JP5691015B2 - 集塵装置及び電気掃除機 - Google Patents

集塵装置及び電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP5691015B2
JP5691015B2 JP2010197298A JP2010197298A JP5691015B2 JP 5691015 B2 JP5691015 B2 JP 5691015B2 JP 2010197298 A JP2010197298 A JP 2010197298A JP 2010197298 A JP2010197298 A JP 2010197298A JP 5691015 B2 JP5691015 B2 JP 5691015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
cover
outer peripheral
secondary filter
sliding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010197298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012050762A (ja
Inventor
吉田 稔之
稔之 吉田
仲本 博司
博司 仲本
小川 貴昭
貴昭 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2010197298A priority Critical patent/JP5691015B2/ja
Priority to TW100129983A priority patent/TW201212869A/zh
Publication of JP2012050762A publication Critical patent/JP2012050762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5691015B2 publication Critical patent/JP5691015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

本発明は、サイクロン式の電気掃除機等に使用される集塵装置及び電気掃除機に関するものである。
近年のサイクロン式の電気掃除機用の集塵装置は、吸込具から塵埃と共に吸引された空気を円筒集塵部内で旋回させることにより、空気中に混じった塵埃を遠心力を利用して分離し、分離した塵埃を、円筒集塵部下方の集塵室に捕集するものであり、塵埃が分離された空気は、電動送風機による吸引側に吸込まれるようになっている。ところが、円筒集塵部の上方には、フィルターセット部材がフィルター挿着部に挿着され、フィルターセット部材で塵埃を濾過して除去する構成としていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−19095号公報
しかしながら上記の様な従来の集塵装置の構成では、フィルターセット部材がフィルター挿着部に挿着されていなくても(フィルターセット部材を挿着し忘れた場合でも)そのまま集塵容器が掃除機本体にセットすることが可能な為、フィルターセット部材がない状態でも掃除機本体を運転することが可能で、この為、吸引された塵埃が除去されないまま集塵容器を通過して吸引され、電動送風機の直前に配置されたフィルター部材が異常な目詰り起こすという課題を有していた。
そこで本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、フィルターセット部材がない状態では、集塵装置を掃除機本体にセットして掃除機本体を運転することが不可能で、吸引された塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防止することが出来る集塵装置及び電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の集塵装置は、内部に略円筒状の一次フィルターを同心状に配置したダストボックス本体と、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間に形成されたサイクロン空間と、前記サイクロン空間の下方に配され分離された塵埃が蓄積される略円筒状の塵埃蓄積空間と、前記一次フィルターの上部に着脱自在に配され細塵を捕集する二次フィルターと、前記ダストボックス本体の上部に設けられたカバーと、前記二次フィルターの上方に前記二次フィルターと一体に配設されると共に前記二次フィルターに付着した細塵を除去する除塵部と、前記除塵部の一部に形成された突起部とを備え、前記カバーの前記突起部に相対する位置に、前記カバーの外周下端から外周方向に突出する摺動体を前記二次フィルターの上方に一体に配設された前記突起部に当接することで出入自在に設け、前記二次フィルターが前記ダストボックス本体から外された状態では前記カバーの外周下端から外周及び垂直方向に前記摺動体が突出したままとなり、前記ダストボックス本体に前記カバーが取り付け不能となるもので、上記除塵部の一部に形成した突起部に摺動体が当接することでカバーの外周下端から外周方向に突出していた摺動体が内周方向に入る為、ダストボックス本体の上部にカバーを取付けてセットすることが可能となる。
