JP5736538B2 - 圧縮機の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室外機に搭載される圧縮機の固定構造に関する。
従来、空気調和装置の室外機に搭載され、密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動され冷媒を圧縮する回転圧縮要素とを収容した密閉型圧縮機が知られている。この種の圧縮機は、密閉容器の下端部に設けられた複数の脚片部を室外機の底板に固定して備えられる。脚片部と底板の間には、防振部材を介在させて、圧縮機の駆動時に密閉容器に発生する振動を底板に伝達しないようにするのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−162120号公報
ところで、この種の防振部材で、圧縮機の回転時の振動を効率良く吸収するためには、圧縮機の容量や形状等に合わせて、防振部材の形状、材質及び硬さの少なくとも1つを調節して用いる必要があった。そのため、標準硬さの違う各機種に専用の複数のマウントゴムを用意する必要があり、マウントゴムを共通部品化することができず、製造コストの増加につながっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、圧縮機の振動を効率良く防止し、底板への振動伝達の低減を図ることができる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動され冷媒を圧縮する回転圧縮要素とを収容した圧縮機の固定構造において、前記圧縮機は、当該圧縮機の脚片部と底板との間に介装され、前記脚片部を上方に貫通した首部を備える弾性部材で支持され、前記弾性部材は、前記首部の上から挿入され、前記脚片部、前記弾性部材、前記底板を貫通する締結具により結合され、前記弾性部材の内側には、前記締結具を囲うように配置され、下端が前記底板側に当接し、上端が前記締結具の頭部側から離間し、かつ前記弾性部材よりも硬いカラーを備え、前記カラーが前記圧縮機の起動振動を吸収可能とし、前記底板と前記弾性部材との間に、前記締結具を最大押し込み深さまで締め込んだ時に、前記弾性部材の硬さを調節可能な弾性シートを備えたことを特徴とする。
この構成において、前記弾性部材の硬さは、前記弾性シートの厚さを変えて調節する構成としても良い。また、前記弾性シートは、前記弾性部材よりも硬い部材から形成されている構成としても良い。また、前記カラーは、下端が前記弾性シートに当接して配置されている構成としても良い。また、前記底板は、前記締結具が貫通する締結孔と、前記締結孔が設けられた位置に溶接されたナットとを備え、前記締結具のねじ部を前記ナットに最大に締め込んで、前記脚片部を前記底板に固定する構成としても良い。
本発明によれば、圧縮機の起動振動を吸収するカラーを、脚片部を底板に固定するための締結具の頭部分から離間するように、弾性部材の内側に、締結具を囲うように配置したため、カラーの高さによって、弾性部材の押し込み深さが規制されることがなく、弾性部材の押し込み深さを調節して、搭載される圧縮機に合わせて弾性部材の硬さを調度良い硬さに調節することができ、簡単な構成で、圧縮機の振動を効率良く防止し、底板への振動伝達の低減を図ることできるという効果を奏する。
本実施形態に係る定速圧縮機の固定構造の配置構成を示す室外機の部分斜視図である。 定速圧縮機の固定構造を示す室外機の部分斜視図である。 脚片部、弾性部材、ボルト及び規制部材の配置構成を示す断面図である。 固定構造7の各部材の配置構成を示す分解視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1において、符号2は空気調和装置の室外機を示す。この室外機2は、複数台の能力一定型の定速圧縮機(AC圧縮機)11と、能力可変型のインバータ圧縮機(DCインバータ圧縮機)12と、四方弁15とを備え、図示は省略したが、アキュムレータ、オイルセパレータ、室外熱交換器、室外膨張弁、レシーバタンク等から概略構成されて、ガス管及び液管により室内機に接続されている。
定速圧縮機(圧縮機)11は、密閉形のスクロールコンプレッサであり、密閉容器61と、この密閉容器61内に収容され、電源周波数に依存する略一定の回転数で駆動される電動要素(不図示)と、この電動要素により駆動されて冷媒を圧縮する回転圧縮要素(不図示)とを備える。この密閉容器61は、高さ方向に長い円筒形容器であり、密閉容器61の下部には、放射状に延出する複数の脚片部62が設けられている。
