JP5742485B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置に関するものである。
商品の販売やサービスの提供を行う店舗においてはレジスターが設置され、このレジスターで商品やサービスの対価の入金やつり銭の出金が行われるが、このレジスターで取り扱われる硬貨を管理する従来の硬貨処理装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。
この硬貨処理装置は、レジ係員の交代時等にレジ係がレジスターに残ったお金を取り出して投入した硬貨を入金して金種別に収納庫に収納し、これをリサイクルして次のレジ係の釣銭準備金として出金する機能を有している。また入金した硬貨のうち、売上分の硬貨を回収庫に回収する機能も有しており、この回収庫に回収した硬貨は金種別の収納庫内の硬貨とは別管理するものとなっている。
特開2004−272461号公報
しかしながら、上述した従来の硬貨処理装置では、以下の問題がある。すなわち、硬貨処理装置は硬貨の計数機能を有しており、そのため店舗の運用においては硬貨を数える目的で硬貨計数機としても利用したいという要望があるが、現状の硬貨処理装置ではそれが生かされていないという問題がある。
また、売上分の硬貨を回収庫に回収する処理においても、繰り出しや搬送中にジャム等発生すると、回収庫内に収納した枚数が不明になることで、発生する問題もある。例えば、回収庫内の硬貨は金種別の収納庫(金種別出金ホッパ)内の硬貨とは別管理されるものであり、一般的に装置から引き出すと回収庫のシャッタが閉まって解錠しないと硬貨が取り出せない構造であるため、精査時に現金が合わず、トラブルのもとになること等がある。特に、回収庫内の硬貨の管理を店舗側ではなく警送会社に委託している場合は、警送会社の現金センタ等に搬送され、そこで回収庫から硬貨が取り出されてから、合わないということが発覚することがある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明の硬貨処理装置は、投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰り出し部と、該硬貨繰り出し部により繰り出された硬貨の金種の認識及び金種が認識された硬貨の計数を行う硬貨認識部と、該硬貨認識部で計数された硬貨を金種別に一時保留する金種別一時保留部と、硬貨を金種別に収納する金種別出金ホッパと、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を収納する硬貨出金箱と、硬貨を金種別に集積可能で装置外に引き出し可能に設けられ前記硬貨出金箱とは別に設置された硬貨返却箱を備え、計数処理の際は、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を前記硬貨返却箱に集積させ、入金処理の際は、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を前記金種別出金ホッパに収納することを特徴とする。
このようにした本発明は、装置正面から引き出し可能な硬貨返却箱を備え、硬貨計数後に金種別一時保留部に金種別に一時保留した硬貨を硬貨返却箱に金種別に収納するようにしているため、硬貨計数機として利用できるという効果が得られる。
第1の実施例の内部構造を示す概略正面図 第1の実施例の内部構造を示す概略側面図 受入口の構造を示す斜視図 金種別一時保留部を示す斜視図 硬貨返却箱を示す斜視図 出金ゲートを示す側面図 硬貨出金箱を示す斜視図 回収一時保留部を示す斜視図 第2の実施例を示す要部斜視図 第3の実施例を示す説明図 第4の実施例における各出金箱の検知例を示す説明図 第5の実施例を示す要部斜視図
以下、図面を参照して本発明による硬貨処理装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例の内部構造を示す概略正面図、図2は同側面図である。本実施例の硬貨処理装置は、装置正面(前面)上部に硬貨投入部1が設けられ、この硬貨投入部1は硬貨を一括して投入できるように上面が開口している。硬貨投入部1の下方には硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰り出し部2が配置されている。
硬貨繰り出し部2の硬貨送出口は硬貨認識部3につながり、硬貨認識部3からは選別搬送路4が前後方向に伸びている。選別搬送路4には硬貨搬送方向の上流側からリジェクト口5、金種別の受入口6a〜6fが順に配置されている。
図3は受入口6aの構造を示す斜視図で、受入口6aには選別ゲート7が設けられており、図3(a)に示したように選別ゲート7が受入口6aを閉じた状態にあるとき、硬貨は選別ゲート7上を通過し、図3(b)に示したように選別ゲート7が受入口6aを開放する状態に動作したときは、硬貨が受入口6aに導かれて落下するようになっている。尚、選別ゲート7は図示しないソレノイドにより動作するものとなっている。尚、リジェクト口5、及び受入口6b〜6fについても、同様の構造を有している。
リジェクト口5の下方には矢印Rで示したルートでリジェクトシュートが配置され、硬貨がリジェクト硬貨収容部8に導かれるようになっている。このリジェクト硬貨収容部8は装置正面に設けられていて、開閉可能な扉9を有し、扉9を開くことでリジェクト硬貨収容部8の内部にアクセスできるようになっている。
