説明では、位置i=220におけるW220220について説明したが、肺の領域の大部分では、プロファイルF1により得られるWが、プロファイルF3により得られるWよりも大きい。したがって、理想テンプレートTIを用いて相関係数Corを算出した場合、肺の領域の信号値が大きいプロファイルF1の相関係数Cor1が、肺の領域の信号値が小さいプロファイルF3の相関係数Cor3よりも大きくなる。図9ではプロファイルF1の相関係数Cor1と、プロファイルF3の相関係数Cor3について説明したが、他のプロファイルについても、肺の領域の信号値が大きいほど、相関係数は大きくなる。図10に、相関係数Cor1〜Cor8の値の違いを概略的に表した棒グラフを示す。
相関係数Cor1〜Cor8を算出した後、プロファイルF1〜F8の中から、相関係数が最大となるプロファイルと、相関係数が2番目に大きいプロファイルを選択する。図10を参照すると、プロファイルF1の相関係数Cor1が最大であり、プロファイルF7の相関係数Cor7が2番目に大きいことが分かる。したがって、プロファイルF1〜F8の中から、プロファイルF1およびF7が選択される。プロファイルF1はチャンネルCH1から得られており、プロファイルF7はチャンネルCH7から得られている。したがって、Brauの方法では、チャンネルCH1〜CH8のうち、チャンネルCH1およびCH7が、肝臓のエッジの位置の検出に適したプロファイルが得られるチャンネルとして選択されることになる。
しかし、チャンネルCH1およびCH7により得られたプロファイルF1およびF7は、図8に示すように、肺側の組織の信号が原因で、肺の領域の信号値が大きくなっているので、肝臓のエッジの近傍だけでなく、肝臓のエッジから肺側に離れた場所にも、信号値が急激に変化する位置が現れる。したがって、チャンネルCH1で得られるプロファイルF1を用いて肝臓のエッジの位置を検出してしまうと、肝臓のエッジの位置の誤検出する原因となる。
そこで、本形態では、図25の理想テンプレートTIとは別のテンプレートを用いて、相関係数を計算している。図11に、本形態で使用されるテンプレートTを概略的に示す。
テンプレートTの信号値Wは、肝臓の領域R1では、肝臓のエッジに近づくにつれて信号値が単調増加する関数で表される。一方、肺の領域R2では、肝臓に近い領域R21と肝臓から離れた領域R22で信号値Wが異なっている。具体的には、以下の関数Wで表される。
本形態では、相関係数算出手段72(図1参照)が、関数Wで表されるテンプレートTと各プロファイルとの相関係数Corを算出する。
図12は相関係数Corを算出するときの説明図である。図12では、相関係数を、記号「Cor1」〜「Cor8」で示してある。ここで、プロファイルF1〜F8のうち、肺側の信号値が大きいプロファイルF1と、肺側の信号値が小さいプロファイルF3に着目し、プロファイルF1とテンプレートTとの相関係数Cor1と、プロファイルF3とテンプレートTとの相関係数Cor3について考えてみる。
図13は、プロファイルF1とテンプレートTとの相関係数Cor1と、プロファイルF3とテンプレートTとの相関係数Cor3の説明図である。
図13では、テンプレートTおよびプロファイルF1,F3のSI方向の解像度resが、res=256であるとする。したがって、テンプレートTおよびプロファイルF1,F3のSI方向の範囲は、位置i=1〜256で示されている。
プロファイルF1およびF3の信号値SiはSI方向の範囲に渡ってゼロ又は正の値である。一方、テンプレートTの信号値Wは、位置i=1〜192の範囲ではゼロ又は正の値であるが、位置i=193〜256の範囲では負の値(−2)になっている。
res=256であるので、式(1)の相関係数Corは、位置i=1〜256におけるWの値の和で表される。ここで、位置i=220におけるW220220について考えてみる。
テンプレートTは位置i=220における信号値W220が「−2」であり、プロファイルF1は、位置i=220における信号値S220が「1」である。したがって、プロファイルF1の場合、位置i=220におけるW220220の値は、W220220=−2×1=−2となる。
一方、プロファイルF3は、位置i=220における信号値S220が「0.1」である。したがって、プロファイルF3の場合、位置i=220におけるW220220の値は、W220220=−2×0.1=−0.2となる。
このように、W220220は負の値になるので、W220220は相関係数の値を小さくする効果がある。しかし、プロファイルF3の相関係数Cor3を算出する場合、W220220の項によって0.2しか減算されないが、プロファイルF1の相関係数Cor1を算出する場合、W220220によって2が減算される。したがって、プロファイルF1により得られるW220220は、プロファイルF3により得られるW220220よりも、相関係数を大きく減算させることができる。上記の説明では、位置i=220におけるW220220を取り上げたが、位置i=193〜256の範囲の大部分では、プロファイルF1により得られるWは、プロファイルF3により得られるWよりも、相関係数を大きく減算させることができる。