圧縮機11は、これら脚片部62が室外機2の底板10に、後に詳述する、固定構造7で固定されて備えられている。脚片部62は、脚片部62と底板10との間にはマウントゴム(弾性部材)63、ゴムシート(弾性シート)73及び補強板72が介装されて、平ワッシャ64付きのボルト65で貫通し、このボルト65を底板10に螺合させて、底板10に固定されている。
圧縮機11の回転駆動によって、密閉容器61には、回転振動が発生する。マウントゴム63は、この密閉容器61に発生する振動を、底板10に伝達させないために、脚片部62と底板10との間に介装されている。密閉容器61に発生する振動は、圧縮機11の容量や形状に依存して振幅の大きさがかわるため、効率良く密閉容器61の振動が底板10に伝達されないように防振するためには、各圧縮機11の容量や形状に合わせてマウントゴム63の硬さを調節する必要がある。
図2で示すように、マウントゴム63と、底板10との間には、ゴムシート(弾性シート)73と補強板72が介在している。補強板72は、略L字形状に形成され、底板10の上面及び前面の一部に当接し、底板10に螺合されて備えられている。また、図中後方に設けられた脚片部62の位置には、不図示のプレート型補強板が底板10に螺合されて備えられている。それぞれの補強板72は、底板10の厚さよりも厚く形成され、ボルト65と底板10との螺合部の強度を高めている。
図3は、固定構造7で圧縮機11の脚片部62を底板10に固定したときの組み立て構造を示す断面図である。固定構造7は、マウントゴム63、ボルト65、カラー(規制部材)70、ゴムシート73から構成される。
脚片部62は、上面部62Aと、この上面部62Aの縁部から下方に延びる側面部62Bとを備え、この側面部62Bとマウントゴム63の上端部とが側面視でオーバーラップするようになっている。これによって、マウントゴム63は、密閉容器61及び脚片部62の動作に追従して動き、この密閉容器61の振動を抑制し、密閉容器61の振動が底板10に伝達されるのを防止する。
圧縮機11は、電源周波数に依存して、一定速度で運転を行う。そのため、圧縮機11の起動時には、所定回転数への急激な追従のために、大きなトルクが圧縮機11の密閉容器61に発生する。このトルクによって、密閉容器61には、回転方向の震幅の大きな振動を生じさせる。上述のように、密閉容器61の脚片部62と底板10との間にはマウントゴム63が介在し、マウントゴム63は、圧縮機11の振動を抑制するように機能する。しかし、起動時に密閉容器61に大きな回転トルクが生じた場合には、マウントゴム63が大きく変形し、密閉容器61に接続される吸込管、吐出管、オイル管に多大な応力がかかる。
そのため、マウントゴム63とボルト65の間にはボルト65を囲うように、カラー70が介装されている。カラー70は、圧縮機11の起動時に密閉容器61に作用する回転トルクに伴う、当該マウントゴム63のせん断方向への変形を規制するとともに、上記ボルト65への応力集中を緩和している。
ボルト65は、軸部65bの先端部から特定の長さだけねじが切られた中ボルトである。ボルト65は、ねじが切られたねじ部65cの長さが、ボルト65のねじ径及び軸部65bの長さに対してJIS規格で決められている、規格品(市販品)である。ボルト65は、ねじ部65cのねじが切れている上限まで締め込むと、それ以上はねじが切られていないため、締め込むことができない。
カラー70は鉄材などの金属で形成され、底板10側に位置する根元部70Bが、密閉容器61の脚片部62側に位置する先端部70Cよりも肉厚の凸形状に形成されて備えられている。また、カラー70の中央に設けられた孔70Aは、ボルト65のねじ部分の径よりも僅かに大きい径に形成されて当該ボルト65が遊嵌される構成となっている。カラー70の高さは、ボルト65を最大まで締め込んだ時に、カラー70の先端部(上端)70Cが、ボルト65の頭部側に設けられた平ワッシャ64の下面から離間するように、マウントゴム63の高さよりも短く形成されている。
マウントゴム63は、カラー70と同形状に形成された貫通孔63Aを備え、貫通孔63Aにカラー70が嵌合されて備えられている。マウントゴム63の上部には、首部63Bが形成され、この首部63Bは、脚片部62の上面部62Aに設けられた開口62Cから突出するように備えられている。また、マウントゴム63には、首部63Bに延在する肩部63Cが設けられ、肩部63C上には、脚片部62が載るように備えられている。これによって、密閉容器61及び脚片部62が動作した際、脚片部62は、開口62Cの縁部がボルト65に触れないように揺動し、脚片部62とボルト65との接触が防止され、このボルト65に過剰なせん断力が作用することが防止される。
