JP5753135B2 - ドラムの支持装置及びドラム - Google Patents

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Description

本発明は、タム等のドラムをバスドラムやスタンド等に支持するためのドラムの支持装置、及びドラムに関する。
ドラムセットでは、バスドラムの上方に、1又は複数のタムが設置されている。タムの設置には、バスドラム又はシンバルスタンドに取り付けられたホルダーや、専用のタムスタンド等が用いられる。例えば、特許文献1〜3には、タム設置用のホルダーやタムスタンドに適用されるドラムの支持装置が開示されている。
特許文献1に開示されるドラムの支持装置によれば、ブラケットの上端に、複数のクランプ部材が取り付けられている。また、ブラケットの下端には、一つの支持突起が取り付けられている。この構成によれば、複数のクランプ部材とブラケットとの間にドラムの上側フープを挟み込んで、各クランプ部材のボルトをそれぞれ締め付ける。これにより、複数のクランプ部材が上側フープを支持し、かつ支持突起がシェルの表面に突き当てられる。この状態で、ドラムが、ブラケットに装着されて、ホルダーやタムスタンド等に取り付けられる。
特許文献2に開示されるドラムの支持装置によれば、ブラケットの上端には、上側フープに沿って延びる半円弧状のアームが固定されている。アームの中央と両端とには、アーム側取付部がそれぞれ一つずつ設けられている。一方、ドラムの上側フープにも、アーム側取付部と対応する各位置にフープ側取付部が設けられている。この構成によれば、アームを上側フープの下縁に沿って配置し、3つのアーム側取付部を、対応するアーム側取付部にそれぞれネジで固定する。これにより、アームの中央と両端とが上側フープに固定されて、ドラムがブラケットに装着される。
また、特許文献3に開示されるドラムの支持装置によれば、上側フープには一対のフープ側取付部が、下側フープには一つのフープ側取付部がそれぞれ取り付けられている。この構成によれば、ブラケットの上端の2箇所を一対のフープ側取付部に、ブラケットの下端の1箇所をフープ側取付部にそれぞれネジで固定する。これにより、ブラケットの上端及び下端が上側フープ及び下側フープにそれぞれ固定されて、ドラムがブラケットに装着される。
米国特許第5544561号明細書 米国特許第5454288号明細書 特開平5−127669号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるドラムの支持装置によれば、支持突起をドラムのシェルの表面に突き当ててドラムを支持するため、ドラムを叩打したときに、シェルの振動が支持突起により妨げられてしまう。このため、シェルの振動を最大限に引き出すことができず、ドラム本来のサスティーンや音量を十分に得ることができない。
また、特許文献2に開示されるドラムの支持装置によれば、アームが上側フープに固定されるため、シェルの振動がアームにより妨げられることはない。しかしながら、アームが上側フープにのみ固定されるため、上側フープにドラムの自重が集中し易くなっている。このため、ドラムを叩打したときの衝撃により上側フープに歪みが生じる虞があり、フープの歪みがドラムの音量や音質に影響を及ぼす虞がある。
一方、特許文献3に開示されるドラムの装着システムによれば、ブラケットが上側フープ及び下側フープの両方に固定されるため、上側フープと下側フープとにドラムの自重を分散させることはできる。しかしながら、上側フープに取り付けられる一対のフープ側取付部が接近して配置されているため、上側フープのフープ側取付部付近には、依然として、ドラムの自重が集中し易くなっている。このため、ドラムを叩打したときの衝撃による上側フープの歪みを完全には解消することができず、フープの歪みがドラムの音量や音質に影響を及ぼす虞がある。
本発明の目的は、ドラムの音量や音質が向上するドラムの支持装置、及びドラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ドラムが設置される設置物にドラムを支持するためのドラムの支持装置であって、ドラムは、シェルと、シェルの両開口端を塞ぐ第1及び第2ドラムヘッドと、シェルの第1開口端に第1ドラムヘッドと共に装着される第1フープと、シェルの第2開口端に第2ドラムヘッドと共に装着される第2フープとを備えるドラムの支持装置において、設置物に接続されるブラケットと、ブラケットの第1端部に設けられる第1アームであって、ブラケットが固定される中央部と、中央部からシェルの円周方向に沿って左右両方向に延びる一対のアーム部と、第1フープを支持する複数の第1支持部とを有する第1アームと、ブラケットの第2端部に設けられる第2アームであって、第2アームは、ドラムの軸線に沿って延びるサポートアームと、サポートアームの下端に設けられて第2フープを支持する第2支持部とを有し、サポートアームは、ブラケットに対しドラムの軸線に沿って摺動可能に支持されている第2アームとを備え、複数の第1支持部のうち第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、シェルの軸線及び第1アームの長手方向の中点を含む面に直交する第1ドラムヘッドの直径と第1フープとが交差する2つの交点と、第1アームの中央部との間において、2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置され、第2支持部は、シェルの軸線に向けて突出すると共に、第2アームの軸線と直交する前後方向の位置を調整可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、第1アームの複数の第1支持部が第1フープを支持すると共に第2アームの第2支持部が第2フープを支持するため、第1及び第2支持部等によりシェルの振動が妨げられることはない。