JP5682931B2 - マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法 - Google Patents

マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5682931B2
JP5682931B2 JP2012030714A JP2012030714A JP5682931B2 JP 5682931 B2 JP5682931 B2 JP 5682931B2 JP 2012030714 A JP2012030714 A JP 2012030714A JP 2012030714 A JP2012030714 A JP 2012030714A JP 5682931 B2 JP5682931 B2 JP 5682931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
discharge
voltage
storage battery
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012030714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013167526A (ja
Inventor
専平 横山
専平 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2012030714A priority Critical patent/JP5682931B2/ja
Publication of JP2013167526A publication Critical patent/JP2013167526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5682931B2 publication Critical patent/JP5682931B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、多チャンネル充放電試験と単チャンネル高電圧充放電試験とが共に遂行可能なマルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法とに関する。
従来、セル電池等の複数の蓄電池を同時に充放電試験する装置として、多チャンネル充放電装置が知られている。このような充放電試験装置は、例えば下記特許文献3に開示されている。また、それらの蓄電池をスタックしたモジュール電池やパック電池等の高電圧電池の試験を遂行する場合には、高電圧への耐圧特性を備えた高電圧用の充放電装置を用いて充放電試験を遂行していた。図8は、多チャンネル充放電装置と高電圧充放電装置とを各々別個に設置した場合について説明する図である。
図8から理解できるように、電圧の比較的小さな複数のセル電池等を個別同時に充放電試験する場合には図8(a)に示す多チャンネル充放電装置を用いる。また、電圧の比較的大きな単一のパック電池等を充放電試験する場合には図8(b)に示す高電圧充放電装置を用いる。高電圧充放電装置は比較的高電圧の蓄電池に対して充放電試験が可能なように、調整出力電圧が比較的高く、かつその耐圧も比較的高く設計されている。
ここで、各蓄電池への充放電動作概要について簡単に説明する。図9は、蓄電池1143に対して充電と放電とを切替えて遂行する従来の双方向DC−DCコンバータ1141(定電流コンバータに対応)の構成概要を説明する図である。図9において、双方向DC−DCコンバータ1141は、FET等のトランジスタからなるスイッチング素子SW1111,SW1112と、充電制御部(CONT1)1144,放電制御部(CONT2)1145と、ダイオードD1111,D1112とチョークコイルL1111,L1112と、コンデンサC1111,C1112とを含む。
また、図9に示すように直流電源部1142は、商用電源からの交流電圧を所望の直流電圧として整流するAC−DCコンバータとしている。直流電源部1142から蓄電池1143に対して充電する場合、充電制御信号により充電制御部(CONT1)1144からスイッチング素子SW1111をオン・オフ制御して、スイッチング素子SW1111とダイオードD1111とチョークコイルL1111とコンデンサC1111とによる降圧コンバータとして動作させて、蓄電池1143を充電する。
蓄電池1143への充電中は、スイッチング素子SW1112をオフ状態に維持する。また、蓄電池1143の放電は、放電制御信号により放電制御部(CONT2)1145からスイッチング素子SW1112をオン・オフ制御して、チョークコイルL1112と、スイッチング素子SW1112と、コンデンサC1112とによる昇圧コンバータとして動作させ、蓄電池1143の電圧を昇圧して直流電源部1142へ放電(電力回生)する。
また、蓄電池1143の放電中は、スイッチング素子SW1111をオフ状態に維持する。上述のように、図9に示す双方向DC−DCコンバータ1141は、蓄電池1143の充電用のダウンコンバータと、放電用のアップコンバータとの構成を別途に並列に備える構成を備える。
また、図10は、従来の他の双方向DC−DCコンバータ1251の構成概要を説明する図である。図10において、1252は交流商用電圧を直流電圧に変換する直流電源部(AC−DC)であり、1253は充放電試験される蓄電池であり、SW1221,SW1222はスイッチング素子であり、D1221,D1222はダイオードであり、L1221はチョークコイルであり、C1221,C1222はコンデンサであり、1254は充放電制御部(CONT)であり、1255は充電制御を行う充電制御部であり、1256は放電制御を行う放電制御部である。
また、直流電源部1252から蓄電池1253を充電する場合、充電制御信号と切替信号とを充放電制御部(CONT)1254へ入力し、充電制御部1255がスイッチング素子SW1221のオン・オフ制御を遂行する。また、スイッチング素子SW1221と異なるタイミングで、放電制御部1256がスイッチング素子SW1222のオン・オフ制御を遂行し、チョークコイルL1221とコンデンサC1222とを含むダウンコンバータ機能により蓄電池1253の充電電圧に降圧して充電を行う。