したがって、テンプレートTを用いて相関係数Corを算出した場合、肺の領域の信号値が大きいプロファイルF1の相関係数Cor1は、肺の領域の信号値が小さいプロファイルF3の相関係数Cor3よりも小さくなる。図13ではプロファイルF1およびF3について説明したが、他のプロファイルについても、肺の領域の信号値が大きいほど、相関係数は小さくなる。図14に、相関係数Cor1〜Cor8の値の違いを概略的に表した棒グラフを示す。
したがって、テンプレートTを用いることにより、肺の領域の信号値が大きいプロファイルの相関係数を、肺の領域の信号値が小さいプロファイルの相関係数よりも小さくすることができる。
相関係数Cor1〜Cor8を算出した後、選択手段73(図1参照)は、プロファイルF1〜F8の中から、テンプレートTとの相関係数Corが最大となるプロファイルと、相関係数Corが2番目に大きいプロファイルとを選択する。図14を参照すると、プロファイルF3とテンプレートTとの相関係数Cor3が最大となり、プロファイルF6とテンプレートTとの相関係数Cor6が2番目に大きいことが分かる。したがって、選択手段73は、プロファイルF3とプロファイルF6とを選択する。
プロファイルF3はチャンネルCH3から得られており、プロファイルF6はチャンネルCH6から得られている。したがって、選択手段73は、受信コイル4のチャンネルCH1〜CH8のうち、チャンネルCH3およびCH6を、肝臓のエッジの位置の検出に適したプロファイルが得られるチャンネルとして選択する。図15に、選択されたチャンネルCH3およびCH6を概略的に示す。チャンネルCH3およびCH6を選択した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、位置検出手段74(図1参照)が、時点t1における肝臓のエッジの位置を求める(図16参照)。
図16は、肝臓のエッジの位置を求めるときの説明図である。
位置検出手段74は、チャンネルCH3により得られたプロファイルF3と、チャンネルCH6により得られたプロファイルF6を加算する。
位置検出手段74は、加算により得られたプロファイルF36から、信号値が急激に変化する位置P1を検出する。これにより、時点t1における肝臓のエッジの位置P1(図5参照)を検出することができる。プロファイルF3およびF6を加算することにより、SN比を大きくすることができるので、肝臓のエッジの位置の検出精度を向上させることができる。エッジの位置P1を求めたら、図6のフローを終了する。
時点t1における肝臓のエッジの位置P1を検出した後、次の時点t2においてナビゲータシーケンスを実行する。
図17は、時点t2においてナビゲータシーケンスNAVを実行し、時点t2における肝臓のエッジの位置を検出するときのフローを示す図である。
ステップST1では、時点t2においてナビゲータシーケンスNAVが実行される。ナビゲータシーケンスNAVを実行することにより、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号が取得される。プロファイル作成手段71(図1参照)は、先に選択されたチャンネルCH3およびCH6(図15参照)で受信されたナビゲータ信号を、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号強度を表すプロファイルに変換する。これにより、チャンネルCH3およびCH6ごとにプロファイルが作成される。図18に、作成されたプロファイルF3およびF6を概略的に示す。プロファイルF3およびF6を得た後、位置検出手段74は、チャンネルCH3により得られたプロファイルF3と、チャンネルCH6により得られたプロファイルF6を加算する。図19に、加算により得られたプロファイルF36を概略的に示す。
位置検出手段74は、加算により得られたプロファイルF36から、信号値が急激に変化する位置P2を検出する。これにより、時点t2における肝臓のエッジの位置P2(図5参照)を検出することができる。
以下同様に、時点t3〜tzについても(図5参照)、図17に示すフローに従って、ナビゲータシーケンスNAVを実行し、選択されたチャンネルCH3およびCH6で受信されたナビゲータ信号を用いて、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号強度を表すプロファイルを作成する。そして、チャンネルCH3により得られたプロファイルF3と、チャンネルCH6により得られたプロファイルF6を加算し、加算により得られたプロファイルF36から、肝臓のエッジの位置を検出する。
