JP5736423B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、印刷用紙の特徴に合わせて画像出力特性を補正する画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来、スキャナ機能を持つMFP(Multifunction Peripheral)には、階調特性を適正に保つための自動階調補正機能が搭載されている。この自動階調補正は、まず、機器のコントロールパネルのメニューから自動階調補正の実施を選択し、印刷用紙上にテストパターンを印刷する。次に、印刷出力したテストパターンをスキャナで読み込む。読み込んだテストパターンデータから目標の階調特性に補正するための階調補正テーブルを算出し、印刷時には、算出した階調補正テーブルに基づいて画像補正を行うものである。
しかしながら、ポストカード等の特殊な印刷用紙を使用する場合、自動階調補正機能に適さない場合がある。例えば、(1)自動階調補正のテストパターンが用紙の印刷範囲に収まらない、(2)用紙の下地色のカラー濃度が高い、(3)用紙自体が高価であり、階調補正テストで用紙を無駄にしたくない等の場合である。
このような場合、本来の用紙とは異なる印刷用紙を使用して自動階調補正を実施することになるが、例えば用紙色や厚さなどの用紙特徴が異なるため、意図した階調再現が得られないという問題点がある。
また、カラー濃度の濃い下地色のポストカードにデザイン画像を印刷するような場合に、用紙色とデザイン色とが同系色で干渉する場合には、忠実な色補正より、デザイン色と若干異なる偽色として補正・印刷した方がよい場合もある。
特開2003−54078号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決し、用紙特徴が異なる印刷用紙に対しても意図した階調表現が得られる画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の画像処理装置は、標準用紙に対する階調補正のための標準テーブルが格納され標準テーブル保存部と、前記標準用紙とは異なる印刷対象用紙の色、濃度及び厚さの少なくとも1つを表す差分特徴量を、ユーザの操作に従って設定する特徴量設定部と、前記差分特徴量に対する階調補正のための特徴量テーブルが格納され特徴量テーブル保存部と、前記特徴量設定部で設定された前記差分特徴量に対応する前記特徴量テーブルを前記特徴量テーブル保存部から選択する特徴量テーブル選択部と、前記標準用紙に対する標準テーブル、および前記特徴量テーブル選択部で選択された特徴量テーブルを掛け合わせて合成補正テーブルを生成する合成補正テーブル生成部と、前記合成補正テーブルを用いて前記印刷対象用紙に対する画像補正を行う画像補正部と、を有する。
また、実施形態の画像処理方法は、準用紙とは異なる印刷対象用紙の色、濃度及び厚さの少なくとも1つを表す差分特徴量を、ユーザの操作に従って設定する特徴量設定ステップと、前記特徴量設定ステップで設定された前記差分特徴量に対応する階調補正のための特徴量テーブルを、特徴量テーブル保存部から選択する特徴量テーブル選択ステップと、前記標準用紙に対する階調補正のための標準テーブル、および前記特徴量テーブル選択ステップで選択された特徴量テーブルを掛け合わせて合成補正テーブルを生成する合成補正テーブル生成ステップと、前記合成補正テーブルを用いて前記印刷対象用紙に対する画像補正を行う画像補正ステップと、を有する。
第1の実施形態における画像処理装置の全体ブロック図。 同実施形態におけるテストパターンの例。 同実施形態における標準用紙に対する標準テーブル算出の説明図。 同実施形態における特徴量設定部のブロック構成図。 同実施形態における標準用紙に対する標準テーブル算出のフローチャート図。 同実施形態における印刷対象用紙の階調補正のフローチャート図。 同実施形態における用紙色情報の設定画面。 同実施形態の色区分に対するプロセスカラーの選択テーブル。 同実施形態における特徴量テーブルの例。 同実施形態における中間色区分に対するプロセスカラーの選択テーブル。 第2の実施形態における印刷対象用紙の階調補正のフローチャート図。 第3実施形態における用紙厚さ情報設定の設定画面図。 同実施形態における用紙厚さに対する特徴量テーブルのプロセスカラー選択テーブル。 同実施形態における特徴量テーブルの例。 同実施形態における階調補正処理のフローチャート図。
