JP5672901B2 - 燃料電池用ガス拡散層の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用ガス拡散層およびその製造方法に関するものである。
燃料電池は水素などの燃料と空気などの酸化剤を電気化学的に反応させることにより燃料の化学エネルギーを電気エネルギーに変換して取り出す発電方式であり、発電効率が高く、静粛性に優れ、大気汚染の原因となるNOx、SOx、また地球温暖化の原因となるCOの排出量が少ない等の利点から、新エネルギーとして期待されている。
その適用例は携帯電気機器の長時間電力供給、コジェネレーション用定置型発電温水供給機、燃料電池自動車など、用途も規模も多様である。
燃料電池の種類は使用する電解質によって、固体高分子形、リン酸形、溶融炭酸塩形、固体酸化物形、アルカリ形等に分類され、それぞれ運転温度が大きく異なり、それに伴い発電規模や利用分野も異なる。
これらのうち、陽イオン交換膜を電解質として用いる固体高分子型燃料電池は比較的低温での動作が可能であり、また、電解質膜の薄膜化により内部抵抗を低減できるため高出力化、コンパクト化が可能である。
固体高分子型燃料電池は、高分子電解質膜を電解質膜として用いており、高分子電解質膜の両面に電極触媒層を接合した膜電極接合体の両面にセパレータを配した単電池セルを単数あるいは複数積層した構造を有している。
高分子電解質膜の一方の面はアノード(燃料極)として機能し、他方の面はカソード(空気極)として機能する。
燃料極、空気極のそれぞれに反応ガスが供給されると、各電極触媒層中の触媒粒子表面において、下記の式(1)、(2)の電気化学反応が生じ直流電力を発生する。
燃料極側:2H → 4H+4e………………(1)
空気極側:O+4H+4e → 2HO………(2)
燃料極側では水素分子(H)の酸化反応が起こり、空気極側では酸素分子(O)の還元反応が起こることで、燃料極側で生成されたHイオンは高分子電解質膜中を空気極側に向かって移動し、e(電子)は外部の負荷を通って空気極側に移動する。
一方、空気極側では酸化剤ガスに含まれる酸素と、燃料極側から移動してきたHイオンおよびeとが反応して水が生成される。かくして、固体高分子形燃料電池は、水素と酸素から直流電流を発生し、水を生成することになる。
ここで燃料極に対向するセパレータ表面には、燃料を流通させるための凹溝状の燃料流路が設けられている。また、空気極に対向するセパレータ表面には、酸化剤ガスを流通させるための凹溝状の酸化剤ガス流路が設けられている。燃料としては、水素を主体とした改質ガス(又は水素ガス)や、メタノール水溶液などが用いられている。
対して空気極側の還元反応(酸素分子(O)の4電子還元)を式(3)に示す。空気極側において副反応として下記の電気化学反応(酸素分子(O)の2電子還元)が生じて多くのHが発生する。そして不純物としてFe(II)などが存在するとその触媒作用でHが分解され、OH・(OHラジカル)とOHが生成する。
空気極側:O+2H+2e → H
+Fe(II) → OH・+OH+Fe(III)…(3)
生成したOH・(OHラジカル)は酸化力が大きく、高分子電解質膜を酸化し分解し劣化させる。
単位電池セルの電圧は、室温近傍において理論上約1.2Vであるが、水素イオンが電解質膜を透過する際の抵抗等により、実質的には0.85〜1.0Vとなる。実用上、連続運転条件下で電圧が0.3〜0.6V程度となるように電流密度が設定されるため、実際に電源として用いる場合には、所定の電圧が得られるように、複数の単位電池セルを直列接続して使用する必要がある。
電池構造としては、出力密度の増大と燃料電池全体のコンパクト化を目的として、MEA(Membrane-Electrode Assembly:膜−電極アッセンブリ)をガス拡散層およびセパレータで挟持して成る単電池セルを複数積層(スタック)した構造が用いられている。