したがって、図5に示すように、時点t1〜tzにおける肝臓のエッジの位置P1〜Pzのデータを取得することができる。このデータを取得した後、肝臓のエッジの位置P1〜Pzのデータに基づいて、トリガレベルTLを決定する。図20は、トリガレベルTLの一例を示す図である。トリガレベルTLは、後述する本スキャンBにおいてデータ収集シーケンスDAQ(図21参照)を実行するときの肝臓のエッジの基準位置を表している。トリガレベルTLは、例えば、肝臓のエッジの位置の最大値と最小値の中間に設定することができる。トリガレベルTLが本スキャンBを実行するときにどのように使用されるかについては、後述する。
プレスキャンAを実行した後、本スキャンBを実行する。
図21は、本スキャンBの説明図である。
本スキャンBでは、ナビゲータシーケンスNAVと、肝臓のデータを取得するためのデータ収集シーケンスDAQとが実行される。
本スキャンBでも、図17に示すフローに従ってナビゲータシーケンスNAVを実行し、選択されたチャンネルCH3およびCH6で受信されたナビゲータ信号を用いて、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号強度を表すプロファイルを作成する。そして、チャンネルにより得られたプロファイルと、チャンネルにより得られたプロファイルを加算し、加算により得られたプロファイルから、肝臓のエッジの位置を検出する。
このようにして、肝臓のエッジの位置の時間変化をモニタし、肝臓のエッジの位置がトリガレベルTLの上側から下側に移動したときに、データ収集シーケンスDAQが実行される。
以下同様に、ナビゲータシーケンスNAVとデータ収集シーケンスDAQを繰り返し実行し、本スキャンBを終了する。本スキャンBにより収集されたデータに基づいて、肝臓の画像が再構成され、被検体の撮影が終了する。
本形態において使用されるテンプレートTは、肺側の領域R2の中で、肝臓に近い領域R21の信号値はゼロであるが、肝臓から離れた領域R22の信号値は−2に設定されている(図11参照)。このようなテンプレートを用いることにより、肺の領域の信号値が大きいプロファイルは、テンプレートTとの相関係数が小さくなるが、肺の領域の信号値が小さいプロファイルは、テンプレートTとの相関係数が大きくなる。したがって、相関係数の値に基づいて、チャンネルCH1〜CH8の中から、肺の領域の信号の影響を受けにくいチャンネルを選択することができる。
尚、本形態では、プロファイルF1〜F8の中から、相関係数が最大となるプロファイルCH3と、相関係数が2番目に大きいプロファイルCH6とを選択している。しかし、相関係数が最大となるプロファイルCH3のみを選択し、プロファイルCH3のみを用いて肝臓のエッジの位置を検出してもよい。また、プロファイルF1〜F8の中から、相関係数の大きい順に3つ以上のプロファイルを選択し、選択された3つ以上のプロファイルに基づいて、肝臓のエッジの位置を検出してもよい。
また、本形態では、図11に示すテンプレートTを使用している。しかし、テンプレートTの代わりに、別のテンプレートを使用してもよい(図22参照)。
図22は、本形態で使用可能な別のテンプレートT′の説明図である。
図22に示すテンプレートT′は、肺の領域R2における信号値WがW=−2である。このようなテンプレートT′を用いても、肺の領域の信号値が大きいプロファイルの相関係数を小さくすることができる。したがって、チャンネルCH1〜CH8の中から、肺の領域の信号の影響を受けにくいチャンネルを選択することができる。
尚、相関係数を算出する場合、図11に示すテンプレートTを用いてもよいし、図22に示すテンプレートT′を用いてもよいが、より好適な例では、図11に示すテンプレートTが使用される。この理由について、図23を参照しながら説明する。
図23は、テンプレートTが好適に使用できる理由の説明図である。
図23(a)は、図11に示すテンプレートTとプロファイルF3との相関係数を算出するときの説明図、図23(a)は、図22に示すテンプレートT′とプロファイルF3との相関係数を算出するときの説明図である。
尚、図23では、テンプレートのSI方向の解像度resが、res=256であるとする。
先ず、図23(a)について説明する。
肝臓のエッジは被検体の呼吸運動に伴ってSI方向に移動するので、肝臓のエッジがテンプレートの肺の領域の内側に入り込むことがある。図23(a)では、肝臓のエッジの位置i=135が、テンプレートTの肺の領域R2の内側に入り込んでいる様子が示されている。
テンプレートTは、位置i=129〜192の信号値WがW=0に設定されている。したがって、位置i=135におけるテンプレートTの信号値W135は、W135=0である。一方、プロファイルF3は、位置i=135における信号値S135がS135=0.5である。したがって、テンプレートTとプロファイルF3との相関係数を算出する場合、位置i=135におけるW135135の値は、W135135=0×0.5=0となる。
