JP5671047B2 - 低減された赤外線の再帰反射性を有する角柱形状再帰反射性シート - Google Patents

低減された赤外線の再帰反射性を有する角柱形状再帰反射性シート Download PDF

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Description

本開示は、一般に、低減された赤外線の再帰反射性を有する角柱形状再帰反射性シート、かかる再帰反射性シートを含むナンバープレート、及びかかるナンバープレートを読み取ることができる自動ナンバープレート認識システムに関する。
再帰反射性材料は、材料に入射した光を発光源に戻す方向に転換できる機能を特徴とする。この特性により、再帰反射性シートが様々な交通安全及び個人の安全の幅広い用途で使用されるようになっている。再帰反射性シートは、一般に様々な物品、例えば、道路標識、バリケード、ナンバープレート、路面表示、及びマーキングテープ、並びに車両及び衣類用の再帰反射性テープに用いられる。
再帰反射性シートの2つの既知の種類には、コーナーキューブシートと微小球ベースのシートとがある。微小球ベースのシート(「ビード」シートと呼ばれることがある)は、通常、少なくとも部分的に結合剤層に包埋され、付属の正反射又は拡散反射材料(例えば、顔料粒子、金属フレーク、又は蒸着コーティングなど)を有する多数の微小球を用いることによって入射光線を再帰反射させる。キューブコーナー再帰反射性シート(「角柱形状」シートと呼ばれることがある)は、通常、実質的に平らな第1の表面と、複数の幾何構造体を備える第2の構造化面と、を有する薄い透明層を備え、その構造体の一部又は全部がキューブコーナー素子として構成される3つの反射面を備える。
ビード再帰反射体の対称的形状によって、微小球ベースのシートは、配向にかかわらず、すなわちシートの表面に対して垂直な軸を中心にして回転させても、同じ全光再帰反射性能(total light return)を示す。このため、このような微小球ベースのシートは、シートが表面に置かれる配向に対して比較的低い感受性を有する。しかし概して、かかるシートはキューブコーナーシートよりも低い再帰反射性効率を有する。
様々な種類の角柱形状再帰反射性シートが既知である。例えば、米国特許第5,200,851号(Coderreら)は、赤外線を再帰反射するが、可視光線は実質的に再帰反射しない角柱形状再帰反射性シートについて記述する。再帰反射性シート内のキューブコーナー素子には、赤外線透過性が非常に高いものの、可視光線を実質的に通さないように選択されたポリマーマトリックスが挙げられる。
米国特許第6,157,486号(Bensonら)は、少なくとも第1及び第2のポリマーの交代層を含む反射フィルムについて記述する。ポリマーの交代層は、第1のスペクトル域内の光については高反射率、第2のスペクトル域内の光については低反射率を示すように構成される。1つの例示のスペクトル域は赤外線であってよく、他の例示のスペクトル域は可視光線であってよい。
米国特許第7,329,447号(Chirhartら)は、第1のcap−Y値を有し、複数の不連続の着色表示(pigmented indicia)が上に配置された再帰反射層について記述する。着色表示はシートの表示面の第2のcap−Y値を画定し、第2のcap−Y値は第1のcap−Y値よりも小さい。
国際公開第2007−005357号(Nakajima)は、特定の波長範囲内の光を再帰反射し、可視光線を透過する、透明で波長選択的な再帰反射体について記述する。
近年、ナンバープレート用途での角柱形状再帰反射性シートの使用が研究されている。しかし、少なくとも幾つかの場合において、角柱形状再帰反射性シートを使用すると、再帰反射性ナンバープレートが自動ナンバープレート認識(「ALPR」)システムで画像化されたときのハレーション(現像された写真画像において、所望の境界を越えて光が拡散すること)が原因で視認性が低くなり、ナンバープレートの文字を読み取ることができない。
ALPRシステムは、電子装置を使用して車両を検出し、認識する。ALPRの例示の用途には、例えば、自動徴収、交通法の執行、犯罪関与車両の捜索、及び施設へのアクセス管理が挙げられる。ALPRシステムの1つの利点は、視覚的に識別可能な情報を表示するナンバープレートを備えることが世界のほぼ全域で車両に要求されるため、このシステムをほぼ全世界で使用できることである。しかし、視覚タグを認識するという作業は、複雑であり得る。例えば、ALPRシステムの読み取り精度は、読み取り機によって評価される取得画像の質に大きく依存する。既存のシステムでは、複雑な背景からタグを識別すること及び一定ではない照明に対処することが困難である。1つの例示のALPRシステムは、米国特許第7,387,393号(Reichら)(特開2007−171956号に相当)に記述される。ALPRシステムは、通常、赤外線カメラと、ナンバープレートに入射する光線を放射する赤外光源と、を用いる。多くのALPRシステムにおける赤外線カメラ及び/又は赤外光源は、道路の上又は道路付近に配置される。したがって、カメラ及び/又は光源によって放射される赤外線は、高照射角でナンバープレートに入射する。
本発明者らは、ナンバープレートに用いることができ、ALPRシステムによる正確な読み取り及び/又は検出が可能な角柱形状再帰反射性シートの必要性を認識した。本発明者らは、ALPRシステムで読み取り可能なナンバープレートに用いるのに望ましい、低減された赤外線再帰反射性をもたらす既知の角柱形状再帰反射性シートが現在存在しないことも認識した。本発明者らは、所望の白色度(CAP−Yとも呼ばれる)を維持しつつ、低減された入射赤外線の再帰反射性及び実質的に影響を受けない入射可視光線の再帰反射性を示す、既知の角柱形状再帰反射性シートが現在存在しないことも認識した。これらの性質は、ALPRシステムで読み取り可能なナンバープレートに用いるのに好適な再帰反射性シートにとって望ましい。本発明者らは、角柱形状再帰反射性シートに赤外線吸収材料又は赤外線散乱材料を含めることにより、上記の種類の再帰反射性シートを作製できることも認識した。幾つかの例示の実施態様では、シートに赤外線吸収材料又は赤外線散乱材料を含めることにより白色度が低減したので、本出願の発明者らは、再帰反射性シートの幾つかの例示の実施態様では、白色度向上材料も含めてよいことも認識した。
本出願の1つの目的は、ナンバープレートに用いることができ、ALPRシステムによる正確な読み取り及び/又は検出が可能な角柱形状再帰反射性シートを提供することである。本出願の別の目的は、所望の白色度(すなわち、CAP−Y)を維持しつつ、低減された入射赤外線の再帰反射性及び実質的に影響を受けない入射可視光線の再帰反射性を示す、角柱形状再帰反射性シートを作製することである。
本出願の1つの例示の実施形態は、キューブコーナー素子と、キューブコーナー素子に隣接する反射体層と、赤外線不透過材料と、を含む再帰反射性シートである。キューブコーナー素子は、例えば、完全な立方体、切頭立方体、キューブコーナー型の三角錐、キューブコーナー型の空洞などであってよい。幾つかの実施形態では、赤外線不透過材料は独立した層を形成する。他の実施形態では、赤外線不透過材料はキューブコーナー素子内にある。幾つかの実施形態は、所望により白色度向上材料も含んでよい。任意の白色度向上材料を含む幾つかの実施形態では、白色度向上材料はキューブコーナー素子内にある。任意の白色度向上材料を含む他の実施形態では、白色度向上材料及び赤外線不透過材料は独立した層を形成する。
本出願の別の例示の実施形態は、キューブコーナー素子と、キューブコーナー素子の裏側に隣接する反射体層と、キューブコーナー素子の前側に隣接する赤外線不透過層と、を含む再帰反射性シートである。幾つかの実施形態では、赤外線不透過層上に配置された白色度向上材料も含む。
本出願の別の例示の実施形態は、赤外線不透過材料を含むキューブコーナー素子と、キューブコーナー素子の裏側に隣接する反射体層と、を含む再帰反射性シートである。幾つかの実施形態は、所望により白色度向上材料を含んでよい。少なくとも幾つかのこれらの実施形態では、白色度向上材料は、キューブコーナー素子の前側に配置される。幾つかの他の実施形態では、キューブコーナー素子は白色度向上材料を含む。
本出願の別の例示の実施形態は、上記の再帰反射性シートの少なくとも1つを用いるナンバープレートである。
本出願の別の例示の実施形態は、上記の再帰反射性シートの少なくとも1つを用いるナンバープレートと、ナンバープレートに光を向ける光源と、ナンバープレートを画像化できる機械と、を含むALPRシステムである。
本開示による再帰反射性シートの1つの実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの別の実施形態の断面図。 本開示による再帰反射性シートの特定の実施例の再帰反射性を測定するために用いられる装置の構成。
本出願は、低減された入射赤外線の再帰反射性をもたらす角柱形状再帰反射性シートについて記述する。本出願は、所望の白色度、すなわちCAP−Yを維持しつつ、低減された入射赤外線の再帰反射性及び実質的に影響を受けない入射可視光線の再帰反射性を示す、角柱形状再帰反射性シートについても記述する。かかる再帰反射性シートはナンバープレートに用いることができ、ALPRシステムによる正確な読み取り及び/又は検出が可能である。本出願の角柱形状再帰反射性シートは、再帰反射性シートが(1)可視光線で照射されると明るく見え、(2)赤外線で照射されると暗く見えるようにさせる赤外線吸収材料又は赤外線散乱材料を含む。赤外線で照射されると暗く見えることにより、赤外線カメラによる再帰反射性シートの撮影時にハレーションの発生が最小化される。角柱形状再帰反射性シートに幾つかの種類の赤外線吸収材料又は赤外線散乱材料を含めることにより、白色度の低下がもたらされることがある。したがって、本出願の発明者らは、所望の白色度(すなわち、CAP−Y)を維持するために、再帰反射性シートに白色度向上材料も含めてよいことも認識した。
本明細書で使用するとき、用語「透明」は、所望の波長に対して50μm厚で30%以上、好ましくは50%以上、及びより好ましくは70%以上の透過性を示す。可視光線の透過性は、分光光度計を用いて測定できる。
本出願の1つの例示の実施形態が図1に示されている。再帰反射性シート100は、裏側が反射体層108(ここでは、アルミニウムでの金属化として示す)でコーティングされ、前側が赤外線不透過層112(例えば、赤外線吸収層又は赤外線散乱層)でコーティングされたキューブコーナー素子104を含む。白色度向上材料116(ここでは、白色インクの点として示す)は、赤外線不透過層112の少なくとも一部に塗布される。キューブコーナーシート全体は、所望により反射体層108に隣接する接着層120を含み、再帰反射性シート100を基材に接着させることができる。
可視光線130が正常方向から再帰反射性シート100に入射すると、可視光線130は赤外線吸収層112を通過し、キューブコーナー素子104によって反射され、発光源へと方向転換される。これに対して、赤外線140が任意の照射角で再帰反射性シート100に入射すると、赤外線140は赤外線不透過層112によって吸収される、及び/又は散乱する。このようにして、赤外線の再帰反射が抑制される。本開示の範囲から逸脱することなく、上記の例示の実施態様に多くの変更を加えることができることは、当業者に明らかであろう。
キューブコーナー素子104は、光をその源に戻す方向に反射するように構成された、任意の好適なキューブ層であってよい。ある例示の実施形態では、キューブコーナー素子104は、ポリカーボネートから形成される。別の実施形態では、キューブコーナー素子104は、エポキシアクリレート放射線硬化樹脂から鋳造される。1つの実施例では、キューブコーナー素子104は、実質的に平面の表示面と、構造化面と、を含む(ただし、他の表示面も想到される)。幾つかの例示の実施形態では、キューブコーナー素子104は、より広範囲の入射光線角度で再帰反射性が向上するように互いに対して傾斜している。
キューブコーナー素子104には、例えば、一般に、単一のコーナー、すなわちキューブコーナーで交わる、3つの相互にほぼ垂直な横方向面を有する、三面構造が含まれてよい。使用する際、再帰反射性シート100は、通常、意図される観察者及び光源の予想位置にその表示面を向けて配置される。表示面に入射する光は、再帰反射性シート100に入射し、シートの本体を通過して、実質的に光源に向かう方向で表示面を出射するように、キューブコーナー素子104の3面それぞれによって反射される。キューブコーナーベースの再帰反射性シートの例示的実施例は、米国特許第5,138,488号(Szczech)、同第5,387,458号(Pavelka)、同第5,450,235号(Smith)、同第5,605,761号(Burns)、同第5,614,286号(Bacon)、及び同第5,691,846号(Benson,Jr.)に開示されている。
キューブコーナー素子104に好ましいポリマーには、ポリ(カーボネート)、ポリ(メタクリル酸メチル)、ポリ(エチレンテレフタラート)、脂肪族ポリウレタン、並びにエチレンコポリマー及びそれらのアイオノマーが挙げられる。再帰反射性シート100に用いられるキューブコーナー素子104は、例えば、米国特許第5,691,846号(Benson,Jr.)に記述されるように、フィルム上に直接鋳造することによって調製されてよい。放射線硬化キューブコーナーシートに好ましいポリマーには、例えば、多官能アクリレート又はエポキシなど架橋アクリレート、並びに単官能モノマー及び多官能モノマーとブレンドしたアクリル化ウレタンが挙げられる。更に、キューブコーナーシートは、より可撓性があるキャストキューブコーナーシートを得るために、可塑化ポリ塩化ビニルのフィルム上に鋳造されてもよい。これらのポリマーは、1つ以上の理由、例えば、熱安定性、環境安定性、透明性、工具又は成形型からの優れた剥離性、及び反射性コーティングの受取り能力などのために好ましい。
キューブコーナーシートの再帰反射係数は、通常、蛍光オレンジについては1ルクスあたり少なくとも約200カンデラ、白色シートについては1ルクスあたり少なくとも約550カンデラである。
再帰反射性シート100は、全反射の原則に依存する。したがって、キューブコーナーの空洞内の空気界面には、ほこり、水、及び接着剤がないことが好ましい。したがって、キューブコーナー素子104はシールフィルムで包囲されてよい。シールフィルムは、例えば、米国特許第6,224,792号(Janovec)に教示されるように、加熱、及び加圧、又は他の技法によってキューブコーナー素子104に貼り付けられてよい。好ましいシールフィルムは、好ましくは耐久ポリマー材料を含む。幾つかの例示的実施例には、熱可塑性ポリマー系、加熱活性化ポリマー系、紫外線硬化ポリマー系、及び電子ビーム硬化ポリマー系が挙げられる。好ましいシールフィルム材料は約75℃〜約95℃の圧力下で十分に軟化して流動するが、約65℃未満の温度では実質的に固定化されている。例示のシールフィルムは、例えば、米国特許第4,025,159号(McGrath)に教示されるように、その後硬化されるか、架橋されてよい。例示のシールフィルム材料には、例えば、ポリエチレングリコールジアクリレート及びヒドロキシメチルジアセトンアクリルアミド(hydroxymethyl diactone acrylamide)などアクリル系モノマー、並びにアクリレート若しくはメチルアクリレートポリマー、又はアクリレート若しくはメチルアクリレートコポリマーなどアクリル系ポリマー材料が挙げられる。特に好適な材料は、コポリエチレンテレフタレート(「COPET」)である。例示のシールフィルムは、補助剤(adjuvents)、例えば、二酸化チタンなど白色顔料、又は他の好適な着色剤を含んでよい。例示のシールフィルムは、好ましくはキューブコーナー素子104を効果的に密封するために十分厚いが、この材料が消耗するか、再帰反射性シート100が厚くなり過ぎて端封がより困難になるほど厚くはない。例示の実施形態では、シールフィルムの厚さは、少なくとも約0.03mm(1.18ミル)、より好ましくは少なくとも約0.06mm(2.36ミル)だが、一般にこの厚さは、約0.3mm(11.81ミル)を超えない。
再帰反射性シート100としてキューブコーナーシートが用いられる場合、積層体又は物品を不透明化する目的で裏打ち層を使用することが可能であり、これによりキューブコーナーシートの耐引っかき性及び耐穴開き性が向上し、かつ/又はシールフィルムの粘着性が解消される。
反射体層108は、好ましくはキューブコーナー素子104への良好な接着性を有する。反射体層108は、例えば金属蒸着を用いて形成されてよい。アルミニウム、銀などが金属として用いられてよい。キューブコーナー素子104上にコーティングされたチタン金属スパッタなど好適なプライマー材料を用いることは、蒸着の接着力を向上させることが判明している。既知のように、金属層を用いると、キューブコーナー素子104の照射角が増大する。あるいは、反射体層108は、例えば、米国特許第6,243,201(Fleming)に記述されるものなどキューブコーナー素子上に配置された多層反射コーティングを含んでよい。反射体層108の厚さは、約300〜約800オングストロームであることが好ましい。
赤外線不透過層112は、赤外線不透過材料を含む。本出願における用語「赤外線不透過材料」は、赤外線放射を吸収するか、散乱させ、赤外線放射を実質的に透過させない材料を指す。例示の赤外線不透過材料には、近赤外線放射(例えば、約760nm〜約1500nmの波長)を吸収するか、散乱させる近赤外線放射吸収剤が挙げられる。赤外線放射の透過性は、分光光度計を用いて測定できる。例示の有機赤外線不透過材料には、例えば、カーボンブラック、ポリメチン型化合物、ピリリウム型化合物、チオピリリウム型化合物、スクアリウム型化合物、クロコニウム型化合物、アズレニウム型化合物、フタロシアニン型化合物、テトラヒドロコリン型化合物、ジチオール金属錯塩型化合物、ナフトキノン型化合物、アンチモン酸塩型化合物、アントラキノン型化合物、トリフェニルメタン型化合物、アミニウム型化合物、ジモニウム型化合物などが挙げられる。例示の無機赤外線不透過材料には、例えば、酸化アンチモンスズ(ATO)、酸化インジウムスズ(ITO)、LaB、酸化スズ、スズ−アンチモン酸化物、二酸化チタン、酸化鉄、アルミニウム、スズ−鉛合金、金、銀などが挙げられる。幾つかの例示の実施形態では、赤外線反射剤の粉末が樹脂中に分散している。市販の、可視光線をあまり吸収しない1つの赤外線不透過材料は、Epolin,Inc.によって販売されるEpolight 5588 Near Infrared Dyeである。
本出願の少なくとも幾つかの好ましい実施形態では、赤外線不透過層112は、再帰反射性シートの表面全体を完全にコーティングするか、被覆する。幾つかの他の好ましい実施形態では、赤外線不透過層112は、再帰反射性シートを部分的に被覆するだけである。かかる実施形態では、赤外線不透過層112は、特定の角度における赤外線再帰反射性を低減させるように、再帰反射性シート上、又はキューブコーナー素子上に選択的にコーティングされてよい。
赤外線不透過材料の赤外線透過率は、赤外線不透過材料が配置される層の厚さ全体での赤外線不透過材料の濃度及び分散度よって大きく異なる。例えば、図1に示される実施形態において、赤外線不透過層112の赤外線透過率は、赤外線不透過層112の厚さ全体での赤外線不透過材料の濃度及び分散度によって大きく異なる。赤外線放射に対する赤外線透過は50%以下であってよく、好ましくは10%以下である。
幾つかの例示の種類の赤外線吸収材料又は赤外線散乱材料をシートに含めると、再帰反射性シートの白色度が低下することがある。これは、多くの一般に用いられる赤外線吸収染料及び/又は赤外線散乱染料が、可視スペクトルにおいて若干の吸収を示すからである。したがって、本出願の発明者らは、所望により白色度向上材料を再帰反射性シート内に含めるか、又は再帰反射性シート上にコーティングしてよいことも認識した。このコーティングにより、再帰反射性シートが日光の下で白く見えるようになる。「白色度」は、「cap−Y」を尺度として測定される。白色度向上材料116は、多種多様な配向、表示サイズ(indicia sizing)、表示密度(indicia density)、表示配置(indicia placement)、及び表示着色(indicia pigmenting)で再帰反射性シート100に配置されることができ、シート100の表示面側の所望の輝度及び白色度を達成する。多くの好ましい実施形態では、白色度向上材料116は、再帰反射性シートの少なくとも一部をコーティングする。白色度向上材料116は、再帰反射性シート100の白色度を効果的に増加させる。
少なくとも幾つかの白色度向上材料は、再帰反射性シート100の再帰反射性を低減させ得る。したがって、シート100でより低い輝度が所望される場合、白色度向上材料116は、シート100の表示面側のより小さい領域を被覆するように構成できる。これは、例えば、個別の各着色要素のサイズを減少させるか、要素の密度を増加させるか、又はこれら両方を組み合わせることによって達成できる。増加した白色度が所望される場合、白色度向上材料116は、シート100の表示面側のより大きい領域を被覆するように構成できる。これは、例えば、個別の各着色要素のサイズを増加させるか、要素の密度を増加させるか、又はこれら両方を組み合わせることによって達成できる。白色度向上材料116をシート100に付加することにより、再帰反射性シート100の再帰反射係数及び/又は白色度を所望のレベルまで制御された方法で増加できる。
反射体層108の裏側は、接着層120でコーティングされてよい。接着層120の1つの例示の種類には、反射体層108の裏側に積層可能な、シリコンでコーティングされた剥離紙にコーティングされた感圧接着剤が挙げられる。接着層120の厚さは、任意の所望の厚さであってよい。好ましい接着層の厚さは、約0.050mm〜約0.200mmである。
代替的な実施形態が、図2に示される。図2の再帰反射性シート200は、赤外線不透過材料202がキューブコーナー素子208に直接隣接していることを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。この特定の実施形態では、キューブコーナー素子208の裏側は、反射体層でコーティングされていない。
別の代替的な実施形態が、図3に示される。図3の再帰反射性シート300は、再帰反射性シート300がシールフィルム312を含むことを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。この特定の実施形態では、キューブコーナー素子308の裏側は、反射体層でコーティングされていない。
別の代替的な実施形態が、図4に示される。図4の再帰反射性シート400は、赤外線不透過材料404を含む層が白色度向上材料408も含むことを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。
別の代替的な実施形態が、図5に示される。図5の再帰反射性シート500は、赤外線不透過材料504がキューブコーナー素子508に直接隣接しており、赤外線不透過材料504を含む層が白色度向上材料512も含むことを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。
別の代替的な実施形態が、図6に示される。図6の再帰反射性シート600は、シート600がクリアコート608(好ましくは、保護層として上記の種類のもの)を含むことを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。クリアコート608は、例えば、保護層、オーバーレイ層、シールフィルム、カバーフィルム、トップフィルム、又はトップコートと呼ばれることもある。例示の保護層には、十分な耐候性及び成形性を有する透明材料が挙げられる。例示の実施形態では、保護層は、実質的に透明なカバーフィルムと、着色又は非着色層と、着色表示と、を含む。例示の保護層は、好ましくは耐引き裂き性である。再帰反射性シートは、結合層、シール層、プライム層など1つ以上の中間層によって保護層に直接接合されるか、間接的に接合されてよい。
別の代替的な実施形態が、図7に示される。図7の再帰反射性シート700は、赤外線不透過材料701が白色度向上材料712の上にコーティングされていることを除いて、実質的に再帰反射性シート100と同じである。
別の代替的な実施形態(図示せず)は、キューブコーナー素子上に赤外線不透過材料をコーティングすることを含む。これは、白色度向上材料でも行うことができる(ただし、白色度向上材料が存在する場合)。
上記の再帰反射性シートは、任意の既知の方法で作製されてよい。1つの例示の方法は、標準的な熱加工法を用いてポリカーボネートキューブ層を作製することを含む。次に、二酸化チタン顔料を含有するビニル系インクを使用した表示を含むPMMAオーバーレイフィルムをその上に付着させた。次に、標準的な熱積層技術を用いて、オーバーレイ層をキューブ層に積層させた。更に、オーバーレイ層の印刷側をキューブ層に面するようにし、したがって印刷された表示をオーバーレイの下に埋めた。キューブ層の構造化面は、加熱及び加圧してシールフィルムで密封した。シールフィルムは、反対側が感圧性接着剤層でコーティングされていた。剥離ライナ−を付加し、再帰反射性シートを完成させた。次に、赤外線不透過層を含む樹脂をキューブコーナー素子に当てた。次に、赤外線不透過層を硬化させ、赤外線不透過層に金属を真空蒸着させて反射体層を形成させた。最後に、白色度向上材料をシートに加えた。
上記の再帰反射性シートの様々な実施形態は、例えば、ナンバープレートの作製に用いることができる。かかる実施態様において、標準的なエンボス加工装置を用いて再帰反射性シートのエンボス加工又はデボス加工を行って、ナンバープレートの番号を形成できる。あるいは、又はエンボス加工に加えて、インク、トナー、又は染料を用いて、ナンバープレートの番号を再帰反射性シートに塗り付けることができる。結果として得られたナンバープレートは、例えば、ALPRシステムで用いることができる。これらの種類の再帰反射性シートを用いるナンバープレートは赤外線を再帰反射しないので、ハレーションの発生が低減し、ALPRシステムによるナンバープレートの読み取りを向上できる。
本出願が、全ての種類の角柱形状シート、例えば、完全な立方体、切頭立方体、キューブコーナー型の三角錐、キューブコーナー型の空洞などの使用を包含することは、当業者に明らかであろう。
下記の実施例及び比較例は本開示を更に詳細に説明するが、本開示はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
1重量%の赤外線吸収材料(Nippon Shokubai Co.Ltd.によって販売されるEX Color IR−10A)を含有し、約20マイクロメートルの厚さを有するウレタンアクリレート樹脂(Sumitomo 3M Ltd.によって販売されるGA−3)を、角柱形状シート(3M Companyによって販売されるBR190500グレー角柱形状シート)上にコーティングした。UVインクジェットプリンター(356dpi×540dpi(140.2dpcm×212.6dpcm)の解像度で動作する、Electronics for Imaging,Inc.によって販売されるVUTEk QS2000 UVプリンター)を用いて、白色着色層(3M Companyによって販売される3M 2800 UVインク)をコーティングされたシート上に印刷して、線幅1.25ptのメッシュパターン(1.714pt×1.714pt)を形成した。
(実施例2)
UVインクジェットプリンター(356dpi×540dpi(140.2dpcm×212.6dpcm)の解像度で動作する、Electronics for Imaging,Inc.によって販売されるVUTEk QS2000 UVプリンター)を用いて、白色着色層(3M Companyによって販売される3M 2800 UVインク)を角柱形状シート(3M Companyによって販売されるBR190500グレー角柱形状シート)上に印刷して、線幅1.25ptのメッシュパターン(1.714pt×1.714pt)を形成した。1重量%の赤外線吸収材料(Nippon Shokubai Co.Ltd.によって販売されるEX Color IR−10A)を含有するウレタンアクリレート樹脂(Sumitomo 3M Ltd.によって販売されるGA−3)を印刷された角柱形状シート上にコーティングして、約20マイクロメートルの厚さを達成した。
(実施例3)
ウレタンアクリレート(Daicel−Cytec Co.Ltd.によって販売されるKRM8292)と、光開始剤(Chiba Japan Co.Ltd.によって販売されるDaro Cur TPO)と、赤外線吸収剤(Nippon Shokubai Co.Ltd.によって販売されるEx Color IR−10A)との100:1:0.3混合物を、ニッケルのキューブコーナー成形型上にコーティングした。次に、コーティングされた成形型を真空箱内で脱気した。その結果得られたPETフィルムを被覆し、圧迫し、約400nm〜約450nmの波長を有する可視光線(光は、Philips Ltd.によって販売される15WのAqua Coral蛍光灯で放射された)に10分間曝露した。次に、キューブコーナー素子を成形型から外した。キューブコーナー素子の凸部をアルミニウムで蒸気コーティングした(蒸気コーティング厚は、約300オングストロームであった)。Gerberによって販売されるGerber Edge IIプリンターを用いて、感圧接着剤(3M Companyによって販売される3M Scotchcal 220−114)を含む透明フィルム上に、白色の300マイクロメートル幅の線を200マイクロメートル間隔で印刷した。この白色の線は、3M Companyによって販売される3M 2800 UVインクを用いて印刷した。その結果得られた印刷されたフィルムは、感圧接着剤部を再帰反射性シートに付着させることによって、上記のように作製した再帰反射性シートに貼り付けた。
比較例1
市販の角柱形状シート(3M Companyによって販売されるBR190500グレー角柱形状シート)を評価した。
比較例2
白色のメラニン塗装プレート(Paltec Co.Ltd.によって販売されるSPCC−SD)を評価した。
上記の実施例で調製した再帰反射性シートの再帰反射性を次のように測定した。測定装置は、図8に示されるように配置した。可視領域における再帰反射性の測定時には、ハロゲンランプ1201(ピーク波長625nmで400nm〜800nmの出力)を光源として用いた。赤外線領域における再帰反射性の測定時には、約850nm〜約890nmの波長を有する赤外線を放射するLED光源1202(ピーク波長925nmで830nm〜1000nmの出力)を光源として用いた。集光には、集光レンズ1203(Moritex Corp.によって販売されるML−70)を用いた。光は、ビームスプリッター1204((R/T(%)=50/50))に入射し、光の一部は測定試料1205を通過した。測定試料1205によって再帰反射された光はビームスプリッター1204の方向に戻された。反射強度は、検出器1206(Ocean Optics,Inc.によって販売されるUSB2000)を用いて、ビームスプリッター1204によって反射される光を検出することにより測定した。再帰反射性の測定は、測定試料1205の角度を変化させることによって変化する入射角で実行した。反射強度の測定結果に基づいて、入射強度がゼロだったときの反射強度を正規化することにより、ある入射角度での反射強度の相対値を算出した。
粘度は、JIS Z8803「Viscosity of Liquid−Methods of Measurement」の単一円筒型回転粘度計を用いる粘度測定法により測定した。
表I及びIIは、様々な照射角における、上記の通り作製された再帰反射性シートの可視領域での再帰反射性試験の結果を示す。表III及びIVは、上記の通り作製された再帰反射性シートの赤外線再帰反射性試験の結果を示す。
Figure 0005671047
Figure 0005671047
Figure 0005671047
Figure 0005671047
表IIの結果は、30度以下の照射角において、メラミンプレートに対する実施例1、2、及び3の再帰反射性シートの再帰反射性の比率は、3.7〜15.4であったことを示す。表IVの結果は、30度以下の照射角において、メラミンプレートに対する実施例1及び2の再帰反射性シートの再帰反射性の比率は、比較例の比率が約100であったのに対して3以下であったことを示す。
白色度(すなわち、CAP−Y)は、SUGA Test Instruments Co.,Ltd.のSM−7色度計(標準線源はC、視野角は2度)を用いて測定した。これらの測定結果は、表Vに記載される。
Figure 0005671047
比較例1のシートは、12.91のCAP−Yを有した。一方、実施例1、2、及び3の再帰反射性シートのCAP−Yは、それぞれ44.74、36.61、及び43.35であった。再帰反射性ナンバープレートに関するISO仕様の値は、CAP−Yが35.0であることを要求しているので、比較例の再帰反射性シートは十分な白色度を有していないことになる。一方、実施例1〜3の再帰反射性シートは十分な白色度を有していることになる。
本出願において様々な実施形態及び実施態様について記述してきたが、明示的に述べた場合を除いて、本出願の任意の実施形態は、任意の既知の材料及び任意の製造方法を用いて製造できる。
終端点による全ての数字上の範囲の詳細説明としては、範囲内に包含される全ての数を含む(すなわち、1〜10の範囲は、例えば、1、1.5、3.33、及び10を含む)。
本発明の基本的な原理から逸脱することなく、上記の実施形態及び実施態様の詳細に多くの変更を加えることができることは、当業者に明らかであろう。更に、本出願の様々な改良及び変更が本発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに実施できることは、当業者には明らかであろう。本出願の範囲は、以下の「特許請求の範囲」によってのみ定められるものである。

Claims (5)

  1. 再帰反射性シートであって、
    キューブコーナー素子と、
    前記キューブコーナー素子に隣接する反射体層又はシール層の少なくとも1つと、
    赤外線不透過材料と、を含み
    前記赤外線不透過材料は、前記再帰反射性シートの表面全体をコーティング又は被覆する、再帰反射性シート。
  2. キューブコーナー素子と、
    前記キューブコーナー素子の裏側に隣接する反射体層又はシール層の少なくとも1つと、
    前記キューブコーナー素子の前側に隣接する赤外線不透過層と、
    白色度向上材料と、を含む、再帰反射性シート。
  3. 赤外線不透過材料を含むキューブコーナー素子と、
    前記キューブコーナー素子の裏側に隣接する反射体層又はシール層の少なくとも1つと、を含む、再帰反射性シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の再帰反射性シートを用いるナンバープレート。
  5. 請求項4に記載のナンバープレートと、
    前記ナンバープレートに光を向ける光源と、
    前記ナンバープレートを画像化できる機械と、を含む、ALPRシステム。
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