JP5684922B2 - 追加的に挿入されたデータによる直列データ伝送のための方法及び装置 - Google Patents

追加的に挿入されたデータによる直列データ伝送のための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、バスシステムの少なくとも2つの加入者間でデータを伝送するための方法及び装置に関し、その際に、伝送されるデータフレームは、CAN規格ISO11898−1に準拠した論理構造を有し、及び、少なくとも2個の追加的な短いビットが、少なくとも現在のCANビットの2つの可能な値の一方の値について当該CANビットに挿入された追加的なCANビットの第1ビットが上記一方の値と反対のバスレベルにより伝達されるように、少なくとも幾つかのCANビットの時間的ビット長内に挿入される。
例えば、ファミリー規格ISO11898には、「コントローラ・エリア・ネットワーク」(CAN:Controller Area Network)と、「タイム・トリガ型CAN」(TTCAN:Time Triggered CAN)と呼ばれるCANの拡張版と、が記載されている。CANで利用される媒体アクセス制御方法は、ビットごとのアービトレーションに基づいている。ビットごとのアービトレーションの場合は、複数の加入者局がバスシステムのチャネルを介してデータを同時に伝送することが可能であり、これにより、データ伝送が妨げられることはない。さらに、加入者局は、チャネルを介したビットの送信の際に、当該チャネルの論理的状態(0又は1)を定めることが可能である。送信されるビットの値が、チャネルの定められた論理的状態と一致しない場合には、加入者局はチャネルへのアクセスを終了する。CANの場合、ビットごとのアービトレーションは通常、チャネルを介して伝送されるデータフレーム内のアービトレーションフィールドにおいて行われる。加入者局がアービトレーションフィールドを完全にチャネルに送信した後で、当該加入者局は、自身がチャネルに対する排他的アクセス権を有することが分かる。従って、アービトレーションフィールドの伝送の終わりは、加入者局がチャネルを排他的に利用できる許可区間の始まりに相当する。CANのプロトコル仕様によれば、他の加入者局は、送信加入者局がデータフレームの検査フィールド(CRCフィールド)を伝送してしまうまでチャネルにアクセスしてはならず、即ち、チャネルにデータを送信してはならない。従って、CRCフィールドの伝送の終了時点は、許可区間の終了に相当する。
ビットごとのアービトレーションによって、チャネルを介した、データフレームの破壊されない伝送が達成される。これにより、CANの良好な実時間性能が得られるが、これに対して、加入者局により送信されるデータフレームが、他の局により送信された更なる別のデータフレームとの衝突のために、チャネルを介した伝送の間に破壊される可能性がある媒体アクセス制御方法の場合には、明らかに不都合な実時間動作を有する。なぜならば、衝突及び当該衝突により必要となるデータフレームの新たな伝送のために、データ伝送の遅延が生じるからである。
CANプロトコルは、実時間条件下で短いメッセージを伝送するために特に適している。しかしながら、より大きなデータブロックがCANドメインを介して伝送される場合には、チャネルの比較的小さなデータレートは、制限を加える要因となる。ビットごとのアービトレーションの正しい機能を保証するために、アービトレーションの間にビットの伝送のために、第一に、バスシステムの大きさと、チャネル上での信号前処理速度と、バス加入者のインタフェースモジュール内での本来の処理時間と、に依存する最小時間が保たれる必要がある。なぜならば、全てのバス加入者は、バス状態(0又は1)についての均一なイメージを有し、当該バス状態に対する同等のアクセス権を有する必要があるからである。従って、ビットレートは、個々のビットの時間の短縮によっては簡単に上げることが出来ない。