本発明の画像処理装置は、例えば、スキャン機能を持つカラープリンタ、および原紙を複写する機能、外部機器との通信を行う機能、ファクシミリ装置としての送受信及び印刷する機能など多彩な処理を行うことができる複合機器(MFP)などを含んでいる。以下、実施形態について図1から図15を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置の全体ブロック図を図1に示す。本実施形態では、画像処理装置1をMFPと仮定し、スキャン動作とプリント動作を実行できるものとする。また印刷媒体として紙を仮定して説明するが、紙以外の印刷媒体も含めて印刷用紙と定義する。画像処理装置1は、画像処理装置1を制御するPC(Personal Computer)2およびスマートフォンなどの無線携帯端末3がネットワーク4を介して接続されている。
図1に示すように、画像処理装置1は、ユーザが各種指示を入力するコントロールパネル部11、標準用紙に対する階調補正のテストパターンを生成するパターン生成部12、標準用紙の階調補正テーブルを算出する標準テーブル算出部13、画像を読み取るスキャナ部14、標準テーブルをデータベースとして保存する標準テーブル保存部15、印刷対象用紙と標準用紙の差分特徴量を設定する特徴量設定部16、差分特徴量に基づく階調補正テーブルをデータベースとして保存する特徴量テーブル保存部17、差分特徴量に基づく階調補正テーブルのうち、どのプロセスカラーを選択するかを決定する特徴量テーブル選択部18、標準テーブルと特徴量テーブルを合成し、最終的な階調補正テーブル(合成補正テーブルと称する)を生成する合成補正テーブル生成部19、合成補正テーブルにより出力画像の補正を行う画像補正部20、補正された出力画像を印刷するプリンタ部21、および画像処理装置を統合的に制御するCPU部22を有している。
ここで、印刷対象用紙とは異なる用紙に自動階調補正を実施し、これを階調基準とするため、この印刷対象用紙とは異なる用紙のことを標準用紙と定義する。また、用紙色情報や厚さ情報などの用紙特徴を特徴量と定義し、さらに印刷対象用紙と標準用紙の特徴量の違いを差分特徴量と定義する。本実施形態では、標準用紙の色を白色として説明するが、必ずしも白色である必要はなく、標準用紙はユーザが任意の用紙を自由に定義することができるが、印刷対象用紙と用紙特徴が似ているものを選択することが好ましい。
コントロールパネル部11は、ユーザが画像処理装置1に対して制御命令を与えるための液晶画面や選択スイッチを備える。
パターン生成部12は、階調基準となる標準用紙に対して階調補正を行うためのテストパターンを生成する。このテストパターンの例を図2に示す。標準用紙の一部に印刷されるテストパターン23がプロセスカラー毎に(23C、23M、23Y、および23K)示されている(Cはシアン、Mはマゼンダ、Yはイエロー、Kは黒を示す)。図2ではK色に対してのみ複数の濃度パッチパターンが図示されているが各プロセスカラーについても同様である。
標準テーブル算出部13は、スキャナ部14で実行されたテストパターンの読み取り結果をもとに標準用紙に対する階調補正テーブル(以下標準テーブルと称する)を算出する。
図3は、標準テーブルの算出例を示している。横軸がテストパターン23の濃度パッチの画素値を示し、縦軸はその出力画素値を示している。本来階調特性は、線分30に示すように入出力関係が1対1の線形になることが好ましい。しかしエンジン特性、プロセス温度、印刷環境、印刷用紙等により、その読取値は曲線31の様に変動する。入出力関係が線形になるように補正するための補正値は、曲線32となる。一般にこの補正はガンマ補正と言われるが、本実施形態では、プロセスカラー毎にこのガンマ補正値をテーブル化し、これを標準テーブルとする。したがってこの標準テーブルにより、標準用紙自体の階調補正の他、画像処理装置1に起因するエンジン特性などを含めて補正することができる。
標準テーブル保存部15は、標準テーブル算出部13で算出された標準テーブルをプロセスカラー毎にデータベースとして保存する。
