JP5738340B2 - 蓄電池取付構造体及び車両 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電池と、前記蓄電池の両端に形成される負極端子及び正極端子とを備え、前記負極端子が車体等の接地用部材に電気的に接続される蓄電池取付構造体及び当該蓄電池取付構造体を備える車両に関する。
特許文献1では、バッテリ1から外した電線側端子8を簡素な構造で作業性良く簡単に、且つ電線9屈曲時の復元力によっても外れないように確実に車両ボディ3側に仮置きすることのできるバッテリ用電線側端子の仮置き構造を提供することを目的としている([0009]、要約)。
前記目的を達成するため、特許文献1では、バッテリ1側の負極端子2にアース用の電線側端子8を接続離脱可能とした構造において、車両ボディ3側に、電線側端子8の孔部8aを係合させるピン部4を突設すると共に、電線側端子8の裏面を車両ボディ3側に接した状態で電線側端子8の表面に当接可能な引っ掛け片22を有する係止部5をピン部4に隣接して設ける(要約)。これにより、車両のメンテナンス、輸送、保管、展示等のために([0004])、端子8をバッテリ1の負極端子2から外す際、端子8をピン部4に連結させる(図4、[0050])。
特開2010−120492号公報
特許文献1によれば、アース用の電線9を負極端子2に再度連結する際、電線側端子8を負極端子2に直接固定することとなる。そのような固定を行う場合、負極端子2と電線側端子8との間にスパークが発生し易くなる。また、特許文献1では、アース用の構成をバッテリ1の固定に利用することについて何ら検討されていない。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、蓄電池の負極端子におけるスパークを防ぐと共に、接地用の構成を蓄電池の固定に有効利用することが可能な蓄電池取付構造体及び当該蓄電池取付構造体を備える車両を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電池取付構造体は、車両用の蓄電池と、前記蓄電池の両端に形成される負極端子及び正極端子とを備え、前記負極端子が車体に電気的に接続されるものであって、前記蓄電池は、前記車両の開口部内において前記車体に取り付けられ、前記蓄電池取付構造体は、前記負極端子のみに連結されたバスプレートと、前記バスプレートを前記車体に電気的に接続させると共に、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させる締結手段とを有し、前記負極端子側にのみ前記バスプレートを設け、前記正極端子側にはバスプレートを設けないことを特徴とする。前記負極端子は、前記開口部の手前側に配置され、前記正極端子は、前記開口部の奥側に配置されてもよい。
本発明によれば、締結手段により蓄電池の組立部品又は蓄電池自体を車体に固定することに伴って、バスプレート及び締結手段を介して蓄電池の負極端子を車体に電気的に接続させる。このため、蓄電池の組立部品又は蓄電池自体を車体に固定するまで蓄電池の負極端子を車体に接地しない。従って、負極端子におけるスパークの発生確率を低減することが可能となる。また、車体への蓄電池の固定と車体に対する負極端子の電気的接続の両方を締結手段の締結により行う。このため、蓄電池取付構造体の構成及び蓄電池の脱着作業を簡素化することが可能となる。
さらに、本発明では、負極端子を開口部の手前側に、正極端子を開口部の奥側に配置する。このため、蓄電池の取付けを行う作業者は、正極端子側を先に固定し、負極端子側をその後に固定することが可能となる。従って、負極端子側を先に固定し、その後に正極端子側を固定することによるスパークの発生を避けることができる。
前記バスプレートには、前記開口部の奥側の端部に絶縁性の取付用突起を前記バスプレート自体に形成してもよい。取付用突起は、バスプレートのうち開口部の奥側の端部に形成されることで締結手段よりも奥側に位置することとなる。このため、蓄電池の取付け又は取り外しを行う作業者は、締結手段の締結又は取り外しを行い易くなる。また、取付用突起が存在することにより、作業者はバスプレートの向きを誤認し難くなる。このため、バスプレートの向きを誤って取り付けることを防止すると共に、取付け作業の効率を向上することが可能となる。
前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体は、前記開口部の手前側に向かって突出する手前側突出部と、前記開口部の奥側に向かって突出する奥側突出部とを備え、前記手前側突出部には、前記車体に設けられた手前側位置決めピンが挿入される手前側位置決め孔を形成し、前記奥側突出部には、前記車体に設けられた奥側位置決めピンが挿入される奥側位置決め孔を形成してもよい。これにより、手前側及び奥側位置決めピンを用いて蓄電池の組立部品又は蓄電池自体を車体に対して位置決めした状態でバスプレートを配置してナット、接地用ボルト及び非接地ボルトを固定することが可能となる。このため、蓄電池の取付け又は取り外しを行う作業者の作業性を向上することができる。
前記取付用突起は、前記バスプレートにインサート成形された樹脂で構成されてもよい。これにより、バスプレートと取付用突起との間の位置ずれを防ぎ、がたつき音を防止することが可能となる。
