JP5667832B2 - メレンゲ様焼菓子の製造方法 - Google Patents

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本発明は、マカロンなどのメレンゲ様焼菓子の製造方法に関する。
マカロン等のメレンゲ様焼菓子は、砂糖と卵白を主成分とする原料を起泡させた生地を、乾燥及び焼成して得られる焼菓子であって、生地に含まれる気泡が焼成により膨張し、膨らんだ状態でメレンゲの形状が固定化されているため、口当たりの良い食感を有する。
また、各種風味素材を含有させたメレンゲ様焼菓子が知られている。例えば、特許文献1には、茶原料、サイクロデキストリンを含有する第1原料と、卵白を含有する第2原料とを混合し、起泡してメレンゲ生地発泡体を得て、該メレンゲ生地発泡体を焼成して、茶含有メレンゲ菓子を製造することが開示されている。
ところで、メレンゲ様焼菓子の一種であるマカロンは、表面が艶やかで、裾にピエを有した、独特の外観を有している。マカロンは、卵白に砂糖を加え、これらを泡立ててメレンゲを作るミキシング工程と、メレンゲにアーモンドプードル等を加え、ゴムべらなどで練りつぶすように混ぜ合わせてメレンゲの泡を適度に潰して生地を調製するマカロナージュ工程と、生地を所定時間乾燥する乾燥工程と、乾燥工程後の生地を焼成する焼成工程とを経て製造される。マカロンの製造工程において、特にマカロナージュ工程と、乾燥工程が重要とされている。マカロナージュし過ぎたり、生地を乾燥し過ぎると、ボリューム感が出なかったり、サク味のある食感が得られない。マカロナージュが不足したり、生地の乾燥が不足すると、焼成時に生地が膨らみ過ぎて、表面に亀裂が生じたり、ピエが出来にくく、マカロンとしての商品価値が損なわれてしまう。マカロナージュ工程は、生地に艶が出て、持ち上げるとリボンのように落ちるようになるまで行うこととされているが、熟練の技術が必要であり、工場などでの大量生産には適し難いものであった。更には、乾燥工程が必要であることから、連続ラインでの生産が困難であった。
特開2002−176918号公報
本発明の目的は、外観が良好で、口当たりの良い食感を有するメレンゲ様焼菓子を、安定した品質で、生産性よく製造可能なメレンゲ様焼菓子の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、砂糖100質量部に対し、卵白粉6〜15質量部、起泡剤1〜4質量部含有するミックス粉100質量部に対し、水を16〜25質量部混合し、泡立てて、比重0.8〜0.95の生地を調製し、該生地を成形して、乾燥工程を経ることなく焼成することにより、裾にピエの付いたマカロンを製造することを特徴とする。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、前記起泡剤として、プロピレングリコール脂肪酸エステル及び/又はグリセリン脂肪酸エステルを用いることが好ましい。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、前記ミックス粉100質量部に対し、更にナッツ類のパウダーを10〜30質量部混合し、前記生地を調製することが好ましい。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、メレンゲ様焼菓子が、マカロンであることが好ましい。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、メレンゲ様焼菓子の最大外径が1〜10cmであることが好ましい。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法は、前記生地を、トンネルオーブンを用い、上火120〜160℃、下火90〜130℃で、12〜25分焼成することが好ましい。
本発明によれば、砂糖100質量部に対し、卵白粉6〜15質量部、起泡剤1〜4質量部含有するミックス粉を用い、該ミックス粉100質量部に対し、水を16〜25質量部混合し、泡立てて、比重0.8〜0.95の生地を調製することで、マカロナージュ工程や乾燥工程を行わなくても、該生地をそのまま焼成することで、割れなどが無く、外観が良好で、口当たりの良い食感を有するメレンゲ様焼菓子を製造できる。
そして、生地の調製時において、ミックス粉100質量部に対し、更にナッツ類のパウダーを10〜30質量部添加することで、表面が艶やかで、割れが無く、裾のピエがあり、口当たりの良いマカロンを安定した品質で製造できる。
本発明において、メレンゲ様焼菓子とは、卵白に砂糖を加えた原料を成形し、焼成して得られる焼菓子のことである。マカロン、ダックワーズ、マシュマロ、アイシング、シフォンケーキ等が一例として挙げられる。好ましくはマカロンである。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法に用いるミックス粉は、砂糖と、卵白粉と、起泡剤とを含有する。
