JP5733634B2 - 電源管理装置、電源管理方法、及び電源管理プログラム - Google Patents

電源管理装置、電源管理方法、及び電源管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電源管理装置、電源管理方法、及び電源管理プログラムに係り、例えば、タッチパネルを有する表示装置や複数のCPU等に供給する電源の管理に関する。
ディスプレイの表面に配置されたタッチパネル(タッチセンサ)から表示画面に応じた入力を行う表示装置が、タブレット型の携帯端末装置や、パーソナルコンピュータなどの各種電子機器において広く普及している。
そして表示装置に近接センサを配置することで、指等による画面への入力操作を事前に検出して、表示画面に入力用のアイコンを表示する技術が特許文献1で提案されている。
しかし、特許文献1記載の技術は、表示中の画面に入力操作用のアイコンを追加表示するものであり、その画面切り換えのトリガとして近接センサによる対象物の近接の検出を使用するものである。
特開2010−277377号公報
本発明は、近接センサによる対象物の近接の検出を、電源管理に使用することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルと、所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出手段と、前記近接検出手段による近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換手段と、を備え、前記モード切換手段は、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出手段で検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、前記近接検出手段は、前記モード切換手段により強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、ことを特徴とする電源管理装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記モード切換手段は、前記省エネモードにおいて前記近接検出手段により近接状態を検出した場合に、直ちにパフォーマンスモードに切り換える、ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記モード切換手段は、前記パフォーマンスモードにおいて非近接状態が所定時間以上継続した場合に、省エネモードに切り換える、ことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の電源管理装置を提供する。
(4)請求項に記載の発明では、画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルとを備えた電源管理装置の電源管理方法であって、所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出ステップと、前記近接検出ステップによる近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換ステップと、からなり、前記モード切換ステップは、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出検出ステップで検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、前記近接検出ステップは、前記モード切換ステップにより強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、ことを特徴とする電源管理方法を提供する。
(5)請求項に記載の発明では、画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルとを備えた電源管理装置の電源管理プログラムであって、所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出機能と、前記近接検出機能による近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換機能と、をコンピュータに実現させ、前記モード切換機能は、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出機能で検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、前記近接検出機能は、前記モード切換機能により強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、ことを特徴とする電源管理プログラムを提供する。
本願発明によれば、近接検出手段による近接の検出状態に応じてパフォーマンスモードと省エネモードとを切り換えるので、消費電力の抑制に近接手段を使用することができる。
本実施形態が適用される電源管理装置を用いた電源管理システムの全体を表した構成図である。 電源管理装置による全体処理の内容を表したフローチャートである。 モード切換処理について表したフローチャートである。
以下、本発明の電源管理装置、電源管理方法、及び電源管理プログラムにおける好適な実施の形態について、図1から図3を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の電源管理装置は、近接センサによる対象物(指やタッチペン等の入力手段)の近接を監視し、近接を検出した場合に、表示装置に配置されるタッチパネルや、マルチコアCPUに供給する電源をオフすることで、パフォーマンスモードから省エネモードへのモード切換を行う。
すなわち、近接センサが近接を検出した場合には、ユーザがタッチパネルなどの入力操作をしようとしていると判断できる。一方、検出しない場合には、ユーザは入力操作をしないと判断できる。そこで入力操作の有無について事前に検出するための近接センサをタッチパネルが配置される表示装置に配設する。
そして、ユーザの入力操作が行われる場合には、タッチパネルによる入力操作の検出や、入力操作に基づく各種処理のために、高いパフォーマンスでCPUを稼働させる必要がある。例えば、タッチパネル上で指をドラッグさせた場合、タッチ(接触)及びドラッグ量を検出すると共に、CPUは、検出したドラッグ量に応じた量と方向に表示画面をスクロールさせる必要がある。
その一方で、入力操作が行われない場合には、タッチパネルからの入力検出や、高いパフォーマンスでのCPU稼働は不要になる。
そこで、電源管理装置は、近接センサが指等の入力手段の近接を検出している場合、パフォーマンスを優先するパフォーマンスモードとし、近接を検出していない場合、一部の電源供給をオフにする省エネモードとする。
すなわち、パフォーマンスモードにおいて、電源管理装置は、タッチパネルの電源をオンにし、タッチパネルを制御すると共に、マルチコアCPUの場合に全てのCPU動作をフル稼動させる。
一方、省エネモードにおいて、電源管理装置は、タッチパネルの電源をオフにすると共に、マルチコアCPUの場合、必要数のCPUを動作させ、不要なCPUは待機状態にする。また、タッチパネル操作に基づく処理や操作がされることがある周辺機器への電源供給もオフにする。
(2)実施形態の詳細
図1は本実施形態が適用される電源管理装置を用いた電源管理システムの全体を表した構成図である。
図1に示すように、電源管理装置10は、タッチパネル30と周辺機器40、及びマルチコアCPU14を電源管理の対象としている。
電源管理装置10は、近接センサ11を備えている。この近接センサ11は、タッチパネル30が配設される表示装置20に配設されており、ユーザの指等の入力手段の近接を検出することでタッチパネル30への入力操作を事前に検出する。
表示装置20は、薄膜トランジスタ(TFT)で構成されたディスプレイ21を備え、各種画像や入力操作アイコンの画像が表示される。
例えば、表示装置20が車両に搭載されたり、携帯されたりするナビゲーション装置に使用される場合、ディスプレイ21には、経路探索用の入力画面が表示されたり、経路探索の結果が表示されたり、現在地周辺の地図が表示されたりする。また、DVDやテレビによる画像を表示する場合には、当該映像が表示されたり、操作画面が表示されたりする。その他、ナビゲーション用の操作画像や、ラジオやCD、ゲーム等の各種搭載機能に応じた画面や入力操作画面が表示される。
表示装置20の外枠(ディスプレイ21を配設する枠)には、電源スイッチや、メニュースイッチなどの各種操作ボタン(パネルスイッチ)22が配設されている。
表示装置20の外枠の右下には近接センサ11が配設されている。本実施形態における近接センサ11は、赤外線を出力し、その反射光の照度から対象物(所定物)までの距離rを測定し、測定した距離が閾値R以下である場合に近接を検出する。
なお、近接センサ11としては、対象物の近接を検出するための測定パラメータとして照度そのものを使用したり、音波や電磁波、反射時間等の距離に換算可能な物理量を測定するようにしてもよい。
本実施形態における近接センサ11は、ディスプレイ21の右下に1つ配置している場合を例に説明するが、複数個配置するようにしてもよい。すなわち、対象物の検出をしたい領域に応じて、左下や、左上等の他の箇所にも配置したり、4隅に配置したり、4辺に配置するようにしてもよい。いずれにしても、全体の近接センサ11が近接を検出する範囲をどの範囲に設定するかにより、配置個数及び、1センサが近接を検出する距離が決定される。
タッチパネル30は、ディスプレイ21の表面に配設されており、タッチパネル30の出力がコントロールIC33に出力されるようになっている。
コントロールIC33は、ユーザがタッチパネル30上をタッチ(押圧)した場合に、当該タッチ位置の座標情報(x,y)を検出して、電源管理装置10に供給する。
タッチパネル30は、超音波方式、静電容量方式、光(赤外線)方式、歪み方式、抵抗膜方式のいずれの方式であってもよく、コントロールIC33は、タッチパネル30の方式に応じた方法によりタッチ位置の検出を行う。
タッチパネル30とコントロールIC33は、共通する電源生成部31から電源の供給を受けて動作するようになっている。
この電源生成部31と、タッチパネル30、コントロールIC33とはスイッチ32を介して接続されている。
スイッチ32は、本実施形態におけるパフォーマンスモードと省エネモードとの切換の判断に基づいて、電源管理装置10によりオン、オフされる。
また、タッチパネル30による入力操作の有無に対応して、特定の処理や操作がされ得る周辺機器40に対しても、スイッチ42を介して電源生成部41から電源供給が行われている。
このスイッチ42についても、パフォーマンスモードと省エネモードとの切換の判断に基づいて、電源管理装置10によりオン、オフされる。