よって、シェルの振動を最大限に引き出すことができ、ドラム本来のサスティーンや音量を十分に得ることができる。また、第1アームの各端部に設けられる第1支持部が第1ドラムヘッドの直径と第1フープとが交差する2つの交点付近のそれぞれに配置されている。即ち、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部が離れて配置されるため、第1フープの一箇所にドラムの自重が集中することはない。よって、ドラムを叩打したときの衝撃等によるフープの歪みを抑制することができ、フープの歪みによるドラムの音量や音質への影響を極力抑制することもできる。従って、ドラムの音量や音質が向上する。また、この構成によれば、第2アームのサポートアームがブラケットに対しドラムの軸線に沿って摺動可能に支持されている。このため、サポートアームをブラケットに対し摺動させることで、ドラムのシェルの深さ寸法に合わせて、シェルの軸線方向に沿った第2支持部の高さ位置を調節することができる。これにより、ドラムの支持装置を、種々の大きさのドラムに対して対応して使用することもできる。
また、第2支持部は、シェルの軸線に向けて突出すると共に、第2アームの軸線と直交する前後方向の位置を調整可能に構成されている。つまり、シェルの軸線に向けて突出する第2支持部の突出量を調節することができる。この構成によれば、第2支持部の突出量を調節することで、第2アームの軸線に対するドラムの傾きを調整することができる。これにより、例えば、第1フープと第1アームとの間に第1防振部材が介装されている場合、ドラムの傾きを調整することで、第1防振部材の潰れが抑えられるため、第1防振部材の潰れによるドラムの音量や音質への影響を抑制することができる。また、第1防振部材の潰れが抑えられるため、第1防振部材に低硬度の材料を使用することができ、第1防振部材の防振機能を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、シェルの軸線及び第2アームの軸線を含む面に直交する第1ドラムヘッドの直径と第1フープとが交差する2つの交点と、第1アームの中央部との間において、2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部を、シェルの軸線及び第2アームの軸線を含む面に直交する第1ドラムヘッドの直径と第1フープとが交差する2つの交点付近のそれぞれに配置する。これにより、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部を極力離れた位置に配置することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部は、シェルの軸線に対し対称となる位置に配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部を最大限離れた位置に配置することができる。これにより、第1フープに作用するドラムの自重を、効率良く分散させることができる。よって、ドラムを叩打したときの衝撃等によるフープの歪みが一層抑制されるため、フープの歪みによるドラムの音量や音質への影響を一層抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、第1支持部は、第1フープとの間に第1防振材料を介在させた状態で第1フープを支持し、第2支持部は、第2フープとの間に第2防振材料を介在させた状態で第2フープを支持することを要旨とする。
この構成によれば、第1及び第2防振材料により、ドラムを叩打したときの衝撃による振動を吸収することができる。このため、ドラムの振動が第1及び第2フープ及びブラケットを介して設置物に伝達されることを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、第1ドラムヘッドは、演奏者により叩打される打面ヘッドであり、第1フープは、シェルの上開口端に打面ヘッドと共に装着される上側フープであることを要旨とする。
この構成によれば、シェルに打面ヘッドと共に装着される上側フープを、第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部により、互いに離れた位置で支持することができる。よって、ドラムの自重に加えドラムを叩打したときの衝撃等が加えられる上側フープの歪みを抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の発明において、第1支持部の先端を第1フープに係合させて第1フープを支持し、第2支持部の先端を第2フープに当接させて第2フープを支持することを要旨とする。
