JP5683803B2 - 治療用口腔観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科治療、医科治療等において拡大視野下で治療や観察に使用されるカメラに関し、特に歯科や口腔の治療時に拡大視野下でより正確な精度のよい治療を行うためのカメラを備える治療用口腔観察装置に関する。
狭小な口腔内の一部である歯牙や歯周組織の更に微小な部位は、目視するには限界があり、従って、所望部位を2倍〜24倍程度に拡大して診断、治療を行う必要がある。
このため、従来特開2003−275222号公報(特許文献1)に示されるような構成の歯科用実体顕微鏡が使用されている。この特許文献1の歯科用実体顕微鏡では、術者は姿勢をただし、目を接眼レンズに固定し、斜め下前方の拡大像を見ながら、視線から外れている術野(患者口腔、観察部位)の画像をたよりに手探り感覚で治療処置する必要があり、この視線と術野とのずれは大きな課題となっていた。このため実体顕微鏡を使用して治療処置をすることには、相当の操作習熟の訓練期間が必要となっていた。また顕微鏡による姿勢をただし、接眼レンズに目を固定しての長時間の治療処置は術者によっては、顕微鏡酔いと称される不定愁訴や首筋・肩の凝りが発生し、治療処置の妨げになっていた。
また顕微鏡のカメラ部に撮影された画像を表示、記録等が可能なディスプレイ部に連結されている顕微鏡付診療台が特開2003−52718号公報(特許文献2)の請求項7に開示されているが、これは顕微鏡のカメラ部を、表示、記録等が可能なディスプレイ部に電気的に連結することを説明するものであるが、顕微鏡のカメラ部をディスプレイ部に機械的にどのように取り付けてあるかについては開示も示唆もされてはいない。
更に、被写体を角度調整自在な撮像部で拡大撮像し、ディスプレイに映写し、それを見ながら作業や治療を行う歯科用表示装置が登録実用新案公報第3152427号(特許文献3)に記載されている。この歯科用表示装置では、被写体の術野と、ディスプレイと、術者の視線とが1直線上に配置されていない。また、ディスプレイ上に表示される映像は2次元(以下、2Dとも称す)映像であり、3次元(以下、3Dとも称す)映像ではない。
また、通常、3次元映像を視るには専用の立体映像鑑賞用の偏光メガネが必要であった。しかし、近年、メガネなしで3次元(3D)映像の表示を比較的簡単に行えると共に3次元映像表示と2次元映像表示とをスイッチで簡単に切り換えられる液晶表示ディスプレイが開発されてきた。
特開2003−275222号公報 特開2003−52718号公報 登録実用新案第3152427号公報
上述した引用文献3にも示される従来例では図15に示すように、長方形水平支持アーム部1の一方の端部に取付部材2を介してディスプレイ3を回動自在に装着し、水平支持アーム部1の他方の端部に枢軸4を介してバランスアーム5を枢着し、前記水平支持アーム1の位置を調整自在としている。
この水平支持アーム部1の下側にはCCDカメラおよび複数個の照明用LEDより成る撮像部39を設置している。
しかし、術者の視線と術野との1直線上からかけ離れた箇所にディスプレイ3が配置されているので、術者が術野を見る視線と術者がディスプレイ3を見る視線とが著しくずれているので、手探り状態で治療処置する必要があり、習熟するのに時間がかかる。
発明が解決しようとする問題点は視線と術野(観察部位)とのずれの問題である。このずれがある場合には、習熟に時間が掛かり、作業能率が低下する。
また顕微鏡の接眼レンズに目を固定して長時間の治療や作業を行うことは術者にとって著しい身体的な負担となる。更に、ディスプレイ上の映像を見ながら治療を行うには2次元映像よりは3次元映像のほうが距離感的に優れている。
従って、本発明の目的は視線と術野とがずれることなく、ほぼ1直線上にあり、しかも、ディスプレイ上に2次元映像は勿論3次元映像をも表示しうるように適切に構成配置された治療用口腔観察装置を提供せんとするにある。
従来の実体顕微鏡は双眼であるため、術者は被写体(患者の観察部位)を立体的(3D)に認識することができる。近年2D/3D表示可能なディスプレイが開発されており、実体顕微鏡に替えて3D表示可能なディスプレイを使用することで、接眼レンズに目を固定せずに立体画像を認識することが可能となってきた。本願発明はこの技術に着目し、これを歯科及び医科の実体顕微鏡に応用したものである。
本発明治療用口腔観察装置は、歯科診療で患者の口腔の画像を拡大して表示する口腔観察用カメラを有し、患者の観察部位を2方向からの視野で捉える撮像手段と、2方向から捉えた該撮像手段の画像を立体に表示する表示手段とを備えることを特徴とする
斯様に、ディスプレイと双眼のカメラをバランスアームまたはバランスアームに連結した部材に設けるように構成することによって、接眼レンズに目を固定する必要がなく、術者や作業者は、操作習熟の訓練期間に時間を割く必要がなく、接眼レンズに目を固定しての長時間の治療処置を行う必要もない。
また、前記観察部位を術者の視線のほぼ延長上に位置させ、前記観察部位と前記術者の視線との間に前記表示手段をその表示面が術者に向くように配置し、前記撮像手段を前記表示手段の表示面の裏側または周囲に撮像面が前記観察部位に向くように配置する
斯様に術野と視線との間に表示手段を配置することによって、視線と術野とのずれが殆んど生じることはなく、作業能率が向上する。
前記撮像手段は、水平支持アームの下面側に像の入射口を患者に向けて配置し、前記表示手段は前記水平支持アームに回動自在に装着し、該水平支持アームは位置調整自在にバランスアームに装着する。
斯様に構成することにより、前記撮像手段は、前記バランスアームまたはバランスアームに連結された部材に対して、患者の口腔位置をおおむね中心にして前後左右に回動自在に配置する。
斯様に構成することにより、水平支持アームに対して撮像手段が左右に回動可能であるので術者の目線と同様に口腔内を覗き込むような撮影アングルをとることができる。
前記撮像手段は、前記バランスアームまたはバランスアームに連結された水平支持アーム(部材)に対して前後にスライド自在に装着する。
斯様に構成することにより、撮像手段が前後にスライドすることで直視視野も確保することができる。
前記撮像手段と前記表示手段とはほぼ一体に構成する。
斯様に構成することにより、撮像素子の高さ位置を床面や治療椅子に対して低くできる。
従って、スタンドを低くできるため安定する。このため機械的ブレが少なくなる。
また、口腔高さと撮像手段高さの間隔が短くなることで、ディスプレイを患者の口腔上に配置することができ、肉眼で口腔を見るのと同様の姿勢で治療が行え、コンパクトなシステムを構築することができる。
前記表示手段を観察部位と術者の視線との外に移動可能な移動手段を有し、移動した状態で術者が観察部位を直視できるようにもすることができる。
斯様に構成することにより、術野と視線の間に表示手段を設けることも可能だし、ディスプレイをずらすことで、直視視野も確保することができる。
前記撮像手段は、前記観察部位と前記撮像素子との間で、ほぼ90度光軸を曲げる光軸変換手段および光学レンズからなる光学部材(素子)を有するようにする。
斯様に構成することにより、カメラを横にすることで薄くできる。撮像素子の高さ位置を床面や治療椅子に対して低くできる。従ってスタンドを低くできるため安定化に寄与し、このため機械的ブレが少なくなる。斯様に口腔高さと撮像手段高さとの間隔が短くなることで、ディスプレイを患者の口腔上に配置することができ、肉眼で口腔を見るのと同様の姿勢で治療を行うことができる。
前記撮像手段は、2組の撮像素子と2組の光学素子から構成する。
斯様に構成することにより、3D画像をとらえる事ができる。
前記撮像手段は、1つの撮像素子と左右画像を交互に取り込む光学手段とからなり、時間分割して左右画像を取り込むことができる。
斯様に構成することにより、ひとつのカメラで3D画像をとらえることができる。従って、左右画像を高速に切り替えて目の残像効果を利用することができる。
前記撮像手段において、2方向からの視野を捉える2組の光学素子のピッチが調整可能な視野幅調整手段を有するようにする。
斯様に構成することにより、3Dの立体の程度を調整できる。2組の光学素子のピッチを調整できることで、術者の個人差による立体表示の違和感を調整できる。術者の目のピッチにあった調整が可能となる。
前記表示手段には観察部位の画像表示の他に、歯科診療に関する歯科診療情報や他の医療機器からの情報をも表示可能にすることができる。
前記表示手段は観察部位の画像表示を3D情報で表示し、歯科診療情報の表示を2Dで表示することができる。
更に、前記表示手段は3D情報と2D情報とをひとつの表示手段上に混在させるとともに、前記歯科診療情報を、X線撮影データ、カルテデータ、生体情報及び診療装置の操作情報の少なくとも1つとする。
斯様に構成することにより、患者のカルテデータやレントゲン画像データ、患者の現在の生体情報のデータなどと照らし合わせながら、観察部位を画像表示することができる。
表示手段は患者の目を覆わない位置に配置する。
斯様に構成することにより、術者は患者の表情を確認しながら治療が行え、患者とのコミュニィケーションをとることができ、また患者の圧迫感を取り除くことができる。
前記表示手段は、立体表示に必要な左右2画素分のデータを、レンチキュラーレンズを介して左眼、右眼に振り分けて表示可能にし、且つ3D/2D切換可能なパネルで構成する。
斯様に構成することにより、2D表示と3D表示とを混在させることができる。
前記表示手段の表示面の裏側に患者説明用の患者表示手段を設ける。
斯様に構成することにより、患者表示手段によって患者への治療状況の説明ができ、緊張を緩和するための映像を表示することもできる。
本発明によれば、撮影画像(動画、静止画)を保存、再生可能にする。
斯様に構成することにより、過去に撮影した治療画像から治療の経緯がわかる。
本発明により、術者は自然な姿勢で、目も接眼レンズに固定する窮屈さもなく視線は手先の自然な作業域にある術野(患者口腔)での3次元拡大画像や2次元拡大画像を見ながら、精密で的確な治療処置を行うことができる。
また、術者は固定した姿勢からくる顕微鏡酔いや肩こりを避けることができる。
図1は本発明治療用口腔観察装置の構成を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は上面図および(d)は一部拡大上面図である。 図2は本発明治療用口腔観察装置の例を示す正面図である。 図3は本発明治療用口腔観察装置の他の例の変形を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図4は本発明治療用口腔観察装置の他の例の他の変形を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図5は図3および図4に示す変形例に使用する移動機構を示す斜視図である。 図6は本発明治療用口腔観察装置の更に他の例を示す側面図である。 図7は図6に示す治療用口腔観察装置の撮影手段の構成を示す正面図である。 図8は図6に示す治療用口腔観察装置の他の撮影手段の構成を示し、(a)は1方向の光路を示す側面図、(b)は他方向の光路を示す側面図である。 図9は本発明治療用口腔観察装置を歯科又は医科診療装置と組合せた歯科治療装着の1例を示すブロック図である。 図10は図6に示す治療用口腔観察装置の他の例を示す側面図である。 図11は図8に示す治療用口腔観察装置に使用する光学系の実際の光学素子を示す斜視図である。 図12は図8に示す治療用口腔観察装置に使用する光学系の実際の光学素子の他の例を示す斜視図である。 図13は本発明治療用口腔観察装置の表示装置の使用例を示し、(a)-(c)は2D、3Dの表示の組合せを夫々示す正面図である。 図14は他の医療機器からの情報表示の例を示す説明図である。 図15は従来の治療用口腔観察装置を示す側面図である。
図1、図2、図3、図4、および図9を参照し、本発明治療用口腔観察装置を説明する。
長方形水平支持アーム部1の一方の端部に取付部材2を介して表示手段としてのディスプレイ3を回動自在に装着し、水平支持アーム部1の他方の端部に枢軸4を介してバランスアーム5を枢着し、前記水平支持アーム部1の位置を調整自在とする。水平支持アーム部1の下面側の図示しないガイドレールに沿って前後方向に摺動可能な継ぎ手6が設けられ、継ぎ手6を介して前後左右に回動可能な回動機構7を装着し、さらに回動機構7を介して撮像手段8を装着する。
この撮像手段8はカメラおよびレンズを備えるカメラ系13と、光源11およびミラー9を備える光学系とによって構成する。
斯様に構成した本発明治療用口腔観察装置において、撮像手段8内に設けられたカメラ系13、光源11およびミラー9、ハーフミラー10のうち、光源11から発生する光はハーフミラー10及び、ミラー9で反射されて患者35の口腔の観察部位を照射し、照射された観察部位の映像はミラー9で反射されてハーフミラー10を透過してカメラ系13のCCDアレイ(図示せず)に入射する。図9に示すように、カメラ系13のCCDアレイの出力信号は3Dコンバータ41で3D映像信号に変換し、コンピュータ42に供給し、ここで信号処理を行った後、2D/3D切換え型液晶表示装着43に供給されて、ここで2D/3D表示を行う。また、コンピュータ42で信号処理された映像信号は記録装置44の撮像画像データ記録部51に記録されて、治療や再診時の参考にし得るようにする。
なお、撮像手段8とディスプレイ3は通常、術野と術者の目との間に、ほぼ一直線上になるように配置し、ディスプレイ3は視線上で術者が見易い位置に傾斜して使用する。
撮像手段8は、状況に応じて前後方向に摺動可能な継ぎ手6によって、ディスプレイ3よりも手前に引き出すことが可能で、この場合は、術者が観察部位を直視することができる。また患者の目をディスプレイ3で覆わないようにできるので、患者の表情を確認したり、患者とのコミュニケーションをとることが可能である。
上記ディスプレイ3は、本発明では、一対の左眼用画素および右眼用画素に対して1レンチキュラーレンズ素子を割当てるようにして、ディスプレイ画素の術者両眼と対向する側に、レンチキュラーレンズを配置する。これがため、3D表示に必要な左右2画素分のデータを、レンチキュラーレンズを介して左眼および右眼に振分けて表示可能にし、しかも2D/3D切換可能な例えばHDDP方式(Horizontall Double−Dentity Pixels方式)のパネルを表示手段に設ける。
従って、一対になった左右の画素に同一のデータを表示すれば、即ち、2D表示、右眼用・左眼用夫々のデータを表示すれば、3D表示を行うことができる。斯様にして2D表示と3D表示とを同一の解像度で実現できるため、2D表示画面と3D表示画面とを切替えたり、同一画面上に2D表示と3D表示とを混在させても違和感のない表示を達成することができる。
なお、本実施例では観察部位を照射する方式として、患者35の口腔の観察部位の照射と、映像の取り込みを共通の軸を使用した同軸落射について説明したが、光源11をカメラ系13の外部に設けて直接観察部位を照射してもよい。その場合はハーフミラー10を設ける必要はない。
またミラー9、ハーフミラー10を使用せずに、カメラ系13を直接観察部位に向くように配置してもよい。
次に、図3につき、撮像手段7の変形例を説明する。本例では水平支持アーム部1の下面側に装着するするカメラ系13は固定型とし、ミラー14を可動型とし、患者(35)の関心部位(観察部位)の幅方向を微調整し得るようにする。
また、図4に示す例では、ミラー14だけでなく、カメラ系13をも移動自在として患者(35)の関心部位(観察部位)の幅方向を微調整し得るようにする。
この際、図3および図4に示すミラーや図4のカメラ系は、図5に示すように、移動機構20に固着して、矢印16で示される幅方向に移動自在として、患者(35)の関心部位(観察部位)の幅方向を微調整し得るようにする。
この移動機構20は、図5に示すように、水平支持アーム部1の下面側に固着された長方形の基台21を備え、その中央部をほぼ7分の5に亘って凹部状に切削する。即ち、実際には、基台21はその下面を水平支持アーム部1の下面に固着するものであるが、便宜上、基台21の下面を、図5において上面として説明する。従って、基台21の固定部22とその切削面30は7分の2しか無く、7分の5は凹面となり、前記固定部22の内側の側面(凹面の1部を形成)凹面に対し、2本のガイド棒23を、軸受24を介して2個の移動テーブル部25に移動自在に挿通した状態で、固着する。これがため、2個の移動テーブル25は矢印15の方向に移動自在となる。
前記基台21の固定部22の一端はL字状に切削し、このL字状の切削面にプーリ26を固着し、このプーリ26にベルト27を張設する。プーリ26に張設されたベルト27の一方のベルト部の側面と一方の移動テーブル25の一端との間に長いL字状片28を固着し、プーリ26に張設されたベルト27の他方のベルト部の側面と他方の移動テーブル25の一端との間に短いL字状片29を固着する。
従って、プーリ26の回転によりベルトが矢印の方向に移動し、2個の移動テーブル25が互いの方向に移動して接近し、プーリ26の逆回転によりベルトが矢印とは反対方向に移動し、2個の移動テーブル25が互いの方向とは逆方向に移動して離反する。斯様にして、2個の移動テーブル25間の距離を微調整することができる。
即ち、図3に示す例では、2個のミラー14を、移動機構20の移動テーブル25に夫々固着してミラー14を微動して、矢印16の方向にミラー14間の距離を微調整する。また、図4に示す例では、ミラー14およびカメラ・レンズ13の一方の組を一方の移動テーブル25に固着し、ミラー14およびカメラ・レンズ13の他方の組を他方の移動テーブル25に固着して、ミラー14およびカメラ・レンズ13を微動して、矢印16の方向にミラー14およびカメラ・レンズ13間の距離を微調整する。
次に、図6につき本発明の他の例を説明する。本例では、患者の観察部位の上部に近接して観察部位を覆うようにしてディスプレイ3をほぼ水平に近い状態で配置し、ディスプレイ3の背面の関心部位のほぼ上面にミラー14およびカメラ・レンズ13をもほぼ水平に近い状態で配置し、ミラー14の反射光が観察部位に入射し得るようにする。本例では、水平支持アーム部およびその支持機構は便宜上省略する。
図6において、ディスプレイ3およびミラー14およびカメラ・レンズ13の支持手段およびその説明は省略する。
図6は図4の実施例において、上面部にディスプレイ3を配置した例を側方から見た説明図である。
図7は、図6の変形例であって、図6において、カメラ・レンズ13およびミラー14を右回りに90度回転して配置した例である。
本例によれば、水平に配置されたカメラ・レンズ13およびミラー14、ミラー15の一組のみを配置し、光学系の開閉(オン・オフ)又は複数の光学素子より成る光学系によって入射光を時分割し、左右の画像を交互に取り込み、3D情報を得るようにする。
斯様にして、2種類の信号情報を得る光学系の例を以下に説明する。
図7に示す例では、一つのカメラ・レンズ13および2個のミラー14をほぼ水平に配置し、カメラ・レンズ13に近いほうのミラー14を開閉することによって左右の画像を交互に撮り込み得るようにする。
図8(a)および図8(b)に示す例では、一つのカメラ・レンズ13および複数のミラー、即ち3個の固定ミラー14、18および19と1つの回転ミラー、例えばガルバノミラー17とを図示のように配置し、回転ミラー17を矢印34の方向に回転させながら90度毎に左右の画像を撮り込み得るようにする。
斯様にして構成された本発明治療用口腔観察装置を歯科又は医科診療装置と組合せて構成した歯科治療装着の例を図9につき説明する。
即ち、本例では、2個のカメラ13からの出力を夫々3Dコンバータ41に供給して3D情報を生成し、その出力をコンピュータ42に入力する。コンピュータ42の出力を2D/3D切換可能な液晶ディスプレイ43に供給して3D画像を表示し得るようにする。コンピュータ42は記録装置44にも接続する。
更に、コンピュータ42は生体情報センサー45に接続すると共にLAN56を経てカルテコンピュータ46およびレントゲン(X線)装置47にも接続する。また、このコンピュータ42はインターネット57にも接続し得るようにする。
生体情報センサー45は心拍数や呼吸数、発汗量、血圧などの情報を患者から取り出し、その情報を表示するものである。
更に、生体情報センサー45には患者の顔の表情を撮影するカメラ(図示せず)をも設けてもよい。カメラからの情報によって液晶ディスプレイ43に患者の顔の表情を2D表示しうるようにする。
術者は一般に治療中患者の患部(観察部位)しかみないので、顔の表情をみて疼痛の度合いを観察するのは困難であるが、斯様に構成することにより、術者は患部の3D拡大映像と、患者の2D表情とを確認しながら治療を行うことができる。
この場合、図13(a)、(b)に示すように、患部の3D拡大映像は表示装置の画面の大部分または中央に表示し、顔の表情は画面の片隅か3D画面の周りに表示することができる。
また、図13(c)に示すように、2D表示は表示装置の画面に複数画面で表示し、上段に、心拍数の情報、下段に患者の顔の表情を表示してもよい。
また、コンピュータ42は他の医療機器からの情報源38にも接続する。
他の医療機器からの情報としては、例えば根管長測定器の情報がある。根管長測定器とは、歯牙の根管内の神経を除去(抜髄)する際に使用するもので、ファイル(抜髄の際に用いられる針状の形態で側面がやすり状になっている)を使用して根尖を破壊せずに安全に抜髄を行うためにファイル位置が判別できるように図14に示すような表示メータがついている。この表示情報を根管長測定器の図示しない外部インターフェースを通してコンピュータ42に接続し、2D/3DLCD43に表示し、術者は根尖をつき破らないように、図14の表示メータをも参照しながら、顕微鏡の3D拡大映像を観察するような感覚で、歯牙の根管を上から覗いて指先でファイルを差し込むようにして治療を行うものである。
この場合、歯牙を上から覗いた3D拡大画像を図13(a)の3D部分に、図14に示す表示メータを図13(a)の画面隅の2D部分に表示してもよい。
なお、例として根管長測定器を挙げて説明したが、他の医療機器からの情報であれば何でもよく、根管長測定器に限定されるものではない。
前記記録装置44は、歯科診療情報記録部50と撮影画像データ記録部51とを有し、歯科診療情報記録部50は、X線画像データ記録部52、カルテデータ記録部53、生体情報データ記録部54および診療装置の操作情報記録部55の少なくとも1つ、または任意数あるいは全部を備える。
斯様に構成された歯科治療装着を使用することにより術者(歯科医師、歯科衛生士)は、治療時の患者の実時間生体情報や患者のX線撮影像を参照しながら治療を進めたり、治療方針を決めたり、カルテからの情報によって再診で訪れた患者の前回までの治療の様子を確認したりしながら治療を行ったりすることができる。
また、診療装置操作情報55によって、歯科治療装置に具備する歯牙の切削器具の回転数表示や、歯石除去に使用される超音波スケーラのパワーを表示しながら、治療を行うこともできる。
更に、本発明治療用口腔観察装置の他の例を図10につき説明する。本例では、図10に示すように、水平支持アーム部1の上面にディスプレイ3を装着すると共に水平支持アーム部1の背面の患者35の眼と対向する箇所に患者表示手段37を固設し、水平支持アーム部1の背面の、前記患者表示手段37と一直線上にほぼ水平にカメラ・レンズ13およびミラー14を配設する。この際、ミラー14は患者の観察領域と対向する箇所に配置する。この患者表示手段37には治療中の映像を表示し得るようにしても良い。この場合医師は治療の映像を患者に示しながら説明することができる。また患者の緊張緩和するような癒しの映像を表示しても良い。
図8に示すガルバノミラー17は、図11に示すように駆動モータ32の回転軸に固着して90度毎に左右の画像を取込み得るようにする。
本発明はこの例に限定されるものではなく、ガルバノミラー17の代わりにポリゴンミラー(回転多面鏡)33を設けることもできる。このポリゴンミラー33も駆動モータ32の回転軸に固着して情報を撮込み得るようにする。
また、図8に示すガルバノミラー17の代わりにプリズム状の3角ミラーを用いることもできる。この場合には、3角ミラーは回転させるのではなく、固定型とし、時分割処理をすることなく、1つのカメラでCCD上に左画像を捉える領域と右画像を捉える領域とを二つに分けて撮り込むこともできる。
更に、前記移動テーブルを左右均等に開き、ベルトを使用する例を図5につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右の移動テーブルの間に小判型(楕円形)のカムを挿入し、このカムを回転させることによっても移動テーブルの開き量を調整することもできる。
また、本発明では、表示手段にレンチキュラーレンズを使用するHDDP方式を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、TFT液晶とスイッチ液晶とでパネルを構成し、3Dモード時にはスイッチ液晶が「視差バリア」と称される垂直なスリットを作って、バックライトを遮ると、左右夫々の眼のスリットの間から異なる光が届き、左眼の死角を右眼が認識し、右眼の死角を左眼が認識し、左右が互いに「ずれた画」を見ることができ、これによって立体画像を見るようにすることもできる。
顕微鏡手術に代わる手術方法として歯科、口腔外科以外に、成形外科、脳外科等の分野、又は精密機械作業、精密技工作業、宝飾関係の作業、微生物観察、動植物の組織観察、或はこれらの研究領域等の分野において広く利用可能である。
1 水平支持アーム部
2 取付部材
3 ディスプレイ
4 枢軸
5 バランスアーム
6 継ぎ手
7 回動機構
8 撮像手段
9 ミラー
10 ハーフミラー
11 光源
13 カメラ・レンズ系
14 ミラー
15 矢印
16 矢印
17 ガルバノミラー
18 固定ミラー
19 固定ミラー
20 移動機構
21 基台
22 固定部
23 ガイド棒
24 軸受
25 移動テーブル部
26 プーリ
27 ベルト
29 L字状片
30 切削面
32 駆動モータ
33 ポリゴンミラー
34 矢印
35 患者
36 術者
37 患者表示手段
38 他の医療機器からの情報源
41 3Dコンバータ
42 コンピュータ
43 液晶ディスプレイ
44 記録装置
46 カルテコンピュータ
47 レントゲン(X線)装置
50 歯科診療情報記録部
51 撮影画像データ記録部
52 X線画像データ記録部
53 カルテデータ記録部
54 生体情報データ記録部
55 診療装置の操作情報記録部
56 LAN
57 インターネット

Claims (2)

  1. 歯科診療で患者の口腔の画像を拡大して表示する口腔観察用カメラを有し、患者の観察部位を2方向からの視野で捉える撮像手段と、2方向から捉えた該撮像手段の画像を立体的に表示する表示手段とを備えることにより構成した治療用口腔観察装置において、
    前記患者の観察部位を術者の視線の延長上に位置させ、前記観察部位と前記術者の視線との間に前記表示手段をその表示面が術者に向くように配置し、前記撮像手段を前記表示手段の表示面の裏側または周囲に撮像面が前記観察部位に向くように配置するとともに、
    前記撮像手段は水平支持アームの下面側に像の入射口を患者に向けて配置し、前記表示手段は前記水平支持アームに回動自在に装着し、
    かつ前記水平支持アームは位置調整自在にバランスアームに装着し、
    さらに、前記撮像手段は、前記バランスアームに連結された水平支持アームに対して、患者の口腔位置をおおむね中心にして前後左右に回動自在に配置するとともに、
    前記撮像手段は、前記バランスアームに連結された水平支持アームに対して前後にスライド自在に装着することにより構成したことを特徴とする治療用口腔観察装置。
  2. 前記表示手段は患者の目を覆わない位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の治療用口腔観察装置。
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