JP5736165B2 - スクイズ容器用キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、スクイズ容器用キャップに関し、特に、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体の口首部に取り付けて用いられるスクイズ容器用キャップに関する。
スクイズ容器は、容器本体の胴部を手で把持してスクイズ(圧搾)することで容器本体を変形させて、内容液を吐出口から吐出箇所に向けて所定量吐出させるものである。スクイズ容器は、通常、内容液の補充や交換ができるように、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体の口首部に、吐出口を有するキャップを着脱可能に取り付けて用いる場合が多い。このようなスクイズ容器では、例えば吐出口を覆う外蓋を取り外した後に、把持したスクイズ容器を傾倒又は倒立させて吐出口を吐出箇所に向けた状態で、容器本体をスクイズすることにより、内容液を所定量吐出させる。
また、スクイズ容器は、スクイズした状態を開放すると、容器本体の変形が元に戻って内部が負圧になる、いわゆるバックサクション効果によって液が吸引されることにより、吐出口周囲の内容液を容器本体の内部に引き戻すことができる。
一方、スクイズ容器では、容器本体の胴部を把持して傾倒又は倒立させると、容器本体の内圧や内容液の自重によって、容器本体をスクイズしなくても、内容液が吐出口から漏出したり液垂れしたりする場合がある。このような予期しない内容液の漏出や液垂れは、スクイズ容器の外観の汚れや使用時の手の汚れ等の要因になることから、これらを防止するための技術が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2006−219181号公報 特開2003−226377号公報 特開2005−82233号公報
特許文献1では、キャップの吐出口に連通するディップチューブをU字状に湾曲させて液流入口を吐出口の近傍に配置することにより、容器本体をスクイズしない限り内容液が吐出口から吐出されないようにして、不要な液垂れが生じるのを効果的に回避できるようになっている。しかしながら、U字状に湾曲したチューブ構造はキャップの着脱時の取り扱いが不便になると共に、ディップチューブ内部に内容液が残った状態でスクイズすると、エア噛みして、液が周囲に飛び散る場合がある。特許文献2では、注出口部の下部側に有底筒体状のトラップルームを固設し、該有底筒体の周壁部と底部に連通穴を設けることにより、トラップルーム内に残留した液を容器内に戻し、液垂れが生じることを回避している。しかしながら、トラップルーム内にある程度液が溜まらないと液が注出できないため、特に初回には吐出量が少なくなったり、調整できない等の不具合が生じてしまう。さらに、引用文献3では、内容液が水やエタノール等と同程度の粘性の低い液体の場合、容器本体を押圧した際の圧力変化に敏感に反応して勢い良く排出してしまうことを防止するために、ノズル体の円筒形嵌着部の内周面か、又はこの円筒形嵌着部に嵌着される内栓の外周面に、曲折して延設する細溝を形成している。内容液は、この細溝による流路を介して、内栓の上面とノズル体の天面板の下面との間に保持された液溜り空間に送り込まれ、ノズル体のノズル部を介して排出させるようになっている。このノズル体は、ノズル体の円筒形嵌着部に内栓を嵌着するだけで、曲折して延設する細溝による流路を簡易に形成でき、また相当の大きさの液溜り空間から液体を排出するようになっていることから、定圧量点眼容器等に設けた場合に有効である。しかしながら、引用文献3のノズル体も、ノズル部の流出開口部と内栓との間に液溜り空間が介在することから、バックサクションによる液の引きが不十分となったり、液溜り空間に内容液が残った状態でスクイズするとエア噛みを生じたりするといった不具合が生じることになる。
本発明は、簡易な構成によって、内容物の粘度によらず、スクイズする前の内容液の漏出や液垂れを効果的に回避できると共に、吐出量の安定化と良好な液切れを得ることのできるスクイズ容器用キャップを提供することを目的とする。
