JP5742834B2 - 通信システム、経路制御装置、パケット転送装置および経路制御方法 - Google Patents

通信システム、経路制御装置、パケット転送装置および経路制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、経路制御装置、パケット転送装置、経路制御方法、経路制御プログラム、およびパケット転送装置用プログラムに関し、特に、パケットを転送するパケット転送装置と、パケット転送装置のパケット転送を制御することにより通信経路を制御する経路制御装置とを備える通信システム、およびその通信システムに適用される経路制御装置、パケット転送装置、経路制御方法、経路制御プログラム、およびパケット転送装置用プログラムに関する。
パケットを転送するフロースイッチと、フロースイッチのパケット転送を制御することにより通信経路を制御する経路制御装置とを備える通信システムの例が、特許文献1および非特許文献1,2に記載されている。また、非特許文献2には、経路制御装置が、フロースイッチに適用すべきフローエントリ情報を定めるとともに、タイマー値を規定し、フロースイッチがタイマー値に応じて時限式に動作することについても記載されている。
このような通信システムの一般的な構成の例を図11に示す。図11に例示する通信システムは、経路制御装置110と、通信ネットワーク100に属するフロースイッチ120〜125とを備える。なお、経路制御装置がフロースイッチを制御するためのプロトコルはオープンフロー(OpenFlow)と呼ばれる。
経路制御装置110は、各フロースイッチ120〜125にフローエントリ情報を設定する。フローエントリ情報は、送られてくるパケットに応じたフロースイッチの動作を定めた情報である。フローエントリ情報は、パケット転送ルールと称することもできる。経路制御装置110は、各フロースイッチ120〜125のフローエントリ情報を設定することで、通信ネットワーク100に接続される通信端末130〜133が通信を行うための経路制御を行う。
経路制御装置110は、ネットワークトポロジー管理機能と、通信端末位置管理機能と、フローエントリ生成機能と、経路計算機能と、フロースイッチ管理機能とを具備する。
ネットワークトポロジー管理機能は、フロースイッチから収集した情報を元に、フロースイッチ群が形成するネットワークトポロジーを表す情報を記憶する機能である。
フローエントリ生成機能は、フローエントリ情報を作成する機能である。経路制御装置110は、フローエントリ生成機能により、分類情報、アクション情報、およびタイマー値を決定し、これらの情報を含むフローエントリ情報を作成する。分類情報は、フローを識別する情報であり、例えば、フローに属するパケットの要件として表される。フロースイッチが受信したパケットがどのフローに属するのかは分類情報に基づいて判定される。アクション情報は、フローに応じたフロースイッチの動作(例えば、特定のポートへの転送、フラッディング、廃棄等)を示す情報である。タイマー値は、フローエントリ情報の有効期間を定めるための値である。経路制御装置110は、タイマー値をアクション情報に含め、フロー毎に、分類情報とアクション情報とを含むフローエントリ情報を作成する。
経路計算機能は、パケットのフローの通信経路を計算する機能である。
フロースイッチ管理機能は、フロースイッチを制御するための機能である。具体的には、フロースイッチ管理機能は、フロースイッチに関する初期設定を行ったり、フロースイッチに対してフローエントリの設定を行ったりする機能である。また、フロースイッチから新規フロー検出通知を受信した時における後述のフロー解析(ステップS202)を行う機能も、フロースイッチ管理機能に含まれる。
また、フロースイッチ120〜125は、経路制御装置110によって設定されたフローエントリ情報に基づいて、受信したパケットを転送するパケット転送装置である。フロースイッチ120〜125は、パケットを受信すると、分類情報に従ってそのパケットがどのフローに属するのかを判定し、そのフローに対して定められたフローエントリ情報内のアクション情報が示す処理を、そのパケットに対して行う。例えば、フロースイッチ120〜125は、受信したパケットのフローに応じて、そのパケットを特定のポートに転送したり、あるいは、フラッディングしたり、廃棄したりする。なお、フロースイッチは、受信したパケット等に関する統計情報を作成する。
また、フロースイッチ120〜125は、フローエントリ情報のアクション情報に含まれるタイマー値を時間経過とともに減少させ(換言すれば、カウントダウンし)、新たにパケットを受信した時には、そのパケットが属するフローエントリのタイマー値を初期値にリセットする。フロースイッチ120〜125は、タイマー値が0になると、フローエントリ情報を削除する。また、フロースイッチ120〜125がタイマー値をリセットしない態様もある。
各フロースイッチ120〜125は、他のノード(他のフロースイッチや通信端末)とのリンクを、全てEthernet(登録商標)で構築される。
図12は、図11に例示する通信システムの処理経過の例を示す説明図である。ここでは、図11に示す通信端末130が通信端末132にパケットを送信する場合を例にして説明する。
通信端末130は、通信端末132宛にパケットを送信する(ステップS101)。このパケットは、通信端末130が接続されているフロースイッチ120に届く。
フロースイッチ120は、パケットを受信すると、フロースイッチ120自身に設定されたフローエントリ情報の中から、受信したパケットに適合するフローエントリ情報を検索する。しかし、通信端末130が通信端末132に送信したパケットをフロースイッチ120が初めて受信したときには、そのパケットに適合するフローエントリ情報は設定されていない。そのため、フロースイッチ120は、ステップS101で受信したパケットをバッファリングしてから、新たなフローを検出したことを示す通知(新規フロー検出通知と記す。)を経路制御装置110に送信する(ステップS102)。フロースイッチ120は、この新規フロー検出通知に、新たなフローを識別する分類情報を作成するための情報、および、送信元から宛先までの経路を決定するための情報を含める。フロースイッチ120は、これらの情報として、例えば、送信元および宛先の両方に関するMAC(Media Access Control)アドレス、IPアドレス、ポート番号や、フロースイッチ120がデータパケットを受信したパケット受信ポート番号等を含めた新規フロー検出通知を送信する。
ここでは、フロースイッチ120が、受信したデータパケットをバッファリングして、新たなフローを識別する分類情報を作成するための情報、および、送信元から宛先までの経路を決定するための情報を抽出し、その情報を経路制御装置110に送信する場合を例にしているが、フロースイッチ120は、受信したデータパケット自体を経路制御装置110に送信してもよい。
経路制御装置110は、新規フロー検出通知を受信すると、新規フローに関するフローエントリ情報を作成し、フロースイッチに設定する(ステップS103)。図13は、新規フロー検出通知を受信した経路制御装置110の処理経過の例を示すフローチャートである。すなわち、ステップS103の処理経過の例を示すフローチャートである。
経路制御装置110は、フロースイッチから新規フロー検出通知を受信すると(ステップS201)、そのフロースイッチによって検出された新規フローの解析を行う(ステップS202)。ステップS202の解析処理は、具体的には、Ethernetヘッダ、IPヘッダ、トランスポート層のプロトコル(TCP(Transmission Control Protocol )やUDP(User Datagram Protocol))のヘッダを順に参照して得られるIPアドレスやポート番号等の情報に基づいて、通信端末や、通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類を判定する処理である。そして、このステップS202の解析処理では、各フロースイッチ120〜125が、他のノード(他のフロースイッチや通信端末)とのリンクを、全てEthernetで構築されていることを前提としている。
ステップS201の後、経路制御装置110は、新たに発生したフローの通信を許可するか否かを判定する(ステップS203)。許可すると判定した場合には(ステップS203におけるYes)、経路制御装置110は、その新規フローの経路として、アプリケーションソフトウェアの種類に適した経路を計算し(ステップS204)、計算した経路をフローが通過するようにフローエントリ情報を作成する(ステップS205)。例えば、経路上のフロースイッチ毎に、次にパケットを転送すべきノードを定め、新規フローの分類情報と、そのノードへの転送を指示するアクション情報とを対応付けたフローエントリ情報を作成する。そして、経路制御装置110は、経路上の各フロースイッチに、フロースイッチ毎に作成したフローエントリ情報を送信することによって、フローエントリ情報を設定する(ステップS206)。
また、ステップS203で通信を許可しないと判定した場合には(ステップS203におけるNo)、経路制御装置110は、その新規フローの分類情報と、その新規フローに属するパケットの廃棄を指示するフローエントリ情報を作成し(ステップS205)、フロースイッチにそのフローエントリ情報を設定する(ステップS206)。
図12に示す例では、経路制御装置110が、ステップS203でフローの通信を許可すると判定し、ステップS204で、フロースイッチ120、フロースイッチ122、フロースイッチ124、フロースイッチ125、通信端末132という経路を定めた場合を示している。経路制御装置110は、その経路上のフロースイッチ120,122,124,125に対してそれぞれフローエントリ情報を作成し、フローエントリ情報を設定する(ステップS205,S206)。
図12に示すステップS103(図13に示すステップS201〜S206)の処理でフローエントリ情報の設定が完了すると、フロースイッチ120は、バッファリングしていたパケットをフローエントリ情報に従って転送する。すなわち、新たに設定されたフローエントリ情報中のアクション情報に従って、フロースイッチ122にパケットを転送する(ステップS104)。
経路制御装置110に定められた通信経路上のフロースイッチ122,124,125は、このパケットに適合するフローエントリ情報を設定されている。よって、このフロースイッチ122,124,125は、このパケットをフローエントリ情報に従って順次転送し(ステップS105〜S107)、このパケットは通信端末132に届く。
通信端末130から通信端末132までの通信に関するフローエントリ設定は完了しているので、これ以降に、通信端末130が通信端末132宛にパケットを送信した場合には、フロースイッチ120,122,124,125は経路制御装置110への問い合わせを行うことなく、フロースイッチ毎に設定されたフローエントリ情報に従ってパケットを転送すればよい。
通信端末132が通信端末130宛にパケットを送信する場合にも、通信システムは、上記と同様の処理を行えばよい。
また、特許文献2には、ハードウェアを利用して、特定のタイプのフレームに対しルーティングを実行することによって、ソフトウェアの効率を部分的に改善する発明が記載されている。特許文献2に記載された発明は、ファイバーチャネルネットワークのアーキテクチャの一部として実行されるとき、ファイバーチャネルのフレームヘッダ内のルーティング制御/タイプ(R_CTL/TYPE)フィールドを使用して、受信フレームを、ホストメモリ内のバッファの特定のリングにマップする。
米国特許出願公開第2008/0189769号明細書 特表2002−513968号公報