ドラムは、シェルの側方でブラケットを介して設置物に接続される。この場合、ドラムには、シェルの上開口端をブラケットから離間させる向きにかつシェルの下開口端をブラケットへ接近させる向きに回動する力が作用している。この点、本発明によれば、上記の力関係を利用した構成であり、シェルの上開口端に装着される第1フープには第1支持部を係合させるものの、シェルの下開口端に装着される第2フープには第2支持部を当接させるだけである。これにより、ドラムの支持装置を簡素化することができる。
請求項に記載の発明は、請求項5又は6記載の発明において、第1アームには、第1フープと第1アームとの接触を規制する規制部材が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、演奏時にドラムが揺れたり、設置物からドラムを外したりするとき、第1フープと第1アームとが接触する虞がある。この点、本発明によれば、第1アームに設けられた規制部材により、第1アームと第1フープとが接触して音が発生したり、傷が付いたりすることを防止できる。また、規制部材を有することで、更に低硬度の材料を第1防振部材に使用することもできる。このため、第1防振部材の防振機能が更に向上する。
請求項に記載の発明は、シェルと、シェルの両開口端を塞ぐ第1及び第2ドラムヘッドと、シェルの第1開口端に第1ドラムヘッドと共に装着される第1フープと、シェルの第2開口端に第2ドラムヘッドと共に装着される第2フープとを備えるドラムにおいて、ドラムが設置される設置物に接続されるブラケットと、ブラケットの第1端部に設けられる第1アームであって、ブラケットが固定される中央部と、中央部からシェルの円周方向に沿って左右両方向に延びる一対のアーム部と、第1フープを支持する複数の第1支持部とを有する第1アームと、ブラケットの第2端部に設けられる第2アームであって、第2アームは、ドラムの軸線に沿って延びるサポートアームと、サポートアームの下端に設けられて第2フープを支持する第2支持部とを有し、サポートアームは、ブラケットに対しドラムの軸線に沿って摺動可能に支持されている第2アームとを備え、複数の第1支持部のうち第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、シェルの軸線及び第1アームの長手方向の中点を含む面に直交する第1ドラムヘッドの直径と第1フープとが交差する2つの交点と、第1アームの中央部との間において、2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置され、第2支持部は、シェルの軸線に向けて突出すると共に、第2アームの軸線と直交する前後方向の位置を調整可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、請求項1記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、ドラムの音量や音質が向上する。
本発明のタム支持装置が装着されたタムの斜視図。 タム支持装置の斜視図。 タム支持装置の分解斜視図。 図1の4−4線に沿った部分断面図。 図1の5−5線に沿った部分断面図。 (a)は突出部をサポートアームの下端付近に配置した状態を示す部分断面図、(b)は突出部を突出させた状態を示す部分断面図。 (a)は別例のナットを取付具に装着する直前の状態を示す部分断面図、(b)は別例のナットを取付具に装着する途中の状態を示す部分断面図、(c)は別例のナットを取付具に装着した状態を示す部分断面図。
以下、本発明に係るドラムの支持装置をタム支持装置に具体化した一実施形態について、図1〜図6(b)を参照して説明する。
図1に示すように、タムTMは、円筒状のシェル1と、シェル1の上開口端を塞ぐ第1ドラムヘッドとして打面ヘッド2と、シェル1の下開口端を塞ぐ第2ドラムヘッドとしての裏面ヘッド3と、第1フープとしての上側フープ4と、第2フープとしての下側フープ5とを備えている。上側フープ4は、シェル1の上開口端に対し、打面ヘッド2と共に装着される。下側フープ5は、シェル1の下開口端に対し、裏面ヘッド3と共に装着される。本実施形態において、シェル1の上開口端が第1開口端であり、シェル1の下開口端が第2開口端である。
タムTMには、タム支持装置10が装着されている。タム支持装置10は、上側フープ4の2箇所と下側フープ5の1箇所とを支持するよう略T字状に構成されている。タムTMが設置される設置物としてのバスドラム(図示略)には、タムホルダTHが固定されている。タムホルダTHは、L字ロッドLRを有している。タムTMは、タム支持装置10をL字ロッドLRに固定することによって、バスドラムの上方に設置される。
図1及び図2に示すように、タム支持装置10は、ブラケット20と、シェル1の円周方向に沿って延びる第1アーム30と、シェル1の軸線C1に沿って延びる第2アーム50とを備えている。第1アーム30は、ブラケット20の第1端部としての上端部に設けられている。第2アーム50は、ブラケット20の第2端部としての下端部に設けられている。ブラケット20は、L字ロッドLRの先端部に接続される。
