JP5728377B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法、ならびに移動端末 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法、ならびに移動端末 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、複数の無線アクセスシステムと通信を行う機能を有する移動端末を含む無線通信システムにおける無線通信技術に関する。
無線通信システムにおいて、一般にマクロ基地局と呼ばれる基地局のカバー範囲(セル)は、半径数百mから十数kmである。通信事業者は、無線通信サービスを提供しようとする地域をカバーできるように、マクロ基地局を設置している。しかし、セルとセルの境界領域や屋内など、基地局からの電波が届きにくい場所が生じる。通信事業者は、このような電波が届きにくい場所においても通信を可能とするために、無線LANの基地局をスポット的に設置している。無線LANの基地局は、カバー範囲が数十m程度である。移動端末は、マクロ基地局と無線LAN基地局の両方と通信を行う機能を持つことで、屋内やセルの境界領域においても、接続するシステムを切り替えながら通信を継続することができる。
このように、複数の無線アクセスシステムが存在する環境における発明として、特開2010−252335号公報(特許文献1)がある。特許文献1は、複数の異種無線システムが配置された無線ネットワークにおいて、それら複数の異種無線システムの情報を放送できるCPC(Cognitive Pilot Channel、Common Pilot Channel)を持っている。そしてCPCサーバが、CPCを利用して、ユーザ装置(UE:User Equipment)にそれら複数の異種無線システムの情報を送信する。UEは、複数の無線システムに接続可能であり、CPCサーバから各無線システムの情報、周波数割り当て情報、負荷の程度を受信する。特許文献1には、UEは、現在接続している無線システムのサービス品質を観測して、サービス品質が予め決定された閾値以下になった時に、受信した情報を利用して最適なアクセスシステムを探索および選択する技術が記載されている。
また、国際標準化機関である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、複数のアクセスシステムを集約し、接続可能なEPC(Evolved Packet Core)と呼ばれるコアネットワークに関する規格が標準化されている。具体的には、3GPP標準であるTS23.401(非特許文献1)は、EPC及びLTE(Long Term Evolution)等の無線アクセスに関する手順を規定している。また、TS23.402(非特許文献2)は、UEがWiFi基地局経由でEPCに接続する手順を規定している。この非特許文献2では、WiFi基地局経由でEPCへ接続できるようにするために、WiFiアクセスシステムからの接続を終端し、EPCへ接続する装置であるePDG(Evolved Packet Data Gateway)を規定している。そしてePDGを経由して、サービス網へのゲートウェイであるP−GW(PDN Gateway)に接続するための手順が規格化されている。
また、3GPP TS36.300(非特許文献3)は、一般家庭等にHeNB(Home eNodeB)と呼ばれる基地局を設置し、広帯域IP(Internet Protocol)ネットワーク回線を通じてEPCに接続する構成及び手順を規定している。
特開2010−252335号公報
3GPP標準 TS23.401 V10.4.0 5.3.2章 Attach Procedure 3GPP標準 TS23.402 V10.4.0 6.2.4章 Initial Attach Procedure with PMIPv6 on S2a and Chained S2a and PMIP−based S8 3GPP標準 TS36.300 V10.4.0 4.6章 Support of HeNBs
TS23.401で規格化されている方式によると、UEがLTE等のマクロ基地局からサービス網へ呼接続する場合、UEは、基地局であるeNB(evolved NodeB)、無線アクセスゲートウェイであるS−GW(Serving Gateway)を経由してサービス網へのゲートウェイであるP−GW(PDN Gateway)へ接続する。UEがLTEへの接続を開始する際には、UEのハードウェア認証処理、ユーザ認証処理が実施される。ユーザ認証処理は、UEを使用するユーザがその無線アクセス網への接続を許可されているか否かを確認する処理である。UEは、ハードウェア認証処理、ユーザ認証処理の結果、接続が許可された場合に接続が可能となる。一旦接続した後は、同一無線アクセスシステム内のeNB間でハンドオーバーを行った場合は、認証によって許可されたUEがハンドオーバーしたことを無線アクセスシステムが判断可能であるため、再度UEの認証処理を行うことなく、データ通信を維持したままハンドオーバーすることが可能である。
TS23.402には、UEがWiFiアクセスシステムからEPCへ呼接続する手順及びWiFi基地局からLTE等のマクロ基地局へのハンドオーバーに関する手順が規定されている。WiFiからLTEへのハンドオーバーのように、アクセスシステムが変わった際には、ハードウェア認証処理、ユーザ認証処理等のセキュリティ手順を再度実行する必要がある。従って、異なるアクセスシステムへの切り替えが必要なハンドオーバーを実施する場合は、切り替えに時間を要するという課題がある。