必要な電力により、スタック枚数は異なり、一般的に携帯電気機器のポータブル電源では数枚から10枚程度、コジェネレーション用定置型電気および温水供給機では60〜90枚程度、自動車用途では250〜400枚程度といわれている。高出力化のためにはスタック枚数の増大は必然的であり、単位電池セルの厚みやコストが燃料電池本体のサイズや価格に大きく影響することになる。
燃料電池のガス拡散層とは、単電池を構成する部材であり、導電性の多孔質体からなり、セパレータからの燃料および空気の触媒層への均一拡散、電気および熱伝導、反応によって生成される水を適切に排出および保持を行う役割があり、これらを効率良く行う為の諸特性が必要とされる。
水排出能力が不足すると、反応による生成水の発生による電解質膜近傍での水分が過多となり反応ガスの拡散を阻害したり(フラッディング)、水滴がセパレータ流路を閉塞して反応ガスの流動を妨げたり(プラッキング)することで、電池性能の劣化が起こる。
また、水保持能力が不足すると、アノード側からカソード側へのプロトン伝導の際に必要な水が不足し(ドライアウト)、電池性能の劣化が起こる。このため、ガス拡散層に適切な水管理能力を付与することは、優れた電池性能を保持する上で特に重要である。
そこで、このような水管理能力を向上させるために、多孔質体表面にMPL(Micro Porous Layer)と呼ばれる、より微細な構造の多孔質層を形成させる場合もある。
また、ガス拡散層はスタックの構成部材の一つでもあるため、MEAの支持体とされる場合もあり、スタッキング圧力に耐える圧縮強度、長時間のスタック運転中に厚み変化を起こさない低圧縮クリープ性、発電面内で接触抵抗ムラなどを生じさせない厚さ均一性も必要となる。
ガス拡散層に使用される材料としては、特許文献1、2等のカーボンペーパー等の炭素繊維による、孔径が1〜100μm程度の貫通孔が複数存在する多孔質体が主として報告されている。しかし、上記ガス拡散層は耐食性に優れるが、炭素繊維を炭化した樹脂バインダーの存在する箇所で結着して接合しているため、スタック圧により厚みが変化したり、炭素繊維が脱落したりする等の強度的な問題がある。また、製造方法が抄紙法によるため、孔形状の精密な制御が困難であり、均一なガス供給、水管理が不可能となる問題がある。
さらに、ガス拡散層より突出した炭素繊維が電解質膜に物理的に負荷を与え、電解質膜を損傷し、その結果アノード側のガスおよびカソード側のガスがお互いにリークし、電池性能の低下が懸念される。また、製造工程が高温であるため製造コストの高コスト化が懸念される。
また、金属系のガス拡散層材料も報告されている。特許文献3ではエキスパンドメタルおよびラスカットメタルを使用したガス拡散層が報告されているが、貫通孔径が大きいため、反応ガスの拡散性には問題ないが、水保持能に問題がある。さらに、触媒層との接触面積が少なくなるため、接触抵抗の増加が懸念される。
また特許文献4では、金属繊維をフェルト状化したガス拡散層が報告されているが、折り重なった部分に凹凸が発生し、その凹凸形状が電解質膜を損傷する問題がある。
また特許文献5では、金属単板のウェットエッチング加工によるガス拡散層が報告されているが、高アスペクト比のウェットエッチングが困難であり、一般的に多く使用されている数100μm程度の厚みのガス拡散層では、は特殊なウェットエッチング方法を用いない限り、良好な電池特性を発現させるために必要とされるより微細な10μm以下の貫通孔径の作製は困難である。
特開平9-324390号公報 特開2005-302558号公報 特開2009-9879号公報 特開2008-103142号公報 特表2009-532848号公報
本発明の第一の目的は、従来の技術における上述した問題点に鑑みてなされたものであり、導電性、強度、ガス透過性、水管理能力の良好な燃料電池用ガス拡散層を提供することであり、本発明の第二の目的は、そのような燃料電池用ガス拡散層を容易に低コストで簡便に製造する方法を提供することである。
上記課題を解決するために、ここに提案する燃料電池用ガス拡散層の製造方法は、
