JP5708585B2 - Molded motor - Google Patents
Molded motor Download PDFInfo
- Publication number
- JP5708585B2 JP5708585B2 JP2012162155A JP2012162155A JP5708585B2 JP 5708585 B2 JP5708585 B2 JP 5708585B2 JP 2012162155 A JP2012162155 A JP 2012162155A JP 2012162155 A JP2012162155 A JP 2012162155A JP 5708585 B2 JP5708585 B2 JP 5708585B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- terminal
- molded motor
- holding groove
- terminal holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
本発明は、少なくともステータが樹脂等のモールド材で覆われるモールドモータに関する。 The present invention relates to a molded motor in which at least a stator is covered with a molding material such as resin.
モールドモータは、少なくともステータ(固定子)が樹脂等のモールド材によって覆われる。特許文献1は、モールドモータの一例を開示している。特許文献1に開示されたモールドモータは、固定子の絶縁部材に端子取付部を有する。端子取付部は、固定子のコイルと制御回路に繋がるリード線とを接続する複数の端子が収納される。端子取付部は、端子を収納可能な穴部と、コイルを挿通可能なスリット溝とを有する。穴部は、カバーによって覆われる。カバーは、鍔部を有する。鍔部は、スリット溝の開口部の一部を覆う側壁部を有する。
In the molded motor, at least the stator (stator) is covered with a molding material such as resin.
しかしながら特許文献1に開示された構成では、カバーの鍔部は、端子取付部のスリット溝の一部を覆う構成であるため、固定子を樹脂で覆う際に、溶融した樹脂が、スリット溝を介して端子取付部内に流入する可能性がある。端子取付部内に樹脂が流入すると、端子取付部内に配置される端子が、樹脂の充填圧力によって変形してしまう可能性がある。端子が変形すると、端子とリード線との間に隙間が生じて導通がとれなくなる可能性がある。
However, in the configuration disclosed in
本発明のモールドモータは、ステータと、前記ステータに対して回転可能に支持されるロータとを有する。前記ステータは、環状のコアバックと、前記コアバックから径方向内側へ向けて伸びる複数のティースとを含むステータコアと、前記コアバック及び前記ティースの一部を覆う絶縁部材と、前記ステータコアに取り付けられるコイルと、前記コイルに接続されるリード線と、前記リード線が挿入されるスリットを有し前記リード線を前記スリットに挿入することで前記リード線に接続される端子と、前記リード線と前記端子とを保持し前記絶縁部材に固定される端子ホルダーとを有する。前記ロータは、前記ステータコアの径方向内側に配置されたマグネットを含む。前記端子ホルダーは、互いに対向する一対の側面に、前記リード線が挿入される第1のリード線保持溝及び第2のリード線保持溝を備える。前記コアバック、前記絶縁部材、および前記端子ホルダーの少なくとも前記一対の側面のうち前記第1のリード線保持溝を備える側面が、モールド材により覆われ、る。前記リード線の一方の端部は、前記第1のリード線保持溝の中に配置される。前記絶縁部材は、前記第1のリード線保持溝を覆う壁を有する。 The molded motor of the present invention includes a stator and a rotor that is rotatably supported with respect to the stator. The stator is attached to the stator core, a stator core including an annular core back, and a plurality of teeth extending radially inward from the core back, an insulating member that covers part of the core back and the teeth, and the stator core. A coil; a lead wire connected to the coil; a slit into which the lead wire is inserted; a terminal connected to the lead wire by inserting the lead wire into the slit; the lead wire; And a terminal holder that holds the terminal and is fixed to the insulating member. The rotor includes a magnet disposed on the radially inner side of the stator core. The terminal holder includes a first lead wire holding groove and a second lead wire holding groove into which the lead wire is inserted on a pair of side surfaces facing each other. Of the at least one pair of side surfaces of the core back, the insulating member, and the terminal holder, a side surface including the first lead wire holding groove is covered with a molding material. One end of the lead wire is disposed in the first lead wire holding groove. The insulating member has a wall that covers the first lead wire holding groove.
本発明のモールドモータによれば、端子取付部に樹脂が流入することを防ぐことができ、端子とリード線とを導通を安定させることができる。 According to the molded motor of the present invention, the resin can be prevented from flowing into the terminal mounting portion, and the conduction between the terminal and the lead wire can be stabilized.
