JP5681792B2 - 燃料電池用電解質膜・電極構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ電極触媒層とガス拡散層とを有する第1電極及び第2電極が、固体高分子電解質膜の両側に設けられ、前記第1電極は、前記第2電極よりも外形寸法が小さく設定される燃料電池用電解質膜・電極構造体及びその製造方法に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とからなるアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、所定の数だけ積層して燃料電池スタックを構成するとともに、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の電解質膜・電極構造体では、一方のガス拡散層が固体高分子電解質膜よりも小さな平面寸法(表面積)に設定されるとともに、他方のガス拡散層が前記固体高分子電解質膜と同一の平面寸法に設定される、所謂、段差型MEAを構成する場合がある。
通常、燃料電池スタックでは、多数の電解質膜・電極構造体が積層されており、コストを抑制するために、前記電解質膜・電極構造体を安価に構成することが要請されている。このため、特に高価な固体高分子電解質膜の使用量を削減するとともに、構成の簡素化を図るため、種々の提案がなされている。
例えば、特開2007−66766号公報(以下、従来技術という)に開示されている電解質膜−電極接合体では、図19に示すように、電解質膜1と前記電解質膜1の一方の側に配置されたカソード触媒層2aと、前記電解質膜1の他方の側に配置されたアノード触媒層2bと、前記電解質膜1の両側に配置されるガス拡散層3a、3bとを備えている。
アノード側のガス拡散層3bは、電解質膜1の面積と同等で、且つ、カソード側のガス拡散層3aの面積よりも大きく構成されている。この電解質膜・電極接合体(MEA)のエッジ領域には、ガスケット構造体4が配置されており、ガス拡散層3a側の電解質膜1の外周部と前記ガスケット構造体4とは、接着層5を介して接合されている。
しかしながら、上記の従来技術では、MEAとガスケット構造体4とが、ガス拡散層3aから外部に露呈する電解質膜1の外周縁部に接着層5を介して固定されているだけである。このため、MEAとガスケット構造体4との接合強度が低く、所望の強度を得ることができない。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、固体高分子電解質膜の外周を周回して樹脂製枠部材を強固且つ容易に接合するとともに、前記樹脂製枠部材の変形を良好に抑制することが可能な燃料電池用電解質膜・電極構造体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、それぞれ電極触媒層とガス拡散層とを有する第1電極及び第2電極が、固体高分子電解質膜の両側に設けられ、前記第1電極は、前記第2電極よりも外形寸法が小さく設定される燃料電池用電解質膜・電極構造体及びその製造方法に関するものである。
この電解質膜・電極構造体では、固体高分子電解質膜の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材が設けられるとともに、前記樹脂製枠部材は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部を有し、前記内周突出部には、第1電極に対面する第1内周部が設けられる一方、前記内周突出部の基端側には、第2電極に対面する第2内周部が設けられ、前記樹脂製枠部材の前記第1内周部と前記第1電極の外周縁部、又は前記樹脂製枠部材の前記第2内周部と前記第2電極の外周縁部の、少なくともいずれか一方を、予め成形された該樹脂製枠部材の厚さ方向から加熱溶融されて含浸する樹脂により一体に接合させる樹脂含浸部を有している。樹脂含浸部は、樹脂製枠部材に一体に設けられ、第1電極を構成するガス拡散層の全周にわたって配置される枠形状の第1樹脂突起部と、前記樹脂製枠部材に一体に設けられ、第2電極を構成するガス拡散層の全周にわたって配置される枠形状の第2樹脂突起部と、の少なくともいずれかを有している。
さらにまた、この製造方法は、固体高分子電解質膜の両側に、第1電極及び第2電極を形成する工程と、樹脂製枠部材を作成する工程と、前記第1電極の外周縁部と前記樹脂製枠部材の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、該樹脂製枠部材の内周縁部、該樹脂製枠部材の厚さ方向から第1内周部と前記第1電極の外周縁部とに含浸させ、且つ、前記固体高分子電解質膜の外周を周回して前記樹脂製枠部材を接合させる工程とを有している。
また、この製造方法は、第1電極を構成するガス拡散層の外周縁部と樹脂製枠部材の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、前記樹脂製枠部材の内周縁部を、該樹脂製枠部材の厚さ方向から第1内周部と前記第1電極の外周縁部とに含浸させて接合させる工程と、固体高分子電解質膜の両側に、電極触媒層を形成する工程と、前記固体高分子電解質膜の両側に、前記樹脂製枠部材が接合された前記第1電極を構成する前記ガス拡散層と第2電極を構成するガス拡散層とを一体化させる工程とを有している。
さらに、この製造方法は、第1電極を構成するガス拡散層の外周縁部と樹脂製枠部材の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、前記樹脂製枠部材の内周縁部を、該樹脂製枠部材の厚さ方向から前記第1内周部と前記第1電極の外周縁部とに含浸させて接合させる工程と、第2電極を構成するガス拡散層に電極触媒層を形成するとともに、固体高分子電解質膜の一方の側に、前記第1電極を構成する電極触媒層を形成する工程と、前記固体高分子電解質膜の両側に、前記樹脂製枠部材が接合された前記第1電極と前記第2電極とを一体化させる工程とを有している。
本発明によれば、樹脂製枠部材と、少なくとも第1電極の外周縁部又は第2電極の外周縁部のいずれか一方とを一体に接合させる含浸部を有している。このため、樹脂製枠部材と少なくとも第1電極又は第2電極との接合強度は、接着による接合に比べて良好に向上し、剥がれ等の発生を可及的に抑制することができる。
また、本発明の製造方法によれば、樹脂製枠部材は、第1電極にのみ接合されている。従って、樹脂製枠部材は、熱収縮する部分が縮小され、前記樹脂製枠部材に反り等が発生することを抑制することが可能になる。これにより、固体高分子電解質膜の外周を周回して樹脂製枠部材を強固且つ容易に接合することができるとともに、前記樹脂製枠部材の変形が良好に抑制される。
また、本発明によれば、第1電極及び第2電極を構成する各ガス拡散層の外周端部と樹脂製枠部材とには、それぞれ樹脂が含浸されて樹脂含浸部が一体に設けられている。このため、第1電極及び第2電極と樹脂製枠部材との接合強度は、接着による接合に比べて良好に向上し、剥がれ等の発生を可及的に抑制することができる。
さらにまた、本発明によれば、第2電極を構成するガス拡散層の外周端部と樹脂製枠部材とには、樹脂が含浸されて樹脂含浸部が一体に設けられている。従って、樹脂製枠部材は、熱収縮する部分が縮小され、前記樹脂製枠部材に反り等が発生することを抑制することが可能になる。しかも、寸法の大きな第2電極のみに樹脂含浸部が設けられるため、樹脂部材として、ガラスフィラー入りの樹脂が適用されるとともに、溶融温度の高い樹脂を適用することができる。
本発明の実施形態に係る電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記電解質膜・電極構造体のカソード側電極側の正面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る製造方法において、段差MEAの一部断面説明図である。 樹脂製枠部材の説明図である。 前記段差MEAと前記樹脂製枠部材との接合処理の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る製造方法の工程説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る製造方法の工程説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の断面説明図である。 前記電解質膜・電極構造体のカソード側電極側の正面説明図である。 前記電解質膜・電極構造体のアノード側電極側の正面説明図である。 前記電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 前記電解質膜・電極構造体の比較例の説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る電解質膜・電極構造体の要部断面説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る電解質膜・電極構造体の要部断面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る電解質膜・電極構造体の要部断面説明図である。 本発明の第8の実施形態に係る電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の断面説明図である。 前記電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 特開2007−66766号公報に開示された電解質膜−電極接合体の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る電解質膜・電極構造体10が組み込まれる固体高分子型燃料電池12は、前記電解質膜・電極構造体10を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板や、カーボン部材等で構成されている。
図2に示すように、電解質膜・電極構造体10は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、前記固体高分子電解質膜18を挟持するアノード側電極(第2電極)20及びカソード側電極(第1電極)22とを備える。固体高分子電解質膜18は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
カソード側電極22は、固体高分子電解質膜18及びアノード側電極20よりも小さな平面寸法を有する。なお、アノード側電極20とカソード側電極22とは、同一の平面寸法であってもよく、また、前記カソード側電極22が前記アノード側電極20よりも大きな平面寸法を有していてもよい。
アノード側電極20は、固体高分子電解質膜18の一方の面18aに配置される。カソード側電極22は、固体高分子電解質膜18の他方の面18bに配置されるとともに、前記固体高分子電解質膜18の外周を額縁状に露呈させる。
アノード側電極20は、固体高分子電解質膜18の面18aに接合される電極触媒層20aと、前記電極触媒層20aに中間層(下地層)20bを介して積層されるガス拡散層20cとを設ける。カソード側電極22は、固体高分子電解質膜18の面18bに接合される電極触媒層22aと、前記電極触媒層22aに中間層(下地層)22bを介して積層されるガス拡散層22cとを設ける。
電極触媒層20a、22aは、カーボンブラックに白金粒子を担持した触媒粒子を形成し、イオン導伝性バインダーとして高分子電解質を使用し、この高分子電解質の溶液中に前記触媒粒子を均一に混合して作製された触媒ペーストを、固体高分子電解質膜18の両面に印刷、塗布又は転写することによって構成される。
中間層20b、22bは、カーボンブラック及びFEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)粒子とカーボンナノチューブをペースト状にした後、ガス拡散層20c、22cに塗布される。ガス拡散層20c、22cは、カーボンペーパ等からなるとともに、前記ガス拡散層20cの平面は、前記ガス拡散層22cの平面よりも大きく設定される。
図2及び図3に示すように、電解質膜・電極構造体10は、固体高分子電解質膜18の外周を周回するとともに、カソード側電極22にのみ接合される樹脂製枠部材24を備える。樹脂製枠部材24は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPPA(ポリフタルアミド)等で構成されるとともに、後述するように、内周縁部をカソード側電極22の外周縁部にのみ含浸させる含浸部26を有する。
図1に示すように、燃料電池12の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔30a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔32a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔34bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔34a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔30bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第2セパレータ16の電解質膜・電極構造体10に向かう面16aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとに連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体10に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔34aと燃料ガス出口連通孔34bとに連通する燃料ガス流路38が形成される。第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔32aと冷却媒体出口連通孔32bとに連通する冷却媒体流路40が形成される。
図1及び図2に示すように、第1セパレータ14の面14a、14bには、この第1セパレータ14の外周端部を周回して、第1シール部材42が一体化されるとともに、第2セパレータ16の面16a、16bには、この第2セパレータ16の外周端部を周回して、第2シール部材44が一体化される。
図2に示すように、第1シール部材42は、電解質膜・電極構造体10の樹脂製枠部材24に当接する第1凸状シール42aと、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間に介装される第2凸状シール42bとを有する。第2シール部材44は、平面シールを構成する。なお、第2凸状シール42bに代えて、第2シール部材44に凸状シール(図示せず)を設けてもよい。
第1及び第2シール部材42、44には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
図1に示すように、第1セパレータ14には、燃料ガス入口連通孔34aを燃料ガス流路38に連通する供給孔部46と、前記燃料ガス流路38を燃料ガス出口連通孔34bに連通する排出孔部48とが形成される。
この燃料電池12において、本発明の第1の実施形態に係る電解質膜・電極構造体10の製造方法について、以下に説明する。
先ず、図4に示すように、段差MEA50が作製される。具体的には、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bには、電極触媒層20a、22aが塗布される一方、ガス拡散層20c、22cには、撥水剤とカーボン粒子の混合物からなる中間層20b、22bが塗布される。
そして、固体高分子電解質膜18の面18a側に、すなわち、電極触媒層20aに、中間層20bを対向させてガス拡散層20cが配置されるとともに、前記固体高分子電解質膜18の面18bに、すなわち、電極触媒層22aに、中間層22bを対向させてガス拡散層22cが配置される。これらが一体に積層されてホットプレス処理されることにより、段差MEA50が作製される。
図5に示すように、樹脂製枠部材24が射出成形機(図示せず)により成形される。樹脂製枠部材24は、段差MEA50の厚さ方向の寸法H1と同一の幅寸法H1を有するとともに、内周縁部には、前記段差MEA50のカソード側電極22の厚さH2と同一の厚さH2を有する内周突出部24aが一体に設けられる。内周突出部24aの突出長さLは、段差MEA50の固体高分子電解質膜18の先端部からカソード側電極22の先端部までの距離と含浸部26の長さとの和に設定される。
次に、図6に示すように、基台52上には、段差MEA50がアノード側電極20を下方にして載置される。樹脂製枠部材24は、内周突出部24aの先端を段差MEA50のカソード側電極22の外周縁部に重ね合わせるとともに、前記樹脂製枠部材24上にガラス板54が配置される。樹脂製枠部材24には、ガラス板54を介して基台52側に荷重Fが付与されるとともに、レーザ装置56から前記ガラス板54を透過してカソード側電極22の外周縁部と樹脂製枠部材24の内周縁部との重合部位にレーザ光Lbが照射される。
このため、樹脂製枠部材24は、内周縁部である内周突出部24aが集中的に加熱溶融され、カソード側電極22を構成するガス拡散層22cに含浸される。これにより、図2に示すように、樹脂製枠部材24は、内周縁部をカソード側電極22の外周縁部にのみ含浸させた含浸部26により前記カソード側電極22に接合され、電解質膜・電極構造体10が製造される。
この場合、第1の実施形態では、段差MEA50と樹脂製枠部材24とが個別に作成された後、この樹脂製枠部材24の内周縁部をカソード側電極22の外周縁部にのみ含浸させて、前記カソード側電極22に接合している。このため、樹脂製枠部材24とカソード側電極22との接合強度は、接着による接合に比べて良好に向上し、剥れ等の発生を可及的に抑制することができる。