また、開口62Cとマウントゴム63の間には隙間が設けられており、密閉容器61及び脚片部62が動作した際にも、この隙間が保たれるように備えられているため、開口62Cによって、マウントゴム63が削られることがない。さらに、密閉容器61及び脚片部62が動作した際には、回転トルクが脚片部62を介してマウントゴム63に伝えられ、これによって、マウントゴム63は、側面部62Bからの応力を受ける。この応力はカラー70に伝達されて分散されるため、マウントゴム63の変形を規制することができる。
また、開口62Cから突出した部分の首部63Bには、Oリング71が貫入されて備えられている。Oリング71は、マウントゴム63よりも硬質のゴムで形成され、平ワッシャ64と、脚片部62の上面部62Aとの間に介在するように備えられる。Oリング71は、輸送時等で脚片部62に上向きの力がかかった際に、金属製の脚片部62と平ワッシャ64とが直接接触することがないように備えられる。これによって、脚片部62に大きな衝撃荷重が付されるのを防止することができ、脚片部62或いはボルト65にかかる衝撃応力を緩和することができる。
底板10には、ボルト65が貫通する締結孔10Aが設けられ、締結孔10Aが設けられた位置には、ボルト65を螺合するナット74が底板10に溶接されて備えられている。圧縮機11を底板10に固定する際には、底板10の上に、補強板72を配置し、補強板72の上に、ゴムシート73を配置する。ゴムシート73は、略円形状に形成され、略中央には、圧縮機11を底板10に固定するためのボルト65が貫通する孔73aが形成されている。ゴムシート73は、この孔73aを締結孔10Aが形成された位置に合わせて補強板72の上に配置される。
カラー70は、図4に示すように、マウントゴム63の下方から、貫通孔63Aに挿入される。マウントゴム63と、カラー70は、ゴムシート73の上に、カラー70の中央に設けられた孔70Aと孔73aとが合う位置にくるように配置される。このとき、カラー70は、カラー70の下端面が、ゴムシート73の上面に当接するように備えられる。この構成によれば、カラー70と、補強板72の間に、ゴムシート73が介在させて、圧縮機11の密閉容器61に発生し、カラー70に伝達された振動は、ゴムシート73で吸収されて、補強板72には伝達されない。
脚片部62は、脚片部62の開口62Cから、マウントゴム63の首部63Bが突出し、脚片部62の上面部62Aが、マウントゴム63の肩部63Cの上に載るようにマウントゴム63の上に配置される。脚片部62の開口62Cから突出したマウントゴム63の首部63Bには、Oリング71が遊嵌され、このOリング71を介して、平ワッシャ64を嵌め込んだボルト65が上方から、孔70Aを貫通させて、挿入される。ボルト65は、底板10に溶接されたナット74に、ねじ部65cのねじが切れている上限まで達するように、最大に締め込まれる。これによって、脚片部62はマウントゴム63を介して、底板10に締結固定され、圧縮機11の振動は、マウントゴム63に吸収され、底板10には伝達されない。
ゴムシート73は、ボルト65を最大に締め込んだときに、マウントゴム63の硬さが調度良い硬さになるように所定の厚さに形成されている。ゴムシート73は、マウントゴム63よりも標準硬さの硬いゴム材から形成されている。
ゴムシート73には、また、図4に示すように、ゴムシート73の外周から、孔73aに向かって設けられたスリット73bを備える構成としてもよい。この構成によれば、例えば、圧縮機11をマウントゴム63を介してボルト65で底板10に固定した後にでも、ボルト65を緩めて、マウントゴム63を持ち上げ、スリット73bから、ゴムシート73を横側からスライドさせるようにして、孔73aにボルト65を挿入することができる。そのため、既に設置されている機種に対してもこのゴムシート73を搭載することができる。
ところで、マウントゴム63の硬さは、マウントゴム63を形成するゴム材の種類、マウントゴム63の形状、及びマウントゴム63のばね定数に依存する。そのため、同じ部材を用いて、同じ形状に形成されたマウントゴム63の硬さは、マウントゴム63の押し込み深さを変えることで調節することができる。
マウントゴム63は、マウントゴム63と底板10の間に介装したゴムシート73の厚さを変えることによって、ボルト65を最大に締め込んだときの押し込み深さが調節される。厚さの異なる複数種のゴムシート73が用意され、機種毎にゴムシート73の厚さが調節される。マウントゴム63の押し込み深さは、ゴムシート73の厚さによって変わるため、ゴムシート73の厚さをかえることで、ゴムシート63の硬さを調節することができる。ゴムシート73は、マウントゴム63よりも硬いゴム材で形成されるため、マウントゴム63を底板10に押し付けても、ゴムシート73は変形することがなく、所定の厚さに保たれる。そのため、マウントゴム63の硬さをゴムシート73の厚さを変えることで正確に調節することができる。
