JP5691213B2 - ステープラ駆動装置、ステープラ駆動方法、ステープラ制御プログラム、後処理装置、および画像形成システム - Google Patents

ステープラ駆動装置、ステープラ駆動方法、ステープラ制御プログラム、後処理装置、および画像形成システム Download PDF

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本発明は、ステープラ駆動装置、ステープラ駆動方法、ステープラ制御プログラム、後処理装置、および画像形成システムに関する。
用紙上に画像や文字をプリントするプリンタなどといった画像形成装置の後段に、後処理装置が連結されることがある。この後処理装置には、そのユーザの利用形態に応じ、用紙にパンチ穴を空けるパンチャや重ねられた複数枚の用紙からなる用紙束をステープル針でとじるステープラや用紙を折り畳む紙折り機などが装備される。
ステープラに着目すると、このステープラにはDCモータが搭載されており、そのDCモータの回転による駆動力で、用紙束にステープル針を差し込んで折り曲げるというステープル動作が行なわれる。
特開2008−174382号公報
本発明は、ステープル動作の生産性を確保しつつ動作音を抑えることを目的とする。
請求項1のステープラ駆動装置は、
筐体に内蔵され、モータを備え、そのモータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラのそのモータに電力を供給する電力供給部と、
上記筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
上記電力供給部に、上記モータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを備えたステープラ駆動装置である。
また請求項2のステープラ駆動装置は、請求項1において、
上記モータがDCモータであり、
上記電力供給部は、上記モータに向けて、上記電力制御部からの指示に基づく出力比率にパルス幅変調された電力を供給するものであり、
上記電力制御部が、上記電力供給部に、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど小さい出力比率を指示するステープラ駆動装置である。
また請求項3のステープラ駆動装置は、請求項1において、
上記ステープル動作が複数の工程に分割された動作であり、
上記電力制御部は、上記複数の工程のうち少なくとも1つの工程の実行時に、上記電力供給部に、上記モータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させるというステープラ駆動装置である。
また請求項4のステープラ駆動装置は、請求項1において、
上記音測定部が、
上記筐体の外側面に配置されて、その筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
上記マイクロホンでの検知結果に基づいて、上記筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有するステープラ駆動装置である。
また請求項5のステープラ駆動装置は、請求項1において、
上記音測定部が、
上記筐体から離れた箇所に配置され、その筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
上記マイクロホンでの検知結果に基づいて、上記筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有するステープラ駆動装置である。
また請求項6のステープラ駆動装置は、請求項4又は5において、
上記マイクロホンを保持するマイクロホン保持部であって、そのマイクロホン保持部が固定される固定箇所のからそのマイクロホンへの振動の伝播を抑制するマイクロホン保持部を備えたステープラ駆動装置である。
また請求項7のステープラ駆動方法は、
モータを備え、そのモータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラが内蔵される筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定過程と、
上記ステープラの上記モータに電力を供給する電力供給部に、そのモータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御過程とを有するステープラ駆動方法である。
さらに請求項8のステープラ制御プログラムは、
筐体に内蔵され、モータを備え、そのモータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラのそのモータに電力を供給する電力供給部と、プログラムを実行するプログラム実行部とを備えたステープラ駆動装置のそのプログラム実行部で実行され、そのステープラ駆動装置に、
上記筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
上記電力供給部に、上記モータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを構築するステープラ制御プログラムである。
さらに請求項9の後処理装置は、
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の筐体に隣接配備される装置筐体と、
上記装置筐体に内蔵され、上記画像形成装置から記録媒体を受け取り、その記録媒体を複数枚重ねて束を形成する束形成部と、
上記装置筐体に内蔵され、モータを備え、そのモータの回転による駆動力で、上記束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラと、
上記ステープラのモータに電力を供給する電力供給部と、
上記装置筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
上記電力供給部に、上記モータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを備えた後処理装置である。
さらに請求項10の画像形成システムは、
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置;、および、
上記画像形成装置を構成する筐体に隣接配備される装置筐体と、
上記装置筐体に内蔵され、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置から記録媒体を受け取り、その記録媒体を複数枚重ねて束を形成する束形成部と、
上記装置筐体に内蔵され、モータを備え、そのモータの回転による駆動力で、上記束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラと、
上記ステープラのモータに電力を供給する電力供給部と、
上記装置筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
上記電力供給部に、上記モータに向けて、上記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを有する後処理装置;
を備えた画像形成システムである。
また請求項11の画像形成システムは、
上記音測定部が、
上記画像形成装置および上記後処理装置の両方から離れた箇所に配置され、その筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
上記マイクロホンでの検知結果に基づいて、上記筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有する画像形成システムである。
請求項1のステープラ駆動装置によれば、ステープル動作の生産性を確保しつつ動作音が抑制される。
請求項2のステープラ駆動装置によれば、DCモータへの供給電力の制御が正確かつ容易に行なわれる。
請求項3のステープラ駆動装置によれば、ステープル動作の生産性を確保しつつ、各工程に合わせた動作音の抑制が行なわれる。
請求項4のステープラ駆動装置によれば、筐体外で発せられる音が確実に検知される。
請求項5のステープラ駆動装置によっても、筐体外で発せられる音が確実に検知される。
請求項6のステープラ駆動装置によれば、マイクロホンへの振動音の混入が抑制される。
請求項7のステープラ駆動方法によれば、請求項1と同様、ステープル動作の生産性を確保しつつ動作音が抑制される。
請求項8のステープラ制御プログラムによれば、請求項1と同様、ステープル動作の生産性を確保しつつ動作音が抑制される。
請求項9の後処理装置によれば、ステープル動作を含む後処理の生産性を確保しつつ動作音が抑制される。
請求項10の画像形成システムによれば、画像形成とステープル動作を含む処理の生産性を確保しつつ動作音が抑制される。
請求項11の画像形成システムによれば、システム外の騒音が確実に検知される。
プリントシステムの全体構成図である。 図1に示す後処理装置のステープラ周りの機構の動作説明図である。 マイクホルダを示す斜視図である。 2本のレールが形成された案内部材を示す斜視図である。 複写機と後処理装置とが連結されたプリントシステムの全体構成図である。 ステープラの駆動力伝達機構およびセンサを示した模式図である。 ステープラに備えられた押え部材の動作機構の説明図である。 遮光板とHPセンサの位置関係を示した図である。 ステープル針の形状を示した図である。 針プレートが針ストッパに突き当てられた状態を示す平面図である。 ステープル針が針ストッパに突き当てられた状態を示す側面図である。 ステープラによるステープル動作の第1ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第2ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第3ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第4ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第5ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第5ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第6ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第7ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第8ステップにおける部材の動作を示す図である。 ステープラによるステープル動作の第9ステップにおける部材の動作を示す図である。 一連のステープル動作を構成する各工程における動作音波形を示した図である。 後処理装置におけるステープラの動作制御を担う制御回路のブロック図である。 制御概念図である。 dBA検出回路の詳細を示すブロック図である。 ステープラ制御プログラムのフローチャートである。 暗騒音の計測と、音圧を表わすdBA値の検出とが複数回に亘って行われる様子を示す模式図である。 平均値テーブルを示す図である。 デューティテーブルを示す図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、プリントシステムの全体構成図である。
この図1に示すプリントシステム1Aは、プリンタ10と、用紙搬送装置20と、後処理装置30とで構成されている。
プリンタ10は、図示しない上位装置等から画像信号を受信してその画像信号に基づく画像を用紙上に形成する、電子写真方式のプリンタである。概要を説明する。
このプリンタ10には、4台の用紙収容部111が設けられており、各用紙収容部111には、それぞれ紙種や寸法や向き(縦置き、横置き)の異なる用紙PPが収容されている。各用紙収容部111に収容されている用紙の紙種や寸法や向きの情報はあらかじめ設定され、本体制御部120に記憶されている。上位装置からプリント指令を受け取ると、その指令に応じた用紙が収容されている用紙収容部111から取出しロール112により用紙PPが取り出され、その取り出された用紙PPは供給ロール113、搬送ロール114により搬送されてその用紙先端が調整ロール115に至る。
一方、露光器121は、C,M,Y,Kの各色ごとに配置された各感光体122を露光し、各感光体122上に静電潜像を形成する。各感光体122上に形成された静電潜像は図示しない現像器により各色トナーで現像されてトナー像が形成され、各色のトナー像は、転写ロール125の作用により、張架ロール124により張架された状態で矢印A方向に循環する中間転写ベルト123上に各色のトナー像が互いに重なるように転写される。
先端が調整ロール115にまで達している用紙PPは、中間転写ベルト123上のトナー像と時機を合わせて二次転写位置Tに送り出され、二次転写ロール116の作用により中間転写ベルト123上のトナー像が用紙PPに転写される。トナー像の転写を受けた用紙PPはさらに搬送され、定着ロール117による加熱加圧を受けて用紙上のトナー像がその用紙PPに定着され、その用紙PP上に定着画像が形成される。定着後の用紙PPは搬送ロール118によりさらに搬送され、用紙搬送装置20が存在しないときは、そのプリンタ10の用紙排出台119上に排出される。
このプリントシステム1Aでは、その用紙排出台119上に用紙搬送装置20が設置されているため、プリンタ10から排出された用紙PPは用紙搬送装置20に受け継がれてその用紙搬送装置20内の搬送ロール21によりさらに搬送され、後処理装置30に受け継がれる。後処理措置30については後述する。
プリンタ10には、上位装置から、1つのジョブ単位の指令が入力される。具体的には、一例として、10枚分の画像信号と、各画像信号に基づく画像が形成された用紙をそれぞれ1〜10ページとしたとき、1〜10ページの用紙を1つの用紙束とし、用紙束ごとにステープル針でとじて、その用紙束を10束作成するように、といった指示がなされる。例えばこの例の場合、その画像の寸法等に応じた用紙が収容されている用紙収容部431から用紙PPが順次取り出され、順に取り出された各用紙PPに、1ページ目の画像,2ページ目の画像,…,10ページ目の画像,1ページ目の画像,2ページ目の画像,…,10ページ目の画像の順に、合計10束分(用紙100枚分)のプリントが順次に行なわれる。プリント後の用紙は、用紙搬送装置20を経由して後処理装置30に順次に送り込まれる。
後処理装置30には、パンチャ31とステープラ32と、それらの動作の制御およびプリンタ10との間の通信を担う用紙処理制御部35が備えられている。後処理装置30に取り込まれた用紙は、搬送ロール131により搬送され、用紙の縁にパンチ穴を形成することが指示されているときはパンチャ31が作動し、パンチ穴が形成された用紙がさらに搬送されて用紙受け台136上に排出される。用紙受け台136は、図1に実線で示す位置と破線で示す位置との間で上下動自在であり、用紙受け台136上に順次積層される用紙の全体の厚みに応じて順次下降する。
後処理装置30に装備されたステープラ32により用紙束をとじることが指示されている場合は、以下のようにしてステープラ32によるステープル動作が実行される。
図2は、図1に示す後処理装置30のステープラ周りの機構の動作説明図である。