しかも、樹脂製枠部材24は、カソード側電極22にのみ接合されている。従って、樹脂製枠部材24は、熱収縮する部分が縮小され、前記樹脂製枠部材24に反り等が発生することを抑制することが可能になる。
特に、レーザ装置56を用いて、レーザ加熱により重合部位にのみ加熱処理が集中して行われている。従って、樹脂製枠部材24は、局所的に加熱されるだけであり、溶解時間も短縮化され、コスト削減を図るとともに、変形が可及的に軽減される。なお、レーザ装置56によるレーザ溶着に代えて、赤外線溶着やインパルス溶着等を採用してもよい。
この燃料電池12の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔34aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔32aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔30aから第2セパレータ16の酸化剤ガス流路36に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体10のカソード側電極22に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔34aから供給孔部46を通って第1セパレータ14の燃料ガス流路38に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体10のアノード側電極20に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体10では、カソード側電極22に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極20に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード側電極22に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔30bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード側電極20に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部48を通り燃料ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔32aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間の冷却媒体流路40に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体10を冷却した後、冷却媒体出口連通孔32bから排出される。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電解質膜・電極構造体10の製造方法の工程説明図である。
この第2の実施形態では、アノード側のガス拡散層20cに中間層20bが塗布されるとともに(S1)、カソード側のガス拡散層22cに中間層22bが塗布される(S2)。ガス拡散層22cには、予め射出成形により成形された樹脂製枠部材24に接合される(S3)。ガス拡散層22cと樹脂製枠部材24との接合処理は、第1の実施形態と略同様であり、例えば、図6に示す基台52上に、前記ガス拡散層22cが配置されることにより行われる。従って、樹脂製枠部材24とカソード側電極22のガス拡散層22cとは、含浸部26により一体化される。
一方、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bには、電極触媒層20a、22aが塗布される(S4)。さらに、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18b側に、それぞれアノード側のガス拡散層20cと樹脂製枠部材24が接合されたカソード側のガス拡散層22cとが配置され、ホットプレス処理により一体化されて電解質膜・電極構造体10が製造される(S5)。
このように、第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る電解質膜・電極構造体10の製造方法の工程説明図である。
この第3の実施形態では、アノード側のガス拡散層20cに中間層20bが塗布された後(S11)、前記ガス拡散層20cの前記中間層20bに電極触媒層20aが塗布される(S12)。一方、カソード側のガス拡散層22cには、中間層22bが塗布された後(S13)、前記ガス拡散層22cに樹脂製枠部材24が接合される(S14)。この接合処理は、上記の第1及び第2の実施形態と同様である。
また、固体高分子電解質膜18の面18bには、カソード側の電極触媒層22aが塗布される(S15)。次いで、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18b側に、それぞれアノード側のガス拡散層20cと樹脂製枠部材24が接合されたカソード側のガス拡散層22cとが配置され、ホットプレス処理を施すことにより一体化されて電解質膜・電極構造体10が製造される(S16)。
従って、第3の実施形態では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る電解質膜・電極構造体60が組み込まれる固体高分子型燃料電池62の断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る電解質膜・電極構造体10が組み込まれる固体高分子型燃料電池12と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第5以降の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
電解質膜・電極構造体60では、アノード側電極20は、固体高分子電解質膜18の面18aに接合される電極触媒層20aと、前記電極触媒層20aに積層されるガス拡散層20cとを設ける。カソード側電極22は、固体高分子電解質膜18の面18bに接合される電極触媒層22aと、前記電極触媒層22aに積層されるガス拡散層22cとを設ける。なお、図示しないが、電極触媒層20aとガス拡散層20cとは、中間層(下地層)を介して設けられていてもよく、電極触媒層22aとガス拡散層22cとは、同様に、中間層(下地層)を介して設けられていてもよい。
樹脂製枠部材24とカソード側電極22を構成するガス拡散層22cとは、第1樹脂含浸部26aにより一体化される一方、前記樹脂製枠部材24とアノード側電極20を構成するガス拡散層20cとは、第2樹脂含浸部26bにより一体化される。
図10に示すように、第1樹脂含浸部26aは、カソード側電極22を構成するガス拡散層22cの全周にわたって形成される。第1樹脂含浸部26aの長辺(矢印B方向に延在する辺)側の幅寸法L1は、前記第1樹脂含浸部26aの短尺(矢印C方向に延在する辺)側の幅寸法L2よりも幅広(L1>L2)に設定される。
図11に示すように、第2樹脂含浸部26bは、アノード側電極20を構成するガス拡散層20cの全周にわたって形成される。第2樹脂含浸部26bの長辺(矢印B方向に延在する辺)側の幅寸法L3は、前記第2樹脂含浸部26bの短尺(矢印C方向に延在する辺)側の幅寸法L4よりも幅広(L3>L4)に設定される。
図9に示すように、第2樹脂含浸部26bは、樹脂製枠部材24のカソード側電極22側の第1内周部24cよりも外方に距離Hだけ離間した位置で終端する。すなわち、第2樹脂含浸部26bは、積層方向にカソード側電極22と重なり合う位置に設けられていない。
次いで、電解質膜・電極構造体60を製造する方法について、以下に説明する。
先ず、図12に示すように、電解質膜・電極構造体60を構成する段差MEA64が作製される。具体的には、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bには、電極触媒層20a、22aが塗布される。そして、固体高分子電解質膜18の面18a側に、すなわち、電極触媒層20aにガス拡散層20cが配置されるとともに、前記固体高分子電解質膜18の面18bに、すなわち、電極触媒層22aにガス拡散層22cが配置される。これらが一体に積層されてホットプレス処理されることにより、段差MEA64が作製される。
一方、樹脂製枠部材24は、射出成形機(図示せず)により予め成形され、前記樹脂製枠部材24と段差MEA64とが位置合わせされる。樹脂製枠部材24は、第1内周部24cと第2内周部24dとを有しており、前記第1内周部24cにカソード側電極22の端部が配置される一方、前記第2内周部24dにアノード側電極20の端部が配置される。
そこで、カソード側電極22側には、第1樹脂含浸部26aを形成するための第1樹脂部材26aaが用意されるとともに、アノード側電極20側には、第2樹脂含浸部26bを形成するための第2樹脂部材26bbが用意される。第1樹脂部材26aa及び第2樹脂部材26bbは、枠形状(額縁形状)を有しており、例えば、樹脂製枠部材24と同一の材料で構成される。
なお、樹脂製枠部材24は、フィラーを混入させて強化した樹脂材料を使用する一方、第1樹脂部材26aa及び第2樹脂部材26bbは、フィラーが混入しない樹脂材料を用いて構成してもよい。これにより、強固な樹脂製枠部材24を用いて段差MEA64と前記樹脂製枠部材24とを結合することができる。
次いで、段差MEA64と樹脂製枠部材24とには、第1樹脂部材26aa及び第2樹脂部材26bbが配置されて荷重が付与された状態で、前記第1樹脂部材26aa及び前記第2樹脂部材26bbが加熱される。加熱方式としては、レーザ溶着、赤外線溶着やインパルス溶着等が採用される。
従って、第1樹脂部材26aa及び第2樹脂部材26bbは、加熱溶融される。第1樹脂部材26aaは、カソード側電極22を構成するガス拡散層22c及び樹脂製枠部材24に跨って含浸される一方、第2樹脂部材26bbは、アノード側電極20を構成するガス拡散層20c及び前記樹脂製枠部材24に跨って含浸される。
これにより、図9に示すように、カソード側電極22を構成するガス拡散層22c及び樹脂製枠部材24に跨って第1樹脂含浸部26aが形成されるとともに、アノード側電極20を構成するガス拡散層20c及び前記樹脂製枠部材24に跨って第2樹脂含浸部26bが形成され、電解質膜・電極構造体60が製造される。
この場合、第4の実施形態では、カソード側電極22及びアノード側電極20を構成する各ガス拡散層22c、20cの外周端部と樹脂製枠部材24とには、それぞれ樹脂が含浸されて第1樹脂含浸部26a及び第2樹脂含浸部26bが一体に設けられている。
このため、カソード側電極22及びアノード側電極20と樹脂製枠部材24との接合強度は、接着による接合に比べて良好に向上し、剥がれ等の発生を可及的に抑制することができる。
さらに、第1樹脂含浸部26aの長辺側の幅寸法L1は、前記第1樹脂含浸部26aの短尺側の幅寸法L2よりも幅広(L1>L2)に設定されている(図10参照)。しかも、第2樹脂含浸部26bの長辺側の幅寸法L3は、前記第2樹脂含浸部26bの短尺側の幅寸法L4よりも幅広(L3>L4)に設定されている(図11参照)。従って、カソード側電極22及びアノード側電極20と樹脂製枠部材24との接合強度は、一層向上する。
さらにまた、図9に示すように、第2樹脂含浸部26bは、樹脂製枠部材24のカソード側電極22側の第1内周部24cよりも外方に距離Hだけ離間した位置で終端している。この距離Hの範囲では、アノード側電極20に対向してカソード側電極22の電極触媒層22aが存在しないため、異常反応が惹起することがない。
例えば、図13に示す比較例では、カソード側電極22のガス拡散層22cと樹脂製枠部材24とが、第1樹脂含浸部27aにより一体化される。一方、アノード側電極20のガス拡散層20cと樹脂製枠部材24とが、第2樹脂含浸部27bにより一体化される。そして、第2樹脂含浸部27bは、第1樹脂含浸部27aの端部より内方に距離Haだけ入り込んでいる。
この比較例では、第2樹脂含浸部27bが設けられている距離Haの範囲に、カソード側電極22の電極触媒層22aが存在している。これにより、アノード側電極20側は、距離Haの範囲で水素不足となり、カソード側電極22側では、異常反応が発生し易い。
具体的には、HO→1/2O+2H+2e、C+2HO→CO+4H+4e、Pt→PT2++2eの反応により、担持カーボンの腐食Ptの溶解が発生し、性能が低下してしまう。
図14は、本発明の第5の実施形態に係る電解質膜・電極構造体70の要部断面説明図である。
電解質膜・電極構造体70は、カソード側電極22及びアノード側電極20に接合される樹脂製枠部材72を備える。樹脂製枠部材72には、前記樹脂製枠部材72とカソード側電極22のガス拡散層22c及びアノード側電極20のガス拡散層20cとをそれぞれ一体化させる第1樹脂突起部74a及び第2樹脂突起部74bが一体に設けられる。
第1樹脂突起部74aは、第1内周部24cを周回して枠形状(額縁形状)に形成されるとともに、第2樹脂突起部74bは、第2内周部24dを周回して枠形状(額縁形状)に形成される。第1樹脂突起部74aは、第1内周部24c側とは反対の端面を、樹脂製枠部材72から離間する方向に向かって前記樹脂製枠部材72側に傾斜させる傾斜面74asとして構成することが好ましい。
同様に、第2樹脂突起部74bは、第2内周部24d側とは反対の端面を、樹脂製枠部材72から離間する方向に向かって前記樹脂製枠部材72側に傾斜させる傾斜面74bsとして構成することが好ましい。
第1樹脂突起部74a及び第2樹脂突起部74bは、加熱装置(図示せず)により加熱溶融されるとともに、荷重が付与されることにより、それぞれガス拡散層22c、20cに含浸される。このため、第1樹脂含浸部26a及び第2樹脂含浸部26bが形成される。従って、第5の実施形態では、上記の第4の実施形態と同様の効果が得られる。
図15は、本発明の第6の実施形態に係る電解質膜・電極構造体80の要部断面説明図である。
電解質膜・電極構造体80は、カソード側電極22及びアノード側電極20に接合される樹脂製枠部材82を備える。樹脂製枠部材82には、前記樹脂製枠部材82とカソード側電極22のガス拡散層22c及びアノード側電極20のガス拡散層20cとをそれぞれ一体化させるための第1樹脂部材84a及び第2樹脂部材84bが、予めインサート成形により一体に設けられる。
第1樹脂部材84a及び第2樹脂部材84bは、加熱装置(図示せず)により加熱溶融されるとともに、荷重が付与されることにより、それぞれガス拡散層22c、20cに含浸される。このため、第1樹脂含浸部26a及び第2樹脂含浸部26bが形成される。従って、第6の実施形態では、上記の第4及び第5の実施形態と同様の効果が得られる。
図16は、本発明の第7の実施形態に係る電解質膜・電極構造体90の要部断面説明図である。
電解質膜・電極構造体90は、カソード側電極22及びアノード側電極20に接合される樹脂製枠部材92を備える。樹脂製枠部材92には、前記樹脂製枠部材92とカソード側電極22のガス拡散層22c及びアノード側電極20のガス拡散層20cとをそれぞれ一体化させるための第1樹脂突起部94a及び第2樹脂突起部94bが一体に設けられる。
第1樹脂突起部94aは、第1内周部24cを周回して枠形状(額縁形状)に形成されるとともに、第2樹脂突起部94bは、第2内周部24dを周回して枠形状(額縁形状)に形成される。
第1樹脂突起部94a及び第2樹脂突起部94bは、断面長方形状を有している。実質的には、第5の実施形態に係る電解質膜・電極構造体70において、第1樹脂突起部74a及び第2樹脂突起部74bに傾斜面74as、74bsを設けない形状に構成される。
この第7の実施形態では、第1樹脂突起部94a及び第2樹脂突起部94bは、加熱装置(図示せず)により加熱溶融されるとともに、荷重が付与されることにより、それぞれガス拡散層22c、20cに含浸される。このため、第1樹脂含浸部26a及び第2樹脂含浸部26bが形成される。
これにより、第7の実施形態では、上記の第4〜第6の実施形態と同様の効果が得られるとともに、特に第1樹脂突起部94a及び第2樹脂突起部94bの製造作業が簡素化する。
図17は、本発明の第8の実施形態に係る電解質膜・電極構造体100が組み込まれる固体高分子型燃料電池102の断面説明図である。
電解質膜・電極構造体100では、樹脂製枠部材24とアノード側電極20を構成するガス拡散層20cとが、樹脂含浸部104により一体化される。すなわち、樹脂製枠部材24は、カソード側電極22よりも寸法の大きなアノード側電極20のみに接合される。
電解質膜・電極構造体100を製造する際には、図18に示すように、前記電解質膜・電極構造体100を構成する段差MEA106が作製される。樹脂製枠部材24と段差MEA106とが互いに配置された状態で、樹脂含浸部104を形成するための樹脂部材104aが用意される。樹脂部材104aは、枠形状(額縁形状)を有しており、ガラスフィラーを混入させて強化した樹脂材料を使用する。
次いで、段差MEA106と樹脂製枠部材24とには、樹脂部材104aが配置されて荷重が付与された状態で、前記樹脂部材104aが加熱される。このため、樹脂部材104aが加熱溶融され、アノード側電極20を構成するガス拡散層20c及び樹脂製枠部材24に跨って樹脂含浸部104が形成され、電解質膜・電極構造体100が製造される。
この場合、第8の実施形態では、樹脂部材104aが加熱溶融される際、ガラスフィラーがガス拡散層20c内に進入しないため、固体高分子電解質膜18に直接接触することがない。
しかも、樹脂部材104aは、高温で溶融する際、固体高分子電解質膜18と前記樹脂部材104aとの間には、ガス拡散層20c及び電極触媒層20a、さらに場合によっては中間層20bが介在している。従って、固体高分子電解質膜18に対する熱の影響が削減される。
これにより、樹脂部材104aとしては、ガラスフィラーが混在した樹脂を適用するとともに、溶融温度の高い樹脂を適用することが可能になり、適用樹脂の選択性が向上するという効果が得られる。

Claims (11)

  1. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定される燃料電池用電解質膜・電極構造体であって、
    前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(72)が設けられるとともに、
    前記樹脂製枠部材(72)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    前記樹脂製枠部材(72)の前記第1内周部(24c)と前記第1電極(22)の外周縁部、又は前記樹脂製枠部材(72)の前記第2内周部(24d)と前記第2電極(20)の外周縁部の、少なくともいずれか一方を、予め成形された該樹脂製枠部材(72)の厚さ方向から加熱溶融されて含浸する樹脂により一体に接合させる樹脂含浸部(26a、26b)を有し、
    前記樹脂含浸部(26a、26b)は、前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の全周にわたって配置される枠形状の第1樹脂突起部(74a)と、
    前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、前記第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)の全周にわたって配置される枠形状の第2樹脂突起部(74b)と、
    の少なくともいずれかを有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体。
  2. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定される燃料電池用電解質膜・電極構造体であって、
    前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(72)が設けられるとともに、
    前記樹脂製枠部材(72)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    予め成形された前記樹脂製枠部材(72)の厚さ方向から加熱溶融されて前記第1内周部(24c)と前記第1電極(22)の外周縁部とに含浸する樹脂により一体に接合させる樹脂含浸部(26)を有し、
    前記樹脂含浸部(26a)は、前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂突起部(74a)を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体。
  3. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定される燃料電池用電解質膜・電極構造体であって、
    前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(72)が設けられるとともに、
    前記樹脂製枠部材(72)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    予め成形された前記樹脂製枠部材(72)の厚さ方向から加熱溶融されて前記第2内周部(24d)と前記第2電極(20)の外周縁部とに含浸する樹脂により一体に接合させる樹脂含浸部(26)を有し、
    前記樹脂含浸部(26b)は、前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂突起部(74b)を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体。
  4. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定され、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(24)が設けられる燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法であって、
    前記樹脂製枠部材(24)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    前記製造方法は、前記固体高分子電解質膜(18)の両側に、前記第1電極(22)及び前記第2電極(20)を形成する工程と、
    前記樹脂製枠部材(24)を作成する工程と、
    前記第1電極(22)の外周縁部と前記樹脂製枠部材(24)の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、該樹脂製枠部材(24)の内周縁部を、該樹脂製枠部材(24)の厚さ方向から前記第1内周部(24c)と前記第1電極(22)の外周縁部とに含浸させ、且つ、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して前記樹脂製枠部材(24)を接合させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  5. 請求項4記載の製造方法において、前記樹脂製枠部材(24)の前記内周縁部は、前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂部材(26aa)を有し、前記樹脂部材(26aa)が溶融して樹脂含浸部を形成することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  6. 請求項4記載の製造方法において、前記樹脂製枠部材(72)の前記内周縁部は、前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂突起部(74a)を有し、前記樹脂突起部(74a)が溶融して樹脂含浸部を形成することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  7. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定され、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(24)が設けられる燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法であって、
    前記樹脂製枠部材(24)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    前記製造方法は、前記固体高分子電解質膜(18)の両側に、前記第1電極(22)及び前記第2電極(20)を形成する工程と、
    前記樹脂製枠部材(24)を作成する工程と、
    前記第2電極(20)の外周縁部と前記樹脂製枠部材(24)の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、該樹脂製枠部材(24)の内周縁部を、該樹脂製枠部材(24)の厚さ方向から前記第2内周部(24d)と前記第2電極(20)の外周縁部とに含浸させ、且つ、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して前記樹脂製枠部材(24)を接合させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  8. 請求項7記載の製造方法において、前記樹脂製枠部材(24)の前記内周縁部は、前記第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂部材(26bb)を有し、前記樹脂部材(26bb)が溶融して樹脂含浸部を形成することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  9. 請求項7記載の製造方法において、前記樹脂製枠部材(72)の前記内周縁部は、前記樹脂製枠部材(72)に一体に設けられ、前記第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)の全周にわたって配置される枠形状の樹脂突起部(74b)を有し、前記樹脂突起部(74b)が溶融して樹脂含浸部を形成することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  10. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定され、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(24)が設けられる燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法であって、
    前記樹脂製枠部材(24)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    前記製造方法は、前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の外周縁部と樹脂製枠部材(24)の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、該樹脂製枠部材(24)の内周縁部を、該樹脂製枠部材(24)の厚さ方向から前記第1内周部(24c)と前記第1電極(22)の外周縁部とに含浸させて接合させる工程と、
    前記固体高分子電解質膜(18)の両側に、前記電極触媒層(22a、20a)を形成する工程と、
    前記固体高分子電解質膜(18)の両側に、前記樹脂製枠部材(24)が接合された前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)と前記第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)とを一体化させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
  11. それぞれ電極触媒層(22a、20a)とガス拡散層(22c、20c)とを有する第1電極(22)及び第2電極(20)が、固体高分子電解質膜(18)の両側に設けられ、前記第1電極(22)は、前記第2電極(20)よりも外形寸法が小さく設定され、前記固体高分子電解質膜(18)の外周を周回して外方に延在する樹脂製枠部材(24)が設けられる燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法であって、
    前記樹脂製枠部材(24)は、厚さ方向の寸法が外周端部の厚さ方向の寸法よりも小さく設定される内周突出部(24a)を有し、前記内周突出部(24a)には、前記第1電極(22)に対面する第1内周部(24c)が設けられる一方、前記内周突出部(24a)の基端側には、前記第2電極(20)に対面する第2内周部(24d)が設けられ、
    前記製造方法は、前記第1電極(22)を構成する前記ガス拡散層(22c)の外周縁部と樹脂製枠部材(24)の内周縁部とを重ね合わせるとともに、互いの重合部位を加熱することにより、該樹脂製枠部材(24)の内周縁部を、該樹脂製枠部材(24)の厚さ方向から前記第1内周部(24c)と前記第1電極(22)の外周縁部とに含浸させて接合させる工程と、
    前記第2電極(20)を構成する前記ガス拡散層(20c)に前記電極触媒層(20a)を形成するとともに、前記固体高分子電解質膜(18)の一方の側に、前記第1電極(22)を構成する前記電極触媒層(22a)を形成する工程と、
    前記固体高分子電解質膜(18)の両側に、前記樹脂製枠部材(24)が接合された前記第1電極(22)と前記第2電極(20)とを一体化させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法。
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