金種別の受入口6a〜6fの下方には矢印Qで示したルートで硬貨落下シュートが配置され、硬貨が金種に応じて金種別一時保留部11a〜11fに導かれるようになっている。図4は金種別一時保留部11a〜11fを示す斜視図で、この図に示したように金種別一時保留部11a〜11fは周囲4面を囲うフレーム内を金種別に仕切ることにより直線上に並んだ構造に形成されており、その底部を成すガイド12に対して図示しない一時保留部移動モータにより矢印H及び矢印Sで示した左右方向に移動可能となっている。
金種別一時保留部11a〜11fが矢印H方向に移動した位置の下方には硬貨返却箱13が配置されており、この硬貨返却箱13は装置正面から装置外へ引き出し可能になっている。図5は硬貨返却箱13を示す斜視図で、この図に示したように硬貨返却箱13には、金種毎に硬貨を取り出すことができる金種別硬貨返却箱14a〜14fが直線状に並べて収納されており、この金種別硬貨返却箱14a〜14fは金種別一時保留部11a〜11fのそれぞれの底面開口部に対応している。
一方、金種別一時保留部11a〜11fが矢印方向に移動した位置の下方には、金種別出金ホッパ15a〜15fが直線状に並べて配置され、この金種別出金ホッパ15a〜15fも金種別一時保留部11a〜11fのそれぞれの底面開口部に対応している。この金種別出金ホッパ15a〜15fには、硬貨を1枚ずつ繰り出す繰り出し手段が設けられており、その出口の先には出金先切り替え手段である出金ゲート22が設けられている。
図6は出金ゲート22を示す側面図で、出金ゲート22は図示しないソレノイドにより動作するものとなっており、図6(a)に示したように出金ゲート22が閉じた状態にあるとき、硬貨は矢印Tで示したように出金ゲート22上を通過し、図6(b)に示したように出金ゲート22が開いた状態に動作したときは、硬貨が矢印Uで示したように出金ゲート22の下側に導かれて落下するようになっている。
矢印Tで示したルートにはシュートが配され、そのシュートの先には硬貨出金箱16が配置されている。図7は硬貨出金箱16を示す斜視図で、この図に示したように硬貨出金箱16には、金種毎に硬貨を取り出すことができる金種別出金小箱17a〜17fが直線状に並べて収納されており、この金種別出金小箱17a〜17fは矢印Tで示したルートに配されたそれぞれのシュートの出口に対応している。
一方、矢印Uで示したルートにもシュートが配され、そのシュートの先には回収一時保留部18が配置されている。図8は回収一時保留部18を示す斜視図で、この図に示したように回収一時保留部18は周囲4面を囲うフレームにより構成され、その底部を成すガイド19に対して図示しない回収一時保留部移動モータにより矢印J及び矢印Kで示した左右方向に移動可能となっている。
回収一時保留部18が矢印K方向に移動した位置の下方には硬貨回収庫20が配置されており、また回収一時保留部18が矢印J方向に移動した位置の下方には回収返却箱21が配置されていて、この硬貨回収庫20及び回収返却箱21は装置正面(前面)設けられた扉を開いて装置内から装置外へ引き出せるようになっている。硬貨回収庫20は装置内にあるときは、上面が開口しているが、装置から引き出すと上面を塞ぐように図示しないシャッタが閉まって解錠しないと硬貨が取り出せない構造となっている。
尚、回収一時保留部18、硬貨回収庫20、及び回収返却箱21は、金種別一時保留部11a〜11fや硬貨返却箱13等と同様に硬貨を金種別に収納できる構造であってもよい。例えば、硬貨回収庫20は硬貨返却箱13の金種別硬貨返却箱14a〜14fと同様の金種別硬貨回収箱を有する構造とし、同様に回収返却箱21も金種別硬貨返却箱を有する構造としてもよい。
上述した構成による第1の実施例の作用について説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御されるものとする。
まず、レジスターから運んできた硬貨の入金あるいは計数の処理について説明する。 レジ係が硬貨投入部1に硬貨を一括して投入すると、その硬貨は硬貨繰り出し部2に落下し、硬貨繰り出し部2は硬貨を1枚ずつ分離して硬貨送出口から硬貨認識部3へ繰り出す。硬貨認識部3では、図示しないセンサで検出した硬貨の特徴に基づいて、硬貨の真偽、金種等の認識が行われ、真貨で、金種が確定した硬貨の計数が行われた後、選別搬送路4に送られる。
選別搬送路4のリジェクト口5、金種別の受入口6a〜6fの選別ゲート7は通常閉じているが、認識の結果により開閉が制御される。例えば認識部3でリジェクトと認識された硬貨に対しては図示しないソレノイドにより選別ゲート7を開き、リジェクト口5から硬貨を矢印Rで示すようにシュートによりリジェクト硬貨収容部8に落下させて集積する。このリジェクト硬貨収容部8に集積されたリジェクト硬貨は扉9を開くことで、取出すことができる。また、硬貨が真貨の場合は、金種の認識結果に応じて金種別の受入口6a〜6fに対応する選別ゲート7を図示しないソレノイドにより開き、金種別に硬貨を矢印Qで示すようにシュートにより一時保留部11a〜11fに落下させてガイド12上に集積する。
一時保留部11a〜11fのいずれかの集積量(集積枚数)が、予め定められている設定量に達するか、硬貨繰り出し部2の硬貨がなくなると、硬貨繰り出し部2の繰り出し処理を停止した後、選別搬送路4による搬送処理、硬貨認識部3による認識処理が終了してから、一旦処理を終了する。