ここには、用紙が載置される固定板137と、矢印X−X′方向に進退自在な可動板135が備えられている。図2では可動板135は矢印X方向に進出した状態にある。また、ここには、排紙ロール132と対向ロール133が備えられている。排紙ロール132は図2に示す矢印Y−Y′方向に上下動自在である。この排紙ロール132が下降すると、その排紙ロール132と対向ロール133との間に用紙を挟み、回転して用紙を図1に示す用紙受け台136上に排出する。ここでは、排紙ロール132は、矢印Y方向に上昇した位置にある。さらにここには、パドラ134と横受け板139が備えられている。パドラ134は矢印B方向に回転し用紙をステープラ32側に押す役割りを担っている。ステープラ32側に押された用紙は突き当て壁138に突き当てられる。また、横受け板139は、その横受け板139との間に用紙を左右から挟むように配置された叩き板(図示せず)により横方向に叩かれた用紙の当接を受けて、用紙の横位置を揃える役割りを担っている。
図1に示すパンチャ31の配置領域を通過した用紙は、図2に示す用紙搬送経路P1に従って進行する。このとき、排紙ロール132は矢印Y方向に上昇した位置にあり、可動板135は、矢印X方向に進出した状態にある。用紙搬送経路P1に従って進行してきた用紙は、固定板137と可動板135とに跨って載置され、パドラ134により突き当て壁138に突き当てられるとともに叩き板(図示せず)により横受け板139に突き当てられ、これにより縦横ともに位置決めがなされる。以上の動作が1つの用紙束を形成する枚数(前述の例では10枚)の用紙が送られてくる間、繰り返され、これにより、1つの用紙束を形成する複数枚の用紙が縦横の位置を揃えて積み重ねられる。この積み重ねられた複数枚の用紙はステープラ32により1つの用紙束にとじられる。ステープラ32には、2つの突起331を有する足部33が取り付けられており、この足部33の2つの突起331は案内部材34に設けられた、図2の紙面に垂直の方向に延びる2本のレール342にそれぞれ形成された溝341に入り込んでいる。このステープラ32は、2本のレール342に案内されて図2の紙面に垂直な方向に移動自在である。したがって、用紙束をステープラ32でとじるにあたっては、レール342に案内されて移動し、例えば中央付近の2箇所、あるいは隅の1箇所など、用紙束の、指定された箇所をとじる。
ステープラ32によるステープル動作自体については後述する。
ステープラ32により用紙束がとじられるのと同期して排紙ロール132は矢印Y′方向に下降してその用紙束を対向ロール133との間に挟み、また、可動板135は、矢印X′方向に退がる。用紙束へのとじ動作が終了すると、排紙ロール132の回転によりその用紙束が用紙受け台136上に排出される。
以上のとじ動作を行なっている間にはプリンタ10(図1参照)からさらに次の用紙が搬送されて来ないように、プリンタ10と後処理装置30との間での調整により、プリンタ10におけるプリント動作の中断等が行なわれる。この中断の時間が長いと、プリントや用紙束の生産性の低下につながることになる。このため、ステープル動作の高速化が望まれるが、ステープル動作を高速化すると大きな動作音が発生する。
そこで、本実施形態では、生産性の低下と動作音の発生との双方をバランス良く抑えるために、このプリントシステム1Aが設置されている部屋で発生している騒音(暗騒音)を測定し、ステープル動作にその測定結果を反映させるという制御が行なわれる。本実施形態では、図1に示すように、暗騒音を検知するマイクロホン36が、プリントシステム1Aが設置されている部屋内で作業をしている人の作業机上に配置されている。マイクロホン36は、作業机に固定されたマイクホルダ37によって保持されている。ここで、マイクロホン36による集音を遮る位置に人が立つと、人体が音を吸収してしまい検知制度が低下する恐れがある。このため、本実施形態では、マイクロホン36は、作業机周辺において想定される人の移動経路、立ち位置、着座位置を避けるように作業机に配置されている。
尚、人体による暗騒音の検知精度低下を防止する方法は、本実施形態のようにマイクロホンの配置位置を工夫する方法に限るものではなく、例えば、次のような方法であっても良い。即ち、暗騒音の検知精度低下を防止する方法は、マイクロホンによる集音を遮ってしまう可能性のある位置にいわゆる人感センサを設置しておき、人感センサで人の存在が検知されているときにはマイクロホンによる暗騒音の検知を停止させ、人の存在について非検知のときにのみマイクロホンによる暗騒音の検知を実行するという方法であっても良い。
また、図1では、暗騒音を検知するマイクロホンの、プリントシステムから離れた設置場所として、作業机を挙げて示した。しかしながら、プリントシステムから離れた設置場所はこの箇所に限るものではなく、例えば、プリントシステムが設置される部屋の天井等であっても良い。
図1に模式的に示されているように、このマイクロホン36は、後処理装置30の用紙処理制御部35に有線接続されている。そして、マイクロホン36での検知結果が、用紙処理制御部35に送られ、この用紙処理制御部35において検知結果をステープル動作に反映させる制御が実行される。
尚、マイクロホンと用紙処理制御部との接続は、本実施形態のような有線接続に限るものではなく、例えば無線接続であっても良い。また、マイクロホンと用紙処理制御部との接続は、本実施形態のような直接接続に限るものではなく、例えばLAN(Local Area Network)やインターネット等の通信網を介した間接接続であっても良い。
マイクロホン36での検知結果をステープル動作に反映させる制御方法については後述する。
図3は、マイクホルダを示す斜視図である。
このマイクホルダ37は、マイクロホン36を挟んで保持する保持部37aと、作業机に固定される固定部37bとを有する。本実施形態では、このマイクホルダ37の固定部37bは、粘着シート37cによって作業机に固定される。粘着シート37cは、振動絶縁ゲル材料で形成されたものであり、作業机における振動がマイクロホン36に伝わるのを防ぐ役割を果たす。
以上で、マイクロホン36の搭載構造についての説明を終了し、ステープラ32についての説明に戻る。
図4は、2本のレールが形成された案内部材を示す斜視図である。
この案内部材34の2本のレール342にはそれぞれ溝341が形成されており、図2に示す足部33の突起331が溝341に入り込んでステープラ32の移動が案内される。これらのレール342は、全体としては図2の紙面に垂直な方向に延びているが、両端近傍がわん曲した形状を有する。これは、用紙束の角をとじるときに、用紙の角部を用紙に対し斜めにとじるためである。
ここで、図1〜図4を参照して説明した後処理装置30は、図1に示す形態のプリンタにのみ連結可能なものではなく、別な形態のプリンタにも連結可能である。ここでは、別の形態のプリンタの構成を含む複写機について説明する。
図5は、複写機と後処理装置とが連結されたプリントシステムの全体構成図である。
このプリントシステム1Bは、複写機40と後処理装置30とで構成されている。後処理装置30は、図1に示す後処理装置30と同一のものであり、ここでは、図1に付した符号と同一の符号を付して示し、説明は省略する。
この図5に示す複写機40には、画像読取部41、操作パネル42、および画像形成部43が備えられている。
画像読取部41には、原稿画像を読み取る透明な原稿台411と、図示しないランプ、ミラー等からなる光学走査系などが収容された本体部412とが備えられている。原稿台411には、原稿画像が原稿台411に接する向きに原稿が載せられ、光学走査系での走査によりその原稿画像が読み取られ、その原稿画像を表わす画像信号が生成される。この生成された画像信号は本体制御部450内のメモリに蓄積される。
また、操作パネル42では、ユーザによる操作が受け付けられる。ここでは、各種設定、画像読取りや画像形成の開始指示など、様々な操作が行なわれる。操作パネル42での各種指示等も本体制御部450内に記憶される。
画像形成部43は、本体制御部450に蓄積された画像信号に基づく画像を用紙上に形成する電子写真方式のプリンタである。
この画像形成部43には、3台の用紙収容部431が設けられており、各用紙収容部431には、それぞれ紙種や寸法や向き(縦置き、横置き)の異なる用紙PPが収容されている。用紙収容部431に収容されている用紙の紙種や寸法や向きの情報は、操作パネル42の操作によりあらかじめ設定され、本体制御部450に記憶されている。操作パネル42からプリント指令を受け取ると、その指令に応じた用紙が収容されている用紙収容部431から取出しロール432により用紙PPが取り出され、その取り出された用紙PPは供給ロール433、搬送ロール434により用紙搬送路R1に従って搬送され、その用紙先端が調整ロール435に至る。
一方、露光器435は、C,M,Y,Kの各色ごとに配置された各感光体436を露光し、各感光体436上に静電潜像を形成する。各感光体436上に形成された静電潜像は図示しない現像器により各色トナーで現像されてトナー像が形成され、各色のトナー像は、転写ロール437の作用により、張架ロール438により張架された状態で矢印A方向に循環する中間転写ベルト439上に各色のトナー像が互いに重なるように転写される。
先端が調整ロール435にまで達している用紙PPは、中間転写ベルト439上のトナー像と時機を合わせて二次転写位置Tに送り出され、二次転写ロール440の作用により中間転写ベルト439上のトナー像が用紙PPに転写される。トナー像の転写を受けた用紙PPは搬送ベルト441によりさらに搬送され、ロール442aとベルト442bとによる定着器442で加熱加圧を受けて用紙上のトナー像がその用紙PPに定着され、その用紙PP上に定着画像が形成される。定着後の用紙PPは片面印刷の場合は用紙搬送路R2に従って進行し、用紙矯正部435により用紙の湾曲が矯正され、さらに搬送されてこの複写機40から排出される。この複写機40から排出された用紙は、その後段に連結されている後処理装置30に受け継がれる。
用紙の両面への印刷が指定されているときは、定着器442による第1面の画像の定着後の用紙が用紙搬送路R3に従って搬送され、さらに用紙搬送路R4に至る。その後、搬送方向が逆転し今度は用紙搬送路R5に従って進行しさらに用紙搬送路R1に従って進行する。このとき用紙は、用紙収容部431から取り出されて用紙搬送路R1を進行するときとは表裏が逆になっている。用紙搬送路R5,R1と進んできた用紙の、今度は第2面に、上記と同様にして画像が形成され、用紙搬送路R2を通ってこの複写機40から排出され、後処理装置30に受け継がれる。
この複写機40では、操作パネル42の操作により、1つのジョブ単位での指定が行なわれる。具体的には、一例として画像読取部41で今回順次読み取った10枚の原稿画像を1〜10ページとする複写画像の束を10束作成する、といった指示が入力される。例えばこの例の場合、その画像の寸法等に応じた用紙が収容されている用紙収容部111から用紙PPが順次取り出され、順に取り出された各用紙3に、1ページ目の画像,2ページ目の画像,・・・,10ページ目の画像,1ページ目の画像,2ページ目の画像,・・・,10ページ目の画像の順に、合計10束分(用紙100枚分)のプリントが順次に行なわれる。但し、ここでは片面プリントを例にして説明している。プリント後の用紙は後処理装置30に順次に送り込まれる。
本体制御部450は、画像信号の記憶、操作パネル42の操作による指令の記憶のほか、この複写機40の全体の制御、さらには、後処理装置30との通信を担っている。後処理装置30との間の動作上の調整も、この本体制御部450が担っている。
この複写機40は、さらに、上位装置から、画像読取部41による画像読取りに代わる画像信号の受信や操作パネル42の操作に代わる指令の受信を行なうこともできる。この場合、上位装置からの指令により用紙上に画像が形成される。この上位装置との通信も本体制御部450が担っている。
また、この図5のプリントシステム1Bでは、図1に示すマイクロホン36と同様のマイクロホン36が、後処理装置30の筐体38の外側面に配置されている。また、このマイクロホン36は、筐体38の外側面に固定された図3と同様のマイクホルダ37によって保持されている。この図5のマイクロホン36は、プリントシステム1B周辺において想定される人の移動経路、立ち位置、操作位置を避けるように筐体38の外側面に配置されている。図5のプリントシステム1Bでは、この筐体外側面のマイクロホン36で、プリントシステム1Bが設置されている部屋で発生している暗騒音を検知し、用紙処理制御部35によってステープル動作にその検知結果を反映させるという制御が行なわれる。
尚、ここでは、プリントシステム近傍でのマイクロホンの設置場所として、図5で後処理装置30の筐体38の外側面を挙げて示した。しかしながら、マイクロホンの設置場所はこの箇所に限るものではなく、例えば、後処理装置に接続される画像形成装置の外側面や内部、あるいは後処理装置の内部等で、人や構成部品に遮られることなく暗騒音を検知できる場所であっても良い。
また、ここでは後処理装置30が連結される装置として図1に示すプリンタ10と図5に示す複写機40を示したが、後処理装置30を、それらのプリンタ10や複写機40に限られず、さらに電子写真方式に限られず、例えばインクジェットプリンタ等他のプリント方式のプリンタにも連結可能に構成してもよい。
次にステープラ自体の動作について説明する。
図6は、ステープラの駆動力伝達機構およびセンサを示した模式図である。
このステープラ32は押え部材328を有する。このステープラ32には、DCモータ321が備えられており、DCモータ321が回転すると押え部材328が矢印D−D′方向に回動する。
DCモータ321から押え部材328への駆動力伝達機構は以下の通りである。DCモータ321が回転するとギア322、中継ギア323および駆動ギア324の順に駆動力が伝達され、駆動軸325が回転する。図7、図8の説明の後、再度この図6に戻って説明する。
図7は、ステープラに備えられた押え部材の動作機構の説明図である。
押え部材328は回転中心328aを中心に回転することにより、図7(A)に示す上位置と図7(B)に示す下位置との間で上下動する。ここで、駆動軸325には、駆動カム326が取り付けられていて、回転中心327aを中心に回転する中継カム327を経由して、押え部材328が上下動する。駆動軸325が1回転すると、押え部材が一往復し、一回のステープル動作が終了する。
また、駆動軸325には、駆動カム326とは軸方向(図7の紙面に垂直な方向)について異なる位置に遮光板51が取り付けられている。この遮光板51は、駆動軸325に固定されており、駆動カム326の回転と同期して同一速度で同一回転角度だけ回転する。また遮光板51の近傍には、HP(ホームポジション)センサ52が備えられている。
図8は、遮光板とHPセンサの位置関係を示した図である。
このHPセンサ52は、光を投受光する光電センサであって、回転する遮光板51がそのHPセンサ52による光の投受光を遮るように通過する位置に固定されている。HPセンサ52は、遮光板51が通過している間はLレベルの信号を出力し、遮光板51がHPセンサ52から外れるとHレベルの信号を出力する。遮光板51は駆動軸325の回転に伴って一緒に回転するので、このHPセンサ52により、駆動軸325の回転位置が検出される。ここではこのセンサは、駆動軸325の初期位置の検出に使われている。
DCモータ321に電力を供給してステープラ32にステープル動作を開始させた後、ある閾値時間(例えば500msec)を経過しても駆動軸325が一回転して初期位置に戻ったことがHPセンサ52で検出されなかったときは、ステープル動作不良とみなし、DCモータ321の回転が停止され、DCモータ321が逆転される。このDCモータ321を逆転させたときは、HPセンサ52により、ある閾値時間(例えば200msec)以内に駆動軸325が初期位置に戻るか否かが監視される。DCモータ321の逆転によりその閾値時間以内にHPセンサ52により駆動軸325が初期位置に戻ったことが検出されるか否かにより処理内容は異なるが、いずれの場合もエラー処理が行なわれる。
図6に戻り、ステープラ32に備えられている各種センサについて説明する。
このステープラ32には、HPセンサ52のほかセンサ53とセンサ54が備えられている。センサ53は、ステープル針(後述する)が、用紙束をとじるステープル動作の実行が可能な状態にあるか否かを検出するセンサである。また、センサ54は、ステープル針の残りが少なくなったことを検出するセンサである。
図9は、ステープル針の形状を示した図である。
ステープル針61は、直線形状を有し、図9(A)に示すように、その直線形状のステープル針61が一枚の板形状に並べられて容易にはバラバラにならないように接着され針プレート60を形成している。ここで、使用中のステープル針61は、先頭の2本のステープル針61a,61bだけが、その両端部が針プレート60から直角に立設する方向に折り曲げられる。
ステープル針61の左右の先端部は、図9(B)に示すように先端ほど厚みが薄くなるようにテーパ形状に形成され、用紙束への差し込みを容易にしている。
図10は、針プレートが針ストッパに突き当てられた状態を示す平面図である。針ストッパ62は、折り曲げられる前の直線形状のステープル針61の両端部が突き当てられる第1ストッパ62aと、折り曲げられた先端2本のステープル針61a,61bのうちの先頭のステープル針61aが突き当てられる第2ストッパ62bとを有する。針プレート60の上には、ガイド部材63が被せられている。このガイド部材63の先端部分は折り曲げられた2本のステープル針61a,61bの内側に入り込む寸法を有する。
図11は、ステープル針が針ストッパに突き当てられた状態を示す側面図である。
ガイド部材63には、折り曲げられた先端のステープル針61aの上部を覆い下部を露出するように斜面63aが形成されている。またこのガイド部材63は、図示しないバネにより、図11(A)に示す矢印E方向に付勢されている。
ステープラ32には、さらに、ステープル針61一本分の幅とほぼ同じ厚さの針押上部材71と、同様の厚さの針曲げ部材72が備えられている。針押上部材71は、折り曲げられた先頭のステープル針61aの直下に配置され、針曲げ部材72は、先頭から3本目のステープル針61、すなわち、まだ折り曲げられていない先頭のステープル針の直下に配置されている。
ステープラ32に備えられたDCモータ321(図6参照)が回転して駆動軸325が回転すると、針押上部材71が先端のステープル針61aを矢印G方向に押し上げて図示しない用紙束に差し込む。この押し上げ時には、ガイド部材63は、バネ付勢に抗して、図11(B)に示す矢印F方向にステープル針61の1本分の厚さだけ押し戻される。そして針押上部材71により押し上げられたステープルに続いて上昇してきた針曲げ部材72により、折り曲げられていない先頭のステープル針が、ガイド部材63の先端部分をガイドにして折り曲げられる。針押上部材71および針曲げ部材72は、針押上部材71により押し上げられたステープル針61aによる用紙束1束分のとじ動作が終了すると、図11(A)に示す初期位置まで下降する。
図12〜図21は、ステープラによるステープル動作の各ステップにおける部材の動作を示す図である。前述の通り、ステープラ32にはDCモータ321(図6参照)が備えられており、そのDCモータ321の回転により駆動軸325が回転し、この駆動軸325の回転により、ステープル動作に関係する各部材が連携して動作する。
図12は、ステープラに針プレート60を装填した直後の初期の状態が示されている。針プレート60は複数枚重ねられて収容されている。またここには、図10、図11を参照して説明した第1ストッパ62aと第2ストッパ62bとからなる針ストッパ62、針押上部材71、針曲げ部材72のほか、針送り用の板バネ73が示されている。この板バネ73は、積み重ねられた針プレート60のうちの最下層の針プレート60aを針ストッパ62側に送り出す役割りを担っている。またここには、図6等に示す押え部材328を構成する構成部品である、針折曲げ部材74、押え部材75および上部部材76が示されている。針折曲げ部材74は、ステープル針の用紙束を貫通した両端部分を折り曲げて用紙束に押し当てる役割りを担っており、押え部材75は、針折曲げ部材74を上から押える役割りを担っている。また、上部部材76は、用紙束を上から押える役割りを担っている。
図13は、図12に示す状態の次のステップを示している。
ここでは板バネ73により最下層の針プレート60aが矢印H方向に押されて移動し、その針プレート60aの先端の両側が第1ストッパ62aに突き当てられ、さらに上部部材76が、針折曲げ部材74および押え部材75を上に残したまま矢印I方向に下降している。この上部部材76には、針折曲げ部材74が入り込む溝761が形成されており、上部部材76の下降により相対的に針折曲げ部材74が上部部材76よりも上部に移動しその溝761があらわれた状態にある。
次に、図14に示すように、針押上部材71が矢印J方向に上昇するが、この段階では、第2ストッパ62bに突き当てられているステープル針61a(図10参照)は存在せず、したがって針押上部材71は空打ちとなる。この針押上部材71の上昇に伴い針曲げ部材72も上昇し、第1ストッパ62aに突き当てられている先頭のステープル針61の両端部を針プレート60aに対し直角に折り曲げる。この時、板バネ73は、針プレート60aを矢印H方向に付勢し続ける。
次いで、図15に示すように、押え部材75が矢印K方向に下降し、針折曲げ部材74を溝761内に押し込むが、この段階ではステープル針が存在せず空打ちとなる。板バネは73は一旦後方に移動する。
次いで、図16に示すように、上部部材76が針折曲げ部材74および押え部材75とともに矢印L方向に上昇し、針押上部材71および針曲げ部材72が矢印M方向に下降する。針プレート60aは、板バネ73に押されて、折り曲げられた先頭1本分のステープル針61aが第1ストッパ62aを擦り抜け、先頭から2本目の、まだ折り曲げられていないステープル針61bが第1ストッパ62aに突き当てられた状態となる。
次にもう一度、図14〜図16の各ステップを繰り返すと、今度は先頭の2本のステープル針61a,61bが折り曲げられて、図17に示すように、先頭のステープル針61aが第2ストッパ62bに突き当てられた状態となる。
図6に示すセンサ53は、上記のようにして折り曲げられた針プレート60aの先頭のステープル針61aが第2ストッパ62bに突き当てられている状態にあることを検出するセンサである。このセンサ53によりこの状態にあることが検出されると、用紙束をとじる実際のステープル動作の実行が可能となる。
ここで、図14〜図16に示す空打ち動作は、最大13回繰り返される。これは板バネ73による針プレート60aの送り出しに失敗する可能性もあるからである。図14〜図16のステップを13回繰り返してもセンサ53が先頭のステープル針61aの存在を検出しなかったときは、エラー処理が実行される。
図17は、実際のステープル動作開始時の状態を示している。
ここでは、針プレート60aの先頭の2本のステープル針61a,61bが折り曲げられ、先頭のステープル針61aが第2ストッパ62bに突き当てられている。またこの図17には、ステープル針でとじられる予定の用紙束PSも示されている。
次に、図18に示すように、板バネ73が針プレート60aを矢印N方向に押して針プレート60aを針ストッパ62に押し付け、また上部部材76が矢印O方向に下降して用紙束PSを上から押える。このとき溝761が形成される。
次に図19に示すように針押上部材71が矢印P方向に上昇し、先頭のステープル針61aで用紙束PSを貫通させる。また針曲げ部材72も上昇し、2つ隣りの直線形状の先頭のステープル針61の両側部を上向きに折り曲げる。
次いで、図20に示すように、押え部材75が矢印Q方向に下降し針折曲げ部材74が溝761内に押し込まれてステープル針61aの両端が内側に折り曲げられる。溝761は、ステープル針61aの、内側に折り曲げられた両端が互いにぶつからないように若干斜めに形成されている。
次いで図21に示すように、上部部材76が矢印R方向に上昇し、これに伴い、針折曲げ部材74および押え部材75も上部部材76とともに上昇する。また、針押上部材71および針曲げ部材72は、矢印S方向に下降する。針プレート60aは、板バネ73に押されて、次の先頭のステープル針が第2ストッパ62bに突き当てられる。
その後、ステープル針によりとじられた用紙束PSが、図2を参照して説明したようにして、後処理装置30の外部に排出される。
以上の図17〜図21の各ステップが繰り返され、ステープル針61によりとじられた用紙束PSが順次形成される。
図6に示すもう1つのセンサ54は、上記のようにしてステープル針61を消費していった結果、残りのステープル針61の本数が少なくなったことを検出するセンサである。ステープル針61が残り少なくなると、ユーザに向け注意喚起がなされる。
図22は、一連のステープル動作を構成する各工程における動作音波形を示した図である。また、この図22には遮光板51とHPセンサ52も示されている。この図では遮光板51の回転方向は左回りとなっている。
ここでは、一連のステープル動作が、起動工程T1と、とじ工程T2と、復帰工程T3とに分けられている。本実施形態では起動工程T1の時間長t1は、t1=50msecに固定されている。また、とじ工程T2と復帰工程T3との境界は、HPセンサ52の出力の変化で知ることができる。また復帰工程T3の終了タイミング(すなわち初期状態)もHPセンサ52の出力変化により知ることができる。
起動工程T1は、図17に示す初期状態にあるときにDCモータ321(図6参照)への電力供給を開始した時点から50msecの時間である。とじ工程T2は、起動工程T1に続き、図20の状態まで続く工程である。復帰工程T3は、図21を参照して説明した動作を行なう工程である。
ここでは、起動工程T1の時間長をt1、とじ工程T2の時間長をt2、復帰工程T3の時間長をt3、起動工程T1の開始から復帰工程T3の終了までの、一連のステープル動作1回分の時間長をt123であらわす。また起動工程T1ととじ工程T2の合計の時間長t1+t2をt12であらわす。
以下では、とじ工程T2および復帰工程T3における動作音を低減するための制御アルゴリズムを説明する。
図23は、後処理装置におけるステープラの動作制御を担う制御回路のブロック図である。
ここでは、この後処理装置30は、図1に示すプリンタ10に連結されているものとする。
ここには、CPU351、RAM352、モータ駆動部353および発振器354が示されている。これらは、図1等に示す用紙処理制御部35内の構成要素の一部である。
また、ここには、ステープラ32の構成要素として、DCモータ321、前述した各種の機構要素からなるステープル機構39およびHPセンサ52が示されている。
RAM352には、この後処理装置30の電源立ち上げ時に図示しない不揮発性メモリ内に記憶されている後述する各種データが転送され、また、CPU351で動作するステープラ制御プログラムもこのRAM352にロードされる。CPU351には、プリンタ10から今回のプリントに用いた用紙の種類(紙種)、ひと束あたりの用紙枚数、用紙束の数等の情報が入力される。また、このCPU351には、HPセンサ52の出力信号も入力され、CPU351ではステープラ32が初期状態にあること、またとじ工程T2から復帰工程T3への切り替わりのタイミングにあることが認識される。
モータ駆動部353では、CPU351により指示を受けたデューティのパルス幅変調電力が生成される。発振器354はモータ駆動部353でのパルス幅変調電力(PWM電力)生成用のクロック信号を発生させる。
ここでPWMとは、周期的なパルス状の波形に電力を変調する技術である。変調された波形でのパルス高はDCモータ321の定格電圧に等しい。そして、変調された波形におけるパルス周期に対するパルス幅の比率は、定格出力に対する実効出力の比率となる。この比率はPWM電力のデューティ(出力比率)と称され、このデューティが調整されることで、PWM電力の実効出力は、0から定格電力までの間で調整される。
モータ駆動部353で生成されたPWM電力はDCモータ321に供給され、DCモータ321はその供給されたPWM電力で回転する。ここで、DCモータ321は、そのDCモータ321に供給されたPWM電力のデューティに概ね沿った回転数で回転するが、ステープラ32の個体差やとじ対象の用紙の紙種や枚数等に応じて大きくばらつき、デューティと回転数は必ずしも一対一の関係ではない。
図24は、制御概念図である。
ここでの制御では、各工程ごとにデューティが調整される。起動工程T1は、DCモータ321の回転を開始させる工程であり、大きなパワーを必要とし、ここではデューティ100%に固定される。起動工程T1の時間長t1は、前述した通り、t1=50msecに固定されている。
次のとじ工程T2では、マイクロホン36での検知結果に応じてステープル動作におけるデューティが調整され、そのステープル動作の動作音の抑制が図られる。デューティを下げるとDCモータ321の回転数が低下するが、回転数の低下にとどまらず駆動力も低下し、その結果、このとじ工程T2での動作音が抑制される。
次の復帰工程T3においてもマイクロホン36での検知結果に応じてステープル動作におけるデューティが調整され、その結果、この復帰工程T3での動作音が抑制される。
デューティを、図24に実線で示すように変化させると、DCモータ321の実回転数は、ここに破線で示すように時間遅れ等を伴いながらそのデューティの変化に追随する。
ここで、図23には、マイクロホン36での検知結果から、人間が感じる音の大きさ(音圧)を対数表現で表わすdBA値を求めるdBA検出回路355が示されている。このdBA検出回路355も、図1等に示す用紙処理制御部35内の構成要素の一部である。
図25は、dBA検出回路の詳細を示すブロック図である。
このdBA検出回路355は、プリアンプ355a、A特性周波数補正回路355b、実行値検波回路355c、および対数演算回路355dを有している。
プリアンプ355aは、マイクロホン36での検知結果を増幅する増幅回路である。A特性周波数補正回路355bは、増幅後の検知結果に対し、人間の可聴範囲を重く重み付けするA特性周波数補正を施す回路である。実行値検波回路355cは、A特性周波数補正後の検知結果について、一般的な騒音計等で実効値検波に採用されているFast動特性での実効値検波を行って実効値を求める回路である。対数演算回路355dは、求められた実効値を対数換算してdBA値を求める回路である。
このdBA検出回路355は、ステープル動作時にステープラ制御プログラムに従って後述の処理を実行中のCPU351からの指示に応じて音圧を表わすdBA値を求める。そして、CPU351は、dBA検出回路355で求められたdBA値に応じてデューティを求め、モータ駆動部353が、次回のステープル動作の際に、その求められたデューティでのPWM電力でDCモータ321を駆動する。
図26は、ステープラ制御プログラムのフローチャートである。このステープラ制御プログラムも図示しない不揮発性メモリに記憶されており、動作に先立って図22に示すRAM352にロードされ、CPU351で実行される。
このフローチャートが表す処理は、プリンタ10から1つのジョブ単位の後処理実行の指令がなされるとスタートする。処理がスタートすると、まず、ジョブの種類が、以下に説明するA群,B群,C群のいずれを採用すべきジョブ種であるかが選択される(ステップS01)。ここでは、とじ対象の用紙束の紙種と枚数とにより、A群,B群,C群の3群に分けられている。図22に示すようにプリンタ10から今回のプリントに使った用紙の紙種、ひと束あたりの用紙枚数および束数の情報が入力されるが、ここではそれらの情報のうちの紙種と、ひと束あたりの用紙枚数の情報を利用してA群,B群,C群の中からいずれかの群が採用される。
次に、マイクロホン36による暗騒音の検知と、音圧を表わすdBA値の検出とが、以下に説明するタイミングで複数回に亘って行われ、そして、次のような平均値が算出される(ステップS02)。
図27は、暗騒音の検知と、音圧を表わすdBA値の検出とが複数回に亘って行われる様子を示す模式図である。
この図27には、縦軸に音圧、横軸に時間がとられたグラフが示されている。そして、このグラフ中の曲線L1は、ステープル動作の暗騒音の音圧のレベルの計時変化をdBA値で模式的に表わしたものである。
本実施形態では、CPU351の指示により、50m秒刻みで25秒間(即ち500回)に亘って、暗騒音の検知と、音圧を表わすdBA値の検出とが行われる。
そして、500回分の検出結果α1,…,α500を使って、以下の(1)式に基づいて音圧の平均値αが算出される。
α=(α1+……+α500)/500……(1)
このように音圧の平均値の算出が終了すると、図26のフローチャートでは、それらの算出結果に基づいて、ステープル動作のためのデューティの決定が行われる(ステップS03)。
このデューティの決定には、音圧の平均値についての複数の範囲と、互いに異なるデューティとを、小さい値の範囲ほど小さなデューティが対応付けられるように、相互に対応付けた平均値テーブルがRAM352から読み出されて使われる。
図28は、平均値テーブルを示す図である。
ここでは、暗騒音の音圧の平均値について、40dBA以下、40dBAより大きく50dBA以下、50dBAより大きく60dBA以下、60dBAより大きいという4つの範囲それぞれに、とじ工程T2および復帰工程T3のデューティが対応付けられている。また、とじ工程T2および復帰工程T3それぞれについて、デューティは、A群,B群,C群の3群それぞれについて定義されている。一方、起動工程T1については、上記の範囲および3群に関わらずデューティは100%に固定されている。
例えば、とじ工程T2のA群について見ると、40dBA以下の範囲にデューティ60%が対応付けられており、40dBAより大きく50dBA以下の範囲にデューティ65%が対応付けられており、50dBAより大きく60dBA以下の範囲にデューティ70%が対応付けられており、60dBAより大きい範囲にデューティ75%が対応付けられている。このように、図28の平均値テーブルでは、各工程の各群について、小さい値の範囲ほど小さなデューティが対応付けられている。
図26のステップS03では、図28の平均値テーブルにおいて、ステップS02で得られた音圧の平均値が属する範囲に対応付けられた、ステップS01で決定されたA,B,Cいずれかのジョブ種のとじ工程T2と復帰工程T3それぞれのデューティが求められる。
ステップS04でこのように決定されたデューティが、以下に示すデューティテーブルに記録される(ステップS04)。
図29は、デューティテーブルを示す図である。
上述したように本実施形態では、起動工程T1、とじ工程T2、および復帰工程T3の各工程毎にデューティが決められる。また、起動工程T1については、デューティ100%に固定されている。デューティテーブルでは、3つの工程それぞれについてデューティの記録欄が設けられており、起動工程T1については、固定値であるデューティ100%が既に記録されている。
上記のステップS04では、この図29のデューティテーブルにおけるとじ工程T2と復帰工程T3との2工程について、ステップS04で決定されたデューティが記録される。
このようにデューティの記録が終了すると、ジョブにおける初回のステープル動作が、デューティテーブルに記録されている各工程のデューティで開始される(ステップS05)。
そして、今回のジョブ内に次の用紙束があるか否かが判定される(ステップS06)。次の用紙束が存在すると判定されたときは、上記のように記録されたデューティテーブルを使ってステップS05において次のステープル動作の駆動が行なわれる。
図26のフローチャートでは、ステップS05のステープル動作が、ステップS06において次の用紙束が無いと判定されるまで繰返し実行される。そして、次の用紙束が無いと判定されたときは、デューティテーブルをクリアして(ステップS07)処理を終了する。
以上に説明した処理によれば、1つのジョブについて、初回ステープル動作開始直前の暗騒音が小さいときには、そのジョブ中のステープル動作が小さなデューティで実行されることで動作音の抑制が図られる。逆に、初回ステープル動作開始直前の暗騒音が大きいときには、ステープル動作が大きなデューティで実行されることで生産性の維持向上が図られる。
尚、本実施形態では、暗騒音検知のタイミングとして、1つのジョブおける初回ステープル動作開始直前の30秒間を例示したが、暗騒音検知のタイミングはこれに限るものではない。暗騒音検知のタイミングは、例えば、後処理装置が図5に示すような複写機に接続されている場合に、その複写機に対してユーザが複写前の設定のためのボタン操作を開始した直後から複写開始のボタンが押されるまでの間や、複写される用紙が複写機の画像読取部にセットされた直後から複写開始のボタンが押されるまでの間等であっても良い。また、暗騒音検知は、プリントシステムの動作とは無関係に定期的に一定時間の間繰返し実行されても良い。この場合、デューティの決定には、定期的に得られる検知結果の中から、例えばジョブおける初回ステープル動作開始直前等における検知結果が選択されて利用される。
また、本実施形態では、暗騒音についてマイクロホンによる検知と平均値の算出とを含む処理が、1つのジョブについて1回だけ実行される形態を例示したが、例えばジョブ中でステープル動作が複数回行なわれる場合に、各ステープル動作の直前という複数回のタイミングに亘って上記の処理が繰返し実行されても良い。
1A,1B プリントシステム
10 プリンタ
20 用紙搬送装置
21 搬送ロール
30 後処理装置
31 パンチャ
32 ステープラ
33 足部
34 案内部材
35 用紙処理制御部
36 マイクロホン
37 マイクホルダ
37a 保持部
37b 固定部
37c 粘着シート
38 筐体
39 ステープル機構
40 複写機
41 画像読取部
42 操作パネル
43 画像形成部
51 遮光板
52 HP(ホームポジション)センサ
53,53a,54 センサ
60,60a 針プレート
61,61a,61b ステープル針
62,62a,62b 針ストッパ
63 ガイド部材
71 針押上部材
72 針曲げ部材
73 板バネ
74 針折曲げ部材
75 押え部材
76 上部部材
111,431 用紙収容部
112,432 取出しロール
113,433 供給ロール
114,118,121,131,434 搬送ロール
115,435 調整ロール
116,440 二次転写ロール
117 定着ロール
119 用紙排出台
120,450 本体制御部
134 パドラ
135 可動板
136 用紙受け台
137 固定板
138 突き当て壁
139 横受け板
321 DCモータ
322 ギア
323 中継ギア
324 駆動ギア
325 駆動軸
326 駆動カム
327 中継カム
327a,328a 回転中心
328 押え部材
331 突起
341,761 溝
342 レール
351 CPU
352 RAM
353 モータ駆動部
354 発振器
355 dBA検出回路
355a プリアンプ
355b A特性周波数補正回路
355c 実行値検波回路
355d 対数演算回路
PP 用紙
PS 用紙束
R1,R2,R3,R4,R5 用紙搬送路

Claims (10)

  1. 筐体に内蔵され、モータを備え、該モータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラの該モータに電力を供給する電力供給部と、
    前記筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
    前記電力供給部に、前記モータに向けて、電力の供給開始時から予め定められた時間は、予め定められた電力を供給させ、該予め定められた時間経過後は、該予め定められた電力以下の電力であって前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを備えたことを特徴とするステープラ駆動装置。
  2. 前記モータがDCモータであり、
    前記ステープル動作が複数の工程に分割された動作であり、該複数の工程に分割された前記ステープル動作のうち最初の動作が前記一定時間に実行される、前記モータの回転を開始させる起動工程であり、
    前記電力供給部は、前記モータに向けて、前記電力制御部からの指示に基づく出力比率にパルス幅変調された電力を供給するものであり、
    前記電力制御部は、前記電力供給部に、前記起動工程では、100%の前記出力比率を指示し、該起動工程経過後は、前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど小さい前記出力比率を指示するものであることを特徴とする請求項1記載のステープラ駆動装置。
  3. 前記音測定部が、
    前記筐体の外側面に配置されて、該筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
    前記マイクロホンでの検知結果に基づいて、前記筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有するものであることを特徴とする請求項1又は2の記載のステープラ駆動装置。
  4. 前記音測定部が、
    前記筐体から離れた箇所に配置され、該筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
    前記マイクロホンでの検知結果に基づいて、前記筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有するものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のステープラ駆動装置。
  5. 前記マイクロホンを保持するマイクロホン保持部であって、該マイクロホン保持部が固定される固定箇所のから該マイクロホンへの振動の伝播を抑制するマイクロホン保持部を備えたことを特徴とする請求項4記載のステープラ駆動装置。
  6. モータを備え、該モータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラが内蔵される筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定過程と、
    前記ステープラの前記モータに電力を供給する電力供給部に、該モータに向けて、電力の供給開始時から予め定められた時間は、予め定められた電力を供給させ、該予め定められた時間経過後は、該予め定められた電力以下の電力であって前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御過程とを有することを特徴とするステープラ駆動方法。
  7. 筐体に内蔵され、モータを備え、該モータの回転による駆動力で、重ねられた複数枚の記録媒体からなる束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラの該モータに電力を供給する電力供給部と、プログラムを実行するプログラム実行部とを備えたステープラ駆動装置の該プログラム実行部で実行され、該ステープラ駆動装置に、
    前記筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
    前記電力供給部に、前記モータに向けて、電力の供給開始時から予め定められた時間は、予め定められた電力を供給させ、該予め定められた時間経過後は、該予め定められた電力以下の電力であって前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを構築することを特徴とするステープラ制御プログラム。
  8. 記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の筐体に隣接配備される装置筐体と、
    前記装置筐体に内蔵され、前記画像形成装置から記録媒体を受け取り、該記録媒体を複数枚重ねて束を形成する束形成部と、
    前記装置筐体に内蔵され、モータを備え、該モータの回転による駆動力で、前記束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラと、
    前記ステープラのモータに電力を供給する電力供給部と、
    前記装置筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
    前記電力供給部に、前記モータに向けて、電力の供給開始時から予め定められた時間は、予め定められた電力を供給させ、該予め定められた時間経過後は、該予め定められた電力以下の電力であって前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを備えたことを特徴とする後処理装置。
  9. 記録媒体上に画像を形成する画像形成装置;、および、
    前記画像形成装置を構成する筐体に隣接配備される装置筐体と、
    前記装置筐体に内蔵され、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置から記録媒体を受け取り、該記録媒体を複数枚重ねて束を形成する束形成部と、
    前記装置筐体に内蔵され、モータを備え、該モータの回転による駆動力で、前記束にステープル針を差し込んで折り曲げるステープル動作を実行するステープラと、
    前記ステープラのモータに電力を供給する電力供給部と、
    前記装置筐体外で発せられる音の大きさを測定する音測定部と、
    前記電力供給部に、前記モータに向けて、電力の供給開始時から予め定められた時間は、予め定められた電力を供給させ、該予め定められた時間経過後は、該予め定められた電力以下の電力であって前記音測定部で測定された音の大きさが小さいほど低い電力を供給させる電力制御部とを有する後処理装置;
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  10. 前記音測定部が、
    前記画像形成装置および前記後処理装置の両方から離れた箇所に配置され、前記装置筐体外で発せられる音を検知するマイクロホンと、
    前記マイクロホンでの検知結果に基づいて、前記装置筐体外で発せられる音の大きさを算出する算出部とを有するものであることを特徴とする請求項9記載の画像形成システム。
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