JP5666126B2 - 単一トラック式光学エンコーダ - Google Patents

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Description

[関連出願との相互参照]
本特許出願は、「Optical Encoder Systems, Devices and Methods」という名称のYee Loong Chin他への米国特許出願第____号と同じ日付に提出された。その特許の全体は、参照することによって本願に組み込まれる。
[発明の分野]
本願で説明される発明の種々の実施形態は、光学エンコーダとそれに関連した構成要素、装置、システム及び方法に関する。
光学エンコーダは一般的に、モータ制御システム内の閉ループ・フィードバック制御などの、アプリケーション内の動き検出器として使用される。一例として、多くの光学エンコーダは、位置をコード化するために回転運動又は直線運動を2チャネルのディジタル出力に変換するように構成される。
多くの光学エンコーダは、LEDを光源として使用する。透過式エンコーダでは、光はLED上に配置されたレンズによって平行ビームにコリメートされる。発光体の反対側には、一般に、フォトダイオード・アレイ及び信号プロセッサから構成される光検出器が存在する。コード・ホイール又はコード・ストリップなどのコード・スケール(code scale)が発光体と光検出器との間を移動すると、光ビームは、コード・スケール上に配置されたバーとスペースのパターンによって断続される。同様に、反射式又はイメージング式エンコーダでは、LED上のレンズは光をコード・スケールに合焦させる。光は、光検出器の上に配置されたレンズに向かって反射されるか又は反射されない。コード・スケールが動くと、バーとスペースに対応する明暗パターンの交番パターンがフォトダイオードに当たる。フォトダイオードはこれらのパターンを検出し、対応する出力が信号プロセッサによって処理されて、ディジタル波形が発生される。そのようなエンコーダの出力は、一例として、モータの位置、速度及び加速度に関する情報を提供するために使用される。
3チャネル式光学エンコーダには、フォトダイオード・アレイI及びI’を有するインデックス・チャネル式光検出器が設けられている。ここで、インデックス・チャネル式光検出器は、データチャネルの軸と整列していない、またそれらと横方向にオフセットされている。しかしながら、そのようなエンコーダは、実現するためには大きな表面積とパッケージ寸法が必要であり、また光検出器が大きな表面積を必要とすることを考えると、コード・スケールと光検出器との間に位置合わせ不良が生じる可能性が大きくなる。そのような方法では、専用の光アライメント装置や工程が必要とされるため、製造費用や時間も一般に増加する。例えば、Leonardに対する米国特許第4,451,731号を参照されたい。
2チャネル光反射式エンコーダが、Bin Saidan他への米国特許第7,394,061号の中で開示されている(以後、「’061特許」と呼ぶ)。この’061特許では、第3のインデックス・チャネルの出力信号が、A、A’、B及びB’のデータチャネルに対応する信号の比較的複雑な処理を通して提供される。そのようなエンコーダでは、相当な資源と時間を、インデックス・チャネルの出力信号を発生するために必要な複雑な出力回路を設計するために振り向ける必要がある。さらに、データとインデックス・チャネルによって与えられた出力は、光検出器が発生した全電流が必要な出力信号を発生するには十分でない場合、劣化される可能性がある。その結果、A、A’、B及びB’チャネルの少なくとも幾つかの対は、インデックス・チャネルの出力信号を発生するために使用されることができない。より高い解像度では、データチャネル用光検出器の幅と対応する表面積が小さく、またそれらが発生する電流がインデックスの出力パルスを発生するには不十分であるため、’061特許の2チャネルの設計は実現できない。従って、別の電子回路が、フォトダイオードの電流を増加するために必要とされる。
市場は、より小さくより高い分解能の光反射式エンコーダを絶えず要求している。必要とされるのは、複雑で高価な信号処理用出力回路を使用することなく提供することができる、より小さくより高い分解能の光反射式エンコーダである。
本発明の分野に直接又は間接的に関係する内容を含む種々の特許には下記が含まれるが、これらに限定されることはない、すなわち、1984年5月29日の、Leonardへの米国特許第4,451,731号、2008年6月10日の、Foo他への米国特許第7,182,248号、2008年11月11日の、Ng他への米国特許第7,385,178号、2008年7月15日の、Wong他への米国特許第7,400,269号、2008年7月1日の、Saidan他への米国特許第7,394,061号、2006年10月26日の、Saxena他への米国特許出願第2006/0237540号、2008年1月21日の、Otsuka他への米国特許出願第2008/0024797号が含まれる。
上記で掲載した日付は、優先日、出願日、公開日及び発行日のいずれか1つに対応する。この背景技術の区分における上記の特許及び特許出願のリストは、出願人又はその弁護士によって承認されたものではなく、また上記リストからの1つ以上の出版物が出願人の種々の発明に関して従来技術を構成すると解釈してはならない。本願で参照される全ての印刷された出版物や特許のそれぞれの全体は、本願に組み込まれるものとする。
以下に記述された「発明の概要」、「発明を実施するための形態」及び「特許請求の範囲」を読んで理解すれば、当業者は、本願で列挙され印刷された明細書の中で開示されたシステム、装置、構成要素及び方法の少なくとも幾つかを、本発明の種々の実施形態の教示に基づいて好適に修正することができることは理解するであろう。
幾つかの実施形態では、反射式光学エンコーダが提供される。この反射式光学エンコーダは、上面を有する基板と、この上面に取り付けられ又は装着されて、そこから発光するように構成された発光体と、共通軸を有し、この共通軸に沿ってA及びBデータチャネル用光検出器とA’及びB’データチャネル用光検出器との対の複数の交互シーケンス、並びに少なくとも一対のインデックス・チャネルI及びI’用光検出器を配置した、上面に取り付けられ又は装着された単一トラック式光検出器と、インデックス及びデータ・ストリップを有して、共通軸に沿って移動するように構成されたコード・スケールとを具備し、A及びA’並びにB及びB’の光検出器は互いに90度位相をずらして配列され、コード・スケールが単一トラック式光検出器に関して動作できるように配置及び構成されて、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケールからデータチャネル及びインデックス・チャネル用光検出器に向かって反射される。