既定の金属板にフォトレジストを形成する第1工程、
ガス拡散用貫通孔および位置合わせ用貫通孔をパターニングしたフォトマスクを介して、前記第1工程を経た前記金属板を露光および現像し、フォトレジストをパターニングする第2工程、
前記第2工程を経た前記金属板をウェットエッチングし、複数のガス拡散用貫通孔および位置合わせ用貫通孔を形成する第3工程、
前記第3工程を経た前記金属板に塗布されたフォトレジストを剥離する第4工程、および、
前記第4工程を経た2以上の前記金属板を前記位置合わせ用貫通孔を合わせて積層する第5工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、導電性、強度、ガス透過性、水管理能力の良好な燃料電池用ガス拡散層を実現することができ、さらに、そのような燃料電池用ガス拡散層を容易に低コストで簡便に製造する方法を実現できる。
本発明の一つの実施の形態における第一の態様の燃料電池用ガス拡散層の説明断面図である。 図1の燃料電池用ガス拡散層の説明上面図である。 本発明の一つの実施の形態における第二の態様の燃料電池用ガス拡散層の説明断面図である。 図3の燃料電池用ガス拡散層の説明上面図である。 本発明の一つの実施の形態としての燃料電池用ガス拡散層の製造方法における金属板の表面片面からフォトエッチングした貫通孔の説明断面図を示す図である。
以下、適宜、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳述することにより本発明を明らかにする。
図1は本発明の一つの実施の形態における第一の態様の燃料電池用ガス拡散層の説明断面図である。また、図2は図1の燃料電池用ガス拡散層の説明上面図である。更に、図3は上記実施の形態における第二の態様の燃料電池用ガス拡散層の説明断面図である。また、図4は図3の燃料電池用ガス拡散層の説明上面図である。
図1ないし図4の実施の形態の燃料電池用ガス拡散層は、フォトエッチングにより複数のガス拡散用貫通孔6および位置合わせ用貫通孔7が形成された1以上の金属板3、4、5を、セパレータ側(各図における上方または下方)から触媒層側(各図における下方または上方)までガス拡散用貫通孔6が連続するように位置合わせ用貫通孔7を合わせて積層させて構成される。
上記実施の形態に用いる金属板3、4、5への貫通孔形成方法については、まず、金属板にネガ型又はポジ型のフォトレジストを形成する。次に、透光又は遮光部位からなる所望のパターンが形成されたフォトマスクを介して露光、現像を行い、同パターンに形成したフォトレジストを設ける。最後に、金属板を腐食可能なエッチング液を用いてエッチングを行い、所定の貫通孔を形成する。最後に、エッチング加工終了後のフォトレジストは、剥離液に浸漬することで膨潤剥離する。
上記実施の形態に用いる金属板の材質については、ウェットエッチングが可能であれば、特に限定するところではない。比較的温和なエッチング液条件で加工可能な材料として、鉄、鉄合金、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金を好適に用いることができる。特に薄板としても堅牢性が高く、かつ通過するガス、水に対しての耐食性が高いものとして、ステンレス類の鉄合金が好ましい。
上記実施の形態に用いる金属板の板厚については、金属板の貫通孔径を決定する因子となるため、最終的に金属板を積層した際の貫通孔形状を考慮して、適宜選択する必要がある。
図5は、本発明の一つの実施の形態としての燃料電池用ガス拡散層の製造方法における金属板の表面片面からフォトエッチングした貫通孔の説明断面図を示す図である。ウェットエッチングにおいては、図5に示すように、フォトレジスト直下でのサイドエッチングが進行するため、エッチングファクターを最大とする加工方法を用いた場合においても2.6程度である。ここでエッチングファクター(EF)とはレジスト開口径をW1、金属板のエッチング部分の開口径をW2、深さをDとすると式(4)で表される。
