JP5735998B2 - 運用システム - Google Patents

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Description

本発明は、運用手順を管理する運用システム、運用サーバ、運用手順管理方法およびプログラムに関する。
近年、業務効率を改善するために、作業の手順や方法を業務予定表として管理し、当該業務予定表に基づいて行った作業上で発生したミスやトラブル等を作業上の課題としてフィードバックする技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−332113号公報
しかしながら、前述したような技術においては、ミスやトラブルが発生しない限り、その工程の見直しを行う機会はない。そのため、管理している運用手順(作業工程)の最適化を必ずしも行うことができているとは言い切れない。
本発明の目的は、上述した課題を解決する運用システム、運用サーバ、運用手順管理方法およびプログラムを提供することである。
本発明の運用システムは、
運用対象である対象サーバと、
前記対象サーバの運用手順を管理する管理者装置と、
前記対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化手段と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化手段と、
前記統制化手段が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を前記管理者装置へ送信し、前記セルフ化手段に対して該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化手段とを有し、
前記セルフ化手段は、前記最適化手段からの指示に従って、該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化手段へ通知し、
前記最適化手段は、前記セルフ化手段から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する。
また、本発明の運用サーバは、
運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化部と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化部と、
前記統制化部が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信し、前記セルフ化部に対して該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化部とを有し、
前記セルフ化部は、前記最適化部からの指示に従って、該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化部へ通知し、
前記最適化部は、前記セルフ化部から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する。
また、本発明の運用手順管理方法は、
運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する処理と、
前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する処理と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する処理と、
前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する処理と、
前記記憶されている実行履歴情報を分析する処理と、
前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する処理とを行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する手順と、
前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する手順と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する手順と、
前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する手順と、
前記記憶されている実行履歴情報を分析する手順と、
前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、運用手順を最適化するための見直しを促すことができる。
本発明の運用システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示したセルフ化部の内部の詳細な構成の一例を示す図である。 図1に示した統制化部の内部の詳細な構成の一例を示す図である。 図1に示した自動化部の内部の詳細な構成の一例を示す図である。 図1に示した最適化部の内部の詳細な構成の一例を示す図である。 図1に示した形態における運用手順の定義方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した形態における運用手順のセルフ実行方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した形態における監視手順の定義方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した形態における運用手順・監視手順の統制方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した形態における自動監視方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した形態における最適化方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の運用システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、運用サーバ10と、対象サーバ20と、管理者装置30とが互いに通信ネットワーク40を介して接続された形態となっている。
運用サーバ10は、対象サーバ20に対して、所定の運用手順や監視手順を実行する。
対象サーバ20は、運用または監視対象となる通信装置である。
管理者装置30は、運用サーバ10を管理する管理者が操作する通信端末等の通信装置である。
また、運用サーバ10には図1に示すように、セルフ化部100と、統制化部200と、自動化部300と、最適化部400とが設けられている。
セルフ化部100は、対象サーバ20に対して、様々なサービスで発生する運用手順を登録する。このとき、セルフ化部100は、運用手順を登録するための、例えばGUI(Graphical User Interface)のようなエディタを管理者装置30へ提供し、エディタを用いて入力された運用手順を登録する。また、セルフ化部100は、登録された運用手順を実行する。このとき、セルフ化部100は、運用手順を示す運用手順一覧を管理者装置30へ送信し、運用手順一覧を用いて管理者装置30から指示された運用手順を実行する。また、セルフ化部100は、運用手順を実行した結果を実行履歴情報として記憶する。また、セルフ化部100は、最適化部400からの指示に従って、セルフ化部100に記憶されている実行履歴情報についてボトルネック分析を行い、その結果を最適化部400へ通知する。ボトルネック分析の具体的な方法については、後述する。
統制化部200は、登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する。また、統制化部200は、分析結果に基づいて、運用手順を類似パターンで分類し、標準パターンとして登録する。統制化部200は、この類似パターンを管理することで、決められたパターンを定めて使うことを管理者に促し、個別でバラバラだった運用手順を標準パターンに統制する役割を持つ。
自動化部300は、対象サーバ20に対して、登録された監視手順を実行する。また、自動化部300は、実行した結果を監視情報として記憶する。また、自動化部300は、記憶している監視情報に基づいたタイミングで、セルフ化部100に運用手順を実行させる。具体的には、自動化部300は、監視手順を実行して対象サーバ20から収集した情報、例えば、スケジューラ、リソース情報、ログ情報の定期モニタリングの結果、スケジューラトリガ、インシデント登録トリガ、蓄積したモニタリング情報に所定の重み付けを行い、これらに基づいた閾値を実行トリガとして、セルフ化部100に運用手順を実行させる。
最適化部400は、統制化部200が分析した類似パターンに基づいて、運用手順の統制を促す情報を管理者装置30へ送信する。このとき、最適化部400は、運用手順の統制を促す情報を、例えば、類似パターンの一覧を表示する画面のデータ等として、管理者装置30にてグラフィック表示可能な形式で送信する。また、最適化部400は、セルフ化部100に対してボトルネック分析の要求を行う。また、最適化部400は、セルフ化部100から通知されたボトルネック分析の結果に基づいて、改善ポイントを示す情報を管理者装置30へ送信する。このとき、最適化部400は、改善ポイントを示す情報を、例えば、改善箇所を提示する画面のデータ等として、管理者装置30にてグラフィック表示可能な形式で送信する。なお、最適化部400は、実行履歴情報それぞれと、実行履歴情報の平均値、またはあらかじめ設定された閾値とを比較し、比較に結果に基づいて、改善ポイントを判定する。
図2は、図1に示したセルフ化部100の内部の詳細な構成の一例を示す図である。
図1に示したセルフ化部100には図2に示すように、構成管理部110と、構成管理情報記憶部120と、言語化定義部130と、セルフ実行部140と、実行エンジン150と、履歴管理部160と、実行履歴記憶部170と、ボトルネック分析部180とが設けられている。
構成管理情報記憶部120は、あらかじめ設定された構成管理情報を記憶する。この構成管理情報は、各サービスが動作するサーバの一覧情報、各サーバのスペック情報(CPUのスペック、メモリ容量、ハードディスク容量等)、各サービスを実行する権限の有無、各サービスを構成する環境情報、ミドルウェア情報、リソース物件情報等である。
構成管理部110は、構成管理情報記憶部120に記憶されている情報を管理する。
言語化定義部130は、エディタに入力された情報からコンピュータが実行する命令(言語)への変換、およびコンピュータが実行する命令(言語)からエディタに出力される情報への変換を行う。言語化定義部130は、管理者装置30から運用手順作成画面が要求されると、管理者装置30にて運用手順を作成するための運用手順作成画面データを管理者装置30へ送信する。また、言語化定義部130は、前述の変換機能を用いて、運用手順作成画面に入力された運用手順定義から運用手順定義ファイルを作成する。また、言語化定義部130は、作成した運用手順定義ファイルを統制化部200に設けられた記憶部に記憶する。ここで、運用手順定義とは、運用手順を作業(ジョブ)単位に、DSL(Domain Specific Language)的に定義したものである。定義できるものとして、例えば、以下のものが挙げられる。まず、システム側からのシステムアクションとして、
・期間指定の待機
・一定期間の待機
・別手順の呼び出し
・データマッピング(各ジョブの返却値のマッピング)
・データ加工
・イベント発行
・イベント待機
・パラレル実行
が挙げられる。また、利用者側からのユーザアクションとして、
・リモートコマンド実行
・SQL発行
・ログ取得
・ファイルのアップロードまたはダウンロード
・電子メール送信
・メッセンジャー書き込み
・チケット発行
・取得データのダウンロード
・物件リリース
・正常性の確認
が挙げられる。言語化定義部130が作成する運用手順定義ファイルは、定義された複数の手順から構成され、それぞれの手順に個々のID等の識別子および当該手順を示す手順名が付与され、その手順ごとにアクションIDや、入力パラメータ、出力パラメータが含まれている。
また、言語化定義部130は、管理者装置30から監視手順作成画面が要求されると、管理者装置30にて監視手順を作成するための監視手順作成画面データを管理者装置30へ送信する。また、言語化定義部130は、前述の変換機能を用いて、監視手順作成画面に入力された運用手順定義から監視手順定義ファイルを作成する。また、言語化定義部130は、作成した監視手順定義ファイルを統制化部200に設けられた記憶部に記憶する。ここで、監視手順定義とは、監視対象、監視間隔、アラーム条件等を定義したものである。なお、アラーム条件を定義する際、複数の条件の重み付けを指定可能とする。
また、言語化定義部130は、最適化部400から、標準パターンの登録または標準パターンへの変更が指示された場合、当該標準パターンを運用手順記憶部210に登録する。
また、言語化定義部130は、最適化部400から運用手順の見直しを指示された場合、指定された運用手順定義に対応する、統制化部200に設けられた記憶部に記憶された運用手順定義ファイルを更新する。