それにもかかわらず、制御ユニットのプログラミングのために必要な比較的大きなデータブロックを、本来はCANドメインへの接続のために設けられた通信インタフェースを介して十分に高速に伝送しうるために、独国特許出願公開第10153085号明細書は、データブロックの伝送のための通信インタフェースを、ビットごとのアービトレーションが実施されず比較的高いビットレートが可能な他の通信モードに一時的に切り替えることを提案している。但し、この場合、ある程度の時間CANプロトコルによる通信を中断する必要がある。例えばエラーのためにCANプロトコルに準拠したバスシステムの駆動がもはや開始されない場合には、バスシステムの故障が起こる。さらに、比較的大きなデータブロックの伝送によって、CANプロトコルに従って行われる後続の伝送が著しく遅延することになり、CANの実時間性能が損なわれる。
独国特許出願公開第10311395号明細書には、非対称な直列通信を、代替的に非対称な物理的なCANプロトコルを介して、又は、対称的な物理的CANプロトコルを介して行うことが可能なシステムが記載されており、これによって、非対称な通信のためのより高いデータ伝送レート又はデータ伝送安全性が実現されうる。
ツィアマンらは、「Proceedings of Design、Automation and Test in Europe(DATE 2009)」(IEEE Computer Society、Nice、France、pp.1088−1093、April 20−24、2009)において、より高いデータ伝送能力を実現するために、更なる別のアプローチを提案している。即ち、加入者局が排他的にチャネルを利用する、CANデータフレームの「Sゾーン(S−zone)」と呼ばれる許可区間内では、所謂「グレイゾーン(gray zone)」内の個々のCANビットに、追加的な短いビットが追加される。
引用した文献から、先行技術は、あらゆる点で満足できる結果を提供しないことが分かる。
ツィアマンらが提案する方法では、CAN規格に従って動作するバス加入者と、新たに提案される通信方法を利用するバス加入者と、を用いた混合型の駆動が可能ということである。追加的に伝送されるデータは、追加的に短いビットのパケットに分割される。この追加的に短いビットのパケットは、CANビットのサンプルポイントの前で終了するよう設計された各「グレイゾーン」内の、個々のCANビットに挿入される。これにより、CAN規格に従って動作するバス加入者は、理想的には短いビットの挿入に気付かない。
CAN規格に従って動作するバス加入者は、データバス上に印加されるリセッシブからドミナントへの信号エッジを用いて、自身の内部のビットタイミングを再同期化させる(ISO11898−1、12.4.2章参照)。「グレイゾーン」内の追加的なビットの挿入により生成するエッジは、この再同期化プロセス、又は、バス加入者の同期の障害となる可能性があり、従って、データ通信の誤り又は中断を引き起こす可能性がある。
従って、本発明の課題は、CANネットワーク内で、データが追加的に挿入されたデータフレームを、アービトレーションのために必要なバス加入者の同期が適切な措置により維持されるように伝送することが可能な方法を記載することである。
記載される課題は、請求項1に記載の特徴を備えた提示されるデータ伝送方法によって、及び、従属請求項に記載される装置によって解決される。
記載される課題は、本発明に基づいて、CAN仕様ISO11898−1に準拠した論理構造を有する、予め設定されたデータフレーム又は予め設定可能に送信されるデータフレーム内の、少なくとも幾つかのCANビットの時間的ビット長内に、少なくとも2個の追加的な短いビットが挿入され、その際に、現在のCANビットの2つの可能な値の少なくとも一方について、当該CANビットに挿入される追加的なビットの第1ビットは、上記一方値と反対のバスレベルにより伝達されることによって解決される。
特に、追加的な短いビットの第1ビットが、少なくとも現在のCANビットがリセッシブなバスレベルに対応する場合についてドミナントなビットとして伝送される場合には有利である。即ち、追加的な短いビットのパケットは、主導的なドミナントビットにより補完される。
さらに、追加的な短いビットの第1ビットが、現在のCANビットがドミナントなバスレベルに対応するケースについて常にリセッシブなビットとして伝送される場合には有利でありうる。しかしながら、代替的な実施形態において、追加的な短いビットの第1ビットが、現在のCANビットがドミナントなバスレベルに対応するケースについて常にドミナントなビットとして伝送される場合にも有利でありうる。第3の代替的な実施形態では、有利に、現在のCANビットがドミナントなバスレベルに対応するケースについて、追加的な短いビットの第1ビットは、既にデータ伝送のために利用され、固定の値を有さない。