その後、図示しない表示部に計数結果に基づく金種別の金額や合計金額等を画面表示して、レジ係に確認させ、更に現在の処理が入金の場合は画面中の操作ボタンにより収納の可否を選択入力させる。
ここで、収納可の入力が行われると、図示しない一時保留部移動モータにより一時保留部11a〜11fがガイド12上から矢印S方向に移動し、これによりガイド12上に集積されていた硬貨が自由落下して出金ホッパ15a〜15f内に金種別に収納される。収納完了後は一時保留部移動モータの逆回転により一時保留部11a〜11fがガイド12上に戻される。
一方、収納否つまり収納の取り消し、あるいは現在の処理が計数の場合、更には入金処理中にジャム等が生じた場合は、図示しない一時保留部移動モータにより一時保留部11a〜11fがガイド12上から矢印H方向に移動し、これによりガイド12上に集積されていた硬貨が自由落下して硬貨返却箱13の金種別硬貨返却箱14a〜14f内に金種別に収納される。収納完了後は一時保留部移動モータの逆回転により一時保留部11a〜11fがガイド12上に戻される。
このように金種別硬貨返却箱14a〜14f内に金種別に収納された硬貨は、硬貨返却箱13を装置から引き出すことで、取出すことができる。
硬貨繰り出し部2に硬貨が残っている場合は、上記と同様の処理が繰り返される。
尚、誤操作を防止するため、入金あるいは計数処理開始時には、硬貨返却箱13が引き出せないようにソレノイド等で電磁ロックをかけ、硬貨の取り出し時にロックを解除するようにしているが、これについては説明を省略する。
次に、レジスターで使用する釣銭準備金としての硬貨の出金や、両替等での硬貨の出金処理ついて説明する。まず、図示しない表示部に表示される出金画面で、金種毎の硬貨の出金枚数を指示(入力)すると、金種別出金ホッパ15a〜15fの出口の先に設けられている出金先切り替え手段である出金ゲート22が硬貨を矢印Tのルートに案内するように切り替えられる。
その後、金種別出金ホッパ15a〜15fに設けられた図示しない繰り出し手段により該当金種の硬貨が出口から繰り出され、繰り出された硬貨は出金ゲート22により矢印Tのルートでシュートを通って硬貨出金箱16に落下して、金種別出金小箱17a〜17f内に集積される。
このように金種別出金小箱17a〜17f内に金種別に収納された硬貨は、硬貨出金箱16を装置から引き出すことで、取出すことができる。
尚、誤操作を防止するため、出金処理開始時には、硬貨出金箱16が引き出せないようにソレノイド等で電磁ロックをかけ、硬貨の取り出し時にロックを解除するようにしているが、これについては説明を省略する。
次に、金種別出金ホッパ15a〜15fから売上金を硬貨回収庫20に回収したり、入金処理時にオーバーフローしそうな硬貨を硬貨回収庫20に回収する処理について説明する。
例えば本装置に接続された上位装置から回収指示が送られてくると、金種別出金ホッパ15a〜15fの出口の先に設けられている出金先切り替え手段である出金ゲート22が硬貨を矢印Uのルートに案内するように切り替えられる。
その後、金種別出金ホッパ15a〜15fに設けられた図示しない繰り出し手段により該当金種の硬貨が出口から繰り出され、繰り出された硬貨は出金ゲート22により矢印Uのルートでシュートを通り、回収一時保留部18に落下してガイド19上に集積される。
回収一時保留部18への硬貨の集積が終了すると、図示しない回収一時保留部移動モータにより回収一時保留部18がガイド19上から矢印K方向に移動し、これによりガイド19上に集積されていた硬貨が自由落下して硬貨回収庫20内に収納される。収納完了後は回収一時保留部移動モータの逆回転により回収一時保留部18がガイド19上に戻される。
このようにして硬貨回収庫20への硬貨の回収が行われるが、この回収処理において金種別出金ホッパ15a〜15fから硬貨を繰り出している途中で繰り出しジャムが発生した場合は、繰り出された硬貨の枚数が不確定になる。つまり金種別出金ホッパ15a〜15fから硬貨を繰り出される硬貨は図示しないセンサにより1枚ずつチェックされるが、ジャムが発生すると、そのジャム処理の際、チェック前の硬貨がこぼれ落ちることがあり、それによって繰り出された硬貨の枚数が不確定になる。そのため、繰り出しジャムが発生した場合は、回収一時保留部18内の硬貨を回収返却箱21内に移動させて収納する。
この場合、まず図示しない回収一時保留部移動モータにより回収一時保留部18をガイド19上から矢印J方向に移動させ、これによりガイド19上に集積されていた硬貨を自由落下させて回収返却箱21内に収納する。収納完了後は回収一時保留部移動モータの逆回転により回収一時保留部18がガイド19上に戻される。
硬貨を収納した硬貨回収庫20及び回収返却箱21は、容量フル(満杯)になったとき、締め等の既定の時、あるいはその都度、装置正面に設けられた扉を開いて装置から取出すものとする。
以上説明したように第1の実施例では、装置正面から引き出し可能な硬貨返却箱13を備え、硬貨計数後に金種別一時保留部11a〜11fに金種別に一時保留した硬貨を硬貨返却箱13に金種別に収納するようにしているため、硬貨計数機として利用できるという効果が得られる。