(実施の形態1)
〔1.モールドモータの構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るモールドモータの概略構成を示す断面図である。図1に示すモータ1は、本発明のモールドモータの一例である。図2は、ステータ3の平面図である。
(Embodiment 1)
[1. Mold motor configuration)
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a schematic configuration of a molded motor according to an embodiment of the present invention. A
モータ1は、シャフト2、ステータ3、ロータ4、第1のベアリング5,第2のベアリング6、モータブラケット7、モータケーシング8、およびベアリングブラケット9を含む,
シャフト2は、一方の端部が第1のベアリング5に支持され、中央部分が第2のベアリング6に支持されている。シャフト2は、第1のベアリング5及び第2のベアリング6に対して回転可能である。シャフト2は、他方の端部がモータ1の外に位置している。シャフト2は、他端側に、負荷が取り付けられる。
The
One end of the shaft 2 is supported by the first bearing 5, and the central portion is supported by the second bearing 6. The shaft 2 is rotatable with respect to the first bearing 5 and the second bearing 6. The other end of the shaft 2 is located outside the
なお、図1において、軸線Pは、シャフト2の中心に沿って伸びる線である。以下の説明では、軸線Pに沿う方向を「軸方向」と定義し、軸線Pに直交する方向を「径方向」と定義し、軸線Pの軸周りの方向を「周方向」と定義する。また、図1に示すモータ1の軸方向において、ロータ4に対して第2のベアリング6側を「上」と定義し、ロータ4に対して第1のベアリング5側を「下」と定義する。
In FIG. 1, the axis P is a line extending along the center of the shaft 2. In the following description, the direction along the axis P is defined as “axial direction”, the direction orthogonal to the axis P is defined as “radial direction”, and the direction around the axis of the axis P is defined as “circumferential direction”. In addition, in the axial direction of the
ステータ3は、ステータコア31,絶縁部材34、およびコイル35を含む。ステータコア31は、複数の鋼板が積層されてなる。ステータコア31は、複数のティース32、及びコアバック33を有する。コアバック33は、形状が例えば円筒状である。ティース32は、コアバック33の内面から径方向内側に向かって伸びている。ティース32は、コアバック33の内面から径方向内側へ向かって伸びる柱状の巻線巻回部と、巻線巻回部の径方向内側の端部から周方向へ伸びる先端部とを有する。絶縁部材34は、材料が例えば樹脂である。絶縁部材34は、少なくともティース32の一部とコアバック33の一部とを覆う。絶縁部材34は、ホルダー取付部36を有する。ホルダー取付部36は、複数のティース32のうち少なくとも一つのティースの径方向外側に配される。コイル35は、ティース32における巻線巻回部に巻回される。コイル35は、電線35aの材料が例えばアルミニウムである。
The stator 3 includes a stator core 31, an insulating
ロータ4は、ロータコア41、及びマグネット42を含む。ロータコア41は、シャフト2に固定される。ロータコア41は、形状が例えば円筒状である。マグネット42は、ロータコア41の径方向外面に固定される。マグネット41の径方向外面とティース32の径方向内面との間には、隙間がある。
The
第1のベアリング5及び第2のベアリング6は、ボールベアリングで構成される。なお、第1のベアリング5及び第2のベアリング6は、ボールベアリングに限らず、樹脂スリーブベアリング、金属スリーブベアリングで構成することができる。第1のベアリング5は、ブラケット7のベアリング取付部71に圧入される。第1のベアリング5は、ベアリング取付部71に圧入される。第2のベアリング6は、ベアリングブラケット9に圧入される。
The
モータブラケット7は、形状が例えば円盤状である。モータブラケット7は、材料が例えばアルミニウムである。モータブラケット7は、材料としてアルミニウムの他、樹脂を用いることができる。モータブラケット7は、モータケーシング8における軸方向下側の開口の周囲に固定され、モータケーシング8の軸方向下側の開口を塞ぐ。
The
モータケーシング8は、ステータ3等を覆う。モータケーシング8は、材料が例えば樹脂である。モータケーシング8は、形状が例えば円筒状である。モータケーシング8は、軸方向の上側及び下側が開口している。モータケーシング8の下側の開口部の内径は、少なくともロータ4の外径よりも大きい。これにより、モータ1を組み立てる際に、シャフト2及びロータ4を、モータケーシング8の下側の開口部からモータ1内へ挿入することができる。モータケーシング8の上側の開口部の内径は、シャフト2の外径よりも大きく、第2のベアリング6の外径よりも小さい。これにより、モータケーシング8は、シャフト2の回転を阻害せず、第2のベアリング6及びベアリングブラケット9がモータ1の外側へ抜け出ることを防ぐ。
The
ベアリングブラケット9は、材料が例えば鉄である。ベアリングブラケット9は、形状が例えば有底円筒形状である。ベアリングブラケット9は、底部に、円形の貫通孔を有する。円形の貫通孔は、シャフト2の外径よりも大きい内径を有する。ベアリングブラケット9は、貫通孔にシャフト2が挿入される。ベアリングブラケット9は、モータケーシング8に樹脂により埋め込まれる。
The material of the bearing bracket 9 is, for example, iron. The bearing bracket 9 has a bottomed cylindrical shape, for example. The bearing bracket 9 has a circular through hole at the bottom. The circular through hole has an inner diameter larger than the outer diameter of the shaft 2. The shaft 2 is inserted into the through hole of the bearing bracket 9. The bearing bracket 9 is embedded in the
図3Aは、ホルダー取付部36及びその近傍の平面図である。図3Bは、ステータ3の側面図である。図3A及び図3Bに示すように、ホルダー取付部36は、壁37及び底部38を有する。なお、図3Bに示すステータ3は、細部を明確に図示するために、カバー13の描画を省略した。
FIG. 3A is a plan view of the
壁37は、形状が例えば長方形の平板状である。壁37は、底部38の径方向の最内部に有する。壁37は、ホルダー取付部36に取り付けられる端子ホルダー11に対向する壁面37aを有する。壁37は、壁面37aがステータ3の軸方向に平行な方向に伸びる。壁37は、凹部37bを有する。凹部37bは、壁37の壁面37aに配置される。凹部37bは、端子ホルダー11の第1のリード線保持溝11bに対向する位置に配置される。凹部37bは、端子ホルダー11の第1のリード線保持溝11bからリード線14が突出した場合に、リード線14の一方の端部が壁37に当たることを防ぐ。なお、凹部37bは、省略することができる。
The
底部38は、形状が例えば長方形の平板状である。底部38は、ステータ3の軸方向に直交する方向に広がっている。なお、図3A及び図3Bに示す壁37及び底部38の形状、位置は、一例である。
The bottom 38 is a flat plate having a rectangular shape, for example. The bottom 38 extends in a direction orthogonal to the axial direction of the stator 3. Note that the shapes and positions of the
ホルダー取付部36は、凹部36a、爪36b、および位置決め突起36cを有する。凹部36aは、端子ホルダー11の突起部11fが挿入される。爪36bは、端子ホルダー11の穴11gに掛かる。位置決め突起36cは、端子ホルダー11の位置決め穴11hに挿入される。
The
〔2.端子ホルダー11の構成〕
図4A及び図4Bは、端子ホルダー11の斜視図である。図4Aは、端子ホルダー11の、少なくとも第1面11k(端子保持穴11aを有する面)と第2面11m(第1のリード線保持溝11bを有する面)とが目視できるアングルで描画した図である。図4Bは、端子ホルダー11の、少なくとも第6面11p(第1面11kに対向する面)と第3面11n(第2面11mに対向する面)とが目視できるアングルで描画した図である。
[2. Configuration of terminal holder 11]
4A and 4B are perspective views of the
端子ホルダー11は、図3A及び図3Bに示すホルダー取付部36に取り付けられる。端子ホルダー11は、形状が例えば直方体である。端子ホルダー11は、材料が例えば樹脂である。端子ホルダー11は、第1面11kに複数の端子保持穴11aを有する。端子ホルダー11は、第1面11kに隣接する第2面11mに、複数の第1のリード線保持溝11bを有する。端子ホルダー11は、第3面11nに、複数の第2のリード線保持溝11cを有する。端子ホルダー11は、第4面及び第5面に、爪11dを有する。端子ホルダー11は、第4面及び第5面に、段差部11eを有する。端子ホルダー11は、第6面11pに、突起部11f、穴11g、および位置決め穴11hを有する。なお、第2面11mは、第1面11kに隣り合う。第3面11nは、第1面11kに隣り合い、第2面11mに対向する。第4面及び第5面は、第1面11k、第2面11m、および第3面11nに隣り合い、互いに対向する。第6面11pは、第1面11kに対向する。
The
端子保持穴11aは、端子12の少なくとも一部を挿入可能な内寸を有する。端子保持穴11aは、図4A及び図4Bに示す端子ホルダー11では4カ所に配置されるが、この数に限定されない。本実施の形態の端子保持穴11aは、3本のリード線14及び電食対策用のリード線と端子12とを接続するため、端子ホルダー11に対して4カ所に配置される。電食対策用のリード線を備えない場合、端子保持穴11aは、3カ所でもよい。
The
第1のリード線保持溝11bは、第2面11mの短辺方向に伸びる。第1のリード線保持溝11bは、端子ホルダー11の第2面11mにおける上端(第1面11k側の端部)から下方(第6面11pに向かう方向)に向けて伸びる。第1のリード線保持溝11bは、長手方向の一方の端部が、端子ホルダー11の第1面11kと第2面11mとの境界部に位置する。第2のリード線保持溝11cは、第3面11nの短辺方向に伸びる。第2のリード線保持溝11cは、端子ホルダー11の第3面11nにおける上端(第1面11k側の端部)から下方(第6面11pに向かう方向)に向けて伸びる。第2のリード線保持溝11cは、長手方向の一方の端部が、端子ホルダー11の第1面11kと第3面11nとの境界部に位置する。第1のリード線保持溝11bの長手方向の長さ寸法と、第2のリード線保持溝11cの長手方向の長さ寸法とは、同一であることが好ましい。第1のリード線保持溝11bと第2のリード線保持溝11cとは、端子保持穴11aを介して対向する。端子保持穴11aと第1のリード線保持溝11bと第2のリード線保持溝11cとは、一直線上に並んで配置される。第1のリード線保持溝11bに含まれる3つの溝は、全て同じ長さ寸法でもよいし、異なる長さ寸法であってもよい。第2のリード線保持溝11cに含まれる3つの溝は、全て同じ長さ寸法でもよいし、異なる長さ寸法であってもよい。ただし、第1のリード線保持溝11b及び第2のリード線保持溝11cのうち端子保持穴11aを介して対向する溝は、同じ長さ寸法であることが好ましい。なお、「長手方向の長さ寸法」は、例えば図7Gに示す寸法L1である。第1のリード線保持溝11b及び第2のリード線保持溝11cの幅寸法は、リード線14の外径よりも大きくすることにより、リード線14を第1のリード線保持溝11b及び第2のリード線保持溝11cに挿入しやすく、モータ1を組み立てる際の作業性を向上できる。ただし、第1のリード線保持溝11b及び第2のリード線保持溝11cの幅寸法は、リード線14の外径よりも大幅に大きくするとリード線14の位置が安定しなくなるため、リード線14の外径よりも数ミリ程度大きい寸法とすることが好ましい。なお、「溝の幅寸法」は、例えば図4Bに示す寸法L2である。
The first lead
段差部11dは、カバー13を端子ホルダー11に取り付けた際に、カバー13の下面が接する。
When the
爪11eは、形状が例えば三角柱状である。爪11eは、カバー13を端子ホルダー11に取り付けた際に、カバー13の孔13fに掛かる。なお、爪11eの形状は、少なくともカバー13の孔13fに掛かる形状であれば、半円柱状または四角柱状などの他形状であってもよい。
The
突起部11fは、中央部に凹部を有する四角柱状である。突起部11fは、端子ホルダー11の第6面11pに直交する方向へ伸びる。突起部11fは、ホルダー取付部36の凹部36aに挿入される。突起部11fと凹部36aとは、隙間無く接しているか、微小な隙間を介して近くに配置される。突起部11fが凹部36aに挿入されることにより、端子ホルダー11は、ホルダー取付部36に位置決めされる。