また、LTEの場合、マクロ基地局経由の呼接続を制御する装置は移動管理装置(MME:Mobility Management Equipment)であり、一方WiFi基地局からの呼接続を制御する装置はePDGである。このように無線アクセスシステムが異なると、呼接続を制御する装置が異なる。そのため、一方の無線アクセスシステムがサポートする機能が、別の無線アクセスシステムでもサポートされているとは限らない。このことは、無線アクセスシステム間のハンドオーバー前後で、それまで使用していた機能が使用できなくなる場合があることを意味する。
このように異なるアクセスシステム間でハンドオーバーが発生すると、無線アクセスシステム間で機能差分が発生したり、シームレスなサービス提供が困難であるという課題がある。
上記課題を解決するために本発明においては、一例として、複数の無線アクセスシステムを有するネットワークにおいて、第1の無線アクセスシステムのコア側の装置が、第1、第2の無線アクセスシステムの基地局の両方を収容する構成とし、移動端末に第2の無線アクセスシステムから呼接続する際に動作する第1の無線アクセスシステムの基地局機能及び第1の無線アクセスシステムへ接続する際に動作する端末機能部との切り替え機能を搭載し、第2の無線アクセスシステムの基地局から呼接続した際には、第1の無線アクセスシステムのコア側装置から見て移動端末が第1の無線アクセスシステムの基地局として動作するような接続手順を行うことにより呼接続をする機能を持たせるようにした。
本発明により、アクセスシステム間の切り替えが必要なハンドオーバー実施にかかる所要時間を短縮し、アクセスシステムによらず機能差分の生じないシームレスなサービス提供を実現する。
本発明の一実施例における無線通信システムの構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるUE装置の構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるUE装置のハード構成を説明するである。 LTE接続時のC−Planeのプロトコルスタックの例である。 LTE接続時のU−Planeのプロトコルスタックの例である。 本発明の一実施例におけるWiFi接続時のC−Planeのプロトコルスタックの例である。 本発明の一実施例におけるWiFi接続時のU−Planeのプロトコルスタックの例である。 本発明の一実施例におけるWiFi経由の呼接続処理のシーケンスを説明する図である。 本発明の一実施例におけるWiFiからLTEへのハンドオーバーのシーケンスの例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
以下の実施の形態では、マクロ基地局としてLTE基地局であるeNBを例にとり、無線LAN基地局としてIEEE802.11をサポートするWiFi基地局を例にとって、2つの無線アクセスシステムによりエリアをカバーしている実施形態を示して説明する。
図1は、本発明の一実施例における無線通信システムの構成を示す図である。
図1には、LTE及びWiFiを無線アクセス技術として適用した無線通信システムを示している。
まず、UE101がLTE無線方式によってeNB102経由で呼接続を行う場合について説明する。
UE101は、まず、LTEで規定された手順によってeNB102に呼接続する。UE101から送信される呼接続制御信号は、eNB102を介してMME103へ転送される。MME103は、UE101が呼接続しても良いUEであるか否かを確認する認証処理を行うために、加入者情報管理サーバ(HSS:Home Subscriber Server)108にアクセスする。認証処理を通過すると、MMEはサービングゲートウェイ(S−GW:Serving Gateway)104に対してユーザデータの通信を指示する。S−GW104はインターネット網などのサービス網への接続を制御するパケットデータネットワーク ゲートウェイ(P−GW:Packet Data Network Gateway)105へ接続指示を行う。接続処理が完了すると、UE101はLTE無線アクセスシステムを用いたデータ通信が可能となり、UE101が送信したデータは、eNB102、S−GW104、P−GW105を介してサービス網へ送信される。
次に、UE101がWiFi無線方式によってWiFi基地局106に呼接続を行う場合について説明する。
本実施例の構成、呼接続のシーケンスを説明する前に、まず、従来のWiFiアクセスシステムの構成および呼接続のシーケンスを簡単に説明する。
従来、WiFi基地局経由でEPCに接続する場合は、TS23.402(非特許文献2)に規定されているように、ePDGを経由して接続する。具体的には、UEはWiFi基地局に無線回線で接続され、WiFi基地局はインターネット等のIP網を介してePDGと接続する。そしてePDGがサービス網へのゲートウェイであるP−GWと接続され、WiFi無線方式により通信を行うUEが、P−GWを介して、サービス網とのデータ送受信が可能となる。
このような従来の構成では、WiFi基地局とePDGを含む無線LANシステムは、データの送受信はP−GWを介して行うものの、ePDGおよびWiFi基地局等で構成される無線LANシステムは、LTEのシステムとは独立した別のシステムであった。そのため、無線LANシステムのWiFi基地局から、LTEシステムのeNBにハンドオーバーを行う場合には、再度ハードウェア認証、ユーザ認証が必要となる。また、ePDGの機能と、MMEの機能は同じではなく、LTEシステム側でサポートされている機能が、無線LANシステムにはないという場合がある。