EF=2D/W2−W1………………(4)
上記エッチングファクターより、フォトレジストの開口径分を考慮すると、板厚以下の貫通孔径を得ることは難しい。金属板厚を薄くすることにより最小貫通孔径を小さくすることが可能であるが、金属板厚を小さくしすぎると金属板単体の堅牢性が低下する問題がある。
また、金属板を積層したガス拡散層全体の厚みとして、水管理のために100〜500μm、より好ましくは200μm程度必要であり、積層枚数の増加による接触抵抗の増加が懸念される。
さらには、材質によっては、薄板化による加工費から材料単価が大きくなり、高コスト化を招く恐れもあるので、材質により適宜選択する必要がある。
上記実施の形態に用いるフォトレジスト材料としては、エッチング液に対しての耐薬品性を有していれば、特に限定されるものでない。フォトレジストとしては、ネガ型、ポジ型のいずれのレジストも使用可能である。ネガ型フォトレジストとしては、重クロム酸系やポリケイ皮酸ビニル系や環化ゴムアジド系などが挙げられる。
また、ポジ型フォトレジストとしては、ナフトキノンアジド系やノボラック樹脂系などが挙げられる。液状フォトレジストをエッチング層上に塗布する場合には、スピンコーター、ロールコーター、ディップコーターなど通常使用されるフォトレジストコート方法を用いる。ドライフィルムレジストを用いる場合にはラミネーターを用いる。また、印刷レジストをパターン印刷しても良い。
上記実施の形態に用いるフォトレジストの厚みについては、使用するフォトレジスト材料、金属板材料および所望のパターン寸法によるが、金属板単板においてもガス拡散用貫通孔径100μm程度のある程度の微細なパターン形成が必要となるため、ウェットエッチング下におけるフォトレジストの密着性が確保できれば、極力薄いほうが好ましい。フォトレジストを薄くすることによって、露光の拡散による精度誤差を抑制するだけでなく、ウェットエッチング時のエッチング液の拡散性を向上させることが可能となり、より微細で高アスペクト比の加工が可能となる。
上記実施の形態に用いるフォトレジストの開口幅については、使用する各材料、エッチング条件により適宜選択する必要がある。フォトレジストの開口幅を大きくすると、ウェットエッチング時のエッチング液の拡散性が向上するため、より高アスペクト比の加工が可能となるが、開口幅の分だけ貫通孔径は大きくなる。逆に、フォトレジストの開口幅を小さくすると、ウェットエッチング時のエッチング液の拡散性が悪くなるため、アスペクト比の小さい加工となり、結果として、貫通孔が形成されるまでエッチングを進行させた際に貫通孔径が大きくなってしまう問題がある。
上記実施の形態に用いるウェットエッチング液については、塩化第二鉄または塩化第二銅を用いることが望ましい。特に、鉄やアルミニウム系の金属には塩化第二鉄を用いることが好ましい。塩化第二鉄および塩化第二銅は、塩素または塩素酸化合物などの酸化性物質をエッチング加工の際に同時に混合することにより、反応生成物である塩化第一鉄または塩化第一銅を再生することが可能となる。
塩化第二鉄(FeCl)を用いた場合を例に取ると、エッチング加工の際の反応生成物である塩化第一鉄(FeCl)は、式(5)(6)のように、再び塩化第二鉄に再生される。
(塩素を混合した場合)2FeCl+Cl→2FeCl ………(5)
(塩素酸ナトリウムを混合した場合)
6FeCl+6HCl+NaClO→6FeCl+NaCl+3HO…(6)
上記実施の形態に用いるウェットエッチング液の濃度については、所望の貫通孔形状により適宜選択する必要がある。塩化第二鉄および塩化第二銅は、濃度によって反応速度および加工面の表面粗さが変化する。特に、塩化第二鉄は、2.5mol/L付近に反応速度の極大を持ち、その前後で特に鉄系合金において表面粗さが小さくなるため、上記濃度付近で調整することがより好ましい。
上記実施の形態に用いるウェットエッチング液の温度については、高温ほど反応速度が増加し、加工速度が向上するため、40℃以上、より好ましくは50℃以上であることが好ましい。