The
穴11gは、突起部11fに有する。穴11gは、ホルダー取付部36の爪36bが掛けられる。これにより、端子ホルダー11は、ホルダー取付部36に取り付けられる。
The
位置決め穴11hは、ホルダー取付部36の位置決め突起36cが挿入される。位置決め穴11hと位置決め突起36cとは、接しているか、微小な隙間を挟んで対向している。これにより、ホルダー取付部36に対する端子ホルダー11の位置が安定する。
The
〔3.端子12の構成〕
図5は、端子12の側面図である。端子12は、ベース12a、スリット12b、舌部12c、爪12d、および爪12eを有する。端子12は、材料が金属等の導電材料であり、本実施の形態では銅である。端子12の材料は、リード線14の材料と同一材料、またはリード線14の材料との腐食電位差が小さい材料とすることが好ましい。これにより、リード線14と端子12とのイオン化傾向の差が小さいため、リード線14と端子12との接触部分において電食(ガルバニック腐食)が発生しにくくなる。
[3. Configuration of terminal 12]
FIG. 5 is a side view of the terminal 12. The terminal 12 has a
ベース12aは、形状が例えば四角柱状である。スリット12bは、ベース12aの一方の端部に有する。スリット12bは、リード線14が挿入される。端子12とリード線14とは、スリット12bにリード線14を挿入して互いに接触することで、電気的に接続される。スリット12bの幅寸法L3は、リード線14の外径と同一かそれ以上である。スリット12bの幅寸法L3をリード線14の外径と同一とすることにより、リード線14がスリット12bに圧入されるので、端子12に対するリード線14の位置が安定する。スリット12bの幅寸法L3をリード線14の外径よりも大きくすることにより、リード線14をスリット12b内に挿入しやすく、モータ1を組み立てる際の作業性が向上する。舌部12cは、ベース12aの他方の端部から突出している。舌部12cは、制御回路に接続されたケーブルが接続される。爪12d及び12eは、ベース12aの互いに対向する一対の側面にそれぞれ有する。爪12d及び12eは、端子12が端子ホルダー11の端子保持穴11aに挿入されたときに、端子ホルダー11の内部に有する突起(不図示)に掛かる。これにより、端子12が端子ホルダー11に保持される。
The
〔4.カバー13の構成〕
図6は、カバー13の斜視図である。
[4. Configuration of cover 13]
FIG. 6 is a perspective view of the
カバー13は、本体部13a、舌部13b、舌部13c、孔13d、および孔13fを有する。本体部13aは、形状が例えば直方体状である。本体部13aの長手方向の寸法は、端子ホルダー11の長手方向の寸法と同等か大きい寸法である。本体部13aは、カバー13が端子ホルダー11に取り付けられた際に、端子ホルダー11の第1面11kに重なる。舌部13bは、本体部13aの長手方向の一方の端部に配置される。舌部13cは、本体部13aの長手方向の他方の端部に配置される。孔13dは、本体部13aに配置される。孔13dは、本体部13aを貫通する。孔13dの形状は、例えば長方形である。孔13dの開口部分の縦寸法及び横寸法は、端子12の舌部12cの厚さ寸法及び幅寸法よりも大きい。すなわち、端子12の舌部12cは、孔13dを挿通可能である。孔13dは、図6に示すカバー13では4カ所に配置されるが、この数には限定されない。複数の孔13dの互いの間隔は、端子ホルダー11の端子保持穴11aの間隔と同等である。すなわち、孔13dは、カバー13が端子ホルダー11に取り付けられた際に、端子保持穴11aに重なる。孔13fは、カバー13が端子ホルダー11に取り付けられた際に、端子ホルダー11の爪11dが掛けられる。
The
〔5.組立手順〕
図7A〜図7Eは、端子ホルダー11,端子12,およびカバー13を、ステータ3のホルダー取付部36へ取り付ける過程を示す部分斜視図である。
[5. Assembly procedure
7A to 7E are partial perspective views showing a process of attaching the
端子ホルダー11,端子12,およびカバー13をホルダー取付部36へ取り付ける際は、まず、図7Aに示すように、端子ホルダー11にリード線14を取り付ける。具体的には、リード線14を、互いに直列に配置される第1のリード線保持溝11b、端子保持穴11a、および第2のリード線保持溝11cの中に配置する。リード線14の一方の端部は、第1のリード線保持溝11bの中に配置する。リード線14の他方の端部は、端子ホルダー11から外部へ伸びる。
When attaching the
次に、図7Bに示すように、端子12を端子保持穴11aに挿入する。具体的には、端子12を、スリット12dにリード線14が挿入される向きで、端子保持穴11aに挿入する。スリット12dに挿入されたリード線14は、端子12に電気的に接続される。
Next, as shown in FIG. 7B, the terminal 12 is inserted into the
次に、図7Cに示すように、端子ホルダー11にカバー13を取り付ける。具体的には、カバー13を、カバー13の孔13dが端子ホルダー11の端子保持穴11aに重なる姿勢で、端子ホルダー11に取り付ける。端子12の舌部12cは、カバー13の孔13dを挿通し、カバー13から突出する。端子ホルダー11の端子保持穴11aは、一部がカバー13によって覆われる。端子ホルダー11の爪11dは、カバー13の孔13fに掛かる。これにより、カバー13は、端子ホルダー11に取り付けられる。なお、図7Dに示すように、第1のリード線保持溝11bは、カバー13が端子ホルダー11に取り付けられた状態のとき、カバー13により覆われずに露出している。
Next, as shown in FIG. 7C, the
次に、図7E及び図7Fに示すように、端子ホルダー11をステータ3のホルダー取付部36に取り付ける。具体的には、端子ホルダー11の突起部11fを、ホルダー取付部36の凹部36aに挿入する。このとき、端子ホルダー11を穴11gが爪36bに対向する姿勢にして、突起部11fを凹部36aに挿入する。突起部11fを凹部36aの所定位置まで挿入すると、爪36bが穴11gに掛かる。これにより、端子ホルダー11がホルダー取付部36に取り付けられる。なお、図7E及び図7Fは、端子ホルダー11,ホルダー取付部36,および壁37の位置関係を明確に図示するために、カバー13の描画を省略した。
Next, as shown in FIGS. 7E and 7F, the
このとき、図7Gに示すように、端子ホルダー11の第2面11mには、壁37が対向する。端子ホルダー11の第2面11mと壁37とは接しており、第1のリード線保持溝11bの一部が壁37により塞がれる。なお、端子ホルダー11の第2面11mと壁37とは、接していることが好ましいが、第1のリード線保持溝11bに樹脂が流入しない程度の微小な隙間があってもよい。すなわち、「第1のリード線保持溝11bが壁37により塞がれる」状態とは、端子ホルダー11の第2面11mと壁37とが接している状態と、端子ホルダー11の第2面11mと壁37との間に樹脂が流入しない程度の微小な隙間がある状態とを含む。なお、図7Gは、端子ホルダー11及びその近傍の断面図である。
At this time, as shown in FIG. 7G, the
次に、リード線14と、コイル35から引き出される電線35aとを接続する。具体的には、U相リード線14uと、複数のコイル35のうちU相のコイルから引き出される電線とを、接続する。V相リード線14vと、複数のコイル35のうちV相のコイルから引き出される電線とを、接続する。W相リード線14wと、複数のコイル35のうちW相のコイルから引き出される電線とを接続する。リード線14とコイル35の電線35aとは、例えば半田を用いて接続する。これにより、リード線14とコイル35とは導通する。
Next, the
本実施の形態では、コイル35がアルミニウム製であり、リード線14が銅製であるため、リード線14とコイル35とを接続する半田は、アルミニウム製の電線を接続するのに適した半田を用いることが好ましい。「アルミニウム製の電線を接続するのに適した半田」は、少なくともアルミニウムの腐食電位よりも低い腐食電位を有する材料で構成されることが好ましい。半田は、例えば錫−亜鉛系の材料で構成されることが好ましい。このような構成とすることにより、リード線14とコイル35とを接続する部分に生じる電食(ガルバニック腐食)を低減することができる。
In the present embodiment, since the
次に、リード線14と、コイル35から引き出される電線35aとを、絶縁部材34の径方向外側の面に沿わせて配置する。なお、絶縁部材34の径方向外側の面に、リード線14とコイル35から引き出される電線35aとを収納可能な溝を有することが好ましい。リード線14と電線35aとを、絶縁部材34の溝に収納することで、絶縁部材34からのリード線14及び電線35aの突出量を小さくできる。
Next, the
なお、ステータ3の組立順序は、リード線14及び端子12を端子ホルダー11に取り付け、端子ホルダー11をホルダー取付部36に取り付け、カバー13を端子ホルダー11に取り付ける順序でもよい。また、ステータ3の組立順序は、端子ホルダー11をホルダー取付部36に取り付け、リード線14,端子12,およびカバー13を端子ホルダー11に取り付ける順序でもよい。
The assembly order of the stator 3 may be an order in which the
上記の手順で、端子ホルダー11,端子12,およびカバー13を、ステータ3のホルダー取付部36へ取り付けた後、図1に示すようにステータ3等を樹脂でモータケーシング8に埋め込む。ステータ3等は、樹脂を用いた射出成型により覆われる。なお、「ステータ3等」とは、ステータ3、絶縁部材34、および端子ホルダー11を含む。ただし、端子12の舌部12cとカバー13とは、モータケーシング8で覆われずに露出する。
After the
具体的なモールド方法は、まず、上型と下型とからなる金型のキャビティに、ステータ3等を配置する。上型は、ステータ3の軸方向上側と径方向外側とを覆う。上型とステータ3との間には、空隙を有する。下型は、円筒状の突起を有する。下型の突起は、ステータ3におけるティース32の径方向内側に嵌合される。下型は、径方向外面に、キャビティ内と金型の外部とにつながる樹脂注入口を有する。端子ホルダー11の第1面11kおよび端子12は、下型に設けられた凹部に挿入され、樹脂によりモールドされることを防ぐ。次に、流動状態にある熱硬化性樹脂を、下型の貫通孔から金型のキャビティ内に注入する。樹脂は、加圧されてキャビティ内に注入されるため、キャビティ内の全域に亘って充填される。このとき、端子ホルダー11は、第1面11kを除く面が金型のキャビティ内に位置されているため、樹脂によりモールドされる。なお、端子ホルダー11の第1のリード線保持溝11bは、カバー13及び壁37により覆われているため、端子ホルダー11内には樹脂が流入しない。したがって、端子ホルダー11内に位置する端子12及びリード線14には、樹脂の充填圧力がかからないため、変形及び変位等を防止できる。次に、樹脂を加熱して硬化させる。最後に、上型と下型とを分離させ、樹脂で覆われたステータ3等を金型から取り出す。
As a specific molding method, first, the stator 3 and the like are arranged in a cavity of a mold composed of an upper mold and a lower mold. The upper die covers the upper side in the axial direction and the outer side in the radial direction of the stator 3. There is a gap between the upper mold and the stator 3. The lower mold has a cylindrical protrusion. The lower mold protrusion is fitted inside the
次に、ステータ3にベアリングブラケット9を取り付ける。また、別途、シャフト2に、第1のベアリング5、第2のベアリング6、およびロータ4を取り付ける。次に、シャフト2の他端を、ベアリングブラケット9の孔に、下側から挿入する。シャフト2の他端は、モータ1の外に配置する。次に、第2のベアリング6をベアリングブラケット9に圧入する。
Next, the bearing bracket 9 is attached to the stator 3. Separately, the
次に、モータブラケット7を、モータケーシング8に取り付ける。このとき、第1のベアリング5は、モータブラケット7のベアリング取付部71に圧入される。
Next, the
次に、端子12の舌部12cに、ケーブルの一方の端部を接続する。ケーブルの他方の端部は、制御回路に接続される。これにより、コイル35と制御回路とが、リード線14、端子12、およびケーブルを介して、導通状態となる。
Next, one end of the cable is connected to the
〔6.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態にかかるモータ1は、ステータ3に壁37を有する。壁37は、端子ホルダー11をホルダー取付部36に取り付けた時に、第1のリード線保持溝11bを塞ぐ。このような構成としたことにより、ステータ3等を樹脂等のモータケーシング8で覆う際に、溶融した樹脂が第1のリード線保持溝11bに流入することを防ぐ。端子ホルダー11への樹脂の流入を防ぐことにより、端子ホルダー11内に位置するリード線14及び端子12が、樹脂の充填圧力により変形することを防ぐ。リード線14及び端子12の変形を防ぐことにより、リード線14と端子12との接続部分に隙間が生じず、接続状態が維持される。
[6. Effects of the embodiment, etc.]