セルフ実行部140は、管理者装置30から、運用手順一覧表示画面要求を受信すると、統制化部200に設けられた記憶部から運用手順定義ファイルを読み出し、運用手順の名称等を一覧表示する運用手順一覧表示画面データを管理者装置30へ送信する。その後、管理者装置30から、運用手順一覧表示画面で一覧表示された運用手順のうち選択を受け付けた運用手順が送信されてくると、セルフ実行部140は、選択された運用手順の運用手順定義ファイルに基づいて、定義された運用手順定義の各運用手順の作業を手順通りに表示する運用手順表示画面データを管理者装置30へ送信する。
実行エンジン150は、管理者装置30から、運用手順の作業を実行する作業実行要求を受信すると、対象サーバ20に対して、運用手順定義の作業にて定義されたアクションを実行する。また、実行エンジン150は、自動化部300から運用手順定義を含む実行命令が出力されてきた場合、当該運用手順定義に従って、対象サーバ20に対して、運用手順定義の作業にて定義されたアクションを実行する。また、実行エンジン150は、実行した履歴を履歴管理部160へ出力する。
履歴管理部160は、実行エンジン150から出力されてきた履歴を実行履歴情報として実行履歴記憶部170に記憶する。
ここで、実行履歴情報には、作業手順に相当する定義データに従って実行された各ジョブの実行結果や、作業手順に相当する定義データに従って実行された各ジョブの実行TAT(Turn Around Time)、作業手順に相当する定義データに従って実行された各ジョブの返却値等が含まれる。
ボトルネック分析部180は、最適化部400からの指示に従って、実行履歴記憶部170に記憶されている実行履歴情報についてボトルネック分析を行い、その結果を最適化部400へ通知する。
図3は、図1に示した統制化部200の内部の詳細な構成の一例を示す図である。
図1に示した統制化部200には図3に示すように、運用手順記憶部210と、監視情報記憶部220と、類似パターン分析部230とが設けられている。
運用手順記憶部210は、言語化定義部130が作成した運用手順定義ファイルを記憶する。
監視情報記憶部220は、言語化定義部130が作成した監視手順定義ファイルを記憶する。
類似パターン分析部230は、最適化部400から類似パターンの分析の実行が指示されると、運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルおよび監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルから、運用手順定義および監視手順定義を言語解析/構文解析する。また、類似パターン分析部230は、解析結果を最適化部400へ通知する。例えば、類似パターン分析部230は、運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルに含まれる各運用手順のうち、標準パターンとして登録された運用手順(アクション構成や、アクションIDの並びを含む)が占める割合や、互いに一致する運用手順の割合、互いに一致する運用手順の順序が異なるものの割合等に基づいて、運用手順の互いの類似パターンを分析する。さらに具体例を挙げると、運用手順記憶部210に標準パターンとして登録されているパターンが、手順(またはアクション)A、手順(またはアクション)B、手順(またはアクション)Cの順序となっている一方、判定態様のパターンは、手順(またはアクション)A、手順(またはアクション)C、手順(またはアクション)Bの順序となっている場合や、判定態様のパターンは、手順(またはアクション)A、手順(またはアクション)B’、手順(またはアクション)Cの順序となっている場合など、類似パターン分析部230は、これらの互いのパターンの類似度を算出し、算出した類似度が閾値を超えるものを類似と判定するものであっても良い。
図4は、図1に示した自動化部300の内部の詳細な構成の一例を示す図である。
図1に示した自動化部300には図4に示すように、定期監視情報収集部310と、監視履歴記憶部320と、インシデント管理部330と、スケジューラ340と、イベント監視部350と、自動実行部360とが設けられている。
定期監視情報収集部310は、監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルを監視情報記憶部220から読み出し、読み出した監視手順定義ファイルに従って、アクションで指定された対象サーバ20に対し、指定された間隔で、指定された情報を収集する。また、定期監視情報収集部310は、収集した情報を監視履歴記憶部320に記憶する。
監視履歴記憶部320は、定期監視情報収集部310が収集した情報を監視情報として記憶する。この監視情報は、監視対象(サーバ、リソース、ログ等)の情報を、監視間隔で収集したものである。
インシデント管理部330およびスケジューラ340は、指定日時になったタイミング、インシデント登録されたタイミングで、運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルを読み出し、読み出した運用手順定義ファイルの運用手順定義を自動実行部360へ出力する。
イベント監視部350は、定期間隔で、監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルの監視手順定義に定義された、どの監視で取得した情報を用いるか、閾値、条件、情報同士の重み付け等に基づいて、監視履歴記憶部320に記憶された監視情報を分析する。また、イベント監視部350は、監視情報を分析した結果、監視情報定義で定義された条件と合致した場合、その条件の合致と対応する運用手順定義を自動実行部360へ出力する。
自動実行部360は、インシデント管理部330、スケジューラ340およびイベント監視部350から出力されてきた運用手順定義を含む実行命令を、実行エンジン150へ出力する。
図5は、図1に示した最適化部400の内部の詳細な構成の一例を示す図である。
図1に示した最適化部400には図5に示すように、現状分析部410と、類似パターン提示部420と、改善箇所提示部430と、振り返り部440とが設けられている。
現状分析部410は、管理者装置30から現状分析画面が要求されると、分析の実行指示と結果との表示を行うための現状分析画面データを管理者装置30へ送信する。その後、現状分析部410は、管理者装置30から現状分析画面に入力された、類似パターン分析の実行を指定する類似パターン分析実行指定を受信すると、類似パターン分析部230へ類似パターンの分析の実行を指示する。また、現状分析部410は、ボトルネック分析部180に対して、実行履歴記憶部170に記憶された実行履歴情報で、過去から現在までの既定期間の情報についてボトルネック分析を行うように指示する。
