JP5750623B2 - 導入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作途中で手を離した際に、予め定めた中立位置を含む範囲内に復帰する操作入力部を備える挿入装置に関する。
従来、挿入装置として、代表的には、体腔内又は湾曲箇所が存在する管路内の目視観察を行うために、細長い可撓性を有し、先端部に湾曲部が設けられた挿入部を挿入する医療用又は工業用の内視鏡装置が利用されている。例えば、医療用の内視鏡装置は、体腔内の診察や外科手術に用いられた場合、2つの操作ダイヤルから成る操作部を操作して、挿入部先端側に設けられた湾曲部を上下(UD)方向及び左右(RL)方向に湾曲させながら体腔内を観察している。
湾曲部の操作を電動化すると、操作ダイヤルの回転角度に対して湾曲部をどこまで湾曲させるか自由に設定できるようになる。つまり、操作ダイヤルの回転角度に対する湾曲部を湾曲させる湾曲角度の比を小さくなるように設定していけば、操作者は湾曲部をより細かくゆっくりと湾曲操作を行いやすくなる。湾曲部がゆっくりと細かく湾曲できるように、操作ダイヤルが1回転以上(360度以上)の多回転操作を行う構成であれば、操作者は、時計回り及び反時計回りに操作ダイヤルを回転させる動作を繰り返しながら湾曲部の操作を行う。この際に、操作者は、現在の操作ダイヤルの回転位置から湾曲部の湾曲状態の把握が行いにくくなる。例えば、1回転半(450度)の回転操作が可能な操作ダイヤルの場合には、現在の回転位置が60度なのか、420度なのか把握しづらい場合がある。把握できなくなった場合には、操作者は、一旦、観察作業を止めて、手元の操作ダイヤルを見ながら中立位置(例えば、目盛り0)に戻した後、再度、湾曲操作を行っている。
例えば、特許文献1には、モータ駆動を駆動により湾曲部の湾曲動作を行う内視鏡装置が提案されている。この内視鏡装置の操作部は、操作ダイヤルを中立位置に復帰させるために、操作ダイヤルの回転軸に互い反対方向に巻回させた2つの渦巻きバネを対向させて配置する中立復帰機構が設けられている。この中立復帰機構は、操作ダイヤルを回転させた際に、何れか一方の渦巻きバネを圧縮し、他方の渦巻きバネを伸長させることにより、湾曲部が直線的に延伸した状態となる操作ダイヤルの初期位置(中立位置)に戻る付勢力が働くように調整されている。
また、特許文献2に提案される内視鏡装置では、RL方向に電動で湾曲部を湾曲させるためのRL操作ダイヤルが操作部の下側に配置されている。このRL操作ダイヤルは、操作部を把持する手の中指等で回転操作することが提示されている。
特開2009−219822号公報 国際公開番号 WO2012/074013A1号公報
前述した特許文献1による中立復帰機構を有する入力ユニットを操作部に単に組み入れると、その分だけ、操作部が大型化する。操作ダイヤルは、操作部に組み入れる場合、操作する指先の位置から操作部における設置位置が決められる。このため、操作部の外形状に影響を与えるだけではなく、指先側が重くなるため、これまでの操作部の重量バランスを変えてしまい、操作者に対して把持するための負担が増加する。
RL操作ダイヤルは、操作部を把持する片手の何れかの指(親指を除く)により操作することが前提とされている。提示された特許文献2の操作部は、RL操作ダイヤルが連結する操作子(ポテンショメータ)及び中立復帰機構が同軸上に組み込まれるため、現実的には、特許文献2の図面で提示されている外見よりは、大型化する。つまり、現在でも小型化及び集約化された操作部内に必要な部品を追加することとなる。特許文献2の操作部についてRL操作ダイヤルの収納空間が大型化するとグリップを把持した手の親指以外の指でUDアングルノブの回転を押さえる介助操作を行いにくくなる。
そこで本発明は、内視鏡の操作部内に、小型化された中立復帰機構を有する入力ユニットを配置し、操作部の大型化を抑制し、且つ重量バランスの取れた操作部を備える導入装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に従う実施形態の導入装置は、湾曲可能な湾曲部と、操作者によって回転され、前記湾曲部を湾曲させるための回転体と、前記回転体の回転に伴い、前記回転体の回転軸回りに回転可能なシャフトと、前記シャフトの回転に伴い弾性変形され、前記回転体を復帰させるような付勢力を発生させる弾性体と、前記弾性体の前記付勢力を前記回転軸方向に発生させるように、前記弾性体を前記回転軸方向に変形させるシャフト回転体と、前記シャフトにネジとして形成され、前記シャフト回転体を螺入させ、前記シャフト回転体を前記回転軸方向に移動させるネジ軸部と、を有することを特徴とする