しかし、もし二次フィルターを装着し忘れた場合には、二次フィルター上方に配設した除塵部の一部に形成した突起部が摺動体に当接しない為、摺動体はカバーの下端から外周方向に突出したままとなりダストボックス本体上端に摺動体が当接してカバーがダストボ
ックス本体上部に取付け出来ず、二次フィルターがない状態では集塵装置を掃除機本体にセットして掃除機本体を運転することが不可能で、吸引された塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防止することが出来る。
また、本発明の電気掃除機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えたもので、使い勝手のよい電気掃除機を提供することが出来る。
本発明の集塵装置は、塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防止することができ、また集塵装置自体もコンパクトなものにすることができ、またこの集塵装置を電気掃除機に搭載することで、コンパクトで使用勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図 同集塵装置の斜め前方からの斜視図 同集塵装置の斜め後方からの斜視図 同集塵装置の内部構成を示す斜視図 図3におけるB−B断面図 図2におけるA−A断面図 同集塵装置の突起部と摺動体の動作を示した断面図 同集塵装置の突起部と摺動体の動作を示した断面図 同集塵装置の突起部と摺動体の動作を示した断面図 同集塵装置の突起部と摺動体の動作を示した断面図
第1の発明は、内部に略円筒状の一次フィルターを同心状に配置したダストボックス本体と、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間に形成されたサイクロン空間と、前記サイクロン空間の下方に配され分離された塵埃が蓄積される略円筒状の塵埃蓄積空間と、前記一次フィルターの上部に着脱自在に配され細塵を捕集する二次フィルターと、前記ダストボックス本体の上部に設けられたカバーと、前記二次フィルターの上方に前記二次フィルターと一体に配設されると共に前記二次フィルターに付着した細塵を除去する除塵部と、前記除塵部の一部に形成された突起部とを備え、前記カバーの前記突起部に相対する位置に、前記カバーの外周下端から外周方向に突出する摺動体を前記二次フィルターの上方に一体に配設された前記突起部に当接することで出入自在に設
、前記二次フィルターが前記ダストボックス本体から外された状態では前記カバーの外周下端から外周及び垂直方向に前記摺動体が突出したままとなり、前記ダストボックス本体に前記カバーが取り付け不能となるもので、上記除塵部の一部に形成した突起部に摺動体が当接することでカバーの外周下端から外周方向に突出していた摺動体が内周方向に入る為、ダストボックス本体の上部にカバーを取付けてセットすることが可能となる。
しかし、もし二次フィルターを装着し忘れた場合には、二次フィルター上方に配設した除塵部の一部に形成した突起部が摺動体に当接しない為、摺動体はカバーの下端から外周方向に突出したままとなりダストボックス本体上端に摺動体が当接してカバーがダストボックス本体上部に取付け出来ず、二次フィルターがない状態では集塵装置を掃除機本体にセットして掃除機本体を運転することが不可能で、吸引された塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防止することが出来る。
第2の発明は、特に、第1の発明の摺動体を、カバーの外周下端から外周方向に突出して出入自在で且つ前記カバーの外周下端から垂直方向にも突出して出入自在に設けたもので、上記除塵部の一部に形成した突起部に摺動体が当接することでカバーの外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体が内周方向及び垂直方向に移動するので、ダストボックス本体の上部にカバーを取付けてセットすることが可能となる。しかし、もし二次
フィルターを装着し忘れた場合には、二次フィルター上方に配設した除塵部の一部に形成した突起部が摺動体に当接しない為、摺動体はカバーの下端から外周及び垂直方向に突出したままとなりダストボックス本体上端に摺動体が当接してカバーがダストボックス本体上部に取付け出来ず、二次フィルターがない状態では集塵装置を掃除機本体にセットして掃除機本体を運転することが不可能で、吸引された塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防止することが出来る。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の摺動体の下端に、突起部に相対する凹部を形成したもので、カバーをダストボックス本体上部に取付けする際にカバーの外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体の凹部に上記除塵部の一部に形成した突起部が挿入され易くなり、容易にカバーをダストボックス本体上部に取付けすることが出来る。