本発明は、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体の口首部に取り付けて用いられ、該容器本体の胴部のスクイズ変形により先端の吐出口から内容液を吐出させるスクイズ容器用キャップであって、当該キャップの前記吐出口への流出開口が形成された天面部の下面の下方に近接させて、又は天面部の下面に密着させて、装着部材が重ねて取り付けられることで、前記天面部の下面に沿って延設する延長流路が形成されており、該延長流路は、前記天面部の流出開口と連通すると共に、前記装着部材に形成された流入口を介して前記容器本体の口首部と連通するスクイズ容器用キャップを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のスクイズ容器用キャップによれば、簡易な構成によって、スクイズする前の内容液の漏出や液垂れを効果的に回避できると共に、吐出量の安定化と良好な液切れを得ることができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係るスクイズ容器用キャップを取り付けたスクイズ容器の断面図である。 (a),(b)は、本発明の好ましい第1実施形態に係るスクイズ容器用キャップを構成する装着凹溝が形成された装着部材である装着盤の斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係るスクイズ容器用キャップを取り付けたスクイズ容器の断面図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係るスクイズ容器用キャップを取り付けたスクイズ容器の断面図である。 (a),(b)は、流入口から流出開口に至る延長流路の他の形態を例示する略示斜視図である。 (a),(b)は、流入口から流出開口に至る延長流路の他の形態を例示する略示斜視図である。 (a),(b)は、流入口から流出開口に至る延長流路の他の形態を例示する略示斜視図である。 (a),(b)は、流入口から流出開口に至る延長流路の他の形態を例示する略示斜視図である。 (a),(b)は、流入口から流出開口に至る延長流路の他の形態を例示する略示斜視図である。 他の形態に係るスクイズ容器用キャップの構成を説明する断面図及び斜視図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の好ましい第1実施形態に係るスクイズ容器用キャップ10を取り付けたスクイズ容器11である。図1に示すように、スクイズ容器用キャップ10は、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体12の口首部12aに取り付けて用いられる。スクイズ容器用キャップ10は、先端に吐出口13aが開口形成されたノズル部19を有しており、使用者が容器本体12の胴部12bを把持してスクイズ容器11を傾倒又は倒立させることでノズル部19の先端の吐出口13aを吐出箇所に向けた後に、容器本体12の胴部12bをスクイズ(圧搾)し容器本体12を変形させることにより、内容液を胴部12bから口首部12aを介してスクイズ容器用キャップ10のノズル部19に送り出して、吐出口13aから所定量吐出させることができるようになっている。さらに、スクイズ容器用キャップ10は、ノズル部19の吐出口13aを吐出箇所に向けた後、容器本体12の胴部12bをスクイズするまでの間に、内容液が容器本体12の内圧や内容液の自重によって吐出口13aから漏出したり液垂れしたりするのを回避できる機能を備えている。
すなわち、本第1実施形態に係るスクイズ容器用キャップ10は、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体12の口首部12aに取り付けて用いられ、容器本体12の胴部12bのスクイズ変形により先端の吐出口13aから内容液を吐出させるキャップである。スクイズ容器用キャップ10には、当該キャップ10の吐出口13aへの流出開口15が形成された天面部10aの下面に密着させて、装着部材として装着盤17が重ねて嵌め込まれており、天面部10aと装着盤17との密着部分に、天面部10aの下面に沿って延設する延長流路14が形成されている。この延長流路14は、天面部10aの流出開口15と連通すると共に、装着盤17に形成された流入口18(図2(b)参照)を介して容器本体12の口首部12aと連通するようになっている。
また、本第1実施形態では、図2(a),(b)にも示すように、流入口18と接続する装着凹溝16が装着盤17の上面に沿って形成されており、この装着凹溝16が天面部10aの流出開口15と接続するように装着盤17が嵌め込まれていることにより、装着凹溝16によって、流入口18から流出開口15に至る延長流路14が形成されている。
さらに、本第1実施形態では、延長流路14の底面部14aが、スクイズ容器11の正立状態で流出開口15から流入口18に向けて下り勾配となっている。ここで、下り勾配とは、延長流路14の底面部14aが、流路全体で概ね下り勾配になっていれば良く、又は概ね水平勾配でも良い。また、途中に水平な部分が混在しても良い。また、内容液を容器本体12に回収できる範囲であれば、延長流路14の底面部14aの全体が概ね平行(略水平)であってもよい。
なお、容器本体12に収容可能な内容液としては、計量して使用する液状組成物が含まれ、例えば衣料用液体洗浄剤、柔軟剤、漂白剤、液体入浴剤等が挙げられる。また、食油、調味料等の液状の食品であっても良い。
本第1実施形態では、容器本体12は、スクイズ変形可能な可撓性を有するボトル形状のプラスチック容器であって、図1に示すように、内容液が収容される胴部12bと、胴部12bの上端部から上方に突出して形成された、上端が開口面となった口首部12aとからなる。口首部12aには、スクイズ容器用キャップ10が、公知の各種の螺合手段や嵌合手段を介して着脱可能に装着される。また、容器本体12は、公知の各種の合成樹脂を用いて、例えばブロー成形によって容易に形成することができる。
スクイズ容器用キャップ10は、例えばプラスチック製の成形品であって、円形の天面部10aと、天面部10aの周縁部分から一体として下方に延設する、円環スカート形状の周壁部10bとからなる。天面部10aには、これの中央部分の流出開口15の周縁部から上方に突出して、ノズル部19が設けられている。ノズル部19は、天面部10aから立設する筒状中間部19bと、筒状中間部19bの先端部分に固着されたノズル本体19aとからなる。またノズル部19の筒状中間部19b及びノズル本体19aを上下方向に貫通して、流出開口15から吐出口13aに至る吐出流路13が形成されている。ノズル部19には、ノズル本体19aの先端の吐出口13aを開閉可能に覆う蓋体21が接合されており、スクイズ容器11の保管時には吐出口13aを密封しておくことができる。
また、円環スカート形状の周壁部10bには、例えば略下半部分の内側面に雌ネジが設けられており、この雌ネジが、例えば容器本体12の口首部12aの外周面に設けられた雄ネジに締着されることにより、キャップ10が着脱可能に口首部12aに装着される。さらに、周壁部10bの内側には、天面部10aの下面から下方に向かって突出する環状装着突起20が設けられている。この環状装着突起20の内側に装着盤17を上方に向けて嵌め込んで、例えば装着盤17の下面の周縁角部を環状装着突起20の下端内側面に設けた係止リブ20aに係止することで、装着板17が、流出開口15を下方から覆うと共に、その上面を天面部10aの下面に重ねて密着させた状態で、キャップ10の内部に固着されることになる。
装着盤17は、例えばプラスチック製の成形品であって、図2(a),(b)に示すように、円形ドラム形状を有している。また装着盤17には、これの上面に沿って、当該装着盤17の周縁部分から中央部分に向けて渦巻状に延設する装着凹溝16が、矩形又は略矩形の横断面形状を有するように切り欠き形成されて渦巻溝として設けられている。装着凹溝16の周縁部分の端部には、流入口18が貫通形成されている。
ここで、渦巻状に延設する装着凹溝16は、その底面が、始端部分である装着盤17の周縁部分から終端部分である装着盤17の中央部分に向けて、滑らかに連続して高さを増加させる上り勾配となっている。この装着凹溝16の上り勾配により、当該装着凹溝16によってキャップ10の天面部10aの下面と装着盤17の上面との密着部分に形成された渦巻状の延長流路14は、その底面部14aが、スクイズ容器11の正立状態で、装着凹溝16の上端部となる中央部分から容器本体12の胴部12bに向けて連続して傾斜する下り勾配を形成することになる。延長流路14の底面部14aが容器本体12の胴部12bに向けて下り勾配となっていることにより、スクイズ容器11を使用後に正立状態とした際に、延長流路14に残った内溶液を、さらにスムーズに容器本体12に排出することが可能になる。