上記実施の形態に用いるウェットエッチング液の供給方法については、スプレー法、パドル法、ディップ法や噴流法などが挙げられるが、特にスプレー法が好ましい。スプレー法により、金属板幅方向への液捌けを促進し、中央部のエッチング液滞流(液ダマリ)が抑制され、液を均一かつ連続的に供給することが可能となり、高精度かつ高アスペクト加工、加工速度を良好にするとこができる。
上記実施の形態に用いるウェットエッチング後のフォトレジストの剥離液については、熱アルカリ溶液、ジメチルホルムアミド等の有機溶剤が挙げられるが、使用する金属材料を腐食しないものを適宜選択する必要がある。例えば、アルミニウム系材料を使用する場合、熱アルカリ溶液は侵食作用があるため、使用することができない。特に、鉄系材料を使用する場合、熱アルカリ溶液を使用することにより、フォトレジストの剥離と同時に表面の脱脂効果もあるため、大変有効である。
上記実施の形態に用いる金属板のガス拡散用貫通孔のパターン形状については、碁盤目状、丸ドット状、ストライプ状等が挙げられるが、セパレータの流路構造によって適宜選択する必要がある。特に、あらゆる方向に対して堅牢性が高く、金属板を積層してガス拡散層とした際の最終的なガス拡散用貫通孔の予測設計が容易である碁盤目状が好ましい。
上記実施の形態に用いる金属板を積層しガス拡散層とする工程については、ガス拡散用貫通孔と別部分にウェットエッチングで同時作製した位置合わせ用貫通孔を用いる。画像認識により装置的に合わせても良いし、スタックの際には位置決めピンを用意し、ピンを上記位置合わせ用貫通孔に差し込むことで積層しても良い。
図4は、上記実施の形態における金属板単板を積層した燃料電池用ガス拡散層一部分の一例の説明上面図である。
また、図3は、上記実施の形態における金属板単板を積層した燃料電池用ガス拡散層の一部分を例示する説明断面図である。上記実施の形態に用いる金属板を積層し燃料電池用ガス拡散層とする積層構造については、例えば図3、図4のように、第1、第2、および、第3の各金属板3、4、5の全てのガス拡散用貫通孔6のパターン位置(金属板の面内方向での位置)が揃うように位置合わせ用貫通孔7を利用して位置合わせして積層し、直線状に連通したガス拡散用貫通孔としても良い。
しかしながら、このように直線状に連通した形状ではガス拡散性、水排出性が問題なくとも、水保持性が問題となる場合がある。また、金属板に形成されたガス拡散用貫通孔で、金属板を積層してガス拡散層とした際のガス拡散用貫通孔の径が決まってしまうため、10μm以下といったより微細なガス拡散用貫通孔を有したガス拡散層を作製することは極めて困難である。
好ましくは、例えば図1、図2のように第1、第2、および、第3の各金属板3、4、5のそれぞれのガス拡散用貫通孔のパターン位置を変更し(金属板の面内方向での位置をずらせて)、それぞれが折り重なるように位置合わせ用貫通孔7を利用して位置合わせして配置する方法が良い。この配置方法により、ガス拡散用貫通孔径の最小孔径は、ウェットエッチングの加工限界に制約されることなく、より微細にすることができる。さらには、ガス拡散層の平行方向にもガスおよび水分の流動が可能となるため、更なるガス拡散性、水管理能力の向上が可能となる。
上記実施の形態に用いる金属板の接触抵抗、耐久性等の物性をさらに改善するために、金属板を貴金属めっきで被覆しても良い。貴金属としては、金、白金、及びパラジウムが挙げられる。特に、接触抵抗が低く、耐食性の高い金が望ましい。ステンレス等の単独で反応ガスおよび水に対する耐食性を有するものは、ピンホールがあっても構わないため、薄膜めっきであっても大きな問題はない。但し、銅等の耐食性の伴わない材質に関しては、ピンホールがない厚膜めっきを施す必要があり、厚膜過ぎると高コスト化の懸念がある。
上記と同様の目的として、金属板に導電性樹脂を被覆しても良い。貴金属めっきと比較して安価であり、厚膜を形成してもコスト的な問題が少ない。被覆方法としては、ディッピング、スプレー、静電塗装法等の各種ウェットコーティング方法が挙げられる。特に、方法が簡便なディッピング法が好ましい。