このような課題を解決するために、本実施例では、WiFi基地局を、インターネットを介してMMEに接続できるようにするものである。本実施例において、WiFi基地局としては、構成の変更は必要なく一般のWiFi基地局を用いることが可能である。WiFi基地局をインターネットを介してMMEに接続することができるようにするために、本実施例においては、UEの構成に特徴がある。以下、本実施例を詳細に説明する。
図1に示す本実施例においては、UE101から送信される呼接続制御信号は、WiFi基地局106からインターネット等(図示せず)を介して、MME103へ転送される。ここで、WiFi基地局106から、IPsecなどの認証処理及び暗号化処理を行うためのセキュリティゲートウェイ(Security Gateway:Security GW)107を介してMME103へ転送する構成としてもよい。UE101がWiFi基地局106を介してMME103に呼接続制御信号を送るためのUEの構成およびプロトコルについては、図2以降で説明する。
UE101がWiFi基地局106を介してMME103に呼接続制御信号を送信した後の処理はLTE無線方式による呼接続と同様である。LTE無線方式による呼接続と同様に、HSS108、S−GW104、P−GW105へ呼接続信号が送信されることで、UE101はWiFi基地局を経由した、WiFi無線方式を用いたデータ通信が可能となる。UE101から送信されるデータは、WiFi基地局106、Security GW107、S−GW104、P−GW105を介してサービス網とのデータ送受信を行う。
なお、Security GW107で実施する認証処理や暗号化、復号処理のうち、呼接続信号のための認証処理、暗号化処理、復号処理についてはMME103で実施し、ユーザデータのための暗号化処理、復号処理についてはS−GW104で実施することで、Security GW107を省略したシステム構成とすることもできる。図1では、Security GW107は省略できるため点線で図示しているが、以降の実施例の説明では、Security GW107の機能をMME103及びS−GW104で実施し、Security GW107を含まないシステム構成を例にとって説明する。
次に、UEの構成について説明する。
図2は、本発明の一実施例におけるUEの構成を示す図である。
図2に示すように、本実施例のUE101は、ネットワークインタフェース(USB/Etherなど)206、UE制御部(NAS/RRC)201、LTE無線処理部(BB/RF)202、HeNB制御部203、HeNBセキュリティ機能部(IKEv2/IPsec)204、WiFi無線処理部(BB/RF)205、およびアンテナを有する。
UE制御部201はLTE無線方式による呼接続を行うかWiFi無線方式による呼接続を行うかを判断する機能と、無線アクセスシステムへの呼接続制御を行う機能をもつ。
UE制御部201が、LTE無線アクセスシステムへの呼接続制御を行うと判断した場合には、UE制御部は、LTE無線処理部202でデータの無線変調を行いデータをeNB102へ送信する。また、eNB102から受信した無線信号の復調を行いデータを受信する。UE制御部201がWiFi無線アクセスシステムへの呼接続制御を行うと判断した場合には、WiFi無線処理部205でデータの無線変調を行いデータをWiFi基地局106へ送信する。一方、WiFi基地局から受信した無線信号の復調を行いデータを受信する。
HeNB制御部203は、WiFi無線処理部205及びWiFi基地局106を介してMME103との間で呼接続処理を行うための構成である。本実施例では、UE101に、端末機能とともにHeNBが持つ呼接続処理機能を備えるようにし、HeNBがMMEに送信する呼接続メッセージをUEが送信できるようにしている。UEが送信した呼接続メッセージは、WiFi基地局を介してインターネット等を経由しMMEに届く。MMEは、UEをHeNBと見なして呼接続を行う。
本実施例においては、WiFi基地局を、UEがインターネット等を介してMMEに接続するための手段として利用している。MMEを含むEPCから見れば、HeNBの呼接続処理機能を備えるUEは、LTEシステムの一つのHeNBおよびそのHeNBに接続するUEに見える。本実施例では、UEを開示したような構成とし、WiFi基地局をインターネットに接続するための手段として利用することにより、WiFi基地局をLTEシステムの中に取り込むことが可能となる。よって、UEがWiFi基地局からeNBにハンドオーバーして通常のLTE端末としての動作に切り替わっても、LTEシステム内のハンドオーバーであるためハードウェア認証やユーザ認証は発生しない。また、機能差分も生じることがない。
UE101とMME103及びUE101とS−GW104との間でセキュリティの確保が必要な場合には、UE101にHeNBセキュリティ機能部204を備え、Security GW107との間で暗号技術を用いてIPパケット単位でデータの改竄防止や秘匿機能を提供するプロトコルであるIKEv2(Internet Key Exchange version 2)及びIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)を適用することができる。PC等サービス網へのアクセスを行う外部端末は、ネットワークI/F206を介して、LTE無線アクセスシステム及びWiFi無線アクセスシステムを経由してP−GW105との通信を行う。
図3は、本発明の一実施例におけるUEのハードウェア構成を説明する図である。