また、蓄電池1253から直流電源部1252へ放電する場合、放電制御信号と切替信号とを充放電制御部(CONT)1254へ入力し、放電制御部1256がスイッチング素子SW1222のオン・オフ制御を遂行する。また、スイッチング素子SW1222と異なるタイミングで、充電制御部1255がスイッチング素子SW1221のオン・オフ制御を遂行して、チョークコイルL1221とコンデンサC1221とをアップコンバータ機能により動作させて、蓄電池1253の電圧を昇圧し、直流電源部1252に電力回生を行う。
また、ハイブリッド電気自動車等に適用する為に、駆動モータを回生用発電機として利用する回生動作の発電機能に相当する構成を高圧用蓄電池とし、電装部品等に動作電力を供給するバッテリを低圧用蓄電池とし、スイッチング素子をMOSFETにより構成して、その寄生ダイオードを整流用のダイオードとし、高圧用蓄電池から低圧用蓄電池への充電の場合はダウンコンバータとして動作させ、低圧用蓄電池から高圧用蓄電池への充電の場合はアップコンバータとして動作させ、ダウンコンバータとアップコンバータとの機能を同一のスイッチング構成により実現した双方向DC−DCコンバータも知られている。上述した従来の双方向DC−DCコンバータは、例えば下記特許文献1に開示されている。また、従来の絶縁型双方向Cukコンバータは、例えば下記特許文献2に開示されている。
特開2010−206883号公報 特開2008−054473号公報 特開2012−002796号公報
従来のように試験に必要な電圧の大小に対応して、耐圧特性等の異なる複数の充放電試験装置を別途に準備し設置することは、装置複数台分の費用が必要であることや装置複数台分の設置面積の確保が必要となるとの観点から、好ましいこととはいえず改善の余地があった。このため、多チャンネルの充放電試験が可能であるとともに、必要に応じて高電圧単チャンネルでも充放電試験が可能なマルチモードの充放電試験装置の実現が望まれていた。
本発明は、上述した問題点に鑑み為された発明であって、多チャンネルの充放電試験が可能であるとともに、必要に応じて高電圧単チャンネルでも充放電試験が可能なマルチモードの充放電試験装置を実現することを目的とする。
本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、複数の蓄電池の充放電試験を同時に遂行する多チャンネル充放電装置であって、多チャンネル充放電モード時に、蓄電池と各々個別に対応付けされて蓄電池の充放電試験を各々遂行する複数の充放電ユニットと、高電圧充放電モード時に、複数の充放電ユニットを直列に接続するスイッチ部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、好ましくは高電圧充放電モード時において、直列に接続された複数の充放電ユニットで、蓄電池より電圧が高い他の蓄電池の充放電試験を遂行することを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは高電圧充放電モード時において、他の蓄電池への供給電圧を直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧を、直列接続された充放電ユニット各々が生成して出力することを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは充放電ユニットが各々定電流コンバータを備えることを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは高電圧充放電モード時において、直列に接続された複数の充放電ユニットのうち、一つの充放電ユニットが制御コンピュータから他の蓄電池に充放電する電流値の指示を受けて定電流制御する充放電制御コンバータであり、他の充放電ユニットが制御コンピュータから指示を受けずに定電圧制御する電圧バランス制御コンバータであることを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは電圧バランス制御コンバータが、高電圧充放電モードの定電圧制御において使用する高電圧用CV制御アンプと、多チャンネル充放電モードの定電流制御において電圧制限回路で使用する多チャンネル用CV制御アンプとを備えることを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは各モードにおいて使用するCV制御アンプを切り替える切替器を備えることを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、さらに好ましくは高電圧充放電モード時において、充放電制御コンバータが制御コンピュータからの指示に対応して他の蓄電池への供給電圧を上昇させる場合に、電圧バランス制御コンバータは他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、他の蓄電池の両端電圧上昇分を直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ上昇させて出力し、充放電制御コンバータが制御コンピュータからの指示に対応して他の蓄電池への供給電圧を下降させる場合に、電圧バランス制御コンバータは他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、他の蓄電池の両端電圧下降分を直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ下降させて出力することを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法は、多チャンネル充放電モード時に、制御コンピュータからの電流値指示に基づいて、各充放電ユニットが、蓄電池と各々個別に対応付けされて蓄電池の充放電試験を各々個別に遂行する工程と、高電圧充放電モード時に、複数の充放電ユニットを直列に接続して蓄電池より電圧が高い他の蓄電池の充放電試験を遂行する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法は、好ましくは高電圧充放電モード時において、直列に接続された複数の充放電ユニットのうち、一つの充放電ユニットが制御コンピュータから他の蓄電池に充放電する電流値の指示を受けて電流制御する充放電制御コンバータであり、他の充放電ユニットが制御コンピュータから指示を受けない電圧バランス制御コンバータであって、高電圧充放電モード時に複数の充放電ユニットを直列に接続して蓄電池より電圧が高い他の蓄電池の充放電試験を遂行する工程において、充放電制御コンバータが制御コンピュータからの指示に対応して他の蓄電池への供給電圧を上昇させる場合に、電圧バランス制御コンバータは他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、他の蓄電池の両端電圧上昇分を直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ上昇させて出力する工程と、充放電制御コンバータが制御コンピュータからの指示に対応して他の蓄電池への供給電圧を下降させる場合に、電圧バランス制御コンバータは他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、他の蓄電池の両端電圧下降分を直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ下降させて出力する工程とを有することを特徴とする。
多チャンネルの充放電試験が可能であるとともに、必要に応じて高電圧単チャンネルでも充放電試験が可能なマルチモードの充放電試験装置を実現できる。
また、多チャンネルの充放電試験が可能であるとともに、必要に応じて高電圧単チャンネルでも充放電試験が可能なマルチモードの充放電試験装置の充放電試験方法を実現できる。
本実施形態のマルチモード多チャンネル充放電装置の各モードにおける概要を説明する図であり、(a)が多チャンネル充放電モードを説明する図であり(b)が高電圧充放電モードを説明する図である。 スレーブ側の充放電ユニットである電圧バランス制御コンバータの構成概要を説明する図である。 電圧バランス制御コンバータの高電圧充放電モードにおける構成概要を説明する図である。 充電動作時の電圧バランス制御コンバータの動作について詳しく説明する図である。 高電圧充放電モードにおける放電動作時の電圧バランス制御コンバータの動作について詳しく説明する図である。 本実施形態のマルチモード多チャンネル充放電装置の動作概要を説明するフロー図である。 高電圧充放電モードと多チャンネル充放電モードとを切り替えるスイッチについて、その構成例を説明する図である。 多チャンネル充放電装置と高電圧充放電装置とを各々別個に設置した場合について説明する図である。 蓄電池に対して充電と放電とを切替えて遂行する従来の双方向DC−DCコンバータの構成概要を説明する図である。 従来の他の双方向DC−DCコンバータの構成概要を説明する図である。 本発明の定電流コンバータの構成概要の一例を説明するブロック図である。
本実施形態で説明するマルチモード多チャンネル充放電試験装置は、複数の蓄電池を同時に各々充放電試験する多チャンネル充放電試験モードと、複数の蓄電池が電池パック等として直列接続された状態等の高電圧の蓄電池を充放電試験する高電圧充放電試験モードと、の二つのモードを有する。
実施形態のマルチモード多チャンネル充放電試験装置は、多チャンネル充放電試験モードで使用する各充放電ユニットの一部または全部を、高電圧充放電試験モードにおいては直列に接続する。また、高電圧充放電試験モードにおいては、蓄電池に対応して必要とされる高電圧について、直列接続された充放電ユニット数で均等分割された電圧を、各充放電ユニットが各々調整・生成して出力する。
これにより、各充放電ユニットは、比較的小さな均等分割された電圧の調整及び出力で済む。このため、従来の多チャンネル充放電試験装置における耐電圧特性等のキャパシティを高耐圧用に変更することなく、そのままマルチモードで利用できる。すなわち、従来のように多チャンネル用と高電圧用との二種類の充放電試験装置を個別に準備する必要がなく、例えば複数のセル電池の各々の充放電試験と該セル電池が直列接続された高電圧の電池パック全体の充放電試験とを同一の充放電試験装置で遂行可能となる。
図1は、本実施形態のマルチモード多チャンネル充放電装置2000の各モードにおける概要を説明する図であって、図1(a)が多チャンネル充放電モードを説明する図であり、図1(b)が高電圧充放電モードを説明する図である。
図1(a)に示すように、マルチモード多チャンネル充放電装置2000は、1ch乃至nchのn個(nは2以上の自然数:以下同様)の充放電ユニットを含む充放電ユニット群2010と、各充放電ユニットをチャンネルごとに充放電制御する制御コンピュータ2020とを備える。
各充放電ユニットに対応して各々蓄電池#1乃至蓄電池#nが接続されて、蓄電池群2030を構成する。蓄電池#1乃至蓄電池#nは、例えば個別のセル電池であってもよい。また、必ずしも各充放電ユニットと各蓄電池とが1対1の対応付けでなくてもよく、1対多または多対1であってもよい。また、図1(a)において、充放電ユニット(1ch)は蓄電池#1の充放電試験を制御コンピュータ2020からの指示に基づいて遂行し、取得した蓄電池#1の電圧等の試験データを制御コンピュータ2020が収集し記憶する。
同様に2ch乃至nchについて、各充放電ユニット(2ch乃至nch)が対応する蓄電池#2乃至蓄電池#nの充放電試験を各々遂行し、制御コンピュータ2020が試験データを収集し記憶する。すなわち、マルチモード多チャンネル充放電装置2000は、複数の蓄電池#1乃至蓄電池#nを同時並列的に、かつ個別に充放電試験を遂行することができる。
また、図1(b)において、高電圧充放電モード時には全ての充放電ユニット(1ch)乃至充放電ユニット(nch)は直列に接続される。また、充放電ユニット(1ch)のプラス側端子が蓄電池2040のプラス側端子に接続され、充放電ユニット(nch)のマイナス側端子が蓄電池2040のマイナス側端子に接続される。このため、充放電ユニット群2010は、各充放電ユニットを直列接続と個別チャンネル接続との間で適宜切り替える不図示のスイッチを備える。
すなわち、パック電池やモジュール電池等の複数のセル電池が直列接続されて比較的電圧が高い蓄電池に対して、高電圧充放電モードにおいては、各充放電ユニット(1ch乃至nch)が分担して充放電電圧を生成して出力するので、充放電ユニット(1ch乃至nch)個々の電圧負担は、比較的小さくて済むこととなる。
例えば、図1(a)の蓄電池群2030の個々の電池を直列接続してモジュール化し、図1(b)の蓄電池2040を構成した場合には、各充放電ユニット(1ch乃至nch)で各々生成し出力する電圧値は、多チャンネル充放電モードと高電圧充放電モードとで同一とすることができる。
また、図1(b)に示すように高電圧充放電モード時において、制御コンピュータ2020は、蓄電池2040への充電動作または放電動作及びその電流値を充放電ユニット(1ch)へのみを指示し制御するだけでよい。他の充放電ユニット(2ch乃至nch)は、蓄電池2040の両端電圧を常にモニターし、その両端電圧値の(1/n)に相当する電圧を試験期間中常に生成し出力する動作とする。
換言すれば高電圧充放電モード時において、充放電ユニット(1ch)がいわゆるマスターとしての充放電制御コンバータであり、他の充放電ユニット(2ch乃至nch)がいわゆるスレーブとしての電圧バランス制御コンバータとなる。図1においては、充放電ユニット(1ch乃至nch)のすべてを直列接続する典型例を説明したが、充放電ユニット(1ch乃至nch)の一部のみを直列接続する構成としてもよい。
図2は、スレーブ側の充放電ユニット(2ch乃至nch)である電圧バランス制御コンバータ2200の構成概要を説明する図である。図2から理解できるように、電圧バランス制御コンバータ2200は、多チャンネル充放電モード時に使用する多チャンネル充放電モード回路2210と、高電圧充放電モード時に使用する高電圧充放電モード回路2230と、多チャンネル充放電モード回路2210と高電圧充放電モード回路2230とを切り替える切替器2240とを備える。また、多チャンネル充放電モード回路2210は電圧制限回路2220を備える。
また、電圧バランス制御コンバータ2200は、商用電源から直流変換された電力を入力されて所望の直流電力を生成して出力する定電流コンバータ2250を備える。定電流コンバータ2250は、例えばDC−DCコンバータや双方向コンバータで構成することができる。
多チャンネル充放電モードにおいて、電圧バランス制御コンバータ2200は通常の充放電ユニット(2ch乃至nch)として動作するので、制御コンピュータ2020からの充放電指示に基づいて、その電流指示値を反映したCCref(定電流制御用基準電圧)に対応して、定電流コンバータ2250が、対応する蓄電池#1乃至蓄電池#n(例えば比較的低電圧の個別セル電池等)の充放電試験を各々遂行する。このため、多チャンネル充放電モードにおいて、切替器2240は、多チャンネル充放電モード回路2210側に回路接続をする。
なお、図2においては説明の便宜上、CCref(定電流制御用基準電圧)は紙面上側にプラスの電圧を生成する状態のみで説明しているが、これに限定されるものではなく、下側にプラスの逆極性の電圧を生成して出力できるものとする。また、図2において蓄電池2040は、高電圧充放電モード時のモジュール電池として示している。
また、電圧制限回路2220は多チャンネル用CV制御アンプを備え、対応する蓄電池の電圧Vbをフィードバックし、この電圧VbがCVref(定電圧制御用基準電圧)より電圧が高い場合には、対応する蓄電池の電圧Vbがそれ以上に上昇しないように定電圧制御へと移行させる。蓄電池を保護する観点から電圧制限回路2220を設けることが好ましいが、必須の構成ではなく電圧制限回路2220を省略してもよい。
また、高電圧充放電モードにおいて、電圧バランス制御コンバータ2200は、高電圧用CV制御アンプを動作させて、自身の出力電圧Vaが蓄電池2040の電圧Vnの(1/n)となるように定電流コンバータ2250で電圧調整し、該電圧を出力する。すなわち、電圧バランス制御コンバータ2200は、比較的電圧値が高い蓄電池2040の電圧に対し、直列接続された充放電ユニット数(図1においてはn個)で除算された電圧を生成し出力するだけでよい。これにより、蓄電池2040の電圧が大きな場合でも、個々の充放電ユニットで調整する電圧は小さいものとなる。
また、高電圧充放電モードにおいてマスター側の充放電制御コンバータとなる充放電ユニット(1ch)についても、図2に示す電圧バランス制御コンバータ2200と同様の構成としてもよい。すなわち、充放電ユニット群2010内の各充放電ユニット(1ch乃至nch)を全て同一の構成としておけば、全部またはいずれか任意の一部の充放電ユニットを直列接続として、それを高電圧充放電モードで動作させることが可能となるので装置活用の利便性が高まることとなり好ましい。
但し、高電圧充放電モード時にマスター側の充放電制御コンバータにおいては、電圧バランスを(Vn/n)に調整するのみのスレーブ側の動作は遂行しないので、マスター側の充放電制御コンバータには高電圧充放電モード回路2230を設けなくてもよい。
また、高電圧充放電モード時にマスター側の充放電制御コンバータは、電圧制限回路2220の多チャンネル用CV制御アンプへのフィードバック電圧は、蓄電池2040の両端電圧Vnの(1/n)または定電流コンバータ2250の出力電圧Vaとできる。
このため、高電圧充放電モードにおいてマスター側の充放電制御コンバータとなる充放電ユニット(1ch)は、多チャンネル充放電モード回路2210のCCref(定電流制御用基準電圧)及びCVref(定電圧制御用基準電圧)の各設定値を、制御コンピュータ2020の指示またはオペレータの操作等により、比較的電圧の高い蓄電池2040に対応する値へと適宜変更し設定してもよい。
図3は、電圧バランス制御コンバータ2200の高電圧充放電モードにおける構成概要を説明する図である。図3において電圧制限回路2260は、図2に示す電圧制限回路2220とは別途に設ける電圧制限回路である。すなわち、電圧バランス制御コンバータ2200がいわゆるスレーブ側として電圧バランス動作をする場合に、過剰に出力電圧値Vaが高くなりすぎることを防止する機能を有する。しかし、電圧制限回路2260は必須の構成ではなく、省略することができる。図3に示すように、高電圧充放電モード回路2230の出力、すなわち高電圧用CV制御アンプの出力を定電流コンバータのCCリファレンスに入力してもよい。
図4は、高電圧充放電モードにおける充電動作時の電圧バランス制御コンバータ2200の動作について詳しく説明する図である。また、図5は、高電圧充放電モードにおける放電動作時の電圧バランス制御コンバータ2200の動作について詳しく説明する図である。
図4に示すように、直列接続とされる充放電ユニットが三個の場合には、そのうちの一個の充放電ユニットが充放電制御コンバータとして不図示の制御コンピュータから充放電指令を受けて蓄電池の充放電制御をする。
また、他の二個の充放電ユニットが電圧バランス制御コンバータとして、蓄電池の電圧Vnを三等分した電圧値(Vn/3)を各々生成し出力する。各充放電ユニットは直列接続とされているので、三個の充放電ユニットの合計出力電圧はVnとなり、各充放電ユニットの電圧負荷を低減しつつ、電圧の比較的大きな蓄電池の充放電試験を遂行することが可能となる。
また、図4(c)に示すように、1chの充放電ユニットは充放電制御コンバータとして機能するので、CCref(定電流制御用基準電圧)による定電流充電動作を不図示のコンピュータの指示により遂行する一方、自身の出力電圧Va1が所定の電圧値以上に上昇した場合には、電圧制限回路2220の動作により定電圧動作へと移行して蓄電池を保護する。
図4から理解できるように、理想的な電圧安定状態においては、Va1=Va=Va=(Vn/3)となる。また、図4と図5とから理解できるように、定電流コンバータ2250における電圧値が蓄電池の電圧値Vnより高い場合(+電圧時:ダウンコンバータ時)には充電動作となり低い場合(−電圧時:アップコンバータ時)には放電動作となる。このため、図5に示す放電時の動作状態については、説明の省略を避けるために省略する。
図6は、本実施形態のマルチモード多チャンネル充放電装置2000の動作概要を説明するフロー図である。そこで、マルチモード多チャンネル充放電装置2000の動作概要について図6に示す各ステップごとに以下に説明する。
(ステップS610)
試験を遂行する対象となる蓄電池がパック電池やモジュール電池等の比較的高電圧の蓄電池であるか否かをオペレータが判断する。高電圧の蓄電池の充放電試験を遂行する場合には、ステップS620へと進み、高電圧の蓄電池の充放電試験を遂行する場合でなければステップS660へと進む。高電圧の蓄電池の充放電試験を遂行する場合でない典型例として、例えばセル電池を個別に充放電試験する場合等がある。
(ステップS620)
オペレータの操作または制御コンピュータ2020からの指示により、高電圧充放電モードにスイッチを切り替える。すなわち、所望の数の各充放電ユニットを直列に接続させて、その両端の充放電ユニットからの配線を蓄電池のプラス側とマイナス側とに各々配線するように接続を切り替える。このような配線切り替えは、例えば公知の各種リレー素子や各種コンタクタ素子を用いることができる。また、スレーブ側となる充放電ユニットについては、高電圧充放電モード回路2230に切り替えて電圧バランス制御コンバートとする。
(ステップS630)
充放電制御コンバータとして機能する1ch充放電ユニットに制御コンピュータ2020から、予め定められた試験遂行プログラムに従った充電動作または放電動作の指示と定電流制御動作の電流値を指示する。
(ステップS640)
各電圧バランス制御コンバータが各々(Vn/n)の電圧を生成して定電圧制御により出力するとともに、充放電制御コンバータが制御コンピュータ2020の指示値に基づいた定電流制御により結果的に(Vn/n)の電圧を生成して出力する。
(ステップS650)
高電圧充放電モードによる蓄電池の充放電試験を終了するか否かを判断する。例えば、予め予定された蓄電池の充放電試験プログラムが終了した場合にはこのフローを終了し、充放電試験プログラムが終了していない場合にはステップS630へと戻る。
(ステップS660)
オペレータの操作または制御コンピュータ2020からの指示により、多チャンネル充放電モードにスイッチを切り替える。すなわち、各充放電ユニット(1ch乃至nch)を対応する各蓄電池(#1乃至#n)に各々配線するように接続を切り替える。このような配線切り替えは、例えば公知の各種リレー素子や各種コンタクタ素子を用いることができる。また、多チャンネル充放電モード回路2210へと回路を切り替える。
(ステップS670)
各充放電ユニット(1ch乃至nch)に、制御コンピュータ2020から個別に充電または放電の指示と、定電流制御の電流値指示が与えられる。この指示に基づいて、多チャンネル充放電モードにおいては、各蓄電池ごとに各充放電ユニットが対応付けされて、各蓄電池は、自身に対応する充放電ユニットに制御されて、個別に独立した充放電試験プログラムを遂行されることが可能となる。
(ステップS680)
各充放電ユニット(1ch乃至nch)は、各々対応する蓄電池(#1乃至#n)に対して、定電流制御により個別に充放電試験を遂行する。
(ステップS690)
多チャンネル充放電モードによる蓄電池の充放電試験を終了するか否かを判断する。例えば、予め予定された各蓄電池の全ての充放電試験プログラムが終了した場合にはこのフローを終了し、各蓄電池の全ての充放電試験プログラムが終了していない場合にはステップS670へと戻る。
なお、ステップS690において、充放電試験プログラムがその時点で既に終了した複数の充放電ユニットのみを用いてこれらを直列接続とし、上述した高電圧充放電モードの試験を遂行する構成としてもよい。
図7は、高電圧充放電モードと多チャンネル充放電モードとを切り替えるスイッチについて、その構成例を説明する図である。図7に示すように、多チャンネル充放電動作モード時には、各充放電ユニットの定電流コンバータの出力に各々蓄電池が接続されて、各々個別独立に充放電試験が遂行される。一方、高電圧充放電モード時には、CH1乃至CH15の各定電流コンバータの出力が直列に接続されて、紙面右端に示す+端子と−端子とに比較的高電圧の単一の蓄電池が接続されて、充放電試験が遂行される。この場合でも、各充放電ユニットの電圧負荷は(1/15)ずつで済むので、耐圧特性を特別に高める等信頼性や耐久性の向上施策をしなくてもよく、多チャンネル充放電用の装置仕様で何ら問題は生じない。
ここで、各充放電ユニット(1ch乃至nch)が備える定電流コンバータの構成例及び動作例について概要を説明する。図11は、本発明の定電流コンバータ1000の構成概要の一例を説明するブロック図である。図11において定電流コンバータ1000は、絶縁型双方向DC−DCコンバータを例示して説明している。また、定電流コンバータ1000は、例えば図3で説明した定電流コンバータ2250として用いてもよい。
図11に示すように、定電流コンバータ1000は、所定の巻数比で設計されたトランス1080の一次側にスイッチング素子(SW1)1060を備え、二次側にスイッチング素子(SW2)1110を備える。トランス1080は高周波トランスを用いることができる。一次側のスイッチング素子(SW1)1060と二次側のスイッチング素子(SW2)1110とは、制御部(CONT)1030によりPWM駆動される。
また、図11に示すように定電流コンバータ1000のトランス1080の二次側には、蓄電池20と、リアクトル1100およびコンデンサ1090を接続する。また、トランス1080の一次側には、コンデンサ1070、リアクトル1050、電解コンデンサ1040を介してAC−DCコンバータ10に接続する。AC−DCコンバータ10は、商用電源に接続され交流電力を直流電力に変換して供給する。
定電流コンバータ1000の放電運転時には、一次側のスイッチング素子(SW1)1060と二次側のスイッチング素子(SW2)1110とを、オン・オフ制御する。これらのスイッチング素子1060,1110は、MOSFETやIGBT等を利用する。スイッチング素子1060,1110としてMOSFETを使用した場合には、それらの寄生ダイオードにて代替可能である。
また、スイッチング素子(SW2)1110のオフ時には、蓄電池20からリアクトル1100、コンデンサ1090、トランス1080の二次側を介して蓄電池20に戻る経路で電流が流れて、コンデンサ1090が充電される。
また、同時にトランス1080の一次側では、コンデンサ1070からトランス1080の一次側、スイッチング素子(SW1)1060を介してコンデンサ1070に戻る経路で電流が流れてコンデンサ1070が充電される。
一方、スイッチング素子(SW2)1110のオン時には、トランス1080の二次側では、蓄電池20からリアクトル1100、スイッチング素子(SW2)1110を介して蓄電池20に戻る経路で電流が流れて、リアクトル1100にエネルギーが蓄積される。
また、同時にコンデンサ1090からスイッチング素子(SW2)1110、トランス1080の二次側を介してコンデンサ1090に戻る経路でコンデンサ1090の放電電流が流れる。さらに、これと同時に、トランス1080の一次側では、コンデンサ1040からトランス1080の一次側、コンデンサ1070、リアクトル1050を介してコンデンサ1040に戻る経路でコンデンサ1040の放電電流が流れる。
このようにトランス二次側から一次側にエネルギーが伝達されて、蓄電池20の電力がAC−DCコンバータ10側に放電される。
また、定電流コンバータ1000の充電運転時には、回路が左右対称であるため放電時と同様であり、AC−DCコンバータ10側から与えられた直流電圧が、蓄電池20に対応する電圧に降圧されて、蓄電池20に供給される。
上述のように、定電流コンバータ1000は、電力流通方向に応じて常時オフとするスイッチング素子を一次側と二次側とで順次切り替える必要がなく、リニアな双方向動作を実現する。
このため、定電流コンバータ1000は、スイッチング素子数を増加させる必要がなく、部品点数の増大を抑制できるので比較的低コストの双方向DC−DCコンバータとできるだけでなく、連続したリニアな充放電切り替え動作が可能となる。
また、定電流コンバータ1000は、入出力間が一次側、二次側として絶縁されているため、地絡事故発生時等の予期せぬ障害が生じた場合においても、交流電源側から電力が流れ続けることがなく、比較的安全性の高い充放電システムを提供することができる。また、充電と放電とを切り替える場合には、定電流コンバータ1000は、切り替え時間が生じることはなく、リニアに連続的に切り替えることができる。
また、上述したように、定電流コンバータ1000は、充電時及び放電時で共用コンバータとするので部品点数はある程度低減され、充電時と放電時とではいずれの場合も、単一の制御部(CONT)1030により連続的に充放電制御される。このため、図11に示すように、充電制御と放電制御とに対応して充電用の制御部と放電用の制御部とを別個独立に備える必要がない。すなわち、定電流コンバータ1000は、単一コンバータ一制御方式のため制御が複雑とならず、瞬時の充放電切り替えが可能である。
また、マルチモード多チャンネル充放電装置2000は、実施形態での説明に限定されるものではなく、本実施形態で説明する技術思想の範囲内かつ自明な範囲内で、適宜その構成や動作及び駆動方法等を変更することができる。
本発明のマルチモード多チャンネル充放電装置は、各種電池や試料を試験する充放電試験装置等に広く適用できる。
2000・・マルチモード多チャンネル充放電装置、2010・・充放電ユニット群、2020・・制御コンピュータ、2030・・蓄電池群、2040・・蓄電池。

Claims (9)

  1. 複数の蓄電池の充放電試験を同時に遂行する多チャンネル充放電装置であって、
    多チャンネル充放電モード時に、前記蓄電池と各々個別に対応付けされて前記蓄電池の充放電試験を各々遂行する複数の充放電ユニットと、
    高電圧充放電モード時に、前記複数の充放電ユニットを直列に接続するスイッチ部と、を備え、
    前記高電圧充放電モード時において、前記直列に接続された前記複数の充放電ユニットのうち、一つの充放電ユニットが制御コンピュータから、前記蓄電池より電圧が高い他の蓄電池、に充放電する電流値の指示を受けて定電流制御する充放電制御コンバータであり、他の充放電ユニットが前記制御コンピュータから指示を受けずに定電圧制御する電圧バランス制御コンバータである
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  2. 請求項1に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    前記高電圧充放電モード時において、前記直列に接続された前記複数の充放電ユニットで、前記他の蓄電池の充放電試験を遂行する
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  3. 請求項2に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    前記高電圧充放電モード時において、前記他の蓄電池への供給電圧を前記直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧を、前記直列接続された充放電ユニット各々が生成して出力する
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    前記充放電ユニットは各々定電流コンバータを備える
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  5. 請求項1に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    前記電圧バランス制御コンバータは、高電圧充放電モードの定電圧制御において使用する高電圧用CV制御アンプと、多チャンネル充放電モードの定電流制御において電圧制限回路で使用する多チャンネル用CV制御アンプとを備える
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  6. 請求項5に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    各モードにおいて使用するCV制御アンプを切り替える切替器を備える
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置において、
    前記高電圧充放電モード時において、
    前記充放電制御コンバータが前記制御コンピュータからの指示に対応して前記他の蓄電池への供給電圧を上昇させる場合に、前記電圧バランス制御コンバータは前記他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、前記他の蓄電池の両端電圧上昇分を前記直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ上昇させて出力し、
    前記充放電制御コンバータが前記制御コンピュータからの指示に対応して前記他の蓄電池への供給電圧を下降させる場合に、前記電圧バランス制御コンバータは前記他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、前記他の蓄電池の両端電圧下降分を前記直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ下降させて出力する
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法において、
    多チャンネル充放電モード時に、制御コンピュータからの電流値指示に基づいて、各充放電ユニットが、前記蓄電池と各々個別に対応付けされて前記蓄電池の充放電試験を各々個別に遂行する工程と、
    高電圧充放電モード時に、前記複数の充放電ユニットを直列に接続して前記蓄電池より電圧が高い他の蓄電池の充放電試験を遂行する工程と、を有する
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法。
  9. 請求項8に記載のマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法において、
    前記高電圧充放電モード時において、前記直列に接続された前記複数の充放電ユニットのうち、一つの充放電ユニットが制御コンピュータから前記他の蓄電池に充放電する電流値の指示を受けて電流制御する充放電制御コンバータであり、他の充放電ユニットが前記制御コンピュータから指示を受けない電圧バランス制御コンバータであって、
    前記高電圧充放電モード時に前記複数の充放電ユニットを直列に接続して前記蓄電池より電圧が高い他の蓄電池の充放電試験を遂行する工程において、
    前記充放電制御コンバータが前記制御コンピュータからの指示に対応して前記他の蓄電池への供給電圧を上昇させる場合に、前記電圧バランス制御コンバータは前記他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、前記他の蓄電池の両端電圧上昇分を前記直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ上昇させて出力する工程と、
    前記充放電制御コンバータが前記制御コンピュータからの指示に対応して前記他の蓄電池への供給電圧を下降させる場合に、前記電圧バランス制御コンバータは前記他の蓄電池の両端電圧をフィードバックして、前記他の蓄電池の両端電圧下降分を前記直列接続された充放電ユニット数で均等割した電圧をそれぞれ下降させて出力する工程とを有する
    ことを特徴とするマルチモード多チャンネル充放電装置の充放電試験方法。
JP2012030714A 2012-02-15 2012-02-15 マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法 Expired - Fee Related JP5682931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030714A JP5682931B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030714A JP5682931B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167526A JP2013167526A (ja) 2013-08-29
JP5682931B2 true JP5682931B2 (ja) 2015-03-11

Family

ID=49178036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012030714A Expired - Fee Related JP5682931B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5682931B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103682486A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 中国科学院电工研究所 一种用于电池的多模块级联均衡方法
JP6332748B2 (ja) * 2014-08-07 2018-05-30 ニチコン株式会社 充放電電源装置
CN104201703B (zh) * 2014-09-04 2016-04-27 湖北追日电气股份有限公司 一种解决双向充/放电机三路不平衡的方法
CN104505905A (zh) * 2015-01-06 2015-04-08 常州先进制造技术研究所 一种独立充电串联放电的锂电池组
US10295611B2 (en) * 2015-06-09 2019-05-21 Premier Technologies, Ltd. Efficient battery tester
CN105449740B (zh) * 2015-11-13 2018-09-04 中国东方电气集团有限公司 一种储能锂电池主动均衡控制***及控制方法
CN106471699B (zh) * 2016-07-15 2019-06-28 深圳市科列技术股份有限公司 一种电池管理***的动态均衡电路及其动态均衡方法
CN108549034A (zh) * 2018-04-19 2018-09-18 中铁电气化(武汉)设计研究院有限公司 一种蓄电池的检测方法及装置
CN108427078A (zh) * 2018-05-08 2018-08-21 株洲福德轨道交通研究院有限公司 动力电池充放电测试仪、运行方法及其计算机可读存储介质
CN111521940A (zh) * 2020-04-30 2020-08-11 重庆车辆检测研究院有限公司 电池模组测试方法、装置及设备
US11996712B2 (en) 2020-12-29 2024-05-28 Hbl Corporation Series-type charging and discharging apparatus without current interruption
CN117269785B (zh) * 2023-11-23 2024-04-02 广东省锐驰新能源科技有限公司 一种基于数据分析的锂电池组多模式测试监管***

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3214044B2 (ja) * 1992-03-27 2001-10-02 株式会社明電舎 充電装置
JPH0833219A (ja) * 1994-07-18 1996-02-02 Integuran Kk 直列電池の充電装置
JP3479872B2 (ja) * 1998-12-25 2003-12-15 富士通アクセス株式会社 充放電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013167526A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5682931B2 (ja) マルチモードの充放電試験装置とその充放電試験方法
US10131239B2 (en) Charging station and method for charging a plug-in motor vehicle at a charging post
JP5577986B2 (ja) 電源装置および車載用電源装置
KR20170126053A (ko) 양방향 파워링이 가능한 차량용 충전기, 이를 포함하는 차량 전력 공급 시스템 및 그 제어방법
US20100148587A1 (en) Multiple-input dc-dc converter
US20160276941A1 (en) Series compensating electric power transmission system
JP2013158240A (ja) 電気自動車充電器のためのdc−リンクキャパシター充電装置
JP2000197347A (ja) 電源装置
WO2018159022A1 (ja) 充電装置、及び車載電源装置
JP2012125040A (ja) 電力変換回路システム
KR20160038348A (ko) 저전압 dc-dc 컨버터 일체형 충전 장치
KR102543641B1 (ko) 전력변환장치
JP5941826B2 (ja) 二次電池用双方向電源装置及びその制御方法
US20150280579A1 (en) Power supply system
US8766478B2 (en) Power system and control method thereof
JP2018082607A (ja) 電気自動車充電設備及び充電方法
JP2013150524A (ja) 電気自動車
JP5661075B2 (ja) 充放電装置
JP2020018078A (ja) 電動車両の電源システム
JP5375202B2 (ja) 電力供給装置
CN113452277A (zh) 用于脉冲功率发生装置的功率模块及脉冲功率发生装置
KR102123373B1 (ko) 모듈형 양방향 dc-dc 컨버터
US11613444B2 (en) Decentralized power management in an elevator system
JP2001186765A (ja) 多チャンネル直流電源
KR102004226B1 (ko) 저용량의 전원공급장치로 동작 가능한 저전압 고전류 버스바 시험장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5682931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees