JP5742027B2 - 後部開閉体の開閉制御システム - Google Patents

後部開閉体の開閉制御システム Download PDF

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Description

本発明は、車両の後部開閉体の開閉制御システムに関する。
従来より、例えば自動車等の車両において、携帯機によって所定のスイッチ操作を行うことにより、車両のドアをロック又はアンロックすることができるキーレスエントリシステムが普及している。
このようなキーレスエントリシステムの応用として、使用者の両手が荷物等でふさがっている場合でも、カメラやセンサによって使用者の動作を検出することによって車両のバックドアやトランクを開けることができるシステムが提案されている。
特許文献1には、車両の近傍に正規の使用者が存在していることをCCDカメラで認識した場合、車両のバックドアを開動させる開閉体制御装置が提案されている。
また、特許文献2には、車両の周囲に存在する物体を検出し、その物体が車両に更に接近したか否かを判定して車両のドアを開動させるドア制御装置が提案されている。
特開2001−234653号公報 特開2010−236184号公報
上述した特許文献1の開閉体制御装置は、画像認識により使用者が手又は足をかざしたことを検出するように構成されている。しかしながら、使用者ごとに手や足の形状、かざす位置や向きなどが異なるため、人間の体の一部を検出する構成では誤検出する可能性が極めて高くなる。また、CCDカメラの画像全体に対して画像処理が必要になるため、制御装置の演算負荷が大きくなる可能性もある。
また、上述した特許文献2のドア制御装置は、車両の周囲に存在する物体を検出するために、ドップラーレーダを備えている。しかしながら、ドップラーレーダの検出範囲が使用者にとってわかりにくく、使用者の意図に沿って適切にドアを開動できない可能性がある。
また、既存のシステム(装備)に対して、新たにドップラーレーダが必要となるだけでなく、ドップラー効果を利用した物体の移動速度などを測定するために、高度な演算処理能力を有する処理装置も必要となる。したがって、コストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、既存のシステムを利用してコストを抑えつつ、誤検出することなく後部開閉体の開動作を制御することが可能な後部開閉体の開閉制御システムを提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、使用者の携帯機から送信される信号を受信して、車両の後部開閉体の開閉を制御する制御装置と、前記後部開閉体に設けられ、前記車両の後方を撮像するカメラとを備えている後部開閉体の開閉制御システムが提供される。本発明において、前記車両には、前記後部開閉体の閉状態で前記カメラによって視認可能な位置に被検知体が配置されており、前記制御装置は、前記携帯機から送信される前記信号を受信した際に前記カメラを制御するカメラ制御部と、前記カメラによって撮像された前記被検知体の位置の画像に基づいて前記後部開閉体の開動作を実行するかを判定する判定部と、前記判定部の結果に基づいて前記後部開閉体の開動作を制御する後部開閉体制御部とを備えている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されない場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されなかった後の一定時間後に再び前記被検知体が抽出された場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記被検知体が、視覚又は触覚で認識可能な認識部を備えている。
本発明によれば、使用者の携帯機から送信される信号を受信して、車両の後部開閉体の開閉を制御する制御装置と、前記後部開閉体に設けられ、前記車両の後方を撮像するカメラとを備えている後部開閉体の開閉制御システムにおいて、前記車両には、前記後部開閉体の閉状態で前記カメラによって視認可能な位置に被検知体が配置されており、前記制御装置は、前記携帯機から送信される前記信号を受信した際に前記カメラを制御するカメラ制御部と、前記カメラによって撮像された前記被検知体の位置の画像に基づいて前記後部開閉体の開動作を実行するかを判定する判定部と、前記判定部の結果に基づいて前記後部開閉体の開動作を制御する後部開閉体制御部とを備えている。
上述の特許文献1の従来技術では、使用者の体の一部などを検知することに基づいて後部開閉体の開動作を実行するかを判定していたが、本発明によれば、車両上に配置された被検知体の位置の画像に基づいて後部開閉体の開動作を実行するかを判定しているので、誤検出になる可能性が極めて低く、使用者の意図に対して適切に後部開閉体の開動作が実行される。また、上述の特許文献2の従来技術では、ドップラーレーダの検出範囲が使用者にわかりにくいという問題があったが、本発明では、使用者が被検知体の位置で何らかの動作をすればよいことが明確であり、使用者に対してわかりやすく、誤検出になる可能性が極めて低い。また、本発明によれば、カメラの画像全体ではなく、被検知体の位置の画像のみを画像処理すればよいので、演算負荷を小さくすることができる。