類似パターン提示部420は、類似パターン分析部230から通知された解析結果に基づいて、運用手順定義と監視手順定義とに含まれるアクションの組み合わせが類似する、類似のパターンの一覧を表示する類似パターン一覧表示画面データを生成し、管理者装置30へ送信する。
改善箇所提示部430は、ボトルネック分析部180から通知された分析結果から、作業を改善することで、運用作業の改善が図れる運用作業の一覧を表示する改善箇所提示画面データを生成し、管理者装置30へ送信する。
振り返り部440は、類似パターン分析部230から通知された解析結果から、類似とは判断されなかったパターンを各サービス共通で使用可能な標準パターンとして登録することを促すために、類似パターン一覧表示画面データの当該パターンに印を付け、当該類似パターン一覧表示画面データを管理者装置30へ送信する。また、振り返り部440は、当該パターンを標準パターンとして登録する場合、その旨を言語化定義部130へ指示する。また、振り返り部440は、類似パターン分析部230から通知された解析結果から、類似のパターンとして解析されたパターンを標準パターンへ変更することを促すために、類似パターン一覧表示画面データの当該パターンに登録を促す印を付け、当該類似パターン一覧表示画面データを管理者装置30へ送信する。管理者装置30から類似のパターンを標準パターンへ変更する指示を受信した場合、その旨を言語化定義部130へ指示する。また、振り返り部440は、提示された改善箇所提示画面に対し、運用作業の改善箇所の見直しを行う指示を、管理者装置30から受信した場合は、運用手順の見直しを言語化定義部130へ指示する。
以下に、本形態における運用手順管理方法を、いくつかに分けて説明する。
(運用手順の定義方法)
図6は、図1に示した形態における運用手順の定義方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、運用手順を作成するための画面を運用サーバ10へ要求すると(ステップS1)、セルフ化部100の言語化定義部130は、管理者装置30にて運用手順を作成するための運用手順作成画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS2)。この運用手順作成画面データは、運用手順を登録するためのエディタである運用手順作成画面を管理者装置30が表示するためのデータである。管理者装置30が、送信されてきた運用手順作成画面データに基づいて、運用手順作成画面を表示した後、管理者の操作で管理者装置30に当該エディタ上で運用手順が入力されると(ステップS3)、管理者装置30は、入力された情報に基づいた運用手順定義を運用サーバ10へ送信する(ステップS4)。この運用手順定義は、どのサービスの運用手順か、どの順番にどの作業が割り当てるか、どの作業にどのアクション(システムアクションおよびユーザアクション)を割り当てるか等の運用手順を作業(ジョブ)単位に、DSL的に定義したものである。
セルフ化部100の言語化定義部130は、管理者装置30から送信されてきた運用手順定義から運用手順定義ファイルを作成し(ステップS5)、統制化部200へ出力する(ステップS6)。そして、統制化部200の運用手順記憶部210が、言語化定義部130から出力されてきた運用手順定義ファイルを記憶する(ステップS7)。
なお、言語化定義部130が管理者装置30へ送信する運用手順作成画面データは、運用手順記憶部210に記憶されている標準パターンを基に、アクションの選択肢を運用手順作成画面上に表示するものであっても良いし、構成管理情報記憶部120に記憶されている構成管理情報を基に、アクションで定義するパラメータ(サーバやリリース先、サーバにアクセスする権限など。アクションによって付加されるパラメータは異なる。)の選択肢を運用手順作成画面上に表示するものであっても良い。このパラメータは、初期設定されたものであって、その後、変更は可能である。
(運用手順のセルフ実行方法)
図7は、図1に示した形態における運用手順のセルフ実行方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
運用手順定義ファイルが運用手順記憶部210に登録された後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、運用手順の一覧の表示画面を運用サーバ10へ要求すると(ステップS11)、セルフ化部100のセルフ実行部140は、統制化部200の運用手順記憶部210から運用手順定義ファイルを読み出す(ステップS12)。セルフ実行部140は、読み出した運用手順定義ファイルに基づいて、運用手順の名称等を一覧表示する運用手順一覧表示画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS13)。
管理者装置30は、運用サーバ10から送信されてきた運用手順一覧表示画面データに基づいて、運用手順一覧を画面表示する。その後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、一覧表示された運用手順のうちの任意の運用手順の選択を受け付けると(ステップS14)、管理者装置30は、選択された運用手順を示す情報を運用サーバ10へ送信する(ステップS15)。
管理者装置30から選択された運用手順を示す情報が送信されてくると、セルフ実行部140は、当該運用手順の運用手順定義ファイルに基づいて、定義された運用手順定義の各運用手順の作業を手順通りに表示する運用手順表示画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS16)。この運用手順表示画面データは、管理者装置30に当該運用手順の各作業手順を手順書のように表示させ、各作業手順の実行を管理者が要求(選択)するためのボタン等を表示させるためのデータである。
管理者装置30は、運用サーバ10から送信されてきた運用手順表示画面データに基づいて、運用手順を画面表示する。その後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、表示された運用手順の作業実行要求を受け付けると(ステップS17)、管理者装置30は、作業の実行を運用サーバ10へ要求する(ステップS18)。管理者装置30は、作業実行要求を送信する際に、アクションのパラメータを初期設定から変更しても良い。なお、運用手順表示画面データは、実行画面上、実行が完了した手順の表示色を、実行が未完了である手順の表示色とは異なる色とするものであっても良い。