上記実施の形態に用いる導電性樹脂は、導電性フィラーと樹脂の混合物である。導電性フィラーとしては、繊維状導電性フィラーあるいは粉体状導電性フィラーが望ましい。繊維状導電性フィラーとしては、具体的には、例えば、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブなどから選ばれる1種あるいは2種以上のカーボン繊維を挙げることができる。
上記実施の形態において、繊維状導電性フィラーと粉体状導電性フィラーを併用すると導電性樹脂自体の導電性をさらに低減できる。粉体状導電性フィラーとしては、十分な導電性を有し、発電環境下で十分な耐食性を有するものであれば特に制限はなく、具体的には、例えば、アセチレンブラック、バルカン、ケッチェンブラック等のカーボン粉体、WC、TiCなどの金属炭化物、TiN、TaNなどの金属窒化物、TiSi,ZrMoSiなどの金属珪化物およびAg,Auなどの耐食性金属などから選ばれた1種ないし2種以上の混合物を挙げることができる。
上記実施の形態に用いる導電性樹脂を構成する樹脂成分としては、ウェットコーティングが可能であれば特に制限はなく、具体的には、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、芳香族ポリイミド樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、などから選ばれた1種ないし2種以上の混合物を用いることができる。
上記実施の形態に用いる導電性樹脂における樹脂成分と導電性フィラーの比率は、用いられる金属板材質により異なるが、導電性フィラーの含有量が少ないと必要な導電性が確保できず、また、導電性フィラーの含有量が多すぎると、ウェットプロセスに不適合なインク粘度の増加、機械的強度の低下が懸念される。具体的な指標としては、膜形成した際に樹脂成分中の導電性フィラーの重量比率が30重量%以上90重量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは60重量%以上85重量%未満が望ましい。
上記実施の形態に用いるガス拡散層の貫通方向抵抗値、即ち、ガス拡散層のセパレータ側から触媒層側に到る貫通抵抗値は、スタック圧を想定した加圧環境下である1〜5MPaで10mΩ・cm2以下、さらに好ましくは1mΩ・cm2以下が望ましい。ガス拡散層はスタック部材の一部であるため、良好な導電性を有している必要がある。10mΩ・cm2以上になると、燃料電池全体の抵抗値として無視することができなくなり、電池性能の劣化に大きく寄与することになる。
以上のように、本発明の実施の形態では、金属板に貴金属めっき、導電性樹脂を被覆する態様を採ることも可能である。これにより、接触抵抗、耐久性等の物性をさらに改善することが可能である。
以上説明した、上記実施の形態におけるガス拡散層では複数のガス拡散用貫通孔が形成された金属板を、セパレータ側から触媒層側までガス拡散用貫通孔が連続するように、位置合わせ用貫通孔を合わせて複数積層してなることを特徴とする。
そして、金属板をウェットエッチングにより作製することにより、低コストかつ容易にガス拡散層を作製することが可能である。また、フォトリソグラフィによりパターン形状を決定できるため、全面に規格されたパターンおよび開口径のガス拡散用貫通孔を形成することができ、均一な反応ガスの供給、水管理が可能となる。
さらに、本実施の形態では金属板を用いるため、高い機械的強度を有する。また、表面が平滑であるため、電解質膜を損傷することなく、発電性能の劣化を防止できる。さらに、積層構造とするため、金属薄板を使用することが可能となり、高アスペクトの特殊なウェットエッチング方法を用いなくとも、金属板単板では作製困難である10μm以下の微細な径のガス拡散用貫通孔を有した総厚数100μmのガス拡散層の作製が可能となる。これにより、均一な反応ガスの供給、水管理能力を向上させることができる。
また、金属板に貴金属めっき、導電性樹脂を被覆することも可能である。これにより、接触抵抗、耐久性等の物性をさらに改善することが可能である。
そして、さらに、ガス拡散層のセパレータ側から触媒層側に到る貫通抵抗値が10mΩ・cm2以下であるような特徴的な仕様を実現できる。
次に、上記実施の形態の実施例について説明する。なお、後述する実施例は一例であり、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例)
金属板として厚み80μmのSUS316Lを用いた。この金属板のガス拡散層貫通孔を形成する箇所の外周部の4点に、孔径500μmの位置合わせ用貫通孔を、パンチングにより形成した。
次いで、膜厚20μmのネガ型ドライフィルムレジスト(SUNFORT SPG−102、旭化成株式会社製)を上記金属板両面にロールラミネータを用い、ロール温度110℃、ロール圧力0.3MPa、ラミネート速度1m/分で貼り合わせた。
次に、ガス拡散用貫通孔部分に相当する10μm角の遮光部分が、線幅50μmの透光部で区画された格子状パターンが配列されており、かつその外周部各辺に位置合わせ用貫通孔に相当する直径10μmの円状遮光部分が計4点構成されているフォトマスクを、上記金属板表裏面のパターン位置が一致するように設置し、紫外線露光処理を行った。さらに、30℃、1重量%炭酸ナトリウム水溶液を、スプレー圧0.1MPaで上記金属板表裏面に噴射することで現像を行い、フォトマスクの露光部分にフォトレジストが残存した金属板を得た。同様に、上記格子状パターン位置を上記円状遮光部分に対して、フォトマスク平面の縦横方向にそれぞれ5、10、15μmずつ変更したフォトマスクを用いて、露光および現像を行い、上記金属板と合わせて計4枚の金属板を得た。
次に、65℃、3mol/L塩化第二鉄水溶液を用いて、スプレー圧0.5MPaで上記金属板の両面よりスプレーエッチングを行い、フォトレジストパターンを残した金属板を作製した。
次に40℃、5重量%苛性ソーダ水溶液に上記金属板を浸漬し、フォトレジストを剥離し、その後水洗後、エアーによって乾燥することで、貫通孔を有する金属板を得た。得られた金属板は全て、ガス拡散用貫通孔が50μm角、線幅10μmで格子状パターンに配列され、かつ外周部各辺4点に直径50μmの円状の位置合わせ用貫通孔を有していた。また、4枚の金属板それぞれの格子状パターンが、円状貫通孔に対して金属板平面の縦横方向に5μmずつずれた構造となった。
最後に、位置決め貫通孔4箇所を合わせて、上記金属板4枚を積層し、ガス拡散層を得た。得られたガス拡散層は総厚200μm、ガス拡散層平面の垂直方向から見たガス拡散用貫通孔は5μm角であり、線幅10μmで格子状に均等に配列された構造であった。
1……………………金属板
2……………………フォトレジスト
3……………………第1の金属板
4……………………第2の金属板
5……………………第3の金属板
6……………………ガス拡散用貫通孔
7……………………位置合わせ用貫通孔
63,64,65…ガス拡散用貫通孔

Claims (1)

  1. 既定の金属板にフォトレジストを形成する第1工程、
    ガス拡散用貫通孔および位置合わせ用貫通孔をパターニングしたフォトマスクを介して、前記第1工程を経た前記金属板を露光および現像し、フォトレジストをパターニングする第2工程、
    前記第2工程を経た前記金属板をウェットエッチングし、複数のガス拡散用貫通孔および位置合わせ用貫通孔を形成する第3工程、
    前記第3工程を経た前記金属板に塗布されたフォトレジストを剥離する第4工程、および、
    前記第4工程を経た2以上の前記金属板を前記位置合わせ用貫通孔を合わせて積層する第5工程を含むことを特徴とする燃料電池用ガス拡散層の製造方法。
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