さらに、本発明のカメラは、車両が後進する際に車両後方を撮像するバックカメラを流用することができるので、既存の装備を利用することによってコストも抑えることができる。
また、本発明に係る後部開閉体の開閉制御システムにおける前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されない場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されているので、使用者は、カメラと被検知体との間を遮ってカメラに対して被検知体を隠すだけでよい。被検知体を隠す動作は、手をかざすだけでなく、両手が荷物でふさがっている場合には、腕などの体の一部や、荷物自体でも行うことができ、使用者は、後部開閉体の開動作を瞬時にかつ簡単に行うことができる。
また、本発明に係る後部開閉体の開閉制御システムにおける前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されなかった後の一定時間後に再び前記被検知体が抽出された場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されているので、使用者がカメラと被検知体との間を遮った後に体の一部や荷物を車両から離した状態で、後部開閉体の開動作が実行される。したがって、後部開閉体が開いた際に後部開閉体が使用者にぶつかるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る後部開閉体の開閉制御システムによれば、前記被検知体が、視覚又は触覚で認識可能な認識部を備えているので、夜間で被検知体が見にくい場合や、荷物によって被検知体が見にくい場合などにおいて、使用者が手で被検知体の位置を認識し易くなる。
本発明の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムのブロック図である。 本発明の実施形態に係る車両の後部の側面図である。 本発明の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムにおける画像処理の過程を示した図である。 本発明の実施形態に係る車両の後部の側面図であり、使用者が後部ドアの開動作を実行させる場合の例である。 本発明の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムのフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る後部開閉体の開閉制御システムを、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る車両1(図2参照)は、バックドア(後部開閉体)2の解施錠や、バックドア2の開閉をキーレスエントリシステム3(図1参照)によって自動的に行うものである。
図1に示すように、キーレスエントリシステム3は、車両1に搭載された制御装置10と、使用者が携帯する携帯機20とが通信を行うことにより使用者が車両1に接近したことを検知するシステムである。
携帯機20は、所定の無線信号を送受信する一般的な送受信機であり、アンテナ21を介して所定の無線信号を送信するとともに、車両1の制御装置10からの無線信号を受信するものである。携帯機20と制御装置10との間で送受信される無線信号には、一般的な形式のヘッダ情報及びフッタ情報、誤り訂正情報、並びに、携帯機20と制御装置10との間で個別対応で定められる認証コード(ID)が含まれている。
制御装置10は、携帯機20から送信される無線信号を受信して、車両1のバックドア2の開閉を制御するものである。図1に示すように、制御装置10は、ランセンスランプ4と、バックカメラ5と、バックドア錠6と、バックドア開閉部7とを制御するように構成されている。
図2に示すように、バックカメラ5は、車両1のバックドア2に設けられており、車両1の後方を撮像するようになっている。このバックカメラ5は、後方視界を運転者に提供するために車両1に搭載されているカメラを流用することができる。
本実施形態の特徴として、図2に示すように、マーカー30(被検知体)が、車両1のバンパ1a上に配置されている。図2の破線は、バックドア2が閉状態の場合のバックカメラ5の撮像範囲を示しており、マーカー30は、バックドア2の閉状態でバックカメラ5によって視認可能な位置に配置されている。
なお、マーカー30は、バックカメラ5によって視認可能な位置に配置されていればよく、図2の符号30´で示すように、バックドア2上に配置されてもよい。
本実施形態では、図3に示すように、マーカー30は、四角形状になっている。マーカー30は、これに限定されず、丸、三角、×印などの簡易な形状にすることができる。本実施形態では、マーカー30は、剥がれることがないステッカーやシール等を備え、車両1と別個の部材で構成している。なお、マーカー30は、車両1のバンパ1a上に直接描画されてもよい。
さらに、マーカー30は、視覚又は触覚で認識可能な認識部(図示せず)を備えてもよい。視覚で認識可能な認識部の例としては、発光体がある。マーカー30を発光体で構成することによって、夜間においても使用者やバックカメラ5による視認が容易になる。
また、触覚で認識可能な認識部の例としては、形状によるものと、材料(素材)によるものがある。形状による認識部の例としては、マーカー30が描画されている車両の箇所又はマーカー30自体に凸部や凹部を設けるものがある。また、素材による認識部の例としては、マーカー30をバンパ1aなどと別素材で形成するものがある。これにより、夜間でマーカー30が見えにくい場合や、荷物によってマーカー30が見にくい場合に、使用者が手でマーカー30の位置を探しやすくなる。
なお、視覚で認識可能な認識部と触覚で認識可能な認識部とを組み合わせてマーカー30を構成することもできる。
次に、本実施形態に係る制御装置10の詳細について説明する。
図1に示すように、制御装置10は、アンテナ11を有する送受信部12と、認証部13と、バックドア制御部14と、カメラ制御部15と、判定部16と、ライセンスランプ制御部17とを備えている。
送受信部12は、アンテナ11を介して所定の無線信号を送信するとともに、携帯機20からの無線信号を受信するものである。送受信部12は、携帯機20からの無線信号を復調して認証コードを認証部13に入力するように構成されている。
認証部13は、送受信部12が取得した認証コードが所定の携帯機20から発せられたものであるか否かを認証するように構成されている。認証コードが適切なものである場合には、認証部13は、バックドア制御部14にバックカメラ5による撮像を開始する開始指示信号を入力するようになっている。
バックドア制御部14は、バックドア錠6とバックドア開閉部7とを制御するものである。バックドア制御部14は、バックドア錠6とバックドア開閉部7を制御する際に、カメラ制御部15と判定部16とライセンスランプ制御部17と信号の送受信を行うようなっている。
まず、バックドア制御部14は、認証部13からの開始指示信号を受信して、カメラ制御部15に撮像指示信号を入力するようになっている。また、バックドア制御部14は、判定部16からバックドア2の開動作を指示する開動作指示信号を受信して、バックドア錠6の開錠及びバックドア開閉部7の開動作を制御するようになっている。さらに、バックドア制御部14は、判定部16からの開動作指示信号を受信した際に、ライセンスランプ制御部17にライセンスランプ4の消灯を指示するための信号を入力するようになっている。
カメラ制御部15は、バックドア制御部14から撮像指示信号を受信して、バックカメラ5の電源を投入し、バックカメラ5の撮像を開始するようになっている。カメラ制御部15は、まず、バックカメラ5によって撮像された画像をライセンスランプ制御部17に入力し、次に、バックカメラ5によって撮像された画像を判定部16に入力するように構成されている。
ランセンスランプ制御部17は、カメラ制御部15から入力された画像を処理して、ライセンスランプ4の点灯を制御するものである。特に、夜間等の車両周囲が暗い状況の場合、ランセンスランプ制御部17は、ランセンスランプ4を点灯させて、マーカー30の検出が適切に行えるようにする。例えば、ランセンスランプ制御部17は、入力された画像内の平均輝度を計算し、所定のしきい値未満の場合には、ライセンスランプ4の点灯を行うようになっている。
判定部16は、カメラ制御部15から入力された画像を処理して、バックドア2の開動作を実行するかを判定するものである。以下、判定部16の処理を図3を用いて説明する。
図3(a)は、例として駐車場においてバックカメラ5によって車両1の後方を撮像したものであり、画像内には、車両1のバンパ1a以外にも駐車場の区画線などが撮像されている。
図3(a)に示すように、まず、判定部16は、入力された画像からマーカー30の位置の画像を切り出すようになっている。マーカー30は、予め決まった位置に配置されているので、画像の切り出し位置は破線で示された部分を予め設定しておくことができる。図3(b)は、切り出された画像を示している。
次に、判定部16は、図3(b)の切り出された画像に対して二値化処理及びエッジ抽出処理を実行するようになっている。二値化処理及びエッジ抽出処理は、画像処理の技術領域において一般的に知られている技術である。二値化処理は、画像の輝度値が所定のしきい値以上の場合は白、そのしきい値未満の場合は黒にする処理であり、エッジ抽出処理は、画像内の物体などの外縁(輪郭)を抽出する処理である。図3(c)は、二値化処理及びエッジ抽出処理後の画像を示している。なお、図内において斜線の部分は、二値化処理によって黒で塗りつぶされた部分を示している。
次に、判定部16は、図3(c)の画像に対してテンプレートマッチングを実行するようになっている。テンプレートマッチングは、マーカー30を検出するための画像を用意し、図3(c)の画像と照らしあわせてテンプレートに該当する箇所を検出する処理である。なお、本実施形態において、テンプレートは、マーカー30と同じ形状である四角形状のものを用意する。