The
本実施の形態では、端子ホルダー11の端子保持穴11aをカバー13で覆う構成としたことにより、ステータ3等を樹脂で覆う際に、端子保持穴11aを介して端子ホルダー11内に樹脂が流入することを防ぐ。端子ホルダー11への樹脂の流入を防ぐことにより、端子ホルダー11内に位置するリード線14及び端子12が、樹脂の充填圧力により変形することを防ぐ。リード線14及び端子12の変形を防ぐことにより、リード線14と端子12との接続部分に隙間が生じず、接続状態が維持される。
In this embodiment, since the
本実施の形態では、コイル35にアルミニウムの電線を用いたことにより、銅線の電線を用いたモータに比べてコストを削減することができる。
In the present embodiment, by using an aluminum electric wire for the
本実施の形態では、銅製のリード線14を備えたことにより、リード線14と端子12との接続部分に電食が発生することを防止できる。具体的には、リード線14及び端子12の材料を、同一材料または腐食電位差が小さい材料とすることにより、リード線14と端子12のイオン化傾向に差が生じにくいため、電食が発生しにくい。また、銅製のリード線14とアルミニウム製のコイル35との接続部50は、半田にて接続されている。半田(例えば錫−亜鉛系)は、アルミニウムよりも腐食電位が低い。よって、接続部50は、アノード側となって腐食が発生しにくい。図9に示すように、接続部50は、被覆部材40で被覆され、絶縁部材34の径方向外側の面に沿って配置される。さらに、ステータ3がモータケーシング8で覆われる際に、接続部50を含む被覆部材40もモータケーシング8で覆われるため、接続部50に水分が付着しにくくなり、電食が発生しにくい。
In the present embodiment, by providing the
被覆部材40は、接続部50に射出成型時の樹脂圧が直接加わらないための保護部材である。例えば、被覆部材40は、プラスチック製で円筒形状のチューブである。また、図9に示すように、被覆部材40は、位置決めのために絶縁壁34aと絶縁壁34bの間に配置される。絶縁壁34aは絶縁部材34におけるコイル側に設けられ、軸方向上側に向けて突出している。絶縁壁34bは、絶縁部材34におけるステータ3の外周側に設けられ、軸方向上側に突出している。しかし、絶縁壁34aと絶縁壁34bの有無は限定されず、被覆部材40が、絶縁部材34に固定する構造であればどのような構造を採用しても良い。
The covering
コイル35とリード線14の接続部50において電食を生じにくくするためには、ステータ3全体をモータケーシング8で覆う必要はない。例えば、図10に示すように、樹脂60が、接続部50近傍に位置し、接続部50を覆っていれば良い。樹脂60が接続部50のみを覆っていてもよい。
It is not necessary to cover the entire stator 3 with the
なお、カバー13がモータケーシング8により覆われないため、端子ホルダー11内に水分が入る可能性がある。アルミニウム製のコイル35を銅製の端子12に接続する構成では、端子ホルダー11内に水分が入った場合、コイル35と端子12との接続部分において電食が生じる可能性がある。本実施の形態のように、端子ホルダー11内では、同一材料のリード線14と端子12とを接続する構成としたことにより、たとえ端子ホルダー11内に水分が入ったとしても、リード線14と端子12との接続部50において電食は生じにくい。
In addition, since the
本実施の形態では、端子12の舌部12cは、端子ホルダー11から軸方向下向きへ突出している。したがって、舌部12cに接続されるケーブルは、軸方向下向きに配置される。このような構成とすることにより、シャフト2に取り付けられる負荷から極力離れた位置にケーブルを配置することができる。そのため、ケーブルと負荷との干渉を軽減することができ、負荷のサイズ及び形状の自由度が増す。なお、ステータ3から径方向外側にケーブルを引き出す構成の場合、シャフト2に取り付けられる負荷とケーブルとの距離が近く、ケーブルが負荷に干渉してしまう可能性がある。
In the present embodiment, the
本実施の形態では、カバー13は、本体部13aが端子ホルダー11の第1面11k(端子保持穴11aを有する面)に当たる構成である。したがって、カバー13に高い寸法精度は要求されず、製造工程を削減することができる。特開2011−78286号公報に開示されているように、カバーに鍔部を備える構成では、鍔部に高い寸法精度が要求されるため、カバーの成型後に、寸法精度を上げるための研磨工程等が必要となる。
In the present embodiment, the
なお、カバー13は、図8に示すように、側壁13gを有してもよい。側壁13gは、カバー13を端子ホルダー11に取り付けられた状態で、端子ホルダー11の第2のリード線保持溝11cの一部を覆う。具体的には、側壁13gは、第2のリード線保持溝11cにリード線14が配置されているため、リード線14と端子ホルダー11との隙間を覆う。このような構成とすることで、ステータ3を樹脂で覆う際に、第2のリード線保持溝11cから端子ホルダー11内へ樹脂が流入することを防ぐことができる。
The
また、カバー13は、図8に示すように、側壁13gに凹部13hを有してもよい。凹部13hは、第2のリード線保持溝11cから突出するリード線14の側面に接するか、微小隙間を介して近接する。第2のリード線保持溝11cを有することにより、第2のリード線保持溝11cとリード線14との隙間を小さくすることができるので、ステータ3等を覆う際に端子ホルダー11内に樹脂が流入することを低減することができる。
Moreover, as shown in FIG. 8, the
また、ステータ3をモータケーシング8で覆う前に、端子ホルダー11の端子保持穴11aに樹脂または接着剤等を充填する構成とすることが好ましい。端子保持穴11aに接着剤等を充填する際の充填圧力は、ステータ3を覆う際の樹脂の充填圧力よりも小さいことが好ましい。このような構成とすることにより、第1のリード線保持溝11bとリード線14との隙間、および第2のリード線保持溝11cとリード線14との隙間が接着剤等により埋まるため、ステータ3を樹脂で覆う際に、樹脂が端子ホルダー11内へ流入することを防ぐことができる。また、ステータ3を樹脂で覆う際の充填圧力が、端子ホルダー11内に位置するリード線14及び端子12に作用しにくいため、リード線14及び端子12の変形を防止することができる。
Further, it is preferable that the
また、本実施の形態では、端子12に溝12bを有するが、溝に限らず貫通孔であってもよい。端子12にリード線14を挿入可能な内径を有する貫通孔を有することで、リード線14と端子12とが分離しにくくなり、接続状態が安定する。
Moreover, in this Embodiment, although the terminal 12 has the groove |
また、壁37は、本実施の形態では第1のリード線保持溝11bの一部を覆う構成としたが、第1のリード線保持溝11bの全てを覆う構成としてもよい。その場合は、壁37の上端を、端子ホルダー11の第1面11kと同じ高さとすることが好ましい。
Further, the
また、図4A及び図4Bに示すように、端子ホルダー11は突起部11f及び穴11gを有し、図3Aに示すように、ホルダー取付部36は凹部36a及び爪36bを有することが好ましい。このような構成とすることにより、端子ホルダー11をホルダー取付部36に取り付ける際に、正確な位置に端子ホルダー11を配置することができる。また、爪36bを穴11gに掛けることにより、端子ホルダー11がホルダー取付部36から外れにくくすることができる。なお、端子ホルダー11に爪を有し、ホルダー取付部36に穴を有する構成であっても、同様の効果を得ることができる。
4A and 4B, the
本発明は、モールドモータに有用である。 The present invention is useful for a molded motor.
1 モールドモータ
2 シャフト
3 ステータ
4 ロータ
5 第1のベアリング
6 第2のベアリング
7 モータブラケット
8 モータケーシング
9 ベアリングブラケット
11 端子ホルダー
11a 端子保持穴
11b 第1のリード線保持溝
11c 第2のリード線保持溝
11d 爪
11e 段差部
11f 突起部
11g 穴
12 端子
12a ベース
12b スリット
12c 舌部
12d 爪
12e 爪
13 カバー
13a 本体部
13b 舌部
13c 舌部
13d 孔
13f 孔
13g 側壁
13h 凹部
14 リード線
14u U相リード線
14v V相リード線
14w W相リード線
31 ステータコア
32 ティース
33 コアバック
34 絶縁部材
34a 絶縁壁
34b 絶縁壁
35 コイル
36 端子取付部
37 壁
38 底部
40 被覆部材
50 接続部
60 樹脂
DESCRIPTION OF
Claims (13)
前記ステータに対して回転可能に支持されるロータと、
を有し、
前記ステータは、
環状のコアバックと、前記コアバックから径方向内側へ向けて伸びる複数のティースとを含むステータコアと、
前記コアバック及び前記ティースの一部を覆う絶縁部材と、
前記ステータコアに取り付けられるコイルと、
前記コイルに接続されるリード線と、
前記リード線が挿入されるスリットを有し、前記リード線を前記スリットに挿入することで前記リード線に接続される端子と、
前記リード線と前記端子とを保持し、前記絶縁部材に固定される端子ホルダーと、
を有し、
前記ロータは、
前記ステータコアの径方向内側に配置されたマグネットを含み、
前記端子ホルダーは、互いに対向する一対の側面に、前記リード線が挿入される第1のリード線保持溝及び第2のリード線保持溝を備え、
前記コアバック、前記絶縁部材、および前記端子ホルダーの少なくとも前記一対の側面のうち前記第1のリード線保持溝を備える側面が、モータケーシングにより覆われ、
前記リード線の一方の端部は、前記第1のリード線保持溝の中に配置され、
前記絶縁部材は、前記第1のリード線保持溝を覆う壁を有する、
モールドモータ。
A stator,
A rotor rotatably supported with respect to the stator ;
Have
The stator is
A stator core including an annular core back and a plurality of teeth extending radially inward from the core back;
An insulating member covering a part of the core back and the teeth;
A coil attached to the stator core;
A lead wire connected to the coil;
Having a slit into which the lead wire is inserted, and a terminal connected to the lead wire by inserting the lead wire into the slit;
A terminal holder that holds the lead wire and the terminal and is fixed to the insulating member;
Have
The rotor is
Including a magnet disposed radially inward of the stator core,
The terminal holder includes a first lead wire holding groove and a second lead wire holding groove into which the lead wire is inserted on a pair of side surfaces facing each other,
Of the at least one pair of side surfaces of the core back, the insulating member, and the terminal holder, a side surface including the first lead wire holding groove is covered with a motor casing,
One end of the lead wire is disposed in the first lead wire holding groove,
The insulating member has a wall that covers the first lead wire holding groove,
Molded motor.
前記端子ホルダーは、前記端子が挿入される端子保持穴を有し、
前記端子保持穴を塞ぐカバーを含む、モールドモータ。 The molded motor according to claim 1,
The terminal holder has a terminal holding hole into which the terminal is inserted,
A molded motor including a cover for closing the terminal holding hole.
前記端子ホルダーは、爪を有し、
前記絶縁部材は、前記爪を支持する凹部を有する、モールドモータ。 The molded motor according to claim 1,
The terminal holder has a nail,
The insulating member has a concave portion that supports the claw.
前記第1のリード線保持溝及び前記第2のリード線保持溝は、前記端子ホルダーの上端から下方に向けて切り欠かれる、モールドモータ。 The molded motor according to claim 1,
The molded motor, wherein the first lead wire holding groove and the second lead wire holding groove are notched downward from an upper end of the terminal holder.
前記壁は、前記端子ホルダーの前記第1のリード線保持溝に対向する位置に凹部を有する、モールドモータ。 The molded motor according to claim 1,
The wall has a recess at a position facing the first lead wire holding groove of the terminal holder.
前記カバーは、前記第2のリード線保持溝の一部を覆う側壁を有する、モールドモータ。 The molded motor according to claim 2,
The cover has a side wall that covers a part of the second lead wire holding groove.
前記第1のリード線保持溝は、前記壁と前記カバーとにより覆われる、モールドモータ。 The molded motor according to claim 2 or 6,
The mold motor, wherein the first lead wire holding groove is covered with the wall and the cover.
前記側壁は、前記第2のリード線保持溝に対向する位置に凹部を有する、モールドモータ。
The molded motor according to claim 7,
It said side wall has a recess at a position opposite to the second lead wire holding groove, molded motor.
前記コイルは、電線材料がアルミニウムである、モールドモータ。 The molded motor according to any one of claims 1 to 8,
The coil is a molded motor whose wire material is aluminum.
前記リード線は、材料が銅である、モールドモータ。 The molded motor according to any one of claims 1 to 9,
The lead wire is a molded motor whose material is copper.
前記コイルと前記リード線とは、半田で接続され、
前記半田は、アルミニウムよりも低い腐食電位を有する、モールドモータ。 The molded motor according to claim 9, wherein
The coil and the lead wire are connected by solder,
The solder is a molded motor having a lower corrosion potential than aluminum.
前記コイルと前記リード線との接続部が、樹脂により覆われる、モールドモータ。 The molded motor according to claim 11,
A molded motor in which a connection portion between the coil and the lead wire is covered with resin.
前記端子保持穴に充填される接着剤を含む、モールドモータ。 The molded motor according to claim 1 or 2,
A molded motor including an adhesive filled in the terminal holding hole.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012162155A JP5708585B2 (en) | 2011-11-16 | 2012-07-21 | Molded motor |
KR1020120110247A KR101991516B1 (en) | 2011-11-16 | 2012-10-04 | Mold motor |
CN 201220600170 CN203086279U (en) | 2011-11-16 | 2012-11-14 | Molded motor |
CN201210457912.2A CN103117620B (en) | 2011-11-16 | 2012-11-14 | Moulding motor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011251156 | 2011-11-16 | ||
JP2011251156 | 2011-11-16 | ||
JP2012162155A JP5708585B2 (en) | 2011-11-16 | 2012-07-21 | Molded motor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013128391A JP2013128391A (en) | 2013-06-27 |
JP5708585B2 true JP5708585B2 (en) | 2015-04-30 |
Family
ID=48778608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012162155A Expired - Fee Related JP5708585B2 (en) | 2011-11-16 | 2012-07-21 | Molded motor |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5708585B2 (en) |
CN (1) | CN203086279U (en) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101991516B1 (en) * | 2011-11-16 | 2019-06-20 | 니혼 덴산 테크노 모터 가부시키가이샤 | Mold motor |
JP5902726B2 (en) * | 2014-01-15 | 2016-04-13 | トヨタ自動車株式会社 | Rotating electrical machine stator |
JP6327988B2 (en) * | 2014-07-17 | 2018-05-23 | アイチエレック株式会社 | Rotating machine |
JP6327989B2 (en) * | 2014-07-17 | 2018-05-23 | アイチエレック株式会社 | Rotating machine |
JP6382698B2 (en) * | 2014-11-26 | 2018-08-29 | トヨタ自動車株式会社 | Three-phase rotating electric machine |
JP6230658B2 (en) * | 2016-06-07 | 2017-11-15 | 三菱電機株式会社 | Controller-integrated rotating electrical machine |
KR102448967B1 (en) * | 2020-08-12 | 2022-09-28 | 주식회사 현대케피코 | Connecting Structure Of Motor And Cable |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5127405A (en) * | 1974-08-30 | 1976-03-08 | Hitachi Ltd | KAITENDENKYOKOIRUNOSETSUZOKUHO |
JP3054972B2 (en) * | 1992-01-16 | 2000-06-19 | 愛三工業株式会社 | Step motor |
JP3412166B2 (en) * | 1992-07-10 | 2003-06-03 | 松下電器産業株式会社 | Electric motor |
JP3864380B2 (en) * | 2002-09-25 | 2006-12-27 | ミネベア株式会社 | Resolver input / output terminal structure and resolver connection method using the same |
JP4760566B2 (en) * | 2006-06-21 | 2011-08-31 | 日本電産株式会社 | Winding mounting method |
JP5528761B2 (en) * | 2009-10-02 | 2014-06-25 | 日本電産テクノモータ株式会社 | Molded motor |
-
2012
- 2012-07-21 JP JP2012162155A patent/JP5708585B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2012-11-14 CN CN 201220600170 patent/CN203086279U/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013128391A (en) | 2013-06-27 |
CN203086279U (en) | 2013-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5708585B2 (en) | Molded motor | |
US11764636B2 (en) | Motor | |
JP5827840B2 (en) | VR type resolver | |
US9496762B2 (en) | Motor | |
JP6248251B2 (en) | Outer rotor type rotation sensor signal lead-out structure | |
JP2017070110A (en) | Pump device | |
KR101798803B1 (en) | Molded stator, molded electric motor, and air conditioner | |
CN208571864U (en) | Motor | |
JP6452852B2 (en) | Stator, stator manufacturing method, electric motor and air conditioner | |
CN104380582A (en) | Attachment method and attachment structure for brushless motor sensor substrate | |
WO2017018066A1 (en) | Motor and motor production method | |
US20170025919A1 (en) | Stator for electric motor, electric motor, and air conditioner | |
JP2017216759A (en) | Motor and pump device | |
KR101991516B1 (en) | Mold motor | |
JP2018042362A (en) | Stator unit, motor, and fan motor | |
JP2019030143A (en) | Connector and motor with connector | |
CN107453556B (en) | motor | |
JP4434885B2 (en) | motor | |
JP6606072B2 (en) | Electric machine | |
JP2019030144A (en) | Connector and motor with connector | |
JP2019030141A (en) | Connector and motor with connector | |
JP6652360B2 (en) | Pump device | |
US10141811B2 (en) | Stator for electric motor, electric motor, and air conditioner | |
JP6232003B2 (en) | Terminal, terminal structure and rotating electric machine | |
JP2019030142A (en) | Connector and motor with connector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20140425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5708585 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |