JP5667786B2 - 誘導加熱装置及び誘導加熱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱装置及び誘導加熱方法に係り、例えば処理対象物と誘導加熱コイルを相対的に移動しながら処理するものに関する。
金属部材に高周波焼き入れ等の熱処理を行う誘導加熱装置において、例えばサイズの大きい処理対象物及び被処理部を対象とする場合等に、被処理部の一部のみに対応する誘導加熱コイルを、被処理部に対して相対的に移動させながら加熱処理する移動式の誘導加熱装置が知られている。
このような移動式の誘導加熱装置において、被処理部が円形である場合には、被処理部を有する処理対象物を回転運動させながら、あるいは加熱装置を被処理部の軌跡に沿って旋回移動させながら、加熱処理を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−530460号公報
しかしながら、上記技術には以下のような問題がある。すなわち、上述の移動方法では、サイズの大きな被処理部を対象とした場合に、大型の処理対象物を回転運動させ、あるいは加熱装置を大きな軌跡に沿って旋回移動させる必要があり、移動機構が大型かつ複雑になるという問題がある。また処理対象物と加熱部との位置関係を高精度に維持することも困難となる。
そこで、本発明は、簡単な構造で高精度に移動加熱処理を行うことが可能な誘導加熱装置及び誘導加熱方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる誘導加熱装置は、被処理部を有する処理対象物を、所定の第1方向に沿って直線移動させる第1移動手段と、前記処理対象物の前記被処理部に対向配置される加熱部を有する一対の加熱ユニットと、一対の前記加熱ユニットを、前記第1方向に交差する第2方向に沿って直線移動させる第2移動手段と、前記加熱ユニットの向きを変える変向手段と、を備える。前記変向手段は、前記加熱部が前記被処理部に向くよう、前記加熱ユニットを変向する。前記第2移動手段は、前記第1移動手段によって前記第1方向に沿って移動される前記処理対象物の前記被処理物と前記加熱部との間のギャップを所定値に維持するよう、前記一対の加熱ユニットを前記第2方向に沿って移動させる。
本発明によれば、簡単な構造で高精度に移動加熱処理を行うことが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る誘導加熱装置を示す平面図。 同誘導加熱装置を示す側面図。 同誘導加熱装置の構成を示す平面図。 同誘導加熱装置の動作を示す説明図。 同誘導加熱装置の動作を示す説明図。 本発明の他の実施形態にかかる誘導加熱装置を示す平面図。 同誘導加熱装置を示す側面図。
以下、本発明の一実施形態かかる誘導加熱装置10について、図1乃至図4を参照して説明する。図中矢印X,Y,Zはそれぞれ互いに直交する3方向を示す。また、各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。
図1は本実施形態に係る誘導加熱装置10の全体構成を概略的に示す平面図である。図2乃至図4は、誘導加熱装置10の側面図、誘導加熱ユニット12Aの平面図、及び誘導加熱装置10の動作説明図を、それぞれ示す。
図1及び図2に示すように、誘導加熱装置10は、被処理部A1の少なくとも一部を誘導加熱する一対の誘導加熱ユニット12A,12B(加熱ユニット)と、被処理部A1を有する処理対象物としてのワークP1を所定の第1方向に直線移動する第1移動手段13と、誘導加熱ユニット12A,12Bを互いに接離するように第1方向と交差する第2方向に直線移動させる第2移動手段14と、誘導加熱ユニット12A,12Bの向きを変える変向手段15と、を備えて構成される。
処理対象物の一例としてのワークP1は厚さ25mm以上の肉厚部品であり、例えばここでは、中心C1を軸心とした、外側半径r1=250mm、内側半径r2=200mm、肉厚寸法t1=50mm、軸方向(第1方向)長さl1=100mmの円筒状部材である。
本実施形態においては、例えば、ワークP1の外周面の軸方向中央部分の円形の帯状の領域を被処理部A1とし、この被処理部A1を周方向Rに沿って全周にわたって熱処理する場合を示す。被処理部A1は、ワークP1の外周面における周方向Rに沿って連続する円形の無端のループ形状の帯状の領域を成す。
一対の誘導加熱ユニット12A,12Bは、ワークP1の外側に配置され、その加熱導体部31がワークP1の被処理部A1における一部分に所定のギャップ寸法G1を確保して対向するように、内側に向かって配置される。図1乃至図3に示すように、各誘導加熱ユニット12A,12Bは、図3に示す電源供給手段としての高周波電源21と、高周波電源21に接続されるリード線22、23と、リード線22,23に接続される一対の導電板24,24を備えるスペーサ28と、両端が一対の導電板24,24(一方のみ図3に示す)にそれぞれ接続された誘導加熱コイル26と、誘導加熱コイル26の加熱導体部31の裏側に配置されるコア27と、高周波電源21に接続された変成器29と、を備えて構成されている。
誘導加熱コイル26は、ワークP1の被処理部A1に対向する加熱導体部31(加熱部)と、加熱導体部31の一端31a側に連続する第1の接続導体部32と、加熱導体部31の他端31b側に連続する第2の接続導体部33と、を連続して一体に備えている。
加熱導体部31は、平面視において周方向Rに沿って湾曲した形状を成し、所定の間隙を確保して、被処理部A1の一部に対向配置される。加熱導体部31は円形の被処理部A1の中心線上において、被処理部A1の中心C1に向かって、配置されている。
第1の接続導体部32の端部及び第2の接続導体部33の端部には冷却液用のホースなどの部品を接続するためのカップラ36が設けられている。第1の接続導体部32と第2の接続導体部33とは、スペーサ28を挟んで厚さ(Z軸)方向に離間して配置されている。スペーサ28は、それぞれ矩形の平板状を成す一対の導電板24,24と、これら一対の導電板24,24の間に挟まれる矩形の平板状の絶縁板38とがZ方向に重ねて配置されるとともに、これら導電板24,24及び絶縁板38が絶縁ブッシュを介してボルト及びナットにより固定されて構成されている。各導電板24,24は、リード線22、23を介して高周波電源21に接続されている。
誘導加熱コイル26は銅などの材質から例えば矩形の中空形状に形成されている。この中空部分は冷却液が流通する通路となる。コア27は、ケイ素鋼板、ポリアイアンコア、フェロトン等の高透磁率を有する材質からなり、加熱導体部31の裏側、すなわち被処理部A1とは反対側に、配置されている。
図1及び図2に示すように、第1移動部(第1移動手段)13は、図中Y軸に沿うガイドレール13a(第1通路)と、ワークP1を支持するとともにガイドレール13a上を移動するワーク支持レール13bと、を備えている。ガイドレール13aはY軸に沿って延びる一対のレール部材からなる。第1移動部13は、ワークP1をガイドレール13aに係合支持した状態でY軸に沿って直線移動(第1移動)させる。
第2移動部(第2移動手段)14は、図中X軸に沿うガイドレール14aと、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bを支持するとともにガイドレール14a上を移動する一対のユニット支持レール14bと、を備えている。ガイドレール14aはX軸に沿って延びる一対のレール部材からなる。第2移動部14は、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bをガイドレール14aに係合支持した状態で図中X軸に沿って直線移動(第2移動)させる。
変向部(変向手段)15は、例えばX軸上の所定の中心C2を軸心として加熱ユニット12A,12Bを回転させる回転部15aを備える。この回転部15aにより、変成器29を回転させることで加熱導体部31が被処理部A1の中心C1に向かうように加熱ユニット12A,12Bの向きを変化させる。変向部15は、それぞれ移動するワークP1と加熱ユニット12A,12Bとの移動に応じて、加熱導体部31がワークP1の被処理部A1に常に対向するように加熱ユニット12A,12Bの向きを調節する(変向動作)。このとき、加熱導体部31とワークP1との間のギャップ寸法G1は所定値に維持される。
以下、本実施形態にかかる誘導加熱方法について図4を参照して説明する。本実施形態の誘導加熱方法は、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bにより被処理部A1を加熱しながら相対移動させる移動加熱工程を備える。
移動加熱工程において、被処理部A1のうち一部に加熱導体部31を対向させた状態で、高周波電源21をON状態とすると、高周波電流が、リード線22、上側の導電板24、第1の接続導体部32、加熱導体部31、第2の接続導体部33、下側の導電板24(不図示)、及びリード線23、を順に経て、高周波電源21に戻る。このとき、加熱導体部31において高周波電流は図3中に矢印で示すように一端31a側から他端31b側へ向かって流れ、加熱導体部31の表面に誘導電流が発生し、対向配置される被処理部A1の一部が加熱される。
移動加熱工程では、上記の誘導加熱処理を行いながら、ワークP1の被処理部A1の表面と加熱導体部31の表面との間のギャップ寸法G1を所定値に維持した状態で、被処理部A1に対して加熱導体部31を所定の速度で相対移動させる。例えばここでは、電力を100〜150kW、ギャップ寸法G1=2.5mmを維持しながら、ワークP1の周方向に、相対移動させる。
ワークP1の周方向における相対移動について、図4のS1〜S5を参照して説明する。この相対移動は、ワークP1を第1方向であるY軸に沿って移動させる第1移動と、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bを互いに接離するように第2方向であるX軸に沿って直線移動させる第2移動と、加熱ユニット12A,12Bを回転させて向きを変更する変向動作とを同時に行うことで、実現される。
まず初期状態において、ワークP1のY方向一端側に一対の誘導加熱ユニット12A,12Bをセットする。このとき一対の加熱導体部31が中心C1を向いた状態にセットする。この状態から、ワークP1をY方向他端側に移動させつつ(第1移動)、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bを互いに離間するようにX方向に移動させ(第2移動)、加熱導体部31が常に被処理部A1に対向するように変向し(変向動作)、S1、S2,S3の状態に順番に変位させていく。
ワークP1の両側部にそれぞれ加熱ユニット12A,12Bが離間して配置されるS3の状態を過ぎると、さらにワークP1をY方向他端側に移動させるとともに(第1移動)、今度は一対の誘導加熱ユニット12A,12Bを互いに近接するようにX方向に移動させ(第2移動)、加熱導体部31が常に被処理部A1に対向するように変向し(変向動作)、S4,S5の状態に順番に変位させていく。
なお、本実施形態では被処理部A1は円形状であるため、加熱導体部31が常に中心C1を向くように角速度ωで変向し続ける。図5に示すように、本実施形態において初期位相α、変向動作の角速度ω、加熱導体部31の中心C1からの距離(半径)R、時刻t、とすると、中心C1から加熱導体部31のY方向における距離y(t)=Rsin(ωt+α)が成り立つ。ここではα=-π/2であるので、距離y(t)=Rcos(-ωt)となる。一方、中心C1から加熱導体部31のX方向における距離x(t)=Rcos(ωt+α)が成り立つ。
ガイドレール14aはガイドレール13aに直交し、一対の誘導加熱ユニット12A,12Bはガイドレール13aを挟んで接離するように配置されているため、S1〜S5に順番に推移していく間にワークP1は一対の誘導加熱ユニット12A,12Bの間を通過することになる。
これらの第1移動、第2移動及び変向動作の組み合わせにより、誘導加熱ユニット12A,12BがワークP1の外周に沿ってそれぞれ半周ずつ相対移動することとなる。このとき、誘導熱ユニット12A,12Bを回転して加熱導体部31の向きが調節されることで、常に加熱導体部31が中心C1に向かうよう調整され、被処理部A1と加熱導体部31との相対的な位置関係が維持される。以上により、加熱導体部31に対向配置されるワークP1の外周面の帯状の領域である被処理部A1全域が均一に加熱される。被処理部A1の全周にわたって加熱処理が行われ、移動加熱工程が終了する。
移動加熱工程の終了後には、例えば被処理部A1を冷却する冷却工程を行う。冷却工程では、例えばワークP1を図示しない冷却部に移動させ、冷却部にてワークP1を冷却液で冷却する。さらに、誘導加熱コイル26の内側の中空部分を通って、第1の接続導体部32、加熱導体部31、第2の接続導体部33、の中空部分を経由して冷却液を流すことにより、誘導加熱コイル26及び導電板24,24を冷却する。
本実施形態にかかる誘導加熱装置及び誘導加熱方法によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、第1移動、第2移動及び変向動作により、大型のワークを対象とした場合であっても、複数の単純な動作の組み合わせで容易かつ高精度に熱処理を行うことができる。すなわち、誘導加熱ユニット12A,12Bを大きな円形の軌跡に沿って旋回移動させる必要がなく、また大型のワークP1を回転移動させる必要もないため、移動のための装置が単純化及び小型化できる。また単純な直線運動の組み合わせであるため位置関係を高精度に管理しやすい。
また、被処理部A1の一部のみに対応する加熱導体部31を相対移動させながら加熱処理を行うこととしたので、被処理部A1及びワークP1が大型となる場合であっても加熱導体部31のサイズを小さく抑えることができ、複数の誘導加熱ユニット12A,12Bを小型にすることができる。このため、必要な電力を低くするとともに製造コストを低く抑えることが可能となる。
また、被処理部A1の一部のみに対向させつつ相対移動させながら加熱処理を行うこととしたので、円形などの曲部を有する部材をワークとした場合に、熱膨張等の要因によりワークP1が変形しても、容易に、適性なギャップ寸法を維持することができる。例えば円形の被処理部に対応する円環状の誘導加熱コイルを用いて一発加熱方式で熱処理を行う場合には、熱膨張によりワークP1が変形すると誘導加熱コイルの形状も変更して追従させる必要が生じるが、本実施形態のようにカバー率が小さい場合には、曲部の変形の影響が少ないので、ワークとの配置を調整するだけで適正なギャップを維持することが出来る。
なお、本発明は上記各実施形態に限られるものではなく、各構成は適宜変形実施可能である。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、処理条件や、各構成要素の形状、材質、寸法などは上記実施形態で例示したものに限られず、適宜変更可能である。
上記実施形態においては、円筒状のワークP1の外周面を被処理部A1としたが、これに限られるものではない。例えば図6及び図7に示す誘導加熱装置100のように円状のワークP2の内周面を被処理部A2とした場合にも本発明を適用できる。この場合にも、ワークP2を第1方向に移動させ、加熱ユニット12A,12Bを第2方向に移動させるとともに、加熱ユニット12A,12Bの向きを調節するだけの単純な動作で高精度に熱処理が可能となる。このとき、例えば比較的サイズの大きい変成器29をワークP2の外周側に配置するとともに、誘導加熱コイル26がワークP1を乗越えるように屈曲形成され、加熱導体部31がワークP2の内周面の被処理部A2に対向するように配置される。このとき、加熱導体部31は円形の被処理部A2の中心C1を通る中心線上において外方を向くように配置される。
例えば加熱導体部31の形状は、被処理部の大きさや形状等の各種条件に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態では、Z方向において一様な帯状の被処理部A1、A2を例示したが、これに限られるものではなく、被処理部の表面が傾斜していてもよい。
また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合せてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
被処理部を有する処理対象物を、所定の第1方向に沿って直線移動させる第1移動手段と、
前記処理対象物の前記被処理部に対向配置される加熱部を有する一対の加熱ユニットと、
一対の前記加熱ユニットを、前記第1方向に交差する第2方向に沿って直線移動させる第2移動手段と、
前記加熱ユニットの向きを変える変向手段と、
を備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
[2]
前記被処理部は円形状に連続する領域であり、
一対の前記加熱ユニットは、第1方向に沿って前記処理対象物が通過する第1通路を挟んで配置されるとともに、前記被処理部の中心を通る中心線上において回転して変向され、
前記処理対象物は前記一対の加熱ユニットの間を通って前記第1方向に移動することを特徴とする[1]記載の誘導加熱装置。
[3]
前記加熱ユニットは、前記加熱部に接続される高周波電源と、変成器と、を備えることを特徴とする[1]記載の誘導加熱装置。
[4]
一対の加熱ユニットの加熱部をそれぞれ被処理部のうち一部に対向させて誘導加熱により前記被処理部を加熱し、前記被処理部を有する処理対象物を所定の第1方向に沿って直線移動させるとともに、前記加熱部の向きを変えながら、一対の前記加熱ユニットを前記第1方向と交差する第2方向に沿って直線移動させる、移動加熱工程を備えたことを特徴とする、誘導加熱方法。
P1、P2…ワーク(処理対象物)、A1、A2…被処理部、C1…ワーク中心、R…周方向、C2…回転中心、10…誘導加熱装置、
12A,12B…誘導加熱ユニット、13…第1移動部(第1移動手段)、
13a…ガイドレール(第1通路)、14…第2移動部(第2移動手段)、
14a…ガイドレール(第2通路)、15…変向部(変向移動手段)、
31…加熱導体部(加熱部)。

Claims (4)

  1. 被処理部を有する処理対象物を、所定の第1方向に沿って直線移動させる第1移動手段
    と、
    前記処理対象物の前記被処理部に対向配置される加熱部を有する一対の加熱ユニットと、
    一対の前記加熱ユニットを、前記第1方向に交差する第2方向に沿って直線移動させる第2移動手段と、
    前記加熱ユニットの向きを変える変向手段と、
    を備え、
    前記変向手段は、前記加熱部が前記被処理部に向くよう、前記加熱ユニットを変向し、
    前記第2移動手段は、前記第1移動手段によって前記第1方向に沿って移動される前記処理対象物の前記被処理物と前記各加熱ユニットの前記加熱部との間のギャップを所定値に維持するよう、前記一対の加熱ユニットを前記第2方向に沿って互いに接離するよう移動させる
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記被処理部は円形状に連続する領域であり、
    一対の前記加熱ユニットは、第1方向に沿って前記処理対象物が通過する第1通路を挟んで配置されるとともに、前記被処理部の中心を通る中心線上において回転して変向され、
    前記処理対象物は前記一対の加熱ユニットの間を通って前記第1方向に移動することを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記加熱ユニットは、前記加熱部に接続される高周波電源と、変成器と、を備えることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  4. 一対の加熱ユニットの加熱部をそれぞれ被処理部のうち一部に対向させて誘導加熱により前記被処理部を加熱し、前記被処理部を有する処理対象物を所定の第1方向に沿って直線移動させるとともに、前記加熱部の向きを変えながら、前記第1方向に沿って移動される前記処理対象物の前記被処理部と前記各加熱ユニットの前記加熱部との間のギャップを所定値に維持するよう、一対の前記加熱ユニットを前記第1方向と交差する第2方向に沿って互いに接離するよう直線移動させる、移動加熱工程を備えたことを特徴とする、誘導加熱方法。
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