また、金種別一時保留部11a〜11fとは別に回収一時保留部18を設けて、金種別出金ホッパ15a〜15fから繰り出した回収用硬貨を回収一時保留部18に一時保留するようにしているため、金種別出金ホッパ15a〜15fからの回収用硬貨の繰り出し時にジャム等が生じた場合、回収一時保留部18に一時保留した硬貨が硬貨回収庫20に収納されることを防ぐことができ、硬貨回収庫20の硬貨の枚数、金額が不明になることを防止できるという効果も得られ、硬貨回収庫20の硬貨の枚数、金額が不明になることによるトラブルも未然に防止できることになる。
更に硬貨自体の搬送は、硬貨認識部3以後の選別搬送路4のみで行い、その他は硬貨を落下させる構造を採用しているため、低コストで実現できるという利点も有する。
次に第2の実施例について説明する。図9は本発明の第2の実施例を示す要部斜視図で、この第2の実施例は、硬貨出金箱16をスライドレール25により装置から引き出せるようにしたものである。スライドレール25には硬貨出金箱16を着脱自在に収納可能とした出金箱トレイ24が取り付けられており、硬貨出金箱16には取手27が設けられている。
この取手27は回転可能であり、図9(a)に示すように通常は倒れた状態にしてある。これにより出金箱トレイ24に収納された硬貨出金箱16は装置内に挿入したとき、金種別出金ホッパ15a〜15fから繰り出した硬貨を金種別出金小箱17a〜17fに収納する際に取手27が邪魔になったり、スペース的に取手27が支障にならないようにしている。また、図9(b)に示すように装置から引き出して取手27を起こし、その取手27を持って硬貨出金箱16を出金箱トレイ24から取出すことができる。
尚、硬貨返却箱13も同様の構造にしてもよい。
この他の構成は第1の実施例と同様である。
このような構成による第2の実施例では、第1の実施例と同様に金種別出金ホッパ15a〜15fから繰り出した硬貨を金種別出金小箱17a〜17fに収納される。その後、スライドレール25により硬貨出金箱16を出金箱トレイ24と共に装置から引き出し、取手27を起こして、その取手27を持って硬貨出金箱16を出金箱トレイ24から取出す。そして、そのまま硬貨出金箱16をレジスターまで運び、金種別出金小箱17a〜17fから硬貨を取出してレジスターに移す。
尚、この場合も、出金処理開始時には、硬貨出金箱16が引き出せないようにソレノイド等で電磁ロックをかけ、硬貨出金箱16の取り出し時にロックを解除するようにしているが、これについては説明を省略する。
また、硬貨返却箱13を同様の構造にした場合、計数後の硬貨を収納した硬貨返却箱13を同様にレジスターまで運んで、レジスターに移すことが可能である。
以上説明した第2の実施例では、以下の効果が得られる。すなわち硬貨出金箱16は図1に示したように装置内の下部に設けられているので、硬貨出金箱16を出金箱トレイ24と共に装置から引き出した後に、取手27を起こし、その取手27を持って硬貨出金箱16を出金箱トレイ24から取出すことができる。そのため、硬貨出金箱16を装置から直接引き出したり挿入したりする操作に比べて、片手での操作が可能になり、操作時にしゃがんだり、体を曲げたりすることなく操作を行うことができるので、体への負担が少なくて済み、しかも操作も容易になる等操作性が大幅に向上するという効果が得られる。
また、硬貨出金箱16に取手27を設けたことで硬貨をこぼすことなく、片手で簡単にレジスターまで運搬することができ、運搬性が向上すると共に硬貨の移し替えも容易になるという効果も得られる。
硬貨返却箱13を同様の構造にした場合も、同様の効果が得られる。
次に第3の実施例について説明する。図10は本発明の第3の実施例を示す要部説明図で、第1、第2の実施例における硬貨返却箱13や硬貨出金箱16と入れ替え可能な返却箱や出金箱の例を示したもので、この場合、本装置による硬貨の入金あるいは出金の対象になる機器はレジスターのみでなく、自動販売機や券売機等も含まれ、その他、本装置の別の運用態様も対象とする。
図10(a)は硬貨返却箱13と入れ替え可能な硬貨返却箱としての一括返却箱29の斜視図で、少数枚数入金用として使用される。この一括返却箱29内にはスロープ30が設けられ、このスロープ30は後ろから手前に向かって下方に傾斜している。また、一括返却箱29の前部には取り出し可能な一括返却トレイ31が配置され、スロープ30を滑り落ちる硬貨は一括返却トレイ31内に集積するようになっている。
図10(b)は硬貨出金箱16と入れ替え可能な硬貨出金箱としての一括出金箱32の斜視図で、少数枚数出金用として使用される。この一括出金箱32内にはスロープ33が設けられ、このスロープ33は後ろから手前に向かって下方に傾斜している。また、一括出金箱32の前部には取り出し可能な一括出金トレイ34が配置され、スロープ33を滑り落ちる硬貨は一括出金トレイ34内に集積するようになっている。
図10(c)は硬貨出金箱16と入れ替え可能な硬貨出金箱としての2金種用出金箱35の斜視図で、この2金種用出金箱35内には、例えば10円と100円用の2つの金種別出金箱36a、36bが配置され、それぞれ取出し可能になっている。
図10(d)は2金種用出金箱35を装置に装着した状態を示す側面図で、この図に示したように2つの金種別出金箱36a、36bは金種別出金ホッパ15a〜15fのうちの、前から2番目の金種別出金ホッパ15bと、後ろから2番目の金種別出金ホッパ15eから繰り出される硬貨を収納するものとなっている。
図10(e)は硬貨出金箱16と入れ替え可能な硬貨出金箱としての4金種用出金箱37の斜視図である。この4金種用出金箱37内には、2つの金種別大型出金箱38a、38bと、別の2つの金種別小型出金箱39a、39bが配置されていて、それぞれ取出し可能になっており、ここでは、例えば使用料の多い10円、100円を金種別大型出金箱38a、38bに割り当て、50円、500円を金種別小型出金箱39a、39bに割り当てて使用するものとなっている。
この4金種用出金箱37は2金種用出金箱35と同様に装置に装着することで、同様に使用することが可能である。
このような構成による第3の実施例の作用について説明する。硬貨処理装置における返却箱や出金箱は、その業務によっては形態を変えることで利便性が向上する。例えば、本装置を金融機関や宅配便等の外交員の集金業務に使用する場合は、小額の入金や小額の出金(釣銭準備金の出金)のために、金種別にしても意味がなく、片手でつかめる程度の小さな収納箱のほうが都合がよい。
このような場合、第1、第2の実施例における硬貨返却箱13や硬貨出金箱16に代えて、事前に図10(a)に示した一括返却箱29及び図10(b)に示した一括出金箱32を本装置に装着する。
この状態で、金種毎の硬貨の出金枚数を入力し、出金を指示すると、第1の実施例で説明した手順により金種別出金ホッパ15a〜15fから該当金種の硬貨が繰り出されて一括出金箱32に落下し、落下した硬貨はスロープ30の傾斜により前方に滑り落ちて一括出金トレイ34に集積する。
その後、一括出金箱32を少し引き出し、前部にある一括出金トレイ34を取出して、その一括出金トレイ34から硬貨を取出す。
入金処理時の返却の場合も、金種別一時保留部11から各金種の硬貨が一括返却箱29に落下すると、落下した硬貨はスロープ33の傾斜により前方に滑り落ちて一括返却トレイ31に集積するので、一括返却箱29を少し引き出し、前部にある一括返却トレイ31を取出して、その一括出金トレイ34から硬貨を取出す。
一方、自動販売機や券売機等の釣銭準備金を出金する場合には、殆どの場合1円と5円は使わないが、10円や100円は大量に出金する場合が多い。このような場合、第1、第2の実施例における硬貨出金箱16に代えて、事前に図10(d)に示した2金種用出金箱35、または図10(e)に示した4金種用出金箱37を本装置に装着する。
この状態で、金種毎の硬貨の出金枚数を入力し、出金を指示すると、第1の実施例で説明した手順により金種別出金ホッパ15a〜15fから該当金種の硬貨が繰り出されて2金種用出金箱35内の金種別出金箱36a、36b、または4金種用出金箱37内の金種別大型出金箱38a、38bと金種別小型出金箱39a、39bに落下して集積する。
その後、2金種用出金箱35、または4金種用出金箱37を引き出して、金種別出金箱36a、36b、または大型出金箱38a、38bと金種別小型出金箱39a、39bから硬貨を取出す。
以上説明した第3の実施例によれば、第1の実施例に加えて以下の効果が得られる。
まず、利用者の業態に合わせて一括返却箱29及び一括出金箱32を装着することで利便性が向上し、また一括返却箱29及び一括出金箱32は全体を装置から引き出す必要がなく、少し引き出して一括返却トレイ31や一括出金トレイ34を取出すことで、硬貨の取出しが行えるので、軽量で操作性が良いものになるという効果が得られる。
また、金種を限定した2金種用出金箱35や4金種用出金箱37を使うことで、大量の硬貨を一度に出金できると共に、硬貨の集積を偏らないように金種別出金ホッパ15a〜15fの金種の位置を考慮することで硬貨を効率的に集積できるという効果も得られる。
更に、4金種用出金箱37では、用途に応じた容量を考慮し、10円や100円のように大量に出金する金種については他の金種より多く集積できるようにしているため、効率的なスペースの利用が可能となり、特に第2の実施例と組み合わせてスライドレール25により出し入れできるようにすれば4金種用出金箱37の交換を容易に行うことができ、操作性がより向上するという効果も得られる。
尚、一括出金箱32、2金種用出金箱35、及び4金種用出金箱37は、硬貨出金箱16と同様にスライドレール25と出金箱トレイ24により装置に対して出入させるようにしてもよい。
次に第4の実施例について説明する。この第4の実施例は、例えば、第1、第2の実施例における硬貨出金箱16と、第3の実施例で説明した一括出金箱32、及び2金種用出金箱35を併用して出金を行うものである。
図11は第4の実施例における各出金箱の検知例を示す説明図で、この第4の実施例では図11(a)に示すように硬貨出金箱16の後面側に識別部材41を設け、図11(b)に示すように一括出金箱32の後面側に識別部材42を設け、図11(c)に示すように2金種用出金箱35の後面側に識別部材41と42を設けておく。識別部材41と42は上下に位置がずらしてあり、装置側には識別部材41と42を検知する発光素子と受光素子からなるセンサ43と44が、識別部材41と42の位置に対応させて上下2段に設けられている。図11(d)は硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35のいずれもが装置に装着されていない状態である。
本実施例ではこのような構成に加え、硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35に合わせて金種別出金小箱17a〜17f、一括出金トレイ34、金種別出金箱36aと36bに対するそれぞれの硬貨の最大集積可能枚数(最大収容可能枚数)が設定されている。例えば金種別出金小箱17a〜17fに対しては各金種100枚、一括出金トレイ34に対しては各金種合計で100枚、金種別出金箱36aと36bに対しては10円と100円のみ各300枚としている。
次に作用について説明すると、硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35のいずれかを装置に装着する。図11(a)に示すように硬貨出金箱16が装置に装着されると、識別部材41によりセンサ43が遮光され、センサ44は遮光されないので、装置側では硬貨出金箱16が装着されたと識別することができる。
また、図11(b)に示すように一括出金箱32が装置に装着されると、センサ43は遮光されず、センサ44が識別部材42により遮光されるので、装置側では一括出金箱32が装着されたと識別することができる。更に図11(c)に示すように2金種用出金箱35が装置に装着されると、識別部材41によりセンサ43が遮光され、識別部材42によりセンサ44も遮光されるので、装置側では2金種用出金箱35が装着されたと識別することができる。
このように硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35のいずれかが装着されたことを装置側で認識できるので、それに応じて予め設定された金種毎の最大集積可能枚数に従って、金種別出金ホッパ15a〜15fから硬貨が繰り出され、金種別出金小箱17a〜17f、一括出金トレイ34、金種別出金箱36aと36bに集積される。
この場合、硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35のいずれかを装着した後、図示しない表示部での出金画面で硬貨の金種、枚数を入力させ、それに従って金種別出金ホッパ15a〜15fから硬貨を繰り出すことも可能であるが、その際、例えば金種用出金箱35を装着したにも拘わらず、該当金種以外の金種が指定された場合、金種の変更を求めることも可能であり、強制的に予め設定された金種毎の最大集積可能枚数に従って硬貨の繰り出しを行うことも可能である。
また、金種別出金ホッパ15a〜15fを前3個、後3個にグループ分けし、各グループの繰り出し合計枚数が金種用出金箱35の最大集積可能枚数になるように制限したり、集金できない旨の表示を行う等、多彩な制御が可能である。
尚、4金種用出金箱37を用いる場合も同様に出金を行うことができる。
また、硬貨返却箱13と一括返却箱29を併用する場合についても、識別部材41、42とセンサ43と44を組み合わせることで、硬貨返却箱13と一括返却箱29を装置側で識別することが可能となるので、識別した硬貨返却箱13や一括返却箱29に応じて自動的に金種別一時保留部に収容できる入金枚数を制限することも可能であり、そうすることで、一括返却箱29が誤装着されたとき、硬貨が一括返却箱29からあふれ出すことを防止することが可能になる。更に、この他にも、一括返却箱29に対する一回の入金可能な枚数を金種合計で一定枚数に制限することも可能であり、そうすることによって同様に一括返却箱29が誤装着されたとき、硬貨が一括返却箱29からあふれ出すことを防止することが可能になる。
以上説明した第4の実施例によれば、第1の実施例に加えて以下の効果が得られる。まず、硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35のいずれかが装着されたことを装置側で認識できるようにし、かつ硬貨出金箱16と、一括出金箱32、及び2金種用出金箱35に合わせて金種別出金小箱17a〜17f、一括出金トレイ34、金種別出金箱36aと36bに対するそれぞれの硬貨の最大集積可能枚数(最大収容可能枚数)が設定されているため、出金箱の種類に従って自動的に硬貨を出金することが可能になるという効果が得られ、硬貨が出金箱からあふれ出すことも防止することができる。
また、3種類の出金箱に対し、2つの識別部材41、42と2個のセンサ43、44の組み合わせで、出金箱の種類を識別することができるため、装置が複雑化することなく安価に実現できると共に、出金箱の種類が3種類以上になっても、識別部材数やセンサ数をそれほど増加させなくても対応できるのでより効果は大きくなる。
次に第5の実施例について説明する。図12は第5の実施例を示す要部斜視図で、この実施例は、一括返却箱29や一括出金箱32の底面に半球状などの滑らかな形状の突起45を設け、この一括返却箱29や一括出金箱32を受ける装置側のベース面46に穴47を設けたものである。
このような構成とすることにより、一括返却箱29や一括出金箱32を引き出す際に突起45と穴47が嵌合し、抜け出しによる振動が加わるようにすることで、硬貨がスロープ30や33に残ることなく、確実に一括返却トレイ31や一括出金トレイ34に集積させることができるという効果が得られる。
1 硬貨投入部
2 硬貨繰り出し部
3 硬貨認識部
4 選別搬送路
5 リジェクト口
6a〜6f 受入口
7 選別ゲート
8 リジェクト硬貨収容部
9 扉
11a〜11f 金種別一時保留部
12 ガイド
13 硬貨返却箱
15a〜15f 金種別出金ホッパ
