JP5685910B2 - プラズマ光源とプラズマ光発生方法 - Google Patents

プラズマ光源とプラズマ光発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5685910B2
JP5685910B2 JP2010269091A JP2010269091A JP5685910B2 JP 5685910 B2 JP5685910 B2 JP 5685910B2 JP 2010269091 A JP2010269091 A JP 2010269091A JP 2010269091 A JP2010269091 A JP 2010269091A JP 5685910 B2 JP5685910 B2 JP 5685910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
plasma
coaxial
discharge
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010269091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012119555A (ja
Inventor
一 桑原
一 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2010269091A priority Critical patent/JP5685910B2/ja
Publication of JP2012119555A publication Critical patent/JP2012119555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5685910B2 publication Critical patent/JP5685910B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、EUV放射のためのプラズマ光源とプラズマ光発生方法に関する。
次世代半導体の微細加工のために極端紫外光源を用いるリソグラフィが期待されている。リソグラフィとは回路パターンの描かれたマスクを通して光やビームをシリコン基盤上に縮小投影し、レジスト材料を感光させることで電子回路を形成する技術である。光リソグラフィで形成される回路の最小加工寸法は基本的には光源の波長に依存している。従って、次世代の半導体開発には光源の短波長化が必須であり、この光源開発に向けた研究が進められている。
次世代リソグラフィ光源として最も有力視されているのが、極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)光源であり、およそ1〜100nmの波長領域の光を意味する。以下、この領域の光をプラズマ光又は単にEUVと呼ぶ。
プラズマ光(EUV)はあらゆる物質に対し吸収率が高く、レンズ等の透過型光学系を利用することができないので、反射型光学系を用いることになる。またこの領域の光学系は非常に開発が困難で、限られた波長にしか反射特性を示さない。
現在、13.5nmに感度を有するMo/Si多層膜反射鏡が開発されており、この波長の光と反射鏡を組み合わせたリソグラフィ技術が開発されれば30nm以下の加工寸法を実現できると予測されている。さらなる微細加工技術の実現のために、波長13.5nmのリソグラフィ光源の開発が急務であり、高エネルギー密度プラズマからの輻射光が注目されている。
光源プラズマ生成はレーザー照射(LPP:Laser Produced Plasma)方式と、パルスパワー技術によって駆動されるガス放電(DPP:Discharge Produced Plasma)方式とに大別できる。DPPは、投入した電力が直接プラズマエネルギーに変換されるので、LPPに比べて変換効率で優位であるうえに、装置が小型で低コストという利点がある。
ガス放電(DPP)方式の光源プラズマ生成手段として、特許文献1が既に開示されている。
特開2010−147231号、「プラズマ光源とプラズマ光発生方法」
特許文献1の装置は、1対の対向するプラズマフォーカス源でプラズマを封じ込める構造のものであり、2つプラズマ源から進展する面状放電(電流シート)を、プラズマ源間の中央部で衝突させ、かつ電流路の繋ぎ変えにより、プラズマの封じ込めを行うものである。
しかし、特許文献1の装置を実際に製作し試験した結果、電流路の繋ぎ変えが生じる条件範囲が狭く、その条件調整が困難であり、繋ぎ変えが安定しないという問題点が明らかとなった。
なおこの要因は、電流路の繋ぎ変えが、プラズマ電流路間の繋ぎ変えであり、繋ぎ変えの前後における電流路抵抗の差が小さいためと考えられる。
本発明は、かかる新規な知見に基づくものである。すなわち、本発明の目的は、2つプラズマ源から進展する面状放電(電流シート)を、プラズマ源間で衝突させ、かつ電流路の繋ぎ変えにより、プラズマの封じ込めを行うことができ、かつ電流路の繋ぎ変えを安定して行うことができるプラズマ光源とプラズマ光発生方法を提供することにある。