これらの構成によれば、同一のマウントゴム63を用いて、規格品のボルト65cを最大まで締め込むことで、マウントゴム63の硬さを調度良い硬さに調節できる。そのため、各圧縮機に専用のマウントゴム63及び規格外のボルト65を用いる必要がないため、製造誤差が生じるのを防止することができるとともに、製造コストを削減することができる。
マウントゴム63の押し込み量は、ボルト65のねじ部65cの長さを変えることで、調節することも可能である。ボルト65は、各圧縮機に合わせて、ねじ部65cの長さを変えて、各圧縮機専用に製造される。この場合、ゴムシート73は、規定の厚さに形成されて、カラー70の振動を底板10に伝達させないために備えられる。そして、マウントゴム63の押し込み深さは、このねじ部65cの長さによって決まり、ねじ部65cの長さは、ボルト65を最大まで締め込んだ時に、マウントゴム63の硬さが調度良い硬さとなるように設定される。
この構成によれば、組み立て作業時のボルト65の締めつけトルクを管理する必要がなく、ボルト65を、ねじ部65cのねじが切れている上限まで達するように最大に締め込むことでマウントゴム63の硬さが調度良くなるため、製造誤差が生じるのを防止することができる。
カラー70の高さは、マウントゴム63を最大に押し込んだ時にでも、カラー70の先端部70Cが平ワッシャ64に当たらないように、マウントゴム63の高さよりも短く形成されている。そのため、搭載する圧縮機11に合わせて、マウントゴム63の押し込み深さを深くし、マウントゴム63を調度良い硬さに調節しても、カラー70の先端部70Cが平ワッシャ64には当たらない。この構成によれば、カラー70によって、マウントゴム63の押し込み深さが規制されることがなく、マウントゴム63が調度良い硬さになるまで、マウントゴム63を押し込むことができる。そのため、マウントゴム63を幅広い機種の圧縮機11の防振ゴムとして共通に利用することができる。
また、カラー70は、凸形状に形成されているため、マウントゴム63の高さより短く形成されていても、カラー70と略同形状に形成されたマウントゴム63の貫通孔63Aによって、ボルト65を締めつけたときに、カラー70の根元部70Bが下方向抑えつけられる。これによって、カラー70は、圧縮機11の振動によって移動することなく、カラー70の下端面がゴムシート73の上面に抑え付けられている状態で保持される。そのため、起動時に、圧縮機11の回転トルクによってマウントゴム63にかかり、特に底板10との締結部周辺で大きくなるせん断方向への力を、カラー70で効率よく吸収し、マウントゴム63の変形を抑制することができる。
また、ボルト65を、マウントゴム63の貫通孔63Aに挿入したカラー70の孔70Aに貫通させる構成としたため、ボルト65とマウントゴム63が直接的に接触することがない。そのため、圧縮機11の起動時に密閉容器61に作用する回転トルクが脚片部62を介してマウントゴム63に大きなねじれ変形を起こしても、これによってボルト65の締め付け力が強まる或いは緩むことを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、圧縮機11の駆動によって、圧縮機11の密閉容器61に発生する振動が、底板10に伝わらないように、圧縮機11の脚片部62と底板10との間に介装したマウントゴム63が変形しないように、マウントゴム63の内側に配置したカラー70を、マウントゴム63よりも硬い部材で形成し、脚片部62を底板10に固定するためのボルト65の頭部分から離間するように配置した。そのため、カラー70の高さによって、マウントゴム63の押し込み深さが規制されることがない。そのため、押し込み深さを調節することで、硬さを調節することができるマウントゴム63を、搭載される圧縮機11の容量に合わせて調度良い硬さになるように、押し込んで備えることができる。
また、本実施形態によれば、底板10とマウントゴム63との間に、ボルト65を最大に締め込んだ時に、マウントゴム63の硬さを調節可能なゴムシート73を備えたため、マウントゴム63を各機種専用に複数種類製造することなく、異なる機種間でマウントゴム63を共通部品化して、ゴムシート73でマウントゴム63の硬さを調節することがきるため、製造コストを削減することができる。また、ボルト65は、JIS規格(市販品)のものを使用することができるため、機種毎に専用の、規格外のボルト65を製造する必要がなく、製造コストの増加を防ぐことができる。また、マウントゴム63は、ボルト65を最大に締め込んだ時に調度良い硬さとなるため、ボルト65のトルク管理を製造工程で行う必要がなく、組み立て作業効率を向上するとともに、製造誤差が生じるのを防ぐことができる。
また、マウントゴム63の硬さは、異なる厚さのゴムシート73を用いることで調節可能となるため、機種毎にゴムシート73の厚さを微調整するだけで、マウントゴム63の硬さを機種に合わせて調度良い硬さに調節することができ、効率良く圧縮機11の坊振をすることができるため、簡単な構造で、圧縮機11の振動が、底板10に伝達されるのを防ぐことができる。
また、ゴムシート73は、マウントゴム63よりも硬さが高い部材から形成されているため、マウントゴム63の押し込み深さを調節するために、マウントゴム63に垂直方向に大きな荷重をかけても、ゴムシート73が変形することがない。そのため、ゴムシート73の変形量を加味せずに、ゴムシート73の厚さだけで、マウントゴム63の押し込み深さを調節することができ、簡単な構造で、マウントゴム63を効率良く圧縮機11の坊振をすることができる硬さに調節することができる。
また、カラー70の下端が、ゴムシート73に当接した状態で底板10の上に配置されるため、カラー70に圧縮機11から伝達された振動を、ゴムシート73で吸収することができ、底板10に伝達されるのを防止することができる。
また、底板10にボルト65が貫通する締結孔10Aと、締結孔10Aの位置に溶接されたナット74とを備え、ボルト65のねじ部65cをナット74に最大に締め込んで、脚片部62を底板10に固定するため、ボルト65を締め込む際に、ナット74を下側から抑える必要がない。また、ボルト65の挿入深度や、ボルト65の締め付けトルクを考慮することなく、ボルト65をナット74に最大に締め込むだけで、圧縮機11の脚片部62の底板10への固定作業が完了するため、組み立て作業効率を向上することができ、製造誤差を低減することができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態においては、固定構造7は、起動時に密閉容器61に大きなトルクを発生させる定速圧縮機11を固定するために用いられる構成としたが、これに限らず、インバータ圧縮機12も固定構造7で固定する構成としても良い。
2 室外機
7 固定構造
10 底板
10A 締結孔
11 定速圧縮機(圧縮機)
12 インバータ圧縮機
61 密閉容器
62 脚片部
63 マウントゴム(弾性部材)
63A 貫通孔
63B 首部
65 ボルト(締結具)
70 カラー
70C 先端部(上端)
73 ゴムシート(弾性シート)
74 ナット

Claims (5)

  1. 密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動され冷媒を圧縮する回転圧縮要素とを収容した圧縮機の固定構造において、
    前記圧縮機は、当該圧縮機の脚片部と底板との間に介装され、前記脚片部を上方に貫通した首部を備える弾性部材で支持され、
    前記弾性部材は、前記首部の上から挿入され、前記脚片部、前記弾性部材、前記底板を貫通する締結具により結合され、
    前記弾性部材の内側には、前記締結具を囲うように配置され、下端が前記底板側に当接し、上端が前記締結具の頭部側から離間し、かつ前記弾性部材よりも硬いカラーを備え、
    前記カラーが前記圧縮機の起動振動を吸収可能とし、
    前記底板と前記弾性部材との間に、前記締結具を最大押し込み深さまで締め込んだ時に、前記弾性部材の硬さを調節可能な弾性シートを備えた
    ことを特徴とする圧縮機の固定構造。
  2. 前記弾性部材の硬さは、前記弾性シートの厚さを変えて調節することを特徴とする請求項1記載の圧縮機の固定構造。
  3. 前記弾性シートは、前記弾性部材よりも硬い部材から形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機の固定構造。
  4. 前記カラーは、下端が前記弾性シートに当接して配置されていることを特徴とする請求項1の至3のいずれか一項に記載の圧縮機の固定構造。
  5. 前記底板は、前記締結具が貫通する締結孔と、前記締結孔が設けられた位置に溶接されたナットとを備え、前記締結具のねじ部を前記ナットに最大に締め込んで、前記脚片部を前記底板に固定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の圧縮機の固定構造。
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