図3及び図4に示すように、ブラケット20は、略箱状の上側本体部26と、上側本体部26から下方に延びる下側本体部27とを備えている。上側本体部26には、L字ロッドLRが挿通される挿通孔26aが形成されている。上側本体部26の上端には、第1アーム30に取り付けられる一対の取付部28が形成されている。
下側本体部27の下端部には、ボルト25を側方から挿入するための横孔が形成されている。下側本体部27内には、第2アーム50を摺動可能に支持するための支持孔27aが形成されている。また、下側本体部27内には、ボルト25に螺着される図示しないブッシュナット、及び押え板29が収納されている。
次に、第1アーム30の構成について図3〜図5を参照して説明する。
図3及び図4に示すように、第1アーム30は、シェル1と同径の円弧状に形成されている。第1アーム30は、ブラケット20が固定される中央部31と、中央部31から図3に示す右方向に延びる右アーム部30Rと、中央部31から図3に示す左方向に延びる左アーム部30Lとにより構成されている。中央部31は、ブラケット20の取付部28と対応する位置に一対の取付孔31aを有している。第1アーム30は、一組のボルト32及びナット33により、ブラケット20の取付部28に取り付けられている。第1アーム30の中央部31とブラケット20との間には、板状の防振ゴム34が介装されている。防振ゴム34には、ボルト32が貫通する一対の貫通孔34aが形成されている。
中央部31には、上側フープ4と第1アーム30との接触を規制する規制部材35が設けられている。規制部材35は、円柱状のガイドゴム36と、ガイドゴム36にインサート成形された取付ネジ37とにより構成されている。規制部材35は、取付ネジ37にナット38を締め付けることにより、中央部31に固定されている。この状態で、規制部材35は、ガイドゴム36と上側フープ4との間に隙間を空けて配置されている。
図1及び図3に示すように、右アーム部30R及び左アーム部30Lは、中央部31に対して左右対称な形状であり、かつ同じ長さをそれぞれ有している。右アーム部30R及び左アーム部30Lは、シェル1の軸線C1及び第2アーム50の軸線C2を含む垂直面HSに直交する打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にまでそれぞれ延びている。右アーム部30R及び左アーム部30Lの各端部には、上側フープ4を支持する第1支持部40がそれぞれ固定されている。このため、各第1支持部40は、打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にそれぞれ配置されている。一対の第1支持部40は、シェル1の軸線C1に対し略対称となる位置に配置されている。各第1支持部40は、交点P,Qと中央部31との間において交点P,Qと近接する位置にそれぞれ配置されている。
図3及び図5に示すように、第1支持部40は、ナット41、ゴム製の台座42、第1防振材料からなる防振ゴム43、及び上下一対の取付ネジ44,45により構成されている。取付ネジ44,45は、インサート成形により、防振ゴム43の上下各端面に固着されている。第1支持部40は、下側の取付ネジ45にナット46を締め付けることで、右アーム部30R及び左アーム部30Lの各端部に固定されている。
ナット41及び台座42は、上側の取付ネジ44が挿通される挿通孔41c,42cをそれぞれ有している。ナット41は、ゴム製の第1ナット部材47と、金属製の第2ナット部材48とにより構成されている。第2ナット部材48は、第1ナット部材47にインサート成形されている。ナット41は、第2ナット部材48を取付ネジ44に螺着させて締め付けることにより、台座42の上面に固定される。
台座42は、基端部42aと、基端部42aよりも小さい外径を有する先端部42bとを備えている。先端部42bの外径は、上側フープ4に設けられたフープ孔4bの内径よりも小さく設定されている。上側フープ4と接する基端部42aの外周面は、球面形状を有している。台座42は、挿通孔42cに取付ネジ44を挿通させて防振ゴム43上に固着されている。この状態で、台座42は、フープ孔4bの開口縁と線接触するように配置されている。
図5に示すように、第1支持部40は、台座42の先端部42bをフープ孔4bに挿通させかつ取付ネジ44にナット41を取着することにより、上側フープ4に係合されている。こうして、タム支持装置10は、一対の第1支持部40の先端を上側フープ4に係合させることにより、上側フープ4を支持する。この状態で、第1支持部40と上側フープ4との間には、防振ゴム43が介在されている。このため、第1支持部40は、防振ゴム43によって、上側フープ4を弾性的に支持すると共に、打面ヘッド2から上側フープ4に伝達された振動を吸収する。
次に、第2アーム50の構成について図1〜図4、図6(a)及び図6(b)を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、第2アーム50は、シェル1の軸線C1に沿って延びるサポートアーム51と、下側フープ5を支持する第2支持部52とを備えている。サポートアーム51は、断面C字状を有している。サポートアーム51は、第1アーム30と直交する方向に沿って直線状に延びている。