実行エンジン150は、管理者装置30から、運用手順の作業を実行する作業実行要求を受信すると、対象サーバ20に対して、運用手順定義の作業にて定義されたアクションを実行する(ステップS19)。また、実行エンジン150は、実行した履歴(実行時間、実行TAT、実行結果、返却値等)を履歴管理部160へ出力する。履歴管理部160は、実行エンジン150から出力されてきた履歴を実行履歴情報として実行履歴記憶部170に記憶する(ステップS20)。
(監視手順の定義方法)
図8は、図1に示した形態における監視手順の定義方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、監視手順を作成するための画面を運用サーバ10へ要求すると(ステップS31)、セルフ化部100の言語化定義部130は、管理者装置30にて監視手順を作成するための監視手順作成画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS32)。この監視手順作成画面データは、監視手順を登録するためのエディタである監視手順作成画面を管理者装置30が表示するためのデータである。管理者装置30が、送信されてきた監視手順作成画面データに基づいて、監視手順作成画面を表示した後、管理者の操作で管理者装置30に当該エディタ上で監視手順が入力されると(ステップS33)、管理者装置30は、入力された情報に基づいた監視手順定義を運用サーバ10へ送信する(ステップS34)。この監視手順定義は、どのサービスの監視手順か、どの順番にどの作業が割り当てるか、どの作業にどのアクション(システムアクションおよびユーザアクション)を割り当てるか、監視間隔、アラーム条件等の監視手順を作業(ジョブ)単位に、DSL的に定義したものである。
セルフ化部100の言語化定義部130は、管理者装置30から送信されてきた監視手順定義から監視手順定義ファイルを作成し(ステップS35)、統制化部200へ出力する(ステップS36)。そして、統制化部200の監視情報記憶部220が、言語化定義部130から出力されてきた監視手順定義ファイルを記憶する(ステップS37)。
なお、言語化定義部130が管理者装置30へ送信する監視手順作成画面データは、監視情報記憶部220に記憶されている標準パターンを基に、アクションの選択肢を監視手順作成画面上に表示するものであっても良いし、構成管理情報記憶部120に記憶されている構成管理情報を基に、アクションで定義するパラメータ(サーバやリリース先、サーバにアクセスする権限など。アクションによって付加されるパラメータは異なる。)の選択肢を監視手順作成画面上に表示するものであっても良い。このパラメータは、初期設定されたものであって、その後、変更は可能である。
(運用手順・監視手順の統制方法)
図9は、図1に示した形態における運用手順・監視手順の統制方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
管理者装置30が管理者の操作に基づいて、現状分析の画面を運用サーバ10へ要求すると(ステップS41)、最適化部400の現状分析部410は、分析の実行指示と結果との表示を行うための現状分析画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS42)。
管理者装置30は、運用サーバ10から送信されてきた現状分析画面データに基づいて、現状分析画面を表示する。この現状分析画面には、運用サーバ10に分析させる内容を選択可能な表示が含まれる。その後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、類似パターンの分析の選択を受け付けると(ステップS43)、管理者装置30は、現状分析画面に入力された、類似パターン分析の実行を指定する類似パターン分析実行指定を運用サーバ10へ送信する(ステップS44)。
管理者装置30から類似パターン分析実行指定が送信されてくると、現状分析部410は、統制化部200の類似パターン分析部230へ類似パターンの分析の実行を指示する。
類似パターン分析部230は、現状分析部410から類似パターンの分析の実行が指示されると、運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルと、監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルとから、運用手順定義と監視手順定義とを言語解析/構文解析する(ステップS45)。具体的な類似パターンの分析の方法については、前述した通りである。類似パターン分析部230は、運用手順定義ファイルおよび監視手順定義ファイルに含まれる手順の流れが類似するものを解析する。類似パターン分析部230は、解析結果を最適化部400へ通知する(ステップS46)。
類似パターン提示部420は、類似パターン分析部230から通知された解析結果に基づいて、運用手順定義と監視手順定義とに含まれるアクションの組み合わせが類似する、類似のパターンの一覧を管理者装置30に表示させるための類似パターン一覧表示画面データを生成する。そして、類似パターン提示部420は、当該類似パターン一覧表示画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS47)。また、このとき、振り返り部440が、類似パターン分析部230から通知された解析結果から、類似とは判断されなかったパターンを各サービス共通で使用可能な標準パターンとして登録することを促すために、類似パターン提示部420が管理者装置30へ送信する類似パターン一覧表示画面データの当該パターンに登録を促す印(情報)を付加する。また、振り返り部440は、類似パターン分析部230から通知された解析結果から、類似のパターンとして解析されたパターンを標準パターンへ変更することを促すために、類似パターン提示部420が管理者装置30へ送信する類似パターン一覧表示画面データの当該パターンに登録を促す印(情報)を付加する。
管理者装置30は、運用サーバ10から送信されてきた類似パターン一覧表示画面データに基づいて、類似パターン一覧表示画面を表示する。この類似パターン一覧表示画面は、運用手順または監視手順の類似のパターンが表示され、表示されたパターンを標準パターンとして登録することの指示を選択したり、表示された類似のパターンを標準パターンへ変更することの指示を選択したりすることができる画面である。このように、表示された類似パターン一覧から、各サービス共通で登録し、標準化として統制すべき手順を運用パターンとして登録することを促すことができる。また、類似のパターンは、標準パターンに合わせるように統制を図ることができる。その後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、標準パターンとしての登録の要求を受け付けると(ステップS48)、管理者装置30は、当該パターンの登録を運用サーバ10へ要求する(ステップS49)。
振り返り部440は、管理者装置30から当該パターンを標準パターンとして登録する要求を受けた場合、その旨を言語化定義部130へ指示する(ステップS50)。また、振り返り部440は、管理者装置30から類似のパターンを標準パターンへ変更する要求を受けた場合、その旨を言語化定義部130へ指示する。
言語化定義部130は、振り返り部440から、標準パターンの登録または標準パターンへの変更が指示された場合、当該標準パターンを運用手順記憶部210に登録する(ステップS51,S52)。
(自動監視方法)
図10は、図1に示した形態における自動監視方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、定期監視情報収集部310は、監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルを監視情報記憶部220から読み出す(ステップS61)。そして、定期監視情報収集部310は、読み出した監視手順定義ファイルに従って、アクションで指定された対象サーバ20に対し、指定された間隔で、指定された情報を収集する(ステップS62)。定期監視情報収集部310は、収集した情報を監視履歴記憶部320に記憶する(ステップS63)。
続いて、イベント監視部350は、定期間隔で、監視情報記憶部220に記憶された監視手順定義ファイルの監視手順定義に定義された、どの監視で取得した情報を用いるか、閾値、条件、情報同士の重み付け等に基づいて、監視履歴記憶部320に記憶された監視情報を分析する(ステップS64)。イベント監視部350は、監視情報を分析した結果、監視情報定義で定義された条件と合致した場合、その条件の合致と対応する運用手順定義を自動実行部360へ出力する。
また、インシデント管理部330およびスケジューラ340は、指定日時になったタイミング、インシデント登録されたタイミングで、運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルを読み出し、読み出した運用手順定義ファイルの運用手順定義を自動実行部360へ出力する。
自動実行部360は、インシデント管理部330またはスケジューラ340またはイベント監視部350から出力されてきた運用手順定義を含む実行命令を、セルフ化部100の実行エンジン150へ出力する(ステップS65)。
実行エンジン150は、自動実行部360から運用手順定義を含む実行命令が出力されてきた場合、当該運用手順定義に従って、対象サーバ20に対して、運用手順定義の作業にて定義されたアクションを実行する(ステップS66)。また、実行エンジン150は、実行した履歴を履歴管理部160へ出力する。履歴管理部160は、実行エンジン150から出力されてきた履歴を実行履歴情報として実行履歴記憶部170に記憶する(ステップS67)。
(最適化方法)
図11は、図1に示した形態における最適化方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、現状分析部410は、ボトルネック分析部180に対して、実行履歴記憶部170に記憶された実行履歴情報で、過去から現在までの既定期間の情報についてボトルネック分析を行うように要求する(ステップS71)。ボトルネック分析部180は、現状分析部410からの指示に従って、実行履歴記憶部170に記憶されている実行履歴情報についてボトルネック分析を行い(ステップS72)、その結果を改善箇所提示部430へ通知する(ステップS73)。
ここで、ボトルネック分析部180が行うボトルネック分析の詳細について説明する。ボトルネック分析部180が行うボトルネック分析においては、以下の情報に基づいて分析を実施する。
(1)各手順の作業単位のTAT
一連の作業手順のTAT、各アクションのTATを収集し、収集したTATの過去の平均値を算出し、平均値よりも長いものがあるかどうかを分析する。
(2)各手順のメトリクス(複雑度)
手順を定義したDSLで記述されたDSLファイルを分析対象とし、定義ファイル間の呼び出しによる手順の複雑性、パラレル処理、イベント発生等による手順の複雑性、定義ファイル内のユーザアクションが多数存在することの複雑性、同様の手順が繰り返し挿入されているといった複雑性を分析する。
また、他の複雑度として、分岐の多さに基づいて判定するサイクロマディック複雑度、コード量と依存度とを参考にする保守容易性、定義ファイルの長さを示すトータルサイズ、定義ファイルのネスト数に基づいて判定する継承の深さ、他の定義ファイルへの依存度、手順へのコメント量を示すドキュメンテーション等がある。
(3)標準パターンとのギャップ度
標準パターンの適用率や使用数を示し、個別な運用の割合を示す。また、標準パターンとしてあらかじめ登録されているパターンに類似しているものの数を示す。標準パターンを適用することができない理由を気付かせる指標となる。
(4)作業の失敗頻度(実行結果)
手順実行時の実行失敗の頻度が高いアクションを、失敗頻度が高い順で示す。失敗頻度が高いアクションを示すことで、処理の改善の可否を気付かせる指標となる。
(5)作業の返却値のデータ量(通信トラフィック)
返却値として受け取るデータ量(DB結果、ログ参照等)に基づいて、その結果を後続の手順でどれだけ使用しているかを示し、取得するデータで不要なものの有無を示す。
(6)見直し頻度(改善頻度)
手順を見直す(改善する)回数を、全サービスで一覧化する。これにより、改善サイクルを実施している、改善がされていないといった管理者視点での確認が可能となる。
ステップS73にて、改善箇所提示部430は、ボトルネック分析部180から分析結果が通知されると、当該分析結果から、作業を改善することで、運用作業の改善が図れる運用作業の一覧を表示するための改善箇所提示画面データを生成する(ステップS74)。そして、改善箇所提示部430は、生成した改善箇所提示画面データを管理者装置30へ送信する(ステップS75)。
管理者装置30は、運用サーバ10から送信されてきた改善箇所提示画面データに基づいて、改善箇所提示画面を表示する。この改善箇所提示画面は、運用作業の改善が図れる運用作業の一覧を含み、その一覧のうち、改善を図る運用作業を選択することができる画面である。その後、管理者装置30が管理者の操作に基づいて、見直し箇所を指定する入力を受け付けると(ステップS76)、管理者装置30は、指定された箇所の見直しを運用サーバ10へ要求する(ステップS77)。
振り返り部440は、提示された改善箇所提示画面に対し、運用作業の改善箇所の見直しを行う指示を、管理者装置30から受信した場合、運用手順の見直しを言語化定義部130へ指示する(ステップS78)。言語化定義部130は、最適化部400から運用手順の見直しを指示された場合、指定された運用手順定義に対応する、統制化部200の運用手順記憶部210に記憶された運用手順定義ファイルを更新する(ステップS79,S80)。
なお、図1に示した形態においては、セルフ化部100、統制化部200、自動化部300および最適化部400が物理的に1つの運用サーバ10に設けられている場合を例に挙げて示しているが、それぞれ別個の装置に設けられているものであっても良いし、任意の組み合わせで、複数の装置に設けられているものであっても良い。
以上説明したように、運用手順やその結果を分析し、互いに類似するものがあれば標準化を促し、ボトルネックとなるものがあれば、手順の見直しを促す画面を管理者装置30に表示させるため、運用手順の最適化するための見直しを促すことができる。
上述した運用サーバ10に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を運用サーバ10にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを運用サーバ10に読み込ませ、実行するものであっても良い。運用サーバ10にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、運用サーバ10に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、運用サーバ10に設けられたCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)運用対象である対象サーバと、
前記対象サーバの運用手順を管理する管理者装置と、
前記対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化手段と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化手段と、
前記統制化手段が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を前記管理者装置へ送信し、前記セルフ化手段に対して該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化手段とを有し、
前記セルフ化手段は、前記最適化手段からの指示に従って、該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化手段へ通知し、
前記最適化手段は、前記セルフ化手段から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する運用システム。
(付記2)前記対象サーバに対して、登録された監視手順を実行し、該実行した結果を監視情報として記憶し、該記憶している監視情報に基づいたタイミングで、前記セルフ化手段に前記運用手順を実行させる自動化手段を有し、
前記統制化手段は、前記登録されている監視手順の互いの類似パターンを分析することを特徴とする、付記1に記載の運用システム。
(付記3)前記セルフ化手段は、前記運用手順を登録するためのエディタを前記管理者装置へ提供し、該エディタを用いて入力された運用手順を登録することを特徴とする、付記1または付記2に記載の運用システム。
(付記4)前記セルフ化手段は、前記運用手順を示す運用手順一覧を前記管理者装置へ送信し、該運用手順一覧を用いて指示された運用手順を実行することを特徴とする、付記1から3のいずれか1項に記載の運用システム。
(付記5)前記最適化手段は、前記実行履歴情報それぞれと、該実行履歴情報の平均値とを比較し、該比較に結果に基づいて、前記改善ポイントを判定することを特徴とする、付記1から4のいずれか1項に記載の運用システム。
(付記6)前記最適化手段は、前記実行履歴情報と、あらかじめ設定された閾値とを比較し、該比較に結果に基づいて、前記改善ポイントを判定することを特徴とする、付記1から4のいずれか1項に記載の運用システム。
(付記7)前記統制化手段は、前記運用手順の順序に基づいて、該運用手順の類似を判定することを特徴とする、付記1から6のいずれか1項に記載の運用システム。
(付記8)運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化部と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化部と、
前記統制化部が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信し、前記セルフ化部に対して該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化部とを有し、
前記セルフ化部は、前記最適化部からの指示に従って、該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化部へ通知し、
前記最適化部は、前記セルフ化部から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する運用サーバ。
(付記9)運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する処理と、
前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する処理と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する処理と、
前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する処理と、
前記記憶されている実行履歴情報を分析する処理と、
前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する処理とを行う運用手順管理方法。
(付記10)コンピュータに、
運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する手順と、
前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する手順と、
前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する手順と、
前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する手順と、
前記記憶されている実行履歴情報を分析する手順と、
前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する手順とを実行させるためのプログラム。
10 運用サーバ
20 対象サーバ
30 管理者装置
40 通信ネットワーク
100 セルフ化部
110 構成管理部
120 構成管理情報記憶部
130 言語化定義部
140 セルフ実行部
150 実行エンジン
160 履歴管理部
170 実行履歴記憶部
180 ボトルネック分析部
200 統制化部
210 運用手順記憶部
220 監視情報記憶部
230 類似パターン分析部
300 自動化部
310 定期監視情報収集部
320 監視履歴記憶部
330 インシデント管理部
340 スケジューラ
350 イベント監視部
360 自動実行部
400 最適化部
410 現状分析部
420 類似パターン提示部
430 改善箇所提示部
440 振り返り部

Claims (10)

  1. 運用対象である対象サーバと、
    前記対象サーバの運用手順を管理する管理者装置と、
    前記対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化手段と、
    前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化手段と、
    前記統制化手段が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を前記管理者装置へ送信し、前記セルフ化手段に対して該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化手段とを有し、
    前記セルフ化手段は、前記最適化手段からの指示に従って、該セルフ化手段に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化手段へ通知し、
    前記最適化手段は、前記セルフ化手段から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する運用システム。
  2. 請求項1に記載の運用システムにおいて、
    前記対象サーバに対して、登録された監視手順を実行し、該実行した結果を監視情報として記憶し、該記憶している監視情報に基づいたタイミングで、前記セルフ化手段に前記運用手順を実行させる自動化手段を有し、
    前記統制化手段は、前記登録されている監視手順の互いの類似パターンを分析することを特徴とする運用システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の運用システムにおいて、
    前記セルフ化手段は、前記運用手順を登録するためのエディタを前記管理者装置へ提供し、該エディタを用いて入力された運用手順を登録することを特徴とする運用システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の運用システムにおいて、
    前記セルフ化手段は、前記運用手順を示す運用手順一覧を前記管理者装置へ送信し、該運用手順一覧を用いて指示された運用手順を実行することを特徴とする運用システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の運用システムにおいて、
    前記最適化手段は、前記実行履歴情報それぞれと、該実行履歴情報の平均値とを比較し、該比較に結果に基づいて、前記改善ポイントを判定することを特徴とする運用システム。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の運用システムにおいて、
    前記最適化手段は、前記実行履歴情報と、あらかじめ設定された閾値とを比較し、該比較に結果に基づいて、前記改善ポイントを判定することを特徴とする運用システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の運用システムにおいて、
    前記統制化手段は、前記運用手順の順序に基づいて、該運用手順の類似を判定することを特徴とする運用システム。
  8. 運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行し、該実行した結果を実行履歴情報として記憶するセルフ化部と、
    前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する統制化部と、
    前記統制化部が分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信し、前記セルフ化部に対して該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析させる最適化部とを有し、
    前記セルフ化部は、前記最適化部からの指示に従って、該セルフ化部に記憶されている実行履歴情報を分析し、該分析した結果を前記最適化部へ通知し、
    前記最適化部は、前記セルフ化部から通知された結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する運用サーバ。
  9. 運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する処理と、
    前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する処理と、
    前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する処理と、
    前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する処理と、
    前記記憶されている実行履歴情報を分析する処理と、
    前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する処理とを行う運用手順管理方法。
  10. コンピュータに、
    運用対象である対象サーバに対して、登録された運用手順を実行する手順と、
    前記実行した結果を実行履歴情報として記憶する手順と、
    前記登録されている運用手順の互いの類似パターンを分析する手順と、
    前記分析した類似パターンに基づいて、該運用手順の統制を促す情報を、前記運用手順を管理する管理者装置へ送信する手順と、
    前記記憶されている実行履歴情報を分析する手順と、
    前記実行履歴情報を分析した結果に基づいて、前記運用手順における改善ポイントを示す情報を前記管理者装置へ送信する手順とを実行させるためのプログラム。
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