16 硬貨出金箱
17a〜17f 金種別出金小箱
18 回収一時保留部
19 ガイド
20 硬貨回収庫
21 回収返却箱
22 出金ゲート
24 出金箱トレイ
25 スライドレール
27 取手
29 一括返却箱
30 スロープ
31 一括返却トレイ
32 一括出金箱
33 スロープ
34 一括出金トレイ
35 2金種用出金箱
36a、36b 金種別出金箱
37 4金種用出金箱
38a、38b 金種別大型出金箱
39a、39b 金種別小型出金箱
41、42 識別部材
43、44 センサ
45 突起
46 ベース面
47 穴

Claims (17)

  1. 投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰り出し部と、該硬貨繰り出し部により繰り出された硬貨の金種の認識及び金種が認識された硬貨の計数を行う硬貨認識部と、該硬貨認識部で計数された硬貨を金種別に一時保留する金種別一時保留部と、硬貨を金種別に収納する金種別出金ホッパと、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を収納する硬貨出金箱と、硬貨を金種別に集積可能で装置外に引き出し可能に設けられ前記硬貨出金箱とは別に設置された硬貨返却箱を備え、
    計数処理の際は、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を前記硬貨返却箱に集積させ、
    入金処理の際は、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を前記金種別出金ホッパに収納することを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
    前記一時保留部は、周囲4面を囲うフレーム内を金種別に仕切ることにより直線上に並んだ構造に形成され、その底部を成すガイドを不動とし、前記フレームを前記ガイドに対して左右方向の一方へ移させることにより硬貨を前記硬貨返却箱に落下させ、他方へ移させることにより硬貨を前記金種別出金ホッパに落下させることを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨返却箱は、硬貨を金種別に集積可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨返却箱は、後ろから手前に向かって下方に傾斜したスロープを有し、前部には取り出し可能な一括返却トレイが配置されていて、前記スロープにより各金種の硬貨が前記一括返却トレイ内に集積するようにしたことを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 硬貨を金種別に収納する金種別出金ホッパと、該金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を金種別に一時保留する回収一時保留部と、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を収納する硬貨出金箱と、装置外へ引き出し可能で回収すべき硬貨を集積する硬貨回収庫と、装置外へ引き出し可能に設けられ前記硬貨出金箱とは別に設置された回収返却箱を備え、
    硬貨回収処理の際、前記金種別出金ホッパからの硬貨の繰り出し中に繰り出しジャムが生じたとき、前記回収一時保留部に一時保留された硬貨を回収返却箱に集積させることを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 請求項5に記載の硬貨処理装置において、
    前記回収一時保留部は、周囲4面を囲うフレームとその底部を成す不動のガイドで構成し、前記フレームを前記ガイドに対して左右方向の一方へ移させることにより硬貨を前記硬貨回収庫に落下させ、他方へ移させることにより硬貨を前記回収返却箱に落下させることを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の硬貨処理装置において、
    前記回収一時保留部は、前記フレーム内を金種別に仕切ることにより直線上に並んだ構造に形成され、金種別に硬貨を集積可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨回収庫は、金種別に硬貨を収納可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 請求項5〜請求項8のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨回収庫は、硬貨を金種別に集積可能な金種別回収箱を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  10. 請求項5〜請求項9のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    前記回収返却箱は、硬貨を金種別に集積可能な金種別返却箱を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 請求項5〜請求項9のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    前記回収返却箱は、後ろから手前に向かって下方に傾斜したスロープを有し、前部には取り出し可能な回収返却トレイが配置されていて、前記スロープにより各金種の硬貨が前記回収返却トレイ内に集積するようにしたことを特徴とする硬貨処理装置。