別の実施形態では、反射式光学エンコーダを作る方法が提供される。この方法には、上面を有する基板を設けるステップと、発光体をこの上面に取り付ける又は装着するステップと、自身に関連した共通軸を有し、この共通軸に沿ってA及びBデータチャネル用光検出器とA’及びB’データチャネル用光検出器との対の複数の交互シーケンス及びインデックス・チャネルI及びI’用光検出器の少なくとも1対を配置した単一トラック式光検出器を上面に取り付ける又は装着するステップと、単一トラック式光検出器に対してコード・スケールを位置決めしかつ動作可能に配置するステップとが含まれ、A及びA’光検出器並びにB及びB’光検出器は互いに90度位相をずらして配列され、コード・スケールがインデックス及びデータ・ストリップを備えて、コード・スケールが共通軸に沿って移動し、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケールからデータチャネル及びインデックス・チャネル用光検出器に向かって反射される。
さらに別の実施形態が本願で開示されても、明細書及びその図面を読んで理解すれば、当業者には明らかになるであろう。
本発明の種々の実施形態の様々な態様は、下記の明細書、図面及び請求の範囲から明らかになる。
本発明の反射式光学エンコーダ10の第1の実施形態を示す図である。 図1の実施形態によって与えられた例示的な出力信号を示す図である。 本発明の反射式光学エンコーダ10の第2の実施形態を示す図である。 図3の実施形態によって与えられた例示的な出力信号を示す図である。 本発明の反射式光学エンコーダ10の第3の実施形態を示す図である。 図5の実施形態によって与えられた例示的な出力信号を示す図である。 本発明の反射式光学エンコーダ10の第4の実施形態を示す図である。 図7の実施形態によって与えられた例示的な出力信号を示す図である。
これらの図面は、必ずしも縮尺通りには描かれていない。同じ番号は、特に断りのない限り、図面全体を通して同じ部品又はステップを指している。
本発明の種々の実施形態では、単一トラック反射式光学エンコーダのシステム、装置及び方法が提供される。
「単一トラック式エンコーダ」という用語は、本願で使用される場合、単一のコード・スケールを備えた光学エンコーダを意味する。この単一コード・スケールは、その上又は中に形成又は与えられたデータ又はコードのパターン又はバー及びインデックスのパターン又はバーを有し、データ及びインデックス・パターンは、データチャネル及びインデックス・チャネル用光検出器を有する対応する単一トラックの上に配置された、単一トラック内の共通の単一軸に沿って一緒に移動する。
図1は、反射式光学エンコーダ10の1つの実施形態を示している。ここでは、単一トラック式光検出器48が、基板(図1には示されていない)の上面に取り付けられるか又は装着されている。発光体(これも図示されていない)も基板の上面に取り付けられるか又は装着されて、そこから発光するように構成されている。単一トラック式光検出器48は、共通軸47を有している。A及びBデータチャネル用光検出器及びA’及びB’データチャネル用光検出器14の対の複数の交互シーケンス、並びに少なくとも一対のインデックス・チャネルI及びI’用光検出器20a及び20bが、共通軸47に沿って配置されている。このインデックス・チャネル用光検出器は、図1の実施形態によれば、単一トラック式光検出器48の対向する端部43及び45に配置されている。A及びA’並びにB及びB’データチャネル用光検出器14のそれぞれの対は、互いに90度位相をずらして配列される。コード・スケール30は、インデックス及びデータ・ストリップ31及び33を備えている。このコード・スケールは、当面の特定のアプリケーションに依存するが、軸49に沿って順方向及び/又は逆方向に移動するように構成される。コード・スケール30の軸49は、単一トラック式光検出器48の対応する軸47に少なくともほぼ一致しかつ平行している。コード・スケール30は、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケール30からデータ及びインデックス・チャネル用光検出器14、20a及び20bに向かって反射されるように、単一トラック式光検出器48と動作できるように配置及び構成される。
図1の実施形態でさらに示されているように、データチャネル用光検出器A、A’、B及びB’(14)のそれぞれは、約「PD」(すなわち「光検出器」)に等しい第1の幅を有し、一方インデックス・チャネルI用光検出器20bは約PDの4倍に等しい第2の幅を有し、そしてインデックス・チャネルI’用光検出器20aは約PDの3倍に等しい第3の幅を有している。インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)に対する他の幅も、図3、図5及び図7で示されているように使用することができる。インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)に対する幅は、コード・スケール30上のインデックス・スケール31の幅とインデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)の幅との組合せが、データチャネル用光検出器A、A’、B及びB’14によって与えられた出力信号22及び24に関して360度の幅を有する出力パルス26を発生するように選択されることが好ましい(図2を参照のこと)。図1及び図2の実施例では、インデックス・スケール31の幅はPDの6倍に等しいが、反射(すなわち、明るい)及び非反射(すなわち、暗い)のデータ・ストリップ33の各対はPDの4倍に相当する組み合わされた幅を有する。従って、図1に示された2つの幅(すなわち、インデックス・ストリップ31の幅/データ・ストリップ33の明暗の対の組み合わされた幅)の比率は1.5である。インデックス・ストリップ及びデータ・ストリップの幅に関する他の比率は、約2.5(すなわち、約PDの10倍/PDの4倍)、約3.5(すなわち、約PDの14倍/PDの4倍)、及び約4.5(すなわち、約PDの18倍/PDの4倍)などと考えられている。
さらに、図1の実施形態の中にさらに示されているように、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)の高さHは、個々のデータチャネル用光検出器A、A’、B及びB’の高さhとは異なる。図1の実施形態では、データチャネル用光検出器14は第1の高さhを有し、インデックス・チャネルI用光検出器20bはhの約1.5倍に相当する第2の高さを有し、またインデックス・チャネルI’用光検出器20aはhの約0.9倍に等しい第3の高さを有する。インデックス・チャネル用光検出器I及びI’に対する別の高さも、図3、図5及び図7に示されているように、使用することができる。インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)に対する別の高さの実施例は、個々のデータチャネル用光検出器14の高さよりも約2倍、約3倍また約4倍よりも大きい。
反射式光学エンコーダ10の種々の実施形態では、1つ以上のインデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びインデックス・チャネル用光検出器I’(20a)の高さHを、データチャネル用光検出器14の対応する高さに関して大きくして、I及びI’の光検出器によって提供される電流を増加するために付加的な電子回路を設ける必要なく、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)に対応するチャネルI用コンパレータ25から十分な電圧出力を提供することができる。
当業者はここで、インデックス・チャネル用光検出器、データチャネル用光検出器、及びコード・ホイールのインデックス及びデータ・ストリップの幅及び高さの好適なほぼ無限の順列や組合せを、本願で開示された教示に基づいて使用することができることは理解するであろう。
反射単一トラック式光学エンコーダでは、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びインデックス・チャネル用光検出器I’(20a)の少なくとも1つの高さが、対応するデータチャネル用光検出器14の高さの少なくとも約1.5倍よりも高くない場合は、約100LPI、約200LPI、約250LPI、及び/又は約300LPIを超えるライン/インチ(「LPI」)分解能を確実に得ることはできないことが発見されている。
「分解能」という用語は、本願で使用される場合は、光学エンコーダ10によって達成される基本的な分解能を意味するものであり、例えば、ディジタル信号プロセッサ(「DSP」)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、CPU、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、集積回路(「IC」)又は他の任意の適当な信号処理又はコンピュータ用電子回路を用いて、エンコーダ10によって与えられた出力信号22、24及び26に対して何らかの処理が後で行われる前の分解能を指す。そのような処理技術は、エンコーダ10によって与えられた基本的な又は基礎的な分解能をさらに広げることができる。図1の実施形態にさらに示されているように、A及びA’データチャネル、B及びB’データチャネル、及びI及びI’インデックス・チャネルのそれぞれは、チャネルA用コンパレータ21、チャネルB用コンパレータ23、及びチャネルI用コンパレータ25にそれぞれ動作可能に接続されて、アナログ信号のA及びA’、B及びB’、及びI及びI’の対を、それぞれ、それらのコンパレータに提供する。コンパレータ21、23及び25は、単一チャネル式光検出器48によって、そこに与えられた各アナログ信号の対を比較して、図2に示されているように、ディジタル出力信号22、24及び26をそこから提供する。
ここで図2を参照すると、チャネルA用コンパレータ21が、データチャネルA及びA’によって配送されたアナログ信号を比較し、ディジタル出力信号を22を提供していることが分かる。この出力信号22は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルA及びA’用光検出器に対して順次反射される場合の、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。同様に、チャネルB用コンパレータ23は、データチャネルB及びB’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号24を提供している。この出力信号24は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルB及びB’用光検出器に対して順次反射される場合の、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。図2に示されているように、出力信号22及び24は、互いに約90度位相がずれている。チャネルI用コンパレータ25は、インデックス・チャネルI及びI’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号26を提供する。出力信号26は、チャネルA及びB用コンパレータ21及び23が提供したデータ用出力パルス22及び24よりも幅がかなり大きいインデックス用出力パルスであり、ある実施形態では、データ用出力パルス22及び24の幅に対して約360度の幅を有している。
図1のインデックス・ストリップ31は、データ・ストリップ33に対応する交番するバー及びウィンドウ領域の上部に並んで配置された不透明領域の6個のストリップを示している。コード・スケール30が単一トラック式光検出器48に対して移動すると、アナログ信号がインデックス・チャネルI用光検出器20b及びインデックス・チャネルI’用光検出器20aによって発生される。別の方法では、インデックス・チャネルI用光検出器20bはハイレベルの信号を発生する。ローレベルの信号は、インデックス・ストリップ33の6個の不透明領域が、インデックス・チャネルI用光検出器20bのフォトダイオードと整列したときに発生される。
図2を参照すると、チャネルIのディジタル出力信号26が、アナログのフォトダイオードIの信号27とアナログのフォトダイオードI’の信号29の両方が互いにクロスオーバするときに、信号処理によって発生される。図4、図6及び図8で示されたディジタルのインデックス・チャネル用出力信号26に対して、同じ原理が適用される。
図1の実施形態の発光体、単一トラック式光検出器48、及びコード・スケール30は、エンコーダ20が約100ライン/インチ(LPI)、約150LPI、約200LPI、又は約300LPIを超える分解能を提供できるように合わせて構成されることができることに注意されたい。
種々の実施形態では、反射式光学エンコーダ10は、光学的に透明な材料から構成されるドーム・レンズを備え、発光体と単一トラック式光検出器38との間に配置された光学的に不透明な光バリアも備えることができる。この光バリアは、迷光が単一トラック式光検出器38に入射するのを防止又は阻止するように構成されている。データチャネル用光検出器14及びインデックス・チャネル用光検出器20a及び20bは、1つの集積回路ダイ上に配置することもできる。発光体と単一トラック式光検出器48が配置される基板はプリント基板とし、リードフレームはプラスチックから構成する又はポリマー又は他の任意の適当な組成又は材料から形成することができる。
図3を参照すると、反射式光学エンコーダ10の別の実施形態が示されている。この実施形態では、単一トラック式光検出器48が基板(図3には示されていない)の上面に取り付けられるか又は装着されている。発光体(これも図示せず)も上面に取り付けられるか又は装着されて、1つの態様では、そこから発光するように構成される。単一トラック式光検出器48は、共通軸47を有している。A及びBデータチャネル用光検出器及びA’及びB’データチャネル用光検出器14の対の複数の交互シーケンス、並びに2つのインデックス・チャネルI’用光検出器20a及び1つのインデックス・チャネルI用光検出器20bが、共通軸47に沿って配置されている。このインデックス・チャネル用光検出器は、図3の実施形態によれば、単一トラック式光検出器48の対向する端部43及び45に配置されている。A及びA’並びにB及びB’データチャネル用光検出器14のそれぞれの対は、互いに90度位相をずらして配列される。コード・スケール30は、インデックス及びデータ・ストリップ31及び33を備えている。このコード・スケールは、当面の特定のアプリケーションに依存するが、軸49に沿って順方向及び/又は逆方向に移動するように構成される。コード・スケール30の軸49は、単一トラック式光検出器48の対応する軸47に少なくともほぼ一致しかつ平行している。コード・スケール30は、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケール30からデータ及びインデックス・チャネル用光検出器14、20a及び20bに向かって反射されるように、単一トラック式光検出器48と動作できるように配置及び構成される。
図3の実施形態でさらに示されているように、データチャネル用光検出器A、A’、B及びB’(14)のそれぞれは、約「PD」(すなわち「光検出器」)に等しい第1の幅を有し、一方インデックス・チャネルI用光検出器20bは約PDに等しい第1の幅を有し、そしてインデックス・チャネルI’用光検出器20aは約PDの4倍に等しい第2の幅を有している。
図3の実施形態にさらに示されているように、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)及びI’(20a)の高さHは、個々のデータチャネル用光検出器A、A’、B及びB’の高さhとは異なる。図3の実施形態では、データチャネル用光検出器14の高さは第1の高さhであり、一方インデックス・チャネルI用光検出器20b及びインデックス・チャネルI’用光検出器20aの高さは、hの約1.5倍に等しい第2の高さである。図3に示されている実施形態では、インデックス・チャネルI’用光検出器が2つの別個の光検出器20aを具備し、それぞれの光検出器の幅はPDであり、距離PDだけ離れていることに注意されたい。図3に示されている実施形態では、インデックス・ストリップ31の幅はPDの6倍であるが、データ・ストリップの幅はPDの2倍である。
図3の実施形態にさらに示されているように、A及びA’データチャネル、B及びB’データチャネル、及びI及びI’インデックス・チャネルはそれぞれ、チャネルA用コンパレータ21、チャネルB用コンパレータ23、及びチャネルI用コンパレータ25に動作可能に接続されて、アナログ信号のA及びA’、B及びB’、及びI及びI’の対を、それぞれ、それらのコンパレータに提供する。コンパレータ21、23及び25は、単一チャネル式光検出器48によってそこに与えられた各アナログ信号の対を比較して、図4に示されているように、ディジタル出力信号22、24及び26をそこから提供する。
図4を参照すると、チャネルA用コンパレータ21が、データチャネルA及びA’によって配送されたアナログ信号を比較して、ディジタル出力信号22を提供していることが分かる。この出力信号22は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルA及びA’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。同様に、チャネルB用コンパレータ23は、データチャネルB及びB’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号24を提供している。この出力信号24は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルB及びB’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。図4に示されているように、出力信号22及び24は、互いに約90度位相がずれている。チャネルI用コンパレータ25は、インデックス・チャネルI及びI’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号26を提供する。この出力信号26は、チャネルA及びB用コンパレータ21及び23が提供したデータ出力パルス22及び24よりも幅がかなり大きいインデックス用出力パルスであり、データ出力パルス22及び24の幅に対して約360度の幅を有している。
図3の実施形態の発光体、単一トラック式光検出器48及びコード・スケール30は、エンコーダ20が約100ライン/インチ(LPI)、約150LPI、約200LPI、又は約300LPIを超える分解能を提供できるように合わせて構成することができることに注意されたい。
ここで図5を参照すると、反射式光学エンコーダ10の別の実施形態が示されている。この実施形態では、単一トラック式光検出器48が基板(図5には示されていない)の上面に取り付けられるか又は装着されている。発光体(これも図示せず)も上面に取り付けられるか又は装着されて、1つの態様では、そこから発光するように構成される。単一トラック式光検出器48は、共通軸47を有している。A及びBデータチャネル用光検出器及びA’及びB’データチャネル用光検出器14の対の複数の交互シーケンス、単一トラック式光検出器48の中央部41に配置された4個のインデックス・チャネルI用光検出器20b、及び図5の実施形態によれば、単一トラック式光検出器48の対向する端部43及び45にそれぞれ配置されている2つのインデックス・チャネルI’用光検出器20aが、共通軸47に沿って配置されている。A及びA’並びにB及びB’データチャネル用光検出器14のそれぞれの対は、互いに90度位相をずらして配列される。コード・スケール30は、インデックス及びデータ・ストリップ31及び33を有している。このコード・スケールは、当面の特定のアプリケーションに依存するが、軸49に沿って順方向及び/又は逆方向に移動するように構成される。コード・スケール30の軸49は、単一トラック式光検出器48の対応する軸45に少なくともほぼ一致すると共に平行している。コード・スケール30は、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケール30からデータ及びインデックス・チャネル用光検出器14、20a及び20bに向かって反射されるように、単一トラック式光検出器48と動作できるように配置及び構成される。
図5の実施形態でさらに示されているように、データチャネル用光検出器A、A’、B及びB’(14)のそれぞれは、約「PD」に等しい第1の幅を有し、一方インデックス・チャネルI用光検出器20bは約PDの4倍に等しい幅を有し、そしてインデックス・チャネルI’用光検出器20aはそれぞれ約PDの2倍に等しい幅を有している。
図5の実施形態にさらに示されているように、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)の高さHは、個々のデータチャネル用光検出器A、A’、B及びB’、並びにインデックス・チャネルI’用光検出器20aの高さhとは異なっている。図5の実施形態では、データチャネル用光検出器14とインデックス・チャネルI’用光検出器20aの高さは第1の高さhであり、一方インデックス・チャネルI用光検出器20b及びインデックス・チャネルI’用光検出器20bの高さは、hの約2倍に等しい第2の高さである。図5に示されている実施形態では、インデックス・チャネルI’用光検出器が2つの別個の光検出器20aを具備し、それぞれの光検出器の幅はPDであるが、インデックス・チャネルI用光検出器は4個の別個の光検出器20bを有し、それぞれの光検出器の幅はPDであることに注意されたい。図5に示されている実施形態では、インデックス・ストリップ31の幅はPDの6倍であるが、データ・ストリップの幅はPDの2倍である。
図1及び図3に例示されたものと同様の態様では、図5のA及びA’データチャネル、B及びB’データチャネル、及びI及びI’インデックス・チャネルはそれぞれ、チャネルA用コンパレータ21、チャネルB用コンパレータ23、及びチャネルI用コンパレータ25に動作可能に接続されて、アナログ信号のA及びA’、B及びB’、及びI及びI’の対を、それぞれ、それらのコンパレータに提供する。コンパレータ21、23及び25は、単一チャネル式光検出器48によってそこに与えられた各アナログ信号の対を比較して、図6に示されているように、ディジタル出力信号22、24及び26をそこから提供する。
ここで図6を参照すると、チャネルA用コンパレータ21が、データチャネルA及びA’によって配送されたアナログ信号を比較して、ディジタル出力信号を22を提供していることが分かる。この出力信号22は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルA及びA’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。同様に、チャネルB用コンパレータ23は、データチャネルB及びB’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号24を提供している。この出力信号24は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルB及びB’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。図6に示されているように、出力信号22及び24は、互いに約90度位相がずれている。チャネルI用コンパレータ25は、インデックス・チャネルI及びI’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号26を提供する。この出力信号26は、チャネルA及びB用コンパレータ21及び23が提供したデータ出力パルス22及び24よりも幅がかなり大きいインデックス用出力パルスであり、データ出力パルス22及び24の幅に対して約360度の幅を有している。
図5の実施形態の発光体、単一トラック式光検出器48及びコード・スケール30は、エンコーダ20が約100ライン/インチ(LPI)、約150LPI、約200LPI、約250LPI、及び/又は約300LPIを超える分解能を提供できるように合わせて構成されることができることに注意されたい。