Nick McKeown, 外7名、"OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks"、2008年3月14日、[平成21年11月24日検索]、インターネット<http://www.openflowswitch.org//documents/openflow-wp-latest.pdf> "OpenFlow Switch Specification Version 0.9.0"、2009年7月20日、[平成21年11月24日検索]、インターネット<http://www.openflowswitch.org/documents/openflow-spec-v0.9.0.pdf>
図11に示す通信システムにおいて、経路制御装置110は、通信ネットワーク100に属する各フロースイッチのリンクが全てEthernetであることを前提にして、通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアを解析し、新規フローの通信経路を計算する。従って、通信ネットワーク100に属する各フロースイッチのリンク技術として、Ethernetのリンクしか採用することができない。
ノード間のリンク技術には、Ethernet以外のリンク技術(例えば、ファイバチャネル)もある。通信ネットワーク100内の各フロースイッチに複数のリンク技術が用いられている場合、経路制御装置110は、ステップS202の解析処理を適切に行うことができず、新規フローの経路を適切に計算できなくなってしまう。
そこで、本発明は、通信ネットワークを形成するパケット転送装置のリンクの種類が複数ある場合でも、フローの経路を適切に定めることができる通信システム、およびその通信システムに適用される経路制御装置、パケット転送装置、経路制御方法、経路制御プログラム、およびパケット転送装置用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による通信システムは、受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置と、各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置とを備え、各パケット転送装置が、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、そのパケットに関する情報と、自ノードの識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを含み、経路制御装置が、各パケット転送装置の情報送信手段から受信した情報を記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、パケット転送装置から新規フロー検出通知を受信したときに、その新規フロー検出通知に含まれるパケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明による経路制御装置は、各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置であって、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とを記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、パケット転送装置から、そのパケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、パケット転送装置の識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、その新規フロー検出通知に含まれるパケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるパケット転送装置は、経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するパケット転送装置であって、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの規格の種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、そのパケットに関する情報と、自ノードの識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による経路制御方法は、受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置が、それぞれ、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信し、各パケット転送装置を制御する経路制御装置が、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させ、パケット転送装置が、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、そのパケットに関する情報と、自ノードの識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信し、経路制御装置が、新規フロー検出通知を受信したときに、その新規フロー検出通知に含まれるパケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定し、判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、パケットの通信経路を計算し、通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成し、通信経路上のパケット転送装置毎に、生成したパケット転送ルールを送信することを特徴とする。
また、本発明による経路制御プログラムは、各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御するコンピュータに搭載される経路制御プログラムであって、コンピュータに、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させる情報登録処理、パケット転送装置から、そのパケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、パケット転送装置の識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、その新規フロー検出通知に含まれるパケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定処理、リンク種別判定処理で判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、パケットの通信経路を計算する経路計算処理、通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成処理、および、通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信処理を実行させることを特徴とする。
また、本発明によるパケット転送装置用プログラムは、経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するコンピュータに搭載されるパケット転送装置用プログラムであって、コンピュータに、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの規格の種別とを経路制御装置に送信する情報送信処理、および、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、そのパケットに関する情報と、自ノードの識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通信ネットワークを形成するパケット転送装置のリンクの種類が複数ある場合でも、フローの経路を適切に定めることができる。
本発明の通信システムの例を示すブロック図である。 本発明の経路制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のパケット転送装置の構成例を示すブロック図である。 初期設定時の処理経過の例を示す説明図である。 トポロジー情報生成時の処理経過の例を示す説明図である。 通信端末間で送受信されるパケットを転送するときの通信システムの処理経過の例を示す説明図である。 新規フロー検出通知を受信した経路制御装置の処理経過の例を示すフローチャートである。 本発明の通信システムの最小構成の例を示すブロック図である。 本発明の経路制御装置の最小構成の例を示すブロック図である。 本発明のパケット転送装置の最小構成の例を示すブロック図である。 フロースイッチと経路制御装置とを含む一般的な通信システムの構成例を示す説明図である。 図11に例示する通信システムの処理経過の例を示す説明図である。 図11に例示する経路制御装置の処理経過の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信システムの例を示すブロック図である。本発明の通信システムは、経路制御装置10と、通信ネットワーク1に属するパケット転送装置20〜25とを備える。図1では、6台のパケット転送装置20〜25を図示しているが、図1は通信システムの例示であり、パケット転送装置の台数やトポロジーは、図1に示す例に限定されない。図1に示す例では、通信端末30がパケット転送装置20に接続され、通信端末31がパケット転送装置21に接続され、通信端末32,33がパケット転送装置25に接続されている。そして、各パケット転送装置は、通信端末間で送受信されるパケットを転送する。なお、通信端末の台数や、通信端末が通信ネットワーク1のどのパケット転送装置に接続されるのかに関しても、特に限定されない。
経路制御装置10と、個々のパケット転送装置20〜25とは、専用の制御チャネルを介して接続され、経路制御装置10と各パケット転送装置20〜25とは、その専用の制御チャネルを介して情報の送受信を行う。
また、本発明において、パケット転送装置同士を接続させるリンク、および、パケット転送装置と通信端末とを接続させるリンクの種類は、1種類に限定されず、複数種類であってよい。図1に示す例では、リンクの種類として、Ethernetのリンクと、ファイバチャネルのリンクがある場合を示している。例えば、図1に示す例では、パケット転送装置20,22を接続させるリンクや、パケット転送装置20と通信端末30とを接続させるリンクは、Ethernetのリンクである。また、パケット転送装置21,22を接続させるリンクや、パケット転送装置21と通信端末31とを接続させるリンクは、ファイバチャネルのリンクである。図1では、リンクの種類が2種類である場合を示したが、リンクの種類は3種類以上であってもよい。また、Ethernetやファイバチャネル以外のリンク技術が用いられていてもよい。
各パケット転送装置20〜25は、経路制御装置10の制御により、受信したパケットを次のノードに転送する。具体的には、各パケット転送装置20〜25は、経路制御装置10が設定するパケット転送ルールに従って、受信したパケットに対する処理を行う。パケット転送ルールは、パケット転送装置がパケットを受信したときにおけるパケット転送装置の動作を定めた情報である。
パケット転送ルールは、フローを識別する情報である分類情報と、分類情報によって特定されるフローに属すると判定されたパケットに対して行うアクション情報とを含む。分類情報は、例えば、「宛先MACアドレスおよび宛先IPアドレスが通信端末33のMACアドレスおよびIPアドレスと一致している」等のような、フローに属するパケットが満たす要件として表されるが、分類情報の表現態様は特に限定されない。また、アクション情報の内容の例として、例えば、「受信したパケットを特定のポートに転送する」、「フラッディングする」、「廃棄する」等が挙げられるが、アクション情報の内容はこれらに限定されない。また、アクション情報には、タイマー値が含まれる。タイマー値は、パケット転送ルールの有効期間を定めるための値である。パケット転送ルールは、分類情報と、アクション情報と、タイマー値とを含むが、さらに他の情報を含んでいてもよい。本例では、アクション情報にタイマー値を含める場合を例にして説明するが、タイマー値はアクション情報に含まれていなくても、パケット転送ルールに含まれていればよい。