ミックス粉に用いる砂糖は、粉糖、黒砂糖、白下糖、赤砂糖、和三盆、白双糖、中双糖、グラニュー糖、上白糖、三温糖等が挙げられる。なかでも、粉糖、グラニュー糖が好ましい。粉糖は、粒度が細かいので溶け易く、グラニュー糖は、食感の面で好ましい。そして、粉糖とグラニュー糖とを併用することがより好ましい。
ミックス粉に用いる卵白粉は、鳥類の卵から得られる卵白を、凍結乾燥、噴霧乾燥、熱風乾燥などによる従来公知の方法で粉末化したものであればいずれでもよい。卵白粉の種類は、特に限定は無い。通常タイプ、起泡力に優れたタイプ、ハイゲルタイプ等が使用できる。
卵白粉は、ミックス粉中に、砂糖100質量部に対し6〜15質量部含有させ、好ましくは7〜11質量部含有させる。卵白粉の含有量が6質量部未満であると、生地の焼成時に割れが生じ易くなり、外観のよいメレンゲ様焼菓子が得られ難くなる。15質量部を超えると、焼成した生地が硬く締まってしまい、食感が重くなる。
ミックス粉に用いる起泡剤は、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、モノグリセリド、ジグリセリド、レシチン等の乳化剤や、ゼラチン、アラビアゴム、アルギン酸などの増粘剤などが挙げられる。なかでも、起泡力に優れるという理由から、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
起泡剤は、ミックス粉中に、砂糖100質量部に対し1〜4質量部含有させ、好ましくは1.5〜2.5質量部含有させる。特に好ましくは、プロピレングリコール脂肪酸エステル及び/又はグリセリン脂肪酸エステルを、砂糖100質量部に対し、合計で1〜4質量部含有させる。起泡剤の含有量が1質量部未満であると、生地調製時において、生地に十分な気泡を含有できず、ピエが生じ難く、マカロン特有の形状が得られ難い。4質量部を超えると、気泡を含みすぎるので、ピエが生じ難く、マカロン特有の形状が得られ難い。
ミックス粉には、更に、澱粉、カルシウムパウダー等を更に含有させてもよい。
澱粉の種類としては、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉、米粉澱粉、コーンスタート及びこれらの加工澱粉が挙げられる。加工澱粉としては、エーテル化澱粉、アセチル化澱粉、α化澱粉、油脂加工澱粉、酢酸澱粉、酸化澱粉、架橋澱粉等が挙げられる。
カルシウムパウダーの種類としては、卵殻カルシウム、乳酸カルシウムなどが挙げられる。カルシウムパウダーは、ミックス粉中に、砂糖100質量部に対し1〜3質量部含有させることが好ましく、より好ましくは1.4〜2質量部含有させる。カルシウムパウダーを含有させることで、サク味のある食感が得られ易くなる。カルシウムパウダーの含有量が1質量部未満であると、添加効果が殆ど得られない。3質量部を超えると、全体のバランスが崩れ、ピエ等が生じ難くなり、マカロン特有の形状が得られ難くなる。
本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法では、上記ミックス粉100質量部に対し、水(原料全体の水)を16〜25質量部、好ましくは20〜23質量部含有させ、泡立てて生地を調製する。水の含有量が16質量部未満であると、ツノが残る硬い食感になり易い。25質量部を超えると、メレンゲ様焼菓子の表面に割れが生じ易くなる。なお、水は、原料全体の水を意味し、水分を含む原料を使用した場合は、それらに含まれる水分を含めることとする。
また、メレンゲ様焼菓子として、マカロンを製造する場合においては、上記ミックス粉100質量部に対し、更に、ナッツ類のパウダーを10〜30質量部、好ましくは20〜30質量部混合して生地を調製する。ナッツ類のパウダーの添加量が10質量部未満であると、食感が硬くなり易い。30質量部を超えると、全体のバランスが崩れ、表面に割れが生じたり、ピエが生じ難くなり、マカロン特有の形状が保てず、外観が劣る。ナッツ類のパウダーとしては、アーモンドプードル、マカデミアナッツプードル、ヘーゼルナッツプードル等が挙げられる。
また、更に、ココアパウダー、バニラビーンズ、キャラメルパウダー、抹茶パウダー、ココナッツパウダー、チョコレート、ピスタチオナッツ、フリーズドライパウダー、果汁などの風味素材や、色素等を添加してもよい。風味素材の添加量は、風味素材の種類により異なるので特に限定はしないが、ミックス粉100質量部に対し、1〜20質量部が好ましい。風味素材の添加量が1質量部未満であると、添加効果が殆ど得られない。20質量部を超えると、全体のバランスが崩れ、表面に割れが生じたり、ピエが生じ難くなり、マカロン特有の形状が保てず、外観が劣る。
生地の調製時において、泡立て処理は、生地の比重が0.8〜0.95、好ましくは0.85〜0.95となるように泡立てる。生地の比重が0.8未満であると、生地の気泡含有量が多く、成形時にツノが残り易い。また、焼成時に安定したピエが得られない。生地の比重が0.95を超えると、生地の気泡含有量が少ないので、焼成時の膨らみが悪く、重い食感になり易い。生地の比重を0.8〜0.95に調整することで、乾燥工程を経なくても、割れがなく、口当たりの良いメレンゲ用焼成菓子を製造できる。
次に、本発明のメレンゲ様焼菓子の製造方法では、上記生地を、所望の形状に成形した後、乾燥工程を経ることなく焼成する。
成形方法は特に限定は無い。従来公知の方法を採用できる。例えば、デポジッター(ピストン式、ローター式など)を用いた方法、手絞り等が挙げられる。
焼成方法は、特に限定は無く、従来公知の装置を用いて用いることができる。焼成装置としては、例えば、トンネルオーブン、バンドオーブン、リールオーブン、ラックオーブン、固定釜、コンベクションオーブン等が挙げられる。好ましくは、トンネルオーブンである。トンネルオーブンは、連続ラインで生地を焼成できるので、生産性に優れる。
トンネルオーブンを用いて焼成する場合は、上火120〜160℃、下火90〜130℃で、12〜25分焼成することが好ましい。上火は130〜145℃がより好ましい。下火は100〜125℃がより好ましい。上記焼成条件で生地を焼成することで、割れがなく、口当たりの良いメレンゲ用焼成菓子を製造できる。また、ナッツ類のパウダーを含有する生地を焼成することで、香ばしい風味があり、表面が艶やかで、割れが無く、裾のピエがあり、口当たりの良いマカロンを安定した品質で製造できる。
このようにして得られる、本発明のメレンゲ様焼菓子は、割れがなく、軽い食感で、口当たりの良いものである。
また、得られるメレンゲ様焼菓子の最大外径は、1〜10cmが好ましく、3.5〜8cmがより好ましい。ここで、最大外径とは、外形寸法の最大値を意味する。
メレンゲ様焼菓子の最大外径を大きくすると、ひび割れが生じ易く、特にマカロンの場合においては、裾にピエが発生しにくくなることがあったが、本発明によれば、最大外径が大きくても、外観の良いメレンゲ様焼菓子を製造できる。
以下の実施例及び比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明は、以下の実施例には限定されない。なお、以下において、起泡剤として、プロピレングリコール脂肪酸エステルを58質量%、グリセリン脂肪酸エステルを42質量%含有するものを用いた。
[試験例1]
(実施例1)
砂糖100質量部に対し、卵白粉6質量部、起泡剤2質量部含むミックス粉をボウルに入れ、ミックス粉100質量部に対して水を22質量部、アーモンドプードルを27質量部加え、攪拌して比重0.9の生地を製造した。
次に、得られた生地を23g充填して円形に成形し、9mのトンネルオーブンを用い、生地を0.45m/分の速度で搬送しながら、上火130℃、下火100℃の条件で焼成を開始し、最終的に上火145℃、下火120℃として焼成し、直径7cmのマカロンを製造した。
このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、サク味のある軽い食感を有するものであった。
(実施例2)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉8質量部、起泡剤2質量部含有するものを用いた以外は実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(実施例3)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉15質量部、起泡剤2質量部含有するものを用いた以外は実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、ねっちり感のある食感を有するものであった。
(比較例1)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉4質量部、起泡剤2質量部含有するものを用いた以外は実施例1と同様にして、直径7.5cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面に亀裂があり、外観の劣るものであった。
(比較例2)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉20質量部、起泡剤2質量部含むミックス粉を用いた以外は、実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、裾にピエが殆どなかった。また、硬い食感であった。
実施例1〜3、比較例1〜2の結果を表1にまとめて記す。
(実施例4)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉8質量部、起泡剤1.5質量部含有するものを用いた以外は実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(実施例5)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉8質量部、起泡剤2.5質量部含有するものを用いた以外は実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(比較例3)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉8質量部含有するものを用い、実施例2−1と同様にして生地を調製した。生地の比重は、0.98以下にならなかった。得られた生地を、実施例1と同様にして焼成し、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、ピエが殆どなく、形状が偏平であった。また、ツノが残り、硬い食感であった。
(比較例4)
実施例1において、ミックス粉として、砂糖100質量部に対し、卵白粉8質量部、起泡剤5質量部含むミックス粉を用いた以外は、実施例1と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、形状が不安定で、表面に亀裂があり、外観の劣るものであった。
実施例2、4、5、比較例3、4の結果を表2にまとめて記す。
(実施例6)
実施例2において、ミックス粉100質量部に対し、水を18質量部、アーモンドプードルを27質量部加え、攪拌して比重0.9の生地を製造した以外は実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(実施例7)
実施例2において、ミックス粉100質量部に対し、水を25質量部、アーモンドプードルを27質量部加え、攪拌して比重0.9の生地を製造した以外は実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(比較例5)
実施例2において、ミックス粉100質量部に対し、水を15質量部、アーモンドプードルを27質量部加え、攪拌して比重0.9の生地を製造した以外は実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、ピエが殆どなかった。また、ツノが残り、硬い食感であった。
(比較例6)
実施例2において、ミックス粉100質量部に対し、水を28質量部、アーモンドプードルを27質量部加え、攪拌して比重0.9の生地を製造した以外は実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面に亀裂があり、外観の劣るものであった。
実施例2、6、7、比較例5、6の結果を表3にまとめて記す。
(実施例8)
実施例2において、生地の比重を0.85とした以外は、実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(実施例9)
実施例2において、生地の比重を0.95とした以外は、実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。
(比較例7)
実施例2において、生地の比重を0.75とした以外は、実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、形状が不安定で、ラウンド状となり、外観の劣るものであった。
(比較例8)
実施例2において、生地の比重を0.98とした以外は、実施例2と同様にして、直径6cmのマカロンを製造した。このマカロンは、薄く、偏平な形状となり、外観の劣るものであった。
実施例2、8、9、比較例7、8の結果を表4にまとめて記す。
(実施例10)
実施例2において、2枚天板を使用した固定釜を用い、140℃に加熱して生地を焼成した。このマカロンは、表面が艶やかで、亀裂等がなく、裾にピエがあり、外観の良いものであった。また、しっとり感のある食感を有するものであった。

Claims (5)

  1. 砂糖100質量部に対し、卵白粉6〜15質量部、起泡剤1〜4質量部含有するミックス粉100質量部に対し、水を16〜25質量部混合し、泡立てて、比重0.8〜0.95の生地を調製し、該生地を成形して、乾燥工程を経ることなく焼成することにより、裾にピエの付いたマカロンを製造することを特徴とするメレンゲ様焼菓子の製造方法。
  2. 前記起泡剤として、プロピレングリコール脂肪酸エステル及び/又はグリセリン脂肪酸エステルを用いる、請求項1に記載のメレンゲ様焼菓子の製造方法。
  3. 前記ミックス粉100質量部に対し、更にナッツ類のパウダーを10〜30質量部混合し、前記生地を調製する、請求項1又は2に記載のメレンゲ様焼菓子の製造方法。
  4. メレンゲ様焼菓子の最大外径が1〜10cmである、請求項1〜のいずれかに記載のメレンゲ様焼菓子の製造方法。
  5. 前記生地を、トンネルオーブンを用い、上火120〜160℃、下火90〜130℃で、12〜25分焼成する、請求項1〜のいずれかに記載のメレンゲ様焼菓子の製造方法。
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