UE101は、CPU301、メモリ302、クロック303が通信バスに接続されている構成をとる。図2で説明したUE制御部201、HeNB制御部202、HeNBセキュリティ機能部204で行う処理はCPU301が実行する。CPU301で処理された送信データは、一旦メモリ302に格納される。変復調回路304は、メモリ302から送信データを読み出し、変調処理を行う。RF回路305は、変調した送信データを無線信号に変換し、eNB102やWiFi基地局106へ送信する。
次に、プロトコルスタックを示して本発明の実施例を説明する。
図4は、LTE無線アクセスシステム経由で呼接続を行うための呼処理信号を送信する際に使用するプロトコルのプロトコルスタックを示す図である。
UE101は、まず、UEとコアネットワーク間でパケット呼の接続などに用いるプロトコルであるNAS(Non-Access Stratum)403を用いて呼処理信号を送信する。NAS信号は、UEとeNB間の無線区間のチャネルの割り当てなどの無線制御を行うプロトコルであるRRC(Radio Resource Control)402によりカプセル化され、LTE401により無線フレームへの変換が行われてeNB102に送信される。RRC402は、UE101とeNB102間の無線コネクションの確立処理、他eNBへのハンドオーバー処理、解放処理も実施するプロトコルである。eNB102は、UE101からLTE無線フレームを受信すると、LTE404により受信処理を行い、RRC405へNAS信号を転送する。
このようにして、UE101がNAS403を用いて生成した呼処理信号を、eNB102のRRC405で受信する。eNB102では、受信した呼処理信号の解釈は行わずに、MME103へ転送するため、LTEにおいて、基地局とMMEとの間で必要な機能を規定したプロトコルであるS1−AP(S1 Application Protocol)410でカプセル化する。次に、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)409、IPsec408を用いてセキュリティ確保を行った上でフレーム化する。フレーム化した呼処理信号は、IP407、Ethernet406それぞれのプロトコル処理を介してMME103へ送信する。
MME103は、受信した呼処理信号をEthernet(登録商標)411、IP412、IPsec413、SCTP414、S1−AP415の各プロトコル処理を介してデフレーム化し、NAS416のプロトコル処理を行う構成へ転送する。このようにUE101のNAS403から送信された呼処理信号は、MME103のNAS416へ送信される。同様の方法でMME103のNAS416からUE101のNAS403へ呼処理信号が送信される。つまり、呼処理信号は、論理的にUE101のNAS403と、MME103のNAS416との間で送受信され、UE101とMME103との間で呼接続処理、呼解放処理などの呼処理手順が行われる。
続けてMME103は、UE101、eNB102、S−GW104の間でユーザデータの転送を行うU−Plane設定を行う。U−Plane設定処理のため、MME103のGTPv2−C420は、S−GW104のGTPv2−C424との間で呼処理信号を送受信する。MME103のGTPv2−C420とS−GW104のGTPv2−C424は、MME103のUDP419、IP418、Ethernet417及びS−GW104のEthernet421、IP422、UDP423を経て呼処理信号の送受信行う。
図4ではセキュリティの確保のためIPsec408、IPsec413を適用した場合のプロトコルスタックを例示している。しかし、他の方法でセキュリティが確保されていたり、セキュリティポリシーによりセキュリティの確保が不要である場合には、IPsecを適用しないプロトコルスタック構造をとることも可能である。
次に、LTE無線アクセスシステムにおいてユーザデータの転送を行う際に適用されるプロトコルスタックについて説明する。
図5は、LTE無線アクセスシステムにおけるユーザデータの転送を行う際に適用されるプロトコルスタックを示す図である。
UE101はユーザデータを送信する際、IP503によってIPパケットを生成し、PDCP502によりカプセル化し、LTE501によりLTE無線フレームへの変換を行なってeNB102に送信する。eNB102は、UE101からのLTE無線フレームを受信するとLTE504により受信処理を行い、PDCP505へユーザデータを転送する。UE101のIP503で生成されたIPパケットは、eNB102ではPDCP505が受信する。eNB102のPDCP505ではIPパケットの解釈は行わずに、S−GW104へ転送するためGTP−U509、IPsec508、IP507、Ethernet506を介してS−GW104へ転送する。S−GW104は、受信データをEthernet510、IP511、IPsec512、GTP−U513を介してデフレーム化し、P−GW105へユーザデータを含むIPパケットを、GTP−U517、IPsec516、IP515、Ethernet514を介して送信する。ここで、図5ではセキュリティの確保のためIPsec508、IPsec512を適用した場合のプロトコルスタックを例示しているが、他の方法でセキュリティが確保されていたり、セキュリティポリシーによりセキュリティの確保が不要である場合には、IPsecを適用しないプロトコルスタック構造をとることも可能である。
次に、WiFi無線アクセスシステムへ呼処理信号を伝達する際に使用するプロトコルスタックについて説明する。
図6は、本発明の一実施例におけるWiFi無線アクセスシステムへ呼処理信号を伝達する際に使用するプロトコルスタックを示す図である。
本実施例のUE101は、図2で説明したように、UE101内部に一般的なUEが持っている機能を実現するとともにLTEまたはWiFiのどちらの無線アクセスシステムを使用するか判断する機能を持つUE制御部201と、LTEのeNBの機能を実現するHeNB制御部203を備えている。そのため、本実施例のUE101は、図4で示したeNBが行っていた呼処理信号の送受信処理もUE101の内部で行うことが可能である。UE101にLTEのUEと、eNBの機能を持たせ、WiFi無線フレームでWiFi基地局にLTEの呼接続信号を送付すると、WiFi基地局106、インターネット等を介して、そのデータをMME103に送信することができる。WiFi基地局106は一般的なWiFi基地局でよい。MME103から見ると、UE101は、UE101が接続したHeNBに見え、LTEシステム内のひとつの基地局および移動端末として管理することが可能である。
具体的にプロトコルスタックを示してWiFi無線アクセスシステムを経由した呼接続処理を説明する。
MME103との接続処理を行うNAS606が呼処理信号を送信すると、S1−AP605によりNAS信号がカプセル化する。カプセル化したNAS信号はSCTP604、IPsec603、IP602、WiFi601によりWiFi無線フレームに変換しWiFi基地局106に送信する。WiFi基地局106はWiFi607及びIP608によりデータを受信し、IP610及びEthernet611を介して受信したデータをMME103へ送信する。MME103は受信したデータをEthernet611、IP612、IPsec613、SCTP614、S1−AP615を介してデフレーム化し、呼処理信号をNAS616へ転送する。このようにUE101のNAS606から送信された呼処理信号は、MME103のNAS616へ送信される。同様の方法でMME103のNAS616からUE101のNAS606へ呼処理信号が送信される。つまり、論理的にUE101のNAS606と、MME103のNAS616との間で呼処理信号が送受信され、UE101とMME103との間での呼接続処理、呼解放処理などの呼処理手順が行われる。
続いてMME103は、UE101、WiFi基地局106、S−GW104の間でユーザデータの転送を行うU−Plane設定を行う。MME103とS−GW104は、MME103のGTPv2−C620とS−GW104のGTPv2−C624との間でMME103のUDP619、IP618、Ethernet617及びS−GW104のEthernet621、IP622、UDP623を介して呼処理信号の送受信を行う。
図6ではセキュリティの確保のためIPsec603、IPsec613を適用した場合のプロトコルスタックを例示している。しかし、他の方法でセキュリティが確保されていたり、セキュリティポリシーによりセキュリティの確保が不要である場合には、IPsecを適用しないプロトコルスタック構造をとることも可能である。
ここで、図4で説明したLTE無線アクセスシステムでの呼接続用にMME103が保持するプロトコルスタックと、図6におけるWiFi無線アクセスシステムでの呼接続用にMME103が保持するプロトコルスタックを比較する。
図6におけるWiFi無線アクセスシステムでの呼接続用にMME103が保持するプロトコルスタック(NAS616、S1−AP615、S1−AP614、IPsec613、IP612、Ethernet611)は、図4におけるLTE無線アクセスシステムでの呼接続用にMME103が保持するプロトコルスタック(NAS416、S1−AP415、SCTP414、IPsec413、IP412、Ethernet411)と同一の構造をとっている。このことは、無線アクセスの種類に依らず同一論理を適用可能であることを示している。
また、図4と図6のプロトコルスタック構造の対比からわかる本実施例のもう一つの特徴は、UE101が、図4でUE101が送信したNAS信号403をeNB102がS1−AP410、SCTP409を用いてカプセリングする機能を、図6に示すWiFi通信時にはUE101内部で実現するプロトコルスタック構成(NAS606、S1−AP605、SCTP604)となっている点にある。従って、MME103においては、図4でeNB102から受信するNAS信号403と、図6でUE101から受信するNAS信号606を同一プロトコルスタックで処理が可能となっている。
次に、WiFi無線アクセスシステムにおけるユーザデータの転送を行う際に適用されるプロトコルスタック構成について説明する。
図7は、WiFi無線アクセスシステムにおけるユーザデータの転送を行う際に適用されるプロトコルスタックを示す図である。
UE101はユーザデータを送信する際、IP705によってIPパケットを生成し、GTP−U704、IPsec703、IP702によりカプセル化し、WiFi701によりWiFi無線フレームへ変換してWiFi基地局106に送信する。WiFi基地局106は、UE101からWiFi無線フレームを受信すると、WiFi706により受信処理を行い、Ethernet707を介してS−GW104へユーザデータを転送する。S−GW104は、受信データをEthernet708、IP709、IPsec710、GTP−U711を介してデフレーム化し、GTP−U715、IPsec714、IP713、Ethernet712を介してP−GW105へユーザデータを含むIPパケットを送信する。
図7ではセキュリティの確保のためIPsec703、IPsec710、IPsec714を適用した場合のプロトコルスタックを例示している。しかし、他の方法でセキュリティが確保されていたり、セキュリティポリシーによりセキュリティの確保が不要である場合には、IPsecを適用しないプロトコルスタック構造をとることも可能である。
ここで、図5に示したLTE無線アクセスシステムでのユーザデータ転送用にS−GW104が保持するプロトコルスタックと、図7におけるWiFi無線アクセスシステムでのユーザデータ転送用にS−GW104が保持するプロトコルスタックを比較する。
図7におけるWiFi無線アクセスシステムでのユーザデータ転送用にS−GW104が保持するプロトコルスタック(GTP−U711、IPsec710、IP709、Ethernet708)は、図5におけるLTE無線アクセスシステムでのユーザデータ転送用にS−GW104が保持するプロトコルスタック(GTP−U513、IPsec512、IP511、Ethernet510)と同一の構造をとっている。このことは無線アクセスの種類に依らず同一論理を適用可能であることを示している。 また、図5と図7の対比からわかる本実施例のプロトコルスタック構造のもう一つの特徴は、UE101が、図5でUE101が生成したIPパケットをeNBがGTP−U509を用いてカプセリングする機能を、図7ではUE101内部で実現するプロトコルスタック構成(IP705、GTP−U704)としている点にある。従って、MME103においては、図5でeNB102から受信するIP503と、図7でUE101から受信するIP705を同一プロトコルスタックで処理が可能となっている。
次に、呼接続処理をシーケンス図を用いて説明する。
図8は、UE101がWiFi無線アクセスシステム経由で呼接続する際のコールフローを示したものである。
UE101のUE制御部201は、電源をONにすると(801)、HeNB制御部203との間でRRC接続処理を行う(802)。UE制御部201は、NAS信号であるAttachRequestメッセージをRRCカプセル化してHeNB制御部へ送信する(803)。HeNB制御部203は、S1−AP信号であるInitialUEMessageにNAS信号であるAttachRequestメッセージを含めて、WiFi基地局106およびインターネットを介してMME103へ送信する(804)。続いて、UE制御部201、MME103、HSS108の間でUE認証手順を行う(805)。
認証処理によってUE101がMME103に接続可能であると判断されると、U−Plane設定を行うため、MME103はS−GW104へCreate Session Requestメッセージを送信する(806)。
S−GW104はU−Plane用のリソースを確保し、リソースの識別子であるTEID(Terminal Equipment ID)を含むリソース情報をCreate Session Responseに含めてMME103へ送信する(807)。
MME103は、NAS信号としてAttach AcceptとDefault EPS Bearer Context Requestメッセージを含むS1−AP信号であるInitial Context Setup Requestメッセージを、WiFi基地局106を介してHeNB制御部203へ送信し、手順804における接続要求に対して接続が許可されたことを通知するとともに、U−Plane設定の指示がされる(808)。
HeNB制御部203は、受信したNAS信号であるAttach AcceptとDefault EPS Bearer Context RequestメッセージをRRCカプセル化してUE制御部へ送信する(809)。UEは、U−Plane設定処理を行い(810)、U−Plane設定処理が完了したことを通知するため、NAS信号としてAttach Completeメッセージ及びActivate Default EPS Bearer Context AcceptメッセージをRRCカプセル化した上でHeNB制御部203へ送信する(811)。HeNB制御部203は、UE制御部201から受信したNAS信号を、S1−AP信号であるUL NAS Transferメッセージに含め、WiFi基地局106を介してMME103へ送信する。
MME103は、U−Plane設定を完了させるため、Modify Bearer RequestメッセージをS−GW104へ送信する。(813)
S−GW104はU−Plane設定処理を完了させ(814)、Modify Bearer ResponseメッセージをMME103へ送信する(815)。
以上説明した手順を行うことにより、本実施例の構成を用いて、WiFi無線アクセスによるEPCとの呼接続処理ができる。なお、上記処理で適用しているNAS信号処理及びS1−AP処理については、3GPP標準規格であるTS23.401に準拠した動作となっている。
また、図8においては、例としてUE制御部201とHeNB制御部203との間でRRC信号処理を適用している。しかし、RRC信号処理は、本来はUEとeNB間の無線区間のためのプロトコルであり、無線通信を制御するためのシーケンスやパラメータが多数規定されている。実施例においては、ひとつのUEの中に、端末機能を実現するUE制御部と、基地局の機能を実現するHeNB制御部が備わっており、UE制御部とHeNB制御部間は有線で接続されているため、そのような無線通信を制御するためのシーケンスやパラメータは必要がない。従って、UE制御部201とHeNB制御部203間については、実際にはRRCを適用せずに独自な信号を定義してNAS信号を伝達してもよい。
次に、WiFi無線アクセスシステムからLTE無線アクセスシステムへの無線システム切り替えを伴うハンドオーバーが発生した場合のシーケンスを説明する。
図9は、UE101がWiFi無線アクセスシステムに呼接続を行った後に、LTE無線アクセスシステムへ無線システム切り替えを伴うハンドオーバーを行う場合のコールフローを示した図である。
図9のシーケンス図において、UE101は、UE制御部201、HeNB制御部203、WiFi基地局106を介してS−GW104とユーザデータの転送ができるようU−Planeの設定が完了している状態である(901)。
UE101は、LTE無線アクセスシステムへの無線システム切り替えを行うこと判断する。(902)この判断は、例えばLTE無線処理部202により監視しているLTE無線の受信品質と、WiFi無線処理部による監視しているWiFi無線の受信品質を比較し、LTE無線の受信品質の方が、2倍(または予め規定した基準と比較して)品質が良いと判定された場合にLTE無線アクセスシステムへの切り替えを行う。ここで、無線の受信品質は、RSSI(Received Signal Strength Indication)などの受信電力や、S/N比(signal-to-noise ratio)などの信号品質等を指標として適用できる。
HeNB制御部203は、ハンドオーバーを実施するため、HandoverRequiredメッセージをWiFi基地局106を介してMME103へ送信する。(903)
MME103は、ハンドオーバー先のeNB102に対して、Handover Requestメッセージを送信し、ハンドオーバーの準備を行うよう指示する(904)。
eNB102は無線リソースの確保を行う等のUE101のハンドオーバー受け入れのための準備を行い、Handover Request AckメッセージをMME103へ送信する(905)。
MME103は、UE101へハンドオーバーの実行指示をするHandover Commandメッセージを、WiFi基地局106を介してHeNB制御部203へ送信する。(906)
HeNB制御部203は、ハンドオーバーに必要な情報としてHandover Commandメッセージによって受信した情報を伝達するため、RRC Connection ReconfigurationメッセージをUE制御部201へ送信する(907)。
HeNB制御部はハンドオーバー先のeNB102でUEとの通信継続のために必要な無線フレームのシーケンス番号等の情報を載せたeNB Status TransferメッセージをWiFi基地局106を介してMME103へ送信する(908)。
MME103は、eNB Status Transferメッセージにて受信した情報を、ハンドオーバー先eNB102へ転送するために、MME Status TransferメッセージをeNB102に送信する(909)。
UE制御部201は、手順907でRRC Connection Reconfigurationメッセージを受信すると、無線接続をWiFi無線アクセスからLTE無線アクセスに切り替える。eNB102と無線同期を行った後に、eNB102に対してRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを送信する(910)。
eNB102は、ハンドオーバー処理が完了したことを通知するためにMME103へHandover Notifyメッセージを送信する(911)。
MME103は、S−GW104におけるU−Plane設定処理を指示するModify Bearer RequestメッセージをS−GW104へ送信する(912)。
S−GW104は、WiFi基地局106へ送信される設定となっていたU−Plane設定をeNB102へ送信する設定へ変更し、MME103へModify Bearer Responseメッセージを送信する(913)。
手順913までの処理を完了すると、UE制御部201、eNB102、S−GW104との間でユーザデータの転送が行えるU−Plane設定の状態となる(914)。
MME103は、ハンドオーバーが完了したことをHeNB制御部203へ通知するためUE Context Release CommandメッセージをWiFi基地局106を介して送信し(915)、HeNB制御部203は、その応答としてUE Context Release CompleteメッセージをWiFi基地局106を介してMME103へ送信する(916)。
なお、手順915及び手順916を実施するためにはUE101においてLTE無線アクセスとWiFi無線アクセスの両方を同時に通信させる必要がある。LTE無線アクセスとWiFi無線アクセスの両方を同時に通信させると、バッテリーを浪費したり、両方同時に通信させるための付加機能が必要になると考えられる。そのため、手順908においてeNB Status TransferメッセージをMME103に送信した後に、SCTP接続を切断することで、手順915及び手順916を省略し、UE103においてLTE無線アクセスとWiFi無線アクセスの同時通信をさせない方法も可能である。
なお、本処理で適用しているNAS信号処理及びS1−AP処理については、LTE無線アクセスシステム内でのハンドオーバー処理として3GPP標準規格であるTS23.401に準拠した動作となっている。
また、例としてUE制御部201とHeNB制御部203との間でRRC信号処理を適用しているが、前述のように、UE制御部201とHeNB制御部203間の通信は、UE101の内部動作であり、実際にはRRCを適用せずに独自な信号を定義してNAS信号を伝達してもよい。
101 UE
102 eNB
103 MME
104 S−GW
105 P−GW
106 WiFi基地局
107 Security GW
108 HSS
201 UE制御部(NAS/RRC)
202 LTE無線処理部(BB/RF)
203 HeNB制御部
204 HeNBセキュリティ機能部(IKEv2/IPsec)
205 WiFi無線処理部(BB/RF)
301 CPU
302 メモリ
303 クロック
304 変復調回路
305 RF回路

Claims (7)

  1. 第1の無線アクセスシステムとの通信機能を有する第1の無線処理部と、
    第2の無線アクセスシステムとの通信機能を有する第2の無線処理部と、
    前記第1および第2の無線処理部のいずれを使用するかの判断を行うとともに、無線端末としての機能を制御する端末制御部を有する移動端末であって、
    前記第1の無線アクセスシステムにおける基地局の通信プロトコル処理機能を有する基地局機能部をさらに備え、
    前記端末制御部の制御に基づいて、前記基地局機能部が生成した前記第1の無線アクセスシステムにおける基地局とコア側装置間の通信プロトコルに基づいた信号を、前記第2の無線処理部において前記第2の無線アクセスシステムの無線信号に格納して前記第2の無線アクセスシステム経由で前記第1の無線アクセスシステムの前記コア側装置に送信することを特徴とする移動端末。
  2. 請求項1に記載の移動端末であって、
    前記第1の無線アクセスシステムは、LTE無線方式による無線アクセスシステムであり、
    前記第2の無線アクセスシステムは、WiFi無線方式による無線アクセスシステムであり、
    呼接続時に、前記端末制御部が生成したNAS信号による呼接続信号を、前記基地局機能部においてSI−APおよびSCTPプロトコルを用いてカプセリングし、前記第2の無線処理部において、WiFi無線フレームに格納してWiFi基地局経由でEPC側の装置に送信することを特徴とする移動端末。
  3. 請求項1に記載の移動端末であって、
    前記第1の無線アクセスシステムは、LTE無線方式による無線アクセスシステムであり、
    前記第2の無線アクセスシステムは、WiFi無線方式による無線アクセスシステムであり、
    呼接続後のデータ通信時に、前記端末制御部が生成したIPパケットを、前記基地局機能部においてGTP−Uプロトコルを用いてカプセリングし、前記第2の無線処理部において、WiFi無線フレームに格納してWiFi基地局経由でEPC側の装置に送信することを特徴とする移動端末。
  4. 移動端末と通信を行う基地局と、前記基地局からの呼接続を制御する移動管理装置と、前記移動端末の加入者情報の認証処理を行う加入者情報管理サーバと、無線アクセス網のゲートウェイと、サービス網のゲートウェイを有する無線通信システムであって、
    さらに、インターネットを介して前記移動管理装置と接続された前記基地局と移動端末間の無線方式とは異なる無線方式の第2の基地局と、
    前記基地局の通信プロトコル処理機能と、前記第2の基地局と通信を行う無線処理機能を有し、前記基地局と前記移動管理装置間の通信プロトコルを用いた信号を生成し、前記第2の基地局の無線方式を用いた無線フレームに格納して前記第2の無線基地局およびインターネットを介して前記移動管理装置に送信する移動端末とを有することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項4に記載の無線通信システムであって、呼接続信号処理のための認証処理、暗号化処理、復号処理は前記移動管理装置が行い、
    ユーザデータ処理のための暗号化処理、復号処理は、前記無線アクセス網のゲートウェイが行うことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項4に記載の無線通信システムであって、前記第2の基地局は、サービングゲートウェイを介して前記移動管理装置に接続される構成であり、
    前記サービングゲートウェイは、呼接続信号処理のための認証処理、暗号化処理、復号処理、およびユーザデータ処理のための暗号化処理、復号処理を行うことを特徴とする無線通信システム。
  7. 第1、第2の無線アクセスシステムが存在する無線通信システムにおける無線通信方法であって、移動端末が、前記第1の無線アクセスシステムの基地局のプロトコル通信機能を有し、
    移動端末が、前記第1の無線アクセスシステムの基地局とコアネットワーク装置間のプロトコルを用いて生成した信号を、前記第2の無線アクセスシステムの無線フレームに格納し、第2の無線アクセスシステムの基地局に送信すると、
    前記第2の無線アクセスシステムの基地局は、インターネットに接続された基地局であり、インターネットを経由して、前記移動端末から受信した信号を前記第1の無線アクセスシステムの前記コアネットワーク装置に転送し、
    前記第1の無線アクセスシステムのコアネットワーク装置は、前記第2の無線アクセスシステムの基地局およびインターネットを介して、前記第1の無線アクセスシステムの基地局のプロトコル通信機能を有する移動端末と前記基地局のプロトコル通信機能により前記第1の無線アクセスシステムの基地局と通信を行うのと同様に、呼接続処置およびユーザデータ処理を行うことを特徴とする無線通信方法。
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