一方、図23(b)を参照すると、テンプレートT′は、位置i=129〜192の信号値WがW=−2に設定されているので、位置i=135におけるテンプレートT′の信号値W135は、W135=−2である。したがって、テンプレートT′とプロファイルF3との相関係数を算出する場合、位置i=135におけるW135135の値は、W135135=−2×0.5=−1となる。
このように、テンプレートT′は、肝臓のエッジの位置i=135における信号値Wが「−2」であるので、W135135が負の値になり、相関係数を小さくしてしまう。したがって、相関係数が小さくならないようにするため、テンプレートT′よりも、テンプレートTを用いることが望ましい。尚、肝臓のエッジの位置(およびその近傍の範囲)においてWが負の値になっても、相関係数に与える影響がそれほど大きくない場合には、テンプレートT′を用いることができる。
尚、本発明で使用されるテンプレートは、図11および図22に示されたテンプレートTおよびT′に限定されることはない。例えば、図11のテンプレートTでは、肝臓から離れた領域R22の信号値Wは「−2」に設定されており、図22のテンプレートT′では、肺の領域R2の信号値Wは「−2」に設定されているが、「−2」とは別の負の値に設定してもよい。また、本形態では、テンプレートの肝臓の領域の信号値は正の値に設定され、肺の領域の信号値が負の値(およびゼロ)に設定されている。しかし、チャンネルCH1〜CH8の中から適切なチャンネルを選択することができるのであれば、図24に示すように、テンプレートの肝臓の領域R1の信号値を負の値に設定し、肺の領域R2の信号値を正の値(およびゼロ)に設定することも可能である。
尚、本形態では、8チャンネルコイルでナビゲータ信号を取得する例について説明されている。しかし、本発明は、8チャンネルコイルに限定されることはなく、2以上のチャンネルを有するコイルでナビゲータ信号を取得する場合に適用することができる。
本形態では、ナビゲータ領域Rnavは、肝臓と肺とを含むように設定されているが、体動する部位を含んでいるのであれば、肝臓又は肺とは別の部位を含んでいてもよい。例えば、ナビゲータ領域Rnavを、肝臓と心臓とを含むように設定してもよい。
本形態では、プリスキャンAの時点t1におけるナビゲータシーケンスNAVにより得られたナビゲータ信号に基づいて、チャンネルCH1〜CH8の中から、肝臓のエッジの位置を検出するために使用されるチャンネルCH3およびCH6を選択している。しかし、チャンネルを選択するためのナビゲータシーケンスNAVを2回以上実行し、各ナビゲータシーケンスNAVにより得られたナビゲータ信号に基づいてチャンネルを選択してもよい。
本形態では、時点t1のナビゲータシーケンスNAVにより得られたナビゲータ信号に基づいてチャンネルCH3およびCH6を選択した後、時点t2以降は、チャンネルCH3およびCH6が受信したナビゲータ信号に基づいて肝臓のエッジの位置を検出している。しかし、ナビゲータシーケンスNAVを実行するたびにチャンネルを選択してもよい。
本形態では、トリガリングによりデータ収集シーケンスDAQを実行する例について述べられているが、本発明は、トリガリングに限定されることはなく、複数のチャンネルを有するコイルでナビゲータ信号を受信する必要がある撮影であれば、どのような撮影にも適用することができる。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
41 第1のコイル部
42 第2のコイル部
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 制御部
8 操作部
9 表示部
10 被検体
21 ボア
71 プロファイル作成手段
72 相関係数算出手段
73 選択手段
74 位置検出手段
100 MR装置

Claims (10)

  1. 複数のチャンネルを有するコイルを用いて、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から発生するナビゲータ信号を取得する磁気共鳴装置であって、
    前記コイルを用いて前記ナビゲータ領域から発生する第1のナビゲータ信号を取得するための第1のナビゲータシーケンスを実行するスキャン手段と、
    前記複数のチャンネルの各々が受信した前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記チャンネルごとに、前記第1の部位の位置情報を含む第1のプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記第1のプロファイルの信号値と、前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートの信号値に基づいて、前記第1のプロファイルと前記テンプレートとの相関を求める手段と、