また、渦巻状に延設する装着凹溝16の上端部が装着盤17の上面の中央部分に開口して、キャップ10の天面部10aの流出開口15の直下部分に配置されることにより、装着凹溝16は、当該上端部において流出開口15と連通するようになっている。一方、装着盤17の周縁部分に配置された装着凹溝16の下端部は、流入口18を介して容器本体12の口首部12aと連通するようになっている。
そして、上述の構成を備える本第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10によれば、簡易な構成によって、スクイズする前の内容液の漏出や液垂れを効果的に回避できると共に、吐出量の安定化と良好な液切れを得ることが可能になる。
すなわち、本第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10によれば、当該キャップ10の天面部10aの下面に密着させて装着盤17を重ねて嵌め込むだけの簡易な構成によって、容器本体12の口首部12aからノズル部19の先端の吐出口13aに至る流路を延長するための延長流路14を、装着凹溝16によって、垂直方向には流路を重ねることなくキャップ10の内部にコンパクトに形成することが可能になる。
また、装着凹溝16によって延長流路14が形成されることにより、内容液を吐出させるためにスクイズ容器11を傾倒又は倒立させた際に、内容液は、装着盤17の装着凹溝16によって渦巻状に曲折延長された延長流路14を通過した後に吐出口13aから吐出されるようになっている。したがって、内容液が延長流路14を通ってスムーズに吐出口13aから排出されるだけでなく、内容液は、曲折延長された延長流路14を通過するまでにある程度の時間を要し、また内容液を吐出している間、すなわち内容液が延長流路14を通過している間は、内容液は延長流路14の壁面全体に接触していることにより、吐出口13aから吐出流路13を介して延長流路14内へ空気置換されにくくなり、内容液を延長流路14に長時間保留することが可能になる。また、スクイズ吐出時に、内容液は延長流路を蛇行しつつ壁面と接触しながら通過するために、接触による摩擦が生じて流路内の保留効果を高めることができる。これらによって、スクイズ容器11を傾倒又は倒立させて吐出口13aを吐出箇所に向けた後に、容器本体12の胴部12bをスクイズするまでの間に、内容液が容器本体12の内圧や自重によって吐出口13aから漏出したり液垂れしたりするのを効果的に回避することが可能になると共に、吐出量の安定化を図ることが可能になる。
さらに、上述のように胴部12bをスクイズする前の内容液の漏出や液垂れを効果的に回避できることから、スクイズした状態を開放した際の内容液のバックサクションによる良好な液切れを得ることが可能になる。このようなバックサクションによる液切れは、装着凹溝16によって渦巻状に曲折延長された延長流路14の容積を、スクイズ容器11をスクイズした際の、容器本体12の変形による胴部12bの容積の減少量よりも小さくしておくことにより、さらに良好な液切れ効果を得ることが可能になる。
さらにまた、本第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10によれば、装着盤17の渦巻状の装着凹溝16によって曲折延長された延長流路14の底面部14aが、スクイズ容器11の正立状態で容器本体12の胴部12bに向けた下り勾配もしくは略水平となっているので、例えば使用後に、スクイズ容器11を正立状態で置いておけば、延長流路14に内容液が残っている場合でも、残った内容液は底面部14aの下り勾配に沿って自重により流下して、容器本体12の胴部12bにスムーズに回収されることになる。これによって、次のスクイズ容器11の使用時に容器本体12を把持して胴部12bをスクイズする際には、装着盤17の装着凹溝16による延長流路14に内容液が残されていない状態とすることが可能になるので、内容液のエア噛みによって内容液が飛び散るのを効果的に回避することが可能になる。
また、本第1実施形態では、吐出口13aや延長流路14の断面積を小さくする必要が無いので、容器本体12の胴部12bをスクイズする際に、スクイズ圧が高くなるのを効果的に回避することが可能になる。さらに、キャップ10及び装着盤17はシンプルでコンパクトな形状の部品として容易に製造できると共に、装着盤17の装着凹溝16による延長流路14は、垂直方向には重なることなくコンパクトに形成されるので、容器本体12に回収される内容液の残量を少なくすることが可能になる。