本発明によれば、対向配置された1対の同軸状電極と、該同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持する放電環境保持装置と、を備え、
前記各同軸状電極は、単一の軸線上に延びる棒状の中心電極と、該中心電極を一定の間隔を隔てて囲む管状のガイド電極と、中心電極とガイド電極の間に位置しその間を絶縁するリング状の絶縁体とからなり、
前記各中心電極は、同一の軸線上に位置し、かつそれぞれの先端が互いに間隔を隔てて対向しており、
さらに、前記1対の同軸状電極に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極にそれぞれ面状放電を発生させ、該面状放電により各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマを形成し、次いで前記面状放電を1対の同軸状電極間の管状放電に繋ぎ換えて前記プラズマを封じ込めるプラズマ封込み磁場を形成するプラズマ制御装置を備え
前記プラズマ制御装置は、
前記1対の同軸状電極のガイド電極を電気的に直接結合する連結導電体と、
一方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より高い正の放電電圧を印加する正電圧源と、
他方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より低い負の放電電圧を印加する負電圧源と、
前記正電圧源と負電圧源の印加タイミングを制御するタイミング制御装置と、を有する、ことを特徴とするプラズマ光源が提供される。
前記タイミング制御装置は、一方の同軸状電極に放電電圧を印加し、所定の設定時間後に、他方の同軸状電極に放電電圧を印加するように、前記設定時間を設定するタイマーを備える。
本発明の一実施形態によれば、前記1対の同軸状電極の中心電極及びガイド電極の軸方向長さが相違する。
また、前記正電圧源及び負電圧源は、前記放電電圧をそれぞれの同軸状電極に印加し、中心電極とガイド電極の間に発生した放電電流が同軸状電極の先端に達した時点で、放電電流が最大となるように設定された放電回路を有する。
また本発明によれば、対向配置された1対の同軸状電極と、該同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持する放電環境保持装置と、を備え、
前記各同軸状電極は、単一の軸線上に延びる棒状の中心電極と、該中心電極を一定の間隔を隔てて囲む管状のガイド電極と、中心電極とガイド電極の間に位置しその間を絶縁するリング状の絶縁体とからなり、
さらに、プラズマ制御装置を備え、該プラズマ制御装置は、
前記1対の同軸状電極のガイド電極を電気的に直接結合する連結導電体と、
一方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より高い正の放電電圧を印加する正電圧源と、
他方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より低い負の放電電圧を印加する負電圧源と、
前記正電圧源と負電圧源の印加タイミングを制御するタイミング制御装置と、を有し、
前記各中心電極を、同一の軸線上に位置し、かつそれぞれの先端を互いに間隔を隔てて対向させ、
前記同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持し、
前記1対の同軸状電極に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極にそれぞれ面状放電を発生させ、該面状放電により各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマを形成し、次いで前記面状放電を1対の同軸状電極間の管状放電に繋ぎ換えて前記プラズマを封じ込めるプラズマ封込み磁場を形成する、ことを特徴とするプラズマ光発生方法が提供される。
上記本発明の装置及び方法によれば、プラズマ制御装置により、各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマを形成するので、同一の同軸状電極の中心電極からガイド電極までのプラズマを介しての電流路抵抗と、一方の中心電極から他方の中心電極までのプラズマを介しての電流路抵抗との差が大きくなる。
従って、2つプラズマ源から進展する面状放電(電流シート)を、プラズマ源間の中央部で衝突させ、かつ電流路の繋ぎ変えにより、プラズマの封じ込めを行うことができ、かつ電流路の繋ぎ変えを安定して行うことができる。
本発明によるプラズマ光源の第1実施形態図である。 図1のプラズマ制御装置の実施形態図である。 図1のプラズマ光源の作動説明図である。 特許文献1と図1の装置における電流路の繋ぎ変え動作の説明図である。 本発明によるプラズマ光源の第2実施形態図である。 図5の装置における電流路の繋ぎ変え動作の説明図である。 放電タイミングとEUV信号との関係を示す図である。 正負極の遅延時間とEUV出力との関係を示す図である。 放電タイミングとEUV信号との関係を示す別の図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるプラズマ光源の第1実施形態図である。
この図において、本発明のプラズマ光源は、1対の同軸状電極10及び放電環境保持装置20を備える。
1対の同軸状電極10は、対称面1を中心として対向配置されている。
各同軸状電極10は、棒状の中心電極12、管状のガイド電極14及びリング状の絶縁体16からなる。
棒状の中心電極12は、単一の軸線Z−Z上に延びる導電性の電極である。
この例において、中心電極12の対称面1に対向する端面に凹穴12aが設けられ、後述する面状放電2と管状放電4を安定化させるようになっている。なお、この構成は必須ではなく、中心電極12の対称面1に対向する端面は、円弧状でも平面でもよい。
管状のガイド電極14は、中心電極12を一定の間隔を隔てて囲み、その間にプラズマ媒体を保有するようになっている。プラズマ媒体は、Xe,Sn,Li等のガスであることが好ましい。また、ガイド電極14の対称面1に対向する端面は、円弧状でも平面でもよい。
リング状の絶縁体16は、中心電極12とガイド電極14の間に位置する中空円筒形状の電気的絶縁体であり、中心電極12とガイド電極14の間を電気的に絶縁する。
なお、絶縁体16の形状はこの例に限定されず、中心電極12とガイド電極14の間を電気的に絶縁する限りで、その他の形状であってもよい。
上述した1対の同軸状電極10の各中心電極12は、同一の軸線Z−Z上に位置し、かつそれぞれの先端が互いに間隔を隔てて対向している。
放電環境保持装置20は、同軸状電極10内にプラズマ媒体を供給し、かつプラズマ発生に適した温度及び圧力に同軸状電極10を保持する。プラズマ発生に適した温度は、例えば0〜300℃であり、プラズマ発生に適した圧力は、例えば1〜10×10−6torrの真空度である。
放電環境保持装置20は、例えば、真空チャンバー、温度調節器、真空装置、及びプラズマ媒体供給装置により構成することができる。なおこの構成は必須ではなく、その他の構成であってもよい。
図1において、本発明のプラズマ光源は、さらにプラズマ制御装置30を備える。
プラズマ制御装置30は、1対の同軸状電極10に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極10にそれぞれ面状放電2を発生させ、面状放電2により各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマ3を形成し、次いで面状放電2を1対の同軸状電極間の管状放電4に繋ぎ換えてプラズマ3を封じ込める磁場を形成する機能を有する。
「中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置」とは、例えば一方の中心電極12の近傍である。なお、この位置は、任意に調整できることが好ましい。
図1において、プラズマ制御装置30は、連結導電体32、正電圧源34、負電圧源36及びタイミング制御装置40を有する。
連結導電体32は、1対の同軸状電極10のガイド電極14を電気的に直接結合する。
連結導電体32は、この例では電気抵抗の小さい導体、例えば、金又は銅等の導電体からなる金属線、棒、プレート等であり、1対のガイド電極14の対向する先端部に両端部がロウ付け等で結合されている。連結導電体32は、1本に限定されず、複数でもよい。
連結導電体32の電気抵抗は、小さいほど好ましく、1対の同軸状電極10の電位が静的には同電位であり、過渡的にも印加電圧の10%未満であるのが好ましい。
また、連結導電体32の構成はこの例に限定されず、例えば、1対のガイド電極14の先端部を電気的に直接結合してもよい。また1対のガイド電極14を単一のガイド電極14に置き換え、その一部に必要な開口(例えばガスや光の開口)を設けてもよい。
正電圧源34は、一方(図で左側)の同軸状電極10の中心電極12にガイド電極14より高い正の放電電圧を印加する。
負電圧源36は、他方(図で右側)の同軸状電極10の中心電極12にガイド電極14より低い負の放電電圧を印加する。
タイミング制御装置40は、正電圧源34と負電圧源36の印加タイミングを制御する。
図2は、図1のプラズマ制御装置30の実施形態図である。
この図において、正電圧源34と負電圧源36は、それぞれ高電圧蓄電装置37とトリガスイッチ38とを有する。
高電圧蓄電装置37は、それぞれ高電圧電源37aと放電用コンデンサ37bを有し、放電用コンデンサ37bに所定の高電圧を充電する。所定の高電圧(充電電圧)は、好ましくは10〜15kVの正電圧又は負電圧である。