特徴量設定部16は、コントロールパネル部11、ネットワーク接続されたPC2、またはスマートフォンなどの無線携帯端末3から印刷対象用紙と標準用紙の用紙特徴の違い、すなわち差分特徴量が設定される。図4は、特徴量設定部16のブロック構成図を示している。特徴量設定部16は、用紙色情報設定部161と厚さ情報設定部162を有している。この他必要に応じて、光沢度、吸湿性など各種用紙特徴情報を設定するようにしてもよい。まず、本実施形態では、用紙色情報設定部161について説明し、情報設定部162では第3の実施形態で説明する。
特徴量テーブル保存部17には、複数の区分に分けられた差分特徴量に対する画像補正テーブル(以下特徴量テーブルと称する)が画像処理装置1のプリンタ部21で使用可能なプロセスカラー毎に作成され、データベースとして保存されている。そして差分特徴量に応じて必要な特徴量テーブルを検索することができる。
特徴量テーブル選択部18は、検索された特徴量テーブルのうち、どのプロセスカラーの特徴量テーブルを適用するか、あるいはしないかを選択する。このプロセスカラー選択は通常、自動で行われるがユーザが手動で選択できるようにしてもよい。
合成補正テーブル生成部19は、標準テーブルと選択されたプロセスカラーの特徴量テーブルをプロセスカラー毎に順次掛け合わせて合成補正テーブルを生成する。
画像補正部20は、合成補正テーブルを基に印刷画像を補正し、プリンタ部21で印刷される。
CPU部22は、一般的なコンピュータに用いられる構成であって、プロセッサ、メモリ、ハードディク、各種インタフェースなどから構成され、ハードウエアとソフトウエアを用いて上述したブロックが機能するように構成される。
ここで、図5を用いて標準用紙に対する標準テーブル算出のフローチャートについて説明する。まず、ステップST501では、ユーザは、コントロールパネル部11を用いて標準用紙に対する自動階調補正の実行指示を行う。
階調補正指示が行われると、ステップST502では、パターン生成部12は、階調補正のためのテストパターン23を生成し、プリンタ部21よりテストパターン23の印刷を標準用紙に対して行う。
ステップST503では、スキャナ部14は、図示しない原稿台に載置されたテストパターン23をスキャンする。ステップST504では、スキャンして読み取ったテストパターン23の画像データより得られる読み取り階調特性を基に、目標の階調補正に補正するための階調補正テーブルを算出しこれを標準テーブルとする。この標準テーブルにより、標準用紙に対する階調補正とともに画像処理装置本体のエンジン特性が補正できる。
ステップST505では、算出した標準テーブルをデータベースとして標準テーブル保存部15に保存する。その時、後にデータベースから所望の標準用紙に対する標準テーブルを取得するために、標準用紙を識別するための標準用紙識別符号が付加される。したがって、標準用紙に対する標準テーブルが標準テーブル保存部15に予め保存されている場合には、標準テーブル算出は行わず、標準用紙識別符号を用いて標準テーブルを呼び出せばよい。
次に、印刷対象用紙に対する階調補正について図6のフローチャートを用いて説明する。前提として、標準テーブル保存部15には複数の標準用紙に対する標準テーブルがデータベースとして保存されており、また、特徴量テーブル保存部17には、前記標準用紙との差分特徴量が複数の区分に分類され、この複数の区分に分類された差分特徴量対する特徴量テーブルがプロセスカラー毎に格納されているものとする。
ステップST601では、ユーザは標準用紙に対する標準テーブルの選択を行う。具体的には、図1の点線矢印に示すように、印刷対象用紙に近い特徴を有する標準用紙の標準テーブルを、標準用紙識別符号を用いて標準テーブル保存部15から読み出す。
また、標準用紙の標準テーブルが標準テーブル保存部15に存在しない場合には、自動階調補正を行う、そしてこれに続いて印刷対象用紙に対する階調補正を行う場合には、自動的に直近に算出した標準テーブルが選択され、ユーザは標準テーブルを明示的に選択することを省略することができる。
ステップST602では、差分特徴量入力する。図7は、用紙色情報を差分特徴量とする設定画面である。この設定画面は、コントロールパネル部11、PC2またはスマートフォンなどの無線携帯端末3から指定できる。今、標準用紙の用紙色を白色とし、印刷対象の用紙色(下地色)を中濃度の赤色とする。この時、ユーザは用紙色選択ボタン71のうち、レッドボタンを押下し、さらに用紙濃度選択ボタン72のうち濃度Mのボタンを押下して差分特徴量入力する。このように、差分特徴量は設定画面のボタンにより色区分と濃度区分の複数区分に分類される。なお、中間色ボタン73については後述する。
ステップST603では、入力された差分特徴量の区分に対する特徴量テーブルが特徴量テーブル保存部17から読み出される。そしてどのプロセスカラーの特徴量テーブルを適用するかを選択する。図8は、差分特徴量(色区分および濃度区分)に対するプロセスカラーの選択テーブルを示す。また濃度区分の違いによって同様のプロセスカラー選択テーブルが用意される。今レッドボタンが押下されているため、マゼンタとイエローの特徴量テーブルが選択される。
図9は、特徴量テーブルの例である。特徴量テーブル91L、91M、91Hは、濃度区分によって分類されており、低濃度領域の補正量を変えている。濃度区分が濃度Mの場合には、選択されたプロセスカラーの特徴量テーブル91Mが選択される。
ステップST604では、標準テーブルと選択されたプロセスカラーの特徴量テーブル91が順次掛け合わせて合成された合成補正テーブルが生成される。
ステップST605では、ユーザは、合成補正テーブルが生成されたことを画像処理装置1から出力されるメッセージなどから確認し、プリントジョブを実行する。
ステップST606では、合成補正テーブルに基づいて印刷画像データの階調補正処理を行い、ステップST607ではプリンタ部21から印刷対象用紙に印刷画像の出力を行う。
これにより、低濃度領域の用紙色が補正されることにより、印刷画像が用紙色と干渉して隠れてしまうことを防止できる。このため印刷画像と同系色の色再現が向上する。
また、カラー濃度が比較的濃い用紙色のポストカードにデザイン画像を印刷するような場合、用紙のカラー濃度に比例して補正量を大きくすると印刷画像のカラーバランスがおかしくなる。このような場合、むしろ忠実な色補正を行うより、デザイン色と若干異なる偽色として補正・印刷した方が、階調・コントラストの観点から好ましい場合もある。本実施形態は、差分特徴量を複数の色区分に分けたことから、低濃度領域において若干の偽色を容認するが同系色の階調再現が向上する。
逆にカラー濃度が薄い用紙の場合には、偽色の発生は好ましくない場合がある。そのような場合には、色区分の区分数を大きくすればよい。図10は、中間色に対するプロセスカラーの設定テーブルを示している。図8に対して、レッド・イエロー間の中間色(R−Y)、イエロー・グリーン間の中間色(Y−G)、グリーン・シアン間の中間色(G−C)、およびブルー・マゼンタ間の中間色(B−M)が追加されている。中間色を使用する場合には、図7の中間色ボタン73の押下により、中間色の選択画面が現れ、中間色が選択できるものとする。
この時、色区分として例えばレッドとイエローの中間色(R−Y)を選択した場合には、マゼンタの特徴テーブルの階調補正効果を低減させたものとイエローの特徴テーブルを用いる。その他の中間色のプロセスカラー選択についても同様の考え方であり、図10の図中に示した。また、階調補正効果の程度を適宜調整することにより用紙色と同系色の中間色に対して階調補正がきめ細やかに行える。
以上述べたように、第1の実施形態によれば、標準用紙に対して、画像処理装置のエンジン特性を含んだ階調補正を行い、印刷対象用紙と標準用紙の差分特徴量に対応する階調補正を特徴量テーブルで行う。このため、(1)自動階調補正のテストパターンが用紙の印刷範囲に収まらない、(2)用紙の下地色のカラー濃度が高い、(3)用紙自体が高価であり、階調補正テストで用紙を無駄にしたくない等の理由で階調補正がうまくできなかった場合についても、意図した階調表現を得ることが可能となる。
<第2の実施形態>
本実施形態は、印刷ジョブ実行前に印刷イメージを確認できる実施形態について説明する。図11は、本実施形態における印刷対象用紙の階調補正のフローチャート図である。図6の階調補正のフローチャートに対して、プレビュー画面の作成を行うステップST111が追加されている。なおステップST111以外は同様なため説明は省略する。
ステップST605では、プリントジョブを実行画面ですでに印刷画像データが指定されているものとする。そして図示しない「プレビュー」のボタンを押下することでステップST111に進む。
ステップST111において、ユーザは画像処理装置1の指示に従い、スキャナ部14に印刷対象用紙を載置しスキャンすることでその用紙色を読み取る。読み取った結果は、RGB色に分解した画素値、または画像データとして保存する。そして、画像データとして保存した場合では、画像データと、合成補正テーブルをもとに階調補正を行った印刷画像データとの重ね合わせを行い、プレビュー画面を生成する。 このプレビュー画面は、コントロールパネル11、またはPC2のディスプレイに表示する。
また別の方法として、ユーザはカメラ機能を有するスマートフォンなどの無線携帯端末3を使用し、印刷対象用紙を撮影することで用紙色のRGB色を読み取る。この用紙色をもとに、印刷対象用紙と同サイズの同色用紙を仮想的に作成し、合成補正テーブルを基に階調補正を行った印刷画像データとの重ね合わせを行い、プレビュー画面を無線携帯端末3のディスプレイに表示する。
このプレビュー画面によりユーザの意図とは違う階調結果が得られた場合には、図7の用紙色設定に戻り、中間色ボタン73を使用して再度用紙色設定の調整を行い、ユーザが意図する階調となるまで続ける。そして、意図する階調となれば印刷を実行する。
このように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、偽色などの階調補正結果を予め確認できるため、ユーザが意図した階調が得られる。
<第3の実施形態>
本実施形態は、差分特徴量として用紙色情報の他に用紙厚さ情報を用いた場合について説明する。用紙厚さが異なると、画像処理装置1の用紙搬送スピードやプロセス温度などの印字条件が異なるため、印刷のかすれや印字のつぶれなどが生じる。このため用紙厚さに基づく階調補正を行う。印刷対象用紙に対する階調補正のフローチャートは図6と同様であるため、同じ処理ステップについては簡略に説明する。
ステップST601では、ユーザは標準用紙に対する標準テーブルの選択を行う。ステップST602では、差分特徴量入力する。図12は、用紙厚さ情報を差分特徴量とする設定画面である。この設定画面は、コントロールパネル部11、PC2またはスマートフォンなどの無線携帯端末3から指定できる。差分特徴量は、薄紙、普通紙、厚紙1、厚紙2、および厚紙3などと用紙の厚さの程度によって分類される。今、標準用紙の用紙色を普通紙とし、印刷対象用紙の厚さを厚紙1とする。この時、ユーザは厚さ選択ボタン121のうち、厚紙1ボタンを押下して差分特徴量入力する。
ステップST603では、入力された差分特徴量の区分に対する特徴量テーブルが特徴量テーブル保存部17から読み出される。そしてどのプロセスカラーの特徴量テーブルを適用するかを選択する。図13は、差分特徴量(厚さ区分)に対するプロセスカラーの選択テーブルを示す。厚さ区分によってプロセスカラー選択テーブルが用意されるが、すべてのプロセスカラーの特徴量テーブルが選択される。図14は、特徴量テーブルの例である。特徴量テーブル140、141、142、143、144は、それぞれ差分特徴量が、薄紙、普通紙、厚紙1、厚紙2、および厚紙3に対応する。厚紙1の場合は、特徴量テーブル142が選択される。用紙厚さに対する階調補正は、かすれやつぶれの防止であるため高濃度領域について行われる。
ステップST604では、標準テーブルと特徴量テーブル152がプロセスカラー毎に順次掛け合わせて合成された合成補正テーブルが生成される。ステップST605では、プリントジョブを実行する。ステップST606では、合成補正テーブルにもとづいて印刷画像データの階調補正処理を行い、ステップST607ではプリンタ部21から印刷対象用紙に画像出力を行う。これにより高濃度領域の階調補正が行なわれる。
最後に、用紙色情報と用紙厚さ情報の両方の差分特徴量を選択した場合について、図15のフローチャートを用いて説明する。ステップST151では標準用紙に対する標準テーブルを選択する。ステップST152では、印刷対象用紙の用紙色情報に対する特徴量テーブルを選択し、ステップST153では、用紙厚さ情報に対する特徴量テーブルを選択する。そして、ステップST154では、標準テーブル、用紙色情報に対する特徴量テーブル、および用紙厚さ情報に対する特徴量テーブルが順次プロセスカラー毎に掛け合わされた合成補正テーブルが生成される。ステップST155では、この合成補正テーブルによって低濃度領域と高濃度領域が同時に階調補正される。
このように、第3の実施形態によれば、標準用紙と異なる特徴の差分特徴量を複数設定することにより、各差分特徴量の特徴量テーブルを取得し、さらに差分特徴量に応じたプロセスカラーの特徴量テーブルが選択され、最終的な階調補正テーブルが生成される。従ってユーザは、用紙特徴が異なる印刷用紙に対し、簡便な操作によって意図した階調表現を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、プロセスカラーとしてCMYKの4色を例にとり説明したが、さらに多色のプロセスカラーを持つプリンタは、そのプロセスカラー分の特徴量テーブルを有しても良い。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像処理装置、
2…PC、
3…無線携帯端末、
4…ネットワーク、
11…コントロールパネル部、
12…パターン生成部、
13…標準テーブル算出部、
14…スキャナ部、
15…標準テーブル保存部、
16…特徴量設定部、
17…特徴量テーブル保存部、
18…特徴量テーブル選択部、
19…合成補正テーブル生成部、
20…画像補正部、
21…プリンタ部、
22…CPU部、
161…用紙色情報設定部、
162…厚さ情報設定部。

Claims (6)

  1. 標準用紙に対する階調補正のための標準テーブルが格納され標準テーブル保存部と、
    前記標準用紙とは異なる印刷対象用紙の色、濃度及び厚さの少なくとも1つを表す差分特徴量を、ユーザの操作に従って設定する特徴量設定部と、
    前記差分特徴量に対する階調補正のための特徴量テーブルが格納され特徴量テーブル保存部と
    前記特徴量設定部で設定された前記差分特徴量に対応する前記特徴量テーブルを前記特徴量テーブル保存部から選択する特徴量テーブル選択部と、
    前記標準用紙に対する標準テーブル、および前記特徴量テーブル選択部で選択された特徴量テーブルを掛け合わせて合成補正テーブルを生成する合成補正テーブル生成部と、
    前記合成補正テーブルを用いて前記印刷対象用紙に対する画像補正を行う画像補正部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 記特徴量設定部は、前記印刷対象用紙の色及び濃度の少なくとも何れかを複数の区分に分類して画面に表示し、ユーザの操作に従って前記画面の中から選択された区分を基に、前記印刷対象用紙の色及び濃度の少なくとも何れかを表す差分特徴量を設定する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 記特徴量設定部は、前記印刷対象用紙の厚さを複数の区分に分類して画面に表示し、ユーザの操作に従って前記画面の中から選択された区分を基に、前記印刷対象用紙の厚さを表す差分特徴量を設定し、
    前記特徴量テーブル選択部は、前記特徴量設定部でユーザの操作に従って選択された区分に対応するすべてのプロセスカラーの特徴量テーブルを選択する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記画像補正部は、さらに、前記印刷対象用紙に対して画像補正が行われた場合のプレビュー画面を生成する請求項1から3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 準用紙とは異なる印刷対象用紙の色、濃度及び厚さの少なくとも1つを表す差分特徴量を、ユーザの操作に従って設定する特徴量設定ステップと、
    前記特徴量設定ステップで設定された前記差分特徴量に対応する階調補正のための特徴量テーブルを、特徴量テーブル保存部から選択する特徴量テーブル選択ステップと、
    記標準用紙に対する階調補正のための標準テーブル、および前記特徴量テーブル選択ステップで選択された特徴量テーブルを掛け合わせて合成補正テーブルを生成する合成補正テーブル生成ステップと、
    前記合成補正テーブルを用いて前記印刷対象用紙に対する画像補正を行う画像補正ステップと、
    を有する画像処理方法。
  6. 記印刷対象用紙に対して画像補正が行われた場合のプレビュー画面を生成するステップをさらに有する請求項5記載の画像処理方法。
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