サポートアーム51の上部は、ガイドブッシュ53を介して、下側本体部27の支持孔27a内に支持されている。サポートアーム51は、シェル1の軸線C1に沿って摺動可能である。サポートアーム51は、ボルト25を緩めることで、ブラケット20に対し上下方向に移動可能となる。一方、サポートアーム51は、ボルト25を締め付けることで、図3に示す押え板29を介してブラケット20に固定される。つまり、第2アーム50は、ボルト25を操作してサポートアーム51を移動させることで第2支持部52の高さ位置を調節可能に構成されている。
また、サポートアーム51の上端中央には、タムTM側からねじ54が固着されている。ねじ54は、支持孔27a内のガイドブッシュ53の端面に当接されることで、サポートアーム51の下方への移動を規制する。つまり、ねじ54は、ボルト25を緩めた状態でブラケット20から抜け落ちないように、サポートアーム51を保持する。
図3及び図4に示すように、第2支持部52は、サポートアーム51の下端に設けられている。第2支持部52は、第2防振材料としてのゴムからなる調節ノブ55と、調節ノブ55にインサート成形されたボルト56と、ブッシュナット57と、キャップ58とにより構成されている。
ブッシュナット57の円筒部分は、サポートアーム51の下端に設けられた固定孔51aに挿入されている。また、ブッシュナット57の六角部分は、サポートアーム51のC溝51bに嵌め込まれている。このため、ブッシュナット57は、サポートアーム51の下端において回転しないように支持されている。
ボルト56は、ブッシュナット57に螺着された状態で、固定孔51aに挿入されている。キャップ58は、サポートアーム51の下端と共にブッシュナット57及びボルト56を覆うように装着されている。
調節ノブ55は、操作時に把持される摘み部55aと、下側フープ5に当接される突出部55bとを備えている。突出部55bの外表面は、球面形状を有している。タム支持装置10は、突出部55bの先端を下側フープ5の周面に当接させることにより、下側フープ5を支持する。この状態では、第2支持部52と下側フープ5との間に、調節ノブ55が介在されている。このため、第2支持部52は、調節ノブ55の先端によって、下側フープ5を弾性的に支持すると共に、打面ヘッド2から下側フープ5に伝達された振動を吸収する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第2支持部52は、第2アーム50の軸線C2と直交する前後方向に沿って進退可能である。即ち、調節ノブ55を手で回してブッシュナット57に螺着されたボルト56を進退させることにより、突出部55bをシェル1の軸線に向けて突出させたり、サポートアーム51の下端付近に戻したりすることができる。
次に、タム支持装置10の作用について、図1及び図4を参照して説明する。
まず、タム支持装置10をタムTMに取り付ける。その際、図1に示すように、第1アーム30をシェル1の周面に沿って配置し、一対の第1支持部40を上側フープ4の対応するフープ孔4bに挿通させると共に、規制部材35を上側フープ4のフープ孔4a付近に配置する。そして、一対の第1支持部40を上側フープ4に係合させるため、各第1支持部40の取付ネジ44にナット41をそれぞれ装着する。
次に、タム支持装置10をタムホルダTHに取り付ける。その際、図1及び図4に示すように、ブラケット20の挿通孔26aに、L字ロッドLRの先端部を挿通させる。そして、T型ボルト13を手で回して、ブラケット20をL字ロッドLRの先端部に固定する。
続いて、ボルト25を操作して、ブラケット20に対しサポートアーム51を上下方向に移動させる。これにより、シェル1の深さに応じて、第2支持部52と下側フープ5とが一致するように、第2支持部52の高さ位置を調節する。
最後に、調節ノブ55を手で回して、ブッシュナット57に螺着されたボルト56を進退させる。これにより、第1アーム30と上側フープ4とが平行になるように、突出部55bの突出量を調節する。こうして、タム支持装置10をタムホルダTHに固定することで、タムTMがバスドラムの上方に設置される。
この状態で、図1に示すように、第1支持部40は、打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にそれぞれ配置されている。この場合、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40が離れて配置されるため、上側フープ4の一箇所にタムTMの自重が集中することはない。また、複数の第1支持部40が上側フープ4を支持すると共に第2支持部52が下側フープ5を支持するため、第1及び第2支持部40,52等によりシェル1の振動が妨げられることもない。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)タム支持装置10は、上側フープ4の2箇所と下側フープ5の1箇所とを支持するように構成されている。このため、第1及び第2支持部40,52等によりシェル1の振動が妨げられることはない。よって、シェル1の振動を最大限に引き出すことができ、タムTM本来のサスティーンや音量を十分に得ることができる。また、第1支持部40は、打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にそれぞれ配置されている。即ち、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40が離れて配置されるため、上側フープ4の一箇所にタムTMの自重が集中することはない。よって、タムTMを叩打したときの衝撃等による上側フープ4の歪みを抑制することができ、上側フープ4の歪みによるタムTMの音量や音質への影響を極力抑制することもできる。従って、タムTMの音量や音質が向上する。