また、上記除塵部の一部に形成した突起部に摺動体の凹部が当接することでカバーの外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体が内周及び垂直方向に移動して入る際にも摺動体の凹部と除塵部の突起部が噛合って位置ズレすることなく内周及び垂直方向に移動して入ることが出来る。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の摺動体を、カバーの外周下端から外周方向または、外周及び垂直方向に突出させるように付勢する弾性体を設けたもので、コイルバネ等の弾性体で、簡単に且つ安価に構成することが出来るものである。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の摺動体の両側面に軸を形成し、前記軸をカバーに設けた案内溝にて狭持したもので、上記除塵部の一部に形成した突起部に摺動体の凹部が当接することでカバーの外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体が内周及び垂直方向に移動して入る際にも摺動体の両側面に形成した軸がカバーに設けた案内溝に沿って確実に移動し位置ズレすることなく内周及び垂直方向に移動して入ることが出来るものである。
第6の発明にかかる電気掃除機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えたもので、使い勝手のよい電気掃除機を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機について、図1〜10を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図、図2は、同集塵装置の前方斜視図、図3は、同集塵装置の後方斜視図、図4は、同集塵装置の内部構成を示す斜視図、図5は、図3のB−B断面図、図6は、図2のA−A断面図である。
本実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機は、掃除機本体1と、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aに接続されるホース2と、ホース2の先端に設けられた接続パイプ3と、接続パイプ3に接続される延長管4と、延長管4の先端に設けられ塵埃を吸引する開口部(図示せず)を有する吸込具5からなり、掃除機本体1には、塵埃を吸引するための電動送風機6が内蔵されると共に、塵埃を集塵する集塵装置7が着脱自在に装着されている。
本実施の形態における集塵装置7は、図2、3に示すように、構成部品を大きく分ける
と、外郭はダストボックス本体8と、ダストボックス本体8の上面を塞ぐように構成されたカバー11と、カバー11に備え付けられたハンドル10と、ダストボックス本体8の下面を塞ぐように設けられたフタ9とから構成される。
フタ9は、ダストボックス本体8に設けたヒンジ部13で回動可能で、尾錠18でダストボックス本体8に係止されている。またフタ9に取り付けられたパッキンD29によってダストボックス本体8とエアータイト(気密性保持)される。
図6に示すように、フタ9は、尾錠18が回動することでロックが外れて、開閉できる構成となっており、押しレバー12を押すとスライダー47が下がることで、尾錠18が開き、フタ9が開放される。なおカバー11は、バックル15と爪部14でダストボックス本体8と係合している。
ダストボックス本体8内には、図5に示すように、その略同心状に一次フィルター21が設けられ、一次フィルター21の下方に、傘状の延出部22が爪(図示せず)による嵌合、または溶着などの手段により、一次フィルター取り付け枠57に取り付けられている。
一次フィルター21の上方には、プリーツ状に形成された二次フィルター23が設けられ、更にその上方には、二次フィルター23に蓄積した塵埃を振動などの手段により落とすための除塵部24や、除塵部24に振動を与える手段となるモーター部25を備えている。
一次フィルター21は、金属材料で構成されており、金属表面部分には樹脂などによる凹凸形状を設けない構成とすることで、旋回流が滑らかに流れることになり、分離効率を高めるとともに、塵埃などの巻きつきを軽減する効果を発揮する。なお、一次フィルター21の表面に研磨処理を施すことによって、その効果を高めることができ、また抗菌処理を施すことによって、一次フィルター21を清潔に保つことができる。
吸込具5から吸い込まれた塵埃の混じった空気は、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aを経由して、図3に示すダストボックス本体8に設けた吸気口B17に吸い込まれる。吸気口B17に吸い込まれた空気は、一次フィルター21の外周とダストボックス本体8で形成されるサイクロン空間31に流れ、そこに発生する旋回流により綿ごみを主とした塵埃と細塵を含んだ空気とに遠心分離される。綿ごみを主とした塵埃は、延出部22とダストボックス本体8間に形成される集塵通路32を通り塵埃蓄積空間52へと蓄積されていく。
ここでサイクロン空間31の幅L1は、集塵通路32の幅L2より大きくなっている。そして塵埃蓄積空間52の内径R4は、サイクロン空間の外径R3より大きくなっており、ダストボックス本体8は、延出部22の形状に合わせて広がる傾斜部53を有している。延出部22の上端は、傾斜部53より上方の位置にあり、また延出部22の下端は、傾斜部53より下方の位置にある。
この構成により、サイクロン空間31から塵埃蓄積空間52に向けて、押さえつける力が発生し、塵埃蓄積空間52に蓄積された塵埃のサイクロン空間31への舞い上がりを防止している。なお延出部22の下端は、傾斜部53より下方の位置にあるとしたが、傾斜部53にかかっていても同様の効果が得られる。
また、延出部22とダストボックス本体8の傾斜部53は、フタ9側から見てれば垂直上方に天井壁を形成したような構成となるので、塵埃蓄積空間52に蓄積された綿ごみを
主とした塵埃は、サイクロン空間31へ舞い戻りにくくなり、集塵効率を高めることができるようになっている。
延出部22の斜面58とダストボックス本体8の傾斜部53は略平行になるようにしており、旋回流の乱れを軽減し塵埃蓄積空間52からサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、塵埃が集塵通路32に詰まるのを防ぐことが出来る。なお略平行を保ったまま延出部22の上端の位置を上下に変化させることによって、集塵通路32の幅L2の調整が可能で、幅L2が下方にいくにつれ徐々に広くしたり、狭くしたりすることが可能である。
なお塵埃蓄積空間52に向かうにつれて集塵通路32の幅L2が広くなるようすれば、傾斜部53の傾斜を緩やかにすることができるので、集塵装置7の高さ寸法を低く保つことが出来、コンパクトな構成となる。更に、塵埃蓄積空間52に向かうにつれて集塵通路32の幅L2が徐々に狭くなるように構成すれば、塵埃蓄積空間52方向に押し付ける力が大きくなり、塵埃蓄積空間52の塵埃が、サイクロン空間31へ舞い戻るのをより抑制することが出来る。
サイクロン空間31の外径R3は、延出部22の最大外径R2より大きくなっている。これにより、一次フィルター21と延出部22を一部品として構成しても、ダストボックス本体8の上方からの抜き差しが可能となるので組み立て性に優れている。
また、ダストボックス本体8および延出部22は、少なくともその一部が透明材料で構成されており、塵埃蓄積空間52や延出部22の傘状内部に蓄積した塵埃の量も確認できるので、ユーザーがごみ捨ての時期を判断しやすくなっている。
なお、本実施の形態では、延出部22は、その斜面58の下端から垂直方向に延びるフランジ59を備えている。これにより塵埃蓄積空間52内の塵埃が圧縮されサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、集塵性能を高めることが出来る。
サイクロン空間31で綿ごみなどの塵埃が分離され、細塵を含んだ空気は、一次フィルター21を通過し、二次フィルター23によって細塵が濾過される。そして、細塵を含まない空気のみが二次フィルター23を通過し、吸気口A16を通過し、電動送風機6に吸引される。
二次フィルター23に堆積した細塵は、電動送風機6の運転が停止中の時に、二次フィルター23の上方に設けられた除塵部24にモーター部25により振動が与えられることによって、二次フィルター23から剥離する。そして剥離した細塵は、一次フィルター取り付け枠57より内側の空間を通り、一次フィルター21下方でかつ延出部22の内側に設けた内筒33へと蓄積される。
内筒33の上部は、剥離した細塵を内筒33の底部へ導きやすくするために傾斜形状となっている。内筒33の内側には、返り55が設けられ、集塵装置7の上下を逆さまにされた場合であっても、内筒33に蓄積した細塵が再び二次フィルター23側に戻って、再付着するのを防いでいる。内筒33は、一次フィルター21と連通しており、開口した下端は、フタ9に設けられたパッキンE30により塵埃蓄積空間52と隔離されている。
一次フィルター取り付け枠57の一次フィルター21より上方の径は、一次フィルターの外径R1より大きく、かつサイクロン空間31を形成するダストボックス本体8の外壁54の内径R3よりも大きくなっている。
一次フィルター取り付け枠57は、ダストボックス本体8の上方から挿入され、パッキンB27で保持リブ56と圧接して保持される。
二次フィルター23は、一次フィルター21の上方に設けられ、二次フィルター23の外周には、それぞれパッキンA26とパッキンB27が取り付けられており、一次フィルター取り付け枠57に対して、それぞれ防振およびエアータイトの役割を果たしている。二次フィルター23の外径は、一次フィルター21の外径R1より大きくなっており、空気の流通抵抗を極力減らす構成となっている。これに従い、ダストボックス本体8の上部の外径は、サイクロン空間31の外壁54の外径(≒R3)より大きくなっている。すなわちダストボックス本体8は、全体的にみれば、くびれ形状を有していることになる。
次に、二次フィルター23の除塵について説明する。図5、6に示すように、除塵部24は、レール41にビスなどの連結手段(図示せず)により連結されたカバー11側の軸部43が、二次フィルター23側の除塵板44に着脱自在に挿入されることによって除塵板44とレール41が連結されることで構成されている。
モーター部25は、モーター40の回転軸(図示せず)に取り付けられたクランクシャフト37が、コンロッド38を介してリニア振動子39と連結されており、これらは、モーターカバー35とモーターケース36で囲われており、ケース体46にビス等の連結手段によって取り付けられている。
モーター40は、ケース体46に取り付けられた電気基盤49とつながっており、電気基盤49に配設されたコンデンサ48が掃除機本体1側に設けた充電手段(図示せず)によって端子19を介して充電され、スイッチ34によってコンデンサ48に蓄積された電流を放電してモーター40を回転させ、リニア振動子39が振動するようになっている。リニア振動子39は、レール41に接続されており、振動(図5の矢印で示すような左右方向の振動)を除塵板44に伝えることによって、二次フィルター23に振動を与えて蓄積した細塵を剥離させることができる。
ケース体46は、内壁45とビス等の連結手段によりカバー11に連結されており、レール41を、ケース体46と内壁45に設けられたレール保持部42とで挟むことで保持されている。
ここで、図7、図8、図9は、二次フィルター23の上方に配設された除塵部24の一部である除塵板44に形成された突起部60と、突起部60に相対する位置のカバー11の外周下端からコイルバネ65の弾性力によって外周及び垂直方向に出入自在に突出するように設けられた摺動体61の構成と動作を示した図で、まず図7に示すように、爪部14を、ダストボックス本体8に設けた孔8aに挿入して、カバー11をダストボックス本体8の上部に取付けるべく徐々に傾けていくと、摺動体61の下端に形成された凹部62が、除塵板44に形成された突起部60に引っ掛り、突起部60が凹部62に挿入されていき、摺動体61は、突起部60に当接しながら摺動体61の両側面に形成した軸63がカバー11に設けられた案内溝64に沿って確実に移動し始める。
次に、図8に示すように、突起部60に摺動体61の凹部62が当接することで、カバー11の外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体61は、コイルバネ65に押力を加えて圧縮しながら内周及び垂直方向に移動してカバー11の内周部に入って行き、最後に、図9に示すように、摺動体61は、カバー11の内周部に収納され、バックル15をダストボックス本体8に係合することでカバー11が、ダストボックス本体8の上部に取付けられる。
そして、上記摺動体61の下端に、除塵部24の一部である除塵板44に形成された突起部60に相対する凹部62が形成されている為、カバー11を、ダストボックス本体8上部に取付けする際に、カバー11の外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体61の凹部62に突起部60が挿入され易くなり、カバー11をダストボックス本体8の上部に容易に取付けることが出来るものである。
また、突起部60に摺動体61の凹部62が当接することで、カバー11の外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体61が、内周及び垂直方向に移動して入る際にも摺動体61の凹部62と除塵部24の突起部60が噛合って位置ズレすることなく内周及び垂直方向に移動して入ることが出来るものである。
また、上記摺動体61を弾性体であるコイルバネ65にてカバー11の外周下端から外周及び垂直方向に突出させ出入自在に設けている為、コイルバネ65等の弾性体にて構成することで簡単に且つ安価に構成することが出来るものである。
また、上記摺動体61の両側面に形成した軸63を、カバー11に設けた案内溝64にて狭持している為、突起部60に摺動体61の凹部62が当接することで、カバー11の外周下端から外周及び垂直方向に突出していた摺動体61が、内周及び垂直方向に移動して入る際にも摺動体61の両側面に形成した軸63が、カバー11に設けた案内溝64に沿って確実に移動し位置ズレすることなく内周及び垂直方向に移動して入ることが出来るものである。
そして、図10に示すように、もしここで二次フィルター23をダストボックス本体8に装着し忘れた場合には、二次フィルター23の上方に配設した除塵部24の一部である除塵板44に形成された突起部60が摺動体61に当接しない為、摺動体61は、カバー11の下端から外周及び垂直方向に突出したままとなり、ダストボックス本体8の上端に摺動体61が当接または、一次フィルター取り付け枠57の上端に摺動体61が当接してカバー11がダストボックス本体8の上部に取付け出来ない。
ここで摺動体61の凹部62の部分を上方へ押し上げたならば摺動体61は、上記に示したように摺動体61の両側面に形成した軸63がカバー11に設けた案内溝64に沿って内周及び垂直方向に移動して行くが、凹部62の部分を押し上げていない状態では、摺動体61は動くことは無く、摺動体61は、ダストボックス本体8の上端に当接または、一次フィルター取り付け枠57の上端に当接してカバー11をダストボックス本体8の上部に取付けることは出来ないものである。したがって二次フィルター23がない状態では集塵装置7を掃除機本体1にセットして掃除機本体1を運転することが不可能となり、吸引された塵埃が除去されないまま集塵装置7を通過して掃除機本体1へ吸引されるのを防止することが出来るものである。