またこの例では、電流計Aと抵抗R1を有し、電流計Aを用いて充電電圧を確認するようになっている。
トリガスイッチ38は、高電圧パルス発生器38a、昇圧トランス38b及びギャップスイッチ38cからなり、高電圧パルス発生器38aから高電圧パルスを出力し、この高電圧パルスを昇圧トランス38bで昇圧し、ギャップスイッチ38cを作動させるようになっている。また、この例では、抵抗R2、R3を有し、ギャップスイッチ38cを保護している。
タイミング制御装置40は、高電圧パルス発生器38aにそれぞれパルス信号を出力し、このパルス信号により高電圧パルス発生器38aを作動させて、ギャップスイッチ38cを作動させる。
このギャップスイッチ38cの作動により、ギャップスイッチ38cが短絡し、放電用コンデンサ37bに充電された高電圧がそれぞれの同軸状電極12に印加される。
図2において、1対のガイド電極14は、それぞれ接地(アース)されている。
また、正電圧源34の放電用コンデンサ37bの一端が接地(アース)され、他端はガイド電極14より高い正(+)の高電圧に印加される。
また、負電圧源36の放電用コンデンサ37bの一端が接地(アース)され、他端はガイド電極14より低い負(−)の高電圧に印加される。
正電圧源34と負電圧源36の高電圧は、好ましくは10〜15kVの正電圧又は負電圧である。
さらに、タイミング制御装置40は、それぞれの高電圧パルス発生器38aに出力するパルス信号の時間差を設定するタイマー41を備え、一方の同軸状電極に放電電圧を印加し、所定の設定時間後に、他方の同軸状電極に放電電圧を印加するように、前記設定時間を設定するようになっている。
タイマー41による設定時間は、好ましくは200〜1000nsである。
図2において、トリガスイッチ38と中心電極12の間には、図示しない残留抵抗Rと浮遊インダクタンスLが存在する。上述した電圧印加時の電流波形は、上述した印加電圧V、浮遊インダクタンスL、放電用コンデンサ37bの静電容量C、及び抵抗R1、R2、R3、及びRによって決定される。
本発明において、電圧印加時の電流波形は、周期Tのサイン波であり、その4分の1周期(T/4)は、0.5〜3μsであることが好ましく、1〜2μsであることが特に好ましい。
さらに、放電電流の電極出口到達時間が放電電流ピークと一致するように、正電圧源34と負電圧源36の放電特性(L、C)と同軸状電極10の構造パラメータ(プラズマ源間隔、同軸電極長)を調整しておくのがよい。
図3は、図1のプラズマ光源の作動説明図である。この図において、(A)は面状放電の発生時、(B)は面状放電の移動中、(C)はプラズマの形成時、(D)はプラズマ封込み磁場の形成時を示している。
以下、この図を参照して、本発明のプラズマ光発生方法を説明する。
本発明のプラズマ光発生方法では、上述した1対の同軸状電極10を対向配置し、放電環境保持装置20により同軸状電極10内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持する。
さらに、本発明では、プラズマ制御装置30により、1対の同軸状電極10に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極10にそれぞれ面状放電2を発生させ、面状放電2により各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマ3を形成し、次いで面状放電2を1対の同軸状電極間の管状放電4に繋ぎ換えてプラズマ3を封じ込めるプラズマ封込み磁場5を形成する。
図3(A)に示すように、プラズマ制御装置30による放電電圧の印加により、1対の同軸状電極10に絶縁体16の表面でそれぞれ面状の放電電流(以下、面状放電2と呼ぶ)が発生する。面状放電2は、2次元的に広がる面状の放電電流であり、本発明において「電流シート」と呼ぶ。
なおこの際、左側の同軸状電極10の中心電極12はガイド電極14より高い正電圧(+)に印加され、右側の同軸状電極10の中心電極12はガイド電極14より低い負電圧(−)に印加されている。
なお、両方のガイド電極14は、連結導電体32により電気的に直接結合され、かつそれぞれ接地させて0Vに保持されている。
図3(B)に示すように、面状放電2は、自己磁場によって電極から排出される方向(図で中心に向かう方向)に移動する。
図3(C)に示すように、面状放電2が1対の同軸状電極10の先端に達すると、1対の面状放電2の間に挟まれたプラズマ媒体6が高密度、高温となり、各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマ3が形成される。
さらに、この状態において、対向する1対の中心電極12は、正電圧(+)と負電圧(−)であり、対向する1対のガイド電極14は連結導電体32により電気的に直接結合され、かつそれぞれ接地させているので、正電圧(+)と負電圧(−)の中間電位(例えば0V)であるので、図3(D)に示すように、面状放電2は対向する1対の中心電極12同士の間で放電する管状放電4に繋ぎ換えられる。ここで、管状放電4とは、軸線Z−Zを囲む中空円筒状の放電電流を意味する。