なお、図1では、電源生成部31と電源生成部41を別々の電源として記載したが、共通の電源を使用するようにしてもよい。
但し、スイッチ32とスイッチ42は別々に配置され、別々にオン、オフが制御される。これは、各機器の処理や操作が必要となる状況が共通するか否かにより、すなわち、共通してオン、オフすることが可能な機器ブロック単位で1つのスイッチが配置される必要があるためである。
図1では、スイッチ32、42について例示したが、他の処理や操作状況の機器ブロックが存在する場合には、当該機器ブロック用のスイッチも配設される。
なお、電源管理ブロック13は、パフォーマンスモードと省エネモードとの切換の判断に基づいて切換対象を個別に判断するのではなく、全ての機器への電源供給を一括してオン、オフするようにしてもよい。この場合の電源は、モード切換の対象となっている全機器に電源を供給する第1の電源系統と、モードの切換とは関係なく独立して電源供給される第2の電源系統とを設け、第1の電源系統に対してオン、オフ用のスイッチを配設する。
但し、後述するように、モードの切換に応じて電源のオン、オフをする機器ブロックではなく、周知技術を用いた省エネモードへの移行を行う機器ブロック(例えば、後述するマルチコアCPU14)に対しては、電源オン、オフ用のスイッチを設けるのではなく、第3の電源系統(又は第2の電源系統を使用してもよい)による電源供給をし、モード切換情報を供給する。
電源管理装置10は、センサ入力部12、電源管理ブロック13、及びマルチコアCPU14を備えている。
センサ入力部12は、近接センサ11による測定値が入力される。
電源管理ブロック13は、近接センサ11の測定値を入力値として、パフォーマンスモードと省エネモードとの切換タイミングを判断し、当該判断に基づいて各スイッチ32、42、…のオン、オフの制御、及び、マルチコアCPU14に対するモード切換情報を供給する。
電源管理ブロック13は、図示しないCPU、ROM、RAM、記憶部を備えたコンピュータシステムにより構成されている。
電源管理ブロック13は、本実施形態における全体処理、モード切換処理等の各種処理プログラムを備えており、CPUがこれらの処理プログラム等を実行することで、各供給に応じた処理を行うと共に、対象物の近接を検出してモードの切換を行う。
電源管理ブロック13は、近接センサ11で対象物が近接したか否かを判定するための閾値Rを記憶している。
また、電源管理ブロック13は、近接を連続して検出していない時間t(非近接時間)を計測するためのタイマを備えている。
更に電源管理ブロック13は、現在設定されているモードがパフォーマンスモードか省エネモードかを区別するためのモードフラグを記憶している。このモードフラグは、フラグがオンの場合にパフォーマンスモード、オフの場合に省エネモードを表し、モードの切換毎に書き換えられるようになっている。
次に、以上のように構成された電源管理装置10による、表示処理の動作について説明する。
図2は、電源管理装置10による全体処理の内容を表したフローチャートである。
この全体処理は電源管理装置10の電源がオンされることにより開始する。
電源管理ブロック13は、電源オンにより全体フローを実行すると、最初に初期設定を行う(ステップ10)。
この初期設定において、電源管理ブロック13は、各機器、機器ブロックに対する電源を供給するため、全てのスイッチ32、42、…をオンにし、各機器に対する初期設定を行う。
ここで行う初期設定としては、表示装置20のホワイトバランス調整や、近接センサ11の出力調整や、近接を検出するための閾値Rの設定など、各機器に対応する初期設定を行う。
次いで電源管理ブロック13は、後述するモード切換処理を行う(ステップ11)。
そして、電源管理ブロック13は、現在設定されているモード(パフォーマンスモード、省エネモード)に応じた処理を、各機器、機器ブロックに対して行う(ステップ12)。
そして電源管理ブロック13は、装置の電源がオフされたか否かを判断し(ステップ13)、オフされていなければ(ステップ13;N)、ステップ11に戻って、モード切り換え処理と、その他の処理を繰り返す。
そして電源のオフにともない(ステップ13;Y)、全体フローも終了する。
図3は、モード切換処理について表したフローチャートである。
電源管理ブロック13は、近接センサ11の入力値rを読み取り(ステップ22)、現在のモードがパフォーマンスモードか省エネモードかを、モードフラグのオン、オフから確認する(ステップ23)。
モードフラグがオフであり、現在のモードが省エネモードである場合(ステップ23;N)、電源管理ブロック13は、指等の入力手段の近接を検出したか否かを判断する(ステップ24)。
すなわち、電源管理ブロック13は、ステップ22で読み取った近接センサの入力値rと閾値Rとを比較し、入力値rが閾値R未満であれば近接と判断する。
省エネモードにおいて近接を検知しなければ(ステップ24;N)、電源管理ブロック13は、現状を維持したままメインルーチンにリターンする。
一方、入力手段の近接を検知した場合(ステップ24;Y)、ユーザによるタッチパネル操作が推測されるため、電源管理ブロック13は、直ちに省エネモードからパフォーマンスモードに切り換える(ステップ25〜ステップ27)。
すなわち、電源管理ブロック13は、現在電源オフしているブロックを判定する(ステップ25)。
そして、電源管理ブロック13は、電源オフしていると判定したブロックに対する電源をオンにする(ステップ26)。
すなわち、電源管理ブロック13は、タッチパネル30とコントロールIC33に電源を供給するためのスイッチ32と、周辺機器40に電源を供給するためのスイッチ42をオンにすると共に、マルチコアCPU14に対してフル稼働を指示する情報を供給する。
電源管理ブロック13は、電源をオンにした各ブロックに対する初期化処理を行い(ステップ27)、メインルーチンにリターンする。
ここで電源管理ブロック13が行う初期化処理は、全体処理において行う初期設定(ステップ10)と同様の処理を電源をオンにしたブロックに対して行う。
ステップ23に戻り、現在のモードがパフォーマンスモードである場合(ステップ23;Y)、電源管理ブロック13は、ステップ24と同様にして近接を検知したか否かを判断する(ステップ29)。
そして、パフォーマンスモードにおいて、近接を検知した場合(ステップ29;Y)、電源管理ブロック13は、現状を維持したままメインルーチンにリターンする。
一方、近接を検出していない場合(ステップ29;N)、電源管理ブロック13は、非近接時間tを経過したか否かを判断する(ステップ30)。
すなわち、電源管理ブロック13は、近接を検出していない状態が非近接時間tだけ継続しているか否かを判断する。
非近接時間tを経過していない場合(ステップ30;N)、すなわち、連続して近接を検出していない時間が非近接時間t未満である場合や、途中近接を検出(ステップ29;Y)した場合、電源管理ブロック13はメインルーチンにリターンする。
一方、入力手段等の非近接状態を継続して非近接時間tだけ検出した場合(ステップ29;N、ステップ30;Y)、電源管理ブロック13は、パフォーマンスモードから省エネモードに切り換える(ステップ31〜33)。
このように、省エネモードからパフォーマンスモードへの切り換えは、ユーザの入力操作等に素早く対応するために、近接の検知により直ちにモードを切り換えるのに対し、パフォーマンスモードから省エネモードへは直ちに切り換えるのではなく、一定時間(非近接時間t)の間だけ無操作の推測がされた後に切り換えている。これにより、短時間の間に入力手段が近づいたり離れたりした場合であっても、頻繁にモードが切り換えられることが防止され、無駄な切り換えに要する電力消費分を減らすことができる。
電源管理ブロック13は、電源管理ブロック13による電源管理対象となっているかくブロックのうち、電源オフするブロックを判定する(ステップ31)。
すなわち、非操作状態が継続したため省エネモードに切り換える場合であっても、現在処理中の特定機能や稼働中の供給ブロックに対応して、処理や操作が必要となるブロックについては、電源オフの対象から除外される。例えば、ヴィジュアル、オーディオ、ナビゲーションの各機能の何れも使用していな場合であれば、省エネモードによりスピーカ関連ブロックの電源はオフされるが、ナビゲーション機能による音声案内が実行中である場合には、スピーカの電源はオフ対象から除外される。また、ナビゲーション機能による音声案内の実行中には、車両の現在位置の検出や検出した現在位置に対応する地図のスクロール等の処理パフォーマンスが高いため、マルチコアCPU14は、省エネモードへの移行対象外とされる。
そして、電源管理ブロック13は、電源オフするための前処理、例えば、必要なデータの保存等を行い(ステップ32)、その後ステップ31で判定したブロック(タッチパネルなど)の電源をオフにし、メインルーチンにリターンする。
すなわち、電源管理ブロック13は、電源オフ対象となっているブロックに電源を供給するスイッチ32、42…をオフにすると共に、マルチコアCPU14にモード切換情報を供給(オフ対象である場合)する。
以上、本発明の電源管理装置10における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、省エネモードにおいて近接を検出した場合、直ちにパフォーマンスモードへの切り換えを行う場合について説明した。
しかし、例えば、近接センサ11の近接検出範囲にペットボトル等が置かれると、常時近接センサが近接を検出する状態になってしまう。
そこで、省エネモードにおいて、近接を検出した場合には一旦パフォーマンスモードに切り換えるが、その後もステップ22で読み取る入力値rが継続して同じ値である場合には、ペットボトル等の障害物が常設されたものと判断し、電源管理装置10は、強制的に省エネモードに切り換える。
そして、ペットボトル等の障害物を検出して強制的に省エネモードに切り換えただけだと、変更後の省エネモードにおいて障害物による近接を検出してしまうことを回避するために、近接センサ11で近距離を検出するための閾値Rの値を、ステップ22で継続的に検出しているペットボトルまでの距離rに変更するようにしてもよい。
この場合、障害物が取り除かれたことが検出した場合、閾値Rをデフォルトの値R0に戻すようにする。
なお、障害物が取り除かれたか否かは、ステップ22で読み取る近接センサの入力値が、変更後の閾値R(=r)よりも大きくなった場合に、障害物が取り除かれたと判断する。
以上説明したように本実施形態の電源管理装置10によれば、次の効果を得ることができる。
(1)近接センサ11を表示装置20に配設し、対象物(指等の入力手段)の近接の検出状態、非検出状態に応じて、各機器ブロックに電源を供給することで全てを稼働対象とするパフォーマンスモードと、一部の機器への電源供給を遮断(オフ)する省エネモードとを切り換えるようにしたので、消費電力を抑制することができる。