図3は、本発明の好ましい第2実施形態のスクイズ容器用キャップ22を、第1実施形態と同様の容器本体12の口首部12aに装着した状態で示すものである。本第2実施形態のスクイズ容器用キャップ22は、上記第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10と略同様の構成を備えている。第2実施形態のスクイズ容器用キャップ20は、延長流路の凹溝が、第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10では装着盤17内に形成されているのに対し、キャップ20の天面部22aに形成されている点で異なる。すなわち、本第2実施形態のスクイズ容器用キャップ22では、流出開口15’と接続する天面凹溝23が天面部22aの下面に沿って形成されており、天面凹溝23が装着盤(装着部材)24に形成された流入口18’と接続するように装着盤24が嵌め込まれることで、天面凹溝23によって、流入口18’から流出開口15’に至る延長流路14’が形成されるようになっている。
本第2実施形態では、天面部22aの下面に沿って形成される天面凹溝23は、上記第1実施形態の装着凹溝16と同様に、当該天面部22aの周縁部分から中央部分に向けて渦巻状に延設する渦巻溝として、矩形又は略矩形の横断面形状を有するように切り欠き形成されている。また、天面凹溝23は、渦巻状の中央部分の端部において、天面部22aの流出開口15’に接続しており、周縁部分の端部において、天面部22aの下面に重ねて装着される装着盤24の流入口18’と接続している。
また、装着盤24は、上記第1実施形態の装着盤17と同様に、例えばプラスチック製の成形品であって、円形ドラム形状を有している。本第2実施形態では、装着盤24には、凹溝は形成されておらず、その上面及び下面が、いずれも平坦な面となっている。装着盤17の周縁部分には、天面凹溝23の周縁部分の端部と対応する位置に、流入口18’が1箇所貫通形成されている。なお、装着盤24の上面が平坦な面となっていることにより、天面凹溝23による延長流路14’の底面14a’は水平(略水平)な状態となるが、延長流路14’の底面14a’が水平(略水平)であっても、全体として逆勾配ではないので、延長流路14’に残った内容液を容器本体12に回収する機能を十分に発揮することが可能になる。
装着盤24を、天面部22aの下面に設けられた環状装着突起20の内側に嵌め込んで、例えば環状装着突起20の下端内側面に設けた係止リブ20aに係止することで、装着板24は、天面凹溝23を下方から覆うと共に、その上面を天面部22aの下面に重ねて密着させた状態で、キャップ22の内部に固着されることになる。これによって、キャップ22の天面部22aの下面と装着盤24の上面との密着部分には、天面部22aの下面に沿って、流入口18’から流出開口15’に至る渦巻状の延長流路14’が天面凹溝23によって形成されることになる。
本第2実施形態のスクイズ容器用キャップ22によっても、当該キャップ22の天面部22aの下面に密着させて装着盤24を重ねて嵌め込むだけの簡易な構成によって、底面14a’が水平な延長流路14’を容易に形成することが可能になると共に、延長流路14’を介して内容液が吐出口13aから吐出されることにより、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することになる。
図4は、本発明の好ましい第3実施形態のスクイズ容器用キャップ25を、第1実施形態と同様の容器本体12の口首部12aに装着した状態で示すものである。本第3実施形態のスクイズ容器用キャップ25は、上記第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10と略同様の構成を備えている。第3実施形態のスクイズ容器用キャップ25は、延長流路の凹溝が、第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10では装着盤17に形成されているのに対し、キャップ25の天面部25aと装着盤(装着部材)28との両方に形成されている点で異なる。すなわち、本第3実施形態のスクイズ容器用キャップ25では、流出開口15”と接続する天面凹溝26が天面部25aの下面に沿って形成されていると共に、流入口18”と接続する装着凹溝27が装着盤28の上面に沿って天面凹溝26と合致する形状に形成されている。天面凹溝26と装着凹溝27とが重なり合うように装着盤28が嵌め込まれていることにより、重なり合った天面凹溝26及び装着凹溝27によって、流入口18”から流出開口15”に至る延長流路14”が形成されるようになっている。
