JP5675566B2 - ブートストラップ回路、並びにそれを備えたインバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体スイッチング素子の駆動回路用電源に用いられるブートストラップ回路、並びにブートストラップ回路を備えたインバータ装置に関する。
従来、電動機駆動などに用いられるインバータ装置は主電源端子間の高圧側アーム(以下これを上アームと称す)に第1の電力用スイッチング素子を、低圧側アーム(以下これを下アームと称す)に第2の電力用スイッチング素子を各々配置し、これら第1及び第2の電力用スイッチング素子を直列接続する構造を有する。インバータ装置の動作において、上アームにNチャネルのデバイスを用いる場合、ゲート電圧を確保するために、上アーム駆動回路の電源電圧にブートストラップ回路と呼ばれる電源供給回路が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
図3に従来使用されているブートストラップ回路を備えたインバータ装置の一例を示す。
図3において、QT1は上アームスイッチング素子、QB1は下アームスイッチング素子、及び上アーム還流ダイオードDT1、下アーム還流ダイオードDB1は上アームスイッチング素子QT1、下アームスイッチング素子QB1と逆並列接続されたダイオードであり、以上の回路構成から一対の直列接続の回路構成となる。主電源Vsは該直列接続回路の主電源である。下アームスイッチング素子QB1はVccを電源とする下アーム駆動回路2によって駆動される。一方、上アームスイッチング素子QT1は上アーム駆動回路電源入力端子QVbに接続される電源により動作するとする上アーム駆動回路3により駆動される。上アーム駆動回路の電源は、以下に説明するブートストラップ回路4の動作により生成される。
下アームスイッチング素子QB1がON、上アームスイッチング素子QT1がOFFの時、インバータ出力端子VMの電位は0Vとなり、ブートストラップコンデンサCbに充電される。次に下アームスイッチング素子QB1がOFF、上アームスイッチング素子QT1がONとなり、インバータ出力端子VMの電位は主電源Vsの電位に持ち上がり、上アーム駆動回路の電源はブートストラップコンデンサCbから供給される。
ここで、上アームスイッチング素子QT1のONによりインバータ出力端子VMの電位が0Vから主電源Vsの電位に変化する際、下アーム還流ダイオードDB1に逆方向の電流(以下これをリカバリ電流と称す)Ibが流れる。このリカバリ電流は、充電時に流れる順方向電流(以下これを充電電流と称す)Ifに依存するため、特にブートストラップコンデンサCbの蓄積電荷が少なく、充電電流Ifが大きいときに大きくなる。
これに対し、特許文献1では、電源投入を検出する回路を用いて充電電流を抑える技術を提案している。しかし、実装が容易ではないことから、一般的には下アーム還流ダイオードDB1に直列にブートストラップダイオード保護抵抗Rbを接続し、充電電流Ifを抑える技術が用いられている。また、特許文献2では、ブートストラップダイオード保護抵抗Rbを別の用途で使用する抵抗と共用化するなど、素子数の低減が図られている。
特開2011−35983号公報 特開3564694号公報
上記一般的なブートストラップ回路において、充電電流を抑制するために挿入する抵抗は、上アーム駆動回路への電源供給に影響が出ない範囲内で、大きい抵抗値を持つ抵抗を使用することが望ましい。しかし、抵抗値が大きい場合、リカバリ電流発生時に両端に高電圧がかかり、故障に至る可能性が高くなる。
そこで、本発明は、充電時の突入電流を抑制し、かつリカバリ電流による故障を防止することができる回路を実現することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明によるブートストラップ回路は、直流電源から、直列に接続された抵抗と第一のダイオードを介して流れる充電電流によってコンデンサを充電し、充電された前記コンデンサを半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路の電源とし、第2のダイオードを、前記抵抗に並列に、かつ前記第1のダイオードとは逆方向に接続する。
また、前記抵抗が第1導電型(N型またはP型)の半導体基板に形成された第2導電型の拡散層(第1導電型とは反対の導電型)からなり、前記第2のダイオードが前記半導体基板と前記拡散層から形成されていても良い。
本発明によれば、第1のダイオードに流れるリカバリ電流が第2のダイオードに流れるので、抵抗にかかる電圧を低減することができる。これにより、充電時の突入電流を抑制し、かつリカバリ電流による故障を防止することができる。
本発明の一実施形態であるブートストラップ回路を含むインバータ装置。 図1の実施形態にて使用する抵抗及びダイオードの平面パターン及び断面図。 ブートストラップ回路の従来例。
以下、本発明の実施に好適な実施例を説明する。
図1は本発明の一実施形態であるブートストラップ回路を含むインバータ装置の構成例を示す図である。インバータ装置1は、上アームスイッチング素子QT1、上アームスイッチング素子QT1に逆接続された上アーム還流ダイオードDT1、下アームスイッチング素子QB1、下アームスイッチング素子QB1に逆接続された下アーム還流ダイオードDB1、上アーム駆動回路3、下アーム駆動回路2、ブートストラップダイオードDb1、ブートストラップダイオード保護抵抗Rb、抵抗保護ダイオードDb2を含む回路で構成される。また、インバータ装置1は、GND端子GL1、内蔵ブートストラップダイオード電源入力端子BI、内蔵ブートストラップダイオード電源出力端子BO、上アーム駆動回路電源入力端子QVb、主電源入力端子VS、インバータ出力端子VM、GND端子GL2を備える集積回路である。なお、図1では、スイッチング素子を絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)としたが、MOSFETや接合型バイポーラトランジスタなどの他の半導体スイッチング素子を用いても良い。
制御電源入力端子VCCより供給される電力により下アーム駆動回路2が動作し、下アームスイッチング素子QB1がON状態になる。すると、インバータ出力端子VMはGND電位となり、内蔵ブートストラップダイオード電源入力端子BIより入力された電力が、ブートストラップダイオード保護抵抗Rb、ブートストラップダイオードDb1を通して内蔵ブートストラップダイオード電源出力端子BOに出力されるため、ブートストラップコンデンサCbの両端に電圧がかかり、ブートストラップコンデンサCbの充電が始まる。下アームスイッチング素子QB1がOFF状態になると、ブートストラップコンデンサCbに充電された電力は、上アーム駆動回路電源入力端子QVbを通して上アーム駆動回路3に入力され、上アーム駆動回路の電源となる。インバータ装置の動作は、下アームスイッチング素子QB1と上アームスイッチング素子QT1のON/OFFを1サイクルとし、この動作の繰り返しで行われる。ブートストラップコンデンサCbが充電中の時、ブートストラップダイオードDb1には充電電流Ifが流れているが、ブートストラップコンデンサCbから上アーム駆動回路に電力を供給する際、ブートストラップダイオードDb1には充電電流Ifに依存したリカバリ電流Ibが流れる。充電電流Ifを抑える目的で回路に挿入する抵抗は、リカバリ電流Ibが流れる際にその両端に高電圧がかかり故障する可能性があるため、抵抗保護用に抵抗保護ダイオードDb2を追加する。充電電流Ifが流れる際はブートストラップダイオード保護抵抗Rbを介して電流を流すことができ、充電電流Ifを抑えることができる。このとき抵抗保護ダイオードDb2は逆バイアス状態であり、電流は流れない。次にリカバリ電流Ibが流れる際には抵抗保護ダイオードDb2を順方向に電流が流れるため、抵抗に高電圧がかかることは無く故障を防止することができる。
上記のように、本実施形態の回路は抵抗と並列に抵抗保護ダイオードDb2を追加しているので、充電電流Ifは抵抗にて抑制されるが、この時、抵抗保護ダイオードDb2は逆バイアスとなるため、電流を流すことはない。一方、ブートストラップダイオードDb1のリカバリ時に発生するリカバリ電流Ibは抵抗保護ダイオードDb2に流れるため、抵抗に高電圧は発生せず、故障を防止することができる。
上記のように、新規に素子を回路内に追加することは、一般には集積回路の製造コストに影響する。そこで本実施形態では、以下に説明する構造を有する素子を追加する。
図2は図1のブートストラップ回路に用いる抵抗及びダイオードの断面の一実施形態である。図2において点A及び点BはP型拡散層からなる抵抗を形成している。点B及び点Cは、点Bをアノードとし、点Cをカソードとするダイオードを形成している。つまり上記回路に必要な抵抗及びダイオードを容易に実装することが可能である。
このように、点Aと点B間のP層をブートストラップダイオード保護抵抗Rb、またP層とN基板で形成される寄生ダイオードを抵抗保護Db2とすることで、容易に回路を実装することができる。
尚、本実施例ではN型基板にP層の拡散層を用いて抵抗及びダイオードを形成したが、P型基板にN層の拡散層を用いた場合であっても同様の効果を得ることができる。
1 インバータ装置
2 下アーム駆動回路
3 上アーム駆動回路
4 ブートストラップ回路
BI 内蔵ブートストラップダイオード電源入力端子
BO 内蔵ブートストラップダイオード電源出力端子
Cb ブートストラップコンデンサ
Db1 ブートストラップダイオード
Db2 抵抗保護ダイオード
DB1 下アーム還流ダイオード
DT1 上アーム還流ダイオード
GL1、GL2 GND端子
QT1 上アームスイッチング素子
QB1 下アームスイッチング素子
QVb 上アーム駆動回路電源入力端子
Rb ブートストラップダイオード保護抵抗
Vcc 制御電源
VCC 制御電源入力端子
VM インバータ出力端子
Vs 主電源
VS 主電源入力端子

Claims (3)

  1. 直流電源から、直列に接続された抵抗と第一のダイオードを介して流れる充電電流によってコンデンサを充電し、充電された前記コンデンサを、半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路の電源とするブートストラップ回路において、
    第2のダイオードを、前記抵抗に並列に、かつ前記第1のダイオードとは逆方向に接続することを特徴とするブートストラップ回路。
  2. 請求項1に記載されたブートストラップ回路において、前記抵抗が第1導電型の半導体基板に形成された第2導電型の拡散層からなり、前記第2のダイオードが前記半導体基板と前記拡散層から形成されることを特徴とするブートストラップ回路。
  3. 半導体スイッチング素子と、前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に電源を供給するためのブートストラップ回路とを備えるインバータ装置において、
    前記ブートストラップ回路が、請求項1または請求項2に記載されたブートストラップ回路であることを特徴とするインバータ装置。
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