(2)また、省エネモードにおいては一部の機器への電源の供給が行われないため、電源がオフになっている機器からの余分な電磁ノイズを抑えることができる。
(3)省エネモードにおいて近接を検出した場合に、直ちにパフォーマンスモードに切り換えるので、ユーザの入力操作等に素早く対応することができる。
(4)一方、パフォーマンスモードにおいて非近接状態を検出しても、非検出状態が一定時間t以上継続した場合に、省エネモードに切り換えることで、ユーザが断続的に入力操作を行うような場合であっても、モード切り換えが頻繁に行われることが回避される。
(5)パフォーマンスモードにおいて、ステップ22で読み取る入力値rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換えると共に、近接センサ11で近距離を検出するための閾値Rの値を、ステップ22で継続的に検出しているペットボトルまでの距離rに変更するので、ペットボトル等の障害物が常設された場合であっても、モードが繰り返し変更されることを回避することができる。
10 電源管理装置
11 近接センサ
12 センサ入力部12
13 電源管理ブロック
14 マルチコアCPU
20 表示装置
21 ディスプレイ
22 操作ボタン
30 タッチパネル
31 電源生成部
32 スイッチ
33 コントロールIC
40 周辺機器
41 電源生成部

Claims (5)

  1. 画像を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルと、
    所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出手段と、
    前記近接検出手段による近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換手段と、を備え、
    前記モード切換手段は、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出手段で検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、
    前記近接検出手段は、前記モード切換手段により強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、
    ことを特徴とする電源管理装置。
  2. 前記モード切換手段は、前記省エネモードにおいて前記近接検出手段により近接状態を検出した場合に、直ちにパフォーマンスモードに切り換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源管理装置。
  3. 前記モード切換手段は、前記パフォーマンスモードにおいて非近接状態が所定時間以上継続した場合に、省エネモードに切り換える、
    ことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の電源管理装置。
  4. 画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルとを備えた電源管理装置の電源管理方法であって、
    所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出ステップと、
    前記近接検出ステップによる近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換ステップと、からなり、
    前記モード切換ステップは、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出検出ステップで検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、
    前記近接検出ステップは、前記モード切換ステップにより強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、
    ことを特徴とする電源管理方法。
  5. 画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに配設され、入力操作を受け付けるタッチパネルとを備えた電源管理装置の電源管理プログラムであって、
    所定物に対する物理量を検出し、当該検出した物理量を距離に換算した場合の値rが、近接検出閾値を距離に換算した場合の値R未満である場合に、近接状態を検出する近接検出機能と、
    前記近接検出機能による近接の検出状態に応じて、電源を供給することで全ての機器を稼働対象とするパフォーマンスモードと、少なくとも前記タッチパネルへの電源供給を遮断する省エネモードとを切り換えるモード切換機能と、をコンピュータに実現させ、
    前記モード切換機能は、前記パフォーマンスモードにおいて、近接検出機能で検出する物理量rが継続して同じ値である場合には、強制的に省エネモードに切り換え、
    前記近接検出機能は、前記モード切換機能により強制的に省エネモードに切り換えた場合、近接を判断する閾値(距離換算値R)を、継続して検出している前記物理量rに変更する、
    ことを特徴とする電源管理プログラム。
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