なお、上記実施の形態では、摺動体61がカバー11の外周下端から外周及び垂直方向に出入自在に突出するように設けられた場合で説明したが、カバー11の外周下端から外周方向に出入自在に突出するように設けられた場合であっても、作用や効果の点は同じである。
以上のように、本発明に係る集塵装置は、塵埃をサイクロン式分離という原理に基づいて収集する集塵装置において、塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃が除去されないまま集塵装置を通過して掃除機本体へ吸引されるのを防ぐことができるので、家庭用や業務用の電気掃除機等に適用できる。
1 掃除機本体
6 電動送風機
7 集塵装置
8 ダストボックス本体
11 カバー
21 一次フィルター
22 延出部
23 二次フィルター
24 除塵部
31 サイクロン空間
32 集塵通路
33 内筒
52 塵埃蓄積空間
60 突起部
61 摺動体
62 凹部
63 軸
64 案内溝
65 コイルバネ(弾性体)

Claims (6)

  1. 内部に略円筒状の一次フィルターを同心状に配置したダストボックス本体と、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間に形成されたサイクロン空間と、前記サイクロン空間の下方に配され分離された塵埃が蓄積される略円筒状の塵埃蓄積空間と、前記一次フィルターの上部に着脱自在に配され細塵を捕集する二次フィルターと、前記ダストボックス本体の上部に設けられたカバーと、前記二次フィルターの上方に前記二次フィルターと一体に配設されると共に前記二次フィルターに付着した細塵を除去する除塵部と、前記除塵部の一部に形成された突起部とを備え、前記カバーの前記突起部に相対する位置に、前記カバーの外周下端から外周方向に突出する摺動体を前記二次フィルターの上方に一体に配設された前記突起部に当接することで出入自在に設け、前記二次フィルターが前記ダストボックス本体から外された状態では前記カバーの外周下端から外周及び垂直方向に前記摺動体が突出したままとなり、前記ダストボックス本体に前記カバーが取り付け不能となることを特徴とする集塵装置。
  2. 摺動体を、カバーの外周下端から外周方向に突出して出入自在で且つ前記カバーの外周下端から垂直方向にも突出して出入自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 摺動体の下端に、突起部に相対する凹部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  4. 摺動体を、カバーの外周下端から外周方向または、外周及び垂直方向に突出させるように付勢する弾性体を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
  5. 摺動体の両側面に軸を形成し、前記軸をカバーに設けた案内溝にて狭持したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えた電気掃除機。
JP2010197298A 2010-09-03 2010-09-03 集塵装置及び電気掃除機 Active JP5691015B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197298A JP5691015B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 集塵装置及び電気掃除機
TW100129983A TW201212869A (en) 2010-09-03 2011-08-22 Dust collecting apparatus and electric suction cleaner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197298A JP5691015B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 集塵装置及び電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012050762A JP2012050762A (ja) 2012-03-15
JP5691015B2 true JP5691015B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=45904820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010197298A Active JP5691015B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 集塵装置及び電気掃除機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5691015B2 (ja)
TW (1) TW201212869A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5957699B2 (ja) * 2012-09-21 2016-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気掃除機
JP5979242B2 (ja) * 2012-10-24 2016-08-24 三菱電機株式会社 電気掃除機
TWI561202B (en) * 2013-01-24 2016-12-11 Mitsubishi Electric Corp Cyclone separation device and electric cleaner using the same

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660447U (ja) * 1979-10-15 1981-05-22
JPS63230134A (ja) * 1987-03-20 1988-09-26 三洋電機株式会社 電気掃除機
JP3656835B2 (ja) * 2001-07-09 2005-06-08 東芝テック株式会社 電気掃除機
JP4222102B2 (ja) * 2003-05-19 2009-02-12 パナソニック株式会社 電気掃除機
JP2006320713A (ja) * 2005-05-16 2006-11-30 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd マルチサイクロン集塵装置
JP4792442B2 (ja) * 2006-10-02 2011-10-12 パナソニック コーポレイション オブ ノース アメリカ フィルター浄化システムを備えたフロア清掃装置
JP4890621B2 (ja) * 2010-01-22 2012-03-07 シャープ株式会社 サイクロン分離装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW201212869A (en) 2012-04-01
JP2012050762A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941540B2 (ja) サイクロン式集塵装置およびこれを備えた電気掃除機
RU2308870C2 (ru) Пылесос
CA2448117C (en) Filter cleaning device of cyclone vacuum cleaner
RU2312577C2 (ru) Пылесборное устройство пылесоса (варианты)
RU2210971C1 (ru) Устройство для установки фильтра в пылесосе
KR100880492B1 (ko) 진공청소기용 집진유니트
EP1987753B1 (en) Dust collecting apparatus for vacuum cleaner
RU2332918C1 (ru) Пылесборное устройство и пылесос (варианты)
EP2420173A1 (en) Vacuum cleaner
US8505157B2 (en) Vacuum cleaner
US8370992B2 (en) Vacuum cleaner
JP5598169B2 (ja) 集塵装置及び電気掃除機
JP2006508725A (ja) 吸引式掃除機用の塵埃分離器及び収集器の配置
WO2012032722A1 (ja) 電気掃除機
JP5691015B2 (ja) 集塵装置及び電気掃除機
JP3667226B2 (ja) 電気掃除機
JP2011142936A (ja) サイクロン式集塵装置およびこれを備えた電気掃除機
JP2013034751A (ja) 集塵装置およびこれを備えた電気掃除機
WO2012029257A1 (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP4941541B2 (ja) サイクロン式集塵装置およびこれを備えた電気掃除機
JP2013031598A (ja) 集塵装置およびこれを用いた電気掃除機
JP5810272B2 (ja) 集塵装置及び電気掃除機
JP5397450B2 (ja) サイクロン式集塵装置およびこれを備えた電気掃除機
KR101196070B1 (ko) 진공청소기의 먼지통
JP2013034750A (ja) 集塵装置およびこれを備えた電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130730

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130807

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140324

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140613

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141215

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5691015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151