(2)一対の第1支持部40は、シェル1の軸線C1に対し略対称となる位置に配置されている。この場合、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40を最大限離れた位置に配置することができる。これにより、上側フープ4に作用するタムTMの自重を、効率良く分散させることができる。よって、タムTMを叩打したときの衝撃等による上側フープ4の歪みが一層抑制されるため、上側フープ4の歪みによるタムTMの音量や音質への影響を一層抑制することができる。
(3)タム支持装置10は、第1支持部40と上側フープ4との間に防振ゴム43を介在させて、上側フープ4を支持する。また、タム支持装置10は、第2支持部52と下側フープ5との間に調節ノブ55を介在させて、下側フープ5を支持する。この場合、防振材料からなる防振ゴム43及び調節ノブ55により、タムTMを叩打したときの衝撃による振動を吸収することができる。このため、タムTMの振動が上側及び下側フープ4,5及びブラケット20を介してタムホルダTHに伝達されることを抑制することができる。
(4)タム支持装置10は、一対の第1支持部40の先端を上側フープ4に係合させることにより、上側フープ4を支持する。また、タム支持装置10は、突出部55bの先端を下側フープ5の周面に当接させることにより、下側フープ5を支持する。図4に示すように、タムTMは、シェル1の側方でブラケット20を介してタムホルダに接続される。この場合、タムTMには、シェル1の上開口端をブラケット20から離間させる向きにかつシェル1の下開口端をブラケット20へ接近させる向きに回動する力が作用している。この点、上記構成によれば、上記の力関係を利用した構成であり、シェル1の上開口端に装着される上側フープ4には第1支持部40を係合させるものの、シェル1の下開口端に装着される下側フープ5には第2支持部52を当接させるだけである。これにより、タム支持装置10の構成を簡素化することができる。
(5)第2支持部52の高さ位置は、ボルト25の操作により調節可能となっている。即ち、シェル1の深さ寸法に合わせて、サポートアーム51をシェル1の軸線C1に沿って摺動させることで、第2支持部52の高さ位置を調節することができる。これにより、種々の大きさのタムTMに対して対応することができる。
(6)第2支持部52は、第2アーム50の軸線C2と直交する前後方向に沿って進退可能である。このため、シェル1の軸線C1に向けて突出する第2支持部52の突出量を調節することができる。これにより、上側フープ4と第1アーム30との間に介装される防振ゴム43の潰れを抑えることができる。よって、防振ゴム43の潰れによるタムTMの音量や音質への影響を抑制することもできる。また、この場合、防振ゴム43の潰れが抑えられるため、防振ゴム43に低硬度の材料を使用することができる。このため、防振ゴム43の防振機能が向上する。
(7)演奏時にタムTMが揺れたり、タムホルダTHからタムTMを外したりするとき、上側フープ4と第1アーム30とが接触する虞がある。この点、本発明によれば、第1アーム30の中央部31には、上側フープ4と第1アーム30との接触を規制する規制部材35が設けられている。このため、規制部材35により、第1アーム30と上側フープ4とが接触して音が発生したり、傷が付いたりすることを防止できる。また、規制部材35を有することで、防振ゴム43には更に低硬度の材料を使用することができる。このため、防振ゴム43の防振機能が更に向上する。
なお、本実施形態は、以下のように変更してもよい。
・本実施形態において、ナット41の構成を、以下のように変更してもよい。例えば、図7(a)〜図7(c)に示すように、ゴム製のナット部材147と、ナット部材147にインサート成形されたクリップ148とにより、ナット141を形成してもよい。この場合、クリップ148の外側面には、ナット部材147に内側から嵌着される突条148aが形成されている。また、クリップ148の先端には、上側の取付具144を把持する爪部148bが形成されている。取付具144の周面には、爪部148bが嵌め込まれる溝144aが形成されている。本実施形態とは異なり、取付具144の外周面には、雄ネジが形成されていない。
次に、ナット141を取付具144に装着する際の操作について説明する。