図7を参照すると、反射式光学エンコーダ10のさらに別の実施形態が示されている。この実施形態では、単一トラック式光検出器48が基板(図7には示されていない)の上面に取り付けられるか又は装着されている。発光体(これも図示せず)も上面に取り付けられるか又は装着されて、1つの態様では、そこから発光するように構成される。単一トラック式光検出器48は、共通軸47を有している。A及びBデータチャネル用光検出器及びA’及びB’データチャネル用光検出器14の対の複数の交互シーケンスが、共通軸47に沿って配置され、単一トラック式光検出器48の対向する端部43及び45に2個のインデックス・チャネルI用光検出器20bが配置され、及び共通軸47に平行な方向に沿っているが、データチャネル用光検出器14からは横方向に並置されて共通軸47には沿っていない長径を有する単一のインデックス・チャネルI’用光検出器20aが、配置されている。A及びA’並びにB及びB’データチャネル用光検出器14のそれぞれの対は、互いに90度位相をずらして配列される。コード・スケール30は、インデックス・ストリップ及びデータ・ストリップ31及び33を有している。このコード・スケールは、当面の特定のアプリケーションに依存するが、軸49に沿って順方向及び/又は逆方向に移動するように構成される。コード・スケール30の軸49は、単一トラック式光検出器48の対応する軸45に少なくともほぼ一致すると共に平行している。コード・スケール30は、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケール30からデータ及びインデックス・チャネル用光検出器14、20a及び20bに向かって反射されるように、単一トラック式光検出器48と動作できるように配置及び構成される。
図7の実施形態でさらに示されているように、データチャネル用光検出器A、A’、B及びB’(14)のそれぞれは、約「PD」に等しい第1の幅を有し、一方インデックス・チャネルI用光検出器20bは約PDの4倍に等しい幅を有している。インデックス・チャネルI’用光検出器20aの幅は、約PDの1倍に等しい。
図7の実施形態にさらに示されているように、インデックス・チャネル用光検出器I(20b)の高さHは、個々のデータチャネル用光検出器A、A’、B及びB’の高さhとは異なっている。図7に示されているように、インデックス・チャネルI用光検出器20bの高さHは、hの約1.5倍に等しく、一方インデックス・チャネルI’用光検出器20aの高さは、hの約0.4倍である。図7に示されている実施形態では、インデックス・チャネルI’用光検出器が1つの別個の光検出器20aを備えているが、インデックス・チャネルI用光検出器20bは2個の別個の光検出器20bを有し、各光検出器の幅はそれぞれPDの約4倍と1倍であることに注意されたい。図7に示されている実施形態では、インデックス・ストリップ31の幅はPDの6倍であるが、データ・ストリップの幅はPDの2倍である。
図1及び図3に例示されたものと同様の態様では、図7のA及びA’データチャネル、B及びB’データチャネル、及びI及びI’インデックス・チャネルはそれぞれ、チャネルA用コンパレータ21、チャネルB用コンパレータ23、及びチャネルI用コンパレータ25に動作可能に接続されて、アナログ信号のA及びA’、B及びB’、及びI及びI’の対を、それぞれ、それらのコンパレータに提供する。コンパレータ21、23及び25は、単一チャネル式光検出器48によってそこに与えられた各アナログ信号の対を比較して、図8に示されているように、ディジタル出力信号22、24及び26をそこから提供する。
ここで図8を参照すると、チャネルA用コンパレータ21が、データチャネルA及びA’によって配送されたアナログ信号を比較して、ディジタル出力信号22を提供していることが分かる。この出力信号22は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルA及びA’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。同様に、チャネルB用コンパレータ23は、データチャネルB及びB’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号24を提供している。この出力信号24は、コード・スケール30が単一トラック式光検出器48の上を移動して、発光体によって放射された光が、共通軸47に沿って配置されたチャネルB及びB’用光検出器に対して順次反射される場合に、コード・スケール30上のデータ・ストリップ33から反射された光の検出に対応する出力パルスの列である。図8に示されているように、出力信号22及び24は、互いに約90度位相がずれている。チャネルI用コンパレータ25は、インデックス・チャネルI及びI’によって配送されたアナログ信号を比較することによって、ディジタル出力信号26を提供する。この出力信号26は、チャネルA及びB用コンパレータ21及び23が提供したデータ出力パルスよりも幅がかなり大きいインデックス用出力パルスであり、データ出力パルス22及び24の幅に対して約360度の幅を有している。
図7の実施形態の発光体、単一トラック式光検出器48及びコード・スケール30は、エンコーダ20が約100ライン/インチ(LPI)、約150LPI、約200LPI、約250LPI、及び/又は約300LPIを超える分解能を提供できるように合わせて構成されることができることに注意されたい。
本発明の種々の実施形態は幾つかの問題を解決すると共に、幾つかの利点を有している。ある実施形態では、単一トラック式光検出器48により、エンコーダの大きさとコストを減少させることができ、これにより、2つのデータチャネルと1つのインデックス・チャネルを1つのトラックに沿って配置することができ、また3つのチャネルに対応する光検出器アレイを1つの集積回路ダイ上に配置することができることが分かる。一般に、反射式光学エンコーダの中の集積回路は、反射式光学エンコーダの中では1つの最も高価な構成要素である。本願で開示された単一トラック構成によって設置面積と大きさを小さくすることが可能にされたため、分解能が高い小型のエンコーダを作ることができる。さらに、発光体によって光が広げられる面積及びコード・スケールは、より小型にすることができる。その理由は、データチャネル及びインデックス・チャネル用光検出器の表面積を、本願で開示された単一トラック式光検出器を用いて小さくすることができるためである。コード・スケールと光検出器との間の径方向の位置合わせ不良に対する感度は、1つの検出器用トラックしか使用しないため減少される。その結果、コード・ホイールと光検出器との間の位置合わせ不良は減少され、またコード・スケールを光検出器に整列させるための特別な装備を必要としないので、製造及び組立のコストは低減される。幾つかの実施形態では、電流出力を増加するために付加的な回路を使用する、又はインデックス・チャネル用出力信号を発生するために込み入った論理操作を行う必要がないため、従来技術で必要とされた複雑な電子回路を省くことができる。この反射式光学エンコーダの種々の実施形態により、従来よりも遙かに高い分解能を実現できるだけでなく、エンコーダの大きさと設置面積をより小さくすることができる。これらの種々の実施形態は比較的単純でまた容易に実現することができ、従来よりも小さい光放射領域を使用することができ、その結果としてパッケージを小さくし、コード・ホイールと光検出器用フォトダイオード・アレイに位置合わせ不良が生ずる可能性を減らし、ダイと構体のコストを低減し、従来の単純な電子回路を使用することができ、また回路の再設計を行う必要性を除くことができる。さらに、幾つかの実施形態では、インデックス・チャネルI及びI’がデータチャネルA、A’、B及びB’とフォトダイオードを共有しないため、種々のインデックス用パルス幅を当面の特定のアプリケーションに基づいて発生することができる。
本願で説明された様々な構成要素、装置及びシステムを作る方法は、本発明の範囲の中に含まれる。一例として、反射式光学エンコーダを作る方法が提供される。この方法には、上面を有する基板を提供するステップと、発光体をこの上面に取り付ける又は装着するステップと、自身に関連した共通軸と移動方向を有し、この共通軸に沿ってA及びBデータチャネル用光検出器とA’及びB’データチャネル用光検出器との対の複数の交互シーケンス及びインデックス・チャネルI及びI’用光検出器の少なくとも1対を配置した単一トラック式光検出器を上面に取り付ける又は装着するステップと、単一トラック式光検出器に対してコード・スケールを位置決めしかつ動作可能に配置するステップと、が含まれ、A及びA’、B及びB’及びI及びI’光検出器は互いに90度位相をずらして配列され、かつコード・スケールがインデックス及びデータ・ストリップを備えて、コード・スケールが共通軸に沿って移動し、発光体から放射された光の少なくとも一部がコード・スケールからデータチャネル及びインデックス・チャネル用光検出器に向かって反射される。そのような方法は、それぞれのデータチャネル用光検出器に第1の幅を、またインデックス・チャネルI用光検出器及びインデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つに、第1の幅に対して約1.5、2、3又は4倍以上の第2の幅を与えるステップをさらに備えることができる。
先に開示された実施形態に加えて、種々の実施形態が考えられる。例えば、単一トラックや前述された実施形態の他の機構を備えた透過式光学エンコーダが特に考えられる。
前述された実施形態は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の実施例として考えるべきである。本発明の前述の実施形態に加えて、詳細な説明及び添付した図面を詳細に調べると、本発明の別の実施形態が存在することが分かるであろう。従って、明示的に本願に記載されていない本発明の前述した実施形態の多くの組合せ、置き換え、変更及び修正は、本発明の範囲の中に含まれるものとする。

Claims (24)

  1. 反射式光学エンコーダであって、
    上面を有する基板と、
    前記上面に取り付けられ又は装着されて、そこから発光するように構成された発光体と、
    共通軸を有し、前記共通軸に沿って配置されたA及びBデータチャネル用光検出器とA’及びB’データチャネル用光検出器との対の複数の交互シーケンスを有すると共に、少なくとも一対のインデックス・チャネルI及びI’用光検出器を有する、前記上面に取り付けられ又は装着された単一トラック式光検出器と、
    インデックス及びデータ・ストリップを有し、前記共通軸に沿って移動するように構成されたコード・スケールとを備え、
    前記A及びA’並びに前記B及びB’の光検出器は互いに90度位相をずらして配列され、前記コード・スケールが前記単一トラック式光検出器に関して動作できるように配置及び構成されて、前記発光体から放射された光の少なくとも一部が前記コード・スケールから前記データチャネル及び前記インデックス・チャネル用光検出器に向かって反射され、
    前記各データチャネル用光検出器が第1の幅および第1の高さを有し、前記インデックス・チャネルI用光検出器及び前記インデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが、前記第1の幅の1.5倍より大きい、2倍より大きい、又は3倍より大きい第2の幅を有し、
    前記インデックス・チャネルI用光検出器及びインデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが前記第1の高さより大きい第2の高さを有する、反射式光学エンコーダ。
  2. 前記第2の高さが、前記第1の高さの1.5倍より大きい、請求項1に記載の反射式光学エンコーダ。
  3. 前記第2の高さ、前記第1の高さの2より大きい、請求項1に記載の反射式光学エンコーダ。
  4. 前記第2の高さ、前記第1の高さの3より大きい、請求項1に記載の反射式光学エンコーダ。
  5. 記インデックス・チャネルI用光検出器及び前記インデックス・チャネルI’用光検出器の1つが前記第1の高さ及び第2の高さ以下の第3の高さを有する請求項1〜4の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  6. 記第3の高さが、前記第1の高さの0.9倍である請求項に記載の反射式光学エンコーダ。
  7. 前記コード・スケール上の反射形及び非反射形データ・ストリップの対が合わせて第1のコード対幅を有し、前記コード・スケール上の前記インデックス・ストリップが第2のインデックスコード幅を有し、前記第2のインデックスコード幅が前記第1のコード対幅の少なくとも1.5倍である請求項1〜6の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  8. 前記コード・スケール上の反射形及び非反射形データ・ストリップの対が合わせて第1のコード対幅を有し、前記コード・スケール上の前記インデックス・ストリップが第2のインデックスコード幅を有し、前記第2のインデックスコード幅が前記第1のコード対幅の少なくとも2.5倍である請求項1〜6の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  9. 前記コード・スケール上の反射形及び非反射形データ・ストリップの対が合わせて第1のコード対幅を有し、前記コード・スケール上の前記インデックス・ストリップが第2のインデックスコード幅を有し、前記第2のインデックスコード幅が前記第1のコード対幅の少なくとも3.5倍である請求項1〜6の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  10. 前記インデックス・チャネルI用光検出器及びインデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが、少なくとも2つの別個の光検出器を備える請求項1〜9の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  11. 記少なくとも2つの別個の光検出器が前記第1の幅の距離だけ分離されている請求項10に記載の反射式光学エンコーダ。
  12. 記インデックス・チャネルI用光検出器及び前記インデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが少なくとも4個の隣接する別個の光検出器を有し、前記それぞれの別個の光検出器が前記第1の幅を有する請求項1〜11の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  13. 前記少なくとも4個の隣接する別個の光検出器が前記単一トラック式光検出器の中央に配置される請求項12に記載の反射式光学エンコーダ。
  14. 前記インデックス・チャネルI用光検出器が前記少なくとも4個の隣接する別個の光検出器を具備し、前記インデックス・チャネルI’用光検出器が2個の隣接する別個の光検出器の少なくとも第1及び第2の対を具備し、前記それぞれの別個の光検出器が前記第1の幅を有し、前記第1及び第2の対がそれぞれ前記単一トラック式光検出器の第1及び第2の端部に配置される請求項13に記載の反射式光学エンコーダ。
  15. A及びA’データチャネル、B及びB’データチャネル、及びI及びI’インデックス・チャネルのそれぞれが、チャネルA、チャネルB、及びチャネルI用コンパレータにそれぞれ動作可能に接続されて、アナログ信号のA及びA’、B及びB’、及びI及びI’の対を、それぞれ前記チャネルA、チャネルB、及びチャネルI用コンパレータに提供する請求項1〜14の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  16. 前記チャネルA、チャネルB、及びチャネルI用コンパレータのそれぞれが、前記コンパレータに配送されたA及びA’、B及びB’、及びI及びI’のアナログ信号の対の間の比較に基づいて、ディジタルのハイ及びローの出力信号をそこから提供するように構成される請求項15に記載の反射式光学エンコーダ。
  17. 前記発光体、前記単一トラック式光検出器、及び前記コード・スケールが、前記エンコーダが100ライン/インチ(LPI)、200ライン/インチ(LPI)、250ライン/インチ(LPI)、300LPI、又は400ライン/インチ(LPI)を超える分解能を提供することを可能にするように構成される請求項1〜16の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  18. 光学的に透明な材料から構成される1つのドーム・レンズをさらに備える請求項1〜17の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  19. 前記発光体と前記単一トラック式光検出器との間に配置された光学的に不透明な光バリアをさらに備え、前記光バリアは、迷光が前記単一トラック式光検出器に入射するのを防止又は阻止するように構成さる、請求項1〜18の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  20. 前記データチャネル用光検出器及び前記インデックス・チャネル用光検出器が1つのダイ上に配置される請求項1〜19の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  21. 前記基板はプリント基板であり、リードフレームはプラスチックからなるか又はポリマーから形成され請求項1〜20の何れかに記載の反射式光学エンコーダ。
  22. 反射式光学エンコーダを製作する方法であって、
    上面を有する基板を提供し、
    発光体を前記上面に取り付ける又は装着し、
    自身に関連した共通軸を有し、前記共通軸に沿って配置されたA及びBデータチャネル用光検出器とA’及びB’データチャネル用光検出器との対の複数の交互シーケンスを有すると共に、インデックス・チャネルI及びI’用光検出器の少なくとも1対を有する単一トラック式光検出器を前記上面に取り付ける又は装着し、前記各データチャネル用光検出器が第1の幅および第1の高さを有し、前記インデックス・チャネルI用光検出器及び前記インデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが、第2の高さを有し、前記第2の高さが前記第1の高さより大きく、前記インデックス・チャネルI用光検出器及び前記インデックス・チャネルI’用光検出器の少なくとも1つが、前記第1の幅の1.5倍より大きい、2倍より大きい、又は3倍より大きい第2の幅を有し、前記A及びA’、並びにB及びB’光検出器が互いに90度位相をずらして配列され、
    前記単一トラック式光検出器に対してコード・スケールを位置決めしかつ動作可能に配置することを含み、
    前記コード・スケールがインデックス及びデータ・ストリップを備え、前記コード・スケールが前記共通軸に沿って移動し、前記発光体から放射された光の少なくとも一部が前記コード・スケールから前記データチャネル及び前記インデックス・チャネル用光検出器に向かって反射される、方法。
  23. 前記第2の高さが、前記第1の高さよりも1.5倍大きくは2より大きくされる、請求項22に記載の方法。
  24. 明暗の反射性及び非反射性のデータ・ストリップの交番する対を、前記コード・スケールに提供することをさらに含み、前記データ・ストリップの対が第1の幅を有し、前記少なくとも1つのコード・ストリップが第2の幅を有し、前記第2及び第1の幅の比率が、1.5、2.5及び3.5の1つである請求項22又は23に記載の方法。
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