この管状放電4が形成されると、図に符号5で示すプラズマ封込み磁場(磁気ビン)が形成され、プラズマ3を半径方向及び軸方向に封じ込むことができる。
すなわち、磁気ビン5はプラズマ3の圧力により中央部は大きくその両側が小さくなり、プラズマ3に向かう軸方向の磁気圧勾配が形成され、この磁気圧勾配によりプラズマ3は中間位置に拘束される。さらにプラズマ電流の自己磁場によって中心方向にプラズマ3は圧縮(Zピンチ)され、半径方向にも自己磁場による拘束が働く。
この状態において、プラズマ3の発光エネルギーに相当するエネルギーを電圧印加装置30から供給し続ければ、高いエネルギー変換効率で、プラズマ光8(EUV)を長時間安定して発生させることができる。
図4は、特許文献1と図1の装置における電流路の繋ぎ変え動作の説明図である。
この図において、(A)(B)は特許文献1における電流路の繋ぎ変えの前と後をそれぞれ示し、(C)(D)は本発明における電流路の繋ぎ変えの前と後をそれぞれ示している。
特許文献1における電流路の繋ぎ変えでは、図4(A)に示すように、各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点位置1に単一のプラズマ3が形成される。
従って、図4(A)における同一の同軸状電極10の中心電極12からガイド電極14までのプラズマ3を介しての電流路抵抗と、図4(B)における一方の中心電極12から他方の中心電極12までのプラズマを介しての電流路抵抗との差が小さい。
また、特許文献1では本発明における連結導電体32がなく、両方のガイド電極14は、対応する中心電極12と反対の電圧にそれぞれ印加されているので、図4(A)における同一の同軸状電極10の中心電極12とガイド電極14との電圧差と、図4(B)における一方の中心電極12と他方の中心電極12との電圧差も実質的に同じである。
従って、特許文献1における電流路の繋ぎ変えでは、電流路抵抗と電圧差が実質的に同等の2つの電流路を繋ぎ変えるので、電流路の繋ぎ変えを安定して行うことが困難であった。
これに対し、本発明では、プラズマ制御装置30により、各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点1以外の位置に単一のプラズマ3を形成するので、同一の同軸状電極10の中心電極12からガイド電極14までのプラズマ3を介しての電流路抵抗と、一方の中心電極12から他方の中心電極12までのプラズマ3を介しての電流路抵抗との差が大きくなる。
また、本発明では連結導電体32により両方のガイド電極14を電気的に直接結合し、連結導電体32は接地されているので、図4(C)における同一の同軸状電極10の中心電極12とガイド電極14との電圧差に対し、図4(B)における一方の中心電極12と他方の中心電極12との電圧差は実質的に2倍となる。
従って、本発明における電流路の繋ぎ変えでは、電流路抵抗が大きく電圧差が小さい電流路から、電流路抵抗が小さく電圧差が大きい電流路に繋ぎ変えるので、電流路の繋ぎ変えを安定して行うことができる。
図5は、本発明によるプラズマ光源の第2実施形態図である。
この例において、1対の同軸状電極10の中心電極12及びガイド電極14の軸方向長さが相違する。
この長さの相違量は、中心電極12及びガイド電極14の長い側の面状放電2がその出口近傍に達した時点で、短い側の面状放電2が長い側の出口近傍に達するように設定する。
言い換えれば、面状放電2が発生する絶縁体16の表面間の中点が、各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点1以外の位置になるように設定する。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図6は、図5の装置における電流路の繋ぎ変え動作の説明図である。
この図において、(A)(B)は本発明における電流路の繋ぎ変えの前と後をそれぞれ示している。
本発明では、プラズマ制御装置30により、各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点1以外の位置に単一のプラズマ3を形成し、かつ中心電極12の長さが相違するので、同一の同軸状電極10の中心電極12からガイド電極14までのプラズマ3を介しての電流路抵抗と、一方の中心電極12から他方の中心電極12までのプラズマ3を介しての電流路抵抗との差がより大きくなる。
また、本発明では連結導電体32により両方のガイド電極14を電気的に直接結合し、連結導電体32は接地されているので、図4(C)における同一の同軸状電極10の中心電極12とガイド電極14との電圧差に対し、図4(B)における一方の中心電極12と他方の中心電極12との電圧差は実質的に2倍となる。