そこで本発明の実施形態は、操作部内に小型化された中立復帰機構を有する入力ユニットを配置し、操作部の大型化を抑制し、且つ重量バランスの取れた操作部を備える導入装置を提供する。
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡本体の外観構成を示す図である。 図2は、操作部内に配置される入力ユニットにおける入力操作部位と中立復帰機構の配置構成例を示す図である。 図3Aは、図2に示すA−A面から見た入力ユニットの断面構成を概念的に示す図である。 図3Bは、図3Aの入力ユニットの配置向きを変更した入力ユニットの断面構成を概念的に示す図である。 図4は、第2の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。 図5は、第3の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。 図6Aは、回転する駆動軸に嵌装されるバネの状態を図5のB−Bの方向からバネを見た構成を示す図である。 図6Bは、回転する駆動軸に嵌装されるバネの状態を図5のB−Bの方向からバネを見た構成を示す図である。 図6Cは、回転する駆動軸に嵌装されるバネの状態を図5のB−Bの方向からバネを見た構成を示す図である。 図6Dは、中立復帰範囲を設定する構成例を示す図である。 図7は、第4の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。 図8は、第5の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。 図9は、第6の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。 図10は、第7の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡本体の外観構成を示す図である。
本実施形態では、導入装置1として、生体等の管孔内や体腔内を観察対象とする医療用の内視鏡装置又は、配管内やエンジン等の内部状態を観察する工業用の内視鏡装置に適用した例について説明する。
導入装置1、即ち内視鏡装置は、大別すると、先端側から体腔内に挿入する挿入部2と、挿入部2の基端側に連結された操作部3と、操作部3から延出したライトガイド及び信号ケーブル等を含むユニバーサルコード6と、を有している。
挿入部2には、柔軟に曲がる可撓性を有する可撓管部5と、挿入方向に対して上下(UD)及び左右(RL)方向に湾曲される湾曲部4と、湾曲部4の先端に設けられ、図示しない観察窓、照明窓、及び鉗子孔等が設けられている先端部4aとで構成される。
操作部3は、挿入部2に接続しているグリップ部3aと、湾曲部4をUD(Up/Down)方向に湾曲させるためのUDノブ(回転ノブ)7、湾曲部4をRL方向に湾曲させるためのRL(Right/Left)操作ダイヤル8及び、RL操作ダイヤル8を含む後述する入力ユニット20が配置される操作部本体3bと、操作部3の上部に収容された電動駆動源となるモータ(図示せず)を含む電動湾曲駆動機構10と、で構成される。
湾曲部4は、挿入部2の先端側に配置され、複数の金属製の節輪が順次、径方向に90度ずれて連なるように、長手軸方向に複数段に連結されている。節輪間では、対向する位置に2つの関節が形成されて、互いに回転可能に略共軸に連結された湾曲機構である。通常、湾曲機構は、柔軟性を有するシート状部材により水密に被覆されている。湾曲機構の各節輪には、少なくとも2本のアングルワイヤが連結され、各アングルワイヤを牽引することで、関節間で屈曲するように湾曲動作する。電動湾曲駆動機構10は、これらのアングルワイヤをモータ等のアクチュエータで牽引することで、関節間がRL方向に湾曲動作する。RL操作ダイヤル8の操作量で所望する湾曲角度となるように牽引加減を調整する。湾曲部4と電動湾曲駆動機構10とで湾曲機能部が構成される。
グリップ部3aには、鉗子や術具等を挿入させるための挿入口(鉗子口)が設けられている。入力ユニット20は、後述するように、RL操作ダイヤル8が外部に露出し、操作部3の筐体から外部に突出するように形成される中空の突出部9内に一部が配置され、残りの一部が筐体内に配置されている。また、本実施形態と、以下に説明する実施形態及び変形例を含み、RL操作ダイヤル8(回転体)は、複数の回転(360度以上)が可能な多回転の素子であるものとする。
本実施形態に係る操作部3の形状例では、操作部材が配置される筐体が長方体形状を成し、筐体底部に先細り形状のグリップ部3aが一体的に取り付けられている。グリップ部3aの下部先端から挿入部の可撓管部5が延伸するように設けられている。
以下に説明する操作部3においては、UDノブ7が操作部本体3bにおいてグリップ部3aを把持した手の親指で操作可能な位置に、グリップ部の長手軸と交差する方向に延伸した回転軸回りに回転可能な状態で配置された面(UDノブ配置面)を正面とし、その反対側で手のひらが当接する面を裏面とする。また、操作部3の正面及び裏面に続き、UDノブの回転軸に沿った方向に延伸し、ユニバーサルコード6が延出した面を第1側面とし、第1側面とはグリップの長手軸を挟んで逆側に位置し、UDノブの回転軸に沿った方向に延伸し、RL操作ダイヤル8が配置される面を第2側面とする。また、挿入部2の基端が取り付けられたグリップ部3aの面を操作部の底面(又は、基端側)とする。操作部3の底面その反対側(電動湾曲駆動機構10)を上面又は、上部とする。本実施形態では、操作部3の上面側内部に前述したモータ等が収容されている。
本実施形態において、一般的な操作部3を把持する手の指の配置(図示せず)は、親指が第1側面から正面に周り、星形のUDノブ7の突起部に掛かる。また、裏面を回り込んだ人差し指は、図示しない送水ボタン等のスイッチを操作可能に第2側面に到達している。さらに、中指は、親指とは反対側のUDノブ7の突起部に掛かるように位置している。また、薬指は、前述した操作部3の突出部9の下側から指先がRL操作ダイヤル8に掛かり、回転操作可能な状態となる。小指は、グリップ部3aに掛かり、操作部3が安定して把持されるように押さえている。
尚、図示していないが、導入装置1が内視鏡装置であった場合には、公知なシステムとして、当然ながら、撮像された映像信号を画像処理する画像処理部と、照明光を発生するユニバーサル光源部と、観察窓内に設けられた撮像部や操作部内に設けられた操作指示部(スイッチ等)からの指示に基づき、湾曲部を湾曲制御する他、各駆動部を含む全体的な制御を行う制御部(コントロールユニット)と、電動湾曲駆動機構10を駆動させる電源を供給するモータ駆動電源部と、画像処理された観察像を表示するモニタと、設定や選択を行うためのキーボード等の入力装置を有している。
図2は、本実施形態の操作部内に配置される入力ユニットにおける入力操作部位である操作子と、中立復帰機構の構成例を示す図である。図3Aは、図2に示すA−A面から見た入力ユニットの断面構成を概念的に示す図、図3Bは、入力ユニットの配置向きを変更した入力ユニットの断面構成を概念的に示す図である。
次に、本実施形態に係る入力ユニット20について説明する。以下の発明において、入力ユニットのRL操作ダイヤル8の初期回転位置(例えば、目盛り0)を中立位置として、湾曲部4の湾曲状態は、略直線状の中立状態となっていることとする。
入力ユニット20は、大別して、操作子と中立復帰機構とで構成される。操作子は、具体的には、RL操作ダイヤル8と、RL操作ダイヤル8に立設された駆動軸(シャフト)12と、駆動軸12の先端に設けられたポテンショメータ11とで構成される。RL操作ダイヤル8が操作部3の外部に露出した配置となるため、駆動軸12が導入される操作部筐体の箇所には、Oリング15等が配置され、外部から操作部筐体内に液体や異物が侵入しないように水密に構成されている。
また、中立復帰機構は、駆動軸12の中程に雄ネジが形成されたネジ軸部12aと、ネジ軸部12aに移動可能に螺入するナット部18(シャフト回転体)と、ナット部18の直径方向に側面側から延出するガイド軸16a,16bと、ガイド軸16a,16bを嵌入してナット部18の移動範囲に規定する長穴が形成されたガイド部17a,17bと、ガイド軸16aよりも長尺なガイド軸16bの先端の上下面に一端が取り付けられた弾性体、例えば、引っ張りバネ(以下、バネと称する)13と、で構成される。さらに、ネジ軸部12aとナット部18は、間に複数のボールを介在させた、所謂、ボールネジの構成であってもよい。
これらのバネ13(13a,13b)は、共に同じ弾性特性を有しており、バネ13aの他端は、バネ支持部14に固定され、バネ13bの他端は、操作部筐体に直接的に固定されている。バネ支持部14は、バネの特性が異なった場合や中立位置を設定するための調整部材として使用されているため、必須ではなく、バネ13aの他端を操作部筐体に直接的に固定させてもよい。
ガイド部17a,17bは、ガイド軸16a,16bを水平方向に回転しないように、長穴内でガイドしている。これにより、駆動軸12即ち、ネジ軸部12aが回転すると、ナット部18は、長穴の範囲内で昇降移動する。本実施形態では、バネ13a,13bの弾性による付勢力(又は、回帰力)が、つり合っている時のナット部18の位置を中立位置とし、この時、湾曲部4は、略直線状態となっているものとする。
図3Aには、図2に示すA−A面から見た入力ユニットの断面構成を概念的に示している。操作部3の突出部9内には、駆動軸12及びポテンショメータ11が配置され、中立復帰機構が駆動軸12の両側にガイド部分が配置され、復帰の駆動源となるバネ(弾性部材)13は、駆動軸12よりもグリップ部の長手軸に近い位置に配置されている。
また、変形例としては、図3Bにおいて、操作部3の突出部9内に入力ユニット20が全て収容される。図3Aに対して、中立復帰機構を構成する、ガイド軸16a、16b、バネ13a、13bからなる第1ユニットが第2側面と並行となるように、直交方向に向きを変えて、突出部9内に配置されている。つまり、UDノブ配置面に突設された回転軸回りに回転するUDノブ7に対して、第1ユニットと、ネジ軸部12a、ナット部18、ガイド部17a、17bからなる第2ユニットは、UDノブ7の回転軸の軸方向に沿って突出部9内に配置されている。この配置は、図3Aに比べて、さらに、突出部9の突出幅を小さくすることで操作部3の第1側面と第2側面の間の幅を小さくでき、指の操作性が向上する。
この構成において、操作者が湾曲部4を湾曲させるために、RL操作ダイヤル8を回転操作させると、駆動軸12が回転して、ネジ軸部12aに螺入するナット部18がスライド移動する。この時、ポテンショメータ11により駆動軸12の回転量(回転角度)が検出される。この検出された値(出力信号値)に対して、制御部は、湾曲部4が予め定めた湾曲角度に成るように、電動湾曲駆動機構10を駆動する。
ナット部18のスライド移動により、ガイド軸16bに固定されるバネ13a,13bは、一方が押縮され、他方が伸長された状態となる。これらの状態により、バネ13a,13bは、一方が延びる付勢力を発生し、他方が縮む付勢力を発生させる。但し、縮む付勢力は、バネの形状により発生しない場合もある。
これらの付勢力により、ナット部18が元の中立位置まで、引き戻される。尚、本実施形態では、ナット部18を元の中立位置まで必ずしも戻る構成ではない。即ち、ガイド軸16bと操作部筐体又はバネ支持部14に、バネ13a,13bの両端を固定する際に、共に僅かにテンションが掛かる状態又はテンションを掛けずに、緩めに張り渡すことにより、中立位置の近傍でナット部18が停止するように、中立復帰範囲として、停止位置に幅を持たせている。尚、Oリング15は、駆動軸12に嵌装されており、回転におけるブレーキ要素として機能させてもよい。
従って、ナット部18が中立復帰範囲以内にあれば、バネ13a,13bの付勢力が作用せず、操作者がRL操作ダイヤル8から手を離しても、ナット部18がその位置で停止している。即ち、RL操作ダイヤル8から手を離しても湾曲部4の湾曲状態が、そのまま維持されていることを示唆する。この範囲は、設計時に適宜設定されるものであり、限定されているものではない。
以上説明したように、本実施形態によれば、バネにより直線的に発生する付勢力を駆動軸12に螺着されているナット部に作用して駆動軸12の回転方向に変換する。この変換は、駆動軸12の端部に設けられたRL操作ダイヤルを操作された回転方向とは反対方向に復帰させて、元の中立位置まで戻すことができる。また、入力ユニット20の操作子と中立復帰機構を共に、2軸で並設させた構成により、小型化された中立復帰機構を実現し、さらに、操作部筐体内側に中立復帰機構を配置することができ、入力ユニット20の小型化を実現して、電動化による操作部の大型化を抑制し、且つ重量バランスの取れた操作部を有する内視鏡装置、即ち、導入装置を実現することができる。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。尚、図示していないが、本実施形態の操作部3は、前述したグリップ部3a及び操作部本体3bを含んでいる。操作部本体3bにおいても、UDノブ(回転ノブ)7及びRL操作ダイヤル8を有している。
本実施形態の入力ユニット20は、操作子と中立復帰機構とで構成される。操作子は、RL操作ダイヤル8と、駆動軸12と、ポテンショメータ11とで構成される。中立復帰機構は、ネジ軸部12aと、ナット部18と、ガイド軸16a,16bと、ガイド部17a,17bと、これらのガイド部17a,17bの長穴内に装着されたバネ13(13a,13b,13c,13d)と、で構成される。駆動軸12と操作部筐体との間は、Oリング15により水密に構成されている。また、ネジ軸部12aとナット部18は、間に複数のボールを介在させたボールネジの構成であってもよい。
本実施形態は、前述したバネ13(13a,13b,13c,13d)をガイド部17a,17bの長穴内でガイド軸16a,16bに固定した構成である。具体的には、図4に示すように、バネ13a,13bの各一端をガイド軸16aに両面に固定し、各他端をガイド部17aの長穴の両端部に固定する。同様に、バネ13c,13dの各一端をガイド軸16bに固定し、各他端をガイド部17b長穴の両端部に固定する。
この構成において、湾曲部4の湾曲動作を行うためにRL操作ダイヤル8を回転操作する。湾曲部4は湾曲した状態となり、ネジ軸部12a上でナット部18が何れかの方向に移動されている。
さらに、操作者がRL操作ダイヤル8から指を離した際に、ナット部18がバネ13の付勢力により、予め定めた中立位置を含む中立復帰範囲内にスライド移動するように戻される。第2の実施形態における中立復帰の動作原理は、前述した第1の実施形態とバネの配置位置が異なるだけであり、第1の実施形態と同等である。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができ、さらに、バネ13をガイド部17aの長穴内に配置する構成であるため、より小型軽量化が実現できる。尚、バネ13は、本実施形態のように引っ張りバネを用いても良いし、あるいは圧縮バネを用いても良い。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。図6A乃至6Cは、回転する駆動軸に嵌装されるバネの状態を図5のB−Bの方向からバネを見た構成を示す図、図6Dは、中立復帰範囲を設定する構成例を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。尚、図示していないが、本実施形態の操作部3は、前述したグリップ部3a及び操作部本体3bを含んでいる。操作部本体3bにおいても、UDノブ(回転ノブ)7及びRL操作ダイヤル8を有している。
本実施形態の入力ユニット20は、操作子と中立復帰機構とで構成される。操作子は、RL操作ダイヤル8と、RL操作ダイヤル8に立設された駆動軸12と、駆動軸12の先端に設けられたポテンショメータ11とで構成される。駆動軸12と操作部筐体との間は、Oリング15により水密に構成されている。
また、中立復帰機構は、駆動軸12の中程に設けられたバネ固定部12eと、駆動軸12に嵌装されたバネ(ねじりコイルバネ)13と、で構成される。バネ13は、駆動軸12に嵌装され、一端が操作部筐体のリブ等に固定され、他端がバネ固定部12eに固定されている。この構成において、図6Aは、RL操作ダイヤル8が中立位置にある時のバネ13の状態を示す。RL操作ダイヤル8を時計方向に回転操作した場合には、図6Bに示すように、駆動軸12に巻き付くように、バネ13のコイル径が縮む(小径化する)。
反対に、RL操作ダイヤル8を反時計方向に回転操作した場合には、図6Cに示すように、駆動軸12からより離れて、バネ13のコイル径が広がる(大径化する)。何れの場合でも、バネ13のコイル径が変化した場合には、元の中立位置近傍に復帰するように付勢力が働く。即ち、バネ13のコイル径が縮む場合には、RL操作ダイヤル8を図6Bに示す矢印方向とは反対方向(反時計回りの方向)に復帰させて、中立位置近傍まで回転移動させる。また反対に、バネ13のコイル径が広がる場合には、RL操作ダイヤル8を図6Cに示す矢印方向とは反対方向(時計回りの方向)に復帰させて、中立位置近傍まで回転移動させる。
尚、第3実施形態において、前述したような中立復帰範囲を設定する構成例としては、図6Dに示すように、バネ固定部12eにバネ13が通過する径の貫通孔を開ける。バネ13には、途中に貫通孔を通過できない大きさのストッパ部13fを形成し、貫通孔から差し入れた後、先端に同様なストッパ部13gを形成する。これらのストッパ部13f,13gの間は、駆動軸12が回転したとしても、バネ固定部12eが矢印のように、バネ13をスルーして移動しどちらかのストッパ部に当接するまでは、バネ13の径変化がないため、付勢力が発生しない。この付勢力が発生しない間が中立復帰範囲となる。
以上のように本実施形態によれば、小型軽量及び簡易な構成で、十分に復帰機能を有する中立復帰機構を搭載する入力ユニットを提供することができる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。本実施形態の入力ユニットは、操作子と、中立復帰機構とで構成される。尚、図示していないが、本実施形態の操作部3は、前述したグリップ部3a及び操作部本体3bを含んでいる。操作部本体3bにおいても、UDノブ(回転ノブ)7及びRL操作ダイヤル8を有している。
本実施形態の入力ユニット20は、操作子と中立復帰機構とで構成される。操作子は、RL操作ダイヤル8と、RL操作ダイヤル8に立設された駆動軸12cと、駆動軸12dの先端に設けられた両軸タイプのポテンショメータ11とで構成される。この両軸タイプのポテンショメータ11は、メータ本体を一本のシャフトが駆動軸として貫通するように構成されている。図7に示すように、メータ本体から延伸する一方を駆動軸12c、反対側の他方を駆動軸12dとする。
中立復帰機構は、駆動軸12dの中程に設けられたバネ固定部12eと、駆動軸12dに嵌装されたバネ13(ねじりコイルバネ)と、で構成される。バネ13は、駆動軸12dに嵌装され、一端が操作部筐体のリブ等に固定され、他端がバネ固定部12eに固定されている。駆動軸12と操作部筐体との間は、Oリング15により水密に構成されている。
本実施形態における中立復帰機構は、前述した第3の実施形態と同等であり、RL操作ダイヤル8の回転操作により、駆動軸12に巻き付くようにバネ13のコイル径が縮む(小径化する)又は、駆動軸12から離れるようにコイル径が広がる(大径化する)。前述したように、これらのコイル径の変化により、回転操作された方向とは反対方向に発生する付勢力により、RL操作ダイヤル8が中立位置に復帰する。
以上のように本実施形態によれば、小型軽量及び簡易な構成で、十分に復帰機能を有する中立復帰機構を搭載する入力ユニットを提供することができる。尚、本実施形態においても、図6Dに示したバネ固定部12eにバネ13が通過する径の貫通孔を開けた構成であれば、適正な中立復帰範囲を設定することができる。
[第5の実施形態]
図8は、第5の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。本実施形態の入力ユニットは、操作子と、中立復帰機構とで構成される。尚、図示していないが、本実施形態の操作部3は、前述したグリップ部3a及び操作部本体3bを含んでいる。操作部本体3bにおいても、UDノブ(回転ノブ)7及びRL操作ダイヤル8を有している。
本実施形態の入力ユニット20は、操作子と中立復帰機構とで構成される。操作子は、RL操作ダイヤル8と、RL操作ダイヤル8に立設された駆動軸12と、駆動軸12の先端に設けられたポテンショメータ11と、で構成される。駆動軸12と操作部筐体との間は、Oリング15により水密に構成されている。
また、中立復帰機構は、駆動軸12の中程に設けられた駆動軸12の途中に設けられたギヤ21と、ギヤ21と歯合するギヤ23と、ギヤ23を貫通して固定する従動軸(ポテンショメータ軸)22と、従動軸22に嵌装されたバネ13(ねじりコイルバネ)と、で構成される。従動軸22は、両端が軸受け部25a,25bにより、スムーズに回転可能になっている。中立復帰機構は、従動軸22に嵌装されるバネ13により構成される。バネ13は、一端がギヤ23に固定され、他端が操作部筐体のリブ等に固定されている。伝達機構となる一対のギヤ21,23により連結された駆動軸12と従動軸22は、駆動力を伝達する。
この構成において、操作者がRL操作ダイヤル8を回転操作する。駆動軸12が回転して、歯合するギヤ21からギヤ23に回転が伝達されて、従動軸22が回転する。このギヤ23の回転に伴い、バネ13が前述した図6B又はCに示すように、バネ13のコイル径が縮む又はコイル径が広がるように変化する。このコイル径の変化により、RL操作ダイヤル8を元の中立位置近傍に復帰させる付勢力が作用する。
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、駆動軸12とバネ13との間に伝達機構となる一対のギヤ22,23を介在させているため、ギヤ比を調整することで、駆動軸12の回転量に応じたバネ13の付勢力の大きさを自由に設定することができる。
[第6の実施形態]
図9は、第6の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。本実施形態は、入力ユニットは、駆動機構とポテンショメータ部からなる操作子と、中立復帰機構とで構成される。尚、図示していないが、本実施形態の操作部3は、前述したグリップ部3a及び操作部本体3bを含んでいる。操作部本体3bにおいても、UDノブ(回転ノブ)7及びRL操作ダイヤル8を有している。
駆動機構は、RL操作ダイヤル8と、RL操作ダイヤル8に立設された駆動軸12と、
駆動軸12の途中に設けられたギヤ21と、駆動軸12の先端に設けられた軸受け部26と、で構成される。ポテンショメータ部は、ギヤ21と歯合するギヤ23と、ギヤ23を貫通して固定する従動軸(ポテンショメータ軸)22と、で構成される。従動軸22は、先端が図示しない軸受け部材に連結し、スムーズに回転することが可能である。
また、中立復帰機構は、従動軸22に嵌装されるバネ13(ねじりコイルバネ)により構成される。バネ13は、一端がギヤ23に固定され、他端が操作部筐体のリブ等に固定されている。伝達機構となる一対のギヤ22,23により連結された駆動軸12と従動軸22は、駆動力を伝達する。
この構成において、操作者が湾曲部4の湾曲動作を行うために、RL操作ダイヤル8を回転操作する。駆動軸12が回転して、歯合するギヤ21からギヤ23に回転が伝達されて従動軸22が回転する。このギヤ23の回転に伴い、バネ13が前述した図6B又はCに示すように、バネ13のコイル径が縮む又はコイル径が広がるように変化する。このコイル径の変化により、RL操作ダイヤル8を元の中立位置近傍に復帰させる付勢力が作用する。
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、RL操作ダイヤル8とポテンショメータ11との間に、ギヤ21,23による伝達機構を介在させている。このため、ギヤ比を任意に設定することで、操作ダイヤルの回転量(回転角度)に対するポテンショメータ11の回転量(回転角度)を自由に設定することができ、使い勝手のよい入力ユニットを実現することができる。例えば、ギヤ比を、ギヤ21:ギヤ23=1:3に設定すれば、RL操作ダイヤル8の3回転に対して、磁石板28が1回転となるように設定することができる。
[第7の実施形態]
図10は、第7の実施形態に係る操作部に収容される入力ユニットの概念的な構成を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態と同等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。本実施形態は、入力ユニットは、操作子の操作ダイヤルが、図1に示すようなUDノブ7の形状に適用した構成例である。を成している。
入力ユニットは、操作子と、中立復帰機構とで構成される。操作子は、操作ノブ31と、操作ノブ31に嵌入され、操作部3内部に差し込まれたノブ軸32と、ノブ軸32の先端側に固定されたギヤ35と、ギヤ35と歯合するギヤ36と、ギヤ36に軸装し、回転量(回転角度)を検出するポテンショメータ37と、で構成される。ノブ軸32と操作部筐体との間は、Oリング33により水密に構成されている。また、中立復帰機構は、ノブ軸32に嵌装されるバネ38(ねじりコイルバネ)により構成される。バネ38は、一端がノブ軸32に固定され、他端が操作部筐体のリブ等に固定されている。
また、操作子のノブ軸32の先端部分は、電動湾曲駆動機構の円筒駆動部材40の一端内に回転自在に嵌入されている。電動湾曲駆動機構は、操作部筐体内の地板47に立設された支持軸41と、支持軸41に嵌装される円筒駆動部材40と、円筒駆動部材40の円周に渡り設けられたスプロケット42と、円筒駆動部材40の他端に固定される湾曲駆動ギヤ43と、ギヤ43と歯合する駆動ギヤ44と、駆動ギヤ44にモータ軸45を固定するモータ46と、で構成される。また、スプロケット42には、チェーン50が装着され、図示しない湾曲部の駆動部材(ワイヤ、プーリ等)に連結して駆動力を伝達する。ノブ軸32と支持軸41とは、離間しており、円筒駆動部材40内で近接するように配置されている。本実施形態では、伝達機構として、一対のギヤ35,36を例としているが、2つ以上のギヤにより構成されてもよい。また、ギヤ比を適宜設定して、操作ノブ31の回転量(回転角度)に対してポテンショメータ37の回転量(回転角度)を自由に設定することができる。
この構成において、操作者が湾曲部4の湾曲動作を行うために、操作ノブ31を回転操作する。ノブ軸32が回転して、歯合するギヤ35からギヤ36に回転が伝達されてモータ軸45が回転する。このノブ軸32の回転に伴い、バネ38が前述した図6B又はCに示すように、バネ38のコイル径が縮む又はコイル径が広がるように変化する。このコイル径の変化により、操作ノブ31を元の中立位置近傍に復帰させる付勢力が作用する。
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、本実施形態の入力ユニットは、従来から用いられている操作ノブ31に適用しているため、現在流通している手動タイプの操作部にも大型化することなく、容易に適用できる。また、本実施形態の操作ノブは、UD操作ノブ及びRL操作ダイヤルに対して適用することができる。
以上説明した本発明の実施形態は、以下の要旨を有している。
1)挿入部の先端側に配置され、直線的な中立状態を含み湾曲可能な湾曲部と、
前記挿入部の基端側に配置され、前記湾曲部を湾曲させる電動駆動源を有する操作部と、
前記操作部の筐体内に配置され、前記電動駆動源への湾曲指示を入力する入力ユニットと、を具備し、さらに、
前記入力ユニットは、
前記操作部から外部に露出する操作ダイヤルと、
前記操作ダイヤルに立設され、雄ネジのネジ軸部を有する駆動軸と、
前記駆動軸の先端に固定された回転量検出部と、
前記ネジ軸部に螺着され、回転に伴って、軸上を移動するナット部と、
前記ナット部から張り出すように設けられたガイド軸と、
前記ガイド軸に設けられ、前記駆動軸の軸方向に作用する付勢力を発生させるバネ部と、で構成され、
前記バネ部により発生する軸方向に直線的に作用する付勢力を前記ナット部による回転方向の付勢力に変更して、前記操作ダイヤルを元の中立位置に復帰させることを特徴とする導入装置。
2)挿入部の先端側に配置され、直線的な中立状態を含み湾曲可能な湾曲部と、
前記挿入部の基端側に配置され、前記湾曲部を湾曲させる電動駆動源を有する操作部と、
前記操作部の筐体内に配置され、前記電動駆動源への湾曲指示を入力する入力ユニットと、を具備し、さらに、
前記入力ユニットは、
前記操作部から外部に露出する操作ダイヤルと、
前記操作ダイヤルに立設される駆動軸と、
前記駆動軸の先端に固定された回転量検出部と、
前記駆動軸に嵌装され、一端を駆動軸に固定し、他端を前記操作部の筐体に固定して、前記駆動軸の回転方向に作用する付勢力を発生させるバネ部と、で構成され、
前記バネ部により発生する軸方向に直線的に作用する付勢力を前記ナット部による回転方向の付勢力に変更して、前記操作ダイヤルを元の中立位置に復帰させることを特徴とする導入装置。
1…導入装置、2…挿入部、3…操作部、3a…グリップ部、3b…操作部本体、4…湾曲部、5…可撓管部、6…ユニバーサルコード、7…UDノブ、8…RL操作ダイヤル、9…突出部、10…電動湾曲駆動機構、11…ポテンショメータ、12…駆動軸、12a…ネジ軸部、13,13a,13b…ねじりコイルバネ(バネ)、14…バネ支持部、15…Oリング、16a,16b…ガイド軸、17a,17b…ガイド部、18…ナット部。

Claims (6)

  1. 湾曲可能な湾曲部と、
    操作者によって回転され、前記湾曲部を湾曲させるための回転体と、
    前記回転体の回転に伴い、前記回転体の回転軸回りに回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの回転に伴い弾性変形され、前記回転体を復帰させるような付勢力を発生させる弾性体と、
    前記弾性体の前記付勢力を前記回転軸方向に発生させるように、前記弾性体を前記回転軸方向に変形させるシャフト回転体と、
    前記シャフトにネジとして形成され、前記シャフト回転体を螺入させ、前記シャフト回転体を前記回転軸方向に移動させるネジ軸部と、
    を有することを特徴とする導入装置。
  2. 前記操作者によって把持される操作部をさらに具備し、
    前記回転体は前記操作者の前記操作部を把持した手の親指を除く他の指が配置される位置に設けられる請求項1に記載の導入装置。
  3. 前記弾性体は、前記シャフトよりも前記操作部の長手軸に近い位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の導入装置。
  4. 前記操作部における前記操作者が前記操作部を把持した手の親指で操作可能な位置に、前記操作部の長手軸と交差する方向に延伸した回転軸回りに回転可能に設けられ、前記回転体の回転によって前記湾曲部が湾曲する第1の湾曲方向に対して交差する第2の湾曲方向に前記湾曲部を湾曲させるアングルノブを有し、
    前記弾性体と前記シャフトは、前記アングルノブの回転軸に沿う方向に並んで配置された請求項2に記載の導入装置。
  5. 記弾性体は、
    前記シャフトの基端方向に延出し、前記操作部に固定される第1のバネと、
    前記シャフトの先端方向に延出し、前記操作部に固定される第2のバネと、
    を有する請求項1に記載の導入装置。
  6. 前記付勢力は、前記第1のバネまたは前記第2のバネによって前記回転軸方向に発生する弾性力によって、前記シャフト回転体が前記ネジ軸部を介して前記シャフトを回転させる請求項5に記載の導入装置。
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