最終的に、判定部16は、図3(c)の画像内にマーカー30が抽出されない場合に、バックドア2の開動作を実行することを決定し、開動作指示信号をバックドア制御部14に入力するようになっている。
すなわち、図4に示すように、本実施形態では、使用者がバックドア2を開けたい場合、使用者がバックカメラ5とマーカー30との間を手などで遮って、バックカメラ5に対してマーカー30を隠すだけでよい。なお、単にマーカー30を隠すだけでよいため、両手が荷物でふさがっていたとしても、使用者は、腕等の別の体の一部や、荷物自体によってマーカー30を隠せばよい。
次に、本実施形態に係るバックドアの開閉制御システムの動作を、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムのフローチャートである。
まず、ステップS1において、制御装置10は、携帯機20から送信される無線信号を受信する。そして、制御装置10の認証部13が、無線信号の中の認証コードが所定の携帯機20から発せられたものであるか否かを認証する。認証コードが一致する場合(Yes)には、ステップS2に進む。なお、認証コードが一致しない場合(No)には、ステップS1を繰り返し行う。
次に、ステップS2において、制御装置10のバックドア制御部14は、認証部13からの開始指示信号を受信して、カメラ制御部15に撮像指示信号を入力する。そして、撮像指示信号を受信したカメラ制御部15は、バックカメラ5の電源を投入する。
次に、ステップS3において、制御装置10のカメラ制御部15は、バックカメラ5によって撮像した画像をライセンスランプ制御部17に入力する。そして、ライセンスランプ制御部17は、カメラ制御部15から入力された画像を処理して、ライセンスランプ4の点灯を実行する。
次に、ステップS4において、制御装置10のカメラ制御部15が、バックカメラ5の撮像を開始して、バックカメラ5によって撮像された画像を判定部16に入力する。
次に、ステップS5において、制御装置10の判定部16が、カメラ制御部15から入力された画像を処理して、画像内にマーカー30が存在するかどうかの検出処理を行う。
次に、ステップS6において、制御装置10の判定部16は、カメラ画像内にマーカー30が存在するかどうかの判定を行う。ここで、マーカー30が遮蔽されることによって画像内に抽出されない場合(Yes)、ステップS7−1に進む。なお、マーカー30が画像内に抽出された場合(No)、ステップS4に戻る。
ステップS7−1において、制御装置10の判定部16は、マーカー30が遮蔽された後に一定時間が経過した際に、バックドア2の開動作を実行することを決定する。そして、判定部16は、開動作指示信号をバックドア制御部14に入力する。また、バックドア制御部14は、この際、ランセンスランプ制御部17にライセンスランプ4の消灯を指示する信号を入力する。
ステップS8において、開動作指示信号を受信したバックドア制御部14が、バックドア錠6を開錠する。次に、ステップS9において、バックドア制御部14が、バックドア開閉部7を制御して、バックドア2の開動作を実行する。
以上のS1〜S9のステップによって、キーレスエントリシステム3においてバックドア2の開動作を制御する。
このように本実施形態に係る後部開閉体の開閉制御システムは、使用者の携帯機20から送信される信号を受信して、車両1のバックドア2の開閉を制御する制御装置10と、バックドア2に設けられ、車両1の後方を撮像するバックカメラ5とを備え、車両1のバンパ1aには、バックドア2の閉状態でバックカメラ5によって視認可能な位置にマーカー30が配置されており、制御装置10は、バックカメラ5を制御するカメラ制御部15と、バックカメラ5によって撮像されたマーカー30の位置の画像に基づいてバックドア2の開動作を実行するかを判定する判定部16と、判定部16の結果に基づいてバックドア2の開動作を制御するバックドア制御部14とを備えている。
上述の特許文献1の従来技術では、使用者の体の一部などを検知することに基づいて後部開閉体の開動作を実行するかを判定していたが、本発明によれば、マーカー30の位置の画像内からマーカー30が抽出されないことに基づいてバックドア2の開動作を実行するかを判定しているので、誤検出になる可能性が極めて低く、使用者の意図に対して適切にバックドア2の開動作が実行される。
また、上述の特許文献2の従来技術では、ドップラーレーダの検出範囲が使用者にわかりにくいという問題があったが、本発明では、使用者がバックカメラ5とマーカー30との間を遮ってカメラに対してマーカー30を隠すだけでよいので、使用者に対してわかりやすく、誤検出になる可能性が極めて低い。また、マーカー30を隠す動作は、手をかざすだけでなく、両手が荷物でふさがっている場合には、腕などの体の一部や、荷物自体でも行うことができ、使用者はバックドア2の開動作を瞬時にかつ簡単に行うことができる。
また、本実施形態によれば、バックカメラ5の画像全体ではなく、マーカー30の位置の画像のみを画像処理すればよいので、演算負荷を小さくすることができる。
さらに、本実施形態のカメラは、車両が後進する際に車両後方を撮像するバックカメラを流用することができるので、既存の装備を利用することによってコストも抑えることができる。
また、本実施形態によれば、マーカー30が、車両1と別個の部材で構成するか、又は車両1のバンパ1a上に直接描画されるものであるため、マーカー30の設置によって車両1の構造を変更する必要もなく、また、使用者が車両1を使用する際の支障になることもない。
さらに、マーカー30が、四角形状などの簡易な形状で位置も固定されているので、画像処理が容易であり、制御装置10の演算負荷も小さい。
次に、本発明の別の実施形態に係る後部開閉体の開閉制御システムを、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の別の実施形態に係るバックドアの開閉制御システムのフローチャートである。なお、前述した図5の実施形態で説明したものと同様のステップについては、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態の特徴は、図5のステップS7−1の後にステップS7−2、S7−3を追加した点である。以下では、ステップS6以降の動作を説明する。
ステップS6において、制御装置10の判定部16は、カメラ画像内にマーカー30が存在するかどうかの判定を行う。
次に、ステップS7−1において制御装置10の判定部16は、マーカー30が遮蔽された後に一定時間経過させてから、ステップS7−2に進む。
ステップS7−2において、制御装置10の判定部16は、再度、画像内にマーカー30が存在するかどうかの判定を行う。マーカー30が検出された場合(Yes)、ステップS7−3に進む。ステップS7−3において、判定部16は一定時間が経過した際に、バックドア2の開動作を実行することを決定して、ステップS8に進む。一方、マーカー30が検出されない場合(No)、ステップS7−2を繰り返し行う。
このように本実施形態に係る後部開閉体の開閉制御システムによれば、判定部16は、マーカー30の位置の画像内からマーカー30が抽出されなかった後の一定時間後に再びマーカー30が抽出され、更に一定時間経過後に、バックドア2の開動作を実行することを決定するように構成されているので、使用者がバックカメラ5とマーカー30との間を遮った後に体の一部や荷物を車両1から離した状態で、バックドア2の開動作が実行される。したがって、バックドア2が開いた際にバックドア2が使用者にぶつかるのを防ぐことができる。また、使用者はマーカー30を遮蔽していたが、使用者の意に反したタイミングにおいて、マーカー30が判定部16に検出された場合であっても、一定時間経過後にバックドア2の開動作が実行されるため、使用者がバックドアから離れる時間が有り、バックドア2が開いた際にバックドア2が使用者にぶつかるのを防ぐことが出来る。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上述の実施形態では、車両1のバックドア2を制御の対象としているが、これに限定されない。本発明は、例えば、トランク等の開閉体にも適用することができる。
1 車両
2 バックドア
3 キーレスエントリシステム
4 ランセンスランプ
5 バックカメラ
6 バックドア錠
7 バックドア開閉部
10 制御装置
12 送受信部
13 認証部
14 バックドア制御部
15 カメラ制御部
16 判定部
17 ランセンスランプ制御部
20 携帯機
30 マーカー

Claims (4)

  1. 使用者の携帯機から送信される信号を受信して、車両の後部開閉体の開閉を制御する制御装置と、
    前記後部開閉体に設けられ、前記車両の後方を撮像するカメラと
    を備えている後部開閉体の開閉制御システムにおいて、
    前記車両には、前記後部開閉体の閉状態で前記カメラによって視認可能な位置に被検知体が配置されており、
    前記制御装置は、
    前記携帯機から送信される前記信号を受信した際に前記カメラを制御するカメラ制御部と、
    前記カメラによって撮像された前記被検知体の位置の画像に基づいて前記後部開閉体の開動作を実行するかを判定する判定部と、
    前記判定部の結果に基づいて前記後部開閉体の開動作を制御する後部開閉体制御部と
    を備えていることを特徴とする後部開閉体の開閉制御システム。
  2. 前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されない場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の後部開閉体の開閉制御システム。
  3. 前記判定部は、前記被検知体の位置の画像内から前記被検知体が抽出されなかった後の一定時間後に再び前記被検知体が抽出された場合に、前記後部開閉体の開動作を実行することを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の後部開閉体の開閉制御システム。
  4. 前記被検知体が、視覚又は触覚で認識可能な認識部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の後部開閉体の開閉制御システム。
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