有利に、追加的な短いビットの時間的ビット長は、CANビットの時間的ビット長の6分の1よりも長くない。有利に、少なくともCAN識別子のCANビットには、追加的な短いビットが挿入されない。特に有利な実施形態において、データフィールド又はCRCフィールドに属するCANビットにのみ、追加的な短いビットが挿入される。
予め設定され又は予め設定可能なデータフレームの少なくとも幾つかのCANビットに挿入された追加的な短いビットは、CANプロトコルとは異なる予め設定されたプロトコルに従った、追加的なデータ情報の伝送のために利用される場合には有利である。その際に、有利に、少なくとも現在のCANビットの2つの可能な値のうちの一方(リセッシブ/ドミナント)について当該一方の値と反対のバスレベルにより挿入される追加的な短いビットは、データ情報を運ばない。
有利な実施形態において、リセッシブなバスレベルの場合に挿入される追加的な短いビットの第1ビットであって、ドミナントなバスレベルにより伝達される上記第1ビットは、適切な時点に、十分なビット長を有してCANビット内に挿入され、従って、第1ビットは少なくとも、規格CANプロトコルに従って動作する関与するデータ処理ユニットによって、ビットタイミングの再同期化のために利用されうる。
さらに、リセッシブなCANビットにのみ追加的な短いビットが挿入されるように本方法を構成することは有利でありうる。代替的に、ドミナントなCANビットにのみ追加的な短いビットが挿入されるように本方法を構成することも同様に有利でありうる。
さらに、有利な実施形態において、データフレームの少なくとも幾つかのCANビット内に、挿入された追加的な短いビットが存在する場合には、挿入された追加的な短いビットが有する第1のCANビットよりも時間的に前に同じデータフレーム内で伝送される標識によって、少なくとも受信側のデータ処理ユニットに対してシグナリングされる。
追加的な短いビットの挿入は、有利に、アービトレーションを利用する事象制御型の通信については、アービトレーションが成功した後に初めて行われる。さらに、追加的な短いビットの挿入とTTCANプロトコルとを組み合わせることが可能である。なぜならば、TTCANでも、全てのデータが、その原則的な構造がISO11898−1に対応するCANデータフレームで伝送されるからである。この場合には、少なくとも、バスアクセス権が排他的に付与されるTTCANマトリックスの排他的なタイムスロット内で、アドレスフィールド及び制御フィールドも、完全に又は部分的に、短いビットを追加的に挿入して伝送することが可能であろう。
本発明がさらに、図面を用いてより詳細に解説される。
本発明に関連する様々な範囲を有するデータフレーム、及び、一実施形態において設けられる本発明に係る標識を概略的に示す。 リセッシブなCANビットへの、主導的なドミナントビットを有する追加的な短いビットのパケットの本発明に係る挿入の一例を示す。 上記例に対して(主導的なドミナントビットが無い)従来技術による方法を対置する。 ドミナントなCANビットへの本発明に係る挿入のための可能な様々な代替例を示す。 ドミナントなCANビットへの本発明に係る挿入のための可能な様々な代替例を示す。 ドミナントなCANビットへの本発明に係る挿入のための可能な様々な代替例を示す。 CAN再同期化に基づく、接続されたバス加入者のビットタイミングに対する、挿入されたパケットのリセッシブ・ドミナントエッジの影響を示す。 トランシーバの切り替えのための、一実施形態において設けられる追加的な制御線を備えた本発明に係る装置の一例を概略的に示す。
以下では、本発明に係る方法及び装置の実施例が記載される。この具体例は実現を解説するために使用されるが、本発明の思想の範囲を限定するものではない。
図1は、CAN規格であるISO11898に準拠するCANデータフレームを示す。以下の範囲、即ち、スタート・オブ・フレーム(SOF:Start of Frame)、アービトレーションフィールド(AF:Arbitration Field)、制御フィールド(CF:Control Field)、データフィールド(DF:Data Field)、CRCフィールド(CRCF:CRC Field)、アクノリッジフィールド(ACK:Acknowledge Field)、及び、エンド・オブ・フレーム(EOF:End of Frame)が区別される。
図1には、2つの可能なバリエーション、即ち、標準フォーマットと拡張フォーマットが示されている。2つのバリエーションについて、本発明に基づいて追加的なビットを挿入することが可能な範囲が例示的に記載されている。示されるケースでは、これは、バス加入者がバスに対して排他的なバスアクセス権を有する範囲であり、即ち、DLC、データフィールド、CRC、及びCRCデリミタである。しかしながら、上記範囲は異なって選択されてもよく、例えば、データフィールドのみが利用されてもよい。
最後に、図1ではさらに、本発明の好適な実現において設けられる標識の一実施例が示されている。本発明に係る標識のための選択されたポジションは、ここでは、DLCの前に伝送される「予約ビット」R0である。標識のための他の可能性は、例えば、短いビットが挿入されたデータフレームのための固定のアドレス範囲の付与である。
図2aには、リセッシブなCANビットの例による、CANビットへの追加的なビットの挿入が示される。
CANビットは長さDを有し、例えば、500kBit/sの伝送レートについて長さD=2ミリ秒を有する。CANビットの開始後の時間Tに、追加的な短いビットのパケットが挿入される。このパケットは長さTを有する。示される例では、このパケットは5個の短いビットを有する。短いビットの第1ビットは同期ビットとしてBで示され、本発明に基づきドミナントであるとして特徴付けられる。この後に、4個のオーバークロックデータビットBが続く。これらオーバークロックデータビットはそれぞれ長さDを有する。この長さは、示される例では、値D=T/5を有する。CANビット開始後の時間Tに、CANビットのためのサンプルポイント(Sample Point)が存在する。規格に準拠したCANプロトコルを介する機能する通信を保証し、特に、規格に準拠したデータ処理ユニットを用いた混合型の駆動を可能とするために、サンプリング時点には、バスは、各CANビットに対応するレベルを確実に有する必要がある。他方では、示されるように、追加的な短いビットのパケットの先頭は、その前に存在するエッジとの十分な時間的間隔Tを有する必要があり、上記前に存在するエッジは、場合によってはCANビットの変更をシグナリングし、及び、関与するデータ処理ユニットによって、ビットタイミングの同期化のために利用される。従って、T+T<Tが有効である必要がある。
図2aで示す実施例では、リセッシブビットの開始後の時間Tに、ドミナントな同期ビットBが伝送される。CAN仕様に基づく同期化のための規則によれば、このリセッシブ・ドミナントエッジによって、バス加入者のビットタイミングの同期化が引き起こされる。本発明とは異なって、場合によりビットがリセッシブでも伝送され、例えば、図2bに示すように、更なる別のオーバークロックデータビットの最終ビットがドミナントであるならば、他の加入者は、この遅いリセッシブ・ドミナントエッジを、ドミナントなCANビットの開始と見なし、自身のビットタイミングを対応して調整する可能性があるであろう。即ち、同期化が遅れる可能性があるであろう。最も不都合な場合には、CANビットが読み落とされ、これにより明らかなエラーが、CANデータフレーム内で、CAN固有の連なり(エラーフレーム等)により検出されるであろう。このようなことは、同期ビットがリセッシブなCANビット内では常にドミナントで伝送されるという本発明に係る事実により、防止される。このことは、図3との関連でさらに詳細に記載される。
図2c〜2eでは、ドミナントなCANビットへの、追加的な短いビットの挿入のための様々な代替例が示される。即ち、図2cは、主導的な同期ビットがリセッシブであることを示す。図2dは、主導的な同期ビットがドミナントであることを示す。最後に、図2eは、追加的な短いビットのパケットが、主導的な同期ビット無しにドミナントなCANビットに挿入され、従って全ビットがオーバークロックデータビットとして利用可能な場合を示す。