    前記相関に基づいて、前記複数のチャンネルの中から、前記第1の部位の位置情報を取得するために使用されるチャンネルを選択する選択手段と、
    を有し、
    前記テンプレートの信号値は、
    前記第1の部位の領域において第1の極性の信号値を含んでおり、前記第2の部位の領域において前記第1の極性とは反対の第2の極性の信号値を含んでいる、磁気共鳴装置。
  2. 前記テンプレートの信号値は、前記第2の部位の領域において一定値に設定されている、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  3. 前記テンプレートの信号値は、
    前記第2の部位の領域のうちの前記第1の部位に近い領域における信号値が、前記第2の部位の領域のうちの前記第1の部位から離れた領域における信号値とは異なるように設定されている、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  4. 前記テンプレートの信号値は、
    前記第1の部位に近い領域においてゼロに設定され、前記第1の部位から離れた領域において前記第2の極性の信号値に設定されている、請求項3に記載の磁気共鳴装置。
  5. 前記スキャン手段は、
    前記コイルを用いて前記ナビゲータ領域から発生する第2のナビゲータ信号を取得するための第2のナビゲータシーケンスを実行し、
    前記プロファイル作成手段は、
    前記選択手段により選択されたチャンネルが受信した前記第2のナビゲータ信号に基づいて、前記第1の部位の位置情報を含む第2のプロファイルを作成する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  6. 前記第2のプロファイルに基づいて、前記第2のナビゲータシーケンスが実行されたときの前記第1の部位の位置情報を求める手段、
    を有する請求項5に記載の磁気共鳴装置。
  7. 前記選択手段は、
    前記相関に基づいて、前記複数のチャンネルの中から、2つ以上のチャンネルを選択し、
    前記プロファイル作成手段は、
    前記選択手段により選択された2つ以上のチャンネルが受信した前記第2のナビゲータ信号に基づいて、選択されたチャンネルごとに、前記第1の部位の位置情報を含む第2のプロファイルを作成し、
    前記第1の部位の位置情報を求める手段は、
    選択されたチャンネルごとに得られた前記第2のプロファイルを加算し、加算された後の第2のプロファイルに基づいて、前記第2のナビゲータシーケンスが実行されたときの前記第1の部位の位置情報を求める、請求項6に記載の磁気共鳴装置。
  8. 前記第1の部位の位置情報を求める手段は、
    選択されたチャンネルごとに得られた前記第1のプロファイルを加算し、加算された後の第1のプロファイルに基づいて、前記第1のナビゲータシーケンスが実行されたときの前記第1の部位の位置情報を求める、請求項6又は7に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記第1の部位は肝臓のエッジを含んでおり、前記第2の部位は肺の一部を含んでおり、
    前記第1の部位の位置情報は、前記肝臓のエッジの位置情報である、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  10. 複数のチャンネルを有するコイルを用いて、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から発生する第1のナビゲータ信号を取得するための第1のナビゲータシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記複数のチャンネルの各々が受信した前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記チャンネルごとに、前記第1の部位の位置情報を含む第1のプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、
    前記第1のプロファイルの信号値と、前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートの信号値に基づいて、前記第1のプロファイルと前記テンプレートとの相関を求める処理と、
    前記相関に基づいて、前記複数のチャンネルの中から、前記第1の部位の位置情報を取得するために使用されるチャンネルを選択する選択処理と、
    を計算機に実行させるためのプログラムであり、
    前記テンプレートの信号値は、
    前記第1の部位の領域において第1の極性の信号値を含んでおり、前記第2の部位の領域において前記第1の極性とは反対の第2の極性の信号値を含んでいる、プログラム。


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