経路制御装置10は、フローに応じた分類情報およびアクション情報を含むパケット転送ルールを生成し、そのフローの通信経路上のパケット転送装置にそのパケット転送ルールを設定する。
各パケット転送装置20〜25は、設定されたパケット転送ルールのアクション情報に含まれるタイマー値を時間経過とともに減少させ(換言すれば、カウントダウンし)、タイマー値が0になると、パケット転送ルールを削除する。なお、各パケット転送装置20〜25は、パケット転送ルール内の分類情報に適合するパケットを受信したときに、そのパケット転送ルールのタイマー値を初期値にリセットしてもよい。あるいは、各パケット転送装置20〜25は、そのようなパケットを受信しても、タイマー値の初期値を行わずに、タイマー値のカウントダウンを継続する構成であってもよい。
パケット転送装置20〜25は、例えば、オープンフローにおけるフロースイッチである。また、経路制御装置10は、例えば、オープンフローにおける経路制御装置である。また、パケット転送ルールは、例えば、オープンフローにおけるフローエントリ情報である。
図2は、本発明の経路制御装置10の構成例を示すブロック図である。経路制御装置10は、トポロジー情報記憶手段31と、トポロジー情報登録手段32と、通信端末位置管理手段33と、パケット転送ルール生成手段34と、経路計算手段35と、ルール設定内容記憶手段36と、パケット転送装置管理手段37と、パケット転送装置情報記憶手段38と、解析用情報記憶手段39とを備える。
トポロジー情報記憶手段31は、パケット転送装置群が形成するネットワークトポロジーを表すトポロジー情報を記憶する記憶装置である。ただし、トポロジー情報記憶手段31は、リンクの種別毎に、トポロジー情報を記憶する。例えば、図1に示すようにリンクの種別として、Ethernetのリンクとファイバチャネルのリンクがある場合、トポロジー情報記憶手段31は、Ethernetのリンクにより接続されるパケット転送装置群のトポロジー情報と、ファイバチャネルのリンクにより接続されるパケット転送装置群のトポロジー情報とをそれぞれ記憶する。
トポロジー情報登録手段32は、各パケット転送装置から受信した情報に基づいて、リンクの種別毎にトポロジー情報を作成し、作成したトポロジー情報をトポロジー情報記憶手段31に記憶させる。
通信端末位置管理手段33は、通信ネットワーク1に接続された各通信端末がどのパケット転送装置のどのポートに接続されているのかを管理する。例えば、端末装置がDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol ) Requestメッセージ等の何かしらのパケットを送信した際に、その通信端末に接続されたパケット転送装置が、その通信端末がパケット転送装置のどのポートに接続されているのかを経路制御装置10に送信し、通信端末位置管理手段33は、それらの情報を保持しておけばよい。
パケット転送ルール生成手段34は、分類情報とアクション情報とを決定し、その分類情報およびアクション情報を含むパケット転送ルールを生成する。また、パケット転送ルール生成手段34は、通信経路上の各パケット転送装置に対してパケット転送ルールを生成する。ここで、パケット転送ルール生成手段34は、同一フローの通信経路上の各パケット転送装置に対しては、分類情報を共通とする。ただし、アクション情報は、パケット転送装置毎に異なるように定めてもよい。
ただし、パケット転送ルール生成手段34は、分類情報によって特定されるフローの通信経路において、その分類情報と同一の分類情報を含むパケット転送ルールが設定済みのパケット転送装置に対しては、パケット転送ルールを生成しない。
経路計算手段35は、フローの通信経路を計算する。ただし、経路計算手段35は、そのフローのパケットから特定されるリンクの種別に応じたトポロジー情報を参照し、そのトポロジー情報を用いて通信経路を計算する。例えば、通信経路の計算対象となる新たなフローのパケットから特定されるリンク種別が、ファイバチャネルのリンクであるとする。この場合、経路計算手段35は、トポロジー情報記憶手段31にリンクの種別毎に記憶されているトポロジー情報のうち、ファイバチャネルのリンクに関するトポロジー情報を参照し、そのトポロジー情報を用いて通信経路を計算する。このとき、経路計算手段35は、パケットを送受信する通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類に応じた基準で通信経路を計算する。
ルール設定内容記憶手段36は、どのパケット転送装置にどのようなパケット転送ルールを設定したのかを示す情報を記憶する記憶装置である。ルール設定内容記憶手段36により、どのパケット転送装置にどのようなパケット転送ルールを設定したのかを管理することができる。
パケット転送装置管理手段37は、各パケット転送装置20〜25を管理する。具体的には、パケット転送装置管理手段37は、パケット転送ルール生成手段34に生成されたパケット転送ルールをパケット転送装置に設定する処理等を行う。そして、パケット転送装置管理手段37は、パケット転送ルールをパケット転送装置に設定したときに、どのパケット転送装置にどのようなパケット転送ルールを設定したのかをルール設定内容記憶手段36に記憶させる。
また、パケット転送装置管理手段37は、パケット転送装置とのコネクションを確立したときに、そのパケット転送装置から情報を収集し、収集した情報をパケット転送装置情報記憶手段38に記憶させる。新たにコネクションを確立したパケット転送装置が経路制御装置10に情報を送り、経路制御装置10がその情報を記憶する処理を初期設定と記す。本発明では、初期設定時に収集する情報には、例えば、個々のパケット転送装置の識別子や、個々のパケット転送装置の各ポートのポート識別子、およびその個々のポートに接続されるリンクの種別や、リンクに関連する情報が含まれる。
パケット転送装置情報記憶手段38は、パケット転送装置の初期設定処理時にパケット転送装置管理手段37が各パケット転送装置20〜25から収集した情報を記憶する記憶装置である。パケット転送装置情報記憶手段38に記憶された情報を参照することで、各リンクの種別や、リンクに関連する情報等を判断することができる。
また、パケット転送装置管理手段37は、新たなフローのパケットに関する情報がパケット転送装置から送られてきた場合に、そのパケットに関する情報に基づいて、そのパケットを送受信する通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類を解析する。パケット転送装置管理手段37は、解析用情報記憶手段39に記憶された情報を参照して、解析を行えばよい。なお、通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類の解析は、通信端末の特徴の解析の一態様であるということができる。
解析用情報記憶手段39は、パケットを送受信する通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類を解析するための情報を記憶する記憶装置である。解析用情報記憶手段39は、パケットのフィールドから抽出された情報と、アプリケーションソフトウェアの種類との対応関係を示す情報を記憶する。すなわち、パケットのフィールドからどのような情報が抽出されたときに、そのパケットを送受信する通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアがどのような種類のものであるのかを示す情報を記憶する。また、解析用情報記憶手段39は、パケットのフィールドから抽出された情報とアプリケーションソフトウェアの種類との対応関係を示す情報をリンクの種別毎に記憶しておけばよい。アプリケーションソフトウェアの種類を特定するために参照するパケットのフィールドは、パケットから特定されるリンクの種別毎に異なっていてよい。
トポロジー情報登録手段32、通信端末位置管理手段33、パケット転送ルール生成手段34、経路計算手段35およびパケット転送装置管理手段37は、例えば、経路制御プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、コンピュータのプログラム記憶装置(図示略)が経路制御プログラムを記憶し、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って、トポロジー情報登録手段32、通信端末位置管理手段33、パケット転送ルール生成手段34、経路計算手段35およびパケット転送装置管理手段37として動作すればよい。また、これらの各手段がそれぞれ別々のハードウェアで実現されていてもよい。
また、トポロジー情報記憶手段31、ルール設定内容記憶手段36、パケット転送装置情報記憶手段38および解析用情報記憶手段39は、同一の記憶装置で実現されていても、あるいは、別々の記憶装置で実現されていてもよい。
図3は、本発明のパケット転送装置の構成例を示すブロック図である。図3では、図1におけるパケット転送装置20を例にして説明するが、他のパケット転送装置21〜25に関しても同様の構成である。パケット転送装置20は、ルールテーブル記憶手段41と、ルール管理手段42と、フロー特定手段43と、アクション実行手段44と、初期設定処理手段45と、トポロジー決定用情報提供手段46とを備える。
ルールテーブル記憶手段41は、パケット転送ルールを記憶する記憶装置である。フローが異なれば、異なるパケット転送ルールが設定されるので、ルールテーブル記憶手段41に記憶されるパケット転送ルールは1つとは限らない。ルールテーブル記憶手段41に記憶されるパケット転送ルールの集合をパケット転送ルールテーブルと記す。
ルール管理手段42は、各パケット転送ルールを管理する。例えば、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37(図2参照)がパケット転送装置にパケット転送ルールを設定する場合、設定指示とともにパケット転送ルールをパケット転送装置に送信する。ルール管理手段42は、経路制御装置10から受信したパケット転送ルールを、この指示に応じてルールテーブル記憶手段41に記憶させる。
また、ルール管理手段42は、ルールテーブル記憶手段41に記憶されている各パケット転送ルールで指定されているタイマー値を時間経過とともに減少させる。そして、ルール管理手段42は、タイマー値が0になったならば、そのタイマー値を含むパケット転送ルールをルールテーブル記憶手段41から削除し、その旨の情報を経路制御装置10に送信する。なお、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37(図2参照)は、この情報を受信すると、パケット転送装置においてルールテーブル記憶手段41から削除されたパケット転送ルールの情報を、ルール設定内容記憶手段36(図2参照)から削除する。
フロー特定手段43は、他のノード(例えば、通信端末や他のパケット転送装置)からパケットを受信したときに、そのパケットに適合する分類情報を含むパケット転送ルールを、ルールテーブル記憶手段41に記憶されているパケット転送ルールテーブルから検索する。検索に失敗したということは、記憶済みのパケット転送ルールに対応するフロー以外の新たなフローに属するパケットを受信したことを意味する。この場合、フロー特定手段43は、新規フローを検出したことを示す通知(新規フロー検出通知)を経路制御装置10に送信する。このとき、フロー特定手段43は、フローの通信経路を特定可能な情報、分類情報を作成可能な情報、新規フローに属するパケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの解析に用いる情報を新規フロー検出通知に含める。さらに、フロー特定手段43は、自ノード(図3に示す例ではパケット転送装置20)の識別子および、新規フローのパケットを受信した自ノードのポート番号も新規フロー検出通知に含める。
ここで、新規フロー検出通知に含められる、フローの通信経路を特定可能な情報、分類情報を作成可能な情報、および、新規フローに属するパケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの解析に用いる情報について説明する。
フローの通信経路を特定可能な情報は、受信したパケットが属している新規フローの通過経路を特定可能な情報である。フローの通信経路を特定可能な情報の例として、通信経路の両端点となる送信元および宛先の通信端末のアドレス情報が挙げられる。ただし、パケットが通信ネットワーク1(図1参照)のゲートウェイ(図示略)を介して、他の通信ネットワークに送られる場合には、通信経路の端点となる送信元の通信端末のアドレス情報があれば、ゲートウェイまでの通信経路を特定することができる。従って、通信経路の両端点となる送信元および宛先の通信端末のアドレス情報は、フローの通信経路を特定可能な情報の一例であり、宛先までの経路の態様によっては、宛先となる通信端末のアドレス情報が不要な場合もある。
分類情報として何を用いるかは、フローの識別流度に応じて予め定めておけばよい。例えば、送信元および送信先のMACアドレス、IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号等の種々の情報の組み合わせでフローを識別する場合、パケット転送ルール生成手段34は、パケットから特定されるそれらの情報を分類情報として定めればよい。あるいは、宛先ポート番号のみ、送信元ポート番号のみ等のように粗い粒度でフローを識別する場合には、パケット転送ルール生成手段34は、パケットから特定されるそれらの情報を分類情報として定めればよい。また、パケット転送装置のポートのうち、パケットを受信したポートのポート番号を分類情報として用いてもよい。分類情報を作成可能な情報は、パケット転送ルール生成手段34によって分類情報とされる情報が包含されていればよい。
新規フローに属するパケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの解析に用いる情報は、例えば、パケットのヘッダである。
パケットのヘッダには、フローの通信経路を特定可能な情報が含まれている。従って、分類情報を作成可能な情報として定められた情報も、ヘッダに含まれているのであれば、フロー特定手段43は、新規フローのパケットのヘッダと、自ノードの識別子と、パケットを受信した自ノードのポート番号とを新規フロー検出通知に含めて、新規フロー検出通知を経路制御装置10に送信すればよい。分類情報を作成可能な情報として定められた情報の中に、パケットのヘッダ、および、パケットを受信した自ノードのポート番号以外の情報があるならば、フロー特定手段43は、その情報も新規フロー検出通知に含めればよい。
アクション実行手段44は、フロー特定手段43がパケット転送ルールの検索に成功した場合、受信したパケットに対して、そのパケット転送ルールに含まれるアクション情報が示す処理を実行する。
初期設定処理手段45は、自ノード(パケット転送装置)が経路制御装置10とのコネクションを確立したときに、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37(図2参照)からの要求に応じて、自ノードの情報を経路制御装置10に送信する。このとき、送信する情報には、例えば、自ノードの識別子、自ノードの各ポートのポート識別子、および、その個々のポートに接続されるリンクの種別や、リンクに関連する情報等が含まれる。
トポロジー決定用情報提供手段46は、リンクの種別毎にトポロジー情報を作成するためのパケット(以下、トポロジー決定用パケットと記す)を送信する。トポロジー決定用情報提供手段46は、リンクの種別毎にトポロジー決定用パケットを送信する。そして、トポロジー決定用情報提供手段46は、あるリンクの種別に対応するトポロジー決定用パケットを送信する際には、その種別のリンクに接続されている自ノードのポートから送信する。
あるパケット転送装置から送信されたトポロジー決定用パケットは、他のパケット転送装置によって受信される。トポロジー決定用パケットを受信したパケット転送装置は、トポロジー決定用パケットに情報を付加し、経路制御装置10に送信する。経路制御装置10のトポロジー情報登録手段32は、このようにして、リンクの種別毎にトポロジー決定用パケットを受信し、そのトポロジー決定用パケットに基づいて、リンクの種別毎にトポロジー情報を作成する。
トポロジー決定用情報提供手段46は、自ノードからトポロジー決定用パケットを送信する処理の他に、他のパケット転送装置からトポロジー決定用パケットを受信したときに、そのトポロジー決定用パケットに情報を付加し、経路制御装置10に送信する処理も行う。
ルール管理手段42、フロー特定手段43、アクション実行手段44、初期設定処理手段45およびトポロジー決定用情報提供手段46は、例えば、パケット転送装置用プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、コンピュータのプログラム記憶装置(図示略)がパケット転送装置用プログラムを記憶し、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って、ルール管理手段42、フロー特定手段43、アクション実行手段44、初期設定処理手段45およびトポロジー決定用情報提供手段46として動作すればよい。また、これらの手段がそれぞれ別々のハードウェアで実現されていてもよい。
次に、動作について説明する。
図4は、初期設定時の処理経過の例を示す説明図である。図4では、パケット転送装置20を例にして説明するが、他のパケット転送装置21〜25も経路制御装置10とともに同様の処理を行う。
パケット転送装置20が通信ネットワーク1に配置され、経路制御装置10と接続されると、パケット転送装置20の初期設定処理手段45(図3参照)と、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37(図2参照)は、パケット転送装置20と経路制御装置10との間のコネクションを確立する(ステップS1)。ステップS1で確立されるコネクションは、例えば、制御チャネル用のポート番号を用いたTCPコネクションである。
コネクションが確立すると、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37は、パケット転送装置20に対して情報要求を送信する(ステップS2)。情報要求は、パケット転送装置に対して、経路制御装置10への情報送信を要求する旨の情報である。
パケット転送装置20の初期設定処理手段45は、ステップS2で送信された情報要求を受信すると、その情報要求に対する応答として、パケット転送装置20に関する情報を経路制御装置10に送信する(ステップS3)。そして、経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37は、この情報を受信すると、パケット転送装置情報記憶手段38に記憶させる。
ステップS3において、パケット転送装置20の初期設定処理手段45が経路制御装置10に送信する情報について、具体的に説明する。
ステップS3で送信する第1の情報として、パケット転送装置自身(本例では、パケット転送装置20)の識別子がある。初期設定処理手段45は、パケット転送装置自身の識別子として、例えば、IPアドレスを送信してもよい。IPアドレスは、パケット転送装置の識別子の例であり、識別子としてIPアドレス以外の情報を送信してもよい。
ステップS3で送信する第2の情報として、パケット転送装置自身(本例では、パケット転送装置20)の各ポートに関する情報がある。各ポートに関する情報とは、例えば、パケット転送装置の各ポートのポート識別子、個々のポートに接続されているリンクの種別(以下、リンクタイプ情報と記す場合がある。)、個々のポートに接続されているリンクに関連する情報である。初期設定処理手段45は、パケット転送装置自身の各ポートに関するこれらの情報を、上記の第1の情報(パケット転送装置の識別子)とともに、経路制御装置10に送信する。
上記のポートの識別子として、例えば、ポート番号を用いることができる。リンクタイプ情報は、例えば、Ethernet、ファイバチャネル、Infiniband等のフレームタイプの異なるリンク種別を表す情報である。リンクに関連する情報の内容は、リンクの種別により変化する。例えば、リンクの種別がEthernetである場合、リンクに関連する情報として、MACアドレスや、サポートする通信速度や、通信方式(例えば、全二重、半二重)等が挙げられる。リンクに関連する情報は、リンクの属性情報と称することもできる。
また、初期設定処理手段45は、ステップS3において、上記の各情報以外に、他の情報も合わせて送信してもよい。例えば、パケット転送装置自身(本例では、パケット転送装置20)の能力に関する情報を送信してもよい。パケット転送装置の能力に関する情報として、例えば、統計情報を取得するか否かという情報や、パケット転送装置がサポートするアクションの情報等が挙げられる。パケット転送装置がサポートするアクションの例として、送信元/宛先MACアドレス変換、送信元/宛先IPアドレス変換、送信元/宛先ポート番号変換等が挙げられる。経路制御装置10は、パケット転送装置がサポートするアクションの情報を収集することにより、例えば、特定のフローに対して宛先MACアドレス変換処理が必要になる場合に、宛先MACアドレス変換処理をサポートしているパケット転送装置を特定し、そのパケット転送装置に宛先MACアドレス変換を行わせるようにする等の制御が可能になる。
次に、経路制御装置10がトポロジー情報を生成する動作について説明する。図5は、トポロジー情報生成時の処理経過の例を示す説明図である。以下の説明では、トポロジー決定用パケットの送信元となるパケット転送装置を符号“A”で表し、そのトポロジー決定用パケットを経路制御装置10に転送するパケット転送装置を符号“B”で表す。
パケット転送装置Aのトポロジー決定用情報提供手段46(図3参照)は、自ノード(パケット転送装置A自身)の各ポートに接続された各リンクの種別から一つの種別を選択する(ステップS11)。例えば、パケット転送装置Aに設けられた複数のポートのうち、一部のポートがEthernetのリンクに接続され、残りのポートがファイバチャネルのリンクに接続されている場合、「Ethernet」、「ファイバチャネル」という種別のうち、一つの種別を選択する。ここでは、「Ethernet」を選択した場合を例にして説明する。
パケット転送装置Aのトポロジー決定用情報提供手段46は、ステップS11で選択したリンクの種別に応じたトポロジー決定用パケットとして、自ノード(パケット転送装置A自身)の識別子(例えば、アドレス)と、そのトポロジー決定用パケットを出力するポートの識別子とを付加したパケットを作成する。ここで、トポロジー決定用パケットを出力するポートとは、ステップS11で選択した種別のリンクに接続されているポートである。パケット転送装置Aのトポロジー決定用情報提供手段46は、自ノードの識別子およびポートの識別子を付加したトポロジー決定用パケットを、そのポートから出力(すなわち送信)する(ステップS12)。
ステップS11で選択した種別のリンクに接続されているポートが複数存在する場合、パケット転送装置Aのトポロジー決定用情報提供手段46は、そのポート毎に、トポロジー決定用パケットを作成し、送信する。また、ステップS11で選択した種別とは異なるリンクに接続されたポートに関しては、トポロジー決定用パケットの作成および送信は行わない。
例えば、パケット転送装置Aに4つのポートがあり、ポート番号(ポート識別子)“1”,“2”のポートは、Ethernetのリンクに接続され、ポート番号“3”,“4”のポートは、ファイバチャネルのポートに接続されているとする。ステップS11で「Ethernet」を選択した場合、トポロジー決定用情報提供手段46は、パケット転送装置Aの識別子およびポート番号“1”を付加したトポロジー決定用パケットをポート番号“1”のポートから送信する。同様に、トポロジー決定用情報提供手段46は、パケット転送装置Aの識別子およびポート番号“2”を付加したトポロジー決定用パケットをポート番号“2”のポートから送信する。ポート番号“3”,“4”に関しては、「Ethernet」のリンクに該当しないので、トポロジー決定用パケットの作成および送信は行わない。
パケット転送装置Bのトポロジー決定用情報提供手段46は、ステップS12で送信されたトポロジー決定用パケットを受信すると、そのトポロジー決定用パケットに、自ノード(パケット転送装置B)の識別子(例えば、アドレス)と、そのトポロジー決定用パケットを受信した自ノードのポートのポート識別子とを付加し、トポロジー決定用パケットを経路制御装置10に送信する(ステップS13)。
この結果、選択された種別のリンクによって、どのパケット転送装置におけるどのポートと、どのパケット転送装置におけるどのポートとが接続されているかを示すトポロジー決定用パケットを、経路制御装置10のトポロジー情報登録手段32が受信する。
例えば、パケット転送装置Bのトポロジー決定用情報提供手段46が受信したトポロジー決定用パケットに、パケット転送装置Aの識別子とポート番号“1”が付加されていたとする。そして、パケット転送装置Bは、パケット転送装置B自身のポート番号“3”のポートでトポロジー決定用パケットを受信したとする。この場合、パケット転送装置Bのトポロジー決定用情報提供手段46は、パケット転送装置B自身の識別子と、ポート番号“3”とをトポロジー決定用パケットに付加し、経路制御装置10に送信する。
この結果、パケット転送装置Aのポート番号“1”のポートと、パケット転送装置Bのポート番号“3”のポートとがEthernetのリンクで接続されていることを示すトポロジー決定用パケットを、経路制御装置10が受信する。
図5では、トポロジー決定用パケットを転送するパケット転送装置Bを1つだけ図示しているが、ステップS12で送信されたトポロジー決定用パケットを受信したパケット転送装置は、いずれもステップS13の処理を行う。例えば、パケット転送装置Aの識別子とポート番号“2”が付加されたトポロジー決定用パケットを受信したパケット転送装置もステップS13を実行する。
また、図5では、トポロジー決定用パケットの送信元となるパケット転送装置Aを1つだけ図示しているが、通信ネットワーク1内の各パケット転送装置が、ステップS11,S12の処理を行う。
従って、経路制御装置10のトポロジー情報登録手段32は、Ethernetのリンク毎に、そのリンクに関するトポロジー決定用パケットを受信する。そして、個々のトポロジー決定用パケットには、どのパケット転送装置におけるどのポートと、どのパケット転送装置におけるどのポートとがEthernetのリンクで接続されているかが示されている。トポロジー情報登録手段32は、受信した各トポロジー決定用パケットに基づいて、Ethernetのリンクで接続されたパケット転送装置のトポロジー情報を作成し、トポロジー情報記憶手段31に記憶させる。
その後、通信ネットワーク1内の各パケット転送装置が、ステップS11において、未選択の種別(本例では、ファイバチャネル)を選択し、以下、同様の処理を行う。この結果、ファイバチャネルのリンクで接続されたパケット転送装置のトポロジー情報も、トポロジー情報登録手段32によって作成され、トポロジー情報記憶手段31に記憶される。
通信システムは、リンクの種別毎に、図5で説明した処理を行うことにより、リンクの種別毎のトポロジー情報をトポロジー情報記憶手段31に記憶させる。
ただし、上記のトポロジー情報作成処理は例示であり、通信システムは、他の方法で、リンクの種別毎のトポロジー情報を作成してもよい。
次に、パケット転送時の動作について説明する。図6は、通信端末間で送受信されるパケットを転送するときの通信システムの処理経過の例を示す説明図である。ここでは、図1に示す通信端末30が通信端末32にパケットを送信する場合を例にして説明する。
通信端末30は、通信端末32宛にパケットを送信する(ステップS21)。このパケットは、通信端末30が接続されているパケット転送装置20に届く。
パケット転送装置20がパケットを受信すると、パケット転送装置20のフロー特定手段43(図3参照)は、受信したパケットに適合するパケット転送ルールがルールテーブル記憶手段41に記憶されているか否かを判定する。通信端末30が通信端末32宛に送信したパケットをパケット転送装置20が初めて受信したときには、そのパケットに適合するパケット転送ルールは、パケット転送装置20のルールテーブル記憶手段41に記憶されていない。そのため、パケット転送装置20のフロー特定手段43は、受信したパケットをバッファリングし、自ノード(パケット転送装置20)の識別子(例えばIPアドレス)と、そのパケットを受信した自ノードのポートのポート識別子(例えばポート番号)と、そのパケットのヘッダとを含む新規フロー検出通知を作成し、経路制御装置10に送信する(ステップS22)。
ここで、パケットのヘッダには、フローの通信経路を特定可能な情報、分類情報を作成可能な情報(例えば、送信元および宛先の両方に関するMACアドレス、IPアドレス、ポート番号等)、および、新規フローに属するパケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの解析に用いる情報が含まれている。分類情報を作成可能な情報として定められた情報の中に、パケットのヘッダ、および、パケットを受信した自ノードのポート番号以外の情報があるならば、フロー特定手段43は、その情報も新規フロー検出通知に含めればよい。
また、「フローの通信経路を特定可能な情報」、「分類情報を作成可能な情報」、および「新規フローに属するパケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの解析に用いる情報」を包含する情報であれば、パケットのヘッダ全体ではなく、その一部を新規フロー検出通知に含めてもよい
また、ステップS22において、パケット転送装置20のフロー特定手段43は、受信したパケットそのものと、自ノードの識別子と、パケットを受信した自ノードのポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を作成し、経路制御装置10に送信してもよい。
経路制御装置10は、新規フロー検出通知を受信すると、新規フローに関するパケット転送ルールを作成し、パケット転送装置に設定する(ステップS23)。図7は、新規フロー検出通知を受信した経路制御装置10の処理経過の例を示すフローチャートである。
経路制御装置10のパケット転送装置管理手段37は、新規フロー検出通知を受信すると(ステップS31)、新たなフローのパケット(ここでは、パケット転送装置20が通信端末30から受信したパケット)のフレームタイプを判定する(ステップS32)。換言すれば、パケット転送装置管理手段37は、新たなフローのパケットの転送経路となるべきリンクの種別を判定する。ステップS32において、パケット転送装置管理手段37は、新規フロー検出通知に含まれている、新規フロー検出通知の送信元となるパケット転送装置の識別子と、そのパケット転送装置がパケットを受信したポートのポート識別子とを参照し、パケット転送装置情報記憶手段38に記憶されている情報に基づいて、そのポートに接続されているリンクの種別を判定すればよい。
本例では、新規フロー検出通知には、パケット転送装置20の識別子が含まれている。そして、その新規フロー検出通知には、パケット転送装置20がパケットを受信したポートのポート識別子としてポート番号“1”が含まれているとする。初期設定の結果、パケット転送装置情報記憶手段38には、各パケット転送装置における各ポートに接続されるリンクの種類が記憶されている。従って、パケット転送装置管理手段37は、新規フロー検出通知から特定したパケット転送装置のポートのリンクタイプ情報をパケット転送装置情報記憶手段38から読み込むことにより、リンクの種別(パケットのフレームタイプ)を判定すればよい。上記の例では、パケット転送装置20におけるポート番号“1”のリンクの種別をパケット転送装置情報記憶手段38から読み込めばよい。
本例では、ステップS32において、パケット転送装置管理手段37は、リンクの種別がEthernetであると判定する。
次に、パケット転送装置管理手段37は、ステップS32で判定した種別に基づいて、新たなフローのパケットを送受信する通信端末(本例では、通信端末30,32)で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類を解析する(ステップS32)。本例では、パケット転送装置管理手段37は、解析用情報記憶手段39に記憶された情報を参照してこの解析を行う。
解析用情報記憶手段39は、リンクの種別毎に、パケットのフィールドから抽出される内容と、アプリケーションソフトウェアの種類との対応関係を示す情報を記憶する。ここでは、「Ethernet」に関しては、Ethernetヘッダおよびその上位の各ヘッダにおけるIPアドレス、ポート番号等の値と、アプリケーションソフトウェアの種類とが対応付けられているものとする。
パケット転送装置管理手段37は、ステップS31で判定された種別に基づいて、下層のヘッダから上層のヘッダを順に参照していき、通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類を特定する。
例えば、パケット転送装置管理手段37は、ステップS31で判定された種別が「Ethernet」であることに基づいて、パケットのヘッダのうち、Ethernetヘッダにおけるタイプ番号を参照し、上位のヘッダがIPv4ヘッダであると判定すると、Ethernetヘッダに続いて、IPヘッダの内容を参照する。同様の手順で、トランスポート層のヘッダまで参照し、参照した情報の内容と、解析用情報記憶手段39に記憶された情報とを照合して、パケットを送受信する通信端末で用いられているアプリケーションソフトウェアの種類を特定する。
次に、経路計算手段35は、新たに発生したフローの通信を許可するか否かを判定する(ステップS34)。ステップS34において、経路計算手段35は、予め定められたパケット転送装置の動作決定用ルールに従って、通信を許可するか否かを判定すればよい。パケット転送装置の動作決定用ルールは、パケット転送装置の動作を定めたルールである。例えば、パケット転送装置の動作決定用ルールとして、「通信端末の種類に依らず、各通信端末は、経路制御装置10以外のどの端末とも通信可能であり、細かなフロー制御は行わない」というルールが予め定められているとする。また、例えば、宛先MACアドレスを分類情報としているものとする。このルールが定められている場合、経路計算手段35は、新規フロー検出通知に含まれている宛先MACアドレスが経路制御装置10以外の端末のMACアドレスであるならば、通信を許可すると判定する(ステップS34におけるYes)。また、新規フロー検出通知に含まれている宛先MACアドレスが経路制御装置10のMACアドレスである場合、通信を許可しないと判定する(ステップS34におけるNo)。
なお、パケット転送装置の動作決定用ルールの内容は上記の内容に限定されない。
通信を許可すると判定した場合(ステップS34におけるYes)、経路計算手段35は、ステップS32で判定されたリンクの種別に関するトポロジー情報を参照し、ステップS33で判定されたアプリケーションソフトウェアの種類に応じた基準で経路を計算する(ステップS35)。
なお、ステップS35において、通信端末位置管理手段33は、新規フロー検出通知に含まれる、宛先となる通信端末のアドレス情報を元に、その通信端末が、どのパケット転送装置のどのポートに接続されているのかを判定する。本例では、宛先となる通信端末32に接続されたパケット転送装置25を特定し、さらに、パケット転送装置25のポートのうち、通信端末32に接続されたポートを特定する。
そして、経路計算手段35は、ステップS32で判定されたリンクの種別に関するトポロジー情報(ここでは、Ethernetのトポロジー情報)をトポロジー情報記憶手段31から読み込み、そのトポロジー情報と、通信端末位置管理手段33による位置確認結果に基づいて、送信元の通信端末から宛先の通信端末への通信経路を計算する。
このとき、経路計算手段35は、ステップS33で判定されたアプリケーションソフトウェアの種類に応じた基準で経路を計算する。経路計算手段35は、個々のリンクが、アプリケーションソフトウェアの種類に応じた基準を満たしているか否かを、例えば、初期設定時に記憶された個々のリンクに関連する情報に基づいて判定し、基準を満たしているリンクを用いて送信元の通信端末から宛先の通信端末への通信経路を定めればよい。
例えば、アプリケーションソフトウェアの種類がVoIP(Voice over IP )であるならば、経路計算手段35は、Ethernetのトポロジー情報から、低遅延であるという基準を満たすリンクを特定し、そのリンクを用いて送信元の通信端末から宛先の通信端末への通信経路を定めればよい。
また、例えば、アプリケーションソフトウェアが大容量ファイルのダウンロードを行うものであれば、経路計算手段35は、Ethernetのトポロジー情報から、広帯域であるという基準を満たすリンクを特定し、そのリンクを用いて送信元の通信端末から宛先の通信端末への通信経路を定めればよい。
本例では、パケット転送装置20、パケット転送装置22、パケット転送装置24、パケット転送装置25、通信端末32の順に経由する通信経路を定めたものとする。
通信経路の計算後、パケット転送ルール生成手段34は、ステップS35で定められた経路上のパケット転送装置毎に、パケット転送ルールを生成する(ステップS36)。このとき、パケット転送ルール生成手段34は、まず、新規フロー検出通知に含まれている「分類情報を作成可能な情報」を用いて、分類情報を決定する。パケット転送ルール生成手段34は、「分類情報を作成可能な情報」に含まれる項目の一部または全部を分類情報として決定すればよい。どのような項目を分類情報とするかは、例えば、ネットワーク管理者によって予め定められている。分類情報は、経路上の各パケット転送装置で共通である。
そして、パケット転送ルール生成手段34は、通信経路上のパケット転送装置毎に、通信経路上の次のノードへのフォワーディング(Forwarding)を、アクション情報として定める。
パケット転送ルール生成手段34は、通信経路上の各パケット転送装置で共通の分類情報と、通信経路上のパケット転送装置毎に定めたアクション情報とを組み合わせて、各パケット転送装置に設定するパケット転送ルールを決定する。なお、パケット転送ルール生成手段34は、アクション情報にタイマー値も含めるが、タイマー値の値は、例えば、予め定められた値を用いればよい。
ステップS36の後、パケット転送装置管理手段37は、通信経路上の各パケット転送装置に対して、パケット転送装置に対応するパケット転送ルールを、そのルールの設定指示とともに送信する(ステップS37)。例えば、パケット転送装置20に対して作成されたパケット転送ルールを、ルールの設定指示とともにパケット転送装置20に送信する。他のパケット転送ルールに関しても同様である。
ステップS37において、各パケット転送装置20,22,24,25のルール管理手段42は、経路制御装置10からパケット転送ルールおよびその設定指示を受信すると、その指示に従って、パケット転送ルールを設定する。具体的には、受信したパケット転送ルールをルールテーブル記憶手段41に記憶させる。
また、ステップS34において通信を許可しないと判定した場合(ステップS34におけるNo)、パケット転送ルール生成手段34は、例えば、新規フロー検出通知の送信元であるパケット転送装置20に対するパケット転送ルールを作成する(ステップS36)。既に説明したように、パケット転送ルール生成手段34は、「分類情報を作成可能な情報」に含まれる項目の一部または全部を分類情報として決定すればよい。また、この場合、パケット転送ルール生成手段34は、パケットの廃棄を指示するアクション情報を作成すればよい。パケット転送ルール生成手段34は、この分類情報およびアクション情報を含むパケット転送ルールを作成する。なお、アクション情報に含めるタイマー値の値は、例えば、予め定められた値を用いればよい。
このパケット転送ルールをパケット転送装置20に設定する動作(ステップS37)は、既に説明した動作と同様である。なお、ここでは、通信を許可しない場合に、新規フロー検出通知の送信元であるパケット転送装置20に対してパケット転送ルールを設定する場合を例にして説明したが、経路制御装置10は、他のパケット転送装置に対しても同様のパケット転送ルールを設定してもよい。
図6に示すステップS23(図7に示すステップS31〜S37)の処理で、通信経路上の各パケット転送装置20,22,24,25に対するパケット転送ルールの設定が完了すると、パケット転送装置20のアクション実行手段44は、設定されたパケット転送ルールに従って、バッファリングしていたパケットを転送する(ステップS24、図6参照)。すなわち、設定されたパケット転送ルールのアクション情報で定められていたとおりに、パケットを次のノードであるパケット転送装置22に転送する。
また、経路制御装置10に定められた通信経路上のパケット転送装置22,24,25にも、このパケットに適合するパケット転送ルールが設定されている。よって、各パケット転送装置22,24,25では、パケット受信時に、フロー特定手段43が、パケットに適合するパケット転送ルールを検索し、アクション実行手段44が、そのパケット転送ルールに従って、パケットを次のノードに転送する(ステップS25,S26,S27)。この結果、パケットは宛先の通信端末32に届く。
通信端末30から通信端末32までの通信に関するパケット転送ルールの設定は完了しているので、これ以降に、通信端末30が通信端末32宛にパケットを送信した場合には、パケット転送装置20,22,24,25は、経路制御装置10に問い合わせを行うことなく、各パケット転送装置に設定されたパケット転送ルールに従ってパケットを転送すればよい。
通信端末32が通信端末30宛にパケットを送信する場合にも、本発明の通信システムは、上記と同様の処理を行えばよい。
また、通信端末30,32以外の端末がパケットを送受信する場合にも、本発明の通信システムは、上記と同様の処理を行えばよい。
本発明によれば、経路制御装置10は、リンクの種別毎にトポロジー情報を記憶する。また、経路制御装置10は、新規フロー検出通知を受信したときに、新たなフローのパケットが通過するリンクの種別を特定し、また、パケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類を解析する。そして、経路制御装置10は、特定したリンクの種別に対応するトポロジー情報を用いて、そのアプリケーションソフトウェアの種類に応じた基準で通信経路を計算し、経路上のパケット転送装置にパケット転送ルールを設定する。従って、本発明によれば、通信ネットワークを形成するパケット転送装置のリンクの種類が複数ある場合でも、フローの経路を適切に定めることができる。
また、上記の実施形態では、ファイバチャネルとEthernetとで、それぞれリンク種別が完全に別となるトポロジーが形成される場合を説明した。Fibre Channel over Ethernet (FCoE)のように、ある特定のリンク種別のフレームを別のリンク種別のフレームでカプセル化して転送できる場合もある。この場合、各パケット転送装置の初期設定処理手段45は、この機能(フレームのカプセル化機能)を具備することを経路制御装置10に通知してもよい。そして、経路制御装置10は、新規フロー検出による経路計算において、ペイロードに別種別のフレームを格納したフレームの経路を計算してもよい。
この経路計算では、例えば、通信端末位置管理手段33が、送信元の通信端末と宛先の通信端末の位置を特定する。そして、経路計算手段35は、この2つの通信端末が別のリンクシステムに隔てられた異なる通信ネットワークに接続されていることを判断する。また、経路計算手段35は、異なる2点間をフレームのカプセル化によって通信可能とするパケット転送装置が存在することを初期設定の結果から判断する。そして、経路計算手段35は、以下の3つの経路を計算する。
第1の経路は、パケットの送信元の通信端末から、その通信端末と同じ通信ネットワークに属し、パケットのカプセル化機能を有するパケット転送装置(Pと記す)までの経路である。
第2の経路は、そのパケット転送装置Pから、宛先の端末装置と同じ通信ネットワークに属し、パケットのカプセル化機能を有するパケット転送装置(Qと記す)までの経路である。
第3の経路は、そのパケット転送装置Qから、宛先の通信端末までの経路である。
次に、本発明の最小構成について説明する。図8は、本発明の通信システムの最小構成の例を示すブロック図である。図9は、本発明の経路制御装置の最小構成の例を示すブロック図である。図10は、本発明のパケット転送装置の最小構成の例を示すブロック図である。
本発明の通信システムは、受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置80と、各パケット転送装置80にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置70とを備える(図8参照)。
そして、パケット転送装置80は、情報送信手段81と、新規フロー検出通知手段82とを備える(図8、図10参照)。
情報送信手段81(例えば、初期設定処理手段45)は、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置70に送信する。
新規フロー検出通知手段82(例えば、フロー特定手段43)は、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、そのパケットに関する情報と、自ノードの識別子と、そのパケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する。
また、経路制御装置70は、パケット転送装置情報記憶手段71と、トポロジー情報記憶手段72と、リンク種別判定手段73と、経路計算手段74と、ルール生成手段75と、ルール送信手段76とを備える(図8、図9参照)。
パケット転送装置情報記憶手段71(例えば、パケット転送装置情報記憶手段38)は、各パケット転送装置80の情報送信手段81から受信した情報を記憶する。すなわち、パケット転送装置情報記憶手段71は、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とを記憶する。
トポロジー情報記憶手段72(例えば、トポロジー情報記憶手段31)は、パケット転送装置80の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置80のトポロジー情報を記憶する。
リンク種別判定手段73(例えば、ステップS32を実行するパケット転送装置管理手段37)は、パケット転送装置80から新規フロー検出通知を受信したときに、その新規フロー検出通知に含まれるパケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段71に記憶された情報とに基づいて、パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定する。
経路計算手段74(例えば、経路計算手段35)は、リンク種別判定手段73が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、パケットの通信経路を計算する。
ルール生成手段75(例えば、パケット転送ルール生成手段34)は、通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成する。
ルール送信手段76(例えば、ステップS37を実行するパケット転送装置管理手段37)は、通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信する。
以上のような構成により、通信ネットワークを形成するパケット転送装置のリンクの種類が複数ある場合でも、フローの経路を適切に定めることができる。
また、本発明の経路制御装置70に関しても、同様の効果を得ることができる。また、本発明のパケット転送装置80に関しても、経路制御装置70と組み合わせることで、同様の効果をえることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置と、各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置とを備え、各パケット転送装置は、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを含み、経路制御装置は、各パケット転送装置の情報送信手段から受信した情報を記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、パケット転送装置から新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを含むことを特徴とする通信システム。
(付記2)各パケット転送装置の情報送信手段は、経路制御装置とのコネクション確立時に、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する付記1に記載の通信システム。
(付記3)経路制御装置は、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析手段を備え、
経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する付記1または付記2に記載の通信システム。
(付記4)経路制御装置は、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類を解析する解析手段を備え、経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類に応じた通信経路を計算する付記1から付記3のうちのいずれかに記載の通信システム。
(付記5)各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置であって、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とを記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、
パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを備えることを特徴とする経路制御装置。
(付記6)新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析手段を備え、経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する付記5に記載の経路制御装置。
(付記7)経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するパケット転送装置であって、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを備えることを特徴とするパケット転送装置。
(付記8)情報送信手段は、経路制御装置とのコネクション確立時に、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する付記7に記載のパケット転送装置。
(付記9)受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置が、それぞれ、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信し、各パケット転送装置を制御する経路制御装置が、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させ、パケット転送装置が、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信し、経路制御装置が、前記新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定し、判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算し、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成し、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成したパケット転送ルールを送信することを特徴とする経路制御方法。
(付記10)各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御するコンピュータに搭載される経路制御プログラムであって、前記コンピュータに、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させる情報登録処理、パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定処理、リンク種別判定処理で判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算処理、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成処理、および、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信処理
を実行させるための経路制御プログラム。
(付記11)コンピュータに、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析処理を実行させ、
経路計算処理で、リンク種別判定処理で判定されたリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算させる付記10に記載の経路制御プログラム。
(付記12)経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するコンピュータに搭載されるパケット転送装置用プログラムであって、前記コンピュータに、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信処理、および、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知処理を実行させるためのパケット転送装置用プログラム。
(付記13)コンピュータに、経路制御装置とのコネクション確立時に情報送信処理を実行させる付記12に記載のパケット転送装置用プログラム。
(付記14)受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置と、各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置とを備え、各パケット転送装置は、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信部と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知部とを含み、経路制御装置は、各パケット転送装置の情報送信部から受信した情報を記憶するパケット転送装置情報記憶部と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶部と、パケット転送装置から新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定部と、リンク種別判定部が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算部と、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成部と、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信部とを含むことを特徴とする通信システム。
(付記15)各パケット転送装置の情報送信部は、経路制御装置とのコネクション確立時に、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する付記14に記載の通信システム。
(付記16)経路制御装置は、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析部を備え、経路計算部は、リンク種別判定部が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する付記14に記載の通信システム。
(付記17)経路制御装置は、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類を解析する解析部を備え、経路計算部は、リンク種別判定部が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類に応じた通信経路を計算する付記14に記載の通信システム。
(付記18)各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置であって、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とを記憶するパケット転送装置情報記憶部と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶部と、パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定部と、リンク種別判定部が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算部と、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成部と、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信部とを備えることを特徴とする経路制御装置。
(付記19)新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析部を備え、経路計算部は、リンク種別判定部が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する付記18に記載の経路制御装置。
(付記20)経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するパケット転送装置であって、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信部と、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知部とを備えることを特徴とするパケット転送装置。
(付記21)情報送信部は、経路制御装置とのコネクション確立時に、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する付記20に記載のパケット転送装置。
(付記22)受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置が、それぞれ、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信し、各パケット転送装置を制御する経路制御装置が、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶部に記憶させ、パケット転送装置が、受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信し、経路制御装置が、前記新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶部に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定し、判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算し、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成し、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成したパケット転送ルールを送信することを特徴とする経路制御方法。
(付記23)各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御するコンピュータに搭載される経路制御プログラムであって、
前記コンピュータに、パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶部に記憶させる情報登録処理、パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶部に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定処理、リンク種別判定処理で判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算処理、前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成処理、および、前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信処理を実行させるための経路制御プログラム。
(付記24)コンピュータに、新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析処理を実行させ、
経路計算処理で、リンク種別判定処理で判定されたリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算させる付記23に記載の経路制御プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年3月5日に出願された日本特許出願2010−048884を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
本発明は、パケットを転送する複数のパケット転送装置と、各パケット転送装置を制御してフローの経路を制御する経路制御装置とを備える通信システムに好適に適用可能である。
10 経路制御装置
20〜25 パケット転送装置
31 トポロジー情報記憶手段
32 トポロジー情報登録手段
33 通信端末位置管理手段
34 パケット転送ルール生成手段
35 経路計算手段
36 ルール設定内容記憶手段
37 パケット転送装置管理手段
38 パケット転送装置情報記憶手段
39 解析用情報記憶手段
41 ルールテーブル記憶手段
42 ルール管理手段
43 フロー特定手段
44 アクション実行手段
45 初期設定処理手段
46 トポロジー決定用情報提供手段

Claims (10)

  1. 受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置と、
    各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置とを備え、
    各パケット転送装置は、
    少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、
    受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを含み、
    経路制御装置は、
    各パケット転送装置の情報送信手段から受信した情報を記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、
    パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、
    パケット転送装置から新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、
    リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを含む
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 各パケット転送装置の情報送信手段は、経路制御装置とのコネクション確立時に、少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 経路制御装置は、
    新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析手段を備え、
    経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する
    請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 経路制御装置は、
    新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類を解析する解析手段を備え、
    経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末で用いられるアプリケーションソフトウェアの種類に応じた通信経路を計算する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御する経路制御装置であって、
    パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とを記憶するパケット転送装置情報記憶手段と、
    パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別毎に、パケット転送装置のトポロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、
    パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶された情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定手段と、
    リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算手段と、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成手段と、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信手段とを備える
    ことを特徴とする経路制御装置。
  6. 新規フロー検出通知に含まれるパケットに関する情報に基づいて、前記パケットを送受信する通信端末の特徴を解析する解析手段を備え、
    経路計算手段は、リンク種別判定手段が判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記通信端末の特徴に応じた通信経路を計算する
    請求項5に記載の経路制御装置。
  7. 経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するパケット転送装置であって、
    少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの規格の種別とを経路制御装置に送信する情報送信手段と、
    受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知手段とを備える
    ことを特徴とするパケット転送装置。
  8. 受信したパケットを転送する複数のパケット転送装置が、それぞれ、
    少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの種別とを経路制御装置に送信し、
    各パケット転送装置を制御する経路制御装置が、
    パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させ、
    パケット転送装置が、
    受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信し、
    経路制御装置が、
    前記新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定し、
    判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算し、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成し、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成したパケット転送ルールを送信する
    ことを特徴とする経路制御方法。
  9. 各パケット転送装置にパケット転送ルールを設定することによりパケットの通信経路を制御するコンピュータに搭載される経路制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    パケット転送装置毎に、少なくとも、パケット転送装置の識別子と、パケット転送装置の各ポートのポート識別子と、パケット転送装置の各ポートに接続されるリンクの種別とをパケット転送装置情報記憶手段に記憶させる情報登録処理、
    パケット転送装置から、当該パケット転送装置が受信した新規フローのパケットに関する情報と、当該パケット転送装置の識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を受信したときに、当該新規フロー検出通知に含まれる前記パケット転送装置の識別子およびポート識別子と、パケット転送装置情報記憶手段に記憶させた情報とに基づいて、前記パケット転送装置が受信したパケットが通過するリンクの種別を判定するリンク種別判定処理、
    リンク種別判定処理で判定したリンクの種別に関するトポロジー情報に基づいて、前記パケットの通信経路を計算する経路計算処理、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎にパケット転送ルールを生成するルール生成処理、および、
    前記通信経路上のパケット転送装置毎に、生成されたパケット転送ルールを送信するルール送信処理
    を実行させるための経路制御プログラム。
  10. 経路制御装置が生成したパケット転送ルールに従って、受信したパケットを転送するコンピュータに搭載されるパケット転送装置用プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    少なくとも、自ノードの識別子と、自ノードの各ポートのポート識別子と、自ノードの各ポートに接続されるリンクの規格の種別とを経路制御装置に送信する情報送信処理、および、
    受信したパケットに適合するパケット転送ルールを保持していない場合に、前記パケットに関する情報と、自ノードの識別子と、前記パケットを受信したポートのポート識別子とを含む新規フロー検出通知を経路制御装置に送信する新規フロー検出通知処理
    を実行させるためのパケット転送装置用プログラム。
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