全てのオーバークロックデータビットと同期ビットとが同じ長さDを有することは有益であるが、必須ではない。図3との関連でさらに詳細に記載される接続されたバス加入者の再同期化の仕組みが、対応するリセッシブ・ドミナントエッジ上で確実に効果を上げることを保証するために、例えば、オーバークロックデータビットに対して例えば2倍の長さを有する同期ビットを伝送することも有益でありうる。
オーバークロックデータビットという概念には、伝送される短いビットが、ここでは詳細に記載しないプロトコルに従って、例えば物理的な値、イメージデータ、制御データ等に纏められるということが更に付け加えられる。使用されるプロトコルに従って、ここでは、本来のユーザデータの他に、当然のことながら、チェックサム、制御ビット等も伝送する必要がある可能性がある。オーバークロックデータビットという概念は、プロトコルに従って伝送される情報全体に寄与するビットを意味している。これに対して、同期ビットは、常に固定の値で伝送されるため、ここでは何の寄与もしない。
図3は、その長さがバス時間単位により測定されるビット時間セグメントへの各伝送されるビットの分割、及び、接続されるバス加入者のビットタイミング(Bit Timing)に対する追加的な短いビットの影響を示す。同期セグメント(Synchronisation Segment)、伝播時間セグメント(Propagation Time Segment)、並びに、位相バッファセグメント(Phase Buffer Segment)1及び2への分割は、通常では各バス加入者内で設定され、基本的には、バス上での信号の移動時間、及び、クロックジェネレータ又は発振器を利用した際の許容差を補正するために役立つ。示されるリセッシブなCANビットには、図2と同様に、5個の短いビットが挿入される。
同期ビットの開始時のリセッシブ・ドミナントエッジは、接続されるバス加入者によって、示される例では、同期セグメントの後で、即ち伝播時間セグメントにおいて受信される。この受信に対する応答として、示されるように、内部のビット時間が新たに開始される。(このための条件は、CAN仕様によれば、バス時間単位による差分が、パラメータ「再同期化ジャンプ幅」より小さいことである。)サンプルポイントは、これにより後ろにずれるが、示される例では、(リセッシブな)CANビットの正しい値がサンプリングされるようにずれる。これに対して、主導的な同期ビットが無かったならば、再同期化によってサンプルポイントがCANビットの終わりの後に移動するか、又は、ビットタイミングパラメータである位相バッファセグメント1及び/又は2の、CAN仕様に従った更新により、バスタイミングが妨害される可能性があるであろう。
規定に従ったCANビットの次のリセッシブ・ドミナントエッジは、示される例では、位相バッファセグメント2において受信されるであろう。ここでも、後続ビットのためのビット時間が、リセッシブ・ドミナントエッジで新たに開始されるであろう。時間Tが長くなり過ぎずに選択される限りにおいて、追加的な短いビットの挿入によって、ビット時間があちこちに飛ぶことになる。Tは、これに対応して、ビットタイミングの設定の際に、このようにあちこちに飛ぶにも関わらず、サンプルポイントが常に最終オーバークロックデータビットBとCANビットの終りとの間に存在するように、選択される。
挿入されるビットの長さDには、以下の制約が課される。即ち、典型的に、可能な実施形態において、サンプルポイントは、CANビットの長さの約3/4である。先の段落で述べたように、挿入された短いビットが、CANビットの先頭との十分な間隔Tを取って始まり、サンプルポンントの前で適時に終了することを保証するために、挿入された短いビットのパケットの長さTは、CANビット長Dの約3分の1より大きくない値を有しうる。ここで少なくとも2個の短いビットの場所を確保するために、短いビットのビット長Dを、CANビット長Dの6分の1よりも長くない値に選択することが有効である。
第1の実施例で示した、データ伝送レートのための方法の利用により、以下のような計算が解説される。即ち、11ビットのアドレスを有する標準フォーマットでのデータフレームの、データフィールドの長さが8バイトであり、ボーレートが500kBit/sであることから出発する。さらに、データフィールドのCANビットごとに、4個の追加的なオーバークロックデータビットBと、主導的な同期ビットBが伝送されると仮定する。可能なスタッフビットを無視した際に、本例では、データフレームごとに、111個のCANビット(SOF、識別子、RTR、IDE、r0、DLC、データ、CRC、CRCデリミタ、ACKフィールド、EOF、インターミッション)が伝送され、追加的に、上記CANビットの84ビットにおいて(DLC、データ、CRC、CRCデリミタ)短いビットが5個ずつ伝送され、そのうちの4個がオーバークロックデータビットである。これにより、222ミリ秒間に447ビットという効率の良い伝送パフォーマンスが獲得される。このことは、バス負荷が同じであると仮定した際に、修正されていない規格CAN伝送に対して4倍速くなったデータ伝送レートに相当する。主導的な同期ビットに基づいて同時に、バス加入者が同期した状態に保たれ、及び、これにより、バスへの送信アクセスを調整するアービトレーションの手続きが正しく機能するということが達成される。
リセッシブなCANビットにのみ、又は、ドミナントなCANビットにのみ本発明に係る短いビットを挿入することも有利でありうる。
追加的な短いビットの挿入がTTCANバスシステムで利用される場合については、少なくとも、バスアクセス権が排他的に付与されるTTCANマトリックスの排他的なタイムスロット内で、アドレスフィールド及び制御フィールドも、完全に又は部分的に、短いビットを追加的に挿入して伝送することが可能であろう。
バスシステムへと本発明に係るバス加入者を接続するために、バスレベルを十分に高速に調整することを可能にする適切なバス接続ユニット(トランシーバ)が必要である。このためには、例えば、少なくとも、追加的な短いビットが挿入されるCANビットのために、トランシーバ内の適切な最終段を利用して追加的に電流を流すことが有効な措置となりうる。これにより、少なくとも、リセッシブなレベルが、終端抵抗を介して放電電流を流すことによる通常の調整の際に可能であるよりも速く調整されうる。
図4は、バス加入者400を概略的に示している。このバス加入者400は、マイクロプロセッサ401と、本発明に係る装置として通信コントローラ402と、適切な接続によりバス加入者がそれを介して2線式のCANバスシステム450に接続するバス接続ユニット403と、を備える。通信コントローラ402は、従来技術で公知のように、送信及び受信線(RxD、TxD)410を介して、及び、更なる別の制御線411を介して、バス接続ユニット403と接続される。追加的に、示される実施形態では、装置402は、更なる別の出力口を有し、この更なる別の出力口によって、装置402は、バス接続ユニット403の入力口と接続されうる。適切な実現において、バス接続ユニット403は、規格CANの挙動と、本発明に係る方法に対して調整された挙動との間で、バス接続ユニット403の挙動を切り替えることを可能とする追加的な入力口を有する。装置402の追加的な出力口は、図4では、接続線420によって、バス接続ユニット403の追加的な入力口と接続され、これにより、例えば、先に記載したように、追加的な電流によるバスレベルの調整を促すために、追加的な短いビットの伝送中にバス接続ユニット403を切り替えることが可能となる。
以上、記載した発明によって、CANネットワーク内で、データが追加的に挿入されたデータフレームを、アービトレーションのために必要なバス加入者の同期が適切な措置により維持されるように伝送するという提示された課題のための解決策が提示される。

Claims (11)

  1. ネットワーク内でのデータ伝送のための方法であって、
    前記ネットワークを介してデータフレームを交換する少なくとも2つの関与するデータ処理ユニットを備え、
    送信される前記データフレームは、CAN規格ISO11898−1に準拠した論理構造を有し、
    予め設定され又は予め設定可能なデータフレームの少なくとも幾つかのCANビットの時間的ビット長(D)内に、少なくとも2個の追加的な短いビットが挿入され
    送信する前記データ処理ユニットが、現在の前記CANビットがリセッシブなバスレベルに対応する場合について、当該CANビットに挿入された前記追加的な短いビットの第1ビットを、ドミナントなバスレベルにより伝達する、前記方法において、
    リセッシブな前記CANビットに挿入された前記追加的な短いビットの第1ビットであって、ドミナントなバスレベルにより伝達される前記第1ビットは、受信する前記データ処理ユニットによって、ビットタイミングの再同期化のために利用され、
    サンプルポイントが後ろにずれるため、前記CANビットの正しい値がサンプリングされることを特徴とする、方法。
  2. 前記リセッシブなCANビットに挿入された前記追加的な短いビットの前記第1ビットは、後続の前記追加的な短いビットに対して2倍の長さを有して伝送されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記追加的な短いビットの前記時間的ビット長(D)は、前記CANビットの前記時間的ビット長の6分の1よりも長くないことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 少なくとも、CAN識別子の前記CANビットには、追加的な短いビットが挿入されないことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. データフィールド又はCRCフィールドに属するCANビットにのみ、追加的な短いビットが挿入されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. 予め設定され又は予め設定可能なデータフレームの少なくとも幾つかのCANビットに挿入された前記追加的な短いビットは、少なくとも部分的に、CANプロトコルとは異なる予め設定されたプロトコルに従った、追加的なデータ情報の伝送のために利用され、リセッシブなCANビットに挿入される前記追加的な短いビットの第1ビットは、データ情報を運ばないことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  7. リセッシブなCANビットにのみ、追加的な短いビットが挿入されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  8. データフレームの少なくとも幾つかのCANビット内に、挿入された追加的な短いビットが存在する場合には、挿入された追加的な短いビットが有する第1のCANビットよりも時間的に前に同じデータフレーム内で伝送される標識によって、少なくとも受信側の前記データ処理ユニットに対してシグナリングされることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記標識のために、前記CANデータフレーム内の制御フィールド内の予約ビットが利用されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  10. ISO11898−4(TTCAN)に準拠した時間制御型モードによるバスシステムの駆動の際に、少なくとも、排他的なタイムスロットで伝送されるデータフレーム内で、CAN識別子又は制御フィールドのCANビットにも、追加的な短いビットが挿入されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  11. 少なくとも2つの関与するデータ処理ユニットと、データフレームを伝送するための接続線と、を備えたネットワーク内でのデータ伝送のための装置(402)であって、
    送信される前記データフレームは、CAN規格ISO11898−1に準拠した論理構造を有し、
    予め設定され又は予め設定可能なデータフレームの少なくとも幾つかのCANビットの時間的ビット長内に、少なくとも2個の追加的な短いビットが挿入されるように、手段が設けられ
    送信する前記データ処理ユニットが、現在の前記CANビットがリセッシブなバスレベルに対応する場合について、当該CANビットに挿入された前記追加的なビットの第1ビットを、ドミナントなバスレベルにより伝達するように、前記手段が設けられる、前記装置(402)において、
    リセッシブな前記CANビットに挿入された前記追加的な短いビットの第1ビットであって、ドミナントなバスレベルにより伝達される前記第1ビットは、受信する前記データ処理ユニットによって、ビットタイミングの再同期化のために利用され、
    サンプルポイントが後ろにずれるため、前記CANビットの正しい値がサンプリングされることを特徴とする、装置(402)。
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