前記蓄電池は、例えば、キャパシタとすることができる。通常、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの電極には活性炭を用いる。このため、活性炭がスポンジのように電荷を取り込み、残留電荷が生じる。本発明によれば、キャパシタに残留電荷が存在し、負極端子においてスパークが発生し易い状況であっても、負極端子におけるスパークの発生確率を低減することが可能となる。
前記キャパシタの電圧を制御する電圧制御部を備え、前記電圧制御部は、前記車両がイグニッションオフとなると、イグニッションオンのときと比較して前記キャパシタの電圧を低くしてもよい。これにより、イグニッションオフになると、キャパシタの電圧を低くするため、キャパシタの取り外し時又は再取付け時におけるスパークの発生確率をさらに低減することが可能となる。
前記開口部は、前記車両の後部の荷室の下方においてスペアタイヤの収納用に設けられた凹部を備え、前記蓄電池は、前記凹部内の左側面又は右側面に取り付けられてもよい。これにより、作業者は、車両の後ろ側において蓄電池の取付け又は取り外しを簡易に行うことが可能となる。
前記負極端子は、前記車体から離間する方向に突出する負極側ボルト部を備え、前記バスプレートには、前記負極側ボルト部を挿入するための負極側ボルト孔と、前記締結手段としての接地用ボルトを挿入するための車体側ボルト孔とが形成され、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体には、前記接地用ボルトを挿入するための手前側ボルト孔が形成され、前記蓄電池取付構造体は、前記負極側ボルト孔に挿入された前記負極側ボルト部と結合して前記バスプレートを前記負極端子に固定するナットを備え、前記接地用ボルトは、前記車体側ボルト孔及び前記手前側ボルト孔に挿入されて前記車体に締結されることで、前記バスプレート及び前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させてもよい。これにより、バスプレートを簡易な構成にすることが可能となる。
記手前側突出部には、前記手前側ボルト孔が形成され、前記奥側突出部には、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定する非接地ボルトを挿入するための奥側ボルト孔が形成され、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体は、少なくとも前記接地用ボルト及び前記非接地ボルトにより前記車体に固定されてもよい。これにより、接地用ボルトと、接地には用いられない非接地ボルトを一対として蓄電池の固定用に用いることが可能となる。
本発明に係る車両は、前記蓄電池取付構造体を備えることを特徴とする。これにより、蓄電池取付構造体の構成及び蓄電池の脱着作業を簡素化することが可能な車両を提供することが可能となる。
本発明に係る蓄電池取付構造体は、蓄電池と、前記蓄電池の両端に形成される負極端子及び正極端子とを備え、接地用ボディ又は接地用筐体である接地用部材に前記負極端子が電気的に接続されるものであって、前記蓄電池は、前記接地用部材に形成された開口部内において前記接地用部材に取り付けられ、前記負極端子は、前記開口部の手前側に配置され、前記正極端子は、前記開口部の奥側に配置され、さらに、前記蓄電池取付構造体は、前記負極端子に連結されたバスプレートと、前記バスプレートを前記接地用部材に電気的に接続させると共に、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させる締結手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、締結手段により蓄電池の組立部品又は蓄電池自体を接地用部材に固定することに伴って、バスプレート及び締結手段を介して蓄電池の負極端子を接地用部材に電気的に接続させる。このため、蓄電池の組立部品又は蓄電池自体を接地用部材に固定にするまで蓄電池の負極を接地用部材に接地しない。従って、負極端子におけるスパークの発生確率を低減することが可能となる。また、接地用部材への蓄電池の固定と接地用部材に対する負極端子の電気的接続の両方を締結手段の締結により行う。このため、蓄電池取付構造体の構成及び蓄電池の脱着作業を簡素化することが可能となる。
さらに、本発明では、負極端子を開口部の手前側に、正極端子を開口部の奥側に配置する。このため、蓄電池の取付けを行う作業者は、正極端子側を先に固定し、負極端子側をその後に固定することが可能となる。従って、負極端子側を先に固定し、その後に正極端子側を固定することによるスパークの発生を避けることができる。
本発明によれば、蓄電池の負極端子におけるスパークを防ぐと共に、接地用の構成を蓄電池の固定に有効利用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両の一部の簡略的な外観斜視図である。 前記車両において、キャパシタ取付構造体の一部を省略して示す拡大外観斜視図である。 前記キャパシタ取付構造体を構成するキャパシタ組立体の外観斜視図である。 前記キャパシタ組立体の一部を分解又は省略して示す外観斜視図である。 前記キャパシタ取付構造体を構成するキャパシタを含む回路を示す図である。
A.一実施形態
1.キャパシタ取付構造体12の配置及び構成
[1−1.概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両10の一部の簡略的な外観斜視図である。図2は、車両10において、蓄電池取付構造体としてのキャパシタ取付構造体12(以下「構造体12」ともいう。)の一部を省略して示す拡大外観斜視図である。
図1に示すように、構造体12は、車両10の後部に形成された開口部15内において車体14に固定される。開口部15は、図示しないテールゲートを開けたことにより生じる部位であり、荷室16と、荷室16の下方においてスペアタイヤ19を配置するための空間である凹部18とを含む。構造体12は、開口部15のうち凹部18内の左側面20において車体14に固定される。後述するように、構造体12をその他の場所に配置してもよい。
[1−2.車体14]
車体14は、導電性の金属からなり、車両10の後部において凹部18が形成されている。凹部18は、荷室16の下方においてスペアタイヤ19を配置するための空間である。凹部18には、スペアタイヤ19を収納すると共に凹部18を覆うカバー(図示せず)が配置される。凹部18内の左側面20には構造体12が固定され、この際、構造体12のキャパシタ40が車体14に接地される。
本実施形態の開口部15(凹部18)は、車両10の後部に配置されている。このため、構造体12の取付け又は取り外しを行う作業者又は作業機械は、車両10の後方に位置することが想定される。そこで、以下では、開口部15又は構造体12のうち作業者又は作業装置に近い側(例えば、開口部15のうち車両10の外部に近い側)を「手前側」と言う。また、開口部15又は構造体12のうち作業者又は作業装置から遠い側(例えば、開口部15のうち車両10の外部に遠い側)を「奥側」という。図1及び図2では、矢印X2側が手前側であり、矢印X1側が奥側である。
図2に示すように、本実施形態の車体14は、構造体12を固定させるためのブラケット22a、22bを有する。ブラケット22aは、開口部15(凹部18)の手前側(車両10の後ろ側)に配置される。ブラケット22a(以下「手前側ブラケット22a」ともいう。)には、構造体12を位置決めするための手前側位置決めピン24aが形成されている。ブラケット22bは、開口部15(凹部18)の奥側(車両10の前側)に配置される。ブラケット22b(以下「奥側ブラケット22b」ともいう。)には、構造体12を位置決めするための奥側位置決めピン24bが形成されている。
[1−3.キャパシタ取付構造体12]
(1−3−1.キャパシタ取付構造体12の概要)
図3は、キャパシタ取付構造体12を構成するキャパシタ組立体30の外観斜視図である。図4は、キャパシタ組立体30の一部を分解又は省略して示す外観斜視図である。構造体12は、キャパシタ組立体30(キャパシタアセンブリ)に加え、充放電回路140(図5)を有する。充放電回路140については、図5を参照して後述する。
(1−3−2.キャパシタ組立体30)
(1−3−2−1.キャパシタ組立体30の全体構成)
図2〜図4に示すように、キャパシタ組立体30(以下「組立体30」ともいう。)は、複数のキャパシタモジュール42からなるキャパシタ40と、キャパシタ40の筐体44(以下「キャパシタ筐体44」ともいう。)と、負極端子46と、正極端子48と、バスプレート50と、ナット52と、接地用ボルト54と、非接地ボルト56と、上側カバー58と、負極側カバー60と、正極側カバー62とを有する。
(1−3−2−2.キャパシタ40)
キャパシタ40は、車両10用の蓄電池として機能する。キャパシタ40の各キャパシタモジュール42は、例えば、円柱状を基調とする電気二重層キャパシタモジュールであるが、その他の蓄電池であってもよい。キャパシタ40は、開口部15の凹部18内において車体14(左側面20)に取り付けられる。図2等に示すように、キャパシタモジュール42は、凹部18の手前側から奥側にかけて(矢印X1、X2方向に)並べて配置される。各キャパシタモジュール42は、バスバー64により互いに直列に接続される。キャパシタモジュール42の基本的な構成については、例えば、特開2010−087269号公報に記載のものと同様とすることができる。
(1−3−2−3.キャパシタ筐体44)
キャパシタ筐体44は、各キャパシタモジュール42を内部に収納するものであり、絶縁性(例えば、樹脂製)の第1半体66a及び第2半体66bを備える。筐体44は、キャパシタモジュール42相互の位置関係を固定し、各キャパシタモジュール42を物理的に直線的に並んで配置させる。
図4等に示すように、キャパシタ筐体44は、手前側突出部70及び奥側突出部72を備える。手前側突出部70及び奥側突出部72は、組立体30又はキャパシタモジュール42を車体14に取り付けるため等の目的で用いられる。手前側突出部70は、キャパシタ40から凹部18(開口部15)の手前側に向かって突出する。手前側突出部70には、接地用ボルト54が挿入される手前側ボルト孔80と、手前側位置決めピン24aが挿入される手前側位置決め孔82とが形成される。
奥側突出部72は、キャパシタ40から凹部18の奥側に向かって突出する。奥側突出部72には、非接地ボルト56を挿入するための奥側ボルト孔84と、奥側位置決めピン24bが挿入される奥側位置決め孔86とが形成される。
(1−3−2−4.負極端子46及び正極端子48)
負極端子46及び正極端子48は、キャパシタ40の両端に形成される。すなわち、負極端子46は、凹部18又はキャパシタ40の手前側に配置され、正極端子48は、凹部18又はキャパシタ40の奥側に配置される。
負極端子46は、バスプレート50及び接地用ボルト54を介して車体14の手前側ブラケット22aに電気的に接続される。負極端子46は、構造体12が固定される部位(車体14の左側面20)から突出する負極側ボルト部90(図4等)を備える。
正極端子48には、ハーネス92が接続される。後述するように、ハーネス92は、キャパシタ40からスタータモータ118等(図5)への電力供給に用いられる。なお、負極端子46と異なり、正極端子48は、車体14に対して電気的に接続されない。
(1−3−2−5.バスプレート50及びナット52)
バスプレート50は、導電性金属(例えば、銅)からなり、車体14に対する負極端子46の接地及び車体14に対する構造体12の固定のために用いられる。すなわち、バスプレート50は、ナット52を介して物理的に且つ電気的に負極端子46に連結されると共に、接地用ボルト54を介して物理的に且つ電気的に車体14のブラケット22aに連結される。
図4等に示すように、バスプレート50には、負極側ボルト部90を挿入するための負極側ボルト孔100と、接地用ボルト54を挿入するための車体側ボルト孔102とが形成される。
また、バスプレート50には、凹部18の奥側の端部において絶縁性の突起104(以下「取付用突起104」又は「突起104」という。)が形成される。突起104は、手前側突出部70及び車体14の左側面20から離間する方向に突出する。また、突起104は、バスプレート50にインサート成形された樹脂(絶縁性樹脂)で構成される。
上記のように、ナット52は、バスプレート50の負極側ボルト孔100に挿入された負極側ボルト部90と結合してバスプレート50を負極端子46に固定する。
(1−3−2−6.接地用ボルト54及び非接地ボルト56)
接地用ボルト54及び非接地ボルト56は、いずれも組立体30を車体14に固定するために用いられる。加えて、接地用ボルト54は、負極端子46を車体14に接地させるために用いられる。
すなわち、接地用ボルト54は、バスプレート50の車体側ボルト孔102及び手前側突出部70の手前側ボルト孔80に挿入されて車体14の手前側ブラケット22aに締結される。これにより、バスプレート50及び手前側突出部70を車体14に固定させる。
非接地ボルト56は、奥側突出部72の奥側ボルト孔84に挿入されて車体14の奥側ブラケット22bに締結される。
(1−3−2−7.上側カバー58、負極側カバー60及び正極側カバー62)
図3等に示すように、上側カバー58、負極側カバー60及び正極側カバー62は、組立体30の一部(特に、電気的な部位(各キャパシタモジュール42の電極、負極端子46及び正極端子48等))を埃、水等から保護するために用いられる。
すなわち、上側カバー58は、各キャパシタモジュール42の上部を覆うことで、各キャパシタモジュール42の電極等を保護する。負極側カバー60は、手前側突出部70を上方及び側方から覆うことで、負極端子46、バスプレート50、ナット52及び接地用ボルト54等を保護する。正極側カバー62は、奥側突出部72を上方及び側方から覆うことで、正極端子48等を保護する。
2.キャパシタ40を含む回路110の構成
キャパシタ40の用途等を説明するため、次に、キャパシタ40を含む回路110について説明する。
[2−1.概要]
図5は、キャパシタ40を含む回路110を示す図である。回路110は、エンジン112を始動又は再始動させると共に、電気負荷114に電力を供給するために用いられる。さらに、本実施形態の回路110は、キャパシタ40に充電及び電気負荷114への電力供給以外の放電をさせることができる。
[2−2.エンジン112を始動又は再始動させるための構成]
エンジン112を始動又は再始動させるための構成として、回路110は、キャパシタ40に加え、イグニションスイッチ116(以下「IGSW116」という。)と、スタータモータ118と、12Vバッテリ120と、エンジン電子制御装置122(以下「エンジンECU122」という。)とを有する。
本実施形態のIGSW116は、図示しないスイッチノブを備えるロータリ式であり、図示しないインスツルメントパネルに向かって左側から「オフ」、「ACC」(アクセサリ)及び「オン」の位置を選択可能である。また、IGSW116は、「オン」の位置からさらに右側(時計回り)に回すと、「ST」(エンジン始動)の位置となり、エンジン112が始動する。IGSW116は、プッシュボタン等のその他のスイッチであってもよい。
回路110においてスタータモータ118の手前には、スタータモータ118用のスイッチ130が配置される。スイッチ130は、キャパシタ40に直接接続されると共に、コンタクタ132を介して12Vバッテリ120に接続される。
IGSW116によりエンジン112を始動させる際、IGSW116が「オン」にされると、IGSW116からコンタクタ132に対してオン信号Sonが出力され、コンタクタ132がオンになる。また、IGSW116が「ST」(エンジン始動)の位置まで回されると、IGSW116からスイッチ130に対して始動信号Sst1が出力され、スイッチ130がオンになる。これにより、12Vバッテリ120及びキャパシタ40からスタータモータ118に電力が供給され、スタータモータ118が作動してエンジン112のクランクシャフト(図示せず)を回転させる。
本実施形態のエンジン112は、いわゆるアイドル停止を行う。車両10の車速が所定値以下になったこと等のアイドル停止の条件が満たされた場合、エンジンECU122は、エンジン112を停止させる。その後、エンジン112の再始動の条件が満たされると、エンジンECU122は、スイッチ130に対して再始動信号Sst2を出力し、スイッチ130をオンにさせてキャパシタ40からスタータモータ118に電力を供給させる。これにより、スタータモータ118が作動してエンジン112の前記クランクシャフトを回転させる。
[2−3.電気負荷114に電力を供給するための構成]
電気負荷114に電力を供給するための構成として、回路110は、キャパシタ40及び12Vバッテリ120に加え、充放電回路140を有する。充放電回路140は、キャパシタ40に充電又は放電をさせることでキャパシタ40の電圧を制御する電圧制御部として機能する。
12Vバッテリ120は、電気負荷114に直接接続されている。このため、電気負荷114の要求に応じた電力が12Vバッテリ120から供給される。また、キャパシタ40は、充放電回路140を介して電気負荷114に接続される。充放電回路140は、図示しない変圧器を有している。このため、充放電回路140は、キャパシタ40の出力電圧を変圧して電気負荷114に供給させることができる。
[2−4.キャパシタ40に充電及び電気負荷114への電力供給以外の放電をさせるための構成]
キャパシタ40に充電及び電気負荷114への電力供給以外の放電をさせるための構成として、回路110は、キャパシタ40、電気負荷114、IGSW116、エンジンECU122及び充放電回路140に加え、交流発電機150(以下「ACG150」という。)を有する。
車両10が減速する場合、エンジンECU122は、ACG150を作動させてエンジン112の回転に基づく回生電力を発生させる。当該回生電力は、電気負荷114及び12Vバッテリ120に供給されると共に、充放電回路140を介してキャパシタ40に充電される。
また、IGSW116がオフにされると、そのことを示す信号(IGSWオフ信号Soff)が充放電回路140に入力される。充放電回路140は、図示しない放電抵抗を有している。このため、充放電回路140は、IGSWオフ信号Soffを受信すると、キャパシタ40の電力を前記放電抵抗により消費させ、キャパシタ40の電圧を低下させる。
3.本実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態によれば、接地用ボルト54(締結手段)によりキャパシタ筐体44(キャパシタ40(蓄電池)の組立部品)を車体14に固定することに伴って、バスプレート50及び接地用ボルト54を介してキャパシタ40の負極端子46を車体14に電気的に接続させる。このため、キャパシタ筐体44を車体14に固定にするまでキャパシタ40の負極端子46を車体14に接地しない。従って、負極端子46におけるスパークの発生確率を低減することが可能となる。また、車体14へのキャパシタ40の固定と車体14に対する負極端子46の電気的接続の両方を接地用ボルト54の締結により行う。このため、キャパシタ取付構造体12(蓄電池取付構造体)の構成及びキャパシタ40の脱着作業を簡素化することが可能となる。
さらに、本実施形態では、負極端子46を開口部15(凹部18)の手前側に、正極端子48を開口部15(凹部18)の奥側に配置する(図1参照)。このため、キャパシタ40(蓄電池)の取付けを行う作業者は、正極端子48側を先に固定し、負極端子46側をその後に固定することが可能となる。従って、負極端子46側を先に固定し、その後に正極端子48側を固定することによるスパークの発生を避けることができる。
本実施形態において、バスプレート50には、バスプレート50のうち凹部18の奥側の端部に絶縁性の取付用突起104が形成される(図2参照)。突起104は、接地用ボルト54(締結手段)よりも奥側に位置することとなる。このため、キャパシタ40の取付け又は取り外しを行う作業者は、接地用ボルト54の締結又は取り外しを行い易くなる。また、突起104が存在することにより、作業者はバスプレート50の向きを誤認し難くなる。このため、バスプレート50の向きを誤って取り付けることを防止すると共に、取付け作業の効率を向上することが可能となる。
本実施形態において、取付用突起104は、バスプレート50にインサート成形された樹脂で構成される。これにより、バスプレート50と突起104との間の位置ずれを防ぎ、がたつき音を防止することが可能となる。
本実施形態では、蓄電池としてキャパシタ40を用いる。通常、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ40の電極には活性炭を用いる。このため、活性炭がスポンジのように電荷を取り込み、残留電荷が生じる。本実施形態によれば、キャパシタ40に残留電荷が存在し、負極端子46においてスパークが発生し易い状況であっても、負極端子46におけるスパークの発生確率を低減することが可能となる。
本実施形態において、構造体12は、キャパシタ40の電圧を制御する充放電回路140(電圧制御手段)を備える。充放電回路140は、IGSW116の位置が「オフ」にされて車両10がイグニッションオフとなると、キャパシタ40に放電させる。これにより、イグニッションオンのときと比較してイグニッションオフのときのキャパシタ40の電圧を低くする。従って、イグニッションオフになると、キャパシタ40の電圧を低くするため、キャパシタ40の取り外し時又は再取付け時におけるスパークの発生確率をさらに低減することが可能となる。
本実施形態において、キャパシタ40を車体14に取り付けるための開口部15は、車両10の後部の荷室16の下方においてスペアタイヤ19の収納用に設けられた凹部18を備え、キャパシタ40は、凹部18内の左側面20に取り付けられる(図1参照)。これにより、作業者は、車両10の後ろ側においてキャパシタ40の取付け又は取り外しを簡易に行うことが可能となる。
本実施形態において、負極端子46は、車体14から突出する負極側ボルト部90を備える(図4参照)。バスプレート50には、負極側ボルト部90を挿入するための負極側ボルト孔100と、接地用ボルト54を挿入するための車体側ボルト孔102とが形成される。キャパシタ筐体44(キャパシタ40の組立部品)には、接地用ボルト54を挿入するための手前側ボルト孔80が形成される。さらに、構造体12(組立体30)は、負極側ボルト孔100に挿入された負極側ボルト部90と結合してバスプレート50を負極端子46に固定するナット52を備える。接地用ボルト54は、車体側ボルト孔102及び手前側ボルト孔80に挿入されて車体14に締結されることで、バスプレート50及びキャパシタ筐体44を車体14に固定させる。これにより、バスプレート50を簡易な構成にすることが可能となる。
本実施形態において、キャパシタ筐体44は、凹部18(開口部15)の手前側に向かって突出する手前側突出部70と、凹部18の奥側に向かって突出する奥側突出部72とを備える(図4参照)。手前側突出部70には、接地用ボルト54を挿入するための手前側ボルト孔80が形成され、奥側突出部72には、非接地ボルト56を挿入するための奥側ボルト孔84が形成される。キャパシタ筐体44は、少なくとも接地用ボルト54及び非接地ボルト56により車体14に固定される。これにより、接地用ボルト54及び非接地ボルト56を一対としてキャパシタ40又はキャパシタ筐体44の固定用に用いることが可能となる。
本実施形態において、手前側突出部70には、車体14に設けられた手前側位置決めピン24aが挿入される手前側位置決め孔82を形成し、奥側突出部72には、車体14に設けられた奥側位置決めピン24bが挿入される奥側位置決め孔86が形成される(図2及び図4参照)。これにより、手前側位置決めピン24a及び奥側位置決めピン24bを用いてキャパシタ筐体44を車体14に対して位置決めした状態でバスプレート50を配置してナット52、接地用ボルト54及び非接地ボルト56を固定することが可能となる。このため、キャパシタ40の取付け又は取り外しを行う作業者の作業性を向上することができる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
1.適用対象
上記実施形態では、キャパシタ取付構造体12を車両10に適用したが、これに限らず、別の対象に適用してもよい。例えば、構造体12を船舶や航空機等の移動体に用いることもできる。或いは、構造体12を、ロボット、製造装置又は家電製品に適用してもよい。これらの場合、負極端子46は、車体14に相当する接地用部材(例えば、接地用ボディ、接地用筐体)に電気的に接続される。
2.キャパシタ取付構造体12(蓄電池取付構造体)
[2−1.全体構成]
上記実施形態では、車両10の後部に形成された(すなわち、図示しないテールゲートを開けたことにより生じる開口部15の一部である)凹部18に構造体12を配置した。しかしながら、例えば、バスプレート50と接地用ボルト54を用いる点に着目すれば、構造体12をその他の部位に配置してもよい。例えば、ドア又はボンネットを開けたことにより生じる開口部に構造体12を配置することもできる。ドアを開けたことによる開口部に構造体12を配置する場合、例えば、シートの下方にキャパシタ40を取り付けることができる。また、ボンネットを開けたことによる開口部に構造体12を配置する場合、エンジンルームにキャパシタ40を取り付けることが考えられる。なお、ここにいう開口部は、凹部18のように有底の形状の開口部のみならず、底部のない中空状の開口部であってもよい。
上記実施形態では、構造体12を車両10の後部に形成された凹部18のうち左側面20に配置したが、例えば、バスプレート50と接地用ボルト54を用いる点に着目すれば、構造体12をその他の面(右側面、底面、奥側の面又は手前側の面)に配置してもよい。
上記実施形態では、構造体12は、充放電回路140(電圧制御手段)を備えていたが、例えば、バスプレート50と接地用ボルト54を用いる点に着目すれば、充放電回路140を設けない構成も可能である。
上記実施形態では、手前側突出部70及び奥側突出部72を介してキャパシタ40を車体14に固定したが、例えば、バスプレート50と接地用ボルト54を用いる点に着目すれば、キャパシタ40自体を直接車体14に固定してもよい。
また、上記実施形態では、接地用ボルト54及び非接地ボルト56を用いてキャパシタ筐体44を車体14に固定したが、例えば、キャパシタ筐体44を車体14に取り付ける観点からすれば、それ以外の手段を用いてもよい。例えば、非接地ボルト56の代わりに図示しない第1鉤状部を筐体44に設けると共に、前記第1鉤状部に対応する第2鉤状部を車体14側に設けることで正極端子48側を固定することもできる。
上記実施形態では、位置決めピン24a、24bを用いたが、例えば、バスプレート50と接地用ボルト54を用いる点に着目すれば、位置決めピン24a、24bを用いない構成も可能である。
[2−2.キャパシタ40(蓄電池)]
上記実施形態では、キャパシタ40(蓄電池)を複数のキャパシタモジュール42から構成したが、例えば、蓄電池の機能(電力供給等)に着目すれば、キャパシタモジュール42は1つであってもよい。
上記実施形態では、蓄電池としてキャパシタ40を用いたが、その他の蓄電池であってもよい。そのような蓄電池としては、例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池又は燃料電池等の1次電池を用いることができる。
[2−3.キャパシタ筐体44(蓄電池の組立部品)]
上記実施形態のキャパシタ筐体44は、基本的に、各キャパシタモジュール42全体を覆うものであったが(図4参照)、キャパシタ40を車体14に取り付ける又は各キャパシタモジュール42をキャパシタ40としてまとめるための組立部品としての観点からすれば、図4に示すキャパシタ筐体44以外の組立部品を用いてもよい。例えば、上下方向(Z1、Z2方向)において各キャパシタモジュール42を上側の一部及び下側の一部のみで連結する連結部を前記組立部品として用いることも可能である。
[2−4.バスプレート50]
上記実施形態では、バスプレート50を図4に示すような形状としたが、例えば、バスプレート50の機能(例えば、負極端子46に物理的に且つ電気的に接続されると共に、締結手段により車体14に物理的に固定され且つ電気的に接続される機能)に着目すれば、バスプレート50の形状は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、バスプレート50に取付用突起104を形成したが、例えば、上記のようなバスプレート50の機能に着目すれば、取付用突起104を設けない構成も可能である。
さらに、上記実施形態では、取付用突起104をインサート成形によりバスプレート50に形成したが、例えば、導電性のバスプレート50に形成された絶縁性部材との観点からすれば、インサート成形以外の方法(例えば、接着剤による接着又は熱溶着)により取付用突起104を形成してもよい。
上記実施形態では、負極端子46とバスプレート50との連結を、負極側ボルト部90とナット52を用いて行ったが、負極端子46とバスプレート50を連結する観点からすれば、それ以外の方法も可能である。例えば、バスプレート50側にボルト部を設け、負極端子46側にナット52を用いてもよい。或いは、負極端子46とバスプレート50を溶接してもよい。
上記実施形態では、車体14とバスプレート50との連結を、接地用ボルト54とブラケット22aを用いて行ったが、車体14とバスプレート50を連結する観点からすれば、それ以外の方法も可能である。例えば、車体14側からバスプレート50に対して接地用ボルト54を挿入し、バスプレート50にナットを設けてもよい。
[2−5.接地用ボルト54(締結手段)]
上記実施形態では、バスプレート50を車体14に電気的に接続させると共に、キャパシタ筐体44(蓄電池の組立部品)を車体14に固定させる締結手段として接地用ボルト54を用いた。しかしながら、締結手段の機能に着目すれば、接地用ボルト54以外の部材を締結手段として用いることもできる。そのような締結手段としては、例えば、接地用の釘を用いてもよい。
10…車両
12…キャパシタ取付構造体(蓄電池取付構造体)
14…車体(接地用部材) 15…開口部
16…荷室 18…凹部
19…スペアタイヤ 20…左側面
24a…手前側位置決めピン 24b…奥側位置決めピン
40…キャパシタ(蓄電池) 44…キャパシタ筐体(組立部品)
46…負極端子 48…正極端子
50…バスプレート 52…ナット
54…接地用ボルト(締結手段) 56…非接地ボルト
70…手前側突出部 72…奥側突出部
80…手前側ボルト孔 82…手前側位置決め孔
84…奥側ボルト孔 86…奥側位置決め孔
90…負極側ボルト部 100…負極側ボルト孔
102…車体側ボルト孔 104…取付用突起
116…イグニションスイッチ 140…充放電回路(電圧制御部)

Claims (11)

  1. 車両用の蓄電池と、前記蓄電池の両端に形成される負極端子及び正極端子とを備え、前記負極端子が車体に電気的に接続される蓄電池取付構造体であって、
    前記蓄電池は、前記車両の開口部内において前記車体に取り付けられ
    記蓄電池取付構造体は、
    前記負極端子のみに連結されたバスプレートと、
    前記バスプレートを前記車体に電気的に接続させると共に、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させる締結手段と
    を有し、
    前記負極端子側にのみ前記バスプレートを設け、前記正極端子側にはバスプレートを設けない
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  2. 車両用の蓄電池と、前記蓄電池の両端に形成される負極端子及び正極端子とを備え、前記負極端子が車体に電気的に接続される蓄電池取付構造体であって、
    前記蓄電池は、前記車両の開口部内において前記車体に取り付けられ、
    前記負極端子は、前記開口部の手前側に配置され、前記正極端子は、前記開口部の奥側に配置され、
    さらに、前記蓄電池取付構造体は、
    前記負極端子のみに連結されたバスプレートと、
    前記バスプレートを前記車体に電気的に接続させると共に、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させる締結手段と
    を有し、
    前記負極端子側にのみ前記バスプレートを設け、前記正極端子側にはバスプレートを設けないことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  3. 請求項1又は2記載の蓄電池取付構造体において、
    前記バスプレートには、前記開口部の奥側の端部に絶縁性の取付用突起が前記バスプレート自体に形成される
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電池取付構造体において、
    前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体は、前記開口部の手前側に向かって突出する手前側突出部と、前記開口部の奥側に向かって突出する奥側突出部とを備え、
    前記手前側突出部には、前記車体に設けられた手前側位置決めピンが挿入される手前側位置決め孔が形成され
    前記奥側突出部には、前記車体に設けられた奥側位置決めピンが挿入される奥側位置決め孔が形成される
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  5. 請求項記載の蓄電池取付構造体において
    前記取付用突起は、前記バスプレートにインサート成形された樹脂で構成される
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電池取付構造体において、
    前記蓄電池はキャパシタである
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  7. 請求項記載の蓄電池取付構造体において、
    前記キャパシタの電圧を制御する電圧制御部を備え、
    前記電圧制御部は、前記車両がイグニッションオフとなると、イグニッションオンのときと比較して前記キャパシタの電圧を低くする
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電池取付構造体において、
    前記開口部は、前記車両の後部の荷室の下方においてスペアタイヤの収納用に設けられた凹部を備え、
    前記蓄電池は、前記凹部内の左側面又は右側面に取り付けられる
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電池取付構造体において、
    前記負極端子は、前記車体から離間する方向に突出する負極側ボルト部を備え、
    前記バスプレートには、前記負極側ボルト部を挿入するための負極側ボルト孔と、前記締結手段としての接地用ボルトを挿入するための車体側ボルト孔とが形成され、
    前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体には、前記接地用ボルトを挿入するための手前側ボルト孔が形成され、
    前記蓄電池取付構造体は、前記負極側ボルト孔に挿入された前記負極側ボルト部と結合して前記バスプレートを前記負極端子に固定するナットを備え、
    前記接地用ボルトは、前記車体側ボルト孔及び前記手前側ボルト孔に挿入されて前記車体に締結されることで、前記バスプレート及び前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定させる
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  10. 請求項4に従属する請求項記載の蓄電池取付構造体において
    記手前側突出部には、前記手前側ボルト孔が形成され、
    前記奥側突出部には、前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体を前記車体に固定する非接地ボルトを挿入するための奥側ボルト孔が形成され、
    前記蓄電池の組立部品又は前記蓄電池自体は、少なくとも前記接地用ボルト及び前記非接地ボルトにより前記車体に固定される
    ことを特徴とする蓄電池取付構造体。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄電池取付構造体を備える車両。
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