JP5681655B2 - 微粒子検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、通気管内を流通する被測定ガス中の微粒子の量を検知する微粒子検知システムに関する。
ガス中の微粒子量を計測したい場合がある。例えば、内燃機関(例えば、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン)では、その排気ガス中にススなどの微粒子を含むことがある。
このような微粒子を含む排気ガスは、フィルタで微粒子を捕集して浄化することが行われている。しかるに、フィルタが破損するなどの不具合を生じた場合には、未浄化の排気ガスが直接、フィルタの下流に排出されることとなる。
そこで、排気ガス中の微粒子の量を直接計測したり、フィルタの不具合を検知すべく、フィルタ下流の排気ガス中の微粒子の量を検知可能な微粒子検知システムが求められている。
例えば、特許文献1には、粒子計測処理方法及び機器が開示されている。この特許文献1では、イオン化された正のイオン粒子を含む気体を噴射孔から噴射し、チャネル内に取り込んだ微粒子を含む被測定ガスと混合して微粒子を帯電させ、その後に排出する。そして、排出された帯電微粒子の量に応じて流れる電流(信号電流)を検知して、微粒子の濃度を検知する手法が開示されている。
WO2009/109688
このような特許文献1記載の方法では、イオン粒子を含む気体(圧縮空気)を噴射孔から噴射するため、圧縮空気源が必要である。このように、微粒子検知システムには、気体噴射源等へ圧縮空気を供給する圧縮機(圧送ポンプなど)を含む圧縮空気源及び噴射孔から圧縮空気を噴射する気体噴射源を備えるものがある。
しかし、微粒子検知システムが稼働している期間において、微粒子の量の検知時のみならず非検知時も含めて、常時、噴射孔から圧縮空気を噴射すべく、常時圧縮機を駆動している場合は、圧縮機の耐久性が問題となる。一方、圧縮機の寿命を延ばすため、微粒子の量の非検知時に圧縮機の駆動を停止させると、噴射孔を通じて気体噴射源内に被測定ガスが逆流して、噴射孔に微粒子が堆積して詰まるなどの不具合が生じる虞がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、気体噴射源内に被測定ガスが逆流するの防止しつつ、気体噴射源に圧縮空気を供給する圧縮機の寿命を延ばすことができる微粒子検知システムを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、通気管内を流通する被測定ガス中の微粒子の量を検知する微粒子検知システムであって、上記通気管に装着され、上記被測定ガスに接触する検知部と、圧縮空気を生成する圧縮機を含み、上記検知部に上記圧縮空気を供給する圧縮空気源と、上記圧縮機を駆動する圧縮機駆動回路と、上記圧縮機駆動回路を制御する制御手段と、を備え、上記検知部は、上記被測定ガスが導入される内部空間を構成する空間形成部材と、上記内部空間と隣り合うと共に、上記圧縮空気源から供給された上記圧縮空気を自身に形成された噴射孔を通じて上記内部空間に向けて噴射する気体噴射源と、を有し、上記圧縮機駆動回路による上記圧縮機の駆動条件のうち、上記噴射孔から第1流量の空気を噴射させる駆動条件を第1駆動条件とし、上記噴射孔から上記第1流量よりも少ない第2流量の空気を噴射させる駆動条件を第2駆動条件としたとき、上記制御手段は、上記微粒子の量の検知時には、上記圧縮機駆動回路に上記第1駆動条件での駆動を指示する第1指示手段と、上記微粒子の量の非検知時には、上記圧縮機駆動回路に上記第2駆動条件での駆動を指示する第2指示手段とを有する微粒子検知システムである。
この微粒子検知システムでは、圧縮空気を生成する圧縮機を含む圧縮空気源を備え、微粒子の量の検知時には第1駆動条件で圧縮機を駆動する一方、非検知時には第2駆動条件で圧縮機を駆動して、検知時よりも噴射される圧縮空気の流量を低下させる。このように、非検知時でも噴射孔から圧縮空気を噴射するので、内部空間から噴射孔を通じて気体噴射源に被測定ガスが逆流することはない。その上、非検知時には、第2駆動条件で駆動して、圧縮機の負荷を低減して、その寿命を延ばすことができる。
なお、用いる圧縮機としては、ピストン式圧縮機、ダイアフラム式圧縮機、スクリュー式圧縮機などが挙げられる。気体噴射源としては、圧縮空気源から供給された圧縮空気のみを、噴射するもののほか、別途生成したイオンを受け入れ、圧縮空気と共に噴射するもの、イオンを生成すると共に噴射するものなどが挙げられる。
さらに、上述の微粒子検知システムであって、前記気体噴射源は、気中放電によりイオンを生成し、生成した上記イオンを、前記圧縮空気と共に噴射するイオン気体噴射源である微粒子検知システムとすると良い。
このシステムでは、気体噴射源は、イオン源を兼ねるイオン気体噴射源である。このように、気体噴射源とイオン源が一体化されているので、検知部を小型化できるとともに、生成したイオンを内部空間に向けて確実に噴射することができる。
なお、イオン源で行わせる気中放電の形式としては、例えば、コロナ放電が挙げられる。また、放電電極の配置形態としては、2つの電極を互いに対向して配置し、これら間に気中放電を起こさせても、基板上に隣在して2つの電極を配置し、これらの間で(気中の)沿面放電を生じさせてもよい。
さらに、上述の微粒子検知システムであって、前記圧縮機は、ダイアフラム式圧縮機である微粒子検知システムとすると良い。
ダイアフラム式圧縮機は、高効率・低騒音などの特徴がある一方、ゴム製の可動部を有するため、一般にピストン式圧縮機に比して、耐久性が低い場合が多い。
このシステムでは、ダイアフラム式圧縮機を採用する一方、非検知時に圧縮機の負荷を低減して、圧縮機の寿命を延ばしている。このため、システムとして、圧縮機について長寿命で高効率・低騒音としうる。
さらに、上述の微粒子検知システムであって、前記通気管は、内燃機関の排気管であり、前記被測定ガスは、上記排気管内を流通する排気ガスである微粒子検知システムとすると良い。
内燃機関の排気管内を流通する排気ガスには、多量のスス(微粒子)が含まれている場合がありうる。このため、微粒子の量の非検知時に圧縮機の駆動を停止することとすると、内部空間から噴射孔を通じて気体噴射源内に排気ガスが逆流して、噴射孔にススが堆積することにより、噴射孔が詰まる虞がある。
これに対し、本システムでは、内燃機関の排気管に適用していながらも、圧縮機を負荷の少ない第2駆動条件で駆動することで、非検知時でも噴射孔から圧縮空気を噴射するので、内部空間から気体噴射源内に排気ガスが逆流することがなく、微粒子による噴射孔の詰まりを生じにくく、排気ガス中の微粒子の量を適切に検知できる。
さらに、上述の微粒子検知システムであって、前記排気管は、車載された前記内燃機関の排気管である微粒子検知システムとすると良い。
システムが、車載された内燃機関に用いられた場合には、例えば、10年以上の長期間に亘って、使用されることとなる。このため、特に圧縮空気を生成する圧縮機の寿命を延ばすことが望まれる。本システムでは、微粒子の量の非検知時には、圧縮機を負荷の少ない第2駆動条件で駆動しているので、圧縮機の長寿命化が図れる。
実施形態にかかり、車両に搭載したエンジンの排気管に微粒子検知システムを適用した状態を説明する説明図である。 実施形態にかかる微粒子検知システムの概略構成を示す説明図である。 実施形態にかかる微粒子検知システムのうち、微粒子帯電部内での、微粒子の取り入れ、帯電、排出の様子を模式的に説明する説明図である。 実施形態にかかる微粒子検知システムの圧縮機駆動回路に駆動条件を指示するマイクロプロセッサの動作を示すフローチャートである。 実施形態にかかる微粒子検知システムの圧縮機の駆動条件を示すタイミングチャートである。
本実施形態に係る微粒子検知システム1について、図面を参照して説明する。本実施形態の微粒子検知システム1は、車両AMに搭載したエンジンENG(内燃機関)の排気管EPに装着して、排気管EP内を流れる排気ガスEG中の微粒子S(ススなど)の量を検知する(図1参照)。このシステム1は、主として、検知部10と、回路部201と、圧縮空気AKを生成する圧縮機301を含む圧縮空気源300と、圧縮機301を駆動する圧縮機駆動回路320とからなる(図2参照)。
検知部10は、排気管EP(通気管)のうち、取付開口EPOが穿孔された取付部EPTに装着されている。そして、その一部(図2中、取付部EPTよりも右側(先端側))は取付開口EPOを通じて排気管EP内に配置されており、排気ガスEG(被測定ガス)に接触する。
回路部201は、排気管EP外で、複数の配線材からなるケーブル160を介して検知部10に接続されている。この回路部201は、検知部10を駆動するとともに、後述する信号電流Isを検知する回路を有している。
先ず、本システム1のうち、回路部201の電気回路上の構成について説明する。回路部201は、計測制御回路220と、イオン源電源回路210と、補助電極電源回路240とを有している。
このうち、イオン源電源回路210は、第1電位PV1とされる第1出力端211と、第2電位PV2とされる第2出力端212とを有している。第2電位PV2は、具体的には、第1電位PV1に対して、正の高電位とされている。さらに具体的には、第2出力端212からは、第1電位PV1に対し、100kHz程度の正弦波を半波整流した、1〜2kV0-pの正のパルス電圧が出力される。なお、イオン源電源回路210は、その出力電流についてフィードバック制御され、自律的に、その実効値が予め定めた電流値(例えば、5μA)を保つ定電流電源を構成している。
一方、補助電極電源回路240は、第1出力端211に導通して第1電位PV1とされる補助第1出力端241と、第3電位PV3とされる補助第2出力端242とを有している。この第3電位PV3は、具体的には、第1電位PV1に対して、正の直流高電位であるが、第2電位PV2のピーク電位(1〜2kV)よりも低い、例えば、DC100〜200Vの電位にされている。
さらに、計測制御回路220の一部をなす信号電流検知回路230は、イオン源電源回路210の第1出力端211に接続する信号入力端231と、接地電位PVEに接続する接地入力端232とを有している。この信号電流検知回路230は、信号入力端231と接地入力端232との間を流れる信号電流Isを検知する。
加えて、この回路部201において、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240は、第1電位PV1とされる内側回路ケース250に包囲されている。イオン源電源回路210の第1出力端211、補助電極電源回路240の補助第1出力端241、及び、信号電流検知回路230の信号入力端231は、この内側回路ケース250に接続している。
なお、本実施形態では、この内側回路ケース250は、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240及び絶縁トランス270の二次側鉄心271Bを収容して包囲すると共に、ケーブル160の第1電位配線165に導通している。
一方、絶縁トランス270は、その鉄心271が、一次側コイル272を捲回した一次側鉄心271Aと、電源回路側コイル273及び補助電極電源側コイル274が捲回された二次側鉄心271Bとに、分離して構成されている。このうち、一次側鉄心271Aは、接地電位PVEに導通し、二次側鉄心271Bは、第1電位PV1(イオン源電源回路210の第1出力端211)に導通している。
さらに、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、及び、信号電流検知回路230を含む計測制御回路220は、信号電流検知回路230の接地入力端232に導通して接地電位PVEとされる外側回路ケース260に包囲されている。さらに、信号電流検知回路230の接地入力端232の他、絶縁トランス270の一次側鉄心271Aは、この外側回路ケース260に接続している。
なお、本実施形態では、この外側回路ケース260は、内部にイオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、信号電流検知回路230を含む計測制御回路220及び絶縁トランス270の一次側鉄心271Aを収容して包囲すると共に、ケーブル160の接地電位配線167に導通している。
計測制御回路220は、レギュレータ電源PSを内蔵している。なお、このレギュレータ電源PSは、電源配線BCを通じて外部のバッテリBTで駆動される。
また、計測制御回路220は、マイクロプロセッサ100を含み、通信線CCを介して内燃機関を制御する制御ユニットECUと通信可能となっており、前述した信号電流検知回路230の測定結果(信号電流Isの大きさ)、これを微粒子量などに換算した値、あるいは、微粒子量が所定量を超えたか否かなどの信号を、制御ユニットECUに送信可能となっている。これにより、制御ユニットECUで、内燃機関の制御や、フィルタ(図示しない)の不具合警告を発するなどの動作が可能となる。
外部からレギュレータ電源PSを通じて計測制御回路220に入力された電力の一部は、絶縁トランス270を介して、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240に分配される。なお、絶縁トランス270においては、計測制御回路220の一部をなす一次側コイル272と、イオン源電源回路210の一部をなす電源回路側コイル273と、補助電極電源回路240の一部をなす補助電極電源側コイル274と、鉄心271(一次側鉄心271A,二次側鉄心271B)とは、互いに絶縁されている。このため、計測制御回路220から、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240に電力を分配できる一方、これら同士間の絶縁を保つことができる。
なお、本実施形態では、絶縁トランス270は、補助電極電源回路240に電力を供給する補助電極絶縁トランスをも兼ねている。
圧縮空気源300の圧縮機301は、自身の周囲の大気(空気)を取り込んで、先端部分が外側回路ケース260及び内側回路ケース250内に差し込まれた送気パイプ310を通じて、後述するイオン気体噴射源11に向けて、清浄な圧縮空気AKを圧送する。
この圧縮空気源300の圧縮機301は、圧縮機駆動回路320によって駆動される。また、この圧縮機駆動回路320は、計測制御回路220のマイクロプロセッサ100に接続され、このプロセッサ100によって制御される。
なお、本実施形態のシステム1では、圧縮機301として、ダイアフラム式圧縮機を採用している。また、圧縮空気源300は、圧縮機301で生成した圧縮空気AKをそのまま供給する。
次いで、ケーブル160について説明する(図2参照)。このケーブル160の中心部分には、銅線からなる第2電位配線161及び補助電位配線162と、樹脂からなる中空のエアパイプ163が配置されている。そして、これらの径方向周囲を、図示しない絶縁体層を挟んで、銅細線を編んだ編組からなる第1電位配線165及び接地電位配線167が包囲している。
前述したように、回路部201は、このケーブル160と接続している(図2参照)。具体的には、イオン源電源回路210の第2出力端212は第2電位PV2とされ、第2電位配線161に接続、導通している。また、補助電極電源回路240の補助第2出力端242は第3電位PV3とされ、補助電位配線162に接続、導通している。さらに、イオン源電源回路210の第1出力端211は第1電位PV1とされ、補助電極電源回路240の補助第1出力端241、信号電流検知回路230の信号入力端231、内側回路ケース250及び第1電位配線165に接続、導通している。加えて、信号電流検知回路230の接地入力端232は、外側回路ケース260及び接地電位配線167に接続、導通して、接地電位PVEとされている。
その他、送気パイプ310は、内側回路ケース250内を通じて、ケーブル160のエアパイプ163に連通されている。
次いで、検知部10について説明する(図2参照)。前述したように、検知部10は、エンジンENG(内燃機関)の排気管EP(通気管)のうち取付開口EPOを有する取付部EPTに装着され、排気ガスEG(被測定ガス)に接触する。この検知部10は、その電気的機能において、大別して、イオン気体噴射源11、微粒子帯電部12、第1導通部材13、針状電極体20及び補助電極体50から構成されている。
第1導通部材13は、金属製で円筒状をなし、ケーブル160の先端側に外嵌されて、ケーブル160の第1電位配線165に加締め接続され、この第1電位配線165と導通している。また、ケーブル160のうち、第2電位配線161、補助電位配線162及びエアパイプ163が、第1導通部材13の内部で保持されている。
ケーブル160の第2電位配線161の先端側は、第1導通部材13内で、針状電極体20に接続されている。この針状電極体20は、タングステン線からなり、その先端部分が針状に尖った形態とされた針状先端部22を有する。この針状先端部22は、後述するイオン気体噴射源11の2つの電極のうちの1つをなす。
また、ケーブル160の補助電位配線162の先端側は、第1導通部材13内で、補助電極体50に接続されている。この補助電極体50は、ステンレス線からなり、その先端側は、U字状に曲げ返されており、さらにその先の先端部分に、後述する補助電極をなす補助電極部53を有する。
一方、第1導通部材13は、ケーブル160の第1電位配線165及び内側回路ケース250を通じて、イオン源電源回路210の第1出力端211に導通し、第1電位PV1とされている。
また、第1導通部材13は、針状電極体20及び補助電極体50のうち、排気管EP外に位置する部位の径方向周囲を包囲している。
さらに、第1導通部材13の径方向周囲は、排気管EPに装着されて、これに導通する外装部材14に絶縁された状態で包囲されている。この外装部材14は、ケーブル160に加締め固定されて、ケーブル160の接地電位配線167に導通し、接地電位PVEとされている。
また、ケーブル160のエアパイプ163は、第1導通部材13内で、その先端が開放されている。そして、送気パイプ310及びケーブル160のエアパイプ163を通じて、圧縮空気源300の圧縮機301から供給され、エアパイプ163から放出された圧縮空気AKは、さらに先端側(図2中、右側)の放電空間DS(後述する)に圧送される。
さらに、第1導通部材13の先端側(図2中、右側)には、ノズル部31が嵌め込まれている。このノズル部31は、その中央が先端側に向かう凹形状とされ、その中心には、微細な透孔が形成されて、ノズル31N(噴射孔)となっている。
また、ノズル部31は、第1導通部材13と電気的にも導通して、第1電位PV1とされている。
第1導通部材13の先端側にノズル部31が嵌め込まれることで、これらの内部に、放電空間DSが形成される。この放電空間DSでは、針状電極体20の針状先端部22が突出しており、この針状先端部22は、ノズル部31の基端側の面であり凹形状をなす対向面31Tと向き合っている。従って、針状先端部22とノズル部31(対向面31T)との間に高電圧を印加すると、気中放電が生じ、大気中のN2,O2等が電離し、正イオン(例えば、N3+,O2+。以下、イオンCPともいう)が生成される。また、ケーブル160のエアパイプ163から放出された圧縮空気AKも、この放電空間DSに供給される。このため、ノズル部31のノズル31Nから、圧縮空気AKを起源とする空気ARが、これより先端側の混合領域MX(後述する)に向けて高速で噴射されると共に、圧縮空気AK(空気AR)に混じって、イオンCPも混合領域MXに噴射される。
さらに、ノズル部31の先端側(図2中、右側)には、微粒子帯電部12が構成されている。この微粒子帯電部12の側面には、(排気管EPの下流側に向けて開口する)取入口33Iと排出口43Oが穿孔されている。また、この微粒子帯電部12は、ノズル部31に電気的にも導通して、第1電位PV1とされている。
この微粒子帯電部12は、内側に膨出した捕集極42により、内側の空間がスリット状に狭められた形態とされており、これよりも基端側(図2中、左側)には、ノズル部31との間に円柱状の空間が形成されている。
微粒子帯電部12内の空間のうち、上述の円柱状の空間を、円柱状混合領域MX1とする。また、捕集極42で構成されるスリット状の内部空間を、スリット状混合領域MX2とする。そして、これら円柱状混合領域MX1及びスリット状混合領域MX2を併せて、混合領域MXとする。さらに、捕集極42よりも先端側にも、円柱状の空間が形成されており、排出口43Oに連通する排出路EXをなしている。加えて、捕集極42の基端側には、取入口33Iから混合領域MX(円柱状混合領域MX1)に連通する引き込み路HKが形成されている。なお、微粒子帯電部12が、本発明の「空間形成部材」に相当し、イオン気体噴射源11と隣り合う混合領域MXが、本発明の「内部空間」に相当する。
次いで、本実施形態の微粒子検知システム1の各部の電気的機能及び動作について、図2のほか、図3をも参照して説明する。なお、この図3は、本システム1の検知部10の電気的機能及び動作を理解容易のため模式的に示したものである。
針状電極体20は、ケーブル160の第2電位配線161を介して、イオン源電源回路210の第2出力端212に接続、導通している。従って、この針状電極体20は、前述したように、第1電位PV1に対して、100kHz,1〜2kV0-pの正の半波整流パルス電圧である、第2電位PV2とされる。
また、補助電極体50は、ケーブル160の補助電位配線162を介して、補助電極電源回路240の補助第2出力端242に接続、導通している。従って、この補助電極体50は、前述したように、第1電位PV1に対して、100〜200Vの正の直流電位である、第3電位PV3とされる。
さらに、第1導通部材13,ノズル部31,微粒子帯電部12は、ケーブル160の第1電位配線165を介して、イオン源電源回路210の第1出力端211、補助電極電源回路240の補助第1出力端241、これらの回路を囲む内側回路ケース250、及び信号電流検知回路230の信号入力端231に接続、導通している。これらは、第1電位PV1とされる。
加えて、外装部材14は、ケーブル160の接地電位配線167を介して、信号電流検知回路230を含む計測制御回路220を囲む外側回路ケース260及び信号電流検知回路230の接地入力端232に接続、導通している。これらは、排気管EPと同じ、接地電位PVEとされる。
従って、前述したように、第1電位PV1とされるノズル部31(対向面31T)と、これよりも正の高電位である第2電位PV2とされる針状先端部22との間では、気中放電、具体的にはコロナ放電が生じる。さらに具体的には、正極となる針状先端部22の周りにコロナが発生する正針コロナPCを生じる。これにより、その雰囲気をなす大気(空気)のN2,O2等が電離等して、正のイオンCPが発生する。発生したイオンCPの一部は、放電空間DSに供給された圧縮空気AKを起源とする空気ARと共に、ノズル31Nを通って、混合領域MXに向けて噴射される。
本実施形態では、針状先端部22とノズル部31が気中放電(コロナ放電)を発生する2つの電極に相当する。また、放電空間DSを囲む、ノズル部31、針状先端部22が、イオン気体噴射源11をなしている。
ノズル部31のノズル31Nを通じて、空気ARが混合領域MX(円柱状混合領域MX1)に噴射されると、この円柱状混合領域MX1の気圧が低下するため、取入口33Iから排気ガスEGが引き込み路HKを通じて、混合領域MX(円柱状混合領域MX1、スリット状混合領域MX2)に取り入れられる。取入排気ガスEGIは、空気ARと混合され、空気ARと共に、排出路EXを経由して、排出口43Oから排出される。
その際、排気ガスEG中に、ススなどの微粒子Sが含まれていた場合、図3に示すように、この微粒子Sも混合領域MX内に取り入れられる。ところで、噴射された空気ARには、イオンCPが含まれている。このため、取り入れられたススなどの微粒子Sは、イオンCPが付着して、正に帯電した帯電微粒子SCとなり、この状態で、混合領域MX及び排出路EXを通って、排出口43Oから、取入排気ガスEGI及び空気ARと共に排出される。
一方、混合領域MXに噴射されたイオンCPのうち、微粒子Sに付着しなかった浮遊イオンCPFは、補助電極体50の補助電極部53から斥力を受け、第1電位PV1とされた捕集極42をなす微粒子帯電部12に各部に付着し捕捉される。
次いで、本システム1における微粒子Sの検知原理について説明する。図2に示すように、イオン気体噴射源11における気中放電に伴って、イオン源電源回路210の第2出力端212から、針状先端部22に、放電電流Idが供給される。一方、この放電電流Idの多くは、ノズル部31に流れ込む(受電電流Ij)。この受電電流Ijは、第1導通部材13を流れて、イオン源電源回路210の第1出力端211に流入する。
また、イオン気体噴射源11で生成され、ここから噴射されたイオンCPの多くは捕集極42で捕集される。捕集極42で捕集された浮遊イオンCPFが有していた電荷に起因する捕集電流Ihも、捕集極42(微粒子帯電部12)に導通する第1導通部材13を通じて、第1出力端211に流れ込む。つまり、第1導通部材13には、これらの和である受電捕集電流Ijh(=Ij+Ih)が流れる。
但し、この受電捕集電流Ijhは、放電電流Idよりも若干小さな値となる。というのも、イオン気体噴射源11で生成されたイオンCPのうち、排出口43Oから排出された帯電微粒子SCに付着して排出イオンCPHも排出されてしまう。この排出された排出イオンCPHの電荷に対応する電流分は、受電捕集電流Ijhとして流れないからである。なお、帯電微粒子SCが流通している排気管EPは接地電位PVEとされている。
ところでイオン源電源回路210から見ると、第2出力端212から流出した放電電流Idと、第1出力端211から流入する受電捕集電流Ijhとにアンバランスが生じることとなる。このため、この不足分(差分=放電電流−受電捕集電流)に相当する信号電流Isが、接地電位PVEから第1出力端211に向けて流れ込んでバランスする。
そこで、本システム1では、第1出力端211に導通する信号入力端231と、接地電位PVEに導通する接地入力端232とを有し、これらの間を流れる電流を検知する信号電流検知回路230を設けることで、接地電位PVEから外装部材14、ケーブル160の接地電位配線167、外側回路ケース260を経由し、計測制御回路220のうち信号電流検知回路230を通じ、さらに内側回路ケース250を通って、第1出力端211に流れる信号電流Isを検知する。
この差分(放電電流Id−受電捕集電流Ijh)に相当する信号電流Isの大きさは、排出された帯電微粒子SCに付着して排出された排出イオンCPHの電荷の量、したがって、取入排気ガスEGI中の微粒子Sの量、ひいては、排気管EPを流れる排気ガスEG中の微粒子Sの量に対応して増減する。
従って、この信号電流Isを信号電流検知回路230で検知することにより、排気ガスEG中の微粒子Sの量が検知できる。
本実施形態のシステム1はこのように構成されており、空気AR(圧縮空気AK)を、ノズル31Nを通じて、排気ガスEG(被測定ガス,本実施形態では、取入排気ガスEGI)に向けて噴射する気体噴射源11を有している。さらに、この気体噴射源11は、イオン源を兼ねるイオン気体噴射源11であり、ノズル31N(噴射孔)から、イオンCPを含む空気AR(圧縮空気AK)を噴射している。このため、本システム1は、圧縮空気AKを供給するための圧縮空気源300を備えている。この圧縮空気源300は、圧縮空気AKを生成する圧縮機301を含み、圧縮機301が生成した圧縮空気AKを検知部10に供給している。また、圧縮機301は、圧縮機駆動回路320により駆動されている。
ところで、微粒子検知システム1が稼働している期間において、微粒子Sの量の検知時のみならず非検知時も含めて、常時、ノズル31Nから圧縮空気AKを噴射すべく、常時圧縮機301を駆動し続けている場合は、圧縮機301の耐久性が問題となる。本実施形態のシステム1は、車両AMに搭載されたエンジンENGに用いられており、例えば、10年以上の長期間に亘って使用されるので、特に圧縮空気AKを生成する圧縮機301の寿命を延ばすことが望まれる。
一方、圧縮機301の寿命を延ばすため、微粒子Sの量の非検知時に圧縮機301の駆動を停止させると、混合領域MX(円柱状混合領域MX1)からノズル31Nを通じてイオン気体噴射源11内に排気ガスEGが逆流して、ノズル31Nに微粒子Sが堆積して詰まるなどの不具合が生じる虞がある。
そこで、本実施形態のシステム1では、微粒子Sの量の非検知時には、検知時よりも噴射される圧縮空気AKの流量Qを低下させるように、圧縮機301を駆動している。
具体的には、微粒子Sの量の検知時においては、ノズル31Nから第1流量Q1の空気ARを噴射させる駆動条件(第1駆動条件JK1)で、圧縮機駆動回路320により圧縮機301が駆動している。その一方、非検知時には、ノズル31Nから第1流量Q1よりも少ない第2流量Q2の空気ARを噴射させる駆動条件(第2駆動条件JK2)で、圧縮機駆動回路320により圧縮機301を駆動している。この第2駆動条件JK2では、圧縮機301の負荷が低減される一方、非検知時においても、ノズル31Nから第2流量Q2の空気ARが噴射されるので、ノズル31Nを通じて混合領域MX(円柱状混合領域MX1)からイオン気体噴射源11に排気ガスEGが逆流することはない。
本システム1において、圧縮機駆動回路320に駆動条件を指示するマイクロプロセッサ100の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
エンジンENGのキースイッチ(図示しない)がONにされると、微粒子検知システム1(計測制御回路220のマイクロプロセッサ100)が起動され、ステップS1で必要な初期設定がなされる。その後、ステップS2において、圧縮機駆動回路320に向けて圧縮機301の駆動停止指示を送出する。
次に、ステップS3に進み、エンジンENGが始動したか否かを判断する。エンジンENGが始動していない場合(No)には、エンジンENGが始動するまで、ステップS3を繰り返す。
その後、エンジンENGが始動すると、ステップS3でYesと判断され、ステップS4に進む。
このステップS4では、微粒子Sの検知タイミングであるか否かを判断する。微粒子Sの検知のタイミングの制御は、マイクロプロセッサ100において、圧縮機駆動回路320の制御とは別のプログラムにより並列に処理・実行されており、ステップS4では、別プログラムの実行状態に基づき、検知タイミングを判断する。
ここで微粒子Sの非検知時である場合(No)には、ステップS6に進み、圧縮機駆動回路320に向けて第2駆動条件JK2で圧縮機301を駆動する旨の指示(第2指示)を送出する。従って、圧縮機301は、第2駆動条件JK2で駆動され、ノズル31Nから噴射される空気ARの流量は、第2流量Q2とされる。その後、ステップS7に進む。
一方、微粒子Sの検知タイミングである場合(Yes)には、ステップS5に進み、圧縮機駆動回路320に向けて第1駆動条件JK1で圧縮機301を駆動する旨の指示(第1指示)を送出する。従って、圧縮機301は、第1駆動条件JK1で駆動され、ノズル31Nから噴射される空気ARの流量は、第1流量Q1とされる。その後、こちらもステップS7に進む。
ステップS7では、エンジンENGが停止したか否かを判断する。エンジンENGが停止していない場合(運転中)(No)には、ステップS4に戻り、上述のステップS4〜ステップS7を繰り返す。
一方、エンジンENGが停止した場合(Yes)には、ステップS8に進み、圧縮機駆動回路320に向けて圧縮機301の駆動停止指示を送出し、終了する。
図5は、本システム1の圧縮機301の駆動条件を示すタイミングチャートである。エンジンENGの始動前である時刻t1までは、圧縮機駆動回路320による圧縮機301の駆動は停止されている。そして、時刻t1において、エンジンENGが始動されると、微粒子Sの量の非検知時である時刻t1から時刻t2までは、第2駆動条件JK2で、圧縮機駆動回路320により圧縮機301が駆動される。次いで、微粒子Sの量の検知時である時刻t2から時刻t3までは、第1駆動条件JK1で、圧縮機駆動回路320により圧縮機301が駆動される。同様に、微粒子Sの量の非検知時である時刻t3から時刻t4までは、第2駆動条件JK2で圧縮機301が駆動され、微粒子Sの量の検知時である時刻t4からは、第1駆動条件JK1で圧縮機301が駆動される。このとき、圧縮機301を第2駆動条件JK2で駆動する期間においては、第1駆動条件JK1で駆動する期間よりも、圧縮機301から供給される圧縮空気AKの供給量が少なくなっている。このため、ノズル31Nから混合領域MXに向けて噴射される空気ARの流量も、第1駆動条件JK1で駆動する期間においては第1流量Q1とされており、第2駆動条件JK2で駆動する期間においては第1流量Q1よりも少ない第2流量Q2とされている。
本実施形態において、計測制御回路220のマイクロプロセッサ100が、圧縮機駆動回路320を制御する制御手段に対応する。また、ステップS5を実行しているマイクロプロセッサ100が、圧縮機駆動回路320に第1駆動条件JK1での駆動を指示する第1指示手段に対応する。一方、ステップS6を実行しているマイクロプロセッサ100が、圧縮機駆動回路320に第2駆動条件JK2での駆動を指示する第2指示手段に対応する。
本実施形態のシステム1では、圧縮空気AKを生成する圧縮機301を含む圧縮空気源300を備えている。そして、微粒子Sの量の検知時には第1駆動条件JK1で圧縮機301を駆動している(ステップS5:第1指示手段)。一方、非検知時には第2駆動条件で圧縮機301を駆動している(ステップS6:第2指示手段)。これにより、非検知時に、検知時よりも噴射される圧縮空気AKの流量Qを低下させている。このように、非検知時でもノズル31Nから空気ARを噴射するので、混合領域MXからノズル31Nを通じてイオン気体噴射源11に排気ガスEGが逆流することはない。その上、非検知時には、圧縮機駆動回路320を第2駆動条件JK2で駆動して、圧縮機301の負荷を低減して、その寿命を延ばすことができる。また、微粒子Sの非検知時の圧縮機301(圧縮空気源300)での消費電力を低減することもできる。
さらに、本実施形態のシステム1では、気体噴射源11は、イオン源を兼ねるイオン気体噴射源11としてある。このように、気体噴射源11とイオン源が一体化されているので、検知部10を小型化できるとともに、生成したイオンCPを混合領域MX(円柱状混合領域MX1)に向けて確実に噴射することができる。
さらに、本実施形態のシステム1では、圧縮機301としてダイアフラム式圧縮機を採用する一方、非検知時に圧縮機301の負荷を低減して、圧縮機301の寿命を延ばしている。このため、システムとして、圧縮機301について長寿命で高効率・低騒音としうる。
さらに、本実施形態のシステム1では、エンジンENGの排気管EPに適用しながらも、圧縮機301を負荷の少ない第2駆動条件JK2で駆動することで、非検知時でもノズル31Nから空気ARを噴射するので、混合領域MXから気体噴射源11内に排気ガスEGが逆流することがなく、微粒子Sによるノズル31Nの詰まりを生じにくく、排気ガスEG中の微粒子Sの量を適切に検知できる。
さらに、本実施形態のシステム1は、車両AMに搭載されたエンジンENGに用いられて、長期間に亘って使用される。しかるに、微粒子Sの量の非検知時には、圧縮機301を負荷の少ない第2駆動条件JK2で駆動しているので、圧縮機301の長寿命化が図れる。
以上において、本発明を実施形態のシステム1に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、圧縮機301として、ダイアフラム式圧縮機を用いたが、これに限られない。例えば、ピストン式圧縮機やスクリュー式圧縮機を用いても良い。
また、上記実施形態では、気体噴射源11は、イオン気体噴射源11とされ、イオンCPを生成すると共に、生成したイオンCPを噴射する形態としたが、これに限られない。例えば、圧縮空気源300から供給された圧縮空気AKのみを噴射する形態としても良く、また、別途生成したイオンCPを受け入れ、圧縮空気AKと共に噴射する形態としても良い。
AM 車両(車)
ENG エンジン(内燃機関)
EP 排気管(通気管)
EG 排気ガス
EGI 取入排気ガス
S 微粒子
SC 帯電微粒子
CP イオン
CPF 浮遊イオン
CPH 排出イオン
Is 信号電流
1 微粒子検知システム
10 検知部
11 イオン気体噴射源(気体噴射源)
12 微粒子帯電部(空間形成部材)
20 針状電極体
22 (針状電極体の)針状先端部(イオン気体噴射源)
31 ノズル部(イオン気体噴射源,微粒子帯電部)
31N ノズル(噴射孔)
PV1 第1電位
PV2 第2電位
PV3 第3電位
PVE 接地電位
MX 混合領域(内部空間)
42 捕集極
50 補助電極体
53 (補助電極体の)補助電極部(補助電極)
AK 圧縮空気
AR 空気
300 圧縮空気源
301 圧縮機
320 圧縮機駆動回路
Q1 第1流量
Q2 第2流量
JK1 第1駆動条件
JK2 第2駆動条件
S5 第1指示手段
S6 第2指示手段
100 マイクロプロセッサ(制御手段)
201 回路部
210 イオン源電源回路
220 計測制御回路
230 信号電流検知回路
240 補助電極電源回路

Claims (5)

  1. 通気管内を流通する被測定ガス中の微粒子の量を検知する微粒子検知システムであって、
    上記通気管に装着され、上記被測定ガスに接触する検知部と、
    圧縮空気を生成する圧縮機を含み、上記検知部に上記圧縮空気を供給する圧縮空気源と、
    上記圧縮機を駆動する圧縮機駆動回路と、
    上記圧縮機駆動回路を制御する制御手段と、を備え、
    上記検知部は、
    上記被測定ガスが導入される内部空間を構成する空間形成部材と、
    上記内部空間と隣り合うと共に、上記圧縮空気源から供給された上記圧縮空気を自身に形成された噴射孔を通じて上記内部空間に向けて噴射する気体噴射源を有し、
    上記圧縮機駆動回路による上記圧縮機の駆動条件のうち、
    上記噴射孔から第1流量の空気を噴射させる駆動条件を第1駆動条件とし、
    上記噴射孔から上記第1流量よりも少ない第2流量の空気を噴射させる駆動条件を第2駆動条件としたとき、
    上記制御手段は、
    上記微粒子の量の検知時には、上記圧縮機駆動回路に上記第1駆動条件での駆動を指示する第1指示手段と、
    上記微粒子の量の非検知時には、上記圧縮機駆動回路に上記第2駆動条件での駆動を指示する第2指示手段とを有する
    微粒子検知システム。
  2. 請求項1に記載の微粒子検知システムであって、
    前記気体噴射源は、
    気中放電によりイオンを生成し、生成した上記イオンを、前記圧縮空気と共に噴射するイオン気体噴射源である
    微粒子検知システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の微粒子検知システムであって、
    前記圧縮機は、ダイアフラム式圧縮機である
    微粒子検知システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の微粒子検知システムであって、
    前記通気管は、内燃機関の排気管であり、
    前記被測定ガスは、上記排気管内を流通する排気ガスである
    微粒子検知システム。
  5. 請求項4に記載の微粒子検知システムであって、
    前記排気管は、車載された前記内燃機関の排気管である
    微粒子検知システム。
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