JP5747363B2 - 撮像ユニットおよび内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、可動レンズを進退駆動する可動レンズ駆動ユニットを備えた撮像ユニットおよび内視鏡に関する。
生体の体内や構造物の内部などの観察が困難な箇所を観察するために、生体や構造物の外部から内部に導入可能であって、光学像を撮像するための撮像ユニットを具備した内視鏡が、例えば医療分野または工業分野において利用されている。
内視鏡の撮像ユニットは、被写体像を結像する対物レンズと、対物レンズの結像面に配設された一般にCCD(電荷結合素子)、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサなどの撮像素子を具備してなる。
例えば、JP特開2010−243195号公報には、可動レンズが設けられた可動レンズ保持枠を有し、この可動レンズ保持枠を進退移動させることで撮影倍率を変更する機能(変倍機能、ズーム機能)を備えた内視鏡が開示されている。このJP特開2010−243195号公報には、内視鏡に内蔵されて、可動レンズの位置または変位を計測できる静電型エンコーダの技術が開示されている。
また、JP特許第4804325号(JP特開2008−151988号公報)には、固定部材に対して光軸方向に移動可能なレンズ保持部材と、該レンズ保持部材をガイド部材に沿って光軸方向に駆動するボイスコイルモータとを有するレンズ鏡筒であって、ボイスコイルモータのヨークからの漏れ磁束を利用してレンズ保持部材をガイド部材に対して一方向に片寄せするよう付勢する技術が開示されている。
ところで、JP特開2010−243195号公報に開示されているような、従来の内視鏡では、挿入部の細径化が望まれている。そのため、従来の内視鏡では、可動レンズを保持した可動レンズ保持枠を進退駆動するアクチュエータの小型化が課題となっている。
しかしながら、可動レンズを進退駆動するアクチュエータを小型化に伴い、アクチュエータの駆動力が低出力となってしまう。そのため、従来の内視鏡では、アクチュエータを小型化すると、可動レンズ保持枠の摺動不良が生じる場合があり、安定した可動レンズの進退駆動が行えないという問題があった。
具体的には、従来の内視鏡では、可動レンズ保持枠が傾くことで引っ掛かってしまう現象、所謂こじりなどが生じる場合があり、このこじりなどが生じると低出力のアクチュエータでは可動レンズ保持枠を進退移動させるために必要な力量が足りず、スムーズな可動レンズの進退移動が行えない場合がある。
また、JP特許第4804325号(JP特開2008−151988号公報)に開示されているような構成を内視鏡に用いた場合にも、種々の不具合が生じてしまう。JP特許第4804325号(JP特開2008−151988号公報)に開示されているように可動レンズ保持枠を片寄せするためにボイスコイルモータの漏れ磁束を使用するための構成を内視鏡に適用すると、内視鏡の先端部に配置できるボイスコイルモータの大きさでは得られる磁束が少ないことから、可動レンズ保持枠を光軸方向に進退させるための駆動力(磁力)を充分に確保することができず、駆動力不足となり可動レンズ保持枠の進退制御が極めて困難になってしまう場合がある。
そこで、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、低出力のアクチュエータでも可動レンズの動きをスムーズに行える小型な撮像ユニットおよびこの撮像ユニットを備えた内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様の撮像ユニットは、被写体像を結像する対物光学系を有する撮像ユニットであって、前記対物光学系の一部を構成する可動レンズと、前記可動レンズを保持し、前記対物光学系に入光する撮影光軸に沿って進退自在に配設された可動レンズ保持枠と、前記可動レンズ保持枠を進退自在に収容保持する固定枠と、前記固定枠内で前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に沿って進退移動するための駆動力を発生する、前記可動レンズ保持枠の周囲において前記光軸周りに巻回されたコイルおよび前記固定枠に固定された永久磁石を具備して構成されたボイスコイルモータ部である駆動部と、前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に直交する一方向へ付勢するように配設され、前記可動レンズ保持枠の前記一方向の外形面一部を前記固定枠の内面へ押圧するよう湾曲形成され、前記駆動部へ給電するためのフレキシブル基板と、前記可動レンズ保持枠に固定された位置検出用磁石と、前記位置検出用磁石と前記光軸に直交する方向に所定の離間距離を有して対向配置され、前記位置検出用磁石の磁気から前記可動レンズ保持枠の前記固定枠に対する相対的な位置を検出する磁気検出部と、を具備しており、前記フレキシブル基板が前記位置検出用磁石と前記磁気検出部との前記所定の離間距離を保つように前記一方向へ前記可動レンズ保持枠を付勢する
本発明の一態様の内視鏡は、被写体像を結像する対物光学系を有する撮像ユニットであって、前記対物光学系の一部を構成する可動レンズと、前記可動レンズを保持し、前記対物光学系に入光する撮影光軸に沿って進退自在に配設された可動レンズ保持枠と、前記可動レンズ保持枠を進退自在に収容保持する固定枠と、前記固定枠内で前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に沿って進退移動するための駆動力を発生する、前記可動レンズ保持枠の周囲において前記光軸周りに巻回されたコイルおよび前記固定枠に固定された永久磁石を具備して構成されたボイスコイルモータ部である駆動部と、前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に直交する一方向へ付勢するように配設され、前記可動レンズ保持枠の前記一方向の外形面一部を前記固定枠の内面へ押圧するよう湾曲形成され、前記駆動部へ給電するためのフレキシブル基板と、前記可動レンズ保持枠に固定された位置検出用磁石と、前記位置検出用磁石と前記光軸に直交する方向に所定の離間距離を有して対向配置され、前記位置検出用磁石の磁気から前記可動レンズ保持枠の前記固定枠に対する相対的な位置を検出する磁気検出部と、を具備しており、前記フレキシブル基板が前記位置検出用磁石と前記磁気検出部との前記所定の離間距離を保つように前記一方向へ前記可動レンズ保持枠を付勢する撮像ユニットを具備する。
上記記載の本発明によれば、低出力のアクチュエータでも可動レンズの動きをスムーズに行える小型な撮像ユニットおよびこの撮像ユニットを備えた内視鏡を実現可能である。
内視鏡の構成を示す図 撮像ユニットの構成を示し、長手一方向の縦断面図 撮像ユニットの構成を示し、図2とは異なる長手他方向の縦断面図 固定枠およびシールドカバーの構成を示す斜視図 シールドカバーの構成を示す斜視図 可動レンズ駆動ユニットの構成を示す斜視図 可動レンズ駆動ユニットの構成を示す分解斜視図 可動レンズユニットが固定枠に配設された状態を示す側面図 可動レンズユニットが固定枠に配設された状態を示す下面図 撮像ユニットの構成を示す横断面図 図10のXI−XI線に沿った撮像ユニットの縦断面図
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明においては、図の紙面に向かって見た上下方向を構成要素の上部および下部として説明している場合がある。
なお、図1は、内視鏡の構成を示す図、図2は撮像ユニットの構成を示し、長手一方向の縦断面図、図3は撮像ユニットの構成を示し、図2とは異なる長手他方向の縦断面図、図4は固定枠およびシールドカバーの構成を示す斜視図、図5はシールドカバーの構成を示す斜視図、図6は可動レンズ駆動ユニットの構成を示す斜視図、図7は可動レンズ駆動ユニットの構成を示す分解斜視図、図8は可動レンズユニットが固定枠に配設された状態を示す側面図、図9は可動レンズユニットが固定枠に配設された状態を示す下面図、図10は撮像ユニットの構成を示す横断面図、図11は図10のXI−XI線に沿った撮像ユニットの縦断面図である。
以下に、本発明の実施形態の一例を説明する。まず、図1を参照して、本発明に係る撮像ユニット1を具備する内視鏡101の構成の一例を説明する。本実施形態の内視鏡101は、人体などの被検体内に導入可能であって被検体内の所定の観察部位を光学的に撮像する構成を有する。なお、内視鏡101が導入される被検体は、人体に限らず、他の生体であっても良いし、機械、建造物などの人工物であっても良い。
内視鏡101は、被検体の内部に導入される挿入部102と、この挿入部102の基端に位置する操作部103と、この操作部103の側部から延出する複合ケーブルとしてのユニバーサルコード104とで主に構成されている。
挿入部102は、先端に配設される先端部110、この先端部110の基端側に配設される湾曲自在な湾曲部109およびこの湾曲部109の基端側に配設され操作部103の先端側に接続される可撓性を有する可撓管部108が連設されて構成されている。なお、内視鏡101は、挿入部102に可撓性を有する部位を具備しない、所謂硬性鏡と称される形態のものであってもよい。
詳しくは後述するが、先端部110には、撮像ユニット1が設けられている。また、操作部103には、湾曲部109の湾曲を操作するためのアングル操作ノブ106が設けられている。また、操作部103には、後述するボイスコイルモータ部30の動作を指示し、撮像ユニット1のズーム動作を行うためのレバースイッチであるズーム操作部107が配設されている。なお、ズーム操作部107は、ボリュームスイッチ、プッシュスイッチなどの他の形式であってもよい。
ユニバーサルコード104の基端部には、外部装置120に接続される内視鏡コネクタ105が設けられている。内視鏡コネクタ105が接続される外部装置120は、例えば、光源部、画像処理部およびモニタなどの画像表示部121を具備して構成されている。
また、内視鏡101は、ユニバーサルコード104、操作部103および挿入部102内に挿通された電気ケーブル115および外部装置120に設けられた光源部からの照明光を伝送する光ファイバ束(不図示)を具備している。
電気ケーブル115は、コネクタ部105と撮像ユニット1とを電気的に接続するように構成されている。コネクタ部105が外部装置120に接続されることによって、撮像ユニット1は、電気ケーブル115を介して外部装置120に電気的に接続される。この電気ケーブル115を介して、外部装置120から撮像ユニット1への電力の供給、および外部装置120と撮像ユニット1との間の通信が行われる。
外部装置120には、モータ駆動制御部120aおよび画像処理部120bが設けられている。モータ駆動制御部120aは、撮像ユニット1に設けられた詳しくは後述するボイスコイルモータ部30の駆動を制御する構成を有している。
画像処理部120bは、撮像ユニット1から出力された撮像素子出力信号に基づいて映像信号を生成し、画像表示部121に出力する構成を有している。すなわち、本実施形態では、撮像ユニット1により撮像された光学像が、映像として画像表示部121に表示される。なお、画像処理部および画像表示部121の一部または全部が内視鏡101に配設される構成であっても良い。
また、光ファイバ束は、外部装置120の光源部から発せられた光を、先端部110の照明光出射部としての照明窓まで伝送するように構成されている。なお、光源部は、内視鏡101の操作部103または先端部110に配設される構成であってもよい。
次に、先端部110に設けられる撮像ユニット1の構成を説明する。
以下においては、撮影光の光軸Oに沿って撮像ユニット1から被写体へ向かう方向(図2および図3において左方)を前方(物体側)と称し、その反対の方向を後方(像側)と称するものとする。
本実施の形態の撮像ユニット1は、図2および図3に示すように、前方となる物体側から順に、第1のレンズ保持枠としての前群レンズ保持枠11、第2のレンズ保持枠としての固定枠12、第3のレンズ保持枠としての後群レンズ保持枠13および撮像素子保持枠14を具備している。これら前群レンズ保持枠11、固定枠12、後群レンズ保持枠13または撮像素子保持枠14は、圧入などされて嵌合されると共に、接着剤などにより互いが固着される。
前群レンズ保持枠11は、第1の対物光学系としての前群レンズ15を保持している。また、固定枠12は、第2の対物光学系としての可動レンズ16を保持して、光軸Oに沿って進退移動する可動レンズ保持枠23を収容して進退自在に保持している。そして、後群レンズ保持枠13は、第3の対物光学系としての後群レンズ17を保持している。なお、固定枠12および可動レンズ保持枠23の詳細な構成については、後述する。
撮像素子保持枠14は、撮像素子10が後面に貼着されて、この撮像素子10の受光部を保護する透明なカバー体としての光学部材18を保持している。この撮像素子10は、実装される撮像基板部10aが撮像ケーブル53と接続されている。撮像ケーブル53は、図1に示した電気ケーブル115内に挿通収容される。
なお、撮像素子10は、入射される光に応じた電気信号を所定のタイミングで出力する複数の素子が面状の受光部に配列されたものであり、例えば一般にCCD(電荷結合素子)、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサなどと称される形式、あるいはその他の各種の形式の撮像素子が適用されるものである。撮像素子10は、前群レンズ15、可動レンズ16および後群レンズ17からなる対物レンズ群の結像面に受光部が位置するように配設される。
また、撮像ユニット1には、固定枠12の外枠部分に先端部分が固着されて外装を形成し、内部の水密保持および電磁シールドのための金属板から形成されたシールドカバー19が設けられている。また、撮像ユニット1は、シールドカバー19の後端部内に撮像素子保持枠14の中途まで接着剤などの充填剤54が充填されて内部が水密保持される。なお、シールドカバー19の詳細な構成については、後述する。
また、後群レンズ保持枠13の外周には、ネジ溝が刻設された凸部13aが設けられている。この凸部13aには、螺合量によって後方向への移動位置を調整自在な調整リング21が螺着される。
この調整リング21は、前面部分が可動レンズ保持枠23に設けられた、後述する板状の回転規制部26の後端面に当接して可動レンズ保持枠23の後方への移動を規制する。これにより、可動レンズ保持枠23は、後方への移動量が調節されて、可動レンズ16のレンズストロークが調整される。
本実施形態では一例として、可動レンズ16が移動可能範囲の最も後側に位置している場合に撮影倍率が最も高くなり、可動レンズ16が移動可能範囲の最も前側に位置している場合に撮影倍率が最も低くなる。換言すると、可動レンズ16が最も前側に位置している場合に、焦点距離が最も短く、視野が広い、いわゆるワイド端の状態となり、可動レンズ16が最も後側に位置している場合に、焦点距離が最も長く、視野が狭い、いわゆるテレ端の状態となる。即ち、可動レンズ16は、可動レンズ保持枠23に設けられた回転規制部26の後端部が調整リング21に当接して停止される最も後方に位置した状態において、テレ端の状態となる。
次に、固定枠12およびシールドカバー19の詳細な構成について説明する。
固定枠12は、図4に示すように、板状の前面部12aと、この前面部12aの上方部分および下方中途部分から後方へ延設される外形矩形状の筒部12bと、を有している。固定枠12の前面部12aには、前群レンズ保持枠11が挿嵌する孔部12cが穿設されている。
固定枠12は、筒部12bに、後述する可動レンズ駆動ユニット20(図6および図7参照)が固定されて、この可動レンズ駆動ユニット20の可動レンズ保持枠23が筒部12b内で進退自在に配設される。なお、可動レンズ保持枠23は、固定枠12の筒部12b内において、光軸O周りの回転を規制された状態で光軸Oに沿って摺動可能に配設される。
固定枠12の筒部12b上方の平面部分には、長手方向に沿った長孔12dが形成されている。さらに、筒部12b上方の平面部分の内面側には、長孔12dに連通し、可動レンズ保持枠23に設けられる後述の板状の回転規制部26を直進ガイドする凹部12eが形成されている。
筒部12b下方の平面部分の内側には、可動レンズ保持枠23に設けられる後述の位置検出用磁石39の進退移動を妨げないようにするための凹部12fが形成されている。また、筒部12b下方の一方の傾斜部には、ボイスコイルモータ部30へ給電する配線基板としての後述のフレキシブルプリント基板(以下、FPCと記載)60が挿通する長孔としてのFPC挿通孔部12gが形成されている。
筒部12bの左右には、筒部12bを長手方向に沿って上下に2分割するように、スリット状に切欠かれた一対の永久磁石収容部12hが形成されている。これら一対の永久磁石収容部12hには、ボイスコイルモータ部30の永久磁石32が配置される(図2参照)。なお、永久磁石収容部12hは、光軸Oを対称軸とした線対称の位置に設けられている。
筒部12bの内面後方部分には、後群レンズ保持枠13の先端部分が内嵌する凹部状の嵌合凹部12iが形成されている。また、図4には、図示されていないが、筒部12bの上部側の平面部分に磁気検出部50が位置検出用磁石39と光軸Oに直交する方向に所定の離間距離を有して対向配置される長溝12jが形成されている(図9参照)。
以上のように構成された固定枠12には、前面部12aの外形に沿って筒部12bを覆い、後方側へ延設されて、撮像ユニット1の外装を形成するシールドカバー19が固着される。このシールドカバー19は、図5に示すように、固定枠12の上方側を覆う第1のカバー体19aおよび固定枠12の下方側を覆う第2のカバー体19bの2つ金属板状部材を有して構成される。
シールドカバー19は、固定枠12への組み付け時に、第1のカバー体19aの下方側の斜面部19cに第2のカバー体19bの上方側の斜面部19dが重畳するように接着固定される。シールドカバー19の第1のカバー体19aは、筒部12b上方側の外表面と接触するように覆い、先端部分が前面部12aに接着される。
また、シールドカバー19の第2のカバー体19bは、先端部分が前面部12aに接着され、筒部12bの下方側にリジット基板51およびFPC60を収容配置する空間部を形成する。さらに、第2のカバー体には、基端両側部から突起する矩形状の一対のケーブルホルダ19eが形成されている。これら一対のケーブルホルダ19eは、それぞれが内側に折込まれて、制御ケーブル52をカシメ固定するためのものである。
次に、可動レンズ駆動ユニット20の詳細な構成について説明する。
本実施の形態の可動レンズ駆動ユニット20は、図6および図7に示すように、回転規制部26、位置検出用磁石39および位置検出用磁石保持部27が設けられた可動レンズ16を保持する可動レンズ保持枠23と、ボイスコイルモータ部30と、リジット基板51と、FPC60と、を有して構成されている。
可動レンズ保持枠23は、光軸Oに沿って進退移動される略円筒形状の部材であって、内部に可動レンズ16を保持している。この可動レンズ保持枠23は、レンズ保持部23a、前後に設けられた外向フランジ状の摺動部23b、前後の摺動部23bの間に設けられ、上下に2分されて前方へ延設されたコイル巻回部23cおよび摺動部23bおよびコイル巻回部23cを上下に2分割する切り欠き部23dを有して構成されている。
レンズ保持部23aには、光軸Oに沿って穿設された貫通孔が形成されており、この貫通孔内に可動レンズ16が固定される。
摺動部23bの上方には、上述した板状の回転規制部26が嵌着される。また、摺動部23bの下方には、位置検出用磁石保持部27が固着される。この位置検出用磁石保持部27は、ボイスコイルモータ部30のコイル部31との間に所定の隙間を形成して前後の摺動部23b下部を掛け渡すように嵌着される。
位置検出用磁石保持部27の下面には、ここでは2つの位置検出用磁石39が固着される。具体的には、位置検出用磁石保持部27の下面には、2つの位置検出用磁石39が、光軸Oに沿う方向(前後方向)に配列される。本実施形態では一例として、前方側の位置検出用磁石39は、位置検出用磁石保持部27側がN極、その反対側がS極となるように配設されており、後方側の位置検出用磁石39は位置検出用磁石保持部27側がS極、その反対側がN極となるように配設される。
この位置検出用磁石保持部27は、回転規制部26に対して周方向に180度ずれた位置に配設される。即ち、位置検出用磁石保持部27は、回転規制部26に対して光軸Oを点とする点対称位置であり、この光軸Oを挟んで回転規制部26の反対側に配設される。なお、回転規制部26の重さと、位置検出用磁石保持部27および2つの位置検出磁石39を合わせた重さと、を略同一にして、光軸Oに沿った上下方向の可動レンズ保持枠23の重量バランスが一定となる(即ち重心が光軸O上に位置する)ように設定している。これにより、可動レンズ保持枠23は、固定枠12内において、光軸Oに対する傾きが抑制される。
2つの位置検出用磁石39に対向する位置には、磁気検出部50が配設される。磁気検出部50は、ホール素子、磁気抵抗効果素子(MR素子)などからなり、位置検出用磁石39の磁界を検出可能である。磁気検出部50は、固定枠12に接着剤などで固着されるリジット基板51上に配設される。
磁気検出部50は、リジット基板51の後方上面に設けられる接続端子(不図示)と半田などにより接続された制御ケーブル52(図3参照)を介して、図1に示した外部装置120のモータ駆動制御部120aと電気的に接続される。なお、この制御ケーブル52は、撮像ケーブル53と共に、図1に示した電気ケーブル115内に挿通収容されるものである。
磁気検出部50は、可動レンズ保持枠23に設けられた位置検出用磁石39が光軸Oに沿った前後方向に相対的に移動することによって生ずる磁界の変化を検出する。そして、図1に示したモータ駆動制御部120aは、磁気検出部50によって検出された磁界の変化に基づいて、位置検出用磁石39の光軸O方向の位置、すなわち可動レンズ保持枠23の位置を算出する。
ボイスコイルモータ部30は、図1に示したズーム操作部107の操作に応じ、可動レンズ保持枠23を光軸Oに沿った前後方向に進退移動させるための駆動力を発生する駆動部(駆動手段)である。
具体的には、ボイスコイルモータ部30は、図6および図7に示すように、可動レンズ保持枠23のコイル巻回部23cに巻回されるコイル部31と、一対の永久磁石32および一対のヨーク33と、を有して構成されている。ボイスコイルモータ部30は、いわゆるムービングコイル型のボイスコイルモータの形態を有している。なお、ボイスコイルモータの原理については公知であるため、その詳細な説明を省略するものとする。
コイル部31は、可動レンズ保持枠23のコイル巻回部23cの周囲にリード線が巻回されて構成される。このコイル部31は、可動レンズ保持枠23の両側部に形成された一対の切り欠き部23dの径方向外側に位置する箇所が略直線状となるように巻回されている。なお、コイル部31が直線状に巻かれた箇所は、略平板状に見えることから、以下ではコイル部31の平板状部31aと称するものとする。
そして、一対の永久磁石32および一対のヨーク33は、コイル部31の平板状部31aに直交する方向の磁界を発生する磁気回路を形成する。なお、本実施形態では一例として、一対の永久磁石32は、径方向内側の面(光軸Oに対向する面)がN極、径方向外側の面(光軸Oとは反対側の面)がS極となるように配設される。
また、一対の永久磁石32の径方向外側の面には、磁性体からなるヨーク33が配設される。このヨーク33は、永久磁石32の前後方向の両端を覆うようにして、コイル部31の径方向内側に形成された隙間に挿通されるように配設される。なお、ヨーク33は、可動レンズ保持枠23が固定枠12内において進退移動する際にコイル部31と干渉しないように配設される。
以上に説明したように、永久磁石32およびヨーク33に囲まれたコイル部31の平板状部31aは、平板状部31aに直交する方向の磁界の中に存在することになる。すなわち、永久磁石32およびヨーク33は、コイル部31の平板状部31aにおけるリード線の巻回方向に直交する磁界を発生する。このため、本実施形態のボイスコイルモータ部30は、コイル部31に流す電流を制御することによって、可動レンズ保持枠23を光軸Oに沿って移動させる駆動力を発生することができる構成となっている。
なお、ボイスコイルモータ部30は、上述したFPC60により給電される構成となっている。このFPC60は、前方側にコイル部31のリード線と半田などにより接続される接続端子が設けられたコイル接続部61と、後方側に制御ケーブル52(図3参照)に配設された配線ケーブルが半田などで接続される接続端子が設けられたケーブル接続部62と、を有している。
これらコイル接続部61およびケーブル接続部62は、FPC60の一方の側部方向に延出するように幅広に形成されている。なお、コイル接続部61は、コイル部31のリード線と接続された後、コイル部31と位置検出用磁石保持部27との間に形成される隙間に配置されてコイル部31下方の周部分と接着固定される。
リジット基板51は、上述したように、一端側の上面部分に、位置検出用磁石39の磁界を検出する、ここでは、矩形状の磁気検出部50が配設されている。なお、磁気検出部50は、位置検出用磁石39に対して精度良く位置決めする必要がある。そのため、磁気検出部50は、位置検出用磁石39に対して所定の離間距離を有して体向配置されている。
以上のように構成された可動レンズ駆動ユニット20は、図8および図9に示すように、ボイスコイルモータ部30の一対のヨーク33が固定枠12の両側部に固着される。具体的には、一対のヨーク33は、固定枠12の永久磁石収容部12h内に永久磁石32が収容されるように、永久磁石収容部12hが形成される両側平面部と長手方向の縁辺部分が重畳して接着剤によって固定される。
なお、一対の永久磁石32は、永久磁石収容部12h内に収容された状態において、ヨーク33と接着剤または磁力によって固定される。これら一対の永久磁石32および一対のヨーク33は、図10に示すように、光軸Oを点とする点対称となる位置に固定される。
FPC60は、固定枠12の筒部12bに形成されたFPC挿通孔部12gに通され、前方側が湾曲されて折り返されて円弧状に湾曲されてリジット基板51の下面に沿って後方へ延設するように変形される。即ち、FPC60は、リジット基板51の下面とシールドカバー19における下方側の第2のカバー体19b内面との間に形成される隙間に配置される。
リジット基板51は、固定枠12の筒部12bの下面に接着固定される。このとき、リジット基板51は、図9に示すように、矩形状の磁気検出部50が固定枠12の筒部12b下方の長溝12jの前方に直角に形成された位置出し面12kに先端面と一方の側面が面接触した状態で固定枠12の筒部12bに接着固定される。これにより、磁気検出部50は、位置検出用磁石39に対して精度良く位置決めされる。
なお、固定枠12の筒部12b下方の長溝12jには、磁気検出部50による位置検出用磁石39からの磁界の検出精度を高めるため、磁気検出部50と位置検出用磁石39が対向する位置に貫通孔12l(エル)が形成されている。
以上の説明から、本実施の形態の可動レンズ駆動ユニット20は、図10に示すように、ボイスコイルモータ部30の永久磁石31が固定枠12に形成された永久磁石収容部12h内に収容されるように、ヨーク33が固定枠12の両側部に接着固定されている。このため、永久磁石32およびヨーク33は、固定枠12内に略収まった状態となっている。
そして、可動レンズ保持枠23は、永久磁石32の径方向内側に位置する領域に切り欠き部23dが形成され、この切り欠き部23dに平板状部31aを有するコイル部31がリード線の巻回により形成される。この平板状部31aは、コイル部31の外径よりも内側に位置する。これにより、本実施形態では、永久磁石32およびヨーク33を、より径方向内側に寄せて配設することが可能となり、より小さいボイスコイルモータ部30とすることができる。
このようにボイスコイルモータ部30をより小さくできるため、可動レンズ駆動ユニット20を小型なものにすることができる。その結果、本実施の形態の撮像ユニット1も小型化することができ、挿入部102の先端部110がより細径な内視鏡101を実現可能となる。
一方、撮像ユニット1は、可動レンズ駆動ユニット20のボイスコイルモータ部30を小型化することで低出力となり、可動レンズ保持枠23を進退移動させる動力が低下してしまう。そのため、本実施の形態の撮像ユニット1は、図10および図11に示すように、可動レンズ保持枠23がボイスコイルモータ部30のコイル部31を介して湾曲形成されたFPC60の反力Fを受けて、ここでは上方側へ常に押圧された状態としている。即ち、可動レンズ保持枠23は、FPC60の反力Fを受けて、光軸Oに直交する一方向、ここでは紙面に向かって見た下方から上方へ押し付けられ、前後に設けられた摺動部23bの外形面の一部が付勢方向に向けて常に固定枠12の内面に押し当てられた状態となる。
これにより、可動レンズ保持枠23は、光軸Oに対して傾くことなく、所謂、こじりなどの発生が防止され、固定枠12内で光軸Oに対して常に一定の姿勢が保たれた状態となる。その結果、可動レンズ保持枠23は、滑らかに固定枠12内で光軸Oに沿って進退移動することができる。
なお、FPC60は、可動レンズ保持枠23を付勢するために一定の円弧状のR形状が必要とされ、その延設方向によっては撮像ユニット1が大型化してしまう。そのため、ホ実施の形態では、可動レンズ保持枠23に設けられたコイル部31の下部にコイル接続部61を接着し、可動レンズ保持枠23の径方向にずれた位置からリジット基板51の下面に沿って後方に延設させている。これにより、撮像ユニット1の大型化を防止している。
以上の説明から、本実施の形態の撮像ユニット1は、低出力のボイスコイルモータ部30であっても、可動レンズ保持枠23の摺動不良が発生することなく、スムーズに可動レンズ保持枠23を進退駆動することができる。
さらに、撮像ユニット1は、進退移動する可動レンズ保持枠23がFPC60からの付勢力Fを受けて固定枠12内での姿勢が保たれるため、光軸Oに沿った可動レンズ16の位置がずれることなく安定する。そのため、撮像ユニット1は、ズーム機能などの光学性能も安定するという利点もある。
なお、本実施の形態の撮像ユニット1の撮像素子10は、一例として、FPC60によって可動レンズ保持枠23が付勢される方向が受光する観察像の上部方向と一致するように設定されている。即ち、画像表示部121に表示される観察画像の上方側と一致する方向にFPC60がレンズ保持枠23を付勢するように設定されている。
ところで、内視鏡101は、挿入部102の姿勢が観察画像の上下方向が鉛直上下方向と合わされた状態とされて被検体に導入される場合が多い。このとき、FPC60は、可動レンズ保持枠23を重力方向(鉛直下方)に抗して付勢する状態となる。これにより、FPC60は、ボイスコイルモータ部30のコイル部31、回転規制部26、位置検出用磁石保持部27および2つの位置検出用磁石39を含めた可動レンズ保持枠23の重量を打ち消す方向に付勢することになる。
従って、挿入部102の先端部110の姿勢を画像表示部121に表示された観察画像の上下方向に合わせたときに、固定枠12に対する可動レンズ保持枠23の摺動抵抗が低減するという利点もある。
また、挿入部102に設けられた湾曲部109を湾曲操作によって、撮像ユニット1に加速度が生じても、FPC60が常に可動レンズ保持枠23を一方へ付勢しているため、安定した可動レンズ保持枠23の進退駆動することができる。
さらに、可動レンズ保持枠23には、上述したように、2つの位置検出用磁石39が設けられている。これら2つの位置検出用磁石39は、磁性体からなる金属板から形成されたシールドカバー19のうち、下方側の第2のカバー体19bに対向しており、この第2のカバー体19b側に引き寄せられる。これに対して、FPC60は、2つの位置検出用磁石39が第2のカバー体19b側に引き寄せられる磁力に抗して可動レンズ保持枠23を一方へ付勢する。こうして可動レンズ保持枠23は、固定枠12に対する摺動抵抗が低減されて安定した進退駆動が行える。さらに、2つの位置検出用磁石39と磁気検出部50との光軸Oに直交した方向の離間距離が保たれるため、磁気検出部50による安定した可動レンズ保持枠23の位置検出が行えるという利点もある。
なお、FPC60は、可動レンズ保持枠23を一方へ付勢する最適な反力Fを得るため、ボイスコイルモータ部30のコイル部31、回転規制部26、位置検出用磁石保持部27および2つの位置検出用磁石39を含めた可動レンズ保持枠23の重量に応じて材質、肉厚および幅が設定されるものである。特に、FPC60による付勢力Fは、コイル部31、回転規制部26、位置検出用磁石保持部27および2つの位置検出用磁石39を含めた可動レンズ保持枠23の重量に釣り合うように設定されることが好適である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う撮像ユニットおよび内視鏡もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本出願は、2013年6月19日に日本国に出願された特願2013−128836号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、特願2013−128836号の明細書、特許請求の範囲、および図面に引用されたものである。

Claims (3)

  1. 被写体像を結像する対物光学系を有する撮像ユニットであって、
    前記対物光学系の一部を構成する可動レンズと、
    前記可動レンズを保持し、前記対物光学系に入光する撮影光軸に沿って進退自在に配設された可動レンズ保持枠と、
    前記可動レンズ保持枠を進退自在に収容保持する固定枠と、
    前記固定枠内で前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に沿って進退移動するための駆動力を発生する、前記可動レンズ保持枠の周囲において前記光軸周りに巻回されたコイルおよび前記固定枠に固定された永久磁石を具備して構成されたボイスコイルモータ部である駆動部と、
    前記可動レンズ保持枠を前記撮影光軸に直交する一方向へ付勢するように配設され、前記可動レンズ保持枠の前記一方向の外形面一部を前記固定枠の内面へ押圧するよう湾曲形成され、前記駆動部へ給電するためのフレキシブル基板と、
    前記可動レンズ保持枠に固定された位置検出用磁石と、
    前記位置検出用磁石と前記光軸に直交する方向に所定の離間距離を有して対向配置され、前記位置検出用磁石の磁気から前記可動レンズ保持枠の前記固定枠に対する相対的な位置を検出する磁気検出部と、
    を具備しており、
    前記フレキシブル基板が前記位置検出用磁石と前記磁気検出部との前記所定の離間距離を保つように前記一方向へ前記可動レンズ保持枠を付勢することを特徴とする撮像ユニット。
  2. 前記固定枠の外形に沿って前記固定枠を覆うように配設されたシールドカバーを備え、
    前記位置検出用磁石が磁力によって前記シールドカバーに引き寄せられる前記光軸に直交する方向に抗して前記一方向へ前記可動レンズ保持枠を付勢することを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記請求項1または請求項に記載の撮像ユニットを具備する内視鏡。
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