図7(a)に示すように、まず、ナット141の開口端付近に、取付具144の先端を配置する。次に、図7(b)に示すように、ナット141の外側からクリップ148の基端を手で摘むことにより、クリップ148の先端を開く。続いて、取付具144を、クリップ148の先端からナット141の内側へと挿入する。そして、図7(c)に示すように、取付具144をナット141内に挿入した後、クリップ148の先端を閉じて、爪部148bを、取付具144の溝144aに嵌め込む。尚、ナット141を取付具144から取り外す際は、上記一連の操作と逆の操作を行えばよい。
・本実施形態において、第1アーム30を構成する右アーム部30R及び左アーム部30Lは、中央部31に対して左右対称な形状であり、かつ同じ長さをそれぞれ有していたが、タムTMのテンションボルトの数によっては、右アーム部30R及び左アーム部30Lは、中央部31に対して左右非対称であってもよく、それに応じて異なる長さをそれぞれ有していてもよい。この場合、右アーム部30R及び左アーム部30Lは、シェル1の軸線C1及び第1アーム30の長手方向の中点を含む垂直面HSに直交する打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にまでそれぞれ延びている。このため、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40を、シェル1の軸線C1及び第1アーム30の長手方向の中点を含む垂直面HSに直交する打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近にそれぞれ配置することができる。この構成によれば、本実施形態と同様に、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40を極力離れた位置に配置することができるため、上側フープ4に作用するタムTMの自重を効率良く分散させることができる。
・本実施形態において、第1支持部40により下側フープ5を支持しかつ第2支持部52により上側フープ4を支持するように、タム支持装置10を構成してもよい。この場合、第1ドラムヘッドが裏面ヘッドであり、第2ドラムヘッドが打面ヘッドである。
・本実施形態において、第1支持部40の数を3以上に変更してもよい。この場合、第1支持部40は、第1アーム30の各端部の他に、第1アーム30の各端部と中央部31との間に設けられる。
・本実施形態において、第1支持部40からナット41を省略してもよい。この場合、タム支持装置10をタムTMに取り付ける際に、第1支持部40を上側フープ4の対応するフープ孔4bに挿通させるだけでよい。
・本実施形態において、タムTMが設置される設置物は、バスドラム以外に、シンバルスタンド、又は専用のタムスタンドであってもよい。
・本実施形態において、第1アーム30の各端部に設けられる一対の第1支持部40は、打面ヘッド2の直径DMと上側フープ4とが交差する2つの交点P,Q付近であれば、対称な位置でなくてもよい。
・本実施形態において、防振ゴム43及び調節ノブ55を形成する防振材料として、ゴム以外に、例えば、ウレタンやスポンジ等を用いてもよい。また、防振ゴム43を省略してもよい。また、調節ノブ55を、防振材料以外の他の材料により形成してもよい。
・本実施形態において、第2支持部52も、第1支持部40と同様に、第2支持部52の先端を下側フープ5に係合させて、下側フープ5を支持してもよい。
・本実施形態において、第2支持部52の高さ位置を調整するための構成を、以下のように変更してもよい。例えば、サポートアーム51の軸線に沿って複数の取付孔を形成し、ブラケット20に対するサポートアーム51の取付位置を段階的に変更して、第2支持部52の高さ位置を調整してもよい。
・本実施形態において、タム支持装置10から、第2支持部52の高さ位置を変更するための構成を省略してもよい。
・本実施形態において、規制部材35の数を2以上に変更してもよい。また、タム支持装置10から、規制部材35を省略してもよい。また、タム支持装置10から規制部材35を省略する代りに、第1アーム30の配置位置に応じて、上側フープ4又は下側フープ5に規制部材35を設けてもよい。
・本実施形態において、規制部材35の位置は、第1アーム30の中央以外でもよく、第1アームの円周方向の各端部を除く任意の位置に設定してもよい。
・本実施形態において、タム支持装置を、例えばスネアドラム等のタム以外のドラムを支持する支持装置に変更してもよい。
TM…タム(ドラム)、C1…シェルの軸線、C2…第2アームの軸線、HS…垂直面(面)、DM…打面ヘッドの直径、P,Q…交点、1…シェル、2…打面ヘッド(第1ドラムヘッド)、3…裏面ヘッド(第2ドラムヘッド)、4…上側フープ(第1フープ)、5…下側フープ(第2フープ)、10…タム支持装置(ドラムの支持装置)、20…ブラケット、30…第1アーム、35…規制部材、40…第1支持部、43…防振ゴム(第1防振材料)50…第2アーム、52…第2支持部、55…調節ノブ(第2防振材料)。

Claims (8)

  1. ドラムが設置される設置物にドラムを支持するためのドラムの支持装置であって、前記ドラムは、シェルと、前記シェルの両開口端を塞ぐ第1及び第2ドラムヘッドと、前記シェルの第1開口端に第1ドラムヘッドと共に装着される第1フープと、前記シェルの第2開口端に第2ドラムヘッドと共に装着される第2フープとを備えるドラムの支持装置において、
    前記設置物に接続されるブラケットと、
    前記ブラケットの第1端部に設けられる第1アームであって、前記ブラケットが固定される中央部と、前記中央部から前記シェルの円周方向に沿って左右両方向に延びる一対のアーム部と、前記第1フープを支持する複数の第1支持部とを有する第1アームと、
    前記ブラケットの第2端部に設けられる第2アームであって、前記第2アームは、前記ドラムの軸線に沿って延びるサポートアームと、前記サポートアームの下端に設けられて前記第2フープを支持する第2支持部とを有し、前記サポートアームは、前記ブラケットに対し前記ドラムの軸線に沿って摺動可能に支持されている第2アームとを備え、
    前記複数の第1支持部のうち前記第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、前記シェルの軸線及び前記第1アームの長手方向の中点を含む面に直交する前記第1ドラムヘッドの直径と前記第1フープとが交差する2つの交点と、前記第1アームの中央部との間において、前記2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置され
    前記第2支持部は、前記シェルの軸線に向けて突出すると共に、前記第2アームの軸線と直交する前後方向の位置を調整可能に構成されていることを特徴とするドラムの支持装置。
  2. 請求項1記載のドラムの支持装置において、
    前記第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、前記シェルの軸線及び前記第2アームの軸線を含む面に直交する前記第1ドラムヘッドの直径と前記第1フープとが交差する2つの交点と、前記第1アームの中央部との間において、前記2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置されていることを特徴とするドラムの支持装置。
  3. 請求項1又は2記載のドラムの支持装置において、
    前記第1アームの各端部に設けられる一対の第1支持部は、前記シェルの軸線に対し対称となる位置に配置されていることを特徴とするドラムの支持装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のドラムの支持装置において、
    前記第1支持部は、前記第1フープとの間に第1防振材料を介在させた状態で前記第1フープを支持し、前記第2支持部は、前記第2フープとの間に第2防振材料を介在させた状態で前記第2フープを支持することを特徴とするドラムの支持装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のドラムの支持装置において、
    前記第1ドラムヘッドは、演奏者により叩打される打面ヘッドであり、
    前記第1フープは、前記シェルの上開口端に前記打面ヘッドと共に装着される上側フープであることを特徴とするドラムの支持装置。
  6. 請求項5記載のドラムの支持装置において、
    前記第1支持部の先端を前記第1フープに係合させて前記第1フープを支持し、前記第2支持部の先端を前記第2フープに当接させて前記第2フープを支持することを特徴とするドラムの支持装置。
  7. 請求項5又は6記載のドラムの支持装置において、
    前記第1アームには、前記第1フープと前記第1アームとの接触を規制する規制部材が設けられていることを特徴とするドラムの支持装置。
  8. シェルと、前記シェルの両開口端を塞ぐ第1及び第2ドラムヘッドと、前記シェルの第1開口端に第1ドラムヘッドと共に装着される第1フープと、前記シェルの第2開口端に第2ドラムヘッドと共に装着される第2フープとを備えるドラムにおいて、
    前記ドラムが設置される設置物に接続されるブラケットと、
    前記ブラケットの第1端部に設けられる第1アームであって、前記ブラケットが固定される中央部と、前記中央部から前記シェルの円周方向に沿って左右両方向に延びる一対のアーム部と、前記第1フープを支持する複数の第1支持部とを有する第1アームと、
    前記ブラケットの第2端部に設けられる第2アームであって、前記第2アームは、前記ドラムの軸線に沿って延びるサポートアームと、前記サポートアームの下端に設けられて前記第2フープを支持する第2支持部とを有し、前記サポートアームは、前記ブラケットに対し前記ドラムの軸線に沿って摺動可能に支持されている第2アームとを備え、
    前記複数の第1支持部のうち前記第1アームの各端部に設けられる第1支持部は、前記シェルの軸線及び前記第1アームの長手方向の中点を含む面に直交する前記第1ドラムヘッドの直径と前記第1フープとが交差する2つの交点と、前記第1アームの中央部との間において、前記2つの交点と近接する位置にそれぞれ配置され、
    前記第2支持部は、前記シェルの軸線に向けて突出すると共に、前記第2アームの軸線と直交する前後方向の位置を調整可能に構成されていることを特徴とするドラム。
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