JP5714301B2 - 冷却システム及び冷却方法 - Google Patents
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Description
空調空間内の空気を吸い込み、冷却して低温空気として吹き出す冷却ユニットと、
前記冷却ユニットから吹き出される低温空気を前記空調空間内の所定高さ以下の必要冷却領域に導くダクトチャンバを備え、
前記冷却ユニットによる空気の吸い込み口の下端を前記空調空間内の所定高さ以上に設け、前記ダクトチャンバの吹き出し口の上端を前記空調空間内の所定高さ以下に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口が前記低温空気を旋回させて吹き出させる形状とした、又は前記ダクトチャンパの吹き出し口から吹き出す前記低温空気の吹出し速度を吹き出し口の平均で0.5m/s以下としたことを特徴とする。
前記空調空間は、冷蔵倉庫であっても良い。
空調空間内の空気を吸い込み、冷却して低温空気として吹き出す冷却ユニットと、
前記冷却ユニットから吹き出される低温空気を前記空調空間内の所定高さ以下の必要冷却領域に導くダクトチャンバを備える空調システムにおける冷却方法であって、
前記冷却ユニットが吸い込み口から空気を吸い込み、前記冷却ユニットが前記吸い込み口から吸い込んだ空気を冷却し、冷却した低温空気を前記ダクトチャンバに供給し、
前記吸い込み口は、下端を前記空調空間内の所定高さ以上に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口の上端を前記空調空間内の所定高さ以下に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口が前記低温空気を旋回させて吹き出させる、又は前記ダクトチャンバの吹き出し口から吹き出す前記低温空気の吹出し速度を吹き出し口の給気面の平均で0.5m/s以下とすることを特徴とする。
[構成]
図1は、第一実施形態に係る冷却システム10の構成を示す。第一実施形態に係る冷却システム10は、冷凍又は冷蔵倉庫(以下単に倉庫と称す)の冷却システムであり、コンデンシングユニット1、複数の冷却ユニット2、コンデンシングユニット1と冷却ユニット2とを接続する冷媒往き配管31及び冷媒還り配管32、ダクトチャンバ4、制御ユニット6を備える。
倉庫90は、床面91、壁部92、天井部93により、その内部(庫内)を外界と隔て、壁部92の一部に搬出入開口94が設けられている。本実施形態の冷却システム10では、この冷蔵倉庫内を空調空間とし、積極的に温度成層を成して庫内下部の必要冷却領域(必要冷蔵域)95を目的の温度(設定温度)に冷却する。
コンデンシングユニット1は、倉庫90の屋外に設置される。コンデンシングユニット1は、コンデンシングユニットファン11、圧縮機12、凝縮器13、高圧受液器14を
備える。
冷却ユニット2は、倉庫90の屋内に設置される。冷却ユニット2は、冷却ユニットファン21や吸い込み口22、蒸発器24を備える。
ダクトチャンバ4は、冷却ユニット2から吹き出される低温空気を庫内の所定高さ以下の必要冷蔵域95に導く導風路である。また、ダクトチャンバ4は、冷却ユニットファン21によって送出された低温空気の流れを整える緩衝領域としても機能する。また、冷却ユニット2の吹出開口とダクトチャンバ4の冷気取入口は、フランジ接続で気密に構成している。もっとも、この接続は、若干隙間があっても良い。
ぞれ傾斜して配置されており、図3と図4では、フィン30の傾斜方向が逆向きの関係になっている。
を与えるようになっている。
の間、給気口15bと給気口15cの間及び給気口15bと給気口15cの間において、
互いに打ち消しあう方向に低温空気SAが吹き出されることとなる。そうすると、各給気口15a、15b、15c、15dから吹き出される低温空気SAの旋回成分が相殺されてしまう。
保存則に従って低温空気SAの速度は、各給気口15から吹き出した後、速やかに減速することとなる。
けて構成した場合には、フィルタのすぐ下流が給気面となり、ここでの流速である。給気面から必要冷蔵域95へ吹き出す低温空気SAの流速が0.2〜0.5m/s以下となるように、
この冷却ユニットファン21の吹き出し風量とバグフィルタ等の均圧手段や抵抗体の仕様を設定する。
なお、図1では、冷却ユニット2とダクトチャンバ4の組み合わせを2カ所に配置した例を示したが、これに限らず、冷却ユニット2とダクトチャンバ4の組み合わせの設置数は、冷却する領域(本例では倉庫)の規模に応じて任意に設定可能であり、1組或いは3組以上であっても良い。例えば、図1に示した2組だけでなく、図1の紙面と垂直方向に冷却ユニット2とダクトチャンバ4の組み合わせを複数組設けても良い。また、大型(大容量)の冷却ユニット2を採用し、ダクトチャンバ4の下方を分岐させて並列に設けた複数の吹き出し口から給気しても良い。
モータダンパ43は、ダクトチャンバ4の上部に設けられ、冷却ユニット2からの空気の流路を吹き出し口41側と、庫内の上部領域側とに切替える。モータダンパ43の構成例としては、図8に示すように、ダクトチャンバ4の張り出し部の側板の一部に開口43Aを設け、回動軸43Bを中心として回動自在に導風板43Cを装着し、不図示のモータが制御部6の制御により導風板43Cを回動させて開状態或いは閉状態に切り換える。開状態では導風板43Cがダクトチャンバの側板として機能し、閉状態では導風板43Cが冷却ユニット2からの気流と直交する抵抗板として機能する。
制御ユニット6は、マイクロコンピュータやメモリ等からなる制御回路であり、リモコン等の操作部(不図示)から設定温度や冷却システム10のオン・オフ、冷却モードなどの操作が入力され、これに応じてコンデンシングユニット1や冷却ユニット2の制御を行う。
図11は、モード選択に応じて実行する通常の冷却動作とデフロスト動作の説明図である。
シングユニット1や冷却ユニット2を制御して庫内の冷却を行わせる。この場合、モータダンパは閉じた状態とし、冷却ユニット2で冷却した低温空気SAをダクトチャンバ4を介して所定高さ以下に設けた吹き出し口41から緩やかに必要冷蔵域95へ送出させる。また、必要冷蔵域の温度を温度センサ(不図示)で検出し、この必要冷蔵域の温度が設定温度となるようにフィードバック制御を行うが、この温度制御等は公知の技術を適用できるので、詳細は省略する。
なお、デフロストモードの選択は、操作部から入力されるものでも良いし、蒸発器24等の着氷を検知するセンサを設け、このセンサにより所定以上の着氷を検知した場合にデフロストモードを自動で選択してデフロストを行うものでも良い。
上述のように本実施形態の冷却システム10では、必要冷蔵域95を静穏に保ち温度成層を成すことにより、高温多湿な漏気(冷蔵域の空気より軽い。H2O:18g/mol,空気N2:28g/mol)を上部領域に上昇させる。また、入庫物71を冷却するための熱負荷や庫内動力の熱負荷、作業員による熱負荷が、自然対流で上部領域に押し上げられる。
また、以下の効果も得られる。
度33.6℃、エンタルピ86.1kJ/kg(DA)の漏気が5℃の冷蔵倉庫90内に流入する場合、こ
の漏気負荷を処理する熱量を10%削減できる。
℃の冷蔵倉庫で、庫外の温度、特に天井パネル裏側の上部空間の温度が28℃の場合では約20%の天井貫流負荷を削減できる。入庫物71を冷却するための熱負荷や庫内動力の熱
負荷、作業員による熱負荷の合計が33W/m2、天井照明負荷の合計が4W/m2、壁貫流負荷の
合計が2W/m2、天井貫流負荷が23W/m2、漏気負荷が44W/m2の冷蔵倉庫では106W/m2の冷却熱量が必要であるが、本冷却システム10では約10%の熱負荷を削減できる。
℃程度高く設定できるので、冷却システム10の運転効率を向上できる。例えば、蒸発温度を2℃高めた場合で冷却システム10の運転効率が、約7〜10%向上する。
図12は、ダクトチャンバ4を冷蔵倉庫外に設置した例を示している。
これにより、倉庫90内の有効スペースを広く確保できる。
図13−図15は、ダクトチャンバ4を建材パネルなどによって建築的に構築した例を示す図である。
図16は、本発明に係る冷却システム10の第二実施形態を示す図である。本第二実施形態の冷却システム10では、前述の第一実施形態と比べて冷却ユニット2を床置型とした点が異なっている。なお、その他の構成は第一実施形態と同じであり、同一の要素には同符号を付すなどして再度の説明を省略している。
ダンパ43−2を開状態とすることにより、ダクトチャンバ4と吹き出し口41とを連通させ、冷却ユニット2からの低温空気SAを共通ダクトの下部を経て吹き出し口41から吹き出させる。
また、冷却ユニット2は、屋外に設置しても構わない。即ち、吸い込み口75を空調空間の壁面に設け、ダクト7を外壁にそって立ち下げて冷却ユニット2に還気させ、ここから前述した室内の上下に分岐される共通ダクトに供給しても良い。
2・・・冷却ユニット
4・・・ダクトチャンバ
6・・・制御ユニット
11・・・コンデンシングユニットファン
12・・・圧縮機
13・・・凝縮器
14・・・高圧受液器
21・・・冷却ユニットファン
24・・・蒸発器
31・・・冷媒往き配管
32・・・冷媒還り配管
71・・・入庫物
Claims (5)
- 空調空間内の空気を吸い込み、冷却して低温空気として吹き出す冷却ユニットと、
前記冷却ユニットから吹き出される低温空気を前記空調空間内の所定高さ以下の必要冷却領域に導くダクトチャンバを備え、
前記冷却ユニットによる空気の吸い込み口の下端を前記空調空間内の所定高さ以上に設け、前記ダクトチャンバの吹き出し口の上端を前記空調空間内の所定高さ以下に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口から吹き出す前記低温空気の吹出し速度を吹き出し口の給気面の平均で0.5m/s以下とし、
前記ダクトチャンバにダンパを設け、冷却時には前記ダンパにより前記冷却ユニットからの空気の流路を切り替えて、前記冷却ユニットからの空気を前記吹き出し口に供給し、デフロスト時には冷却を停止した前記冷却ユニットからの空気を前記空調空間内の前記必要冷却領域よりも上の空間に供給することを特徴とする冷却システム。 - 前記ダクトチャンバを前記空調空間外に配置したことを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
- 前記ダクトチャンバを建材で構築することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却システム。
- 前記空調空間が冷蔵倉庫であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の冷却システム。
- 空調空間内の空気を吸い込み、冷却して低温空気として吹き出す冷却ユニットと、
前記冷却ユニットから吹き出される低温空気を前記空調空間内の所定高さ以下の必要冷却領域に導くダクトチャンバを備える空調システムにおける冷却方法であって、
前記冷却ユニットが吸い込み口から空気を吸い込み、前記冷却ユニットが前記吸い込み口から吸い込んだ空気を冷却し、冷却した低温空気を前記ダクトチャンバに供給し、
前記吸い込み口は、下端を前記空調空間内の所定高さ以上に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口の上端を前記空調空間内の所定高さ以下に設け、
前記ダクトチャンバの吹き出し口から吹き出す前記低温空気の吹出し速度を吹き出し口の給気面の平均で0.5m/s以下とし、
前記ダクトチャンバにダンパを設け、冷却時には前記ダンパにより前記冷却ユニットからの空気の流路を切り替えて、前記冷却ユニットからの空気を前記吹き出し口に供給し、デフロスト時には冷却を停止した前記冷却ユニットからの空気を前記空調空間内の前記必要冷却領域よりも上の空間に供給することを特徴とする冷却方法。
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