本第3実施形態では、天面部25aの下面に沿って形成される天面凹溝26は、上記第2実施形態の天面凹溝23と同様に、当該天面部25aの周縁部分から中央部分に向けて渦巻状に延設する渦巻溝として、矩形又は略矩形の横断面形状を有するように切り欠き形成されている。天面凹溝26は、渦巻状の中央部分の端部において、天面部25aの流出開口15”に接続している。
また、装着盤28は、上記第1実施形態の装着盤17と同様に、例えばプラスチック製の成形品であって、円形ドラム形状を有している。本第3実施形態では、装着盤28には、これの上面に沿って、当該装着盤28の周縁部分から中央部分に向けて渦巻状に延設する装着凹溝27が、矩形又は略矩形の横断面形状を有するように切り欠き形成されて、渦巻溝として設けられている。装着凹溝27の周縁部分の端部には、流入口18”が貫通形成されている。
ここで、渦巻状に延設する装着凹溝27は、その底面が、始端部分である装着盤28の周縁部分から終端部分である装着盤28の中央部分に向けて、滑らかに連続して高さを増加させる上り勾配となっている。この装着凹溝27の上り勾配により、当該装着凹溝27及び天面凹溝26によって装着盤28とキャップ25の天面部25aとの密着部分に形成された渦巻状の延長流路14”は、その底面部14a”が、スクイズ容器11の正立状態で、装着凹溝27の上端部となる中央部分から容器本体12の胴部12bに向けて連続して傾斜する下り勾配を形成することになる。
装着盤28を、天面部25aの下面に設けられた環状装着突起20の内側に嵌め込んで、例えば環状装着突起20の下端内側面に設けた係止リブ20aに係止することで、装着板28は、天面部25aを下方から覆うと共に、天面部25aの天面凹溝26に装着凹溝27を重なり合うように対向配置して、その上面を天面部22aの下面に密着させた状態で、キャップ25の内部に固着されることになる。これによって、キャップ25の天面部25aの下面と装着盤28の上面との密着部分には、天面部25aの下面に沿って、流入口18”から流出開口15”に至る渦巻状の延長流路14”が、重なり合った天面凹溝26と装着凹溝27とによって形成されることになる。
本第3実施形態のスクイズ容器用キャップ25によっても、当該キャップ25の天面部25aの下面に密着させて装着盤28を重ねて嵌め込むだけの簡易な構成によって、底面14a”が下り勾配となった延長流路14”を容易に形成することが可能になると共に、延長流路14”を介して内容液が吐出口13aから吐出されることにより、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することになる。
そして、上記第1実施形態、上記第2実施形態、及び上記第3実施形態のスクイズ容器用キャップ10,22,25では、装着凹溝や天面凹溝によって形成される延長流路は、種々の形状に延設するものであっても良い。また、キャップ10,22,25の天面部の流出開口への接続部分は、天面部や装着部材である装着盤の中央部分である必要は必ずしもなく、流入口は、装着盤に2箇所以上設けることもできる。
例えば延長流路30の旋回パターンとして、図5(a),(b)に示すような、弧状の延長流路30と1箇所の流入口31によるものを採用することもできる。図6(a),(b)に示すような、折れ曲がった直線状の延長流路30と1箇所の流入口31によるものを採用することもできる。図7(a),(b)に示すような、弧状部分と直線状部分とを組み合わせた延長流路30と1箇所の流入口31によるものを採用することもできる。図8(a),(b)に示すような、弧状の延長流路30と複数箇所の流入口31によるものを採用することもできる。さらに、図9(a),(b)に示すような、天面部の流出開口との接続部分bが天面部や装着盤の中央部分でなかったり、装着盤の流入口との接続部分aが天面部や装着盤の中央部分であるものを採用することもできる。なお、各図において、符号「a」は、装着盤の流入口との接続部分を示しており、符号「b」は、天面部の流出開口との接続部分を示している。
本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、図10に示すように、隙間部91を介在させて流出開口92と接続されることになる装着凹溝93が上面に形成された装着盤94の当該上面を覆って、中央に流出穴95aが開口形成された蓋板95を取り付けることによって装着部材96を形成し、この装着部材96を、上端部内側に嵌合部97aが設けられた環状装着突起97に嵌め込むことによって、キャップ98の天面部98aの下面に沿って延長流路99を形成することができる。この場合に、吐出口98bへの流出開口92が形成されたキャップ98の天面部98aの下面の下方に近接させて、当該下面との間に隙間部91を介在させた状態で装着部材96が重ねて取り付けられることになる。また延長流路99は、天面部98aの流出開口92と、隙間部91を挟んで連通することになると共に、装着部材96に形成された流入口96aを介して容器本体の口首部と連通することになる。図10に示すスクイズ容器用キャップ98によっても、上記第1実施形態のスクイズ容器用キャップ10と略同様の作用効果が奏される。
また、装着凹溝や天面凹溝は矩形又は略矩形の横断面形状を有している必要は必ずしも無く、円弧状や台形状等、その他の種々の横断面形状を有していても良い。
10,22,25,98 スクイズ容器用キャップ
10a,22a,25a,98a 天面部
11 スクイズ容器
12 容器本体
12a 口首部
13 吐出流路
13a 吐出口
14,14’,14”,30,99 延長流路
14a,14a’,14a” 延長流路の底面部
15,15’,15”,92 流出開口
16,27,93 装着凹溝(渦巻溝)
17,24,28,94 装着盤(装着部材)
18,18’,18”,31 流入口
19 ノズル部
19a ノズル本体
19b 筒状中間部
23,26 天面凹溝(渦巻溝)
91 隙間部
95 蓋板
95a 流出穴
96 装着部材
97 環状装着突起
97a 嵌合部

Claims (4)

  1. スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体の口首部に取り付けて用いられ、該容器本体の胴部のスクイズ変形により先端の吐出口から内容液を吐出させるスクイズ容器用キャップであって、
    当該キャップの前記吐出口への流出開口が形成された天面部の下面の下方に近接させて、又は天面部の下面に密着させて、装着部材が重ねて取り付けられることで、前記天面部の下面に沿って延設する延長流路が形成されており、該延長流路は、前記天面部の流出開口と連通すると共に、前記装着部材に形成された流入口を介して前記容器本体の口首部と連通しており、
    前記装着部材は、装着盤からなり、前記流入口と接続する装着凹溝が、前記装着盤の外周面を切り欠くことなく、前記装着盤の上面のみに沿って連続して切り欠き形成されており、前記流入口は、前記装着凹溝の端部に前記装着盤を貫通して形成されており、前記装着凹溝が前記流出開口と接続するように前記装着部材が嵌め込まれていることにより、前記装着凹溝によって、前記流入口から前記流出開口に至る前記延長流路が形成されるスクイズ容器用キャップ。
  2. 前記流出開口と接続する天面凹溝が前記天面部の下面に沿って形成されていると共に、前記流入口と接続する装着凹溝が前記装着盤の上面に沿って前記天面凹溝と合致する形状に形成されており、前記天面凹溝と前記装着凹溝とが重なり合うように前記装着盤が嵌め込まれていることにより、重なり合った前記天面凹溝及び前記装着凹溝によって、前記流入口から前記流出開口に至る前記延長流路が形成される請求項1記載のスクイズ容器用キャップ。
  3. 前記延長流路の底面部が、前記スクイズ容器の正立状態で前記流出開口から前記流入口に向けて下り勾配となっている請求項1又は2記載のスクイズ容器用キャップ。
  4. 前記天面凹溝及び/又は前記装着凹溝が、前記天面部の下面及び/又は前記装着部材の上面に沿って渦巻状に延設する渦巻溝となっている請求項1〜3の何れか1項記載のスクイズ容器用キャップ。
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