  12. 投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰り出し部と、
    該硬貨繰り出し部により繰り出された硬貨の金種の認識及び金種が認識された硬貨の計数を行う硬貨認識部と、
    該硬貨認識部でリジェクトと認識された硬貨を落下させるリジェクト口及び金種が認識されて計数された硬貨を金種別に落下させる金種別の受入口を有する選別搬送路と、
    前記リジェクト口から落下した硬貨を集積するリジェクト硬貨収容部と
    前記金種別の受入口から落下した硬貨を金種別に一時保留する金種別一時保留部と、
    硬貨の返却処理、計数処理、及び入金処理中にジャムが発生した際、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を収納する硬貨返却箱と、
    入金処理の際、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を収納する金種別出金ホッパと、
    出金処理の際、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を収納する硬貨出金箱と、
    回収処理の際、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を金種別に一時保留する回収一時保留部と、
    前記回収一時保留部に一時保留された硬貨を収納する硬貨回収庫と、
    回収処理中にジャムが発生した場合、前記回収一時保留部に一時保留された硬貨を収納する、前記硬貨出金箱とは別に設置された回収返却箱を備え、
    前記硬貨返却箱、前記硬貨出金箱、前記硬貨回収庫、及び前記回収返却箱を装置から引出し可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  13. 請求項12に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨出金箱は金種毎に硬貨を取り出すことができる金種別出金小箱を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  14. 請求項12に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨出金箱は特定金種の硬貨を収納する金種別出金小箱を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  15. 請求項12に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨出金箱は金種別大型出金箱と、金種別小型出金箱を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  16. 請求項12乃至請求項15のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    スライドレールにより装置内に出入可能な出金箱トレイを設け、この出金箱トレイに前記硬貨出金箱を着脱自在に収納可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
  17. 投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰り出し部と、
    該硬貨繰り出し部により繰り出された硬貨の金種の認識及び金種が認識された硬貨の計数を行う硬貨認識部と、
    該硬貨認識部でリジェクトと認識された硬貨を落下させるリジェクト口及び金種が認識されて計数された硬貨を金種別に落下させる金種別の受入口を有する選別搬送路と、
    前記リジェクト口から落下した硬貨を集積するリジェクト硬貨収容部と、
    前記金種別の受入口から落下した硬貨を金種別に一時保留する金種別一時保留部と、
    硬貨の返却処理、計数処理、及び入金処理中にジャムが発生した際、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を収納する硬貨返却箱と、
    入金処理の際、前記金種別一時保留部に一時保留された硬貨を収納する金種別出金ホッパと、
    出金処理の際、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を収納する硬貨出金箱と、
    回収処理の際、前記金種別出金ホッパから繰り出された硬貨を金種別に一時保留する回収一時保留部と、
    前記回収一時保留部に一時保留された硬貨を収納する硬貨回収庫と、
    回収処理中にジャムが発生した場合、前記回収一時保留部に一時保留された硬貨を収納する、前記硬貨返却箱とは別に設置された回収返却箱を備え、
    前記硬貨返却箱、前記硬貨出金箱、前記硬貨回収庫、及び前記回収返却箱を装置から引出し可能としたことを特徴とする硬貨処理装置。
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