従って、本発明における電流路の繋ぎ変えでは、電流路抵抗が大きく電圧差が小さい電流路から、電流路抵抗が小さく電圧差が大きい電流路に繋ぎ変えるので、電流路の繋ぎ変えを安定して行うことができる。
以下、上述した図1、図2の第1実施形態の装置を用いて実施した試験結果を説明する。
図7は、放電タイミングとEUV信号との関係を示す図である。この図において、(A)は正極電流と負極電流の放電タイミングがほぼ一致する場合、(B)はその放電タイミングが相違する場合である。また、各図において、横軸は時間(μs)、右側縦軸は正負極の電流(A)、左側縦軸はEUV信号(V)である。
図7(A)では、正極電流と負極電流の放電タイミングがほぼ一致しており、その結果、正極電流(細線)と負極電流(破線)の位相もほぼ一致している。この場合、EUV信号(太線)は負極電流(破線)の最初のピーク位置と負極電流の次のピーク位置より遅れた位置の2箇所で発生しており、その最大値は1〜3Vである。
また、図7(B)では、正極電流と負極電流の放電タイミングが0.5〜1.0μsずれており、その結果、正極電流(細線)と負極電流(破線)の位相もずれている。この場合、EUV信号(太線)は負極電流(破線)の最初のピーク位置と負極電流の次のピーク位置より遅れた位置の2箇所で発生しており、その最大値は60〜70Vである。
すなわち、図7(A)(B)の比較から、正極電流と負極電流の放電タイミングが一致する場合より、0.5〜1.0μsずれている方が、20〜25倍以上の強いEUV信号が得られることがわかる。
図8は、正負極の遅延時間とEUV出力との関係を示す図である。この図において、(A)は正負極の電流周期の4分の1(T/4)が約0.5μsの場合、(B)はT/4が約1.0μsの場合である。また、各図において、横軸は正負極の遅延時間(ns)、縦軸はEUV出力(mJ)である。
図8(A)では、正負極遅延時間が250〜550nsの範囲で4〜33mJのEUV出力が得られた。
また、図8(B)では、正負極遅延時間が200〜800nsの範囲で1〜69mJのEUV出力が得られた。
図8(A)(B)の比較から、正負極電流周期Tの4分の1(T/4)は、約0.5μsよりも約1.0μsの場合の方が高いEUV出力が得られることがわかる。従って、正負極の電流周期の4分の1(T/4)は、0.5〜3μsであることが好ましく、1〜2μsであることが特に好ましい。
また、正負極遅延時間は、好ましくは、200〜1000nsの範囲であり、さらに好ましくは、300〜700nsであるといえる。
図9は、放電タイミングとEUV信号との関係を示す別の図である。この図において、横軸は時間(μs)、右側縦軸は負極の電流(A)、左側縦軸はEUV信号(V)である。
この例では、負極電流のピーク位置と、EUV信号の発生位置とが一致するように、放電回路を設定した。
すなわち、中心電極12とガイド電極14の間に発生した放電電流が同軸状電極10の先端に達するまでの時間をτ1とし、放電電圧をそれぞれの同軸状電極10に印加してから放電電流がピークに達するまでの時間をτ2とした場合、τ1=τ2になるように、正電圧源34及び負電圧源36の上述した印加電圧V、浮遊インダクタンスL、放電用コンデンサ37bの静電容量C、及び抵抗R1、R2、R3、及びRを設定することが好ましい。
この例のように、電流シートの衝突&電極先端到達時間τ1と、放電電流がピークに達するまでの時間τ2とを一致させる事により、電流繋ぎ変えと同時に強いプラズマ集束力とプラズマ加熱が生じ、EUV光を効率よく発生させることができる。
上述した本発明の装置及び方法によれば、プラズマ制御装置30により、各同軸状電極10の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマ3を形成するので、同一の同軸状電極10の中心電極12からガイド電極14までのプラズマ3を介しての電流路抵抗と、一方の中心電極12から他方の中心電極12までのプラズマ3を介しての電流路抵抗との差が大きくなる。
従って、2つプラズマ源から進展する電流シートを、プラズマ源間の中央部で衝突させ、かつ電流路の繋ぎ変えにより、プラズマ3の封じ込めを行うことができ、かつ電流路の繋ぎ変えを安定して行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 対称面、2 面状放電(電流シート)、3 プラズマ、
4 管状放電、5 プラズマ封込み磁場(磁気ビン)、6 プラズマ媒体、
7 レーザー光、8 プラズマ光(EUV)、
10 同軸状電極、12 中心電極、12a 凹穴、
14 ガイド電極、16 絶縁体、
20 放電環境保持装置、30 プラズマ制御装置、
32 連結導電体、34 正電圧源、36 負電圧源、
37 高電圧蓄電装置、37a 高電圧電源、
37b 放電用コンデンサ、38 トリガスイッチ、
38a 高電圧パルス発生器、38b 昇圧トランス、
38c ギャップスイッチ、
40 タイミング制御装置、41 タイマー

Claims (5)

  1. 対向配置された1対の同軸状電極と、該同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持する放電環境保持装置と、を備え、
    前記各同軸状電極は、単一の軸線上に延びる棒状の中心電極と、該中心電極を一定の間隔を隔てて囲む管状のガイド電極と、中心電極とガイド電極の間に位置しその間を絶縁するリング状の絶縁体とからなり、
    前記各中心電極は、同一の軸線上に位置し、かつそれぞれの先端が互いに間隔を隔てて対向しており、
    さらに、前記1対の同軸状電極に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極にそれぞれ面状放電を発生させ、該面状放電により各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマを形成し、次いで前記面状放電を1対の同軸状電極間の管状放電に繋ぎ換えて前記プラズマを封じ込めるプラズマ封込み磁場を形成するプラズマ制御装置を備え
    前記プラズマ制御装置は、
    前記1対の同軸状電極のガイド電極を電気的に直接結合する連結導電体と、
    一方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より高い正の放電電圧を印加する正電圧源と、
    他方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より低い負の放電電圧を印加する負電圧源と、
    前記正電圧源と負電圧源の印加タイミングを制御するタイミング制御装置と、を有する、ことを特徴とするプラズマ光源。
  2. 前記タイミング制御装置は、一方の同軸状電極に放電電圧を印加し、所定の設定時間後に、他方の同軸状電極に放電電圧を印加するように、設定時間を設定するタイマーを備える、ことを特徴とする請求項に記載のプラズマ光源。
  3. 前記1対の同軸状電極の中心電極及びガイド電極の軸方向長さが相違する、ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ光源。
  4. 前記正電圧源及び負電圧源は、前記放電電圧をそれぞれの同軸状電極に印加し、中心電極とガイド電極の間に発生した放電電流が同軸状電極の先端に達した時点で、放電電流が最大となるように設定された放電回路を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ光源。
  5. 対向配置された1対の同軸状電極と、該同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持する放電環境保持装置と、を備え、
    前記各同軸状電極は、単一の軸線上に延びる棒状の中心電極と、該中心電極を一定の間隔を隔てて囲む管状のガイド電極と、中心電極とガイド電極の間に位置しその間を絶縁するリング状の絶縁体とからなり、
    さらに、プラズマ制御装置を備え、該プラズマ制御装置は、
    前記1対の同軸状電極のガイド電極を電気的に直接結合する連結導電体と、
    一方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より高い正の放電電圧を印加する正電圧源と、
    他方の同軸状電極の中心電極に前記ガイド電極より低い負の放電電圧を印加する負電圧源と、
    前記正電圧源と負電圧源の印加タイミングを制御するタイミング制御装置と、を有し、
    前記各中心電極を、同一の軸線上に位置し、かつそれぞれの先端を互いに間隔を隔てて対向させ、
    前記同軸状電極内にプラズマ媒体を供給しかつプラズマ発生に適した温度及び圧力に保持し、
    前記1対の同軸状電極に極性を反転させた放電電圧を印加して、各同軸状電極にそれぞれ面状放電を発生させ、該面状放電により各同軸状電極の対向する中間位置であって中心電極先端の中点以外の位置に単一のプラズマを形成し、次いで前記面状放電を1対の同軸状電極間の管状放電に繋ぎ換えて前記プラズマを封じ込めるプラズマ封込み磁場を形成する、ことを特徴とするプラズマ光発生方法。
JP2010269091A 2010-12-02 2010-12-02 プラズマ光源とプラズマ光発生方法 Expired - Fee Related JP5685910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010269091A JP5685910B2 (ja) 2010-12-02 2010-12-02 プラズマ光源とプラズマ光発生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010269091A JP5685910B2 (ja) 2010-12-02 2010-12-02 プラズマ光源とプラズマ光発生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012119555A JP2012119555A (ja) 2012-06-21
JP5685910B2 true JP5685910B2 (ja) 2015-03-18

Family

ID=46502061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010269091A Expired - Fee Related JP5685910B2 (ja) 2010-12-02 2010-12-02 プラズマ光源とプラズマ光発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5685910B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5754594B2 (ja) * 2011-09-13 2015-07-29 株式会社Ihi プラズマ光源とプラズマ光発生方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154200A (ja) * 1982-03-10 1983-09-13 Fujitsu Ltd X線露光装置
JPS6134839A (ja) * 1984-07-27 1986-02-19 Hitachi Ltd プラズマx線発生装置
JP5479723B2 (ja) * 2008-12-18 2014-04-23 株式会社Ihi プラズマ光源とプラズマ光発生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012119555A (ja) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101431748B1 (ko) 플라즈마 광원과 플라즈마 광의 발생 방법
TW469756B (en) Plasma focus high energy photon source
KR101370615B1 (ko) 플라즈마 광원 시스템
JP2013089634A (ja) プラズマ光源
US20130228709A1 (en) Target supply device
JP5685910B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP2007123138A (ja) 極端紫外光光源装置
JP5772424B2 (ja) プラズマ光源
JP5772423B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP5754594B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
Neff et al. Pinch plasma radiation sources for the extreme ultraviolet
JP5659543B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP6015149B2 (ja) プラズマ光源
JP5948810B2 (ja) プラズマ光源
JP5953735B2 (ja) プラズマ光源
NL2007740C2 (en) Method and apparatus for the generation of short-wavelength radiation by means of a gas discharge-based high-frequency, high-current discharge.
JP5621979B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP5622026B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP5590305B2 (ja) プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP6822098B2 (ja) アブレーションの調整方法
JP2006351435A (ja) プラズマ発生装置
JP7095236B2 (ja) プラズマ光源システム
JP6834694B2 (ja) プラズマ光源
JP5757112B2 (ja) プラズマ光源の製造方法
Lu et al. Post-discharge study of laser-triggered vacuum discharge for highly repetitive powerful EUV source

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5685910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees